JP3738782B2 - ナビゲーション装置及びナビゲーションシステム - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、ナビゲーション装置及びナビゲーションシステムに関し、詳細には、移動体の移動状況を報知するナビゲーション装置及びナビゲーションシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の移動体におけるナビゲーション装置やナビゲーションシステムとしては、例えば、GPS(Global Positioning System)を利用したものがある。
このGPSを利用したナビゲーション装置は、移動体毎、例えば、自動車等毎に搭載され、現在位置と目的位置を設定すると、現在位置から目的位置までの各種道順、例えば、最短の道順、主にメイン道路からなる道順、あるいは、短時間で行ける道順等を割り出して、この各種道順のうち、使用者が選択した道順を、上記現在位置や目的位置と共に、地図情報上に表示する。
【0003】
すなわち、GPSを利用したナビゲーション装置は、移動体毎に搭載され、メモリに地図情報を記憶している。ナビゲーション装置は、出発地点で、現在位置と目的位置が入力操作されると、その現在位置と目的位置から、各種道順を割り出し、選択された道順を、現在位置や目的位置とともに地図情報上に表示する。移動体が上記道順に従って走行を開始すると、ナビゲーション装置は、GPSの人工衛星からの所定の信号を受信して、この信号から自己の現在位置を算出し、算出した現在位置をメモリの地図情報に合成して表示装置に表示出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のナビゲーションシステムに用いられるナビゲーション装置にあっては、基本的には、個人で使用することを前提とし、複数(グループ)単位で使用することを前提としていないため、各ナビゲーション装置毎に現在位置と目的位置及び道順等を入力するようになっていた。
【0005】
したがって、グループ単位で同じ現在位置から同じ道順を通って同じ目的位置へ行くために、各ナビゲーション装置で、現在位置と目的位置の入力及び道順の選択等の各種ナビゲーションデータの入力操作を行う必要があり、設定操作が煩わしく、また、同じグループ内のナビゲーション装置で異なる設定を行ってしまうおそれがあり、ナビゲーション装置の利用性が悪いという問題があった。
【0006】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、少なくとも1つのナビゲーション装置で設定したナビゲーションデータを他のナビゲーション装置で共有でき、利用性の良好なナビゲーション装置及びナビゲーションシステムを提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明のナビゲーション装置は、請求項1に記載するように、
移動体の現在位置を生成して地図上に表示するナビゲーション装置であって、
ナビゲーション処理に必要な目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを設定する設定手段と、
この設定手段により設定された目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを他のナビゲーション装置に送信する制御手段と、
を備えることにより、上記目的を達成している。
【0008】
この場合、例えば、請求項2に記載するように、
出発位置又は現在位置と目的位置とに基づいて目的位置までの道順を算出する算出手段を備え、
前記設定手段は、前記算出手段により算出された目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを設定する手段を含むものであってもよい。
また、例えば、請求項3に記載するように、
前記設定手段は、現在位置、目的位置、目的位置までの道順等の各種のナビゲーションデータを設定する手段を含み、
前記設定手段により設定された各種のナビゲーションデータのうちの任意のナビゲーションデータを指定するの指定手段を備え、
前記制御手段は、前記指定手段により任意に指定されたナビゲーションデータを他のナビゲーション装置に送信するものであってもよい。
【0009】
また、本発明のナビゲーション装置は、請求項4に記載するように、
移動体の現在位置を生成して地図上に表示するナビゲーション装置であって、
他の複数のナビゲーション装置に対応する複数の識別データを1つのグループとして記憶する記憶手段と、
ナビゲーション処理に必要な現在位置、目的位置、又は道順を含むナビゲーションデータの設定操作、および前記記憶手段に記憶されているグループの指定操作を行う操作手段と、
前記操作手段で設定されたナビゲーションデータおよび前記操作手段で指定されたグループに含まれる、前記記憶手段に記憶されている複数の識別データを出力することにより、前記グループに含まれる複数のナビゲーション装置に対して前記ナビゲーションデータを送信する制御手段と、
を備えることにより、上記目的を達成している。
【0010】
この場合、例えば、請求項5に記載するように、
前記操作手段は、
現在位置、目的位置、道順等の各種のナビゲーションデータの設定操作を行う手段を備え、
前記記憶手段は、
前記グループに対応して前記制御手段により出力されるナビゲーションデータの種類を示す種類データを記憶し、
前記制御手段は、
前記グループに含まれる各ナビゲーション装置に対して、前記記憶手段に記憶されている種類データに対応した種類のナビゲーションデータを送信するものであってもよい。
【0012】
また、本発明のナビゲーションシステムは、請求項7に記載するように、
移動体の現在位置を生成して地図上に表示するナビゲーション装置を複数有するナビゲーションシステムであって、
前記複数のナビゲーション装置のうちの少なくとも一つのナビゲーション装置は、
ナビゲーション処理に必要な目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを設定する設定手段と、
この設定手段により設定された目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを他のナビゲーション装置に送信する送信手段と、
前記設定手段により設定された目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを前記送信手段より他のナビゲーション装置に送信させる制御手段と、
を備え、
前記ナビゲーション装置のうち他のナビゲーション装置は、
前記送信手段を備えたナビゲーション装置から送信されてきた目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータに基づいてナビゲーション処理に必要なナビゲーションデータを設定する制御手段と、
を備えることにより、上記目的を達成している。
【0023】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
図1〜図7は、本発明に係るナビゲーション装置及びナビゲーションシステムの一実施例を適用したナビゲーションシステムを示す図であり、本実施例は、自動車等の移動体に搭載されたナビゲーション装置及びナビゲーションシステムに適用したものである。
【0024】
まず、構成を説明する。
図1は、移動体の現在位置をGPS(Global Positioning System) により取得するナビゲーションシステム1の全体構成図である。
図1において、ナビゲーションシステム1は、自動車等の複数の移動体2a、2b、・・・に搭載されるナビゲーション装置(図2参照)3と複数のGPS衛星GS1、GS2、GS3、・・・等で構成されており、各移動体2a、2b、・・・に搭載されているナビゲーション装置3は、後述するように、GPS衛星GS1、GS2、GS3、・・・から発信されるGPS衛星信号を受信して、現在位置を算出するとともに、他の移動体2a、2b、・・・と通信する通信機能を有している。
【0025】
ナビゲーション装置3は、図2に示されるようにアンテナ4、無線部5、制御部(制御手段)6、GPSレシーバー7、地図データ記憶部(記憶手段)8、表示部9及び入力部(操作手段)10等を備えている。
【0026】
GPSレシーバー7は、各GPS衛星GS1、GS2、GS3、・・・から発信されたGPS衛星信号を受信し、所定の信号形態に変換して、制御部6に出力する。
【0027】
制御部6は、GPSレシーバー7から入力される3個ないし4個のGPS衛星GS1、GS2、GS3、・・・から発信されたGPS衛星信号の伝搬時間から距離をリアルタイムで計算し、二次元あるいは三次元の移動体の現在位置情報を算出する。この現在位置情報は、例えば、経度−緯度データによる位置情報である。
【0028】
制御部6は、CPU(Central Processing Unit )、ROM(Read Only Memory)11及びRAM(Random Access Memory)12等を備え、ROM11は、ナビゲーション装置3としてのプログラムや走行状態の検出、走行状態の記憶及び走行状態の表示等の処理プログラム、他のナビゲーション装置3とのナビゲーションデータの送・受信処理処理プログラム及びシステムデータ等を格納する。
【0029】
RAM(記憶手段)12は、ワークメモリとして使用されるとともに、図3及び図4に示すように、グループA、B、・・・毎にグループデータを記憶し、グループデータは、例えば、当該グループA、B、・・・を構成するメンバー名(MEMBER)、通信する際の呼出番号及び送信データ(ナビゲーションデータ)の項目等で構成されている。
【0030】
制御部6は、ナビゲーション装置3の各部を制御して、後述する地図データ記憶部8の記憶する地図データ上に移動体の現在位置を合成して表示部9に表示したり、入力部10で設定入力されたナビゲーションデータの設定データの記憶や必要なナビゲーションデータの他のナビゲーション装置3への送信あるいは他のナビゲーション装置3から送信されてきたナビゲーションデータの受信・設定処理等を行う。
【0031】
地図データ記憶部8は、例えば、CD−ROMドライバを備え、種々の縮尺の日本全土の地図情報を記憶するCD−ROMが装着される。この地図情報は、緯度及び経度により検索可能となっている。地図データ記憶部8は、制御部6の制御下で動作して、記憶媒体であるCD−ROMに格納されている地図データを読み出して、出力する。
【0032】
表示部9は、例えば、液晶表示装置が用いられており、移動体2a、2b、・・・の現在位置を地図データとともに表示し、後述する移動体の移動状況を表示するとともに、入力部10による各種入力データの表示を行う。
【0033】
入力部10は、各種データ入力及び属性情報の入力を行うためのキー、例えば、テンキーやアスタリスクキー等が設けられており、制御部6は、この入力部10のキー操作を走査して、キー入力に対応する各種処理を行う。すなわち、ナビゲーション装置3の利用者は、入力部10により、現在位置や目的位置の入力、現在位置から目的位置までの複数の道順のなかから希望する道順の選択及びナビゲーションデータの送信相手の指定、送信指示等の各種命令の入力を行う。
無線部5は、他のナビゲーション装置3との送・受信処理を行うものであり、アンテナ4は、他のナビゲーション装置3との間で電波信号を送・受信する。
【0034】
すなわち、アンテナ4は、他のナビゲーション装置3からの電波信号を受信すると、無線部5に出力し、無線部5は、アンテナ4から入力された電波信号を所定の信号形態に変換して、制御部6に出力する。
また、無線部5は、制御部6から入力される送信命令やナビゲーションデータを所定の信号形態に変換し、アンテナ4から電波信号として送信させる。
【0035】
したがって、上記アンテナ4及び無線部5は、全体として、他のナビゲーション装置3にナビゲーションデータを送信する送信手段及び他のナビゲーション装置3から送信されてきたナビゲーションデータを受信する受信手段として機能する。
【0036】
次に、本実施例の動作を説明する。
本実施例のナビゲーション装置3は、GPS衛星GS1、GS2、GS3、・・・からのGPS衛星信号により移動体の現在位置を取得して、地図情報上に現在位置を表示するだけでなく、他のナビゲーション装置3との間でナビゲーションデータの送・受信を行って、1つのナビゲーション装置3で設定したナビゲーションデータを他のナビゲーション装置3と共有できるところにその特徴がある。
【0037】
複数の移動体2a、2b、・・・が、ナビゲーション装置3を利用して、同じ現在位置から同じ目的位置まで、同じ道順を通って、移動する場合、1つの移動体2a、2b、・・・、例えば、移動体2aに搭載されているナビゲーション装置3でナビゲーションデータを設定すると、他の移動体2b、2c、・・・に搭載されているナビゲーション装置3に同じナビゲーションデータを送信して、設定することができる。
【0038】
すなわち、データ設定を行う移動体2aのナビゲーション装置3においては、図5に示すように、ナビゲーション装置3の利用者は、入力部10からナビゲーションデータのデータ設定を行う(ステップS1)。
このナビゲーションデータの設定では、出発位置としての現在位置と目的位置を入力し、利用する道順を選択する。
【0039】
すなわち、ナビゲーション装置3は、現在位置と目的位置が入力されると、現在位置から目的位置までの各種道順、例えば、図6に示すように、最短距離の道順X、最短時間の道順Y等を算出して、表示部9に表示させ、ナビゲーション装置3の利用者は、この道順の表示を見て、利用する道順、例えば、道順Xを入力部10から選択操作する。ナビゲーション装置3は、選択された道順、例えば、道順Xを表示部9に表示出力させる。なお、道順の選択は、予め最短距離の道順等を現在位置と目的位置を入力する際に同時に入力するものであってもよい。
【0040】
次に、ナビゲーション装置3は、グループ送信するかどうかの選択表示を表示部9に表示出力し、この表示に従って、ナビゲーション装置3の利用者が、入力部10からグループ送信するかどうかの入力操作を行うと、当該入力操作に応じた処理を行う(ステップS2)。
【0041】
すなわち、ナビゲーション装置3は、グループ送信が指定されると、次に、グループ番号の入力されるのを待って(ステップS3)、入力されたグループ番号に登録されているグループデータ(図3及び図4参照)をRAM12から読み出して、送信処理を行う。
【0042】
すなわち、RAM12には、図3及び図4に示したように、各グループA、B、・・・毎に、メンバー名、呼出番号及び送信データが記憶されており、この送信データは、ナビゲーションデータとして目的位置、現在位置及び道順等のデータのうち、どのデータを送信するのかの内容を示すデータである。
【0043】
なお、このグループデータは、予め入力部10から入力して、RAM12に記憶させる。また、図3、図4に示したグループデータに設定されている送信データをそのまま送るのではなく、入力部10により選択された送信データを送ってもよい。
【0044】
そして、ナビゲーション装置3は、指定されたグループA、B、・・・に登録されている呼出番号に対して発呼処理を行い(ステップS4)、相手のナビゲーション装置3が応呼すると、指定されたグループデータに登録されている送信データに対応する内容のナビゲーションデータを相手のナビゲーション装置3に送信する(ステップS5)。なお、送信データとしては、日時データや入力部10から入力されたメッセージデータ等を含むものであってもよい。
上記発呼処理及びデータ送信処理を指定されたグループA、B、・・・の送信データとして登録されているメンバーのナビゲーション装置3に対して順次行う。
【0045】
なお、送信方式は、これに限ることなくグループ識別データとナビゲーションデータとを送信して、他のナビゲーション装置でこのデータを受信し、このグループ識別データが自分が属しているグループの識別データであることのグループ識別データに対応するナビゲーションデータを取り込んで設定するようにしてもよい。この場合、図3及び図4のグループデータは、識別データと送信データ(ナビゲーションデータ)とからなり、受信側ナビゲーション装置では、自分の属するグループ識別データを記憶しておく。
【0046】
上記ステップS2で、グループ送信が指定されないと、呼出番号の入力を促す表示を表示部9に行って、呼出番号が入力されるのを待ち(ステップS6)、呼出番号が入力されると、次に、送信データの入力を促す表示を表示部9に行って、送信データが入力されるのを待つ(ステップS7)。
【0047】
なお、この送信データの入力は、上述のように、ナビゲーションデータとしてどのナビゲーションデータを送信するかを指定するものであり、例えば、送信するナビゲーションデータとして、目的位置だけなのか、目的位置と道順も送信するのか、あるいは、現在位置、目的位置及び道順も送信するのか等を指定するデータである。また、メッセージデータ等も送信データに含めることができる。
【0048】
ステップS7で、送信データが入力されると、ステップS6で入力された呼出番号を無線部5に送って、相手のナビゲーション装置3を発呼し(ステップS4)、相手のナビゲーション装置3が応呼すると、指定されたナビゲーションデータを送信する(ステップS5)。
【0049】
他の移動体2b、2c、・・・のナビゲーション装置3は、図7に示すように、呼出があるかどうか、所定周期でチェックし(ステップP1)、呼出があると、応呼して、送信されてくるナビゲーションデータをアンテナ4及び無線部5を介して受信する(ステップP2)。
他のナビゲーション装置3は、受信したナビゲーションデータに基づいてナビゲーションデータの設定処理を行う(ステップP3)。
【0050】
このように、本実施例によれば、移動体2a、2b、・・・に搭載されたナビゲーション装置3は、操作手段である入力部10により、現在位置、目的位置及び道順等の各種ナビゲーション処理に必要な各種設定操作を行い、この入力部10で設定されたナビゲーションデータ及び地図データ等のその他のナビゲーション処理に必要な各種ナビゲーションデータを、記憶手段である地図データ記憶部8及びRAM12に記憶する。この記憶されたナビゲーションデータのうち所定のナビゲーションデータを、制御手段である制御部6の制御下で、送信手段である無線部5及びアンテナ4を介して他のナビゲーション装置3に送信する。
【0051】
したがって、1つのナビゲーション装置3で設定されたナビゲーションデータを他のナビゲーション装置3に送信して、他のナビゲーション装置3においてナビゲーションデータを共有することができ、全てのナビゲーション装置3でナビゲーションデータを設定する手間を省くことができるとともに、ナビゲーションデータの設定ミスを防止することができ、ナビゲーション装置3の利用性を向上させることができる。
【0052】
また、本実施例によれば、入力部10により各種ナビゲーションデータのうち他のナビゲーション装置3に送信するナビゲーションデータが指定されると、ナビゲーションデータのうち、入力部10により指定されたナビゲーションデータを他のナビゲーション装置3に送信しているので、必要なナビゲーションデータのみを送信することができ、短い送信時間で必要十分なナビゲーションデータを送信することができる。
【0053】
さらに、本実施例によれば、他の複数のナビゲーション装置3をグループとして記憶し、ナビゲーションデータの送信先としてグループA、B、・・・が指定されると、指定されたグループA、B、・・・内の各ナビゲーション装置3に、ナビゲーションデータを順次送信するので、行動をともにするグループ内のナビゲーション装置3に、同じナビゲーションデータを送信することができ、グループ内で同じナビゲーションデータを簡単、かつ、容易に共有することができる。また、本実施例によれば、他のナビゲーション装置3から送信されてきたナビゲーションデータをアンテナ4及び無線部5で受信し、この受信したナビゲーションデータ及びその他のナビゲーション処理に必要な各種ナビゲーションデータを、地図データ記憶部8及びRAM12に記憶する。そして、制御部6により、上記受信したナビゲーションデータに基づいてナビゲーション処理に必要なナビゲーションデータを設定する。
【0054】
したがって、いちいちナビゲーションデータの設定操作を行うことなく、他のナビゲーション装置3と同じナビゲーションデータを設定することができるとともに、ナビゲーションデータの設定ミスを防止することができ、他のナビゲーション装置3で設定されたナビゲーションデータを共有することができる。
【0055】
さらに、本実施例のナビゲーションシステム1によれば、複数の移動体2a、2b、・・・にそれぞれナビゲーション装置3が搭載され、各ナビゲーション装置3が、各移動体2a、2b、・・・の現在位置を生成して地図上に表示するが、複数のナビゲーション装置3のうちの少なくとも一つのナビゲーション装置3が、現在位置、目的位置及び道順等の各種ナビゲーション処理に必要な各種設定操作を行うと、当該設定されたナビゲーションデータ及び地図データ等のその他のナビゲーション処理に必要な各種ナビゲーションデータを記憶し、この記憶されているナビゲーションデータのうち所定のナビゲーションデータを他のナビゲーション装置3に送信する。
【0056】
そして、他のナビゲーション装置3が、当該送信されてきたナビゲーションデータを受信し、この受信したナビゲーションデータに基づいて、ナビゲーション処理に必要なナビゲーションデータを設定する。
【0057】
したがって、少なくとも1つのナビゲーション装置3でナビゲーションデータを設定すると、他の複数のナビゲーション装置3でいちいちナビゲーションデータの設定操作を行うことなく、ナビゲーションデータの入力ミスを防止することができるとともに、他の複数のナビゲーション装置3で同じナビゲーションデータを共有することができ、ナビゲーションシステムの利用性を向上させることができる。
【0058】
なお、上記各実施例においては、自己の位置情報をGPSにより取得するものに適用したが、これに限るものではなく、例えば、ジャイロセンサを使用した自立航法システム、あるいは、ビーコン(サインポスト)を使用した道路交通情報通信システム(VICS)等により自己の位置情報を取得するものであってもよい。
【0059】
また、上記実施例では、無線部をナビゲーション装置に一体型で構成したが、これに限ることなくナビゲーション装置と無線部とを別体で構成してもよい。この場合、無線部は、例えば無線通信装置で構成され、ナビゲーション装置からは、他のナビゲーション装置を識別する識別データとナビゲーションデータとが出力され、無線通信装置では、この出力された識別データにより他のナビゲーション装置を呼び出してナビゲーションデータを送信する。
【0061】
【発明の効果】
請求項1記載の発明のナビゲーション装置によれば、
1つのナビゲーション装置で設定手段により設定された目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを他のナビゲーション装置に送信して、他のナビゲーション装置において目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを共有することができ、全てのナビゲーション装置で目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを設定する手間を省くことができるとともに、目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータの設定ミスを防止することができ、ナビゲーション装置の利用性を向上させることができる。
また、請求項2の記載によれば、出発位置又は現在位置と目的位置とに基づいて算出された目的位置までの道順を設定して他のナビゲーション装置に送信することができる。
【0062】
また、請求項3の記載によれば、
必要なナビゲーションデータのみを送信することができ、短い送信時間で必要十分なナビゲーションデータを送信することができる。
【0063】
また、請求項4記載の発明のナビゲーション装置によれば、
行動をともにするグループ内のナビゲーション装置に、同じナビゲーションデータを送信することができ、グループ内で同じナビゲーションデータを簡単、かつ、容易に共有することができる。
【0064】
また、請求項5の記載によれば、
行動をともにするグループ内のナビゲーション装置に共有するナビゲーションデータを効率良く送信することができる。
【0069】
また、請求項6記載の発明のナビゲーションシステムによれば、
少なくとも1つのナビゲーション装置で目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを設定すると、他のナビゲーション装置でいちいち目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータの設定操作を行うことなく、また、目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータの入力ミスを防止しつつ、他のナビゲーション装置で同じ目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを共有することができ、ナビゲーションシステムの利用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のナビゲーション装置及びナビゲーションシステムの一実施例を適用したナビゲーションシステムの全体構成図。
【図2】図1の移動体に搭載されているナビゲーション装置のブロック構成図。
【図3】図2のRAMに記憶されるグループデータの一例を示す図。
【図4】図2のRAMに記憶されるグループデータの他の例を示す図。
【図5】図2のナビゲーション装置によるナビゲーションデータ送信処理を示すフローチャート。
【図6】現在位置から目的位置までの各種道順の一例を示す図。
【図7】図2のナビゲーション装置によるナビゲーションデータの受信処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ナビゲーションシステム
2a、2b、・・・ 移動体
3 ナビゲーション装置
4 アンテナ
5 無線部
6 制御部
7 GPSレシーバー
8 地図データ記憶部
9 表示部
10 入力部
11 ROM
12 RAM
Claims (6)
- 移動体の現在位置を生成して地図上に表示するナビゲーション装置であって、
ナビゲーション処理に必要な目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを設定する設定手段と、
この設定手段により設定された目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを他のナビゲーション装置に送信する制御手段と、
を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 出発位置又は現在位置と目的位置とに基づいて目的位置までの道順を算出する算出手段を備え、
前記設定手段は、前記算出手段により算出された目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを設定する手段を含むことを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。 - 前記設定手段は、現在位置、目的位置、目的位置までの道順等の各種のナビゲーションデータを設定する手段を含み、
前記設定手段により設定された各種のナビゲーションデータのうちの任意のナビゲーションデータを指定する指定手段を備え、
前記制御手段は、前記指定手段により任意に指定されたナビゲーションデータを他のナビゲーション装置に送信することを特徴とする請求項1又は2記載のナビゲーション装置。 - 移動体の現在位置を生成して地図上に表示するナビゲーション装置であって、
他の複数のナビゲーション装置に対応する複数の識別データを1つのグループとして記憶する記憶手段と、
ナビゲーション処理に必要な現在位置、目的位置、又は道順を含むナビゲーションデータの設定操作、および前記記憶手段に記憶されているグループの指定操作を行う操作手段と、
前記操作手段で設定されたナビゲーションデータおよび前記操作手段で指定されたグループに含まれる、前記記憶手段に記憶されている複数の識別データを出力することにより、前記グループに含まれる複数のナビゲーション装置に対して前記ナビゲーションデータを送信する制御手段と、
を備えたことを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記操作手段は、
現在位置、目的位置、道順等の各種のナビゲーションデータの設定操作を行う手段を備え、
前記記憶手段は、
前記グループに対応して前記制御手段により出力されるナビゲーションデータの種類を示す種類データを記憶し、
前記制御手段は、
前記グループに含まれる各ナビゲーション装置に対して、前記記憶手段に記憶されている種類データに対応した種類のナビゲーションデータを送信することを特徴とする請求項4記載のナビゲーション装置。 - 移動体の現在位置を生成して地図上に表示するナビゲーション装置を複数有するナビゲーションシステムであって、
前記複数のナビゲーション装置のうちの少なくとも一つのナビゲーション装置は、
ナビゲーション処理に必要な目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを設定する設定手段と、
この設定手段により設定された目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを他のナビゲーション装置に送信する送信手段と、
前記設定手段により設定された目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを前記送信手段より他のナビゲーション装置に送信させる制御手段と、
を備え、
前記ナビゲーション装置のうち他のナビゲーション装置は、
前記送信手段を備えたナビゲーション装置から送信されてきた目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータを受信する受信手段と、
前記受信手段により受信した目的位置又は目的位置までの道順を含むナビゲーションデータに基づいてナビゲーション処理に必要なナビゲーションデータを設定する制御手段と、
を備えたことを特徴とするナビゲーションシステム。
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