JP5222709B2 - 無線通信機及び移動体の位置表示システム - Google Patents

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本発明は、主要には、船舶等の移動体に設置される無線通信機の構成に関する。
従来から、例えば船舶に用いられる無線通信機として、DSB送信機が広く知られている。このDSB送信機は、信号によって搬送波の振幅を変化させたAM波をつくるAM送信機の一種である。この種のDSB送信機としては、例えば非特許文献1に開示されるものがある。
提坂秀樹、大庭英雄共著,「テキストブック 無線通信機器」,第11版,株式会社日本理工出版会,2004年6月,p.113−122
一方で、船舶の位置を表示するためのシステムとして、船舶自動識別システム(AIS)等が開発されている。例えば特許文献1は、受信したAISデータを解析して、自船周りの所定領域に存在する略全ての船舶の位置及び詳細情報をオペレータに分かりやすく表示する他船ターゲット表示装置を開示する。
特開2007−4428号公報
しかし、上記特許文献1の表示装置は、AISデータを用いて、自船の周囲の船舶全てについての情報を表示するものである。従って、例えば船団を組んで操業する漁船が特定の仲間船の位置を知りたい場合に、表示装置に表示された不特定多数の船舶から仲間船を探す手間が掛かる場合があった。また、AISデータの送受信には高価な専用の設備を必要とするので、設置が義務付けられていない小型の漁船等ではAISシステムの搭載を回避する傾向もあった。
本発明は上記の事情に鑑みてされたものであり、その目的は、小型船舶等の移動体が連絡をとり合う通信手段として広く使われている無線通信機を用いて、他の移動体の位置に関する情報を判り易く表示できる簡素な構成を提供することにある。
課題を解決するための手段及び効果
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段とその効果を説明する。
本発明の第1の観点によれば、以下の構成の無線通信機が提供される。即ち、移動体に設置される無線通信機は、音声送受信部と、接続部と、データ送信部と、データ受信部と、表示部と、を備える。前記音声送受信部は、他の移動体の無線通信機と無線によって音声信号をやり取り可能である。前記接続部は、自機に係る移動体の位置情報を取得するための位置取得装置を接続することができる。前記データ送信部は、前記位置取得装置から得られた位置情報データを符号化して、他の移動体の無線通信機に送信することができる。前記データ受信部は、他の移動体の無線通信機から送信された位置情報データを受信することができる。前記表示部は、他の移動体からの位置情報データに基づいて、少なくとも当該他の移動体の位置をプロットしたプロッタ画面であって、自機に係る移動体の周辺の状況の表示なしのプロッタ画面を表示可能である。


この構成により、高価な専用の装置を必要とせず、無線通信機のデータ送受信機能を利用して位置情報データを交換し、表示部に他の移動体の位置をプロットして判り易く表示することができる。従って、例えばグループを形成して移動する移動体にとって、グループに所属する移動体の所在に関する情報を簡便に得ることができ、周囲の状況を的確に把握することができる。
前記の無線通信機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この無線通信機は、自機に係る移動体と同じ移動体グループに所属する移動体の識別情報を記憶可能なグループ構成識別情報記憶部を備える。前記データ送信部は、前記位置情報データを送信するときは、自機に係る移動体の識別情報を併せて送信するように構成されている。前記表示部は、自機に係る移動体と同じ移動体グループに所属する移動体の位置のみをプロットして表示できるように構成されている。
この構成により、位置をプロットする対象を、ユーザにおいて関心が高い同一グループの移動体に絞り込むことができる。従って、表示された中から位置を知りたい移動体を探す手間を軽減することができる。
前記の無線通信機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、前記データ受信部は、他の移動体の無線通信機が送信したデータ要求信号を受信可能に構成されている。前記データ受信部が前記データ要求信号を受信することにより、前記データ送信部が、自機に係る移動体の位置情報データを他の移動体の無線通信機に送信する。
この構成により、他の移動体からのデータ要求に応じて自機に係る移動体の位置情報データを送信するやり取りによって、位置情報データを的確に交換することができる。
前記の無線通信機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この無線通信機は、自機に係る移動体が所属する移動体グループを識別するためのグループ識別情報を記憶可能なグループ識別情報記憶部を備える。前記データ送信部は、同一のグループ識別情報を有する無線通信機の全てに宛ててデータを一斉に送信するグループ一斉送信機能を有している。前記データ送信部は、自機に係る移動体の位置情報データを、前記グループ一斉送信機能を使用して他の無線通信機に送信可能である。
この構成により、移動体グループ内での位置情報データの交換を効率的に行って、各移動体の無線通信機に位置情報データを素早く配信することができる。また、データ交換に伴う通信トラフィックを軽減できる。
前記の無線通信機においては、前記データ送信部は、前記グループ構成識別情報記憶部を参照して、自機に係る移動体と同じ移動体グループに所属する移動体のそれぞれに対してデータ要求信号を順次送信する動作を反復して行うことが可能に構成されていることが好ましい。
この構成により、グループを構成する各移動体にデータ要求を行って位置情報データを受信し、これを繰り返すことで、刻々と変化し得る移動体の位置に対応して表示部の表示を更新することができる。また、それぞれの移動体に必要な都度データ要求を行って位置情報データを取得する構成であるので、情報を集中管理するサーバ等の設備が不要になり、簡素な構成で位置情報の共有を実現することができる。
前記の無線通信機においては、以下の構成とすることが好ましい。即ち、この無線通信機は、第2接続部と、データ出力部と、を備える。前記第2接続部には、自機に係る移動体の周辺の状況を表示する周辺状況表示装置を接続することができる。前記データ出力部は、前記周辺状況表示装置の表示画面に少なくとも他の移動体の位置を重ねてプロットさせるために、当該周辺状況表示装置に前記位置情報データを出力する。
この構成により、移動体の周辺の状況と他の移動体の位置とを重ねて表示することによって、周囲の状況をより的確に把握するために有用な情報を提供することができる。
前記の無線通信機においては、前記移動体は船舶であることが好ましい。
この構成により、例えば船団を組んで操業を行う漁船において、仲間船の位置を判り易く表示できる無線通信機を提供することができる。
また、本発明の第2の観点によれば、前記の無線通信機と、前記接続部に接続された位置取得装置と、を備える移動体の位置表示システムが提供される。
次に、発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るDSB送受信機1の全体的な構成を示した斜視図である。図2は、DSB送受信機1及びその周辺装置の機能ブロック図である。図3は、船団内における船情報の交換を説明する概念図である。
図1に示す本実施形態のDSB送受信機(無線通信機、音声通信機)1は、両側波帯(Double Side Band、DSB)と呼ばれる振幅変調波を用いて、音声及びデジタルデータを送受信することができる。このDSB送受信機1は船舶用とされており、本実施形態では漁船に搭載されている。このDSB送受信機1は、漁船が例えば船団を組んで操業する場合に、仲間船と相互に連絡をとり合うために用いられる。
DSB送受信機1は、図2に示すように、マイク14、スピーカ16、及びアンテナ17を接続可能な送受信機本体10を備えている。送受信機本体10には、無線通信で音声をやり取りするための音声送受信部34と、デジタルデータを符号化してやり取りするためのデータ送受信部35と、が内蔵されている。
音声送受信部34は、送信部20と、受信部21と、送受信切替部23と、を備えている。送信部20は、マイク14から入力される音声信号に基づいて高周波信号を変調させ、増幅してアンテナ17に出力することにより、所定のチャンネル(周波数)で音声信号を送り出すように構成されている。受信部21は、アンテナ17から入力される信号に対して増幅、復調等の処理を行うことで、所定のチャンネル(周波数)で送信されてきた音声信号を取り出してスピーカ16に出力するように構成されている。
以上により、いわゆるA3E形式の電波による音声信号のやり取りが実現され、船舶同士の音声通信による連絡が可能になっている。なお、前記アンテナ17としては適宜のものを用いることができ、例えば公知のホイップアンテナを採用することができる。
図1に示すように、前記マイク14は、送信と受信とを切り替えるための切替スイッチ15を備えている。この切替スイッチ15は、押されることで送信側に切り替わるという意味のPush To Talkの頭文字をとって、PTTスイッチと呼ばれることがある。この切替スイッチ15は、図2に示すように送受信切替部23に電気的に接続されている。
送受信切替部23は、アンテナ17に対して、送信部20と受信部21とを選択的に接続するためのスイッチ部として構成されている。この送受信切替部23は切替スイッチ15と連動しており、切替スイッチ15が押されていないときはアンテナ17と受信部21が接続され、信号の受信が行われる。一方、切替スイッチ15が押されると、アンテナ17と送信部20とが接続されるとともに、受信部21がアンテナ17から切り離される。これにより、送信部20による信号の送信が可能になるとともに、送信部20が出力する高出力の高周波を受信部21が受信してしまうことを防ぐことができる。
図1に示すように、当該送受信機本体10の正面側には平面状のパネルが備えられている。そして、このパネルには表示部11と操作部12とが配置されている。
前記表示部11は例えば液晶ディスプレイとして構成されており、DSB送受信機1の稼動状況等に関する情報を確認のために表示できるようになっている。この情報としては様々であるが、例えば、現時点で通信に使用しているチャンネル番号、電波の受信レベル、現在時刻等である。また、表示部11は、自船周囲の仲間船の位置をプロットして表示するプロッタ画面を表示することもできる。更に、表示部11は送受信機本体10に関する各種設定項目や各種操作項目等を階層式メニューで表示可能に構成されており、後述の回転ダイアル12b等によって当該メニューに関する操作を行うことができる。
操作部12は、操作ボタンとしての複数のプッシュボタン12aと、操作ダイアルとしての回転ダイアル12bと、を備えている。ユーザは、所望の位置のプッシュボタン12aを操作することによって、受信部21の感度の切替え、チャンネルのスキャン受信、緊急信号の送信及び表示画面の切替等の各種の指示をDSB送受信機1に与えることができる。また、ユーザは、前記回転ダイアル12bを回転させることで、通信周波数(チャンネル番号)の変更や、数値の調整、メニュー項目の移動等を行うことができる。また、回転ダイアル12bは押込操作を行うことも可能に構成されており、これにより、メニュー項目や数値の決定等を指示することができる。
図2に示すように、データ送受信部35は、データ送信部36と、データ受信部37と、を備えている。データ送信部36は、テキスト、画像等を符号化して得られたデジタルデータに基づく符号パルスで搬送波を変調させ、増幅してアンテナ17に出力することにより、データパケットを送信することができる。データ受信部37は、アンテナ17から入力される信号に対して適宜の処理を行うことにより、データパケットからデジタルデータを取得することができる。以上により、いわゆるA2D形式の電波によるデジタルデータのやり取りが実現されている。
前記データ送受信部35は、例えば読出専用メモリからなるID記憶部38と、書込可能なメモリからなるグループID記憶部(グループ識別情報記憶部)39と、を備えている。
ID記憶部38には、無線局であるDSB送受信機1を一意に識別するための識別情報が予め記憶されている。この識別情報は、漁船を一意に識別するための船識別情報としても利用される。
グループID記憶部39には、複数のDSB送受信機1からなるグループ(複数の漁船からなる船団)を一意に識別するためのグループ識別情報を記憶することができる。このグループID記憶部39の記憶内容は、ユーザが前記操作部12を適宜操作することで変更することができる。本実施形態では、同一の船団に所属する漁船に搭載されるDSB送受信機1においては、同一のグループ識別情報をユーザがグループID記憶部39に予め記憶させておく。このグループ識別情報は、後述のマルチキャスト通信において使用される。
なお、本実施形態では、ID記憶部38には識別情報として10桁の数字(無線局識別番号)が登録され、グループID記憶部39にはグループ識別情報として4桁の数字(グループ識別番号)が登録されている。ただし、識別情報及びグループ識別情報としては上記の形式に限定されず、漁船あるいは船団を一意に特定できるものであれば、任意の形式のものを採用することができる。
更に、DSB送受信機1は、例えば書込可能なメモリからなる仲間船ID記憶部40を備えている。この仲間船ID記憶部40には、自船と同一の船団に属する漁船それぞれの無線局識別番号のリストを記憶することができる。この仲間船ID記憶部40の内容は、後述のデータ要求信号を複数の仲間船に次々と送信するために参照される。この仲間船ID記憶部40の記憶内容は、ユーザが前記操作部12を適宜操作することで変更可能に構成されている。従って、船団を構成する漁船の追加及び変更等があっても柔軟に対応することができる。
本実施形態のデータ送受信部35は、指定した船のみを宛先としてデータ送信部36で送信するユニキャスト通信と、同じ船団に所属する船にのみ一斉に送信するマルチキャスト通信と、周囲の全ての船に一斉に送信するブロードキャスト通信と、の3つの通信方式でデータをやり取りすることができる。データ送受信部35は、目的と状況に応じて上記の3つの通信方式を使い分けながら、他の無線機器(DSB送受信機1)と通信する。ユニキャスト通信においては宛先として前記識別番号(無線局識別番号)が用いられ、マルチキャスト通信には宛先として前記グループ識別番号が用いられる。
制御部19は、演算部及び処理部としてのCPUと、記憶部としてのRAM及びROMと、を備えている。前記ROM等には、制御部19が各部を制御するための手順が記述された制御プログラムが記憶されている。制御部19は、上記のハードウェアとソフトウェアとの協働により、音声送受信部34、データ送受信部35、及び表示部11等の制御を行うように構成されている。
送受信機本体10は、公知のインタフェース(例えば、船舶関係の電子機器において標準的なインタフェースであるNMEA0183)により他の機器と接続可能な、2つの接続ポート41,42を備えている。このうち第1接続ポート(接続部)41には、自船の位置情報を取得するためのGPS装置(位置取得装置)50が接続されている。また、第2接続ポート(第2接続部)42には、自船の現在位置を、予め記憶されている周辺の地図とともに表示することが可能なプロッタ装置(周辺状況表示装置)55が接続されている。
GPS装置50は、GPSアンテナ51と、GPS受信部52と、を備えている。GPSアンテナ51は、所定の地球周回軌道に配備されている複数のGPS衛星からの電波を受信できるように構成されている。また、GPS受信部52は、GPSアンテナ51が受信した電波から時刻情報を取り出し、所定の計算を行うことで、地球上における自船の位置を計算することができる。得られた自船の位置の情報(位置情報)は、所定のフォーマット(例えば、前記NMEA0183に基づくフォーマット)に基づいて、DSB送受信機1へ出力される。
プロッタ装置55は、地図等を表示するために例えば液晶により構成されたディスプレイ56を備えている。このプロッタ装置55は、自船及び仲間船に関する位置情報等を記述した所定のフォーマット(例えば、前記NMEA0183のフォーマット)のデータをDSB送受信機1から入力し、自船の位置と、その周囲にある仲間船の位置と、を地図上にプロットして表示できるように構成されている。
前記制御部19は、自船及び仲間船に関する情報を管理する船情報管理部(位置情報管理部)60を備えている。この船情報管理部60は、GPS装置50から得られた自船の現在位置に関する情報(位置情報)に基づいて自船の位置を取得し、書込可能なメモリからなる船情報記憶部(位置記憶部)61に記憶できるように構成されている。また、この船情報管理部60は、上記の自船の位置のほか、様々な情報を船情報記憶部61に記憶できるようになっている。具体的には、船情報記憶部61には、自船の位置の変化から計算した船速等の情報や、各種の図略のセンサによって取得された水温、水深、潮流等の情報を記憶することができる。
なお、以下の説明においては、自船の位置、船速、水温等の情報をまとめて「船情報」と称することがある。この船情報管理部60による船情報の取得は所定の時間間隔をおいて反復して実行されるので、船情報記憶部61の記憶内容は常に最新の情報となるように更新される。
また、船情報管理部60は、データ送受信部35(データ送信部36)を適宜制御し、同じ船団に所属する仲間船に対して前記船情報の送信を要求する信号(データ要求信号)を送信できるように構成されている。
一方で、船情報管理部60は、データ受信部37が他船(仲間船)からの前記データ要求信号を受信した場合には、船情報記憶部61を参照することにより、所定の船情報データを作成する。なお、この船情報データは、自船の位置に関する位置情報データを含むように作成される。そして、船情報管理部60は、作成した船情報データを仲間船にデータ送信部36を介して送信するようになっている。このとき、データ送信部36は、自機に関する無線局識別番号を併せて送信するように船情報管理部60によって制御される。
そして、前記船情報記憶部61は、自船の船情報を記憶するほか、仲間船それぞれに係る船情報についても記憶できるように構成されている。船情報管理部60は、仲間船から船情報データが送られてきたときは、併せて送信される当該仲間船の無線局識別番号と関連づけた形で、船情報を船情報記憶部61に記憶させる。
以下、この船情報のやり取りについて図3を参照しながら具体的に説明する。図3には、第1漁船101、第2漁船102、第3漁船103、第4漁船104からなる船団が例示されている。この船団において、4隻の漁船101〜104に1台ずつ搭載されているDSB送受信機1は、何れも図2に示す構成を有している。
それぞれの漁船101〜104のDSB送受信機1が備えるデータ送受信部35において、ID記憶部38には、各DSB送受信機1でそれぞれ異なる無線局識別番号が登録されている。一方、グループID記憶部39には、4隻の漁船101〜104で同一のグループ識別番号が予めユーザによって登録されている。
図3に示される4隻の漁船のうち第1漁船101は漁労長の船であり、今回の説明では、この第1漁船101のDSB送受信機1が船情報のやり取りの中心的な役割を果たす。この第1漁船101において、前記仲間船ID記憶部40には、第2漁船102、第3漁船103、第4漁船104の順に、当該漁船のDSB送受信機1に係る無線局識別番号がリスト形式で登録されている。
上記の構成で、第1漁船101のDSB送受信機1は先ず、第1漁船101自身の船情報データを、前記グループ識別番号を宛先としたマルチキャスト通信で一斉に送信する。この送信時においては、第1漁船101の無線局識別番号が併せて送信される。第2漁船102、第3漁船103及び第4漁船104は、第1漁船101からの船情報データを受信すると、各漁船に搭載されたDSB送受信機1の船情報記憶部61に、第1漁船101の無線局識別番号と関連づけた形で記憶させる。
次に、第1漁船101のDSB送受信機1は仲間船ID記憶部40を参照し、リストの最初の行に記述されている無線局識別番号を取得して、当該無線局識別番号を宛先としたデータ要求信号をユニキャスト通信で送信する。今回の説明では、第1漁船101のDSB送受信機1において、仲間船ID記憶部40の最初の行には第2漁船102の識別番号が登録されている。従って、このデータ要求信号は、その宛先として指定された第2漁船102によって受信される。
そして、第2漁船102のDSB送受信機1は、前記データ要求信号に返答する形で、第2漁船102自身の船情報データを、前記グループ識別番号を宛先としたマルチキャスト通信で送信する。なお、この送信時においては、第2漁船102の無線局識別番号が併せて送信される。この一斉送信により、第2漁船102からの船情報データは第1漁船101によって受信されるとともに、他の仲間船(第3漁船103、第4漁船104)によっても受信される。第1漁船101、第3漁船103及び第4漁船104において、第2漁船102から送信された船情報データは、各漁船に搭載されたDSB送受信機1の船情報記憶部61に、当該第2漁船102の無線局識別番号と関連づけた形で記憶される。
次に、第1漁船101のDSB送受信機1は、仲間船ID記憶部40において次の行に記述されている無線局識別番号(第3漁船103の無線局識別番号)を取得して、当該識別番号を宛先としてデータ要求信号をユニキャスト通信で送信する。宛先として指定された第3漁船103のDSB送受信機1は、第3漁船103自身の船情報データを、当該第3漁船103の無線局識別番号とともに、前記グループ識別番号を宛先としたマルチキャスト通信で送信する。この結果、第1漁船101、第2漁船102及び第4漁船104において、第3漁船103から送信された船情報データは、各漁船に搭載されたDSB送受信機1の船情報記憶部61に、当該第3漁船103の無線局識別番号と関連づけた形で記憶される。
続いて、第1漁船101のDSB送受信機1は、仲間船ID記憶部40において次の行に記述されている無線局識別番号(第4漁船104の無線局識別番号)を取得して、当該無線局識別番号を宛先としてデータ要求信号をユニキャスト通信で送信する。前記データ要求信号を受信した第4漁船104のDSB送受信機1は、第4漁船104自身の船情報データ及び無線局識別番号を、前記グループ識別番号を宛先としたマルチキャスト通信で送信する。この結果、第1漁船101、第2漁船102及び第3漁船103において、第4漁船104から送信された船情報データは、各漁船に搭載されたDSB送受信機1の船情報記憶部61に、当該第4漁船104の無線局識別番号と関連づけた形で記憶される。
以上のように第1漁船101は、他の漁船102〜104に対して自船の船情報データをマルチキャスト通信で送信した上で、他の漁船102〜104に対して順番にデータ要求信号を送信し、相手先の漁船102〜104に当該漁船自身の船情報データをそれぞれマルチキャスト通信で送信させるようになっている。この制御により、全ての漁船101〜104の船情報を船団全体でやり取りすることができる。この結果、各漁船101〜104のDSB送受信機1においては、船団を構成するそれぞれの漁船101〜104の船情報が、当該漁船の無線局識別番号と対応づけた形で船情報記憶部61に記憶されることになる。
以上に説明した船情報の交換のための通信は、第1漁船101においてユーザが何らかの操作を行うことで実行されても良いし、定期的又は不定期に反復して実行されても良い。船情報の交換を適当な時間間隔(例えば、5分毎)で繰り返し行うこととすれば、各漁船101〜104が仲間船の位置をほぼリアルタイムで取得することができる。
そして、各DSB送受信機1の制御部19は、船情報記憶部61に記憶されている記憶内容を、適宜の形式で前記表示部11に表示することができる。例えば、表示部11には、ある仲間船から受信した船情報(当該仲間船の位置、船速、水温、水深、潮流等)を詳細に表示させることができる。また、複数の仲間船における船速、水温等を表形式で整理して表示部11に表示させることもできる。
なお、DSB送受信機1は図略の船名テーブルを備えており、この船名テーブルには、漁船の識別情報と、当該漁船の船名を関連づけて記憶できるように構成されている。従って、この船名テーブルを参照して得られた仲間船の船名を表示することで、上記の船情報を一層判り易く表示することができる。
更に、DSB送受信機1はプロッタ表示モードを有しており、このプロッタ表示モードでは表示部11に自船及び他船の位置をプロットして表示することができる。プロッタ表示モードにおける表示部11の具体的な表示例が図4に示され、この例では自船が表示画面の中心に黒い丸のシンボルでプロットされるとともに、その周囲の仲間船が、数字を囲む矩形のシンボルでプロットされている。このプロッタ画面の表示レンジは、ユーザが操作部12を適宜操作することで変更することができる。
このプロッタ画面において、仲間船のシンボルは、自船に対して北に位置するものが表示領域の上側にプロットされるようになっている。また、表示部11には、自船からの所定の距離に対応するようにして、同心円が幾つか描かれている。この表示例のような表示は、各仲間船の自船に対する相対距離及び方位をそれぞれ計算することにより生成することができる。
ユーザはこのプロッタ画面を見ることで、複数の仲間船の位置を素早く容易に確認できるようになっている。また、レーダ装置等を搭載しない漁船であっても、本実施形態のDSB送受信機1とGPS装置50があれば、図4のように仲間船の位置を表示できる位置表示システムを簡便に構築することができる。
なお、DSB送受信機1の船情報記憶部61の内容が更新されたときは、それに対応して表示部11のプロッタ表示も自動的に更新するように構成されている。従って、ユーザは、操業時等において刻々と変化する自船及び仲間船の位置を的確に把握することができる。また、表示部11には最終の更新時刻が適宜の位置に表示されるので、ユーザは、現在表示されている仲間船の位置がどの時点のものなのかを容易に知ることができる。
また、通常時においては図4のように自船及び仲間船の位置のみが表示部11にプロットされるが、船団外の船舶の位置が例外的にプロットされる場合もある。例えば、DSB送受信機1は、他の船舶から送信された救急通報信号をデータ受信部37で受信した場合は、当該救急通報信号に含まれる位置情報データを解析し、当該救急通報船の位置を(仲間船か否かを問わず)プロットして表示するようになっている。これにより、緊急事態にユーザがより的確に対応できることが期待される。
次に、外部のプロッタ装置55へのデータ出力機能について説明する。即ち、DSB送受信機1はデータ出力部62を備えており、このデータ出力部62は、船情報記憶部61に記憶されている船情報を外部のプロッタ装置55に出力することができる。
プロッタ装置55におけるディスプレイ56の表示例を図5に示す。図5では、自船の位置が表示画面の中心に黒い丸のシンボルでプロットされるとともに、その周囲の仲間船が、数字が脇に付された菱形のシンボルでプロットされている。なお、プロッタ装置55の図示しない操作部を適宜操作し、画面に表示されるカーソルを当該菱形に合わせると、図略の小さなウインドウをポップアップさせて、仲間船の船名、船速、水温等の情報を表示できるように構成されている。
また、図5の表示例ではそれぞれの仲間船の航跡(移動軌跡)が表示されており、ユーザが各漁船の将来の位置を予測し易くなっている。この航跡の表示は、DSB送受信機1の船情報管理部60において自船及び仲間船の位置の履歴を前記船情報記憶部61に記憶しておき、この位置履歴情報をデータ出力部62がプロッタ装置55に出力することで実現することができる。
なお、図4に示すプロッタ画面及び図5のプロッタ装置55のディスプレイにおいて位置が表示されるのは、自船と、自船と同一の船団に所属する仲間船だけである(船団外の船舶については表示されない)。従って、前述のAISに基づく表示装置のように無関係の船が多数表示されないので、ユーザは、特定の仲間船の位置を表示画面の中から容易に探して確認することができる。
以上に説明したように、本実施形態において漁船101〜104に設置されるDSB送受信機1は、音声送受信部34と、接続ポート41と、データ送信部36と、データ受信部37と、表示部11と、を備える。音声送受信部34は、他の漁船のDSB送受信機と無線によって音声信号をやり取りすることが可能である。接続ポート41には、自船の位置情報を取得するためのGPS装置50を接続することができる。データ送信部36は、GPS装置50から得られた位置情報データを含む船情報データを符号化して、仲間船のDSB送受信機1に送信することができる。データ受信部37は、仲間船のDSB送受信機1から送信された船情報データを受信可能である。表示部11は、仲間船からの船情報データに含まれる位置情報データに基づいて、仲間船の位置をプロットして表示可能である。
これにより、高価なAIS装置等の設備を導入することなく、DSB送受信機1のデータ送受信機能を利用して位置情報データを交換し、表示部11に仲間船の位置をプロットして判り易く表示することができる。従って、例えば船団を形成して操業する漁船にとっては、仲間船の所在に関する情報を簡便に得ることができ、周囲の状況を的確に把握することができる。
また、本実施形態のDSB送受信機1は、自船と同一の船団に所属する仲間船の識別情報を記憶可能なグループID記憶部39を備える。また、データ送信部36は、船情報データを送信するときは、自船の識別情報を併せて送信するように構成されている。そして、表示部11は、自船及び仲間船の位置のみをプロットして表示できるように構成されている。
これにより、表示部11において位置をプロットする対象を、(各漁船において位置を知りたい場合が多い)自船及び仲間船だけに絞り込むことができる。従って、表示内容の簡素化を実現でき、ユーザとしては、表示された中から位置を知りたい仲間船を容易に探すことができる。
また、本実施形態のDSB送受信機1において、データ受信部37は、他船(仲間船)のDSB送受信機1が送信したデータ要求信号を受信可能に構成されている。そして、データ受信部37がデータ要求信号を受信することにより、データ送信部36は、自船の船情報データを他船(仲間船)のDSB送受信機1に送信する。
これにより、他船(仲間船)からのデータ要求に応じて自船の船情報を送信するやり取りによって、船情報データ(位置情報データ)を的確に交換することができる。
また、本実施形態のDSB送受信機1は、自船が所属する船団を識別するためのグループ識別情報を記憶可能なグループID記憶部39を備える。そして、データ送信部36は、同一のグループ識別情報を有するDSB送受信機1の全てに宛ててデータを一斉に送信するグループ一斉送信機能を有している。また、データ送信部36は、自船の船情報データを、前記グループ一斉送信機能を使用して他のDSB送受信機1に送信可能である。
これにより、船団内での船情報データの交換を効率的に行って、各漁船のDSB送受信機1に船情報データを素早く配信できるので、表示部11のプロッタ表示のリアルタイム性が向上する。また、データ交換に伴う通信トラフィックも軽減することができる。
また、本実施形態における漁労長の漁船101のDSB送受信機1においては、データ送信部36は、仲間船ID記憶部40を参照して、自船と同一の船団に所属する仲間船のそれぞれに対してデータ要求信号を順次送信する動作を反復して行うように構成されている。
これにより、複数の仲間船に順次データ要求を行って位置情報データを受信することを繰り返すことで、多数の船からなる船団においても、刻々と変化し得る仲間船の位置に対応して表示部11の表示を的確に更新することができる。また、それぞれの仲間船に必要な都度データ要求を行って船情報データ(位置情報データ)を取得する構成であるので、情報を集中管理するサーバ等の設備が不要になり、簡素な構成で位置情報の共有を実現することができる。
また、本実施形態のDSB送受信機1は、第2接続ポート42と、データ出力部62と、を備える。第2接続ポート42には、自船の周辺の状況を表示するプロッタ装置55を接続することができる。データ出力部62は、プロッタ装置55が有するディスプレイ56の表示画面に仲間船の位置を重ねてプロットさせるために、当該プロッタ装置55に前記位置情報データを出力する。
これにより、周辺の状況と仲間船の位置とを重ねて表示することによって、周囲の状況をより的確に把握するために有用な情報を提供することができる。
以上に本発明の好適な実施形態を説明したが、上記の構成は例えば以下のように変更することができる。
前記プロッタ装置55に代えて、又はそれに加えて、周辺状況表示装置としてのレーダ装置が第2接続ポート42に接続されても良い。このレーダ装置は、送信されたレーダ波が物標によって反射したエコー波を解析することで、地形及び船影を表示画面に表示することができる。そして、DSB送受信機1のデータ出力部62が船情報をレーダ装置に出力することで、レーダ装置側としては、船影の表示に仲間船の位置を重ねてプロットすることができる。この結果、レーダ装置に表示される船影が仲間船によるものか否か等をユーザが容易に確認することができるので、レーダ装置から得られる情報をより有効に活用することができる。
また、プロッタ装置55及びレーダ装置を接続するための第2接続ポート42を省略しても良い(言い換えれば、上記の位置表示システムにおいて、プロッタ装置55等の周辺状況表示装置を省略することができる)。この場合でも、仲間船の位置は、DSB送受信機1の表示部11によって確認することができる。
上記実施形態では、船情報データの送信はマルチキャスト通信によって行われている。しかしながらこれに代えて、例えば、船情報データがユニキャスト通信によって仲間船に順次送信されるように構成することもできる。
上記実施形態においてDSB送受信機1同士でやり取りされる船情報データとしては、船舶の位置の情報(位置情報データ)を含んでいる限り、上述の形式に限定されない。例えば、水温、水深等のデータを省略し、船舶の位置の情報だけを船情報としてDSB送受信機1間で交換するように変更することもできる。
画面にプロットされる仲間船等のシンボルは、図4や図5に示すものに限定されず、任意の形状のシンボルを採用することができる。
上記実施形態の構成はDSBを用いた無線通信機に限定されず、例えば単側波帯(Single Side Band、SSB)を用いる構成、FM波を用いる構成等、各種の無線通信機に適用することができる。また、この無線通信機は、漁船等の船舶に限らず、例えば車両等の他の移動体に設置することもできる。
本発明の一実施形態に係るDSB送受信機の全体的な構成を示した斜視図。 DSB送受信機及びその周辺装置の機能ブロック図。 船団における船情報の交換を説明する概念図。 DSB送受信機の表示部に表示されるプロッタ画面の表示例を示す説明図。 船団を構成する各漁船の位置がプロッタ装置の表示に重ねてプロットされた例を示す説明図。
符号の説明
1 DSB送受信機(無線通信機)
11 表示部
34 音声送受信部
36 データ送信部
37 データ受信部
39 グループID記憶部(グループ識別情報記憶部)
40 仲間船ID記憶部(グループ構成識別情報記憶部)
41 接続ポート(接続部)
42 第2接続ポート(第2接続部)
50 GPS装置(位置取得装置)
55 プロッタ装置(周辺状況表示装置)
101〜104 漁船(船舶、移動体)

Claims (8)

  1. 移動体に設置される無線通信機であって、
    他の移動体の無線通信機と無線によって音声信号をやり取り可能な音声送受信部と、
    自機に係る移動体の位置情報を取得するための位置取得装置を接続可能な接続部と、
    前記位置取得装置から得られた位置情報データを符号化して他の移動体の無線通信機に送信可能なデータ送信部と、
    他の移動体の無線通信機から送信された位置情報データを受信可能なデータ受信部と、
    他の移動体からの位置情報データに基づいて、少なくとも当該他の移動体の位置をプロットしたプロッタ画面であって、自機に係る移動体の周辺の状況の表示なしのプロッタ画面を表示可能な表示部と、
    を備えることを特徴とする無線通信機。
  2. 請求項1に記載の無線通信機であって、
    自機に係る移動体と同じ移動体グループに所属する移動体の識別情報を記憶可能なグループ構成識別情報記憶部を備え、
    前記データ送信部は、前記位置情報データを送信するときは、自機に係る移動体の識別情報を併せて送信するように構成されており、
    前記表示部は、自機に係る移動体と同じ移動体グループに所属する移動体の位置のみをプロットして表示できるように構成されていることを特徴とする無線通信機。
  3. 請求項2に記載の無線通信機であって、
    前記データ受信部は、他の移動体の無線通信機が送信したデータ要求信号を受信可能に構成されており、
    前記データ受信部が前記データ要求信号を受信することにより、前記データ送信部が、自機に係る移動体の位置情報データを他の移動体の無線通信機に送信することを特徴とする無線通信機。
  4. 請求項3に記載の無線通信機であって、
    自機に係る移動体が所属する移動体グループを識別するためのグループ識別情報を記憶可能なグループ識別情報記憶部を備え、
    前記データ送信部は、同一のグループ識別情報を有する無線通信機の全てに宛ててデータを一斉に送信するグループ一斉送信機能を有しており、
    前記データ送信部は、自機に係る移動体の位置情報データを、前記グループ一斉送信機能を使用して他の無線通信機に送信可能であることを特徴とする無線通信機。
  5. 請求項3又は4に記載の無線通信機であって、
    前記データ送信部は、前記グループ構成識別情報記憶部を参照して、自機に係る移動体と同じ移動体グループに所属する移動体のそれぞれに対してデータ要求信号を順次送信する動作を反復して行うことが可能に構成されていることを特徴とする無線通信機。
  6. 請求項1から5までの何れか一項に記載の無線通信機であって、
    自機に係る移動体の周辺の状況を表示する周辺状況表示装置を接続可能な第2接続部と、
    前記周辺状況表示装置の表示画面に少なくとも他の移動体の位置を重ねてプロットさせるために、当該周辺状況表示装置に前記位置情報データを出力するデータ出力部と、
    を備えることを特徴とする無線通信機。
  7. 請求項1から6までの何れか一項に記載の無線通信機であって、
    前記移動体は船舶であることを特徴とする無線通信機。
  8. 請求項1から7までの何れか一項に記載の無線通信機と、
    前記接続部に接続された位置取得装置と、
    を備えることを特徴とする移動体の位置表示システム。
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