JP3565618B2 - 電動ミラー - Google Patents

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JP3565618B2
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一成 堀向
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株式会社石▼崎▲本店
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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車等に装備される電動ミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のドア等に折畳可能に装着されるサイドミラーは、一般に車体の側方に突出した状態で使用されるが、この状態でミラー本体が停車時に通行人の邪魔にならないようにするとともに、上記ミラー本体が障害物に接触して破損等することのないように上記使用位置と車体に沿った格納位置との間で回動可能な状態で車体に装着されている。
【0003】
さらに近年は、運転者等が車室内から遠隔操作で上記ミラー本体を回動させるように構成された電動ミラーも提案されている。このような電動ミラーにおいては、ミラー本体を上記使用位置および格納位置で確実に停止させることが必要であるのに加え、上記使用位置でのミラー本体の保持剛性を高く維持することが望まれる。すなわち、上記使用位置で、駆動伝達用に設けられている歯車同士のバックラッシュに起因してミラー本体ががたつき易い状態にあると、車両の高速運転時にミラー本体が振動することによって視界不良や騒音等の要因となるとともに、ドア閉め時に異音が発生する要因となるため、上記のようながたつきを極力抑制することが望ましい。
【0004】
しかしながら、ミラー本体のがたつきを防止するためにミラー本体の回動抵抗力を大きく設定すると、この大きな回動抵抗力に抗してミラー本体を回動させるために大きな駆動力が必要となり、この駆動力を得るために大型のモータや減速比の大きな駆動伝達機構を用いなければならず、ミラー本体の小型化の妨げとなっていた。
【0005】
そこで、実開昭63−169341号公報には、ベース側にシャフトを立てるとともに、ミラー本体に正逆転可能な電動モータを内蔵させ、この電動モータの駆動力を歯車機構等により上記シャフト回りのミラー本体の駆動力に変換し、かつミラー本体の回動を起立位置(使用位置)と格納位置とで停止させる規制手段を設け、この規制手段によりミラー本体の回動が強制的に規制された場合におけるモータ電流の変化に基づいて上記ミラー本体が使用位置および格納位置に達したことを検出し、この検出時に電動モータを停止させるように制御する装置が示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に記載された装置によれば、ミラー本体が使用位置あるいは格納位置に達してその回動が規制されてから上記歯車同士のバックラッシュを詰める状態まで強制的に電動モータが駆動され、モータ電流が一定以上に上昇した時点で電動モータの作動が停止されるので、ミラー本体の回転抵抗力を特に大きく設定することなく、使用位置において上記バックラッシュに起因したミラー本体のがたつきを防止できるという利点がある。この反面、ミラー本体が使用位置および格納位置に達した時のモータ電流の変化を検出し、この検出結果に基づいて電動モータの駆動制御を行うようにしているので、このような制御を行うために複雑な制御回路が必要であり、製造コストが高くなるという問題がある。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するためになれされたものであり、ミラー本体の回動抵抗力を大きくすることなく、しかも簡単な構成でミラー本体のがたつきを効果的に防止できる電動ミラーを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る発明は、車体に突設された支持軸を支点にしてミラー本体が回動可能に支持された電動ミラーにおいて、上記ミラー本体の回動範囲を使用位置と格納位置との間に規制する回動範囲規制機構と、上記支持軸の周囲に取り付けられたサンギヤと、上記ミラー本体側に回転可能に取り付けられて上記サンギヤに噛み合うプラネタリギヤと、このプラネタリギヤを駆動する回転駆動機構とを設けるとともに、プラネタリギヤを回転させることにより上記ミラー本体を上記格納位置および使用位置に回動させる駆動力を付与する回転駆動源と、一定限度の駆動トルクが作用した場合に上記回転駆動源の駆動力がプラネタリギヤに伝達されるのを規制する摩擦クラッチとを上記回転駆動機構に設け、かつ上記回転駆動源の作動時にミラー本体の回動を回動範囲規制機構により規制した状態で回転駆動源の駆動を停止し、かつその逆方向への駆動のみを許容するように上記回転駆動源の駆動回路を切り換える切換手段を設けたものである。
【0009】
請求項2に係る発明は、上記請求項1記載の電動ミラーにおいて、車体の左右に設けられた両ミラーの回転駆動源を同時に操作する操作スイッチと、共通の駆動回路とを設けるとともに、回転駆動源の作動時にミラー本体の回動を回動範囲規制機構により規制した状態で上記両回転駆動源の駆動を同時に停止し、かつその逆方向への駆動のみを許容するように上記駆動回路を切り換える切換手段を設けたものである。
【0010】
請求項3に係る発明は、上記請求項1または2記載の電動ミラーにおいて、回転駆動源の駆動力をプラネタリギヤに伝達する回転駆動機構と並列に、回転駆動源の駆動力を切換手段に伝達する動力伝達機構を設け、この動力伝達機構の減速比を上記回転駆動機構の減速比よりも小さな値に設定したものである。
【0011】
請求項4に係る発明は、上記請求項1〜3のいずれかに記載の電動ミラーにおいて、回転駆動源の駆動力を回転駆動機構に入力する第1ウォームギヤと、プラネタリギヤに直結された出力ギヤに駆動力を伝達する第2ウォームギヤとを設け、この第1,第2ウォームギヤの間に摩擦クラッチを配設したものである。
【0012】
請求項5に係る発明は、上記請求項1〜4のいずれかに記載の電動ミラーにおいて、回動範囲規制機構に、ミラー本体を使用位置に係止する第1係止部と、ミラー本体をオーバラン位置に係止する第2係止部とを設けたものである。
【0013】
【作用】
上記請求項1記載の発明によれば、回転駆動源を作動させて格納位置にあるミラー本体を使用位置に突出させ、あるいは使用位置にあるミラー本体を格納位置に変位させる際に、回動範囲規制機構によってミラー本体の回転が規制されて回転駆動源の駆動トルクが増大し、この駆動トルクが一定限度以上となった時点で、摩擦クラッチがスリップして一定限度以上の駆動力がプラネタリギヤに伝達されることが阻止される。そして、上記回動範囲規制機構によってミラー本体の回転が規制された状態となると、切換手段により回転駆動源の駆動回路が開状態とされて回転駆動源の作動が停止されるとともに、この回転駆動源を上記回転方向と逆方向にのみ回転させることができるように上記駆動回路が切り換えられることになる。
【0014】
また、上記請求項2記載の発明によれば、ミラー本体の回転駆動時に、上記回動範囲規制機構によってミラー本体の回転が規制された状態となると、切換手段により左右の回転駆動源の作動が同時に停止されるとともに、この両回転駆動源を上記回転方向と逆方向にのみ回転させることができるように上記駆動回路が切り換えられることになる。
【0015】
また、上記請求項3記載の発明によれば、回転駆動源から動力伝達機構によって切換手段に伝達される駆動力に応じ、この切換手段を構成するスイッチアッセンブリ等が速い速度で駆動され、このスイッチアッセンブリがオン状態からオフ状態に変化する際に、その接点部が迅速に離間することになる。
【0016】
さらに、上記請求項4記載の発明によれば、ミラー本体の回転駆動時に、回転駆動源の回転駆動力が第1,第2ウォームギヤによって二段階に減速されてプラネタリギヤに伝達されることになる。また、ミラー本体の停止状態においてこのミラー本体に逆駆動力が入力された場合には、この逆駆動力が回転駆動源に伝達されることが第2ウォームギヤの設置部において遮断されることになる。
【0017】
また、上記請求項5記載の発明によれば、使用位置にあるミラー本体を前方に押動する外力が作用し、ミラー本体が回動範囲規制機構の第1係止部による規制位置を乗り越えた場合に、このミラー本体がオーバランしてさらに回動変位することが第2係止部によって係止されることになる。そして、上記外力に応じて回動範囲規制機構の回動規制位置と、回転駆動源の駆動回路を切り換える切換手段の切換位置との間にずれが生じた場合には、上記第1,第2係止部が位置修正用の規制部として利用されることにより、上記位置ずれが修正されることになる。
【0018】
【実施例】
図1ないし図4は、本発明に係る電動ミラーの実施例を示している。この電動ミラーは、ミラー本体1と、このミラー本体1内に配設された駆動ケース2およびミラー取付部3と、車体側に設けられた合成樹脂材等からなるベース4とを有し、このベース4の上面には、ミラー本体1の回動支点となる支持軸5が一体に突設されている。
【0019】
上記支持軸5は、ステンレス製のパイプ材等からなるメインスピンドル6を抱持する小径の上方部7と、コイルスプリング8からなる付勢部材が配設される大径の下方部とを有する筒状に形成されている。そして、上記支持軸5を支点として回動可能にミラー本体1が装着されるとともに、このミラー本体1を駆動するための回転駆動機構9と、この回転駆動機構9に駆動力を入力する電動モータ10からなる回転駆動源とが駆動ケース2内に配設されている。
【0020】
この回転駆動機構9は、上記電動モータ10の出力軸に設けられた第1ウォームギヤ11からなる駆動ギヤと、この第1ウォームギヤ11に噛み合う第1ウォームホイール12からなる従動ギヤと、この第1ウォームホイール12と同軸上に配設された第2ウォームギヤ13と、この第2ウォームギヤ13に噛み合う第2ウォームホイール14とによって構成されている。上記第2ウォームホイール14は、プラネタリギヤ15と一体に形成されてこのプラネタリギヤ15に駆動力を伝達する出力ギヤを構成し、サブスピンドル16によって回転自在に支持されるように構成されている。
【0021】
上記電動モータ10およびサブスピンドル16の下端部は、図1に示されるように、上記駆動ケース2によって支持され、かつ上記電動モータ10およびサブスピンドル16の上端部は、上記駆動ケース2の上端部にビス止めされた上部プレート17によって係止されることによって支持されている。そして上記電動モータ10の駆動力が、上記第1ウォームギヤ11から第1ウォームホイール12、第2ウォームギヤ13および第2ウォームホイール14を介してプラネタリギヤ15に伝達されるようになっている。
【0022】
上記第2ウォームギヤ13には、先窄まりのテーパ面17aを有する膨出部17と、上記第1ウォームホイール12を回転自在かつスライド自在に支持する回転軸13aとが一体に形成されている。この回転軸13aには、上記第1ウォームホイール12を膨出部17に向けて付勢するコイルスプリング19が外嵌されるとともに、このコイルスプリング19の先端部を係止するプッシュナット20が取り付けられるようになっている。また、上記第1ウォームホイール12の一端面には、膨出部17のテーパ面17aに対応する先広がりのテーパ面12aが形成され、この両テーパ面12a,17aによって摩擦クラッチ18が構成されている。
【0023】
すなわち、上記両テーパ面12a,17aが上記コイルスプリング19の付勢力に応じて圧接され、電動モータ10の第1ウォームギヤ11から上記第1ウォームホイール12に入力される駆動力が一定限度以下の場合には、上記摩擦クラッチ18が締結状態に維持されて上記電動モータ10の駆動力が第2ウォームギヤ13に伝達され、一定限度以上の駆動力が入力された場合には、上記摩擦クラッチ18がスリップして上記電動モータ10からプラネタリギヤ15に対する駆動力の伝達が規制されるようになっている。
【0024】
上記支持軸5の上方部7には、係合クラッチ21およびワッシャクラッチ22が上記駆動ケース2の基板2aを挾んでその上下に配設されている。また、上記係合クラッチ21の上方にはメインスピンドル6に支持されたサンギヤ23が配設され、このサンギヤ23と上記プラネタリギヤ15とが噛み合うように設置されている。
【0025】
上記メインスピンドル6には、中間部にサンギヤ23の上端面に当接するフランジ部24が形成されるとともに、下端部に上記コイルスプリング8の下端部を係止するプッシュナット25が係合されることにより、上記コイルスプリング8の付勢力によってサンギヤ23が下方に付勢され、その下端面が係合クラッチ21の上端面に圧接されるようになっている。
【0026】
また、上記上部プレート17上には、後述するように電動モータ10の作動時に、ミラー本体1の回動を回動範囲規制機構により規制した状態で上記電動モータ10の駆動を停止し、かつその逆方向への駆動を許容するように電動モータ10の駆動回路を切り換える切換手段26が設けられている。そして、上記駆動ケース2と車体側のベース4との間には、カラー27が配設されるとともに、上記駆動ケース2の上面にはカバー28が装着されるようになっている。
【0027】
上記ワッシャクラッチ22は、その内周面に形成された突部29が上記支持軸5の上方部7の周面に形成された縦溝30に係合されることにより、上記支持軸5に係止されるようになっている。また、上記ワッシャクラッチ22の上面には上方に突出する突起31が相対向する二個所に形成されるとともに、上記駆動ケース2の基板2aの下面には、図5および図6に示すように、上記突起31に対応する突部32が相対向する二個所に形成され、これらの突起31および突部32によってミラー本体1の回動範囲を規制する回動範囲規制機構が構成されている。
【0028】
そして、ミラー本体1が図2に一点鎖線で示す使用位置に到達した時点で、図7(A)に示すように、駆動ケース2の突部32がワッシャクラッチ22の突起31の一端部側壁に当接し、かつミラー本体1が図2の二点鎖線で示す格納位置に到達した時点で、図7(B)に示すように、上記突部32がワッシャクラッチ22の突起31の他端部側壁に当接するように、上記ワッシャクラッチ22の支持軸5に対する取付位置が設定されている。これによってミラー本体1の回動範囲が上記使用位置と格納位置との間に規制されている。
【0029】
なお、ミラー本体1に不測の大きなトルクが作用した場合には、上記コイルスプリング8の付勢力に抗して駆動ケース2が押し上げられることにより、上記駆動ケース2の突部32がワッシャクラッチ22の突起31上に乗り上げるようにこれらの突起31および突部32の突出寸法および形状が設定されている。
【0030】
上記係合クラッチ21には、図4に示すように、上面に4個の突起33が突設されるとともに、内周面に上記支持軸5の上方部7に形成された縦溝30に係合される係合用突部34が形成されている。また、サンギヤ23の下面には、図8に示すように、上記突起33に対応する凹部35が形成され、これらが相係合されることにより、通常時に上記サンギヤ23の回転が阻止され、ミラー本体1に過大なトルクが作用した場合に、上記突起33と凹部35との係合が外れてサンギヤ23の回転が許容されるようになっている。
【0031】
上記構成において、カラー27と、ワッシャクラッチ22と、駆動ケース2と、係合クラッチ21と、サンギヤ23が装着されたメインスピンドル6とが上記支持軸5に取り付けられるとともに、電動モータ10と、第2ウォームホイール14およびプラネタリギヤ15と、サブスピンドル16と、上部プレート17とが駆動ケース2に取り付けられた後、上記上部プレート17上に回転駆動機構9を構成する第1ウォームホイール12および第2ウォームギヤ13等が組み付けられるとともに、上記切換手段26が組み付けられるようになっている。
【0032】
そして、上記支持軸5の下端部に形成された空間部内にコイルスプリング8を配設した状態で、工具36によって上記プッシュナット25をコイルスプリング8の弾発力に抗して上記支持軸5の下端部内に挿入することによってメインスピンドル6の下端部に係止する。この組立状態において、上記サンギヤ23とプラネタリギヤ15とが噛み合っており、このプラネタリギヤ15がサブスピンドル16を支点にして回転することにより、上記プラネタリギヤ15がサンギヤ23の回りを公転し、この公転に伴ってミラー本体1が支持軸5を支点にして回転することとなる。
【0033】
上記切換手段26は、図3に示すように、駆動回路の開閉スイッチを構成するスイッチアセンブリ37と、このスイッチアッセンブリ37に電動モータ10の駆動力を伝達するギヤ機構38からなる動力伝達機構とを有している。このギヤ機構38は、上記電動モータ10の出力軸に取り付けられた第1ウォームギヤ11に噛み合う第3ウォームホイール39からなる従動ギヤと、この第3ウォームホイール39の回転軸39a上に一体に形成された第3ウォームギヤ40と、この第3ウォームギヤ40に噛み合う第4ウォームホイール41とによって構成されている。
【0034】
そして、上記第3ウォームホール39および第3ウォームギヤ40の回転軸39aと、第1ウォームホイール12および第1ウォームギヤ13の回転軸13aとは、その一端部が上部プレート17の一端部に設けられた支持部42,43に挿入されて回転自在に支持されるとともに、他端部が上部プレート17の他端部に設けられた支持部44,45に、押えプレート46によって係止されることにより回転自在に支持されている。上記ギヤ機構38の減速比は、回転駆動機構9の減速比よりも小さく設定され、上記スイッチアッセンブリ37の可動側接点部材48が速い速度で回転駆動されるようになっている。
【0035】
また、上記スイッチアッセンブリ37は、図9および図10に示すように、上記第4ウォームホイール41の上端部に一体に形成された可動プレート47と、この可動プレート47の上面に固着されたリン青銅等の導電材料からなる可動側接点部材48と、上記可動プレート47の上端部に係止された固定プレート49と、この固定プレート49の下面に取り付けられた導電材料からなる固定側接点部材50と、上記固定プレート49の上面に設けられた第1,第2ダイオード51,52とによって構成されている。
【0036】
上記可動側接点部材48は、上方に突出する第1〜第3可動接点部53〜55が設けられている。また、上記固定側接点部材50は、固定プレート49に形成された取付孔49aの外方部においてその全周を囲繞するように設置された第1固定接点部56と、その外方において所定範囲に設置された第2固定接点部57と、その外方部において所定範囲に設置された第3固定接点部58とからなり、上記第2固定接点部57と第3固定設定部58との一部が周方向にオーバーラップするようにその設置範囲が設定されている。
【0037】
そして、上記第2固定接点部57と、図11に示すように、駆動電源Bに接続された第1リード線60の接続端子61と、上記固定側接点部材50の第2固定接点部57とが第1ダイオード51を介して接続されるとともに、上記接続端子61と、上記第3固定接点部58とが第2ダイオード52を介して接続されている。また、上記第1固定接点部56は、第2リード線62を介して電動モータ10に接続されている。
【0038】
上記構成において、ミラー本体1が上記使用位置と格納位置との間にある通常の駆動時には、図12(A)に示すように、可動側接点部材48の各接点部53〜55が、第2固定接点部57と第3固定接点部58とのオーバーラップ範囲に位置し、上記可動側接点部材48を介して固定側接点部材48の各接点部56〜58が互いに接続されるようになっている。
【0039】
この結果、上記第1リード線60が電源のプラス側に接続された正駆動時には、第2ダイオード52によって第3固定接点部58への電流の流れが遮断されるため、上記第1ダイオード51から第2固定接点部57および第1固定接点部56を経て上記第2リード線62に電流が流れ、上記電動モータ10が正回転してミラー本体1が格納位置から使用位置に向けて正駆動されることになる。
【0040】
また、上記第2リード線62が電源のプラス側に接続された逆駆動時には、第2固定接点部57から第1リード線60への電流の流れが第1ダイオード51によって遮断されるため、電流が第1固定接点部56から上記第3固定接点部58および第2ダイオード52を経て上記第1リード線60に流れることにより、上記電動モータ10が逆回転してミラー本体1が使用位置から格納位置に向けて逆駆動されることになる。
【0041】
そして、上記正駆動時に、ミラー本体1が使用位置に変位した時点から所定時間が経過すると、図12(B)に示すように、可動側接点部材48の第3可動接点部55が上記第3固定接点部58の設置範囲から外れることにより、上記正駆動が停止されて逆駆動のみが許容されるように上記第3固定接点部58の設置範囲が設定されている。また、上記逆駆動時に、ミラー本体1が格納位置に変位した時点から所定時間が経過すると、図12(C)に示すように、可動側接点部材48の第2可動接点部54が上記第2固定接点部57の設置範囲から外れることにより、上記電動モータ10の逆駆動が停止されて正駆動のみが許容されるように上記第2固定接点部57の設置範囲が設定されている。
【0042】
また、図11に示すように、駆動回路63には、電動モータ10接続された第1リード線60および電源Bに接続された第2リード線62に対する電流の流れを変化させる操作スイッチ64が設けられている。この操作スイッチ64は、車体側に設けられている。また、上記第1リード線60は、分岐線60a,bを介して左右のミラーの電動モータ10にそれぞれ接続されている。
【0043】
次に、上記電動ミラーの作用を説明する。まず、格納位置にあるミラー本体1を使用位置に変位させるには、上記操作スイッチ64を図11の実線に示すように、右側に操作して電源Bのプラス側を第1リード線60に接続し、第1ダイオード51を介して電動モータ10に電流を流すことにより、この電動モータ10を正駆動する。これによって図13に示すように、プラネタリギヤ15が反時計方向に回転し、サンギヤ23の周囲を反時計方向に公転することにより、上記プラネタリギヤ15とともにミラー本体1が格納位置から使用位置へ向かう方向に回転する。
【0044】
そして、上記ミラー本体1が使用位置に達すると、図7(A)に示すように、ワッシャクラッチ22に形成された突起31の一側端面に、駆動ケース2に形成された突部32が当接して上記プラネタリギヤ15およびミラー本体1の回動が規制される。この結果、上記電動モータ10の駆動力が一定値以上に上昇して回転駆動機構9の摩擦クラッチ18に作用し、この摩擦クラッチ18がスリップ状態となることにより、上記プラネタリギヤ15に一定値以上の駆動力が伝達されることが阻止される。
【0045】
また、上記突起31および突部32からなる回動範囲規制機構によってミラー本体1の回転が規制された状態においても、電動モータ10の出力軸は回転しているため、第1ウォームギヤ11によって上記切換手段26のギヤ機構38が回転駆動される。そして、上記切換手段26の可動プレート47に設けられた可動側接点部材48が、図12(B)に示す位置まで回転すると、可動側接点部材48の第3可動接点部55が固定側接点部材50の第3固定接点部58の設置範囲から外れ、駆動回路63が開状態となって電動モータ10の駆動が停止されることになる。
【0046】
すなわち、図14に示すように、電動モータ10の駆動が開始されると、一時的に大きな駆動電流が流れた後、電動モータ10の回転が安定した時点Aで、左右両ミラーの駆動モータ10に一定の駆動電流が流れることになる。そして、所定時間が経過して左側に位置するミラー本体1の回転が規制された時点Bで、左側ミラーの駆動モータ10に通電される駆動電流が増大する。その後、右側に位置するミラー本体1の回転が規制された時点Cで、右側ミラーの駆動モータ10に通電される駆動電流が増大し、さらに上記切換手段26によって駆動回路63が開状態となった時点Dで、左右の駆動モータ10が同時に停止状態となる。
【0047】
このように左側のミラー本体1の回転が、右側に比べて早く規制されるのは、右ハンドル車では、左側ミラーの使用位置における張出し角度が小さいのでその回動範囲が53°程度に設定されるとともに、右側ミラーの使用位置における張出し角度が大きいのでその回動範囲が65°程度に設定され、左側ミラーの回動範囲が右側に比べて小さく設定されているためである。したがって、上記のように右側のミラー本体1が使用位置に変位した後に、上記駆動回路63を開状態とするように構成することにより、単一の切換手段26によってミラーの駆動制御を適正に実行することができる。
【0048】
上記のようにミラー本体1が使用位置に変位した状態で所定時間に亘って上記電動モータ10の駆動が継続された後に、電動モータ10を停止させるように構成したため、上記サンギヤ23とプラネタリギヤ15との間のバックラッシュが確実に詰められており、このバックラッシュに起因するミラー本体1にがたつきが生じることはない。
【0049】
上記使用位置においては、固定側接点部材50の第1固定接点部56と、第2固定接点部57とが、可動側接点部材48を介して接続状態に維持されているため、この状態から操作スイッチ64が図11の破線で示すように左側位置に切り換えられることにより、電動モータ10に通電されて逆方向に回転し、その駆動力によってプラネタリギヤ15が上記正転駆動時とは逆の方向(図13の時計方向)に回転駆動されてサンギヤ23の周囲を時計方向に公転することにより、このプラネタリギヤ15とともにミラー本体1が使用位置から格納位置へ向かう方向に回転する。
【0050】
上記ミラー本体1が格納位置に達すると、図7(B)に示すように、駆動ケース2に形成された突部32が、ワッシャクラッチ22の各突起31の他側端部に当接して上記プラネタリギヤ15およびミラー本体1の回動が規制され、回転駆動機構9の摩擦クラッチ18がスリップ状態となって、上記電動モータ10からプラネタリギヤ15に一定値以上の駆動力が伝達されることが阻止される。
【0051】
そして、上記切換手段26の可動プレート47に設けられた可動側接点部材48が、図12(C)に示す位置まで回転すると、可動側接点部材48の第2可動接点部54が固定側接点部材50の第2固定接点部57の設置範囲から外れ、駆動回路63が開状態となって電動モータ10の駆動が停止される。
【0052】
以上のように、ワッシャクラッチ22に設けられた突起31と、駆動ケース2に設けられた突部32とからなる回動範囲規制機構により、ミラー本体1の回動範囲を格納位置と使用位置との間に規制するとともに、この規制状態で電動モータ10の駆動力がプラネタリギヤ15に伝達されるのを規制する摩擦クラッチ18を、上記回転駆動機構9の第2ウォームギヤ13の回転軸13a上に設けたため、上記電動モータ10に過大な負荷を作用させることなくミラー本体1が使用位置に到達した後も電動モータ10を作動状態に維持することができる。
【0053】
そして、ミラー本体1が使用位置に到達した後、所定時間が経過した時点で、上記切換手段26によって電動モータ10を停止させるように構成したため、この電動モータ10の作動時間をミラー本体1の移動範囲に正確に対応させるように構成したり、従来のようにモータ電流を検出して電動モータの作動制御を行なう等の複雑な制御を行なったりする等の複雑な構成を採用することなく、上記ミラー本体1を適正位置まで確実に回転させることができる。
【0054】
しかも、上記切換手段26によって電動モータ10を停止させるのと同時に、その逆方向のみへの駆動を可能とするように上記駆動回路63を切り換えるように構成したため、ミラー本体1が使用位置にある場合には、格納位置に変位させる方向のみへの駆動が可能であり、使用位置にあるミラー本体1をさらに突出させる方向に電動モータ10が誤操作されるという事態の発生を確実に防止することができる。
【0055】
また、上記電動ミラーによれば、ミラー本体1が使用位置にまで到達する前に、障害物に当たる等により、大きな駆動抵抗が作用すれば上記摩擦クラッチ18がスリップ状態となるため、電動モータ10の過負荷が作用して焼き付きが生じる等の事態の発生を簡単かつ確実に防止することができる。なお、この場合には、上記回動範囲規制機構によるミラー本体1の回動規制位置と、上記切換手段26による電動モータ10の作動停止位置との対応関係にずれが生じるため、この対応関係を設定し直す必要がある。
【0056】
すなわち、上記駆動抵抗に応じて上記切換手段26による電動モータ10の作動停止位置が、ミラー本体1を使用位置に規制する回動範囲規制機構の規制位置よりも格納側にずれる位置ずれが生じると、ミラー本体1を本来の使用位置に到達する前に回動範囲規制機構によってミラー本体1の移動が規制されるという事態が生じることになる。このような事態が生じた場合には、回転駆動機構9によってミラー本体1を一旦格納方向に移動させ、駆動ケース2の突部32をワッシャクラッチ22の突起31に当接させてミラー本体1の回動を規制した状態で、回転駆動機構9の摩擦クラッチ18をスリップさせて駆動モータ10およびスイッチアッセンブリ37を空回りさせることにより、上記位置ずれを修正することができる。
【0057】
さらに、上記使用位置および格納位置でミラー本体1が停止した状態においては、上記プラネタリギヤ15には、摩擦クラッチ18によって規制される一定限度の駆動力が付与されることになるため、コイルスプリング8の弾発力によってミラー本体1の回転抵抗力を過度に増加させる等の手段を講じることなく、上記使用位置でのミラー本体1の保持剛性を高め、そのがたつきを防止して高速運転時に振動が生じること等を効果的に防止することができる。
【0058】
また、上記実施例では、車体の左右に設けられた上記電動モータ10からなる両ミラーの回転駆動源を同時に操作する操作スイッチ64と、共通の駆動回路63とを設けるとともに、単一の切換手段26によって上記電動モータ10の駆動を停止し、かつその逆方向への駆動を許容するように上記駆動回路63を切り換えるように構成したため、簡単な構成で適正時期に上記左右の電動モータ10を同時に作動制御することができる。
【0059】
なお、上記可動側接点部材48および固定側接点部材50からなる切換手段26に代え、リミットスイッチ等からなる従来周知のオン・オフスイッチを有する切換手段を設けた構造としてよい。また、上記切換手段26を左右独立して設けられた駆動回路にそれぞれ設け、各ミラー本体1の回動範囲に適合したタイミングで両電動モータ10をそれぞれ駆動制御するように構成してもよい。
【0060】
また、上記実施例では、電動モータ10の出力軸に設けられた第1ウォームギヤ11と、プラネタリギヤ15を駆動する第2ウォームギヤ13との2つのウォームギヤを上記回転駆動機構9に設けたため、上記電動モータ10の回転速度を効率よく減速することができる。したがって、上記回転駆動機構9に設けられるギヤの個数を減少させることができるとともに、簡単な構成でミラー本体1を駆動するのに必要な駆動力を上記プラネタリギヤ15に付与することができる。
【0061】
そして、上記第1ウォームギヤ11と第2ウォームギヤ13との間に上記摩擦クラッチ18を配設したため、ミラー本体1に加えられた逆駆動トルクが上記摩擦クラッチ18に伝達されるのを上記第2ウォームギヤ13の設置部において確実に阻止し、上記逆駆動トルクに応じて摩擦クラッチ18がスリップするという事態に発生を確実に防止することができる。
【0062】
したがって、回転駆動機構9に上記摩擦クラッチ18を配設した場合においても、ミラー本体1が上記逆駆動トルクによって逆駆動されることがないので、使用位置にあるミラー本体1が強制的に回動操作されて上記回動範囲規制機構によるミラー本体1の回動規制位置と、上記切換手段26による電動モータ10の作動停止位置との対応関係にずれが生じるという事態が生じるのを確実に防止することができる。なお、摩擦クラッチ18は、上記位置に限定されることなく、回転駆動機構9の第1ウォームホイール12と、第2ウォームギヤ13との間において、任意の位置に配設することができる。
【0063】
また、上記のように電動モータ10の駆動力をプラネタリギヤ15に伝達する回転駆動機構9と並列に、電動モータ10の駆動力を切換手段26のスイッチアッセンブリ37に伝達するギヤ機構38からなる動力伝達機構を設け、このギヤ機構38の減速比を上記回転駆動機構9の減速比よりも小さく設定することにより、上記スイッチアッセンブリ37の可動側接点部材48の回転速度が速くなるように構成した場合には、簡単な構成で上記切換手段26の切換時に火花が飛ぶのを効果的に防止することができる。
【0064】
すなわち、上記構成によれば、スイッチアッセンブリ37の接点部をオン状態からオフ状態に変化させる際に、上記回転側設定部材48の慣性によって両接点を早期に離間させることにより、火花が飛ぶことを防止することができる。このため、大容量の電動モータ10を使用した場合においても、上記スイッチアッセンブリ37が損傷するのを効果的に防止することができる。
【0065】
なお、上記のようにスイッチアッセンブリ37の可動側接点部材48の回転速度を速くするようにした構成に代え、上記駆動回路63にスナバ回路またはサージキラー用の素子等を設けることにより、上記スイッチアッセンブリ37の接点部をオン状態からオフ状態に変化させる際に火花が飛ぶのを防止するように構成してもよい。
【0066】
また、上記実施例では、支持軸5の上端部に係止されたワッシャクラッチ22に形成された突起31と、駆動ケース2に形成されたおよび突部32とからなる回動範囲規制機構により、ミラー本体1の回転範囲を規制するとともに、使用位置にあるミラー本体1をさらに突出させる方向、あるいは格納位置にあるミラー本体1をさらに車体に沿わせる方向に過大なトルクが作用した場合に、上記突起31と突部32との係合が外れてミラー本体1の回転が許容されるように構成したため、ミラー本体1の使用位置等おいて、これに大きな外力等が作用してもミラー本体1が破損するのを未然に防ぐことができる。
【0067】
さらに、上記実施例では、係合クラッチ21の上面に突起33を形成するとともに、サンギヤ23の下面に上記突起33に対応する凹部35を形成し、ミラー本体1に過大なトルクが作用した場合に、上記突起33が凹部35から外れてサンギヤ23が係合クラッチ21の上方に乗り上げるように構成されているので、停止状態にあるミラー本体1の回動変位を効果的に抑制することができる。
【0068】
特に、使用位置にあるミラー本体1をさらに突出させる方向、あるいは格納位置にあるミラー本体1をさらに車体に沿わせる方向に駆動トルクが作用した場合には、上記回動範囲規制機構の回動規制作用と、係合クラッチ21の回動規制作用との相乗作用により、ミラー本体1の回転を確実に防止することができる。例えば、使用位置にある上記ミラー本体1を突出方向に回転させるためには、図16(A)に示すように、駆動ケース2の突部32をワッシャクラッチ22の突起31上に乗り上げさせるとともに、係合クラッチ21の突起33と、サンギヤ23の凹部35との係合を離脱させる必要があるため、上記コイルスプリング8の付勢力によって付与される回転抵抗に対応する大きな駆動トルクが必要となる。
【0069】
これに対して使用位置にあるミラー本体1を格納方向に回転させる場合には、図16(B)に示すように、上記駆動ケース2の突部32をワッシャクラッチ22の突起31上に乗り上げさせる必要がないので、それ程大きな駆動トルクを必要としない。このため、手動操作で使用位置にあるミラー本体1を格納方向に変位させることも実質的には可能である。上記使用位置にあるミラー本体1を手動操作で移動させる場合に、必要な駆動トルクを測定データの一例を示せば、図17に示すにようになる。
【0070】
上記データから使用位置にあるミラー本体1をさらに突出させる方向に回転させるには、1000kgf・mm以上の駆動トルクが必要であるのに対し、使用位置にあるミラー本体1を格納方向に回転させるためには、800kgf・mm程度の駆動トルクを作用させればよいことがわかる。
【0071】
また、上記実施例に示すように、駆動ケース2に電動モータ10の下端部を保持させた状態で、上記駆動ケース2の上端面に取り付けられる上部プレート17によって上記電動モータ10の上端部およびその出力軸の上端部を係止するようにした構成によると、特別な係止手段を設けて上記電動モータ10を係止するようにした場合に比べて、簡単な構成で上記電動モータ10を安定状態に支持させることができるという利点がある。
【0072】
なお、上記実施例では、ミラー本体1が使用位置および格納位置の両方に位置する状態となった場合に、その回動を制御するように構成した例について説明したが、この構成に代えて上記使用位置もしくは格納位置にいずれか一方に位置する状態となった時に、上記のようにして電動モータ10の通電を切るようにすることにより、ミラー本体1の保持剛性を高めるように構成してもよい。
【0073】
また、図17に示すように、回動範囲規制機構を構成するワッシャクラッチ22の上面に、ミラー本体1を使用位置に係止する突起からなる第1係止部31aを形成するとともに、この第1係止部31aの上面に、ミラー本体1をオーバラン位置に係止する突起からなる第2係止部31bを形成し、ミラー本体1の前方への回動変位を二段階で規制するように構成してもよい。
【0074】
上記構成によると、自動車の後退時に使用位置にあるミラー本体1が障害物に当接する等により、このミラー本体1を前方に押動する大きな外力が作用した場合に、駆動ケース2の突部32がワッシャクラッチ22の第1係止部31aを乗り越えたとしても、上記ミラー本体1がさらに前方に移動してオーバランするのを上記第2係止部31bによって効果的に規制することができる。
【0075】
また、上記外力に応じてミラー本体1が大きく前方に押動され、図18に示すように、駆動ケース2の突部32がワッシャクラッチ22の第2係止部31b上に乗り上げ、上記切換手段26による電動モータ10の作動停止位置、つまり回転駆動源の駆動回路63を切り換える切換手段26の切換位置が、ミラー本体1を使用位置に規制する回動範囲規制機構の規制位置よりも前方側に大きくずれる事態が生じた場合には、上記第1,第2係止部31a,31bを位置修正用の規制部として利用し、ミラー本体1を回動させることにより上記位置ずれを修正することができる。
【0076】
すなわち、上記のように駆動ケース2の突部32がワッシャクラッチ22の第2係止部31b上に乗り上げるという事態が生じた場合には、上記駆動回路63の操作スイッチ64を操作してミラー本体1を格納方向に回動させることにより、駆動ケース2の突部32を矢印に示すようにワッシャクラッチ22の第1係止部31a側にスライド変位させる。
【0077】
上記ミラー本体1を格納方向に移動させる際に、その回動量が図12に示すスイッチアッセンブリ37を有する駆動回路63の切換手段26により設定された一定範囲に制限されていることにより、上記駆動ケース2の突部32を正規の位置まで戻すことはできない場合においても、図19に示すように、上記突部32がワッシャクラッチ22の第2係止部31bから第1係止部31a上に移動することになる。
【0078】
その後、上記操作スイッチ64を操作してミラー本体1を使用方向に回動させることにより、駆動ケース2の突部32を矢印X方向、つまり第2係止部31bに接近させる方向に駆動してこの第2係止部31bに上記突部32を当接させる。これによって回転駆動機構9の摩擦クラッチ18がスリップして駆動モータ10およびスイッチアッセンブリ37が空回りし、上記回動範囲規制機構の規制位置と、切換手段26の切換位置との位置ずれがある程度、修正される。
【0079】
次いで、上記操作スイッチ64を再度ミラー本体1の使用方向に操作することにより、駆動ケース2の突部32を矢印Y方向、つまり第2係止部31bから離間させる方向に駆動する。この結果、図20に示すように、上記突部32がワッシャクラッチ22の第1係止部31a上から本来の位置、つまりワッシャクラッチ22の底部上に移動することになる。
【0080】
そして、上記操作スイッチ64を再度ミラー本体1の格納方向に操作することにより、駆動ケース2の突部32を駆動ケース2の突部32を矢印方向、つまり第1係止部31aに接近させる方向に駆動してこの第1係止部31aに上記突部32を当接させる。これによって回転駆動機構9の摩擦クラッチ18がスリップして駆動モータ10およびスイッチアッセンブリ37が空回りし、上記回動範囲規制機構の規制位置と、切換手段26の切換位置との位置ずれを完全に修正することができる。
【0081】
このように、回動範囲規制機構に、ミラー本体1を使用位置に係止する第1係止部31aと、ミラー本体1をオーバラン位置に係止する第2係止部31bとを設けた場合には、外力に応じて回動範囲規制機構の回動規制位置と、回転駆動源の駆動回路63を切り換える切換手段26の切換位置との間にずれが生じ、駆動ケース2の突部32がワッシャクラッチ22の突起31上に乗り上げてその前方部まで移動したとしても、上記突部32が突起31上に乗り上げままの状態に保持されるという事態が生じることがなく、簡単な構成で上記位置ずれを確実に修正することができる。
【0082】
すなわち、図4および図5に示すように、ワッシャクラッチ22の突起31上に第2係止部となる突起が設けられていない場合には、上記突起31上に乗り上げた駆動ケース2の突部32が、切換手段26によって設定された一定範囲だけ突起31上を前後に往復動するという事態が生じる可能性がある。これを防止するためには、上記回動範囲規制機構によって規制されるミラー本体1の回動範囲に比べて回転駆動源の駆動回路63を切り換える切換手段26の切換位置との差を大きくする必要があり、通常の使用時に摩擦クラッチ18のスリップ時間が長くなることが避けられないため、駆動機構に故障が生じ易い傾向がある。
【0083】
これに対して上記ワッシャクラッチ22の第1係止部31a上に第2係止部31bを設けて上記位置ずれを段階的に修正するように構成した場合には、上記摩擦クラッチ18のスリップ時間を最小限に抑えつつ、上記第1,第2係止部31a,31bからなるワッシャクラッチ22の突起上に乗り上げた駆動ケース2の突部32を正規の位置に確実に戻すことができる。
【0084】
なお、上記実施例では、第1ウォームホイール12および第2ウォームギヤ13が形成された回転軸13aと、第3ウォームホイール39および第3ウォームギヤ40の回転軸39aとを、押えプレート46によって上部プレート17に係止するように構成した例について説明したが、図21に示すように、上記回転軸13a,39aの端部上面および側面を保持する保持部68,69と、回転軸13a,39aの下面を支持する支持部70,71とを上部プレート17に設け、上記保持部68,69内に回転軸13a,39aの両端部を挿入して支持させるように構成してもよい。
【0085】
すなわち、上記両保持部68,69の一方、例えば保持部69に回転軸13a,39aの端部が挿入される空間部72を形成し、図22に示すように、保持部69内に上記回転軸13a,39aの端部を斜め向きに挿入してこの軸端部を上記空間部72に導入した後、回転軸13a,39aの他端部を上記支持部70に移動させて保持部68に対向させる。そして、図23の矢印に示すように、上記回転軸13a,39aを保持部68側にスライド変位させて挿入することにより、上記押えプレート46を使用することなく、回転軸13a,39aの両端部を上部プレート17に支持させることができる。
【0086】
上記のように構成した場合には、押えプレート46を省略することにより、部品点数を低減して製造コストを安価に抑えることができるとともに、上記押えプレート46のねじ止めが不要となって組付作業を簡略できるという利点がある。なお、図24に示すように、駆動ケース2の上面に上記回転軸13a,39aの側端部を係止する係止用突部73を形成するとともに、上記上部プレート17に係止用突部73の挿通孔74を形成し、かつ上記回転軸13a,39aを上部プレート17に組付た後、この上部プレート17を駆動ケース2に取り付けることにより、上記空間部72内に係止用突部73を導入させ、この係止用突部73により回転軸13a,39aの側方移動を規制して外れ止めとするように構成することが望ましい。
【0087】
また、上記実施例では、車体側のベース4と支持軸5とを合成樹脂材によって一体に形成するように構成した例について説明したが、図25に示すように、ベースプレート4と支持軸5とを別体に形成することにより、この支持軸5と、これに係合されるワッシャクラッチ22とを左ハンドル車および右ハンドル車で共用化できるように構成してもよい。
【0088】
すなわち、図17に示すように、上記ワッシャクラッチ22の下面に一対の係合用突部75a,75bを形成し、かつ図26に示すように、支持軸5の大径部5bの上面に上記係合用突部75a,75bが係合される左ハンドル車用の第1,第2係合溝76a,76bを形成するとともに、これに対向する位置に右ハンドル車用の第1,第2係合溝77a,77bを形成した構造としてもよい。
【0089】
上記構成によると、ワッシャクラッチ22を支持軸5に取り付ける際に、支持軸5の左ハンドル車用の係合溝76a,76bもしくは右ハンドル用車の係合溝77a,77bのいずれか一方に上記係合用突部75a,75bを係合することにより、上記ワッシャクラッチ22によって位置決めされるミラー本体1の設置角度を、左ハンドル車と左ハンドル車とに適合した所定角度に設定することができる。
【0090】
この場合、仮想線で示すように、左ハンドル車用の第1係合溝76aに対して第2係合溝76b´を180°オフセットさせて配設するとともに、右ハンドル車用の第1係合溝77aに対して第2係合溝77b´を180°オフセットさせて配設することも考えられる。しかし、上記第1係合溝76a,77aは、180°に近い角度だけオフセットした位置、つまり180°に対して左右ハンドルの設置角度差(通常12°程度)に対応する角度だけオフセットした位置にそれぞれ配設されているため、左ハンドル車用の第2係合溝76bが右ハンドル車用の第1係合溝77aとオーバラップするとともに、右ハンドル車用の第2係合溝77b´が左ハンドル車用の第1係合部76bとオーバラップして、これらの位置決め機能が損なわれることになる。
【0091】
したがって、図26の実線で示すように、上記第2係合溝76b,77bの設置角度を、第1係合溝76a,77aに対向する180°オフセットした位置から所定角度αだけずらすことにより、上記両第2係合溝76b,77bが第1係合溝77a,76aとオーバラップするのを防止するように構成することが望ましい。なお、ワッシャクラッチ22の係合用突部75および支持軸5の第1,第2係合溝76,77の個数は2個に限られず、3個以上であってもよい。
【0092】
また、上記図25に示すように、スイッチアッセンブリ37を支持する筒状部78と、コイルスプリング8が外嵌されて係止される支持部材79とを別体に形成するとともに、この支持部材79と、係合クラッチ21aとを合成樹脂材等によって一体に形成した構造としてもよい。そして、上記支持部材79の上端部を駆動ケース2の基板2aに形成された凹孔2b内に嵌入するとともに、その下方に位置する上記係合クラッチ21aを、サンギヤ23aの上面に形成された凹部内に嵌入してその底部に圧接させた状態で、上記支持部材79を駆動ケース2および支持軸5に取り付けるように構成してもよい。
【0093】
【発明の効果】
以上のように請求項1に係る発明は、回動範囲規制手段によりミラー本体の回動範囲を格納位置と使用位置との間に規制するとともに、このミラー本体が使用位置に到達した後に、電動モータ等からなる回転駆動源の駆動力がプラネタリギヤに伝達されるのを摩擦クラッチによって規制するとともに、回転駆動源の作動時にミラー本体の回動を回動範囲規制機構により規制した状態で、切換手段によって上記回転駆動源の作動を停止し、かつその逆方向への駆動を許容するように構成したため、従来装置のようにモータ電流を検出し、これに基づいて駆動制御を行う等の複雑な構成を採用することなく、ミラー本体を適正位置に回動変位させた後に上記回転駆動源を停止させることができるとともに、この停止位置から上記回転駆動源を再駆動する際にその駆動方向が適正方向と反対向きとなる誤操作が生じるのを確実に防止できるという利点がある。
【0094】
そして、上記使用位置でミラー本体が停止した状態では、上記回転駆動源の駆動力によってプラネタリギヤとサンギヤとのバックラッシュが詰められるため、ミラー本体の回転抵抗力を特に増加させなくても、上記使用位置でのミラー本体の支持剛性を高めてそのがたつきを防止することができ、これによって高速運転時等にミラー本体が振動して騒音が発生したり、視界不良が生じたりするのを効果的に防止することができるとともに、ドア閉め時に異音が発生するのを確実に防止することができる。
【0095】
また請求項2に係る発明は、車体の左右に設けられた両ミラーの回転駆動源を同時に操作する操作スイッチと、共通の駆動回路とを設けるとともに、回転駆動源の作動時にミラー本体の回動を回動範囲規制機構により規制した状態で上記回転駆動源の作動を停止し、かつその逆方向への駆動を許容するように上記駆動回路を切り換える切換手段を設けたため、簡単な構成で両ミラーの回転駆動源を適正に駆動制御できるという利点がある。
【0096】
請求項3に係る発明は、回転駆動源の駆動力をプラネタリギヤに伝達する回転駆動機構と並列に、回転駆動源の駆動力を切換手段に伝達するギヤ機構を設け、このギヤ機構の減速比を上記回転駆動機構の減速比よりも小さく設定したため、上記切換手段の切換時に火花が飛ぶのを防止し、この切換手段を構成するスイッチアッセンブリ等が損傷することを効果的に防止することができる。
【0097】
また、請求項4に係る発明では、回転駆動源の駆動力を回転駆動機構に入力する第1ウォームギヤと、プラネタリギヤに直結された出力ギヤに駆動力を伝達する第2ウォームギヤとを設け、この第1,第2ウォームギヤの間に摩擦クラッチを配設し、上記回転駆動源の回転速度を効率よく減速できるように構成したため、上記回転駆動機構に設けられるギヤの個数を効果的に低減しつつ、ミラー本体を駆動するのに必要な駆動力を上記プラネタリギヤに付与することができる。
【0098】
しかも、上記第1ウォームギヤと第2ウォームギヤとの間に、上記摩擦クラッチを配設したため、ミラー本体に加えられる逆駆動トルクが上記摩擦クラッチの設置部に伝達されのるを上記第2ウォームギヤの設置部において確実に阻止し、ミラー本体が上記逆駆動力に応じて回転するという事態の発生を効果的に防止してミラー本体の保持状態を安定させることができる等の利点がある。
【0099】
また、請求項5に係る発明は、回動範囲規制機構に、ミラー本体を使用位置に係止する第1係止部と、ミラー本体をオーバラン位置に係止する第2係止部とを設けたため、使用位置にあるミラー本体をさらに前方に押動する外力が作用した場合に、ミラー本体が回動変位するのを上記第1,第2係止部によって二段階で規制することにより、このミラー本体が前方側にオーバランして回動するのを効果的に防止することができる。
【0100】
また、上記外力に応じて回動範囲規制機構の回動規制位置と、回転駆動源の駆動回路を切り換える切換手段の切換位置との間にずれが生じた場合には、上記第1,第2係止部を位置修正用の規制部として利用することにより、簡単な構成で上記位置ずれを確実に修正できるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電動ミラーの断面正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】上記電動ミラーに設けられた回転駆動機構の分解斜視図である。
【図4】上記電動ミラーに設けられた回転支持部の分解斜視図である。
【図5】上記電動ミラーに設けられた回動範囲規制機構の構成を示す断面図である。
【図6】(A),(B)は回動範囲規制機構を構成する突起の底面図および突部の平面図である。
【図7】(A),(B)は上記突起と突部との係合状態を状態を示す底面図である。
【図8】コイルスプリングの設置状態を示す断面図である。
【図9】切換手段の構成を示す分解断面図である。
【図10】(A),(B)は切換手段を構成する固定側接点部材の底面図および可動側接点部材の平面図である。
【図11】駆動回路の構成を示す説明図である。
【図12】(A),(B),(C)は切換手段の作用を示す説明図である。
【図13】プラネタリギヤの回転状態を示す説明図である。
【図14】ミラー本体の回転時における電流の変化状態を示すタイムチャートである。
【図15】(A),(B)はミラー本体を逆駆動させた状態を示す説明図である。
【図16】使用位置で静止したミラー本体に外力が作用した時のミラー本体の回転角度とミラー本体に作用するトルクとの関係を示すグラフである。
【図17】クラッチワッシャの別の例を示す斜視図である。
【図18】駆動ケースの突部がクラッチワッシャの第2係止部上に乗り上げた状態を示す説明図である。
【図19】駆動ケースの突部をクラッチワッシャの第1係止部上に移動させた状態を示す説明図である。
【図20】駆動ケースの突部を正常位置に復帰させた状態を示す説明図である。
【図21】回転軸の支持部の別の例を示す断面図である。
【図22】回転軸の組付作業の第1工程を示す断面図である。
【図23】回転軸の組付作業の第2工程を示す断面図である。
【図24】回転軸の支持部のさらに別の例を示す断面図である。
【図25】本発明に係る電動ミラーの別の実施例を示す断面図である。
【図26】ワッシャクラッチの係合部を示す平面図である。
【符号の説明】
1 ミラー本体
5 支持軸
10 電動モータ(回転駆動源)
11 第1ウォームギヤ
13 第3ウォームギヤ
14 第2ウォームホイール(出力ギヤ)
15 プラネタリギヤ
18 摩擦クラッチ
23 サンギヤ
26 切換手段
31 突起(回動範囲規制機構)
32 突部(回動範囲規制機構)
37 ギヤ機構(動力伝達機構)
63 駆動回路
64 操作スイッチ
31a 第1係止部
31b 第2係止部

Claims (5)

  1. 車体に突設された支持軸を支点にしてミラー本体が回動可能に支持された電動ミラーにおいて、上記ミラー本体の回動範囲を使用位置と格納位置との間に規制する回動範囲規制機構と、上記支持軸の周囲に取り付けられたサンギヤと、上記ミラー本体側に回転可能に取り付けられて上記サンギヤに噛み合うプラネタリギヤと、このプラネタリギヤを駆動する回転駆動機構とを設けるとともに、プラネタリギヤを回転させることにより上記ミラー本体を上記格納位置および使用位置に回動させる駆動力を付与する回転駆動源と、一定限度の駆動トルクが作用した場合に上記回転駆動源の駆動力がプラネタリギヤに伝達されるのを規制する摩擦クラッチとを上記回転駆動機構に設け、かつ上記回転駆動源の作動時にミラー本体の回動を回動範囲規制機構により規制した状態で回転駆動源の駆動を停止し、かつその逆方向への駆動のみを許容するように上記回転駆動源の駆動回路を切り換える切換手段を設けたことを特徴とする電動ミラー。
  2. 車体の左右に設けられた両ミラーの回転駆動源を同時に操作する操作スイッチと、共通の駆動回路とを設けるとともに、回転駆動源の作動時にミラー本体の回動を回動範囲規制機構により規制した状態で上記両回転駆動源の駆動を同時に停止し、かつその逆方向への駆動のみを許容するように上記駆動回路を切り換える切換手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の電動ミラー。
  3. 回転駆動源の駆動力をプラネタリギヤに伝達する回転駆動機構と並列に、回転駆動源の駆動力を切換手段に伝達する動力伝達機構を設け、この動力伝達機構の減速比を上記回転駆動機構の減速比よりも小さな値に設定したことを特徴とする請求項1または2記載の電動ミラー。
  4. 回転駆動源の駆動力を回転駆動機構に入力する第1ウォームギヤと、プラネタリギヤに直結された出力ギヤに駆動力を伝達する第2ウォームギヤとを設け、この第1,第2ウォームギヤの間に摩擦クラッチを配設したことを特徴とする請求項1記載〜3のいずれかに記載の電動ミラー。
  5. 回動範囲規制機構に、ミラー本体を使用位置に係止する第1係止部と、ミラー本体をオーバラン位置に係止する第2係止部とを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電動ミラー。
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