JPH04345548A - 電動ミラー - Google Patents

電動ミラー

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Publication number
JPH04345548A
JPH04345548A JP11749991A JP11749991A JPH04345548A JP H04345548 A JPH04345548 A JP H04345548A JP 11749991 A JP11749991 A JP 11749991A JP 11749991 A JP11749991 A JP 11749991A JP H04345548 A JPH04345548 A JP H04345548A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sun gear
mirror body
contact
rotation
mirror
Prior art date
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Pending
Application number
JP11749991A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Nakagawa
慎治 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ishizaki Honten Co Ltd
Original Assignee
Ishizaki Honten Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ishizaki Honten Co Ltd filed Critical Ishizaki Honten Co Ltd
Priority to JP11749991A priority Critical patent/JPH04345548A/ja
Publication of JPH04345548A publication Critical patent/JPH04345548A/ja
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  • Rear-View Mirror Devices That Are Mounted On The Exterior Of The Vehicle (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等に装備される
電動ミラーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車のドア等に折畳可能に装着される
サイドミラーは、一般に車体の側方に突出した状態で使
用されるが、この状態でミラー本体が停車時に通行人の
じゃまにならないように、あるいは障害物に接触して破
損等することのないように、上記ミラー本体は上記使用
位置と車体に沿った格納位置との間で回動可能となるよ
うに車体に装着されている。
【0003】さらに近年は、運転者等が車室内から遠隔
操作で上記ミラー本体を回動駆動できるようにした電動
ミラーも提供されるに至っている。このような電動ミラ
ーにおいては、ミラー本体を上記使用位置及び格納位置
で確実に停止させることが必要であるのに加え、上記使
用位置でのミラー本体の支持剛性を高く保持することが
望まれる。すなわち、上記使用位置で、駆動伝達用に設
けられている歯車同士のバックラッシュに起因してミラ
ー本体ががたつき易い状態にあると、車両を高速運転し
た時にミラー本体にびびりが発生し、騒音等の要因とな
るため、上記のようながたつきを極力削減することが望
ましい。
【0004】しかしながら、このようにミラー本体の支
持剛性を高めるためにミラー本体の回動抵抗力を大きく
設定すると、この大きな回動抵抗力に抗してミラー本体
を回動させるために大きな駆動力を要し、この駆動力を
得るために大型のモータや減速比の大きな駆動伝達機構
を用いなければならず、ミラー本体の小型化の妨げとな
ってしまう。また、部品点数の削減も望み得ない。
【0005】そこで、実開昭63−169341号公報
には、ベース側にシャフトを立て、ミラー本体に正逆転
可能なモータを内蔵し、このモータの駆動力を歯車機構
等によって上記シャフト回りのミラー本体の回動駆動力
に変換するとともに、このミラー本体の回動を起立位置
(使用位置)と格納位置とで停止させる規制手段を備え
、この規制手段によりミラー本体が強制停止されたとき
のモータ電流の変化に基づいて上記ミラー本体が使用位
置及び格納位置に達したことを検出し、この検出時にモ
ータを停止させるように制御する装置が示されている。 このような装置によれば、ミラー本体が起立位置あるい
は格納位置に達してその回動が規制されてから上記歯車
同士のバックラッシュを詰める状態まで強制的にモータ
が駆動され、その後モータ電流が一定以上高くなった時
点で同モータの作動が停止されるので、ミラー本体の回
転抵抗力を特に大きく設定しなくても、使用位置におい
て上記バックラッシュによるミラー本体のがたつきを防
ぐことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記装置では、ミラー
本体が使用位置及び格納位置に達した時のモータ電流の
変化を検出し、この検出結果に基づいてモータの駆動制
御を行うようにしているので、このような制御を行うた
めに複雑な制御回路を要し、コスト高となる不都合があ
る。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、ミラー
本体の回動抵抗力を特に大きくすることなく、しかも低
コストの構造で使用位置でのミラー本体の支持剛性を高
めることができる電動ミラーを提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、車体に突設さ
れた回動軸回りにミラー本体が回動可能に装着された電
動ミラーにおいて、上記ミラー本体の回動範囲を使用位
置と格納位置との間に規制する回動範囲規制機構と、上
記回動軸の周囲に取付けられたサンギアと、上記ミラー
本体側に回転可能に取付けられ、上記サンギアに噛合さ
れるプラネタリギアと、上記プラネタリギアを駆動する
回動駆動機構と、この回動駆動機構に設けられ、上記プ
ラネタリギアを回転させることにより上記ミラー本体を
上記格納位置から使用位置へ回動させる正方向と上記ミ
ラー本体を上記使用位置から格納位置へ回動させる逆方
向の両方向に作動可能な回動駆動源と、この回動駆動源
を作動させるための駆動回路と、この駆動回路を同回路
が上記回動駆動源を正方向に作動させる状態と逆方向に
作動させる状態とに相互に切換えるための切換手段と、
上記回動軸に回動不能に固定され、上記サンギアと係合
し、このサンギアに上記ミラー本体の使用位置から格納
位置へ向かう方向の一定以上の限界トルクが作用した場
合に同サンギアが回動軸に対して回動変位するのを許容
する回動制限部材と、上記回動軸を中心に上記サンギア
と一体に回動する可動部材と、上記回動軸に対して回動
不能に構成され、かつ上記可動部材と対向する位置に配
された固定部材とを備え、上記固定部材側に上記駆動回
路の接点である固定側接点を設け、上記可動部材側に上
記駆動回路の接点であり可動部材とともに上記固定側接
点に対して回動する可動側接点を設けるとともに、上記
サンギアに上記ミラー本体の使用位置から格納位置へ向
かう方向の限界トルク以上のトルクが作用していない通
常状態では上記駆動回路が上記回動駆動源を少なくとも
正方向に作動させることが可能となるように上記固定側
接点と回動側接点とが接触し、上記サンギアに上記ミラ
ー本体の使用位置から格納位置へ向かう方向の限界トル
ク以上のトルクが作用してサンギアが回動軸に対して上
記トルクの方向に変位した極限状態では上記駆動回路が
上記回動駆動源を逆方向にのみ作動させることが可能と
なるように上記固定側接点と回動側接点とが接触するよ
うに両接点の配設位置を設定したものである(請求項1
)。
【0009】さらに、このサンギアに上記ミラー本体の
格納位置から使用位置へ向かう方向の一定以上の限界ト
ルクが作用した場合に同サンギアが回動軸に対して回動
変位するのを許容するように上記回動制限部材を構成す
るとともに、上記サンギアに上記ミラー本体の格納位置
から使用位置へ向かう方向の限界トルク以上のトルクが
作用してサンギアが回動軸に対して上記トルクの方向に
変位した第2の極限状態で上記駆動回路が上記回動駆動
源を正方向にのみ作動させることが可能となるように上
記固定側接点と回動側接点とが接触するように両接点の
配設位置を設定したり(請求項2)、上記サンギアを、
上記プラネタリギアが噛合されるサンギア本体と、上記
回動制限部材に係合される係合部材とで構成し、上記サ
ンギア本体に上記限界トルクよりも大きい一定値以上の
トルクが作用した場合にのみこのサンギア本体が上記係
合部材に対して回動変位するように構成したりすること
により(請求項3)、後述のようなより優れた効果が得
られる。
【0010】
【作用】上記構成において、通常状態では、駆動回路が
回動駆動源を正方向に作動させることができるように固
定側接点と可動側接点とが接続されている。従って、こ
の状態で切換手段により実際に回駆駆動源を正方向に作
動させる状態に駆動回路を切換えることにより、この回
動駆動源が正方向に作動し、その駆動力によってプラネ
タリギアが回転し、サンギアの周囲を公転することによ
り、このプラネタリギアとともにミラー本体が格納位置
から使用位置へ向かう方向に回動する。そして、このミ
ラー本体が使用位置に達すると、ミラー本体の回動は規
制され、プラネタリギアのみが強制的に回転駆動される
ことになる。これにより、サンギアに限界トルク以上の
トルクが作用し、このサンギアが回動軸に対して上記ミ
ラー本体の使用位置から格納位置へ向かう方向に変位す
る(極限状態)とともに、この変位に伴って可動側接点
が固定側接点に対して変位することにより、上記駆動回
路が上記回動駆動源を逆方向にのみ作動させることがで
きるように両接点が接触することとなり、よって回動駆
動源は停止する。この使用位置における状態は、ミラー
本体の回動が規制されてからプラネタリギアのみが強制
的に回転駆動された後に停止した状態であるので、両ギ
ア間のバックラッシュは詰められており、よってこのバ
ックラッシュに起因するミラー本体のがたつきは生じな
い。
【0011】逆に、この状態から切換手段により回駆駆
動源を逆方向に作動させる状態に駆動回路を切換えると
、この回動駆動源が実際に逆方向に作動することにより
プラネタリギアが上記とは逆の方向に回転し、サンギア
の周囲を公転することにより、このプラネタリギアとと
もにミラー本体が使用位置から格納位置へ向かう方向に
回動し、これによってミラーの格納位置への復帰が行わ
れる。具体的に、請求項2記載の電動ミラーでは、ミラ
ー本体が格納位置に達すると、ミラー本体の回動が規制
され、プラネタリギアのみが強制的に回転駆動されるこ
とにより、サンギアに限界トルク以上のトルクが作用し
、このサンギアが回動軸に対して上記ミラー本体の格納
位置から使用位置へ向かう方向に変位する(第2の極限
状態)とともに、この変位に伴って可動側接点が固定側
接点に対して変位することにより、上記駆動回路が上記
回動駆動源を正方向にのみ作動させることができるよう
に両接点が接触することとなり、よって回動駆動源は停
止する。
【0012】さらに、請求項3記載の装置によれば、上
記ミラー本体に不測の大きな外力が加わってサンギア本
体に上記限界トルクよりも大きな一定値以上のトルクが
作用することにより、サンギア本体と係合部材との係合
が外れ、上記外力を受けた方向にミラー本体が逃がされ
る。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明する
。なお、この実施例では車体の右側に装着される電動ミ
ラーを説明するが、本発明は車体の左側に装着されるミ
ラーにも同様に適用可能である。
【0014】図1及び図2において、10はミラー本体
であり、このミラー本体10は駆動ケース12を有して
いる。この駆動ケース12は、ミラー取付部13を有し
、このミラー取付部13にミラーが取付けられている。
【0015】車体側にはベース11が固定されている。 このベース11には上方に突出するベースシャフト(回
動軸)14が形成されており、このベースシャフト14
は、中央に配線誘導用の貫通孔15をもつ筒状とされて
いる。そして、このベースシャフト14を軸として回動
可能に上記ミラー本体10が装着されるとともに、この
ミラー本体10を駆動するための回動駆動機構が上記駆
動ケース12内に設けられている。
【0016】この回動駆動機構を図3に示す。この機構
は、電動式のモータ(回動駆動源)16、同一水平軸1
8に固定されたヘリカルギア20,22、同一垂直軸2
4に固定されたヘリカルギア26及びプラネタリギア2
8を備えており、上記水平軸18の両端は図1に示され
るようなプレート23によって回転可能に支持され、上
記垂直軸24の上端は上記プレート23に、下端は駆動
ケース12によってそれぞれ回転可能に支持されている
。また、モータ16の原動軸にウォームギア30が固定
されるとともに、このウォームギヤ30と上記ヘリカル
ギア20とが噛合され、ウォームギア22とヘリカルギ
ア26とが噛合されており、この機構によって、上記モ
ータ16の駆動力が上記垂直軸24回りのプラネタリギ
ア28の回転力に変換されるようになっている。
【0017】一方、上記ベースシャフト14の周囲には
、下側から順に、図4に示されるようなワッシャクラッ
チ32、上記駆動ケース12、ワッシャ34、スプリン
グ36、サンギア本体38、係合クラッチ(係合部材)
40、図5に示されるような回動制限部材42、及び回
路接続アセンブリ44が装着され、これらを上から覆う
ようにして上記駆動ケース12にカバー45(図1,2
)が装着されるようになっている。
【0018】上記ワッシャクラッチ32は、かしめや接
着などの手段で上記駆動ケース12の底面に固定されて
おり、このワッシャクラッチ32において互いに180
°で離間する2つの位置には下方に突出する突起(回動
範囲規制機構を構成)46が形成されている。これに対
し、上記ベース11においてそのベースシャフト14の
周囲の位置には、上記突起46がそれぞれ嵌入可能な幅
をもつ規制溝(回動範囲規制機構を構成)48が凹設さ
れている。各規制溝48は、図6にも示されるように約
90°の中心角をもつ円弧状をなしている。そして、ミ
ラー本体10が図2に一点鎖線で示されるような使用位
置に到達した時点で図6に実線で示されるように両突起
46が各規制溝48の一端部側壁に当接し、ミラー本体
10が図2に二点鎖線で示されるような格納位置に到達
した時点で図6に二点鎖線で示されるように両突起が各
規制溝48の他端部側壁に当接するように、上記ワッシ
ャクラッチ32のミラー本体12に対する取付角度位置
が設定されており、上記各当接によって、ミラー本体1
2の回動範囲が上記使用位置と格納位置との間に規制さ
れている。
【0019】ただし、ミラー本体10に不測の大きなト
ルク荷重が作用した場合には、上記各突起46が規制溝
48の外側範囲まで乗り上げるように各突起46の突出
寸法及び突出形状が設定されている。
【0020】サンギア本体38は、上記係合クラッチ4
0が上方から嵌入可能な形状を有し、その嵌入部底面上
の複数個所には図5に示されるような正面視略半円状の
突出部50が設けられている。係合クラッチ40は、そ
の下面において上記サンギア本体38の突出部50と対
応する位置に凹部52を有し、各凹部52が上記突出部
50にそれぞれ係合される角度でサンギア本体38内に
嵌入されており、このサンギア本体38に後述の限界ト
ルクを超えた一定以上のトルクが作用した場合にのみ上
記突出部50と凹部52との係合が外れるようになって
いる。また、この係合クラッチ40の上面には図5に示
されるような正面視矩形状の突出片54が複数個突設さ
れており、これらの突出片54のうちの一つにはこの突
出片54からさらに半径方向外側へ突出する凸部55が
形成されている。
【0021】回動制限部材42は、その下部において上
記各突出片54と対応する位置に正面視略5角形状の回
動制限凹部56を有するとともに、その側壁の適当な個
所から上方に連絡片57が延設されている。また、この
回動制限部材42の上端部内周面には平板状の突起58
が半径方向内側に向けて突設されているのに対し、前記
ベースシャフト14の側面において上記各突起58に対
応する位置には図4に示されるような逆T字状の係止溝
59が形成されている。
【0022】そして、上記ベースシャフト14に上記ワ
ッシャクラッチ32、駆動ケース12、ワッシャ34、
スプリング36、サンギア本体38、係合クラッチ40
を順に外篏し、さらに、この係合クラッチ40の各突出
片54の両角部を図5に示されるように上記回動制限部
材42の各規制凹部56の両斜辺に当接させるようにし
ながら、上記スプリング36の弾発力に抗して回動制限
部材42の各突起58を各係止溝59の中央溝に上から
挿入し、その下端まで当接した段階でこの回動制限部材
42を回すことにより、この回動制限部材42がベース
シャフト14側に回動不能に係止され、駆動ケース12
等が上記スプリング36の弾発力でベース11側に押し
つけられた状態で装着されている。
【0023】この装着状態において、上記サンギア本体
38とプラネタリギア28とが噛合されており、従って
、このプラネタリギア28が垂直軸24回りに回転する
ことにより同プラネタリギア28がサンギア本体38回
りを公転し、この公転に伴ってミラー本体10もベース
シャフト14回りを回動することとなる。一方上記サン
ギア本体38及び係合クラッチ40のベースシャフト1
4回りの回動は、図7にも示されるような突出片54と
回動制限凹部56との係合によって規制されているが、
上記サンギア本体38に一定の限界トルク以上のトルク
が作用した場合には上記突出片54の角部が回動制限凹
部56の斜辺上を滑ることにより(図7矢印参照)、上
記サンギア本体38及び係合クラッチ40がベースシャ
フト14に対して回動変位するようになっている。
【0024】上記回路接続アセンブリ44は、図8に示
されるような可動プレート(可動部材)60、接点プレ
ート62、及び固定プレート64(固定部材)を備えて
おり、上記接点プレート62以外は樹脂などの絶縁材料
で形成されている。
【0025】可動プレート60は、その周縁部から下方
に延びる側壁61を有し、この側壁61の下端部に係合
凸部66が形成されている。そして、この係合凸部66
が、上記係合クラッチ40の上端周縁部に形成されたフ
ランジ部68に係合されることにより、この可動プレー
ト60が上記係合クラッチ40上に相対回動可能に装着
されている。なお、図8において69は、この可動プレ
ート60と、上記係合クラッチ40における連絡片57
との干渉を避けるための切欠き部である。
【0026】この可動プレート60の中央には配線導入
用の貫通孔70が設けられるとともに、この貫通孔70
の周縁部に、半径方向に撓み可能な複数の係止用突出部
72が設けられている。各係止用突出部72には水平に
延びる係合溝74が形成されており、一つの係止用突出
部72の下部には回転規制用突起76が設けられている
【0027】この回転規制用突起76が設けられた角度
位置には、上記側壁61から半径方向外側及び下方に膨
出する膨出部78が形成されている。この膨出部78の
下部には下方及び半径方向内側に開口する凹部80が形
成され、膨出部78の上部には上方に開口する挿入孔8
2が設けられている。そして、図5に示されるように、
上記凹部80と上記係合クラッチ40の凸部55とが嵌
合されることにより、この可動プレート60、上記係合
クラッチ40、及びサンギア本体38が原則として一体
に回動するように構成されている。
【0028】接点プレート62は、全体が銅等の導電材
料で形成され、上方に突出する左右一対の接点部(可動
側接点)84及び下方に突出する挿入部86を有してお
り、上記接点部84同士の間には切欠き88が形成され
ている。そして、上記挿入部86が上記固定プレート6
0の挿入孔82内に圧入されるとともに、上記切欠き8
8が上記固定プレート60の回動制限用突起76の外側
に嵌められることにより、この固定プレート60の上面
に接点プレート62が相対回動不能に、すなわち一体に
回動するように装着されている。
【0029】可動プレート64は、その中央に配線導入
用の貫通孔90を有し、周縁部の特定位置には切欠き9
2を有している。この可動プレート64の下面には、図
9(a)〜(c)に示されるような4枚の接点板(固定
側接点)94,95,96,98が互いに離れた位置に
設けられている。各接点板94,95,96は、銅等の
導電性材料により略円弧状に形成され、接点板95,9
6の周方向長さは接点板94のそれの略半分に設定され
ており、接点板94,95同士がダイオード101を介
して、接点板94,96同士がダイオード102を介し
てそれぞれ接続されている。接点板98も、導電材料に
より形成されており、上記接点板95,96においてこ
れらが互いに対向する端部の外側(図9では下側)の位
置に配設されている。
【0030】そして、この固定プレート64における貫
通孔90の周縁部が上記可動プレート60における係止
用突起72のもつ係合溝74内に嵌着されることにより
、この固定プレート64が可動プレート60の上方の位
置に取付けられるとともに、この固定プレート64の切
欠き92が上記回動制限部材42における連絡片57の
上端部に係合されることにより、固定プレート64がベ
ースシャフト14回りに回動することが阻止されている
。すなわち、固定プレート64はベースシャフト14に
対して回動不能に構成されている。
【0031】この装着状態において、上記可動プレート
60に固定された接点プレート62の各接点部84が固
定プレート64側の接点板95,96,98に適宜接触
するようになっている。具体的には、接点部84と接点
板95,96,98が以下の状態で接触するように、各
プレート60,62,64の相対的な取付角度位置が設
定されている。
【0032】まず、上記サンギア本体38に上記限界ト
ルク以上のトルクが作用していない状態、すなわち、図
7に実線で示すように係合クラッチ42の突出片54の
両角部が回動規制部材42における回動規制凹部56の
両斜辺に当接している状態(通常状態)では、図9(a
)に示すように接点部84が全接点板95,96,98
に接触する。これに対し、上記サンギア本体38に上記
限界トルク以上のトルクが作用してサンギア本体38が
上記ミラー本体10の使用位置から格納位置へ向かう方
向(図2では時計回り方向)に変位した状態、すなわち
、図7に二点鎖線実線で示すように係合クラッチ42の
突出片54の両角部が回動規制部材42における回動規
制凹部56の斜辺を滑った状態(極限状態)では、この
サンギア本体38の変位に伴って可動プレート60及び
接点プレート62が回動変位することにより、図9(b
)に示すように接点部84が全接点板95,98のみに
接触する。逆に、上記サンギア本体38に上記限界トル
ク以上のトルクが作用してサンギア本体38が上記ミラ
ー本体10の格納位置から使用位置へ向かう方向(図2
では反時計回り方向)に変位した状態、すなわち、図7
に二点鎖線実線で示す位置と反対側の位置に係合クラッ
チ42の突出片54の両角部が回動規制部材42におけ
る回動規制凹部56の斜辺を滑った状態では、このサン
ギア本体38の変位に伴って可動プレート60及び接点
プレート62が回動変位することにより、図9(c)に
示すように接点部84が全接点板96,98のみに接触
する。
【0033】次に、前記モータ16の駆動回路を図10
に基づいて説明する。
【0034】図に示すように、モータ16の片側端子は
上記接点板94に接続されており、もう片側の端子は抵
抗器104、一対のスイッチ(切換手段)107,10
8、及び電源110を介して上記接点板98に接続され
ている。両スイッチ107,108は、可動側端子が互
いに連動するもので、車体のドア側に設けられている。 そして、これらのスイッチ107,108を手動で図1
0の二点鎖線状態に切換えることにより、接点部84と
接点板96とが接触することを条件に上記モータ16を
正方向に作動させる状態に駆動回路を切換えることがで
き、逆に、上記スイッチ107,108を同図実線状態
に切換えることにより、接点部84と接点板95とが接
触することを条件に上記モータ16を逆方向に作動させ
る状態に駆動回路を切換えることができるようになって
いる。ここで、上記モータ16の作動方向について「正
方向」とは、このモータ16が上記プラネタリギア28
の回転を通じてミラー本体10を格納位置から使用位置
へ向かう方向に回動させる方向をいい、「逆方向」とは
、ミラー本体10を使用位置から格納位置へ向かう方向
に回動させる方向をいう。
【0035】次に、この電動ミラーの作用を説明する。
【0036】まず、サンギア本体38に限界トルク以上
のトルクが作用していない通常状態、あるいは限界トル
ク以上のトルクが作用してサンギア本体38がベースシ
ャフト14に対して図2の反時計回り方向に変位してい
る状態では、図9(a)に示すように設定部84が3つ
の接点板95,96,98に全て接触している状態、あ
るいは同図(c)に示すように接点板96,98に接触
している状態にある。従って、この状態でスイッチ10
7,108を図10の二点鎖線位置に切換えることによ
り、モータ16が通電されて正方向に作動し、その駆動
力によってプラネタリギア28が図11(a)に示され
るように同図反時計回り方向に回転し、サンギア本体3
8の周囲を公転することにより、このプラネタリギア2
8とともにミラー本体10が格納位置から使用位置へ向
かう方向に回動する。
【0037】そして、このミラー本体10が使用位置に
達すると、ワッシャクラッチ32の各突起46が図6に
実線で示すように規制溝48の一端部に当接し、これに
よってミラー本体10の回動は規制されるにもかかわら
ず、プラネタリギア28のみが強制的に回転駆動される
ことになる。この回転により図11(b)に示すように
サンギア本体38に同図時計回り方向の限界トルク以上
のトルクが作用し、図7に示すように突出片54が回動
規制凹部56の斜辺を滑ってサンギア本体38がベース
シャフト14回りに上記トルクの方向に回動変位する(
第1の極限状態)。この変位に伴い、可動プレート60
及び接点プレート62が固定プレート64に対して変位
して図9(b)に示すような状態となり、接点部84と
接点板96との接触がなくなるために、上記モータ16
の駆動が停止される。この使用位置における状態は、上
述のように、ミラー本体10の回動が規制されてからプ
ラネタリギア28のみが強制的に回転駆動された後にモ
ータ16が停止した状態であるので、両ギア28,38
間のバックラッシュは詰められており、このバックラッ
シュに起因するミラー本体10のがたつきは生じない。
【0038】この状態では、図9(b)に示すように、
接点部84が接点板95,98に接触している。従って
、この状態からスイッチ107,108を図10の実線
位置に切換えることにより、モータ16が通電されて逆
方向に作動し、その駆動力によってプラネタリギア28
が上記とは逆の方向(図11では時計回り方向)に回転
し、サンギア本体38の周囲を公転することにより、こ
のプラネタリギア28とともにミラー本体10が使用位
置から格納位置へ向かう方向に回動する。
【0039】そして、このミラー本体10が格納位置に
達すると、ワッシャクラッチ32の各突起46が図6に
二点鎖線で示すように規制溝48の他端部に当接し、こ
れによってミラー本体10の回動は規制されるにもかか
わらず、プラネタリギア28のみが強制的に回転駆動さ
れる。この回転により図11(c)に示すようにサンギ
ア本体38に同図反時計回り方向の限界トルク以上のト
ルクが作用し、図7に二点鎖線で示す位置とは反対側の
位置に向かって突出片54が回動規制凹部56の斜辺を
滑り、サンギア本体38がベースシャフト14回りに上
記トルクの方向に回動変位する。この変位に伴い、可動
プレート60及び接点プレート62が固定プレート64
に対して変位して図9(c)に示すような状態となり、
接点部84と接点板95との接触がなくなるために、上
記モータ16の駆動が停止される。
【0040】以上のように、この装置では、図6に示さ
れる突起46と規制溝48との係合により、ミラー本体
10の回動範囲を格納位置と使用位置との間に規制する
とともに、このミラー本体10が使用位置に到達した後
もプラネタリギア28のみを強制的に回転させ、この時
サンギア本体38に作用するトルクを利用して可動側の
接点プレート62を変位させることによりモータ16の
通電を停止させるようにしたものであり、接点のオンオ
フだけでモータ16の駆動制御を行うものであるので、
従来装置のようにモータ電流を検出し、これに基づいて
複雑な制御を行う装置に比べ、コストは大幅に削減され
る。しかも、上記使用位置でミラー本体10が停止した
状態では、上記プラネタリギア28の強制回転によって
同ギア28とサンギア本体38とのバックラッシュは詰
められているので、スプリング36の弾発力等によるミ
ラー本体10の回転抵抗力を特に増加させなくても、上
記使用位置でのミラー本体10の支持剛性を高め、その
がたつきを防ぐことができ、高速運転時等でビビリ現象
が発生するのを未然に防止することができる。また、ミ
ラー本体10の回動中、常にワッシャクラッチ32とベ
ース11とが面接触した状態で摺動しているので、ミラ
ー本体10に上下方向のブレがほとんど生じない。
【0041】次に、上記動作時においてミラー本体10
に作用するトルクの変動を図12に基づいて説明する。 図において横軸はプラネタリギア28の回転角度、縦軸
は上記トルクを示す。
【0042】ミラー本体10が格納位置にある状態では
、図12の下段に示すように、突出片54が回動規制凹
部56の斜辺を滑った後に停止した状態にある。従って
、この状態からスイッチ106,107を操作してモー
タ16を正方向に作動させると、プラネタリギア28が
回転することにより、このプラネタリギア28と噛合さ
れたサンギア本体38が回転して、まず上記突出片54
が正常位置に復帰する(図12の角度Z1)。この角度
Z1と、バックラッシュに対応する角度G1とを合わせ
た角度の範囲内では、モータ16が作動してもミラー本
体10にトルクはほとんど作用しない。
【0043】この範囲を過ぎると、実際にミラー本体1
0に駆動トルク(図では 60kg/mm)が作用し、
ミラー本体16が格納位置から使用位置へ向かって回動
する(角度θ1)。そして、ミラー本体10が使用位置
へ到達すると、プラネタリギア28のみの強制回転が開
始され、バックラッシュに対応する角度G2を過ぎた後
は、ミラー本体10とサンギア本体38の相互に限界ト
ルク以上のトルク(図では 300kg/mm)が作用
する。このトルクによって、上記突出片54が回動規制
凹部56の斜辺を滑るのに伴い、サンギア本体38及び
係合クラッチ40と連動して可動プレート60及び接点
プレート62が回動変位し、この接点プレート62の接
点部84と接点板96との接触が断たれた時点でモータ
16が停止する(角度Z2)。
【0044】また、この電動ミラーによれば、図13に
示すように、ミラー本体10が使用位置にまで到達して
いなくても、その途中で障害物に当たる等して大きなト
ルクが作用すれば上記と同様にサンギア本体38が回動
変位してモータ16が停止することとなる。すなわち、
この電動ミラーのオンオフ機構は自動安全装置の機能も
兼ね備えているといえる。また、障害物が取り除かれた
場合には、回動変位していたサンギア本体38に合わせ
て、係合クラッチ40が、スプリング36の弾発力によ
って、この係合クラッチ40の上部に形成された突出片
54が回動規制部材42の下面に形成された回動制限凹
部56の斜面を摺接しながら両斜辺に当接する位置(通
常位置)まで回動し、再び接点がつながってモータ16
が再駆動される。
【0045】さらに、この電動ミラーでは、ミラー本体
10に上記限界トルクを超えた一定値以上のトルクが作
用した時点で突起46が規制溝48から外れてその外側
領域に乗り上げ、また、サンギア本体38の突出部50
と係合クラッチ40の凹部52との係合が外れるように
構成されているので、これらが安全クラッチの役目を果
たすことにより、ミラー本体10が使用位置で静止した
状態でこれに大きな外力等が作用しても、ミラー本体1
0が破損するのを未然に防ぐことが可能である。
【0046】図14は、上記使用位置で静止したミラー
本体10に対して前方向に外力が作用した時のトルク変
動を示したものである。図に示すように、外力が作用す
る瞬間には極めて大きなトルクが作用するが、このトル
クに起因して突起46が規制溝48から乗り上げること
により、トルクは急降下する(角度Z1)。その後、突
出片54が回動規制凹部56の斜辺を滑るようにしなが
らトルクは漸次上昇するが(角度Z2)、この滑りが止
まった時点からトルクはまた急激に上昇する。
【0047】そして今度は、突出部50が凹部52から
外れることによりトルクがまた急降下し(角度Z3)、
ミラー本体10は破損することなく前方へ逃がされる。
【0048】これに対し、上記使用位置におけるミラー
本体10に対して後方向に外力が作用した場合、ミラー
本体10は、突起46が規制溝48に規制されない方向
に外力を受けているので、突起46が規制溝48から外
れることはないが、上記と同様に突出部50と凹部52
との係合が外れることにより、ミラー本体10は破損す
ることなく外力を受けた方向に解放される。
【0049】なお、本発明はこのような実施例に限定さ
れるものでなく、例として次のような態様をとることも
可能である。
【0050】(1) 上記実施例では、ミラー本体10
が使用位置に達した時だけでなく、格納位置に達した時
もこの時発生するトルクを利用して接点同士の接触を断
つことによりモータ16を停止させるものを示したが、
本発明では少なくとも上記使用位置に達した時に上記の
ようにしてモータ16の通電を切るようにすることによ
り、使用位置でのミラー本体10の支持剛性を高めると
いう効果を得ることができ、格納位置に達した時のモー
タ16のオンオフ制御については従来公知手段等の他の
手段を用いるようにしてもよい。ただし、格納位置に達
した時にも上記実施例で示した構成を適用すれば、より
簡単な構成でモータ16のオンオフ制御を行うことがで
きる利点がある。
【0051】(2) 上記実施例では、サンギア本体3
8と係合クラッチ40とで本発明におけるサンギア全体
を構成したものを示したが、本発明では両者が一体に構
成されたものであってもよい。ただし、上記のようにサ
ンギア本体38と係合クラッチ40とを突出部50と凹
部52とで係合する構成にすれば、このサンギア自体に
上記のような安全クラッチとしての機能を付与すること
ができる効果がある。
【0052】(3) 上記実施例では、固定側に接点板
95,96,98を設け、可動側に接点部84を設けた
ものを示したが、逆に、可動側に接点板95,96,9
8を設け、固定側に接点部84を設けるようにしても上
記と同様の効果を得ることができる。
【0053】
【発明の効果】以上のように本発明は、回動範囲規制手
段によりミラー本体の回動範囲を格納位置と使用位置と
の間に規制するとともに、このミラー本体が使用位置に
到達した後も回動駆動機構によりプラネタリギアのみを
強制的に回転させ、この時サンギア本体に作用するトル
クを利用して可動側接点を変位させることにより回動駆
動源の通電を停止させるようにしたものであり、上記接
点の接触不接触で回動駆動源の駆動制御を行うものであ
るので、従来装置のようにモータ電流を検出し、これに
基づいて自動制御を行うといった装置に比べ、複雑な回
路などを要さず、コストを大幅に削減することができる
効果がある。しかも、上記使用位置でミラー本体が停止
した状態では、上記プラネタリギアの強制回転によって
同ギアとサンギア本体とのバックラッシュを詰めている
ので、ミラー本体の回転抵抗力を特に増加させなくても
、上記使用位置でのミラー本体の支持剛性を高め、その
がたつきを防ぐことができ、高速運転時等でビビリ現象
が発生するのを未然に防止することができる効果がある
【0054】また、請求項2記載のように、ミラー本体
が格納位置に到達した後に回動駆動機構によりプラネタ
リギアのみを強制的に回転させ、この時サンギア本体に
作用するトルクを利用して可動側接点を変位させること
により回動駆動源の通電を停止させるようにすることに
より、前記請求項1記載の装置における使用位置での作
動と同様にして、簡単な構造で格納位置において回動駆
動源を自動的に停止させることができる効果がある。
【0055】さらに、請求項3記載のように、上記サン
ギアを互いに係合するサンギア本体と係合部材とで構成
し、上記サンギア本体に上記限界トルクよりも大きい一
定値以上のトルクが作用した場合にのみ上記係合が外れ
て両者が相対的に回動変位するようにしたものによれば
、このサンギア自身に安全クラッチとしての機能を付与
することができ、ミラー本体に大きな外力が作用しても
ミラーに破損が生じるのを未然に防ぐことができる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における電動ミラーの断面正
面図である。
【図2】上記電動ミラーの一部断面平面図である。
【図3】上記電動ミラーに設けられる回動駆動機構の斜
視図である。
【図4】上記電動ミラーの主要素の分解斜視図である。
【図5】上記電動ミラーにおける回動接続アセンブリの
断面図である。
【図6】上記電動ミラーにおける突起と規制溝との関係
を示す一部断面平面図である。
【図7】上記電動ミラーにおける突出片と回動規制凹部
との係合状態を示す正面図である。
【図8】上記回動接続アセンブリの分解斜視図である。
【図9】(a)(b)(c)は固定プレートに設けられ
た接点板と接点プレートにおける接点部との接触状態を
示す底面図である。
【図10】上記電動ミラーに設けられる駆動回路の回路
図である。
【図11】(a)(b)(c)は各位置におけるプラネ
タリギアの回転方向とサンギアに作用するトルクとの関
係を示す平面図である。
【図12】通常運転時におけるプラネタリギアの回転角
度とミラー本体に作用するトルクとの関係を示すグラフ
である。
【図13】運転時にミラー本体に外力が作用したときの
プラネタリギアの回転角度とミラー本体に作用するトル
クとの関係を示すグラフである。
【図14】使用位置で静止したミラー本体に前方向の外
力が作用した時のプラネタリギアの回転角度とミラー本
体に作用するトルクとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10  ミラー本体 14  ベースシャフト(回動軸) 16  モータ(回動駆動源) 20,22,26  ギア(回動駆動機構を構成)28
  プラネタリギア 38  サンギア本体 40  係合クラッチ(係合部材) 42  回動規制部材 46  突起(回動範囲規制機構を構成)48  規制
溝(回動範囲規制機構を構成)60  可動プレート(
可動部材) 62  接点プレート(可動部材) 64  固定プレート(固定部材) 84  接点部(可動側接点)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  車体に突設された回動軸回りにミラー
    本体が回動可能に装着された電動ミラーにおいて、上記
    ミラー本体の回動範囲を使用位置と格納位置との間に規
    制する回動範囲規制機構と、上記回動軸の周囲に取付け
    られたサンギアと、上記ミラー本体側に回転可能に取付
    けられ、上記サンギアに噛合されるプラネタリギアと、
    上記プラネタリギアを駆動する回動駆動機構と、この回
    動駆動機構に設けられ、上記プラネタリギアを回転させ
    ることにより上記ミラー本体を上記格納位置から使用位
    置へ回動させる正方向と上記ミラー本体を上記使用位置
    から格納位置へ回動させる逆方向の両方向に作動可能な
    回動駆動源と、この回動駆動源を作動させるための駆動
    回路と、この駆動回路を同回路が上記回動駆動源を正方
    向に作動させる状態と逆方向に作動させる状態とに相互
    に切換えるための切換手段と、上記回動軸に回動不能に
    固定され、上記サンギアと係合してこのサンギアの回動
    を規制するとともに、このサンギアに上記ミラー本体の
    使用位置から格納位置へ向かう方向の一定以上の限界ト
    ルクが作用した場合に同サンギアが回動軸に対して回動
    変位するのを許容する回動制限部材と、上記回動軸を中
    心に上記サンギアと一体に回動する可動部材と、上記回
    動軸に対して回動不能に構成され、かつ上記可動部材と
    対向する位置に配された固定部材とを備え、上記固定部
    材側に上記駆動回路の接点である固定側接点を設け、上
    記可動部材側に上記駆動回路の接点であり可動部材とと
    もに上記固定側接点に対して回動する可動側接点を設け
    るとともに、上記サンギアに上記ミラー本体の使用位置
    から格納位置へ向かう方向の限界トルク以上のトルクが
    作用していない通常状態では上記駆動回路が上記回動駆
    動源を少なくとも正方向に作動させることが可能となる
    ように上記固定側接点と回動側接点とが接触し、上記サ
    ンギアに上記ミラー本体の使用位置から格納位置へ向か
    う方向の限界トルク以上のトルクが作用してサンギアが
    回動軸に対して上記トルクの方向に変位した極限状態で
    は上記駆動回路が上記回動駆動源を逆方向にのみ作動さ
    せることが可能となるように上記固定側接点と回動側接
    点とが接触するように両接点の配設位置を設定したこと
    を特徴とする電動ミラー。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の電動ミラーにおいて、
    このサンギアに上記ミラー本体の格納位置から使用位置
    へ向かう方向の一定以上の限界トルクが作用した場合に
    同サンギアが回動軸に対して回動変位するのを許容する
    ように上記回動制限部材を構成するとともに、上記サン
    ギアに上記ミラー本体の格納位置から使用位置へ向かう
    方向の限界トルク以上のトルクが作用してサンギアが回
    動軸に対して上記トルクの方向に変位した第2の極限状
    態で上記駆動回路が上記回動駆動源を正方向にのみ作動
    させることが可能となるように上記固定側接点と回動側
    接点とが接触するように両接点の配設位置を設定したこ
    とを特徴とする電動ミラー。
  3. 【請求項3】  請求項1または2記載の電動ミラーに
    おいて、上記サンギアは、上記プラネタリギアが噛合さ
    れるサンギア本体と、上記回動制限部材に係合される係
    合部材とを備え、上記サンギア本体に上記限界トルクよ
    りも大きい一定値以上のトルクが作用した場合にのみこ
    のサンギア本体が上記係合部材に対して回動変位するよ
    うに構成されていることを特徴とする電動ミラー。
JP11749991A 1991-05-22 1991-05-22 電動ミラー Pending JPH04345548A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013014260A (ja) * 2011-07-05 2013-01-24 Ichikoh Ind Ltd 車両用アウトサイドミラー装置
JP2021508301A (ja) * 2017-12-22 2021-03-04 コンチネンタル オートモーティヴ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングContinental Automotive GmbH 自動車のためのカメラベースのミラー代替システムのカメラアーム

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US11230235B2 (en) 2017-12-22 2022-01-25 Continental Automotive Gmbh Camera arm of a camera-based mirror substitute system for a motor vehicle

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