JP3561818B2 - スタッカクレーンの保守用昇降装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動倉庫内等において収納棚への荷物の入出庫を行なうスタッカクレーンの保守用昇降装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動倉庫内等における収納棚に荷物を入出庫するスタッカクレーンは、例えば図1に示すように収納棚に沿って図示しない走行運転機構により走行する走行体1に一対のマスト2を設け、このマストに沿って搬送用のキャリッジ3を昇降可能に設け、電動機で駆動されるウインチ4により巻取り、繰り出しされるワイヤ5をキャリッジ3に連結し、そのキャリッジ3にスライド式のフォーク爪6を出入り可能に取付けたものであり、キャリッジ3を昇降して所定の棚と対応させ、フォーク爪6を出入りして荷物7を所定の棚に入庫したり、出庫したりする。
【0003】
かかるスタッカクレーンにおいては定期的にキャリッジ3を昇降するワイヤ5等を点検・保守しており、従来はマスト2に梯子を取付け、この梯子を作業者が登って点検・保守を行っていた。
【0004】
前述のように、作業者が梯子を登ることは大変危険であり、点検・保守の作業効率が悪いので、近年安全性向上と作業の効率向上を目的とした動力付の保守用昇降装置が提案されている。
【0005】
例えば、図1に示すようにマスト2に昇降ガイド8を取付け、この昇降ガイド8に沿って作業者が乗る昇降機9を昇降自在に案内し、その昇降機9に連結したロープ10を巻上機11により巻取り、繰り出しすると共に、そのロープ10をロープガイド12を経てカウンタウエイト13に連結して巻上機11の巻取り駆動力を小さくできるようにしてある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
前述の図1に示した保守用昇降装置は巻上機11が昇降用動力装置であるから、その巻上機11自体を点検・保守する必要があるが、その巻上機11を点検・保守する場合には昇降機9を昇降できないし、その巻上機11はスタッカクレーンの最上部に設けてあるので、スタッカクレーン最上部まで作業者が梯子を登って行くことになり、作業者の安全確保と作業効率向上を十分に果すことができない。
【0007】
また、昇降機9をロープ10により昇降するロープ巻上式のため、ロープ10の腐蝕、形くずれやロープを構成する素線断線、緊結状態などロープ自体の保守管理が重要となって点検・保守の項目が多くなって作業が大変面倒となる。
【0008】
また、カウンタウエイト13とマスト2との摺動部における引掛りや摺動ガタ音発生等の問題があった。
【0009】
そこで、本発明は前述の課題を解決できるようにしたスタッカクレーンの保守装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、スタッカクレーンのマスト23に昇降ガイド30を取付け、この昇降ガイド30に沿って、床部44にカバー体45を取付けて作業者が乗る空間部46を有する昇降機31を昇降自在に支承し、
前記マスト23の上部と下部とに亘って主吊り用チェーン32を、所定のテンションが付与された状態で連結し、
前記マスト23の上部と下部とに亘って予備用チェーン33を、ある程度以上のテンションが作用すると下方に移動するように連結し、
前記主吊り用チェーン32と噛合する主駆動用スプロケット55と予備用チェーン33に噛合する予備駆動用スプロケット56と、その各駆動スプロケットを回転する駆動源より成る昇降駆動機構34を、前記昇降機31の床部44の下面に取付け、
前記床部44に、蓋59で開閉自在なる点検用の開口部44aを形成したことを特徴とするスタッカクレーンの保守用昇降装置である。
【0011】
【作 用】
本発明によれば、駆動源により主駆動用スプロケット55と予備駆動用スプロケット56を回転することで昇降機31がマスト23に取付けた昇降ガイド30に沿って昇降するから、その昇降機31に作業者が乗ってスタッカクレーンを点検・保守でき、その点検・保守が安全に、効率良く行なえる。
また、昇降駆動機構34が昇降機31の床部44の下面に設けてあるから、マスト23に沿って作業者が梯子等で上まで登ることなしに昇降駆動機構34を点検・保守でき、作業者の安全確保と作業効率向上を十分に果すことができる。
また、主吊り用チェーン32と予備用チェーン33と各駆動スプロケットにより昇降機31を昇降するので、チェーンの耐久性が優れ保守管理の気苦労がなく、安全管理上の改善を図ることができる。
また、蓋59を開放することで床部44の点検用の開口部44aから昇降駆動機構34を容易に点検できる。
また、主吊り用チェーン32は所定のテンションが付与され、予備用チェーン33はある程度以上のテンションが作用すると下方に移動するので、通常時には主吊り用チェーン32と主駆動スプロケット55で昇降機31を昇降し、万一、その主吊り用チェーン32が切断した場合には予備用チェーン33と予備駆動スプロケット56で昇降機31を昇降できる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図2と図3に示すように、スタッカクレーンは本体20を備え、この本体20に走行輪21を取付け、この走行輪21を図示しない駆動機構により回転駆動することでレール22に沿って左右方向に走行するようにしてある。
前記本体20には一対のマスト23が立設してあり、この一対のマスト23は上部連結材24で連結してある。
【0013】
前記一対のマスト23に沿って搬送用のキャリッジ25が昇降可能に設けてあり、このキャリッジ25にスライド式のフォーク爪26が図示しない収納棚に向けて出入り可能に取付けてある。前記本体20に取付けたウインチ27で巻取り、繰り出しされるワイヤ28は上部連結材24に設けた複数のプーリ29を経てキャリッジ25に連結してある。
【0014】
前記スタッカクレーンの各駆動源には、通常倉庫の入口に設けられた地上制御盤から光通信システムにより制御信号が送られ、その地上制御盤を操作することでスタッカクレーンは走行、昇降、フォーク爪出入り動作するようにしてある。
【0015】
前記一方のマスト23には図2と図3に示すように昇降ガイド30が長手方向全長に亘って取付けてあり、この昇降ガイド30に沿って昇降機31が昇降可能にガイドしてある。前記一方のマスト23の上部と下部に亘って主吊り用チェーン32と予備用チェーン33が連結してあり、前記昇降機31の下部に昇降駆動機構34が取付けてある。
【0016】
前記主吊り用チェーン32の上部と予備用チェーン33の上部は図4と図5に示すように、前記連結材24の下板24aに上下摺動自在に貫通した上部杆体35にそれぞれ連結してあり、予備用チェーン3のの上部杆体35は調整スプリング36で上方に摺動付勢され、ロックナット37で固定される。主吊り用チェーン32の上部杆体35は一対のロックナット37で固定してある。
【0017】
前記主吊り用チェーン32の下部と予備用チェーン33の下部は図4に示すように下部杆体38にそれぞれ連結され、この各下部杆体38はマスト23の下部に固定したチェーンブラケット39に上下摺動自在に貫通して支承され、この各下部杆体38はテンションスプリング40で下方に摺動付勢してある。
【0018】
このようであるから、主吊り用チェーン32は、所定のテンションが付与された状態でマスト23の上部と下部との間に配設され、予備用チェーン33はある程度以上のテンションが作用すると下方に移動できるようにしてある。
【0019】
前記昇降ガイド30は図6に示すようにコ字状ブラケット41にガイドレール42を取付けたものであり、そのガイドレール42の両側部にはガイド溝43が長手方向に亘ってそれぞれ形成してある。
【0020】
前記昇降機31は図4と図6に示すように、床部44にカバー体45を取付けて作業者が乗る空間部46を有するものとなり、そのカバー体45の一部分が開閉自在なるドア47となっている。
【0021】
前記カバー体45の支柱48にはガイド部材49が取付けてある。このガイド部材49は図6に示すように、支柱48に取付けたブラケット50に第1ローラ51と第2ローラ52を取付け、その第1ローラ51と第2ローラ52が前記ガイドレール42のガイド溝43に接している。
【0022】
前記昇降駆動機構34は図7と図8に示すように、床部44の下面に取付けたモータ53を備え、このモータ53の出力側に設けた減速機54により主駆動スプロケット55と予備駆動スプロケット56が駆動され、この主駆動スプロケット55及び予備駆動スプロケット56と対向して上部ガイドスプロケット57と下部ガイドスプロケット58がそれぞれ床部44に取付けてある。
【0023】
前記主駆動スプロケット55と上部ガイドスプロケット57、下部ガイドスプロケット58は左右方向に離隔し、前記主吊り用チェーン32が上部ガイドスプロケット57、主駆動スプロケット55、下部ガイドスプロケット58に順次巻掛けてある。これにより主吊り用チェーン32が主駆動スプロケット55のほぼ半周部の歯部に噛合し、主駆動スプロケット55で主吊り用チェーン32を確実に駆動できる。
【0024】
前記予備駆動スプロケット56と上部ガイドスプロケット57、下部ガイドスプロケット58も前述と同様になり、予備駆動スプロケット56で予備用チェーン33を確実に駆動できるようにしてある。
【0025】
このようであるから、モータ53を駆動して主駆動スプロケット55、予備駆動スプロケット56を回転することで、昇降機31が昇降ガイド30に沿って昇降する。
また、通常時は主吊り用チェーン32で昇降機31を昇降させ、万一、主吊り用チェーン32が切断された場合でも予備用チェーン33によって昇降機31を昇降できる。
【0026】
前記床部44には点検用の開口部44aが形成され、この開口部44aは蓋59で開閉され、前記床部44には一対のカバー体60が開閉可能に取付けてあり、この一対のカバー体60を閉じることで前記昇降駆動機構34をカバーするようにしてある。
【0027】
このようであるから、床部44の蓋59を開けることで点検用の開口部44aから昇降駆動機構34を点検できるし、一対のカバー体60を開放することで昇降駆動機構34を細部まで点検できるし、各部品を交換できる。
【0028】
前記昇降機31内には操作制御盤61が設けてあり、この操作制御盤61を昇降機31内に乗った作業者が手動操作することで前記モータ53及びスタッカクレーンの走行、昇降、フォーキングの各種動作が行なえるようにしてある。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、駆動源により主駆動用スプロケット55と予備駆動用スプロケット56を回転することで昇降機31がマスト23に取付けた昇降ガイド30に沿って昇降するから、その昇降機31に作業者が乗ってスタッカクレーンを点検・保守でき、その点検・保守が安全に、効率良く行なえる。
また、昇降駆動機構34が昇降機31の床部44の下面に設けてあるから、マスト23に沿って作業者が梯子等で上まで登ることなしに昇降駆動機構34を点検・保守でき、作業者の安全確保と作業効率向上を十分に果すことができる。
また、主吊り用チェーン32と予備用チェーン33と各駆動スプロケットにより昇降機31を昇降するので、チェーンの耐久性が優れ保守管理の気苦労がなく、安全管理上の改善を図ることができる。
また、蓋59を開放することで床部44の点検用の開口部44aから昇降駆動機構34を容易に点検できる。
また、主吊り用チェーン32は所定のテンションが付与され、予備用チェーン33はある程度以上のテンションが作用すると下方に移動するので、通常時には主吊り用チェーン32と主駆動スプロケット55で昇降機31を昇降し、万一、その主吊り用チェーン32が切断した場合には予備用チェーン33と予備駆動スプロケット56で昇降機31を昇降できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の正面図である。
【図2】本発明の実施例を示す全体正面図である。
【図3】本発明の実施例を示す全体側面図である。
【図4】昇降機取付部分の拡大正面図である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図4のB−B断面図である。
【図7】昇降駆動機構の拡大正面図である。
【図8】図7のC−C断面図である。
【符号の説明】
23…マスト、30…昇降ガイド、31…昇降機、32…主吊り用チェーン、33…予備用チェーン、34…昇降駆動機構、44…床部、44a…開口部、45…ガード、46…空間部、53…モータ、55…主駆動スプロケット、56…予備駆動スプロケット、57…上部ガイドスプロケット、58…下部ガイドスプロケット、59…蓋、60…カバー体。

Claims (1)

  1. スタッカクレーンのマスト23に昇降ガイド30を取付け、この昇降ガイド30に沿って、床部44にカバー体45を取付けて作業者が乗る空間部46を有する昇降機31を昇降自在に支承し、
    前記マスト23の上部と下部とに亘って主吊り用チェーン32を、所定のテンションが付与された状態で連結し、
    前記マスト23の上部と下部とに亘って予備用チェーン33を、ある程度以上のテンションが作用すると下方に移動するように連結し、
    前記主吊り用チェーン32と噛合する主駆動用スプロケット55と予備用チェーン33に噛合する予備駆動用スプロケット56と、その各駆動スプロケットを回転する駆動源より成る昇降駆動機構34を、前記昇降機31の床部44の下面に取付け、
    前記床部44に、蓋59で開閉自在なる点検用の開口部44aを形成したことを特徴とするスタッカクレーンの保守用昇降装置。
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