JP3561170B2 - 前倒れシートに使用されるストラップ - Google Patents
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Description
【発明の関係する分野】
この発明は、前倒れシートに使用されるストラップに関する。
【0002】
【背景技術】
通常、前倒れシートが横三席に配置される自動車では、シート・バックのロック機構を操作するストラップがそのシート・バックの横まち面に露出されると、センタ・シートはサイド・シートとの隙間が小さくそのストラップは隠れて操作し難かった。そのためにそのシート・バックの座面にそのストラップを露出させる前倒れシートでは、そのシート・バックがシート・クッションに前倒しされると、そのストラップがそのシート・クッションとそのシート・バックとの間に挟まれてそれの操作が非常に困難になる。
【0003】
【発明の課題】
この発明の課題は、操作性を向上させて外観性も良くさせ、そして、着座者に異物感として不快感を及ぼすことを緩和するところの前倒れシートに使用されるストラップの提供にある。
【0004】
【課題に相応する手段およびそれの作用】
この発明は、ウェビングの両端を揃いて重ね合わせ、はと目でそのウェビングの両端を止めてそのウェビングをループに作り、そのはと目から見てそのループド・ウェビングの両はと目側部分を長さ違いに縫い合わせて曲り癖付きステムに形成し、そして、その縫い合わせから見てそのループド・ウェビングの先の部分をグリップに用い、そして、そのはと目で前倒し可能なシート・バックのロック機構のリリース・レバーに連結され、それで、そのストラップは、そのシート・バックの起された状態においても、また、そのシート・バックの前倒れ状態においても常にその曲り癖付きステムでシートの横まち面に適宜露出される。
【0005】
【具体例の説明】
以下、特定されて図示された具体例に基づいて、この発明の前倒れシートに使用されるストラップを説明するに、図1ないし図4は、自動車のフロア上に横三席に配置される3個の前倒れシートにおいてセンタ・シート30に活用されるところのこの発明の前倒れシートに使用されるストラップの具体例10を示し、そして、そのセンタ・シート30は、シート・バック32がリクライニング・デバイス(図示せず)およびフリー・ヒンジ(図示せず)でシート・クッション31に角度調整および前倒し可能に組み付けられるところの構造に組み立てられる。そして、そのシート・バック32は、そのリクライニング・デバイスのロック機構のリリース・レバーに近い位置で座面34にストラップ引出し口36を開口し、そのストラップ引出し口36の縁処理にベゼル37を用い、そして、そのリリース・レバーにそのストラップ10を連結してそのストラップ引出し口36から外部にそのストラップ10を露出させ、そして、そのストラップ10でそのリリース・レバーを操作可能にする。
【0006】
そのストラップ10では、ウェビング11の両端12,13を揃いて重ね合わせ、はと目21でそのウェビング11のその両端12,13を止めてそのウェビング11をループに作り、そのはと目21から見てそのループド・ウェビング14の両はと目側部分15,16を長さ違いに縫い合わせて曲り癖付きステム19に形成し、そして、その縫い合わせ17から見てそのループド・ウェビング14の先の部分18をグリップ20に用いる。
【0007】
そのステム19は、図3に示されたようにそのループド・ウェビング14のその両はと目側部分15,16の一方15がそのはと目21からの長さをその両はと目側部分15,16の他方16のそれよりも長くされてそのループド・ウェビング14を部分的にくっつけ、そして、その長さ違いのところを縫い合わせて曲げ癖が付けられている。そのようにそのステム19はそのループド・ウェビング14において縫い合わせ長さを変えてそのストラップ自体に曲げ癖を付ける。
【0008】
また、このストラップ10を活用するそのセンタ・シート30において、33はヘッド・レストレイントである。
【0009】
したがって、そのストラップ10は、そのはと目21でそのシート・バック32のそのロック機構のそのリリース・レバーに連結されてそのストラップ引出し口36からその座面34の外に引き出され、そして、その曲り癖付きステム19によってそのシート・バック32の横まち面35に適宜に露出される。すなわち、そのシート・バック32が前倒れされた後も常にそのストラップ10は、そのシート・クッション31とそのシート・バック32との間に挟み込まれずにそのセンタ・シート30の横まち面から適宜露出されて操作性が向上される。また、そのシート・バック32が起されている時にもそのストラップ10はその曲り癖付きステム19によって横を向いて突き出されるので、着座者に異物感として不快感を及ぼすことが緩和される。さらに、このストラップ10は、横まちにストラップ引出し口を備えるシート・バックにも活用可能でその場合にもそのストラップ10は突出し量が減るので、シートの外観性が良い。
【0010】
先に図面を参照して説明されたところのこの発明の特定された具体例から明らかであるように、この発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者にとって、この発明の内容は、その発明の性質(nature)および本質(substance)に由来し、そして、それらを内在させると客観的に認められる別の態様に容易に具体化される。勿論、この発明の内容は、その発明の課題に相応し(be commensurate with)、そして、その発明の成立に必須である。
【0011】
【発明の便益】
上述から理解されるように、この発明の前倒れシートに使用されるストラップは、ウェビングの両端を揃いて重ね合わせ、はと目でそのウェビングの両端を止めてそのウェビングをループに作り、そのはと目から見てそのループド・ウェビングの両はと目側部分を長さ違いに縫い合わせて曲り癖付きステムに形成し、そして、その縫い合わせから見てそのループド・ウェビングの先の部分をグリップに用い、そして、そのはと目で前倒し可能なシート・バックのロック機構のリリース・レバーに連結されるので、この発明の前倒れシートに使用されるストラップでは、そのグリップがその曲り癖付きステムによってそのシート・バックの横まち面に露出され、そのシート・バックが前倒れされ後も常にそのシート・バックとシート・クッションとの間に挟み込まれずにシートの横まち面から適宜に露出されて操作性が向上され、そして、外観性が良く、さらに、着座者に異物感として不快感を及ぼすことが緩和され、また、ストラップが横まちに引き出されるシート・バックにも活用可能でその場合、そのグリップは、操作性が確保されるに加えて突出し量が減って外観性が向上され、その結果、横三席に配置される前倒れシートにとって非常に有用で実用的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車のフロア上に横三席に配置される3個の前倒れシートにおいてセンタ・シートに活用されるところのこの発明の前倒れシートに使用されるストラップの具体例を示した斜視図である。
【図2】前倒し状態でそのセンタ・シートを示した斜視図である。
【図3】そのストラップを示した斜視図である。
【図4】引出し状態でそのストラップを示した部分断面図である。
【符号の説明】
11 ウェビング
14 ループド・ウェビング
15 一方のはと目側部分
16 他方のはと目側部分
17 縫い合わせ
18 先の部分
19 曲り癖付きステム
20 グリップ
21 はと目
32 シート・バック
34 座面
35 横まち面
36 ストラップ引出し口
Claims (1)
- ウェビングの両端を揃いて重ね合わせ、はと目でそのウェビングの両端を止めてそのウェビングをループに作り、そのはと目から見てそのループド・ウェビングの両はと目側部分を長さ違いに縫い合わせて曲り癖付きステムに形成し、そして、その縫い合わせから見てそのループド・ウェビングの先の部分をグリップに用い、そして、そのはと目で前倒し可能なシート・バックのロック機構のリリース・レバーに連結されるところの前倒れシートに使用されるストラップ。
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JP05177699A JP3561170B2 (ja) | 1999-02-26 | 1999-02-26 | 前倒れシートに使用されるストラップ |
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Family
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