JP3561161B2 - リクライニングチェア - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高齢者や病人等の介護に適したリクライニングチェアに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
旧来において、椅子やテーブルなど一般に市販されているものは、一般的な健常者向けのものが殆どである。このため、高齢者や病人等あるいは介護者にとって、極めて使い勝手が悪く、過大な負荷が掛かるものが少なくない。そこで、近時における高齢化社会の到来に伴って、高齢者や介護者が使い易い家具が種々研究され、出回り始めているのは周知のところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかして、このような観点に立って見たとき、高齢者や病人等のなかには、寝たり起きたりの生活を日々繰り返している者が少なくない。このため、必要に応じて着座状態からフラットなベッドにできる椅子があれば便利である。しかしながら、ベッドから背凭れとなる部分を起立させて椅子の状態にすること、或いはその逆の操作を行うことは、普通に考えても大変な労力であり、このような作業を日々繰り返さなければならない介護者や病院関係者に掛かる負荷は極めて大きいものがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解消するために、本発明は、過大な操作力を必要とすることなく、椅子の状態とベッドの状態とを選択できるようにしたリクライニングチェアを提供しようとするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
すなわち、本発明のリクライニングチェアは、基台に背を起倒可能に設け、この背に連動し得るように座を関連づけて、これら背及び座を、背が起立しかつ座が若干後傾した姿勢をとる第1の使用位置と、背が略水平に倒伏しかつ座が背と共に略面一な姿勢をとる第2の使用位置との間で移動させ得るようにしたものである。そして、その際に、前記座を基台に回動可能に枢着し、その座の後部に背の下端部を枢結するとともに、背及び座の前記枢結点以外の部位をリンク機構を介して基台に連鎖可能に枢支してなることを前提とする。
上記前提のもとで、本発明のリクライニングチェアは、背が起立姿勢と倒伏姿勢の中間姿勢をとりかつ座が最も後傾した姿勢をとる中間使用位置を設定していることを特徴としている。
【0006】
このような構成のものであれば、このチェアを椅子としてもベッドとしても使用することができる。しかも、第2の使用位置から座を後傾させつつ背を起立させて第1の使用位置に変更する操作、或いは逆に第1の使用位置から第2の使用位置に変更する操作は、座の枢着点を中心として行われることとなる。このため、第1の使用位置においてこのチェアに着座した者を、重心をなるべく高い位置に持ち上げることなく第2の使用位置において仰向けの姿勢に移行させることができ、逆の操作も全く同等に行うことができるとともに、使用者が、普通に着座した状態と仰向けに寝た状態との中間的な安息姿勢をとれるようにすることができる。
【0007】
リンク機構の具体的な実施の態様としては、基端を背の一部に枢着した第1リンクと、基端を基台の一部に枢着した第2リンクとを具備してなり、これら両リンクの先端を相互に枢結するとともに、前記枢結点と座の前部との間を第3リンクを介して連結するようにしているものが挙げられる。
【0008】
その枢着点は、座のなかでも特に後部下面近傍であることが望ましい。
使用姿勢を任意にして実用性を高めるためには、第1の使用位置と第2の使用位置との間の任意の位置で背及び座を固定する固定手段を具備していることが好ましい。
【0009】
仰向けに寝た際の姿勢を好適に安定させるためには、第2の使用位置にある座の前部に略面一に連続させて可動足置きを配設し、この可動足置きを座及び背と共に連動させて、第1の使用位置において座の前部下方に鉛直ないし前傾姿勢で退避させ得るように構成していることが効果的である。このような構成は、前記第1、第2、第3リンクを用いている場合には、当該第3リンクに可動足置きを設けておけばよい。
【0010】
このような構成において、着座時の姿勢を安定させるためには、座の前下方であって可動足置きの動作と干渉しない位置に、固定足置きを配設していることが望ましい。
固定手段としては、座若しくは背と基台との間に配設したガススプリングを主体として構成し、このガススプリングを、座及び背を第1の使用位置に向かって付勢し得るように配設していることが特に有効である。
【0011】
全体をより使い勝手の良好なものにするためには、座の側方に肘掛けを、第1の使用位置においては座から上方に突出し、第2の使用位置においては座と略面一なる位置にまで没入させ得るように設けておくことが好ましい。
【0012】
【実施例】
以下、本発明の一実施例を、図面を参照して説明する。
この実施例のリクライニングチェアは、図1及び図2に示すように、基台1に背2を起倒可能に設け、この背2に連動し得るように座3を関連づけているものである。
【0013】
詳述すると、基台1は、パイプ部材を枠体状に組み合わせて構成される左右一対の基台本体11と、これら両基台本体11の前下方間および後上方間を各々連結するパイプ状の横架材12、13とにより自立性を付与されてなるもので、各基台本体11の前端及び後端にキャスタ14を取着し、このキャスタ14を介して床上を滑動可能とされている。この基台1には、横架材12の長手方向中央部より斜め前下方及び略下方に延出させて固定ブラケット15、16が固設してある。
【0014】
背2は、パイプ部材を該背2の外縁に沿ってコ字形に折り曲げてなる背受部21と、この背受部21の前面に脱落し得ないように取り付けたクッション性のある背本体22とを具備してなるもので、前記背受部21を構成するパイプ部材の端部21aが背2の下端近傍において該背2の背後へ屈曲させてある。
座3は、一対の側枠材31aの間を適宜の部材によって連結することにより構成される座受部31と、この座受部31の上面に脱落し得ないように取り付けたクッション材のある座本体32とを具備してなる。
【0015】
そして、座3の側縁をなす前記側枠材31aの後部下面近傍に内面を固設して対応する基台本体11との間に下向コ字形のスペーサ33を介在させ、このスペーサ33の外壁に設けた図示しない孔を利用して該スペーサ33を座受部31もろとも基台1に枢着点m回りに回動可能に枢着している。このスペーサ33の後端には、三角板状の止着部11xが一体形成され、内面側を同様に側枠材31aに固設してある。これに対して、背2の下端側には、前記止着部11xの外側に隣接させて配設される三角板状のカバー2sが後端の一部を背2の背面に巻き込んだ状態で取り付けてある。しかして、前記止着部11xとカバー2sとをそれらの頂点部分に設定した枢着点p回りに枢着し、これによって背2の下端部2xの前面よりの部位と座3の後部3xの上面よりの部位とを前記枢着点p回りに枢着している。なお、このカバー2sにより、背2の下端面と座3の後端面との間に拡縮される三角形状の隙間が常時隠蔽されて指詰め等が防止されるようにしている。そして、背受部21の下端部21aと座3の前部3yとをリンク機構4を介して基台1に枢支している。
【0016】
リンク機構4は、基端41aを背受部21の下端21aに枢着点r回りに枢着した第1リンク41と、基端42aを基台1に固設した固定ブラケット15に枢着点n回りに枢着した第2リンク42とを具備してなるもので、これら両リンク41、42の先端41b、42bを相互に枢結するとともに、前記枢結点oと座3の前部3yとの間をT字形をなす第3リンク43を介して連結したものである。すなわち、このリンク機構4は、背2が枢着点p回りに回動するときは、図1→図3→図4に示すように第1、第2リンク41、42の変形動作を惹起し、これにより両リンク41、42の枢結点oを移動させて、第3リンク43を介し座3の前部3yを枢着点m回りに連動して回動させるものである。具体的には、これら背2及び座3を、背2が起立しかつ座3が若干後傾した姿勢をとる第1の使用位置A(図4参照)と、背2が略水平に倒伏しかつ座3が背2と共に略面一な姿勢をとる第2の使用位置B(図1参照)との間で移動させ得るものである。その際、このリンク機構4は、第1の使用位置Aと第2の使用位置Bとの間に、背2が起立姿勢と倒伏姿勢の中間姿勢をとりかつ座3が最も後傾した姿勢をとる中間使用位置C(図3参照)を経過的にとらしめるように設定している。
【0017】
なお、この実施例は、第1の使用位置Aと第2の使用位置Bとの間の任意の位置で背2及び座3を固定するために、固定手段5を設けている。この固定手段5は、背2の下端近傍に横架した横架材2zと基台1の横架材12に固設した前記固定ブラケット16との間に介在され図示しない可動部が開閉されることによって閉塞状態と伸縮可能状態とを切り換え得るガススプリング51と、このガススプリング51の可動部を開閉操作するハンドル52とを具備している。ガススプリング51はガス圧により伸長する方向が枢着点pを支点として背2を図1の状態から起立させる方向(したがって座3をリンク機構4を介して後傾させる方向)に配向されており、ハンドル52は背2の上端近傍の背面における操作し易い位置に設けられて、フレキシブルチューブ53を介してガススプリング51の可動部に操作力伝達可能に接続されている。
【0018】
また、この実施例は、図1に示す第2の使用位置Bにあるときの座3の前部3yに略面一に連続させて可動足置き6を配設している。この可動足置き6は、前記リンク機構4の第3リンク43に取着されて一体的に作動するもので、この可動足置き6が座3及び背2と共に連動し、図4に示す第1の使用位置Aにおいては座3の前部下方に鉛直ないし前傾姿勢で退避し得るように構成している。
【0019】
更に、座3の前下方であって可動足置き6の動作と干渉しない位置に、固定足置き7を配設しており、また座3の側方に肘掛け8を支柱8aを介して随意に突没可能に設けている。この肘掛け8は、第1の使用位置Aにおいては座3から上方に突出させて使用していても、例えば第2の使用位置Bにおいて座3と略面一なる位置にまで没入させることができるようにしている。
【0020】
以上のような構成のものであれば、このチェアを椅子としてもベッドとしても使用することができるので、高齢者や病人の日常生活に極めて有効に役立てることができる。しかも、第2の使用位置Bから座2を後傾させつつ背3を起立させて第1の使用位置Aに変更する操作、或いは逆に第1の使用位置Aから第2の使用位置Bに変更する操作は、座3の側縁に設定した枢着点mを中心として行われることとなるため、例えば背座一体形をなし背の側縁が基台に枢着されているような構造のものに比べて、第1の使用位置Aにおいてこのチェアに着座した者を、重心をさほど高い位置に持ち上げることなく第2の使用位置Bにおいて仰向けの姿勢に移行させることができ、逆の操作も全く同等に行うことができる。したがって、介護者や病院関係者などにも極めて使い勝手の良好なものとなり得る。
【0021】
その際、本実施例はその枢着点mを、座3の側縁のなかでも特に後部下面近傍に設定しているため、第1の使用位置Aで着座した者の重心の略真下に枢着点mが位置し、かつ重心を殆ど持ち上げずに着座者が仰向けとなる第2の使用位置Bに移行させることができる。勿論、逆の操作時も同様である。
また、この実施例は、第1の使用位置Aと第2の使用位置Bとの間に、背2が起立姿勢と倒伏姿勢の中間姿勢をとりかつ座3が最も後傾した姿勢をとる中間使用位置Cを設定しているため、使用者が普通に着座した状態と仰向けに寝た状態との中間的な安息姿勢をとることもできる。
【0022】
更に、このものは第1の使用位置Aと第2の使用位置Bとの間の任意の位置で背2及び座3を固定手段5を介して固定し得るようにしているため、使用姿勢を任意に選択して実用性と使い勝手を高めることができる。
特に、本実施例はリンク機構4を、基端41aを背2の一部に枢着した第1リンク41と、基端42aを基台1の一部に枢着した第2リンク42とを具備してなるものにし、これら両リンク41、42の先端41b、42bを相互に枢結するとともに、前記枢結点oと座3の前部3yとの間を第3リンク43を介して連結するようにしているだけであるため、機構的に極めて簡素な構成とすることができる。
【0023】
加えて、第2の使用位置Bにある座3の前部3yに略面一に連続させて可動足置き6を配設し、この可動足置き6を座3及び背2と共に連動させて、第1の使用位置Aにおいて座3の前部下方に鉛直ないし前傾姿勢で退避させ得るように構成しているため、仰向けにした際にかかと部分をこの可動足置き6に支持させて姿勢を安定させることができ、普通に着座したときには足の蹴り込みの邪魔にならない位置に可動足置き6を退避させておくことができる。図示実施例では略鉛直に退避させてあるが、前傾姿勢となるようにより大きく退避させれば着座時の足の干渉をより有効に防止することができる。その可動足置き6も、前記第3リンク43に取り付けているだけであるため、別途新たな機構を持ち込むといった部品点数の増加も有効に回避することができる。
【0024】
さらに、座3の前下方であって可動足置き6の動作と干渉しない位置に、固定足置き7を配設しているため、寝ている状態から着座姿勢に移ったとき等にこの固定足置き7に自然に足を接地させることができる。
さらに、前記固定手段5を、ガススプリング51を利用して構成しているため、簡単かつ確実な固定状態を得ることができ、しかも、このガススプリング51を、座3及び背2を第1の使用位置Aに向かって付勢し得るように配設しているため、特にベッドの状態から通常の椅子の状態に戻すときの労力を半減させることができる。
【0025】
さらにまた、座3の側方に肘掛け8を、第1の使用位置Aにおいては座3から上方に突出させ、第2の使用位置Bにおいては座3と略面一なる位置にまで没入させ得るようにして配設しているため、通常の椅子として使用するときの姿勢をより安定させることができ、またベットの状態にしてフロアとの間で上がり下りをする際、特にそのために横移動をする際の動作の妨げとなることを有効に防止することができる。
【0026】
なお、各部の具体的な構成は、図示実施例のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
【0027】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したような形態で実施され、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、本発明のリクライニングチェアは、ベットとしても通常の椅子としても利用できるように座及び背を第1、第2の使用位置間で連鎖的に動作可能として高齢者等の利用に供し得るものであり、その際に座と基台との間に枢着点を設け、第1の使用位置と第2の使用位置との間に中間使用位置を設定しているものである。
このため、例えば、背一体形の座を背を支点に回動させるような構成のものに比べて、姿勢変更時の着座者の重心移動を極力小さく抑えて、介護者や病院関係者に掛かる負荷を有効に低減することが可能となるとともに、使用者に普通に着座した状態と仰向けに寝た状態との中間的な安息姿勢をとることも容易となる。
【0028】
特に、リンク機構を、既述した第1、第2、第3リンクから構成しておけば、機構的に極めて簡素なものとすることができる。
【0029】
また、その枢支点を座の後部下面近傍に設定しておけば、重心の持ち上がりを殆ど伴わないように構成することができ、上記の効果をより一層顕著なものにすることができる。
更に、第1の使用位置と第2の使用位置との間の任意の位置で背及び座を固定手段を介して固定できるようにしておけば、使用姿勢を任意に選択して実用的な取り扱いが可能になる。
【0030】
加えて、可動足置きを、ベットの状態で座の前部に略面一に連設し、椅子の状態でその場から退避させるように構成しておけば、仰向けにした際の安定感と、椅子にしたときの適正な使用状態とを両立させることができる。その可動足置きも、前記第3リンクに取り付ければ、別段の機構を必要とせずに所望の動作を付与することができる。
【0031】
さらに、座の前下方に、可動足置きの動作と干渉しない固定足置きを配設しておけば、可動足置きが退避しても着座者の足場を有効に確保することができる。さらにまた、固定手段をガススプリングにより構成すれば簡素で確実な固定状態が得られ、しかも姿勢変更する際の操作力を助勢して操作に掛かる負荷を有効に軽減することができる。
【0032】
加えて、肘掛けを突没可能に設けておけば、椅子として使用するときの安定性の一層の向上と、ベッドとして使用するときの適正な使い勝手とを有効に両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を第2の使用位置において示す図。
【図2】同要部分解斜視図。
【図3】同実施例を中間使用位置において示す図。
【図4】同実施例を第1の使用位置において示す図。
【符号の説明】
1…基台
2…背
2x…下端部
3…座
3x…後部
3y…前部
4…リンク機構
5…固定手段
6…可動足置き
7…固定足置き
8…肘掛け
41…第1リンク
42…第2リンク
43…第3リンク
51…ガススプリング
A…第1の使用位置
B…第2の使用位置
C…中間使用位置
m…枢着点
o…枢結点
p…枢結点
Claims (9)
- 基台に背を起倒可能に設け、この背に連動し得るように座を関連づけて、これら背及び座を、背が起立しかつ座が若干後傾した姿勢をとる第1の使用位置と、背が略水平に倒伏しかつ座が背と共に略面一な姿勢をとる第2の使用位置との間で移動させ得るようにしたものであって、
前記座を基台に回動可能に枢着し、その座の後部に背の下端部を枢結するとともに、背及び座の前記枢結点以外の部位をリンク機構を介して基台に連鎖可能に枢支し、
第1の使用位置と第2の使用位置との間に、背が起立姿勢と倒伏姿勢の中間姿勢をとりかつ座が最も後傾した姿勢をとる中間使用位置を設定していることを特徴とするリクライニングチェア。 - リンク機構が、基端を背の一部に枢着した第1リンクと、基端を基台の一部に枢着した第2リンクとを具備してなり、これら両リンクの先端を相互に枢結するとともに、前記枢結点と座の前部との間を第3リンクを介して連結したものであることを特徴とする請求項1記載のリクライニングチェア。
- 第2の使用位置にある座の前部に略面一に連続させて可動足置きを配設し、この可動足置きを座及び背と共に連動させて、第1の使用位置において座の前部下方に鉛直ないし前傾姿勢で退避させ得るように構成していることを特徴とする請求項1記載のリクライニングチェア。
- 第2の使用位置にある座の前部に略面一に連続させて可動足置きを配設し、この可動足置きを座及び背と共に連動させて、第1の使用位置において座の前部下方に鉛直ないし前傾姿勢で退避させ得るように構成しているものであって、第3リンクに可動足置きを設けていることを特徴とする請求項2記載のリクライニングチェア。
- 座の前下方であって可動足置きの動作と干渉しない位置に、固定足置きを配設していることを特徴とする請求3又は4記載のリクライニングチェア。
- 第1の使用位置と第2の使用位置との間の任意の位置で背及び座を固定する固定手段を具備していることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載のリクライニングチェア。
- 第1の使用位置と第2の使用位置との間の任意の位置で背及び座を固定する固定手段を具備し、固定手段が、座若しくは背と基台との間に配設したガススプリングを主体として構成されるものであり、このガススプリングを、座及び背を第1の使用位置に向かって付勢し得るように配設していることを特徴とする請求項1記載のリクライニングチェア。
- 座の後部下面近傍を基台に枢着していることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6又は7記載のリクライニングチェア。
- 座の側方に肘掛けを、第1の使用位置においては座から上方に突出し、第2の使用位置においては座と略面一なる位置にまで没入させ得るように設けてなることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のリクライニングチェア。
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