JP3213668U - 標準型車椅子用テーブル - Google Patents

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【課題】身体に合ったテーブルで食事をすることで、車椅子の着座者が皿の中に何が入っているのか見て食べることが可能になり、より楽な姿勢で食事ができる標準型車椅子用テーブルを提供する。【解決手段】標準型車椅子用テーブル1は、車椅子の着座者の正面における床面に設置される基台部2と、上面が床面と略平行になるように基台部に支持され、着座者が車椅子のフットサポートに代えて足を載せるための足台部3と、基台部に立設された支柱部4と、支柱部の上端部に支持され、車椅子の左右のアームサポート間の内法よりも小さい幅に形成された天板部5とを備える。【選択図】図1

Description

本考案は、標準型車椅子のアームサポートよりも低い位置にテーブル面を備えることが可能な標準型車椅子用テーブルに関するものである。
病院や施設、あるいは自宅において、車椅子に座ってテーブルに置かれた食事をとる等の日常生活を送る高齢者は少なくない。
椅子の座面からテーブルの天板までの距離を差尺という。食事を含む軽作業に適したテーブルの高さは、この差尺を基準に算出することができ、軽作業を行う場合の差尺は、座高の3分の1の値から2〜3cmを減じた値が適当であると報告されている。現在、病院や施設等で使用されているテーブルや椅子は、日本成人の平均身長から日本工業規格(JIS)が規定したものであり、高さはそれぞれ70cm、42cmのものが多くを占める。高さ70cmのテーブルと42cmの椅子を使用した場合、上述の差尺をもとに計算すると、おおよそ身長が170cmの者に適した高さとなり、これは日本人成人の平均身長と合致している。一方、65〜70歳の平均身長は男性164.5±5.5cm、女性152.4±4.9cmであるという報告からも、加齢により円背や脊柱側彎といった姿勢障害を有する高齢者、特に女性高齢者にとって一般的とされているこれらのテーブルや椅子は、明らかに高すぎることがわかる。
車椅子に座って食事をする場合、方法は大きく2通りに分かれる。1つ目は、テーブルに車椅子を近づけてテーブルの上で使用者Uが食事をとる方法である。この場合、図9(a)に示すように、前述した高さ70cmの一般的なテーブル110では、車椅子100のアームサポート101が天板110aに接触する。そのため、図9(b)に示すように、車椅子用として、アームサポート101の上部が天板115aの下にもぐるように、高さ約75cmのテーブル115が市販されている。また、図9(c)に示すように、ベッド上で用いるような高さ調整が可能なオーバーテーブル120も車椅子のアームサポート101の上に天板120aを設置させるかたちで使用者Uが食事をとることになる。2つ目は、図9(d)に示すように、車椅子100の上に板状のテーブル125を置いて、その上で使用者Uが食事をとる方法である。これは、多数の会社から様々な商品が販売されている(例えば、特許文献1参照)。いずれにせよ、車椅子100のアームサポート101の上にテーブル125を設置しての食事となっている。すなわち、これらの製品は、車椅子100に合わせて作られたものであり、それを使う人に合わせて作られたものではないと言える。
病院や施設で生活する高齢者の大半が、シート及びアームサポートの高さ調整機能を備えない、身体には大きすぎる標準型車椅子を使用して生活しているのが現状である。この理由として以下のことがあげられる。現在、市販あるいはレンタルされている車椅子には、アームサポートの高さ調整が可能なものや低床タイプのものなど、使用者のニーズに合わせて様々な機能を有したものがある。これらは、標準型と比べると高額であるが、介護保険制度を利用すれば福祉用具貸与として比較的安価でレンタルすることが可能となっており、個人に合ったものを選択できるようになっている。しかし、現在の介護保険制度では、車椅子がレンタルできるのは、基本的に在宅で生活する高齢者のみとなっている。車椅子中心となる生活を余儀なくされた高齢者の大半は、介護施設などへ入所している。この場合、個人での福祉用具貸与はできないため、施設が保有する車椅子を使用することになる。しかし、介護施設の現状としては、比較的安価である標準型車椅子と自分で座れない重度障害がある高齢者に対応するためのリクライニング車椅子の2種類しか車椅子を保有していない施設がほとんどである。その結果、多くの高齢者が身体に合わない標準型車椅子に座って食事をしているのが現状である。
図10に示すように、この標準型車椅子130は、左右一対の駆動輪(後輪)131と、左右一対のキャスタ(前輪)132に支持された椅子本体133を備えている。椅子本体133は、左右一対の手押しハンドル135と、左右一対のアームサポート(肘掛け)136と、シート(座シート)137と、バックサポート(背もたれ)138と、レッグサポート139と、左右一対のフットサポート140とがフレーム134に装備されている。フットサポート140は、シート137への乗り降りが容易になるように、跳ね上げ可能に構成されている。前述した介護施設にある比較的安価な標準型車椅子130は、アームサポート136及びシート137の高さ調整機能が設けられていない。
特開2016−198356号公報
以上のような事情で標準型車椅子130に座って食事をとらなければいけない高齢者が非常に多い反面、車椅子に合わせたテーブル(前述したテーブル110、115、120、125等)はあるものの、標準型車椅子130に座った高齢者の身体に合ったテーブルは見当たらない。既製品では、天板がアームサポート136の上にくる形状のテーブルのみである。
作業療法士である考案者は、臨床現場において、身体に合わない標準型車椅子130に座り、高いテーブルに置かれた食事を食べにくそうにとっている高齢者を頻繁にみかける。高すぎるテーブルで食事をとる場合、脇を大きく広げて肩を挙げて食物を口に運ばなければならない、食事の間、背中を一生懸命伸ばさないといけないなど、非常に無理な姿勢を強いられることになる。その結果、疲労することで、食事の摂取量が少なくなる、飲み込みにくくなるなどの弊害がおきている。
標準型車椅子130の座面高は、メーカーによって多少のばらつきがあるものの、大半が42cmである。標準型車椅子130に座って一般的なテーブルで作業を行う場合、アームサポート136がテーブルの天板に接触するため、車椅子130をテーブルの適切な位置につけることができない。そのため、車椅子130に対応する高さ約75cmのテーブルが市販されているが、これは小柄な高齢者にとってさらに高すぎるテーブルということになる。すなわち車椅子130に座ってテーブルで食事をする場合、高齢者は高いテーブルにつくことで、非常に無理な姿勢を強いられているのが現状である。
また、一般に車椅子は、使用者が背中をバックサポート138にもたれかけさせた状態でシート137に深く着座するように構成されており、フットサポート140もこの姿勢で足が安楽な状態になるように、足裏の支持面が前上がりに配設されている。そのため、車椅子130に着座して食事をとる場合、上体を前方に起こし難く、無理な姿勢を強いられることになる。このときフットサポート140を跳ね上げておけば、足先を下げることができるので多少上体を起こしやすくなるものの、小柄な高齢者は足が宙に浮いた状態になり、姿勢が不安定になるという課題がある。
前記課題を解決するために、本考案の標準型車椅子用テーブルは、
標準型車椅子の着座者の正面における支持面に設置される基台部と、
上面が前記支持面と略平行になるように前記基台部に支持されており、前記着座者が前記標準型車椅子のフットサポートに代えて足を載せるための足台部と、
前記基台部に立設された支柱部と、
前記支柱部の上端部に支持されており、標準型車椅子の左右のアームサポート間の内法よりも小さい幅に形成された天板部とを備えている。
この構成によれば、前記天板部が前記アームサポートに接触することなく、該アームサポートと前記着座者の大腿上の間であっても任意の高さに天板部を配設することができる。しかも、前記足台部はその上面が前記支持面と平行になっているので、前記フットサポートを利用する場合と異なり、前記着座者は上体を楽に起こすことができる。そのため、これらの構成によれば、従来の一般的に用いられている車椅子のアームサポートに設置するテーブル等での食事と比較して、身体に合ったテーブルで食事をすることとで、前記着座者が皿の中に何が入っているのか見て食べることが可能になり、より楽な姿勢で食事ができるようにすることができる。さらに、前記基台部に支持された前記足台部に前記着座者の足が載せられるようになっているので、前記基台部が前記支持面にしっかりと保持され、それにより該支持面に対してテーブル全体を安定させることができる。
また、前記標準型車椅子用テーブルとしては、前記支柱部は、高さ調整可能に構成されている態様を例示する。
この構成によれば、前記着座者の身長や座高等の体格に応じて、前記天板部の高さを適宜調整することができる。
また、前記標準型車椅子用テーブルとしては、前記支柱部は、その下部に、前記高さ調整のための操作手段としてのフットペダルを備えている態様を例示する。
この構成によれば、前記着座者に対する介助者が前記天板部の高さを容易に調整することができる。
また、前記標準型車椅子用テーブルとしては、前記天板部は、その上面が略水平方向を向いた折畳状態に折り畳み可能に構成されている態様を例示する。
この構成によれば、不使用時や収納時の占有スペースを小さくできる。
また、前記標準型車椅子用テーブルとしては、前記基台部は、前記天板部が前記折畳状態において、互いに前後方向に重ね合わせ可能な寸法比率に形成されている態様を例示する。
この構成によれば、多数のテーブルが使用される介護、医療現場での収納省スペース化、動線確保が可能になる。
また、前記標準型車椅子用テーブルとしては、前記基台部は、前記フットサポートを跳ね上げた状態の前記標準型車椅子の正面から該車椅子の下に挿入可能なサイズに形成されている態様を例示する。
この構成によれば、前記天板部を前記着座者の近くまで寄せることが可能になる。
また、前記標準型車椅子用テーブルとしては、前記基台部は、キャスタを備えている態様を例示する。
この構成によれば、使用時や収納時等にテーブルを楽に移動させることができる。
また、前記標準型車椅子用テーブルとしては、前記キャスタは、ストッパを備えている態様を例示する。
この構成によれば、前記支持面に対し前記基台部の位置を適宜固定することができる。
さらに、前記標準型車椅子用テーブルとしては、前記足台部は、前記支持面に対する高さが調整可能に前記基台部に取り付けられている態様を例示する。
この構成によれば、前記着座者の身長や股下長等の体格に応じて、前記足台部の高さを適宜調整することができる。
本考案に係る標準型車椅子用テーブルによれば、身体に合ったテーブルで食事をすることとで、車椅子の着座者が皿の中に何が入っているのか見て食べることが可能になり、より楽な姿勢で食事ができるようにすることができるという優れた効果を奏する。
本考案を具体化した一実施形態に係る標準型車椅子用テーブルの斜視図である。 同テーブルの左側面図である。 同テーブルの正面図である。 同テーブルの平面図である。 同テーブルの使用状態を示す図であり、(a)は左側面図、(b)は正面図である。 同テーブルの折畳状態を示す図であり、(a)は左側面図、(b)は平面図である。 折畳状態における複数の同テーブルを前後方向に重ね合わせる方法を示す平面図である。 同テーブルの変更例を示す図であり、(a)は使用状態を示す左側面図、(b)は折畳状態を示す左側面図である。 車椅子に座って食事をするときに使用される従来のテーブル例を示す図である。 標準型車椅子の概略構成を示す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。
図1〜図8は本考案を具体化した一実施形態の標準型車椅子用テーブル1を示している。なお、本書では、特に断らない限り、前後方向とはテーブル1の奥行き方法を指し、左右方向とはテーブル1の幅方向を指し、前方とはテーブル1の使用者Uに対峙する側の方向を指す。また、標準型車椅子130については、背景技術において説明しているので重複説明を省く。
本考案のテーブル1は、図1〜図4に示すように支持面としての床面Fに設置される基台部2と、基台部2に支持された足台部3と、基台部2の後端部に立設された支柱部4と、支柱部4の上端部に後端部が支持された天板部5とを備えている。
基台部2は、基台フレーム21と、基台フレーム21を床面F上で走行自在に支持する複数のキャスタ22、23とを備えている。基台フレーム21は、左右方向に延びる下横フレーム片21aと、下横フレーム片21aの両端部からそれぞれ前方かつ外側方に延設された左右一対の下側フレーム片21bとにより構成されている。本例の基台部2は、図7に示すように、互いに前後方向に重ね合わせ可能な寸法比率に形成されている。本例のキャスタ22、23は、旋回可能なものであり、基台フレーム21の底面における左右の前端部及び後端部にそれぞれ配設されている。本例の後端部のキャスタ23はストッパ23aを備えている。
足台部3は、平面視で基台部2の内側の形状と略同形に形成された板材からなっている。基台部2における左右一対の下側フレーム片21bの内側面には、それぞれ前後方向に延びる溝24が上下方向に所定ピッチで複数段(本例では3段)設けられており、各溝24は足台部3の縁部が嵌め込み可能に形成されている。そして、足台部3を嵌め込む溝24を変更することにより、足台部3の設置高さが複数段で調整可能になっている。溝24の具体的な設け方としては、特に限定されないが、最下段の溝24を、床面から高さ約2〜8cm(例えば5cm)に設定し、その上方に1〜2cm(例えば1cm)ピッチでその他の溝24を設けることを例示する。
支柱部4は、本例では、シリンダチューブ41aに挿入されたシリンダロッド41bが上下方向に伸縮可能に構成された流体圧シリンダ41からなっている。支柱部4の下端部の後部には、流体圧シリンダ41を伸縮作動させるためのフットペダル42が設けられている。流体圧シリンダ41としては、特に限定されないが、油圧シリンダ又はガス圧シリンダを例示する。
天板部5は、支柱部4におけるシリンダロッド41bの上端部に取り付けられた固定フレーム51と、固定フレーム51の前側において、左右方向に延びる軸52を介して、前方へ水平に延びた使用状態及び下方へ垂れ下がった折畳状態の間で回動可能に支持された可動フレーム53と、可動フレーム53に取り付けられたテーブル板54と、固定フレーム51に対して可動フレーム53を使用状態に支持する支持手段55とを備えている。固定フレーム51は、左右方向に延びる上横フレーム片51aと、上横フレーム片51aに取り付けられ、シリンダロッド41bの上部を囲うように設けられた筒片51bとを備えている。可動フレーム53は、上横フレーム片51aと平行に設けられた可動横フレーム片53aと、可動横フレーム片53aの中央から前方に延設された可動前フレーム片53bとを備えている。支持手段55は、直線状に延びた状態から逆V字状になる方向にのみ折畳可能に構成された折畳リンク56と、該折畳リンク56を直線状に延びた状態で固定するロック手段57とを備えている。折畳リンク56は、一対のリンク片56aの端部同士がピン56bで連結されてなっている。折畳リンク56の両端部は、可動前フレーム片53bの長さ方向の途中部及び固定フレーム51の筒片51bの筒長方向の途中部に、それぞれピン56bを介して回動可能に取り付けられている。ロック手段57は、折畳リンク56における筒片51b側のリンク片56aに設けられたロックピン57aと、折畳リンク56が直線状に延びた状態のときにロックピン57aが挿入可能となるように筒片51bに設けられたロック穴57b(図6参照)とにより構成されている。折畳リンク56が直線状に延びた状態のときにロックピン57aをロック穴57bに挿入すると、筒片51bに対するリンク片56aの角度が固定され、折畳リンク56が折畳不可能にロックされる。
テーブル1のサイズとしては、特に限定されないが、天板部5は、横幅が約38cm、奥行きが約50cmであり、基台部2は、横幅が最大約38cm未満、奥行きが約50cmであり、床面Fから天板部5の上面の高さ調整可能範囲は、40cm〜70cmとすることを例示する。
次に、本例のテーブル1の使用方法について説明する。テーブル1の天板部5の高さを変更するには、フットペダル42を踏んで、流体圧シリンダ41を伸縮作動させる。図5は標準型車椅子130に合わせて天板部5の高さをアームサポート136の上面よりも低くした状態を示している。テーブル1の足台部3の高さを変更するには、基台部2の溝24から足台部3を取り外し、その他の溝24に嵌め込む。
テーブル1を折り畳むには、ロック手段57のロック穴57bからロックピン57aを抜き、折畳リンク56を逆V字状に折り畳むと、可動フレーム53及びテーブル板54が下垂した折畳状態(図6参照)になる。この折畳状態では、足台部3を取り外すと、図7に示すように、複数のテーブル1が互いに前後方向に重ね合わせ可能になっている。なお、テーブル1を組み立てるには、この逆の行程を行う。
以上のように構成された本例の標準型車椅子用テーブル1は、標準型車椅子130の左右のアームサポート136間の内法よりも小さい幅に形成された天板部5を備えているので、天板部5がアームサポート136に接触することなく、アームサポート136と標準型車椅子130の着座者の大腿上の間であっても任意の高さに天板部5を配設することができる。しかも、テーブル1が備える足台部3は、上面が床面Fと略平行になるように基台部2に支持されており、前記着座者が標準型車椅子130のフットサポート140に代えて足を載せるようになっているので、フットサポート140を利用する場合と異なり、前記着座者は上体を楽に起こすことができる。そして、これらの構成によれば、従来の一般的に用いられている車椅子のアームサポートに設置するテーブル等での食事と比較して、身体に合ったテーブル1で食事をすることとで、前記着座者が皿の中に何が入っているのか見て食べることが可能になり、より楽な姿勢で食事ができるようにすることができる。さらに、基台部2に支持された足台部3に前記着座者の足が載せられるようになっているので、基台部2が床面Fにしっかりと保持され、それにより床面Fに対してテーブル1全体を安定させることができる。
また、支柱部4は、高さ調整可能に構成されているので、前記着座者の身長や座高等の体格に応じて、天板部5の高さを適宜調整することができる。
また、支柱部4は、その下部に、前記高さ調整のための操作手段としてのフットペダル42を備えているので、前記着座者に対する介助者が天板部5の高さを容易に調整することができる。
また、天板部5は、その上面が略水平方向を向いた折畳状態に折り畳み可能に構成されているので、不使用時や収納時の占有スペースを小さくできる。
また、基台部2は、天板部5が前記折畳状態において、互いに前後方向に重ね合わせ可能な寸法比率に形成されているので、多数のテーブル1が使用される介護、医療現場での収納省スペース化、動線確保が可能になる。
また、基台部2は、フットサポート140を跳ね上げた状態の前記標準型車椅子130の正面から該車椅子の下に挿入可能なサイズに形成されているので、天板部5を前記着座者の近くまで寄せることが可能になる。
また、前記基台部2は、キャスタ22、23を備えているので、使用時や収納時等にテーブル1を楽に移動させることができる。
また、キャスタ23は、ストッパ23aを備えているので、床面Fに対し基台部2の位置を適宜固定することができる。
また、足台部3は、床面Fに対する高さが調整可能に基台部2に取り付けられているので、前記着座者の身長や股下長等の体格に応じて、足台部3の高さを適宜調整することができる。
なお、本考案は前記実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のように、考案の趣旨から逸脱しない範囲で適宜変更して具体化することもできる。
(1)支持手段55として公知の別の支持手段を用いること。例えば、図8に示すように、折畳リンク56に代えて、リンク58を用い、リンク58の可動前フレーム片53bのピン56bを可動前フレーム片53bに設けられた長穴59に沿ってスライド移動可能に設けること。
(2)支柱部4の高さ調節機構として公知の別の機構を用いること。例えば、入れ子状に組み合わされた一対の筒体と、両筒体の相対位置を固定する固定ネジからなる高さ調節機構を用いることが挙げられる。
1 標準型車椅子用テーブル
2 基台部
3 足台部
4 支柱部
5 天板部
21 基台フレーム
21a 下横フレーム片
21b 下側フレーム片
22 キャスタ
23 キャスタ
23a ストッパ
24 溝
41 流体圧シリンダ
41a シリンダチューブ
41b シリンダロッド
42 フットペダル
51 固定フレーム
51a 上横フレーム片
51b 筒片
52 軸
53 可動フレーム
53a 可動横フレーム片
53b 可動前フレーム片
54 テーブル板
55 支持手段
56 折畳リンク
56a リンク片
56b ピン
57 ロック手段
57a ロックピン
57b ロック穴
58 リンク
59 長穴
130 標準型車椅子
131 駆動輪(後輪)
132 キャスタ(前輪)
133 椅子本体
134 フレーム
135 ハンドル
136 アームサポート(肘掛け)
137 シート(座シート)
138 バックサポート(背もたれ)
139 レッグサポート
140 フットサポート
F 支持面としての床面
U 使用者

Claims (9)

  1. 標準型車椅子の着座者の正面における支持面に設置される基台部と、
    上面が前記支持面と略平行になるように前記基台部に支持されており、前記着座者が前記標準型車椅子のフットサポートに代えて足を載せるための足台部と、
    前記基台部に立設された支柱部と、
    前記支柱部の上端部に支持されており、標準型車椅子の左右のアームサポート間の内法よりも小さい幅に形成された天板部とを備えている標準型車椅子用テーブル。
  2. 前記支柱部は、高さ調整可能に構成されている請求項1記載の標準型車椅子用テーブル。
  3. 前記支柱部は、その下部に、前記高さ調整のための操作手段としてのフットペダルを備えている請求項2記載の標準型車椅子用テーブル。
  4. 前記天板部は、その上面が略水平方向を向いた折畳状態に折り畳み可能に構成されている請求項1〜3のいずれか一項に記載の標準型車椅子用テーブル。
  5. 前記基台部は、前記天板部が前記折畳状態において、互いに前後方向に重ね合わせ可能な寸法比率に形成されている請求項4記載の標準型車椅子用テーブル。
  6. 前記基台部は、前記フットサポートを跳ね上げた状態の前記標準型車椅子の正面から該車椅子の下に挿入可能なサイズに形成されている請求項1〜5のいずれか一項に記載の標準型車椅子用テーブル。
  7. 前記基台部は、キャスタを備えている請求項1〜6のいずれか一項に記載の標準型車椅子用テーブル。
  8. 前記キャスタは、ストッパを備えている請求項7記載の標準型車椅子用テーブル。
  9. 前記足台部は、前記支持面に対する高さが調整可能に前記基台部に取り付けられている請求項1〜8のいずれか一項に記載の標準型車椅子用テーブル。
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