JPH0576365U - 立ち仕事用椅子 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 立った姿勢のままで腰を掛け体重を預け、両
足は補助的に床面に着けて置くことにより、いつでも自
由に体位が変えられ、手足に力を入れても椅子は動かず
安定して支えになり、サドルをはさんだまま伸縮自在キ
ャスター装置により移動もノータッチ、小回り自由な立
ち作業用椅子である。 【構成】 股に挟む瓢箪形クッション腰かけサドル面
の、半球状突起クッションによって骨盤を支え、回転自
在キャスターは図５のスプリングポストにより、体重が
かかればスプリングが約１０mm縮んだところで台座が着
地してキャスターは働かず安定し、体重を足に移して腰
を浮かすとキャスターが台座を押し上げて働き、サドル
を挟んだまま回転・移動自由である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、長時間の立ち仕事において、手作業の如何をとはず、立った姿勢の まま腰を掛け、作業のできる椅子に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

事務用椅子から歯科医の治療椅子・スーパーストアのレジスターの椅子等多種 多様あるが、すべて腰の当たる部分は平らで、大きさと形状・傾斜が異なるだけ で、ただ高低調節だけは圧縮ガス・モーター等により容易にできる。

【０００３】 脚の形状も用途に応じ効率よく、キャスターも機能良く、ドクターチェアーの なかにはペダル操作によるストッパー付きもあるが、座る位置を高くすると手足 に力が入らず不安定であり、又椅子の位置を変えるのにはそのつど手で動かさね ばなず、いずれも立ち仕事には向かず、否立ったまま使用する椅子はない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、立ち姿勢のまま腰を掛けると手足に力が入らず、 姿勢悪く不安定で却って疲れ、又作業中少しの位置を変えるにもそのつど手で椅 子を移動させねばならない点である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、人体の立った姿勢の骨格、特に骨盤にかかる力を和らげ、かつ手足 にいつでも力が入れられ、移動の際も椅子を股に挟んだまま全く手を触れること なく自然に移動できるようサドルを瓢箪型にし、又腰を１Cmm 浮かせばキャスタ ーが働き、腰を掛けると台座が下がって動かず安定するようキャスター軸にスプ リングを内接した二点が主要な手段である。

【０００６】

【作用】 腰かけ台は挟み込み瓢箪型で、最も体重のかかる骨盤底部の骨が（２）の半球 状突起クッション体にかかり、自転車のサドルと異なり、性器・肛門などの圧迫 感は突起半球状（２）二か所の間の窪みにより解決し、前部の円形広がり部（３ ）は身体の動きの安定を計ると共に、椅子を挟んだまま手を触れることなく離れ ずに自由に向きを変えられる。

【０００７】 台座に取りつけたキャスターは体重がかかるとスプリングが縮み、台座（７） が自然に１Cmm 下がるだけで着地し、動かず安定する。又、腰を1Cmm浮かすとキ ャスターが働き椅子は自由に動く。

【０００８】

【実施例】

身長に応じ、立った状態の股下に椅子の高さを調節する。本案は手動ネジ止め （８）だが、圧縮ガス・電動モーター・スプリング等使用すれば調節は容易であ る。

【０００９】 本案は数本のキャスター座金（１０）を一体としてスプリングポスト（１１） に固定し本体底部に内設したが、キャスター座金は円盤状でも良く、又キャスタ ー個々にスプリングを付けてもよい。

【００１０】 本案は座ると台座（７）が下がりストッパーとなるが、腰かけ台（１）に固定 した支柱（５）に伸縮調節装置・スプリングを介し底部にストッパー、台座にキ ャスターを付けても良い。

【００１１】

【考案の効果】

両足を補助的に着地しているので、自由に手足が使え力も出せ、長時間の作業 にも疲れない。又１Cmm 腰を浮かすだけで椅子を挟んだまま小回り自由で、座る のも意識せずに安心してその場で座れノータッチのため、作業中の汚れた手や、 医師の消毒済の手などで触らなくても良く、あらゆる職場・家庭を問わず、健常 者の保険面から腰痛に悩むもの、身体障害者に最適である。

【提出日】平成５年２月１２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】 【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、長時間の立ち仕事において、手作業の如何をとはず、 立った姿勢のまま腰を掛け、作業のできる椅子に関するものである 。

【０００２】

【従来の技術】

事務用椅子から歯科医の治療椅子・スーパーストアのレジスター の椅子等多種多様あるが、すべて腰の当たる部分は平らで、大きさ と形状・傾斜が異なるだけで、ただ高低調節だけは圧縮ガス・モー ター等により容易にできる。

【０００３】 脚の形状も用途に応じ効率よく、キャスターも機能良く、ドクタ ーチェアーのなかにはペダル操作によるストッパー付きもあるが、 座る位置を高くすると手足に力が入らず不安定であり、又椅子の位 置を変えるのにはそのつど手で動かさねばなず、いずれも立ち仕事 には向かず、否立ったまま使用する椅子はない。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

解決しようとする問題点は、立ち姿勢のまま腰を掛けると手足に 力が入らず、姿勢悪く不安定で却って疲れ、又作業中少しの位置を 変えるにもそのつど手で椅子を移動させねばならない点である。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案は、人体の立った姿勢の骨格、特に骨盤にかかる力を和ら げ、かつ手足にいつでも力が入れられ、移動の際も椅子を股に挟ん だまま全く手を触れることなく自然に移動できるようサドルを瓢箪 型にし、又腰を１０mm浮かせばキャスターが働き、腰を掛けると台 座が下がって動かず安定するようキャスター軸にスプリングを内接 した二点が主要な手段である。

【０００６】

【作用】

腰かけ台は挟み込み瓢箪型で、最も体重のかかる骨盤底部の骨が （２）の半球状突起クッション体にかかり、自転車のサドルと異な り、性器・肛門などの圧迫感は突起半球状（２）二か所の間の窪み により解決し、前部の円形広がり部（３）は身体の動きの安定を計 ると共に、椅子を挟んだまま手を触れることなく離れずに自由に向 きを変えられる。

【０００７】 台座に取りつけたキャスターは体重がかかるとスプリングが縮み 、台座（７）が自然に１０mm下がるだけで着地し、動かず安定する 。又、腰を１０mm浮かすとキャスターが働き椅子は自由に動く。

【０００８】

【実施例】

身長に応じ、立った状態の股下に椅子の高さを調節する。本案は 手動ネジ止め（８）だが、圧縮ガス・電動モーター・スプリング等 使用すれば調節は容易である。

【０００９】 本案は数本のキャスター座金（１０）を一体としてスプリングポ スト（１１）に固定し本体底部に内設したが、キャスター座金は円 盤状でも良く、又キャスター個々にスプリングを付けてもよい。

【００１０】 本案は座ると台座（７）が下がりストッパーとなるが、腰かけ台 （１）に固定した支柱（５）に伸縮調節装置・スプリングを介し底 部にストッパー、台座にキャスターを付けても良い。

【００１１】

【考案の効果】

両足を補助的に着地しているので、自由に手足が使え力も出せ、 長時間の作業にも疲れない。又１０mm腰を浮かすだけで椅子を挟ん だまま小回り自由で、座るのも意識せずに安心してその場で座れノ ータッチのため、作業中の汚れた手や、医師の消毒済の手などで触 らなくても良く、あらゆる職場・家庭を問わず、健常者の保険面か ら腰痛に悩むもの、身体障害者に最適である。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図である。

【図２】本考案の側面図である。

【図３】本考案のＡーＡ断面図である。

【図４】本考案の一部切り欠き斜視図である。

【図５】本考案の台座部スプリングポスト断面図であ
る。

【符号の説明】

１ 腰掛け台 ２ 半球状クッション ３ 円形の小さな広がり部 ４ 臀部幅の広がり部 ５ 腰かけ台支柱 ６ 台座主柱 ７ 台座 ８ 伸縮調節固定具 ９ 回転自在キャスター １０キャスター座金 １１スプリングポスト

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【手続補正書】

【提出日】平成５年２月１２日

【手続補正１】

【補正対象書類名】明細書

【補正対象項目名】全文

【補正方法】変更

【補正内容】

【書類名】 明細書

【考案の名称】 立ち仕事用椅子

【実用新案登録請求の範囲】

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の平面図である。

【図２】本考案の側面図である。

【図３】本考案のＡーＡ断面図である。

【図４】本考案の一部切り欠き斜視図である。

【図５】本考案の台座部スプリングポスト断面図であ
る。

【符号の説明】 １ 腰掛け台 ２ 半球状クッション ３ 円形の小さな広がり部 ４ 臀部幅の広がり部 ５ 腰かけ台支柱 ６ 台座主柱 ７ 台座 ８ 伸縮調節固定具 ９ 回転自在キャスター １０キャスター座金 １１スプリングポスト

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】（イ） 湾曲瓢箪状腰掛け台（１）の上中
   央部前寄りに、半球状クッション（２）を両端横二箇所
   に高く併設し、前部に円形の小さな広がり部（３）・後
   部に臀部幅の広がり部（４）のクッション材を取りつけ
   る。 （ロ） 腰掛け台（１）に固定した支柱（５）を、台座
   （７）に固定された伸縮調節固定具（８）付き主柱
   （６）に挿入する。 （ハ） 数個の回転自在キャスター（９）付座金（１
   ０）をスプリングポスト（１１）に固定する。 （ニ） キャスター（９）及び座金（１０）を包むごと
   く蓋状の台座（７）に固定された主柱（６）の下部にス
   プリングポストをはめる。 （ホ） 台座（７）の底の高を、キャスター底より１Cm
   m 上部にしてスプリングポストを固定する。 以上のごとく構成された立ち仕事用椅子。