JP3100207U - 介護用腰掛け - Google Patents

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Abstract

【課題】 本考案は、介護用腰掛け特に老人、身障者等を高さの異なる位置から又は位置え移動させる場合に使用するリフト機能を備えた介護用腰掛けに関し、その課題とする所は、非力な婦女子、子供といえど、大人の被介護人を自己の腰、肩等を痛める事無く高さの異なる位置え容易且つ安全に移動させ得る如く作用するこの種腰掛けを提供する事にある。
【解決手段】 本考案の介護用腰掛けは、台座、座席及び此等両者を連結する支承部分の三部分より成ると供に、この支承部分にジャッキ機構又は圧搾空気膨張蛇腹部等を付設した構成とし、これを上昇又は膨張させて、その上に着座する被介護人を、介護人が抱き上げ易い所望高さにまで持ち上げて、ただその着座方向を変えるだけで、高さの異なる目的位置、例えば車椅子からベッド上え容易に移動させ得る如く構成した事を特徴とする。
【選択図】 図2

Description

 本考案は、介護用腰掛け特に介護を必要とする老人、患者等の療養場所又は位置例えば車椅子或は椅子等の低位置からベッド等の高位置えの移動時に有用な介護用腰掛けに関する。
 従来、介護を要する大人の身体障害者を、椅子、車椅子等に座らせたり、此等からベッド等の高位置に移す場合には、婦女子、子供等の力では到底及ばず、無理して実行した場合、被介護者のみならず両者供に転倒したり負傷したする場合が多々見れ、又男性の介護者であっても容易く移動させる事は難しく、被介護者においても不安な気持ちで身を任せているのが実情である。
この様な不便、非力を解消するために被介護者を一度その姿勢を変えさせ、例えば座高の変化する椅子や敷物を使用して介護者の扱い易い姿勢又は高さに変化させた後、目的とする高さのベッド、車椅子等に移動させる方法が構ぜられている。
例えば、此等椅子の座高の変化、高位置えの移動時の姿勢の変化等を行い得させる機構を備えた椅子又は介護用椅子は以下の先行特許文献に開示されている。
先行特許文献1
 特開平8−37815号
先行特許文献2
 特開2000−217865号
先行特許文献3
 特開平8−37815号
 これらの先行技術の内:
 (1)は、人力又は動力に依って移動し且つ椅子に座ったままその座高を調節し得る棚下作業機に関するものであり、
 (2)は、椅子の座部の上昇につれ座部の後部がその前部より序序に高く成り、使用者の自動起立運動を、又その逆の座部運動を与える事により使用者の自動着座運動を与える様にした身障者着座−起立運動用椅子に関し、
 (3)は、椅子の支持枠に支承扞を設け、椅子の座部を座部支持扞に支持させ、前記支持扞の後部を中空とし、この中空部を介して前記支承扞に遊嵌すると同時に負荷の場合にずり落ちない様に前記中空部を構成して、前記座部の高さを調節自在にした事を特徴とする介護用椅子に関する。
 しかしながら此等の発明は、一応その座高を変化させたり、使用者の姿勢をある程度変化させ起立させたり、着座させたりする機能は備えているが、折畳自在且つ携帯自在の有効な介護用腰掛けに関するものではない。
  上記の背景技術は、下記の如き諸問題を効率よく経済的に解決するには不十分であるため、本考案に於ては、これらの欠点を改善する単純且つ効率的な介護用腰掛けを提供する事を課題とするものである。即ち:
 1)身障者、寝たきり患者等の介護に使用するため、操作が簡単且つ効率的な小型の腰掛けを提供する事。
 2)使用者を不安がらせず苦痛、痛みを与えない安全な腰掛けである事。
 3)折畳自在で、収納、携帯が自在である事。
 4)安価経済的で、使用上応用面が広い器具である事。
  此の様な課題を解決するために本考案に於ては、上記介護用腰掛けを、台座と座席と、此等を連結し且つ支承する座席支承部とより構成すると供に、前記座席支承部を人力若しくは動力によって上げ下げして座席の高さを調整し、これに着座する被介護者の姿勢を適宜変化させつつ、移動させるべき高低位置に移しやすい姿勢を形成させ、被介護者には不安感を、介護者には物理的負担を与える事なく無事目的位置に移動させ得る如く構成し、更に前記座席には柔軟な弾力性シートを装着すると同時に、前記介護用腰掛けが最低収縮位置に縮小された場合には、実質的にこの弾力性シート内に収納され、携帯用としても、又収納用としても、極めて便利且つ有効な腰掛けとして取り扱い得る様に構成されている。
  此の様な構成及び作用に依って本考案の介護者用腰掛けは、まず第一にコンパクトで持ち運び並びに収納が便利であると同時に、取扱容易且つ安価でもあり、それにもかかわらず此れに着座した被介護者は、その上げ下げに依って痛む患部例えば足腰に力を入れる事なく、膝、腰等を伸ばす事が出来、無理なく直立の状態に達する様に成るので、高所から低所え、或は低所から高所えの移動を嫌がらず、又介護者に取っても、この直立の状態は、被介護者の抱きかかえを容易且つ確実にして、移動時の肩、腰の痛めを解消するので、被介護者も又安心して身を任せる事が出来、両者のこの信頼関係により、相互の負担と事故とを減少させ且つ防止する事が可能となる。
考案を実施する為の最良の形態
  本考案の介護用腰掛けを、車椅子上の被介護者のベッド上えの移動に利用した場合、先ずこの腰掛けは、車椅子上の被介護者の前面から腰下に差し込まれ、例えばジャッキ機構等でその台座を所望高さ(ベッドの高さ)まで持ち上る。
此の際、腰掛け台座の上昇につれて被介護者の足の関節は、力を入れなくとも自然に伸びて、遂には立った状態にまで膝、腰の関節が伸び切ってしまい、立ったままの状態を維持している。
こうする事に依り介護者は、被介護者の脇から手を入れて、その向きを変えてただ座らせるだけでベッドの端に無理なく被介護者を座らせる事が出来る。
斯の如き態様は、ジャッキ機構の様な重質の器具を使用しなくとも、例えば足踏み式の圧搾空気を使用する蛇腹式空気椅子又は円筒式空気椅子を使用して達成する事が出来る。
此等器具は何れも折畳み可能であるから携帯可能で収納に便利である。
以下に図面を参照して本考案の実施例を説明する。
 図1及び2には本考案の第一の実施例即ちジャッキ機構を使用して座席を昇降する介護用腰掛け(1)が示されている。
此の介護用腰掛け(1)は、主として丈夫なプラスチック材料等から成る台座(10)、座席(5)、此等二者間を連結し且つ支承する座席支承部(3)及び前記座席(5)に装着された弾力性シート(2)より成る。
 又上記座席支承部(3)は、特に図2に示す如く、台座(10)及び座席(5)間を連結し且つ必要に応じて後者を昇降する周知の菱形ジャッキ機構(J)を備え、必要に応じて取り外し自在のハンドル(4)、ねじ棒(11)及び軸受け(13)(14)を介して4本の支承片(6)(7)(8)(9)を矢印方向に上げ下げして座席(5)をh+h’間の高さ(約20−30cm)に上げ下げする如く構成されている。
尚、上記座席(5)上には着座する被介護者の姿勢を安定化し腰の痛さを和らげるために、弾力性でこの介護用腰かけの主部が折り畳まれた時、すっぽりと完全に収納される容量のシート(2)が装着されており、前記ねじ棒の先端(12)にハンドル(4)を装着して左右何れかの方向に回転させると、前記座席(5)と供に上下し、この上に着座する被介護者ともども上記高さだけ上下する。
  一方、通常の車椅子(S)に乗った被介護者(M)を、一段と高いべッド(B)に移さんとする場合、図3に示す如く、このままでは一度(T)方向に抱き上げ、その後(T’)方向に移さねばならない。
この作業は、婦女子、子供の力では不可能であり、無理して行えば腰を痛め肩を壊し、場合に依っては被介護者ともども転倒して負傷する場合もあり得る事であった。
  この様な事故を防ぐために本考案の上記介護用腰掛けを車椅子(S)に利用した場合、図4に示す如く、座席(5)上の被介護者(M)は、ねじ棒(11)を回すだけで、台座(10)と座席(11)間の高さ(h)+(h’)だけ車椅子の座席上に持ち上げられ、その足掛け上に乗せていた第一及び第二足間接は、符号(L)で示す如く真っ直ぐに伸び、何等足に力を加えることなくほぼ立ち上がった状態を維持される事が出来、これを補助する介護者は、その脇下から簡単に腕を入れ、被介護者の体を所定方向に回すだけで、さして労する事も苦痛を感ずる事もなく、簡単に(T)方向のベッド上に移動させる事が出来る。
 図5には、本考案の第二実施例が示されている。
この態様に於て介護用腰掛け(51)は、台座(60)と座席(55)と此等両者を連結し且つ支承する蛇腹状空気圧縮室(61)とより成り、この圧縮室の適当部分にホース(64)を介して連結した足踏み型エアーポンプ(63)を備えた構造のものである。
勿論この座席(55)には、図1及び図2に示す弾力性のシート(2)を装着する事が出来、又前記蛇腹状空気圧縮室(61)には、足(62)で(F−F’)方向にポンプ(63)を踏み続けて空気を補給する足踏み型のポンプが接続されているが、この型のポンプに代え、小型の動力圧搾ポンプ又は空気ボンベを使用する事も可能である。
 図6には、更に他の第三の介護用腰掛けの実施例が示されている。
この態様に於ては、その上下に円盤状の台座及び座席(60’)を備えた中空円筒状の介護用腰掛け(61’)が使用され、ホース(64’)を介して実施例2と同様の足踏みポンプ(63’)が連結された構造のものが示されている。
このポンプも又足(62’)で(F’−F)方向に繰り返し踏み続けて圧搾空気を送り、円筒状の介護用腰掛けを形成するが、このポンプも又実施例2と同様に動力圧搾ポンプ等を使用する事も可能である。
勿論、此等実施例2及び3の介護用腰掛けも又、実施例1の腰掛けと同様に、通常の椅子又は車椅子等から、ベッド等の高さの異なる場所えの介護者の移動に有効に作用し得る事、言う迄もない所である。
 以上の様に、本考案の介護用腰掛けを利用する事に依り、微力の婦女子、子供等の介護者でも、力の入れにくい老人、大人の身障者等の介護において、何ら腰を痛め、肩を壊す事もなく容易に抱き上げ、高さの異なる場所え移動させる事ができるので、人手の足りぬ非力な家庭等に於て無くては成らない介護用品として利用される。
又、比較的安価且つ小型であるにも関わらず、重質の物品、人等を持ち上げ、押し上げる事ができるので、通常の椅子としてのみならず、一般の家庭用品としても色々の利用面も考えられ、しかも携帯、収納自在であるから、場合に依っては仕事上の一器具として持ち運び且つ利用する事も可能である。
本考案の第一実施例の介護用腰掛けの一部切断正面図である。 上記介護用腰掛けの作用説明図である。 車椅子から被介護者を高さの異なるベッド上に移動させる場合の人体の移動方向を示す図面である。 本考案の介護用腰掛けを利用して被介護者を高さの異なるベッド上に移動させる場合の人体の移動方向を示す図面である。 本考案の第二実施例の介護用腰掛を、足踏み圧搾空気ポンプで形成する場合を示す斜視図である。 本考案の第三実施例を示す図5と同様な図面である。
符号の説明
   1 本考案のジャッキ型介護用腰掛け   2 弾力性シート
   3 座席支承部             4 ハンドル
   5 座席                6 支承片
   7 支承片              10 台座
  11 ねじ棒              12 ねじ棒先端
  13 軸受け               J 菱形ジャッキ機構

Claims (4)

  1.  台座(10)、座席(5)、此等を相互に連結し且つ支承する座席支承部(3)、及び前記座席(5)を覆う弾力性シート(2)より成り、必要に応じて前記座席止承部(3)を、人力若しくは動力に依り伸縮させて前記座席(5)の座高を調節し得る如く構成すると供に、その最大収縮時に、実質的に前記弾力性シート(2)内に収納され得る如く構成した事を特徴とする携帯自在の介護用腰掛け。
  2.  前記座席支承部(3)がジャッキ機構に依ってその伸縮を制御される事を特徴とする請求項1記載の介護用腰掛け。
  3.  前記座席支承部が蛇腹状の圧縮空気室(61)より成る事を特徴とする請求項1記載の介護用腰掛け。
  4.  前記座席支承部が円筒状の空気圧縮室(61’)より成る事を特徴とする請求項1記載の介護用腰掛け。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018161110A (ja) * 2017-03-27 2018-10-18 修司 丸尾 刈払機用高さ調節装置

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