JP2000116464A - リクライニングチェア - Google Patents

リクライニングチェア

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JP2000116464A
JP2000116464A JP10288394A JP28839498A JP2000116464A JP 2000116464 A JP2000116464 A JP 2000116464A JP 10288394 A JP10288394 A JP 10288394A JP 28839498 A JP28839498 A JP 28839498A JP 2000116464 A JP2000116464 A JP 2000116464A
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田中  誠
Shinji Fukuhara
伸治 福原
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Fuji Industrial Co Ltd
Kokuyo Co Ltd
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Kokuyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】リクライニング動作を簡単な構成によって実現
する。 【解決手段】フレーム1に背2を起倒可能に設け、この
背2に連動し得るように座3を関連づけて、これら背2
及び座3を、背2が起立しかつ座3が若干後傾した姿勢
をとる第1の使用位置Aと、背2が略水平に倒伏しかつ
座3が背2と共に略面一な姿勢をとる第2の使用位置B
との間で移動させ得るように構成する。その際、座3の
側縁31aをフレーム1に回動可能に枢着し、その座3
の後部3xに背2の下端部2xを枢結するとともに、背
2及び座3の枢結点p以外の部位をリンク機構4を介し
てフレーム4に連鎖可能に枢支することとしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高齢者や病人等の
介護に適したリクライニングチェアに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】旧来において、椅子やテーブルなど一般
に市販されているものは、一般的な健常者向けのものが
殆どである。このため、高齢者や病人等あるいは介護者
にとって、極めて使い勝手が悪く、過大な負荷が掛かる
ものが少なくない。そこで、近時における高齢化社会の
到来に伴って、高齢者や介護者が使い易い家具が種々研
究され、出回り始めているのは周知のところである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、このような
観点に立って見たとき、高齢者や病人等のなかには、寝
たり起きたりの生活を日々繰り返している者が少なくな
い。このため、必要に応じて着座状態からフラットなベ
ッドにできる椅子があれば便利である。しかしながら、
ベッドから背凭れとなる部分を起立させて椅子の状態に
すること、或いはその逆の操作を行うことは、普通に考
えても大変な労力であり、このような作業を日々繰り返
さなければならない介護者や病院関係者に掛かる負荷は
極めて大きいものがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解消する
ために、本発明は、過大な操作力を必要とすることな
く、椅子の状態とベッドの状態とを選択できるようにし
たリクライニングチェアを提供しようとするものであ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】すなわち、本発明のリクライニン
グチェアは、基台に背を起倒可能に設け、この背に連動
し得るように座を関連づけて、これら背及び座を、背が
起立しかつ座が若干後傾した姿勢をとる第1の使用位置
と、背が略水平に倒伏しかつ座が背と共に略面一な姿勢
をとる第2の使用位置との間で移動させ得るようにした
ものである。そして、その際に、前記座を基台に回動可
能に枢着し、その座の後部に背の下端部を枢結するとと
もに、背及び座の前記枢結点以外の部位をリンク機構を
介して基台に連鎖可能に枢支してなることを特徴とす
る。
【0006】このような構成のものであれば、このチェ
アを椅子としてもベッドとしても使用することができ
る。しかも、第2の使用位置から座を後傾させつつ背を
起立させて第1の使用位置に変更する操作、或いは逆に
第1の使用位置から第2の使用位置に変更する操作は、
座の枢着点を中心として行われることとなる。そして、
その際の枢着点は、座に設定されている。このため、第
1の使用位置においてこのチェアに着座した者を、重心
をなるべく高い位置に持ち上げることなく第2の使用位
置において仰向けの姿勢に移行させることができ、逆の
操作も全く同等に行うことができる。
【0007】その枢着点は、座のなかでも特に後部下面
近傍であることが望ましい。使用者が、普通に着座した
状態と仰向けに寝た状態との中間的な安息姿勢をとれる
ようにするためには、第1の使用位置と第2の使用位置
との間に、背が起立姿勢と倒伏姿勢の中間姿勢をとりか
つ座が最も後傾した姿勢をとる中間使用位置を設定して
いることが望ましい。
【0008】使用姿勢を任意にして実用性を高めるため
には、第1の使用位置と第2の使用位置との間の任意の
位置で背及び座を固定する固定手段を具備していること
が好ましい。リンク機構の具体的な実施の態様として
は、基端を背の一部に枢着した第1リンクと、基端を基
台の一部に枢着した第2リンクとを具備してなり、これ
ら両リンクの先端を相互に枢結するとともに、前記枢結
点と座の前部との間を第3リンクを介して連結するよう
にしているものが挙げられる。
【0009】仰向けに寝た際の姿勢を好適に安定させる
ためには、第2の使用位置にある座の前部に略面一に連
続させて可動足置きを配設し、この可動足置きを座及び
背と共に連動させて、第1の使用位置において座の前部
下方に鉛直ないし前傾姿勢で退避させ得るように構成し
ていることが効果的である。このような構成は、前記第
1、第2、第3リンクを用いている場合には、当該第3
リンクに可動足置きを設けておけばよい。
【0010】このような構成において、着座時の姿勢を
安定させるためには、座の前下方であって可動足置きの
動作と干渉しない位置に、固定足置きを配設しているこ
とが望ましい。固定手段としては、座若しくは背と基台
との間に配設したガススプリングを主体として構成し、
このガススプリングを、座及び背を第1の使用位置に向
かって付勢し得るように配設していることが特に有効で
ある。
【0011】全体をより使い勝手の良好なものにするた
めには、座の側方に肘掛けを、第1の使用位置において
は座から上方に突出し、第2の使用位置においては座と
略面一なる位置にまで没入させ得るように設けておくこ
とが好ましい。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図面を参照して
説明する。この実施例のリクライニングチェアは、図1
及び図2に示すように、基台1に背2を起倒可能に設
け、この背2に連動し得るように座3を関連づけている
ものである。
【0013】詳述すると、基台1は、パイプ部材を枠体
状に組み合わせて構成される左右一対の基台本体11
と、これら両基台本体11の前下方間および後上方間を
各々連結するパイプ状の横架材12、13とにより自立
性を付与されてなるもので、各基台本体11の前端及び
後端にキャスタ14を取着し、このキャスタ14を介し
て床上を滑動可能とされている。この基台1には、横架
材12の長手方向中央部より斜め前下方及び略下方に延
出させて固定ブラケット15、16が固設してある。
【0014】背2は、パイプ部材を該背2の外縁に沿っ
てコ字形に折り曲げてなる背受部21と、この背受部2
1の前面に脱落し得ないように取り付けたクッション性
のある背本体22とを具備してなるもので、前記背受部
21を構成するパイプ部材の端部21aが背2の下端近
傍において該背2の背後へ屈曲させてある。座3は、一
対の側枠材31aの間を適宜の部材によって連結するこ
とにより構成される座受部31と、この座受部31の上
面に脱落し得ないように取り付けたクッション材のある
座本体32とを具備してなる。
【0015】そして、座3の側縁をなす前記側枠材31
aの後部下面近傍に内面を固設して対応する基台本体1
1との間に下向コ字形のスペーサ33を介在させ、この
スペーサ33の外壁に設けた図示しない孔を利用して該
スペーサ33を座受部31もろとも基台1に枢着点m回
りに回動可能に枢着している。このスペーサ33の後端
には、三角板状の止着部11xが一体形成され、内面側
を同様に側枠材31aに固設してある。これに対して、
背2の下端側には、前記止着部11xの外側に隣接させ
て配設される三角板状のカバー2sが後端の一部を背2
の背面に巻き込んだ状態で取り付けてある。しかして、
前記止着部11xとカバー2sとをそれらの頂点部分に
設定した枢着点p回りに枢着し、これによって背2の下
端部2xの前面よりの部位と座3の後部3xの上面より
の部位とを前記枢着点p回りに枢着している。なお、こ
のカバー2sにより、背2の下端面と座3の後端面との
間に拡縮される三角形状の隙間が常時隠蔽されて指詰め
等が防止されるようにしている。そして、背受部21の
下端部21aと座3の前部3yとをリンク機構4を介し
て基台1に枢支している。
【0016】リンク機構4は、基端41aを背受部21
の下端21aに枢着点r回りに枢着した第1リンク41
と、基端42aを基台1に固設した固定ブラケット15
に枢着点n回りに枢着した第2リンク42とを具備して
なるもので、これら両リンク41、42の先端41b、
42bを相互に枢結するとともに、前記枢結点oと座3
の前部3yとの間をT字形をなす第3リンク43を介し
て連結したものである。すなわち、このリンク機構4
は、背2が枢着点p回りに回動するときは、図1→図3
→図4に示すように第1、第2リンク41、42の変形
動作を惹起し、これにより両リンク41、42の枢結点
oを移動させて、第3リンク43を介し座3の前部3y
を枢着点m回りに連動して回動させるものである。具体
的には、これら背2及び座3を、背2が起立しかつ座3
が若干後傾した姿勢をとる第1の使用位置A(図4参
照)と、背2が略水平に倒伏しかつ座3が背2と共に略
面一な姿勢をとる第2の使用位置B(図1参照)との間
で移動させ得るものである。その際、このリンク機構4
は、第1の使用位置Aと第2の使用位置Bとの間に、背
2が起立姿勢と倒伏姿勢の中間姿勢をとりかつ座3が最
も後傾した姿勢をとる中間使用位置C(図3参照)を経
過的にとらしめるように設定している。
【0017】なお、この実施例は、第1の使用位置Aと
第2の使用位置Bとの間の任意の位置で背2及び座3を
固定するために、固定手段5を設けている。この固定手
段5は、背2の下端近傍に横架した横架材2zと基台1
の横架材12に固設した前記固定ブラケット16との間
に介在され図示しない可動部が開閉されることによって
閉塞状態と伸縮可能状態とを切り換え得るガススプリン
グ51と、このガススプリング51の可動部を開閉操作
するハンドル52とを具備している。ガススプリング5
1はガス圧により伸長する方向が枢着点pを支点として
背2を図1の状態から起立させる方向(したがって座3
をリンク機構4を介して後傾させる方向)に配向されて
おり、ハンドル52は背2の上端近傍の背面における操
作し易い位置に設けられて、フレキシブルチューブ53
を介してガススプリング51の可動部に操作力伝達可能
に接続されている。
【0018】また、この実施例は、図1に示す第2の使
用位置Bにあるときの座3の前部3yに略面一に連続さ
せて可動足置き6を配設している。この可動足置き6
は、前記リンク機構4の第3リンク43に取着されて一
体的に作動するもので、この可動足置き6が座3及び背
2と共に連動し、図4に示す第1の使用位置Aにおいて
は座3の前部下方に鉛直ないし前傾姿勢で退避し得るよ
うに構成している。
【0019】更に、座3の前下方であって可動足置き6
の動作と干渉しない位置に、固定足置き7を配設してお
り、また座3の側方に肘掛け8を支柱8aを介して随意
に突没可能に設けている。この肘掛け8は、第1の使用
位置Aにおいては座3から上方に突出させて使用してい
ても、例えば第2の使用位置Bにおいて座3と略面一な
る位置にまで没入させることができるようにしている。
【0020】以上のような構成のものであれば、このチ
ェアを椅子としてもベッドとしても使用することができ
るので、高齢者や病人の日常生活に極めて有効に役立て
ることができる。しかも、第2の使用位置Bから座2を
後傾させつつ背3を起立させて第1の使用位置Aに変更
する操作、或いは逆に第1の使用位置Aから第2の使用
位置Bに変更する操作は、座3の側縁に設定した枢着点
mを中心として行われることとなるため、例えば背座一
体形をなし背の側縁が基台に枢着されているような構造
のものに比べて、第1の使用位置Aにおいてこのチェア
に着座した者を、重心をさほど高い位置に持ち上げるこ
となく第2の使用位置Bにおいて仰向けの姿勢に移行さ
せることができ、逆の操作も全く同等に行うことができ
る。したがって、介護者や病院関係者などにも極めて使
い勝手の良好なものとなり得る。
【0021】その際、本実施例はその枢着点mを、座3
の側縁のなかでも特に後部下面近傍に設定しているた
め、第1の使用位置Aで着座した者の重心の略真下に枢
着点mが位置し、かつ重心を殆ど持ち上げずに着座者が
仰向けとなる第2の使用位置Bに移行させることができ
る。勿論、逆の操作時も同様である。また、この実施例
は、第1の使用位置Aと第2の使用位置Bとの間に、背
2が起立姿勢と倒伏姿勢の中間姿勢をとりかつ座3が最
も後傾した姿勢をとる中間使用位置Cを設定しているた
め、使用者が普通に着座した状態と仰向けに寝た状態と
の中間的な安息姿勢をとることもできる。
【0022】更に、このものは第1の使用位置Aと第2
の使用位置Bとの間の任意の位置で背2及び座3を固定
手段5を介して固定し得るようにしているため、使用姿
勢を任意に選択して実用性と使い勝手を高めることがで
きる。特に、本実施例はリンク機構4を、基端41aを
背2の一部に枢着した第1リンク41と、基端42aを
基台1の一部に枢着した第2リンク42とを具備してな
るものにし、これら両リンク41、42の先端41b、
42bを相互に枢結するとともに、前記枢結点oと座3
の前部3yとの間を第3リンク43を介して連結するよ
うにしているだけであるため、機構的に極めて簡素な構
成とすることができる。
【0023】加えて、第2の使用位置Bにある座3の前
部3yに略面一に連続させて可動足置き6を配設し、こ
の可動足置き6を座3及び背2と共に連動させて、第1
の使用位置Aにおいて座3の前部下方に鉛直ないし前傾
姿勢で退避させ得るように構成しているため、仰向けに
した際にかかと部分をこの可動足置き6に支持させて姿
勢を安定させることができ、普通に着座したときには足
の蹴り込みの邪魔にならない位置に可動足置き6を退避
させておくことができる。図示実施例では略鉛直に退避
させてあるが、前傾姿勢となるようにより大きく退避さ
せれば着座時の足の干渉をより有効に防止することがで
きる。その可動足置き6も、前記第3リンク43に取り
付けているだけであるため、別途新たな機構を持ち込む
といった部品点数の増加も有効に回避することができ
る。
【0024】さらに、座3の前下方であって可動足置き
6の動作と干渉しない位置に、固定足置き7を配設して
いるため、寝ている状態から着座姿勢に移ったとき等に
この固定足置き7に自然に足を接地させることができ
る。さらに、前記固定手段5を、ガススプリング51を
利用して構成しているため、簡単かつ確実な固定状態を
得ることができ、しかも、このガススプリング51を、
座3及び背2を第1の使用位置Aに向かって付勢し得る
ように配設しているため、特にベッドの状態から通常の
椅子の状態に戻すときの労力を半減させることができ
る。
【0025】さらにまた、座3の側方に肘掛け8を、第
1の使用位置Aにおいては座3から上方に突出させ、第
2の使用位置Bにおいては座3と略面一なる位置にまで
没入させ得るようにして配設しているため、通常の椅子
として使用するときの姿勢をより安定させることがで
き、またベットの状態にしてフロアとの間で上がり下り
をする際、特にそのために横移動をする際の動作の妨げ
となることを有効に防止することができる。
【0026】なお、各部の具体的な構成は、図示実施例
のものに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱
しない範囲で種々変形が可能である。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。すなわ
ち、本発明のリクライニングチェアは、ベットとしても
通常の椅子としても利用できるように座及び背を第1、
第2の使用位置間で連鎖的に動作可能として高齢者等の
利用に供し得るものであり、その際に座と基台との間に
枢着点を設けているものである。このため、例えば、背
一体形の座を背を支点に回動させるような構成のものに
比べて、姿勢変更時の着座者の重心移動を極力小さく抑
えて、介護者や病院関係者に掛かる負荷を有効に低減す
ることが可能となる。
【0028】特に、その枢支点を座の後部下面近傍に設
定しておけば、重心の持ち上がりを殆ど伴わないように
構成することができ、上記の効果をより一層顕著なもの
にすることができる。また、第1の使用位置と第2の使
用位置との間に中間使用位置を設定しておけば、使用者
に普通に着座した状態と仰向けに寝た状態との中間的な
安息姿勢をとらることも容易となる。
【0029】更に、第1の使用位置と第2の使用位置と
の間の任意の位置で背及び座を固定手段を介して固定で
きるようにしておけば、使用姿勢を任意に選択して実用
的な取り扱いが可能になる。また、リンク機構を、既述
した第1、第2、第3リンクから構成しておけば、機構
的に極めて簡素なものとすることができる。
【0030】加えて、可動足置きを、ベットの状態で座
の前部に略面一に連設し、椅子の状態でその場から退避
させるように構成しておけば、仰向けにした際の安定感
と、椅子にしたときの適正な使用状態とを両立させるこ
とができる。その可動足置きも、前記第3リンクに取り
付ければ、別段の機構を必要とせずに所望の動作を付与
することができる。
【0031】さらに、座の前下方に、可動足置きの動作
と干渉しない固定足置きを配設しておけば、可動足置き
が退避しても着座者の足場を有効に確保することができ
る。さらにまた、固定手段をガススプリングにより構成
すれば簡素で確実な固定状態が得られ、しかも姿勢変更
する際の操作力を助勢して操作に掛かる負荷を有効に軽
減することができる。
【0032】加えて、肘掛けを突没可能に設けておけ
ば、椅子として使用するときの安定性の一層の向上と、
ベッドとして使用するときの適正な使い勝手とを有効に
両立させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を第2の使用位置において示
す図。
【図2】同要部分解斜視図。
【図3】同実施例を中間使用位置において示す図。
【図4】同実施例を第1の使用位置において示す図。
【符号の説明】
1…基台 2…背 2x…下端部 3…座 3x…後部 3y…前部 4…リンク機構 5…固定手段 6…可動足置き 7…固定足置き 8…肘掛け 41…第1リンク 42…第2リンク 43…第3リンク 51…ガススプリング A…第1の使用位置 B…第2の使用位置 C…中間使用位置 m…枢着点 o…枢結点 p…枢結点
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福原 伸治 大阪市生野区巽東2−2−4 Fターム(参考) 3B095 EA01 EB02 EB03 EB05 3B099 AA03 BA07 BA11 CA35 CA36 DA04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基台に背を起倒可能に設け、この背に連動
    し得るように座を関連づけて、これら背及び座を、背が
    起立しかつ座が若干後傾した姿勢をとる第1の使用位置
    と、背が略水平に倒伏しかつ座が背と共に略面一な姿勢
    をとる第2の使用位置との間で移動させ得るようにした
    ものであって、 前記座を基台に回動可能に枢着し、その座の後部に背の
    下端部を枢結するとともに、背及び座の前記枢結点以外
    の部位をリンク機構を介して基台に連鎖可能に枢支して
    なることを特徴とするリクライニングチェア。
  2. 【請求項2】座の後部下面近傍を基台に枢着しているこ
    とを特徴とする請求項1記載のリクライニングチェア。
  3. 【請求項3】第1の使用位置と第2の使用位置との間
    に、背が起立姿勢と倒伏姿勢の中間姿勢をとりかつ座が
    最も後傾した姿勢をとる中間使用位置を設定しているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載のリクライニングチ
    ェア。
  4. 【請求項4】第1の使用位置と第2の使用位置との間の
    任意の位置で背及び座を固定する固定手段を具備してい
    ることを特徴とする請求項1、2又は3記載のリクライ
    ニングチェア。
  5. 【請求項5】リンク機構が、基端を背の一部に枢着した
    第1リンクと、基端を基台の一部に枢着した第2リンク
    とを具備してなり、これら両リンクの先端を相互に枢結
    するとともに、前記枢結点と座の前部との間を第3リン
    クを介して連結したものであることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載のリクライニングチェア。
  6. 【請求項6】第2の使用位置にある座の前部に略面一に
    連続させて可動足置きを配設し、この可動足置きを座及
    び背と共に連動させて、第1の使用位置において座の前
    部下方に鉛直ないし前傾姿勢で退避させ得るように構成
    していることを特徴とする請求項1、2、3又は4記載
    のリクライニングチェア。
  7. 【請求項7】第2の使用位置にある座の前部に略面一に
    連続させて可動足置きを配設し、この可動足置きを座及
    び背と共に連動させて、第1の使用位置において座の前
    部下方に鉛直ないし前傾姿勢で退避させ得るように構成
    しているものであって、第3リンクに可動足置きを設け
    ていることを特徴とする請求項5記載のリクライニング
    チェア。
  8. 【請求項8】座の前下方であって可動足置きの動作と干
    渉しない位置に、固定足置きを配設していることを特徴
    とする請求項6又は7記載のリクライニングチェア。
  9. 【請求項9】固定手段が、座若しくは背と基台との間に
    配設したガススプリングを主体として構成されるもので
    あり、このガススプリングを、座及び背を第1の使用位
    置に向かって付勢し得るように配設していることを特徴
    とする請求項4記載のリクライニングチェア。
  10. 【請求項10】座の側方に肘掛けを、第1の使用位置に
    おいては座から上方に突出し、第2の使用位置において
    は座と略面一なる位置にまで没入させ得るように設けて
    なることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、
    7、8又は9記載のリクライニングチェア。
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JP6273397B1 (ja) * 2017-09-11 2018-01-31 株式会社土橋製作所 介護用椅子
CN109363407A (zh) * 2018-09-26 2019-02-22 黄月涛 舒适性较高的医院家属陪护椅

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