JP3560002B2 - 小型ポンプ用ダイヤフラム本体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、小型ポンプ等で用いられるダイヤフラム本体特にその駆動部の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
第3図,第4図は夫々従来の小型ダイヤフラムポンプの概要およびそのダイヤフラム本体を示す図である。これら図において1は小型直流モーター、2はモーター1の出力軸、3はモーター1に取付けられたケース、4は出力軸2に固定されたカラー、5はカラー4に傾け取付けられた駆動軸、6は筒状の支持部7を有する駆動体で支持部7に駆動軸5を挿入することにより駆動軸5に取付けられている。10は軟らかいゴムからなるダイヤフラム本体で、つり鐘状のダイヤフラム部11とこのダイヤフラム部11に形成された駆動部12とからなっており、駆動部12の先端は駆動体に固定されてる。13はダイヤフラム部11の中央より上方に伸びている円筒状をした吐出弁の弁体部でケース1に取付けられたケースの蓋体15の中央より上方に伸びている弁室部14内に密着されている。16は弁室部14の先端に設けられた出口である。又17は弁18を有する吸気孔で、夫々のつり鐘状のダイヤフラム部11に対応する位置にダイヤフラム部の数だけ設けられている。
【0003】
このような小型ポンプは、小型直流モーター1の駆動によって出力軸2を介してカラー4を回軸させることによって駆動軸5にすりこぎ状の運動をさせる。この駆動軸5のすりこぎ状の運動により支持部7を介して駆動体6をその傾斜面が順次変化する運動を行なわせる。例えば図面において右上りの傾斜が左上りの傾斜に向け変化し更に左上りの傾斜が右上りの傾斜へと変化するように順次変化する。これによって右側のつり鐘状のダイヤフラム部は駆動部12が下降し又左側のつり鐘状のダイヤフラム部は駆動部12が上昇する。このように各ダイヤフラム部は駆動部が上下動する。この各ダイヤフラム部における駆動部の上下動は夫々位相がずれた状態にて行なわれる。
【0004】
このようにダイヤフラム部の運動によって、吸気孔17を通して外部の空気を吸引し、弁13を通して弁室部14へ送り込み、出口16より送り出す働きをする。即ちポンプとして作用する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記の従来の小型ポンプに用いられるダイヤフラム本体10は、駆動部12が、図4に示すような形状であって、点Aの個所で駆動体6と点接触する構造になっている。そのため、モーター1の回転による駆動軸5のすりこぎ運動による駆動部12の上下動の際に駆動部12が傾斜する。特に図3の右側のダイヤフラム本体のようにダイヤフラム圧縮時に求心力(複数配置されたダイヤフラム本体間の中央方向への力)にたいして、出力軸2の延長線方向とは反対側の外側(ケース3の壁面側)へ傾斜し、良好なポンプ作用が行なわれず又ダイヤフラム部11同士擦れ合い耐久性上好ましくない。
【0006】
本発明は、上記のような構成の小型ポンプで用いられるダイヤフラム本体であって、ポンプ作動中に駆動部が外側へ傾斜しないような形状にしてポンプの性能や耐久性の向上をはかったダイヤフラム本体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の小型ポンプ用ダイヤフラム本体は、傾斜した駆動軸に取付けられた駆動体と、駆動体の周辺付近にて円周上に等間隔に取付けられたポンプ室を構成するダイヤフラム本体と、各ポンプ室に夫々設けられた弁を有する吸気孔と、複数のポンプ室の中央に設けられ弁を介して各ポンプ室に通ずる共通の吐出孔とを有し、駆動体のすりこぎ状の運動により各ダイヤフラム本体の駆動部を所定の位相差をつけて上下動させて吸入口よりの吸入と吐出口よりの吐出を行なうようにしたポンプに用いられるもので、各ダイヤフラム本体の駆動部の駆動体への取付部が少なくとも一部分駆動体表面に接触する平面を有する形状としたものである。
【0008】
本発明のダイヤフラム本体は、駆動部の取付部に平面を有することにより、これを前述のような構成の小型ポンプに用いる時、駆動中に駆動部が傾斜するのを防止し得て、これにより良好なポンプ作用を行ない得ると共にダイヤフラム本体の耐久性を向上させ得る。
【0009】
【実施例】
次に本発明の小型ポンプに用いられるダイヤフラム本体の実施例を図面にもとづいて説明する。
【0010】
図1は本発明のダイヤフラム本体を用いた小型ポンプの構成を示す図、図2は本発明のダイヤフラム本体の断面図である。
【0011】
図1において、1は小型直流モーター、2はモーター2の出力軸、3はモーター1に取付けられたケース、4は出力軸2に固定されたカラー、5はカラー4に傾斜させて固定されている駆動軸、6は筒状の支持部7を有した駆動体、10はダイヤフラム本体である。このダイヤフラム本体10はダイヤフラム部11と駆動部12とよりなり、複数のダイヤフラム本体10がその駆動部12を駆動体6の周辺部分の近くに円周上に等間隔に取付けられ配置されている。13は弁体部、14は弁室部、15は蓋体、16は吐出孔、17は吸気孔、18は弁である。これら小型ポンプの構成並びに動作は、ダイヤフラム本体10の形状を除いては、図3に示す小型ポンプと実質上同じである。
【0012】
図2は本発明のダイヤフラム本体の断面図で、図4の従来例と同様にダイヤフラム部11と駆動部12とよりなっている。しかしこの図2に示す実施例においては、駆動部12の駆動体6への取付部分つまり駆動部12の下方部分に平面Bを形成したことを特徴としている。そしてこの平面部Bを形成することにより駆動体6の表面(上面)6aとこの平面部Bの少なくとも一部が接触するように駆動部12を構成したことを特徴としている。
【0013】
この実施例は、前記のように駆動部12に平面部Bを設けこの平面部Bの少なくとも一部と駆動体6の表面6aとが常に接触することにより、ポンプ運動によるダイヤフラム本体10の上下動に際し、駆動部12が傾斜することなく、そのため良好なポンプ作用が行なわれると共にダイヤフラムがこすれることがなく、又駆動部12の駆動体6への取付部分に不自然な力が加わることもないためにダイヤフラム本体の耐久性が大幅に向上する。
【0014】
【発明の効果】
本発明のダイヤフラム本体は、その駆動部に平面部分を設けることにより、ポンプ作用の改善と耐久性の向上を図ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイヤフラム本体を用いた小型ポンプの構成を示す図
【図2】本発明のダイヤフラム本体の断面図
【図3】従来の小型ポンプの構成を示す図
【図4】従来のダイヤフラム本体の構成を示す図
【符号の説明】
10 ダイヤフラム本体
11 ダイヤフラム部
12 駆動部
Claims (1)
- 傾斜した駆動軸に取付けられた駆動体と、駆動体の周辺部付近に円周上に沿って等間隔に取付けられたポンプ室を構成するダイヤフラム本体と、弁を介して各ポンプ室に夫々通ずる吸気孔と、複数のポンプ室の中央に設けられた弁を介して各ポンプ室に通ずる共通の吐出孔とを備えている小型ポンプに用いられる上記のダイヤフラム本体であって、前記ダイヤフラム本体の駆動体へ取付けられる駆動部がその駆動体への取付部分が前記駆動体の表面と接触する平面部分を有し、前記平面部分から外周へ向け駆動体より離れる方向に傾斜させた形状をなすことを特徴とした小型ポンプ用ダイヤフラム本体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06155995A JP3560002B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 小型ポンプ用ダイヤフラム本体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06155995A JP3560002B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 小型ポンプ用ダイヤフラム本体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08232846A JPH08232846A (ja) | 1996-09-10 |
JP3560002B2 true JP3560002B2 (ja) | 2004-09-02 |
Family
ID=13174599
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06155995A Expired - Lifetime JP3560002B2 (ja) | 1995-02-27 | 1995-02-27 | 小型ポンプ用ダイヤフラム本体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3560002B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4919937B2 (ja) * | 2007-11-01 | 2012-04-18 | 応研精工株式会社 | ダイヤフラムポンプ |
JP6057973B2 (ja) * | 2014-11-18 | 2017-01-11 | 多田プラスチック工業株式会社 | 流体用ダイヤフラムポンプ |
-
1995
- 1995-02-27 JP JP06155995A patent/JP3560002B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08232846A (ja) | 1996-09-10 |
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