JP3200693B2 - ダイヤフラムポンプ - Google Patents

ダイヤフラムポンプ

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JP3200693B2
JP3200693B2 JP31922292A JP31922292A JP3200693B2 JP 3200693 B2 JP3200693 B2 JP 3200693B2 JP 31922292 A JP31922292 A JP 31922292A JP 31922292 A JP31922292 A JP 31922292A JP 3200693 B2 JP3200693 B2 JP 3200693B2
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pump
diaphragm
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pistons
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義則 高木
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Oken Seiko Co Ltd
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  • Reciprocating Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型ポンプでダイヤフ
ラムを利用したポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の小型ポンプとして例えば
特開昭62−291484号公報に記載されたものがあ
る。それは図3に示すような構成である。つまり、モー
ター21の出力軸22に取付けられたクランク台23に
所定角度傾斜した駆動軸24が設けられ、更に駆動軸2
4には円板状の駆動体25が回動自在に取付けられてい
る。又この駆動体25の外周部分には、上方に開口を有
するカップ状のダイヤフラム部26がほぼ等間隔に複数
配置されている。又27はバルプ、28は他の筒状をし
たバルブ、29は吸入口、30は吐出口である。
【0003】このような小型ポンプは、モーター21を
駆動すると駆動体25は駆動軸24の皿回し運動しこれ
によってダイヤフラム部26の根元26aが上下動す
る。この運動によって例えばダイヤフラムのうち図面の
右端に記載した状態と左端に記載した状態の間を変化す
る。このダイヤフラムの運動によって図3において左端
の状態に移行する過程で吸入口29より吸引され更に右
側の状態に移行する過程でダイヤフラム内の気体は加圧
されバブル28を押し開き吐出口30より気体を送り出
す。この時バブル29は閉じている。このようにして各
ダイヤフラムは、夫々一定の時間隔をおいて気体の吸
入、送り出しを繰り返してポンプ作用がなされる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構造のポ
ンプは、排気型の加圧ポンプとして使用する場合は、き
わめて効率がよく高い圧力を発生することが出来る。し
かし吸引用の減圧ポンプとして使用する場合に次のよう
な問題を生ずる。図4は前述の原理を利用した減圧型の
ポンプの一部を示した断面図である。このようなポンプ
において、前述のように駆動体25を駆動させてダイヤ
フラム26を運動させることにより、気体は吸入口31
より吸入され、バルブ21を開いてダイヤフラム内に入
り、ダイヤフラム内の気体を加圧してバルブ28を開い
て排出する。このようにして図3と同じ原理により減圧
型のポンプとすることが出来る。しかし、この減圧型ポ
ンプにおいては、ダイヤフラム26の壁面26aがゴム
等の弾性材料からなりしかも肉厚さ薄いために、ダイヤ
フラム26の内部26bが減圧された場合壁面26aが
図示するように内側へ変形しポンプ効率が大幅に低下し
又ポンプ作用を続ける間、図4に示す状態の変形と元の
状態を繰り返すことにより耐久性の問題も生ずる。その
ため、図3に示すようなカップ状のダイヤフラムを用い
たポンプは、減圧型として使用するためには実用上の欠
点があった。
【0005】本考案は、ダイヤフラムを用いたもので減
圧型ポンプとして適した構造のポンプを提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のポンプは、円周
上に等間隔に形成された複数のポンプ室と、夫々のポン
プ室内で往復動可能なように各々保持されているピスト
ンと、各ピストンを所定時間間隔をおいて(位相をずら
して)往復動させるためのピストン駆動機構を有してい
て、このピストン駆動機構が、出力軸を中心に回転され
るクランク台と、このクランク台に傾斜させて支持され
ている駆動軸と、駆動軸に回動可能に取付けられた板状
の駆動体とよりなり、この駆動体の周辺部に各ピストン
を接続させたもので、したがって各ピストンは、駆動体
の周辺部で前記の通りの所定間隔をおいて連結されてい
る。そして本発明のポンプは、ポンプ室内壁面とピスト
ン外周面とをこの外周面の中央部分付近にて薄い弾性材
料よりなるダイヤフラムにより連結させてピストンを往
復運動出来るように保持したもので、このダイヤフラム
とピストンとが一体に形成されている。
【0007】またダイヤフラムの望ましい形状として
は、その断面がU字状をなしその屈曲部がポンプ室内を
向くようにしたものである。更に各ダイヤフラムは、複
数のピストンを相互に接続する連結部により一体に接続
されている。つまり各ピストンは外周面にて夫々ダイヤ
フラムと一体に連結されると共に、これらダイヤフラム
が相互に連結部にて一体に連結されている。
【0008】この発明のポンプは、従来例と同じように
駆動体を運動させることにより、ポンプ作用を行なう
が、室内が減圧されても支障がなく、減圧用ポンプに適
している。尚本発明のポンプは、加圧ポンプとしても使
用出来る。
【0009】
【実施例】次に本発明のダイヤフラムポンプの実施例を
図面をもとに説明する。
【0010】図1は本発明の実施例の断面図又図2はそ
の一部拡大断面図で、1は駆動用のモーター、2はモー
ター出力軸、3は出力軸2に固定されたクランク台、4
はクランク台3に対し傾斜させれて取付けられた駆動
軸、5は駆動軸に回動可能に取付けられた円板状の駆
動体、6は駆動体5の周辺部に等間隔に配置されてい
て、この駆動体5に連結軸5aに対して回動可能に連結
されている。る複数のピストンで、円周に沿って配置さ
れた複数のポンプ室7の夫々に位置し往復動可能になっ
ている。8はポンプ室7とピストン6とをポンプ室7が
気密を保たれるように接続保持しているダイヤフラム、
9は逆止弁11を介してポンプ室7に連通している吸気
口、10は逆止弁15を介してポンプ室7に連通してい
る排気口である。ここでダイヤフラム8は図1又は図2
に示すように断面形状がU字状をなしその凸状8aをポ
ンプ室側へ向けた形状でこのような断面形状のものが全
体として環状をなし、ピストン6を囲むようにしかもそ
の内側面がピストン6の外周面と6aにて一体に接続さ
又ポンプ室7の内壁面7aと夫々その少なくとも一部
分が接するように取付けられている。したがってピスト
ン6が図1の左側のピストン位置にあっても右側のピス
トン位置(図2のピストン位置)にあってもポンプ室内
の減圧によりダイヤフラム8の8aの部分に不必要な変
形は生じない。
【0011】この実施例は、図3のポンプと同様にモー
ター1の回転によってクランク台3が回転し駆動軸4に
より駆動体5の皿まわし運動により各ピストンが一定時
間隔をずらして交互に往復運動をする。このピストンの
往復運動により吸気口より吸気し減圧ポンプとして作
用する。ここで前述のようにポンプ室が減圧の時でもダ
イヤフラムの変形がなく、ポンプの効率低下をまねくな
どの問題がおこらない。
【0012】尚図1において11,12,14,15は
いずれも逆止弁であり又13は一つのポンプ室と他のポ
ンプ室とを結ぶ通路である。又この実施例では、ダイヤ
フラム8はピストン6と一体に形成し、複数のピストン
6をダイヤフラム8にて一体に接続すると共にダイヤフ
ラムの周辺部8bをポンプ室7を形成する本体16とク
ランク台3、駆動軸4、駆動体5等からなる駆動機構部
分を収容するケース17にで挟むことによって固定して
いる。しかしダイヤフラムは他の形状とし又その固定も
接着等他の手段でもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明のポンプは、ポンプ室内で往復動
するピストンを往復動可能に保持するダイヤフラムの形
状をピストンの通常の運動のための変形以外の変形を生
ずることがほとんどなく、ダイヤフラムの耐久性をそこ
なうことはなく、特にポンプ室の減圧時の変形がないた
め効率の良い減圧ポンプを構成し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の断面図
【図2】上記実施例のダイヤフラム部分の拡大断面図
【図3】従来のダイヤフラムポンプの断面図
【図4】図3に示すポンプの原理を減圧ポンプに通用し
た時の断面図
【符号の説明】
1 モーター 2 出力軸 3 クランク台 4 駆動軸 5 駆動体 6 ピストン 7 ポンプ室 8 ダイヤフラム 9 吸気口 10 排気口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円周上に一定間隔をおいて配置されている
    複数のポンプ室と、前記各ポンプ室に対して往復動可能
    に夫々保持されているピストンと、前記各ピストンの一
    端を固定した板状の駆動体と、前記駆動体に対して一方
    の端が回動可能に取付けられ又他方が出力軸を中心に回
    転するクランクに傾斜させて取り付けられた駆動軸と、
    前記ポンプ室に逆止弁を介して連通している吸気口と、
    前記ポンプ室に逆止弁を介して連通している排気口とを
    備え、前記ポンプ室の内壁とその一部が接するように前
    記ピストンの外側面とをその中央部分付近にて接続しこ
    れによってポンプ室の気密を保ったまま前記ピストンを
    保持する断面形状U字状で凸部がポンプ室内を向いたダ
    イヤフラムを有し、前記ダイヤフラムが複数のピストン
    を接続する接続部を有していて、前記複数のピストンと
    前記ダイヤフラムとが前記凸部および前記接続部とにて
    連続した状態にて一体に形成されたことを特徴とするダ
    イヤフラムポンプ。
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JPH11218082A (ja) * 1998-02-02 1999-08-10 Ouken Seiko Kk 減圧ポンプ
EP0936355A3 (en) 1998-02-10 2001-04-18 Ohken Seiko Co., Ltd. Reciprocating pump
ATE425362T1 (de) * 2006-09-11 2009-03-15 Lock & Lock Co Ltd Membranvakuumpumpe
JP5531038B2 (ja) * 2012-02-16 2014-06-25 多田プラスチック工業株式会社 ダイヤフラム

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