JPH11230046A - 往復動ポンプ - Google Patents

往復動ポンプ

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JPH11230046A
JPH11230046A JP10043018A JP4301898A JPH11230046A JP H11230046 A JPH11230046 A JP H11230046A JP 10043018 A JP10043018 A JP 10043018A JP 4301898 A JP4301898 A JP 4301898A JP H11230046 A JPH11230046 A JP H11230046A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output shaft
ball
pump
diaphragm
turntable
Prior art date
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Pending
Application number
JP10043018A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Fukami
正 深美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
OUKEN SEIKO KK
Original Assignee
OUKEN SEIKO KK
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Filing date
Publication date
Application filed by OUKEN SEIKO KK filed Critical OUKEN SEIKO KK
Priority to JP10043018A priority Critical patent/JPH11230046A/ja
Priority to US09/246,698 priority patent/US6264438B1/en
Priority to EP99102479A priority patent/EP0936355A3/en
Publication of JPH11230046A publication Critical patent/JPH11230046A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動部分の小型化によるポンプの小型化を
はかる。 【解決手段】 モーターの出力軸に固定された回転板
と、回転板の回転をポンプ作用を行なう駆動体の往復動
に変える駆動板の間にボールを配置し、回転板の回転に
よるボールの移動によって駆動板を介して駆動体を往復
動させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイヤフラムを用
いた小型ポンプ(往復動ポンプ)に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の小型ポンプは、例えば、
特開昭62−291484号公報に記載されたもので、
図2に示す通りの構成のものである。
【0003】この従来の小型ポンプは、図2に示すよう
に、モーター21の出力軸22に固定されているクラン
ク台23に所定の角度傾斜させて取り付けた駆動軸24
に円板状の駆動板25が取り付けられている。この円板
状の駆動板25の外周部分に、上方に開口を有するカッ
プ状のダイヤフラム部26が一つ又は複数個取り付けら
れている。尚ダイヤフラム部26が複数設けられたポン
プの場合、それらダイヤフラム部は円周上に等間隔に並
び配置される。又27は、例えばダイヤフラム部26と
一体に構成された円筒状のバルブ、28は他のバルブ、
29は吸入口、30は排出口である。
【0004】このような小型ポンプは、モーター21を
駆動してその出力軸22を回転させることによりクラン
ク台23を回転させ駆動軸24の皿まわし動によりダイ
ヤフラム部26の根元26aを上下動させる。これによ
り、例えば、図2において左側に位置するカップ状のダ
イヤフラム26は、その根元部分が下降した状態より上
昇し、逆右側に位置するダイヤフラム26は、その根元
部26aが上昇した状態から下降するように運動する。
【0005】このダイヤフラム部26の根元部分の上下
動により、各ダイヤフラムは、それぞれ一定時間隔をお
いて流体の流入や排出を行ないポンプ作用が行なわれ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた従来の小型
ポンプは、ダイヤフラム26に理想的な往復運動をさせ
るために、駆動板25のダイヤフラム部26の中心Aが
出力軸の固定中心と一致するようにしなければならな
い。つまり、中心Aが出力軸22の延長線上に位置する
ようにしなければならない。そのためには、駆動軸24
の軸受部が必要になり、駆動板25が長くなりポンプ全
体が大型になる。
【0007】また出力軸22の一回転によって、ダイヤ
フラム26の駆動部が一往復するために、モーターの回
転数を上げると、出力軸の回転を速くすると、ダイヤフ
ラム部26が異常変形を起し、ダイヤフラムの寿命が極
度に低下する。そのために大型で強力なモーターが必要
になる。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の小型ポンプは、
逆止弁を介して吸入口に接続され、又逆止弁を介して排
出口に接続されているポンプ室を有しており、駆動体の
往復動運動によってポンプ室の容積が変化することによ
ってポンプ作用を行ない、つまりポンプ室の容積を増大
させて吸入口により気体を流入し、又ポンプ室の容積を
減少させることによりポンプ室内の気体を排出口により
排出するようにした往復動ポンプであって、ポンプ作用
を行なうために往復動する駆動体を固定する駆動板と、
モーターの出力軸に固定して出力軸の回転によって回転
する回転板とを出力軸およびその延長軸線とは離れた位
置にボール配置した構成であって、出力軸の回転による
回転板の回転によってボールをを自転させ、このボール
の自転によりボールを回転板の回転方向に移動するよう
にして駆動板の出力軸に平行な方向への運動(往復動)
を利用して駆動体を往復動させて前記のポンプ作用を行
なわせることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に本発明の往復動ポンプの実施
の形態を図にもとづき説明する。
【0010】図1は、本発明の往復動ポンプで、ダイヤ
フラムを用いた小型ポンプの実施の形態を示すものであ
る。
【0011】この図1において、1はモーター、2はモ
ーター1の出力軸、3は出力軸に固定されている円板状
の回転板で、この回転板3にはボール4が回転し得るよ
うにし、断面形状が円弧状の溝3aが出力軸2を中心と
した円周上に沿って形成されている。5は例えばほぼ円
板状の駆動板であって、回転板3と同様にボール4が回
転できるように断面形状が円弧状であって、この駆動板
5の中心を中心とした円周上に形成されている溝5aを
有している。7はその駆動体7bが駆動板5に固定され
ているダイヤフラム、8はバルブハウジングで、このバ
ルブハウジング8とシリンダー部6とによりダイヤフラ
ム7を挟みシリンダー部6にビス13により締め付け固
定することにより、密閉してポンプ室12を形成してい
る。図にはダイヤフラム7のダイヤフラム部に形成され
るポンプ室12は一つのみ示してあるが、このダイヤフ
ラム7(ポンプ室12)は、二つ又はそれ以上の複数形
成してもよく、これにより多気筒のポンプを構成し得
る。
【0012】又、バルブハウジング8にはこれと一体に
弁室9およびこの弁室9に通ずる排出口10とが形成さ
れ、弁室9内には、ダイヤフラム7と一体に形成されて
いる弁7aが配置されている。又14は逆止弁、15は
吸気口である。
【0013】以上述べたポンプにおいて、回転板3と駆
動板5を押し上げて上面中心がシリンダー6の中心に設
けたストッパーピン6aに当たり、駆動板5を傾斜させ
るようにセットされる。この傾斜角の大きさ等により、
ダイヤフラム7に一体に形成されている駆動体7bを往
復動させるストロークが決まる。又、16は、ポールに
対する負荷が少ない時にボールに負荷を与えて適宜な摩
擦を与えるためのバイヤススプリングである。したがっ
て、負荷との関係によりボール4に適宜な摩擦が与えら
れている場合には、このバイヤススプリング16は用い
なくともよい。
【0014】次に以上述べた構成の本発明の往復動ポン
プの作用について説明する。
【0015】モーター1の駆動により出力軸2が回転す
ると、これに固定してある回転板3が回転する。この回
転板3の回転によりバイアススプリング16等による駆
動板5により押し付けられているボール4は自転しなが
ら出力軸2のまわりを回転板2の回転方向と同じ方向に
ころがりながら移動する。ここで断面円弧状をした回転
板3の溝3aと駆動板5の溝5aの半径は、ほぼ等しく
(一般的には駆動板5の溝5aの半径の方が若干小であ
る)してあるので、ボール4の進む速度は、回転板3の
速度の約半分であって、したがって回転板3が2回転す
ると、ボール4は出力軸2のまわりをほぼ一周すること
になる。
【0016】したがって、図示する位置から回転板3が
1回転するとボール4は半周して出力軸2の右側にあっ
たボール4は、出力軸2の左側に移動し、これにより駆
動板は、上方位置にあるダイヤフラム7の駆動体7bの
部分が下方位置に移動する。このように、回転板3の回
転により駆動体7bは上下動し、したがってポンプ作用
が行なわれる。つまり駆動体7bが図示する位置より下
降することによってポンプ室12の容積は増加し、弁1
4を開いて吸気口より気体が流入する。又、駆動体7b
が再び上昇することによって、ポンプ室12の容積は減
少し、ポンプ室内の気体は加圧されて弁7aを開き弁室
9を通って排出口10より排出される。
【0017】以上の運動を繰り返すことにより、気体は
吸気口15より吸引され、排出口10より排出されてポ
ンプ作用が行なわれる。
【0018】以上述べた本発明の往復動ポンプは、回転
板3、駆動板5はいずれも円板状であり、これら回転板
3と駆動板5の間にボール4を挟むだけであるので、従
来のポンプに比べて駆動部分の高さを低くでき、ポンプ
をより小型にすることが可能である。
【0019】又、ボールの作用により、出力軸2にした
がって回転板3の回転の約1/2にて上下動するため、
従来の往復動ポンプにおいて減速歯車を介して回転を1
/2にしたのと同じ結果が得られ、歯車を配置するスペ
ースを確保することなしに小型にしたままモーター2の
回転数をあげて動作することが可能になる。
【0020】以上述べた本発明の往復動ポンプは、ダイ
ヤフラムと駆動体を一体にしたものであるが駆動体を別
にした構造でもよい。つまりピストン(駆動体)の一方
を駆動板5に固定し他方をこれとリテーナーによりダイ
ヤフラムを挟むようにしてピストンをダイヤフラムに固
定すればよい。
【0021】このようなピストンを開いた往復動ポンプ
の場合、図1に示すポンプと同様、モーターの駆動によ
る出力軸の回転により回転板を回転させ、その時のボー
ルの移動により、駆動板のピストンを固定した箇所(ピ
ストンの駆動部)の往復動によりポンプ作用が行なわれ
る。
【0022】このピストンを用いた本発明の往復動ポン
プの場合も、図2に示すポンプと同様にシリンダー、ピ
ストンを円周上に複数配置することにより数気筒の往復
動ポンプになし得る。
【0023】
【発明の効果】本発明の往復動ポンプは、傾斜した駆動
軸を用いることがないため、特に駆動機構の設計や組立
等が容易になり又駆動機構の高さを大幅に減少させ得る
ためポンプ自体の小型化が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の往復動ポンプの構成を示す図
【図2】 従来の往復動ポンプの構成を示す図
【符号の説明】
3 回転板 4 ボール 5 駆動板 7 ダイヤフラム

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 逆止弁を介して吸入口に、又逆止弁介
    して排出口に夫々接続するポンプ室を有するダイヤフラ
    ムと往復動によりポンプ室内の容積の増減を行なう前記
    ダイヤフラムに設けられた駆動体とを有し前記駆動体の
    往復動によるポンプ室の容積の増加により吸入口より吸
    気を又ポンプ室の容積の減少によりポンプ室より排出口
    を通じ排気を行なってポンプ作用を行なう往復動ポンプ
    において、前記駆動体を固定した駆動板とモーターの出
    力軸に固定した回転板とを出力軸より離れた位置にてボ
    ールを挟んだ構成で、前記出力軸の回転によりボールの
    自転による移動により駆動板に固定した駆動体を往復運
    動させてポンプ作用を行なう往復動ポンプ。
JP10043018A 1998-02-10 1998-02-10 往復動ポンプ Pending JPH11230046A (ja)

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JP10043018A JPH11230046A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 往復動ポンプ
US09/246,698 US6264438B1 (en) 1998-02-10 1999-02-09 Reciprocating pump having a ball drive
EP99102479A EP0936355A3 (en) 1998-02-10 1999-02-09 Reciprocating pump

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JP10043018A JPH11230046A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 往復動ポンプ

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JPH11230046A true JPH11230046A (ja) 1999-08-24

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Family Applications (1)

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JP10043018A Pending JPH11230046A (ja) 1998-02-10 1998-02-10 往復動ポンプ

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JP (1) JPH11230046A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1201926A2 (en) * 2000-10-26 2002-05-02 Okenseiko Co., Ltd. Miniature pump
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