JP3286794B2 - インペラーポンプ - Google Patents

インペラーポンプ

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JP3286794B2
JP3286794B2 JP13144792A JP13144792A JP3286794B2 JP 3286794 B2 JP3286794 B2 JP 3286794B2 JP 13144792 A JP13144792 A JP 13144792A JP 13144792 A JP13144792 A JP 13144792A JP 3286794 B2 JP3286794 B2 JP 3286794B2
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JP
Japan
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impeller
pump
suction port
rotation
magnet
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JP13144792A
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English (en)
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JPH05302587A (ja
Inventor
五郎 柿澤
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Oken Seiko Co Ltd
Original Assignee
Oken Seiko Co Ltd
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Publication date
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、給湯装置等における湯
を供給する際に利用するインペラーポンプに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ジャー、ポット等の給湯装置において、
湯を供給するために用いられるインペラーポンプは、図
3に示すように給湯装置の容器20の底に穴を設け、こ
れにポンプの吸入口を接続して使用される。即ち図にお
いて、21はポンプのケース、22はポンプ室23と駆
動部24とを気密に仕切る仕切り板、25は支持部材2
6により支持されている軸、27は、軸25に対し回転
可能に設けられているインペラーとマグネットの固定部
材、28は固定部材27と一体に回転するインペラー、
29は固定部材27と一体に回転する従動マグネットで
以上はポンプ室23内に配置されている。30は駆動部
24内に設けられた駆動マグネットでモーター31によ
り回転される。
【0003】このようなポンプはモーター31の駆動に
よって駆動マグネット30を回転させ、駆動マグネット
30と従動マグネット29との磁気的結合によって従動
マグネット29を回転させ、これによってインペラー2
8が回転してポンプとして働く。このポンプの働きによ
って、容器20内の湯は吸引され、吸入口32より吸入
され吐出口33より吐出されて供給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなポンプによ
り高温の湯を供給する際に泡が発生する。特にインペラ
ー28の回転中心付近は他に比べて気圧が低くなるた
め、発生した泡はここに集まりそのため吸入口32を塞
いで湯が流れにくくなりこれによって給湯能力が著しく
低下し給湯不能となることもある。
【0005】本発明は、前記のような泡の発生により給
湯能力の低下することのないインペラーポンプを提供す
ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のインペラーポン
プは、ポンプ室内に回転可能に配置されたインペラーの
回転軸線上付近に設けられている吸入口をインペラーの
回転軸に対し偏芯させた吸入口における回転軸線よりも
離れた位置における吸入のための流れをおそくしてポン
プ室内に発生した気泡を容器内に逃がすようにするもの
で、更に、偏芯させた吸入口内に非対称な整流壁を設け
ることにより、吸入口を通る液体の速度の一層遅くなる
部分を作り、これによりポンプ室内に発生した気泡が一
層容易に容器内に逃げ得るようにした。
【0007】
【実施例】次に本発明のインペラーポンプの実施例を図
面をもとに説明する。
【0008】図1は本発明のインペラーポンプの第1の
実施例で、(A)は断面図、(B)は(A)図のB−B
の断面図である。これら図において、1はケース、2は
ポンプ室3と駆動部4とを気密に仕切る仕切り板、5は
インペラーの回転軸、7は固定部材、8はインペラー、
9は従動マグネット、10は駆動マグネットでモーター
35により回転される。この駆動マグネット10の回転
により磁気結合でマグネット9が回転されこれと一体に
インペラーが回転されポンプ作用が行なわれる。つまり
以上のような構成によりインペラーポンプを形成する。
このようなインペラーポンプは、容器20の底部に配置
されていて、吸入口12より容器内の液体(湯)を吸入
して吐出口13より吐出しパイプを通って供給される。
【0009】この実施例のように、吸入口12をインペ
ラー8の回転軸に対し偏芯させた構成にすることによっ
てインペラーの回転による吸入口中での液体の流れがイ
ンペラーの回転軸から離れたA点等にておそくなる。
【0010】したがって浮力により上昇して行くポンプ
室内の気泡は、流速が小であるAの付近で上昇して容器
へ移動する。
【0011】このようにして、本発明の第1の実施例の
インペラーポンプによれば、流入口12に気泡が集まっ
て液体の流れを阻害し、これによって給湯能力が低下す
ることはない。
【0012】この第1の実施例において、支持板14の
位置は、図示する位置に限ることはない。つまり図示す
るものは回転軸5と吸入口12の外壁15とが最も近接
した個所とそこから等しい角度離れた方向に回転軸5よ
り放射状に伸びた構成になっているが、例えば吸入口の
偏方向は変化させずに、各支持板14を左右いずれかの
方向に一定角度ずらした方向に配置してもよい。
【0013】図2は第2の実施例の吸入口の部分のみを
示した図である。この実施例は、吸入口12をインペラ
ーポンプのインペラー8の回転軸5に対して偏芯させた
点は第1の実施例と同じである。しかし、この偏芯させ
た吸入口12の壁面15よりのびるインペラーの回軸方
向に対し非対称な整流壁16を設けた点で第1の実施例
と異なっている。このインペラーの回転方向に対し非対
称な整流壁16を設けることによって、例えばこの整流
壁16の回転軸5と反対側の部分その近傍において、吸
入される液体の流れよりも一層流速の低下した部分が生
じ、これによってポンプ室内に発生する気泡が容器20
の方へ逃げやすくなり、気泡による供給液量の低下等の
悪影響を除去出来る。
【0014】尚整流壁16の長さは、図示するものより
若干長くとも又短くともよい。更に図示する実施例で
は、整流壁16が図面上で時計回りの方向に伸びる円弧
状であるが、吸入口12の図面にて下側の壁面から反時
計方向に伸びる円弧状のものでもよい。
【0015】以上述べた実施例は、いずれもモーター3
5の回転により駆動マグネット10を回転させ、この回
転により従動マグネットを回転させてインペラーを回転
させるようにした磁気結合を利用して運転させるインペ
ラーポンプであるが、駆動マグネットに代えてコイルと
整流子とを組み合わせた駆動部により従動マグネットを
回転させるようにした運転方式のインペラーポンプにも
本発明を適用し得る。更に他の運転方式のインペラーポ
ンプでもよい。
【0016】即ちいずれの方式のインペラーポンプも、
気泡の発生による吸入口を流れる液体の流れに支障をき
たすことになるので、本発明を適用することによって上
記欠点の除去が可能である。
【0017】
【発明の効果】本発明のインペラーポンプは、吸入口を
インペラーの回転軸に対して偏芯させまた非対称な整流
壁を設けるという極めて簡単な構造で発生した気泡を逃
し得て給湯能力の低下を防止し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例の断面図
【図2】 本発明の第2の実施例の要部の断面図
【図3】 従来のインペラーポンプの断面図
【符号の説明】
5 インペラーの回転軸 8 インペラー 12 吸入口 14 支持板 15 外壁 16 整流壁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポンプ室内に回転可能に設けたインペ
    ラーの回転により前記ポンプ室の中心付近に配置した吸
    入口より吸入し吐出口より吐出して液体を供給するポン
    プにおいて、前記吸入口を前記インペラーの回転軸に対
    して偏芯させ、前記吸入口内にインペラーの回転方向に
    対し非対称な整流壁を設けたインペラーポンプ。
JP13144792A 1992-02-18 1992-04-27 インペラーポンプ Expired - Lifetime JP3286794B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13144792A JP3286794B2 (ja) 1992-04-27 1992-04-27 インペラーポンプ
DE4305023A DE4305023C2 (de) 1992-02-18 1993-02-18 Flügelradpumpe
US08/019,260 US5314302A (en) 1992-02-18 1993-02-18 Centrifugal pump for supplying hot liquid from a container

Applications Claiming Priority (1)

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JP13144792A JP3286794B2 (ja) 1992-04-27 1992-04-27 インペラーポンプ

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JPH05302587A JPH05302587A (ja) 1993-11-16
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6927267B1 (en) 2002-03-07 2005-08-09 Basf Ag High solids dispersion for wide temperature, pressure sensitive adhesive applications
DE10229733A1 (de) 2002-07-02 2004-01-22 Basf Ag Haftklebstoffe für Träger aus Weich-PVC

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