JPH07217600A - ポンプ装置 - Google Patents

ポンプ装置

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Publication number
JPH07217600A
JPH07217600A JP2492694A JP2492694A JPH07217600A JP H07217600 A JPH07217600 A JP H07217600A JP 2492694 A JP2492694 A JP 2492694A JP 2492694 A JP2492694 A JP 2492694A JP H07217600 A JPH07217600 A JP H07217600A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
impeller
suction port
screw blade
hot water
motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2492694A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsumi Matsumoto
克己 松本
Hideo Sasaki
秀雄 佐々木
Hideaki Ito
秀明 伊藤
Yukio Okada
幸夫 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Instruments Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2492694A priority Critical patent/JPH07217600A/ja
Publication of JPH07217600A publication Critical patent/JPH07217600A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インペラの近くでの減圧(キャビテーショ
ン)現象を防止し、気泡の発生によるポンプ効率の低下
をなくすることである。 【構成】 モータ2によって渦室4内のインペラ3を回
転させて、ポンプ動作を行うとともに、上記インペラ3
と同軸上で吸入口12側にスクリュウ羽根5を配置し、
このスクリュウ羽根5を上記モータ2によって駆動する
ことにより、インペラ3の前段側で、スクリュウ羽根5
によって湯などの液体を積極的に送り込みインペラ3の
吸入口12側近くでのキャビテーション現象を抑えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として家庭用の電動
式給湯装置に組み込まれる小型のポンプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特公平3−45642号公報の発明は、
気泡の発生防止に有効な給湯装置を開示している。その
給湯装置は、ポット本体の容器から遠心ポンプの吸い込
み口を通して、湯を吸い込み、インペラの回転によっ
て、湯を吐出口へと送り出している。上記ポンプ装置で
は、沸騰直後の給湯時に、ポンプ室内の減圧により、気
泡が発生し、キャビテーション現象が起き、インペラが
空回り状態となって、給湯動作が全くできなくなること
もある。
【0003】
【発明の目的】本発明の目的は、インペラの近くでの減
圧による気泡の発生を抑え、気泡の発生によるポンプ効
率の低下をなくすることである。
【0004】
【発明の解決手段】上記目的の下に、本発明は、モータ
によって渦室内のインペラを回転させて、ポンプ動作を
行うとともに、上記インペラと同軸上で吸入口側にスク
リュウ羽根を配置し、このスクリュウ羽根を上記モータ
によって駆動することにより、インペラの前段側で、ス
クリュウ羽根によって湯などの液体を積極的に送り込
み、インペラの吸入口側近くでの減圧による気泡の発生
を抑えている。
【0005】
【実施例】図1および図2は、本発明のポンプ装置1の
構成を示している。ポンプ装置1は、モータ2、インペ
ラ3、渦室4およびスクリュウ羽根5によって構成され
ている。
【0006】モータ2は、べース6の一方の面に対して
取り付け板7および取り付けねじ8によって固定されて
いる。この取り付けねじ8は、パッキン9を介在させな
がら2つのケース10、11をベース6の他方の面に固
定している。ここで、2つのケース10、11は、イン
ペラ3を収納しかつそれを囲撓するための渦室4を形成
している。
【0007】渦室4は、主としてケース10の部分によ
って、インペラ3の回転中心を中心とする円柱状空間と
して形成されており、インペラ3の回転中心の延長線上
で、筒状の部分によって、吸入口12を形成し、またイ
ンペラ3の回転中心を中心とする円弧の位置で接線方向
の注入口13およびこれに連なる吐出口14を一体的に
形成している。したがって、注入口13の近くで渦室4
の有効断面積が絞られているが、これと反対側の渦室の
部分で、大きな空間が形成されている。
【0008】そして、上記インペラ3は、軸15にはめ
込まれ、ベース6と一体の軸受け部16に対して回転自
在に支持され、ジョイント17によってモータ2の出力
軸18に連結されている。ジョイント17は、機械的な
連結手段でなく、磁気的な連結手段としての磁気カップ
リング(一方の磁石を回転して、他方の磁石を従動回転
させ、両磁石を隔壁により分離している継手)により連
結してもよい。なお、上記ジョイント17を用いる場
合、ケース11の中心部分に、シール受け部19が一体
的に形成されており、このシール受け部19と、ベース
6の軸受け部16の外側面との間に、弾性体製のリップ
シール20がはめ込まれている。このリップシール20
と一体のリップ片21は、円筒状であって、渦室4の方
向に吐出し軸15の外周を取り囲み、渦室4の内部圧力
によって軸15の外周面に圧接するように組み込まれて
いる。
【0009】また、前記スクリュウ羽根5は、インペラ
3と同軸上で、例えばそれと一体に形成されており、吸
入口12の内径よりやや小さな寸法で、吸入口12の内
部に収まっており、インペラ3とともに回転して、吸入
口12の近くの液体を渦室4の内部に積極的に送り込む
方向に回転する。
【0010】上記構成のポンプ1は給湯装置などの湯の
供給経路に組み込まれる。この状態で給湯時に、モータ
2は図2で時計方向に回転し、インペラ3およびこれと
一体のスクリュウ羽根5を回転させる。このとき、スク
リュウ羽根5は、スクリュウポンプの作用によって、吸
入口12の近くの湯を内部に取込み、渦室4の中心すな
わちインペラ3の中心方向に積極的に送り込む。一方、
インペラ3は、回転することによって、その中心の近く
の湯に遠心力を与えながら、渦室4の内壁に沿って回転
させ、注入口13に送り込み、吐出口14から外部に送
り出す。
【0011】このようなポンプ動作の過程で、インペラ
3の中心位置近くで、減圧作用が起きやすく、特に沸騰
直後の湯のときに、内部に微細な気泡が混入しているこ
と、および飽和蒸気圧の関係から、インペラ3の近くで
のキャビテーション現象が助長されやすい。しかし、本
発明では、吸入口12の近くにスクリュウ羽根5が取り
付けられており、これが湯を渦室4の中心位置すなわち
キャビテーション現象の起きやすい位置へ湯を積極的に
送り込んでいるため、その近くでの減圧が少なくなり、
気泡化すなわちキャビテーション現象の発生が最小限度
に抑えられる。
【0012】また、渦室4の内部でキャビテーション現
象によって、少量の気泡が発生し、インペラ3が空回り
しても、吸入口12の位置でスクリュウ羽根5が湯を強
制的に渦室4の内部に送り込んでいるため、ある程度の
湯量が確保できる。このように、スクリュウ羽根5が吸
入口12の近くで湯などの液体を積極的に渦室4の内部
に送り込み、またインペラ3が遠心作用によって、湯を
吐出口14へ送りだすため、この2つの作用によって、
湯量はインペラ3単体のものよりも向上する。したがっ
て、モータ2の回転速度が従来のものよりも低くても、
必要な湯量が確保できる。
【0013】なお、スクリュウ羽根5の外径が吸入口1
2の内径に近づけたほうが、流体の吸入能力が増すた
め、スクリュウ羽根5の内径は、吸入口12の内部に当
たらない程度の寸法に設定される。ここで、スクリュウ
羽根5のポンプ能力は、インペラ3の近くでの減圧防止
の観点からインペラ3のポンプ能力よりもやや大きめに
設定されなければならない。このスクリュウ羽根5は、
ねじ状として、あるいはプロペラ状の外形として形成さ
れる。
【0014】
【発明の効果】本発明では、吸入口側にスクリュウ羽根
があって、そのスクリュウ羽根の回転によって、液体が
渦室内のインペラの方向に積極的に送り込まれるため、
インペラの中心近くでの減圧作用が少なくなり、キャビ
テーション現象の発生が低く抑えられること、またスク
リュウ羽根の積極的な流体の送り込み作用と、インペラ
の回転による吐出し作用の総和によって、モータの低い
回転によっても充分な流量が確保できること、の効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポンプ装置の一部破断側面図である。
【図2】ポンプ装置の正面図である。
【符号の説明】
1 ポンプ装置 2 モータ 3 インペラ 4 渦室 5 スクリュウ羽根 10 ケース 11 ケース 12 吸入口 13 注入口 14 吐出口 20 リップシール 21 リップ片
フロントページの続き (72)発明者 岡田 幸夫 埼玉県坂戸市溝端町1−3−1006

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータと、このモータに連結されたイン
    ペラと、このインペラを囲撓し、吸入口および吐出口を
    形成した渦室とを備え、上記モータの回転に伴う上記イ
    ンペラの回転によって、上記吸入口から吸入した液体が
    上記吐出口から吐出するように構成したポンプ装置にお
    いて、上記吸入口内に上記インペラと同軸に形成したス
    クリュウ羽根を配置したことを特徴とするポンプ装置。
  2. 【請求項2】 上記吸入口の内径より上記スクリュウ羽
    根の外径を若干小さく形成したことを特徴とする請求項
    1記載のポンプ装置。
JP2492694A 1994-01-28 1994-01-28 ポンプ装置 Pending JPH07217600A (ja)

Priority Applications (1)

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JP2492694A JPH07217600A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 ポンプ装置

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JP2492694A JPH07217600A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 ポンプ装置

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JPH07217600A true JPH07217600A (ja) 1995-08-15

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ID=12151729

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JP2492694A Pending JPH07217600A (ja) 1994-01-28 1994-01-28 ポンプ装置

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Cited By (6)

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JP2012002075A (ja) * 2010-06-14 2012-01-05 Mitsubishi Electric Corp ポンプ及びヒートポンプ装置
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CN113323080A (zh) * 2021-04-15 2021-08-31 朱福栋 一种高效率的机电一体化供水装置
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