JP4919937B2 - ダイヤフラムポンプ - Google Patents

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本発明は、血圧計等に広く使用されているダイヤフラムポンプに関するものである。
従来のこの種のダイヤフラムポンプのピストン部と駆動体との連結部分は、駆動体に延設された駆動子の上下動でピストン部を上下動させてダイヤフラムにポンプ動作を行わせるために、柔軟性が必要であり、ダイヤフラム部とピストン部の材質はゴムなどの軟質材料が使用されている。
図3は、長期間にわたるピストン部の過度の駆動により細径の首部に塑性変形が生じて伸びたままになった状態を示す。このような伸びAは、駆動子20が、長期間にわたってピストン部26を上下に揺動させているとどうしても駆動子20との連結部である細径の首部13に伸びAが生じてしまう。(例えば、ダイヤフラム部等が軟質材料で形成されているための問題点は、特許文献1参照)。なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
特開2004ー19528号公報
上述したように、駆動体が回転し駆動子20の上下動によりポンプ動作が行われた際に、連結部分に伸縮作用と曲げ荷重が長期間にわたり繰り返し加わり、特に、流体が液体等のように粘度が高い場合に顕著となり、連結部分が伸長したままの状態になる。この連結部分の伸びAによって、駆動体の動作がピストン部に追従しなくなり、ポンプの膨張・圧縮不足によるポンプの吐出量不足が生じポンプの性能が低下する。また、細径の首部13への繰り返しの引張・圧縮と曲げ荷重による機械的疲労により連結部分が切断するおそれがある。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、駆動体の上下振動によるピストン部の下部と駆動体との連結部分である細径の首部の伸長、切断を防ぎ、ダイヤフラムポンプの耐久性を向上させるところにある。
この目的を達成するために、本願発明は、回転体と、この回転体の出力軸に対して傾斜した状態で突設した駆動軸と、この駆動軸に支持された駆動体と、この駆動体に追従して上下動するピストン部とを備え、このピストン部を介してダイヤフラム部を昇降させることによりポンプ作用をするダイヤフラムポンプにおいて、前記ピストン部の下部に、前記駆動体に結合するための係止部を有する細径の首部を一体に設け、この細径の首部の内部に可撓性を有し実質的に伸縮性のないひもをインサート成形したものである。
本発明によれば、常時伸縮力と曲げ荷重がかかり、しかも細径である首部内にひもが埋設されているから、ピストン部の膨張時に塑性変形の原因となる弾性変形すら起きず、またゴムとの比較においてひもは繰り返し曲げ荷重に対して機械的疲労に強く、細径の首部の伸張や切断等を防止し、ダイヤフラムの性能低下を防ぐとともに、耐久性を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態に係るダイヤフラムポンプ全体の縦断面図、図2は他の実施例を示す要部の断面図である。
図1で全体を符号1で示すダイヤフラムポンプは、略有底角筒状に形成されたケース2を備え、このケース2の底部3にはモータ4が取り付けられており、このモータ4の出力軸5が底部3に設けた穴6からケース2内に臨んでいる。
7は小円柱状に形成されたクランク台であって、モータ4の出力軸5に軸着されており、出力軸5が軸着された中心部から偏心した位置には、駆動軸8が鉛直方向に対して傾斜した状態で固定されている。
9で示す駆動体は、軸孔が設けられたボス10と、このボス10の上端に一体に形成された駆動傘体9aとによって形成されており、駆動傘体9aは、平面視において円周方向に等角度おいて中心から放射状に延設された複数の駆動子20と一体に形成され、これらの駆動子20は、中心から先端に向かっていずれも同じ角度だけ下方に傾斜している。各駆動子20の先端部には、後述するピストン部26の下部に設けられた細径の首部13を取り付けるための取付孔12が設けられている。
14はインサート部品であって、金属の撚線からなるワイヤー、プラスチック製の糸、繊維糸などの可撓性を有し実質的に伸縮性のないひもである。このひも14は、ピストン部26の下部から細径の首部13内を介して係止用の凸部15にわたるように、駆動子20の動作の負荷がかかる細径の首部13の内部にインサート成形されている。
図1では、ひも14の端部17が係止用の凸部15の端面16に露出しているピストン部が示されているが、これは製造方法によるものである。この場合の製造方法は、ダイヤフラム部25、ピストン部26、首部13、係止用の凸部15に続く挿入用の円錐部19(仮想線で示す)を一体成形する金型(図示せず)の円錐部19部分を成形するキャビティ内に、ひも14を首部13の内部に完全に埋設されるように先端まで挿入した後インサート成形をする方法である。そして、ピストン部26の駆動体9への組付けは、円錐部19を取付孔12に通して、係止用の凸部15を弾性変形させながら、細径の首部13が取付孔12の裏側に係合されるまで円錐部19の先端部を引っ張り、係合された後に円錐部19を切断する。18は切断されて破棄されるインサート材料部分を示している。
21は下方が開口し略箱状に形成されたダイヤフラムホルダーであって、上面板22 には、各ダイヤフラム部25を保持するための2つのダイヤフラム部保持孔23が設けられており、ダイヤフラムホルダー21とケース2とは、互いの開口端が突き合わされている。24は2つのダイヤフラム部25を有し成形により造られたダイヤフラムであって、各ダイヤフラム部25には、前記首部13と凸部15を有するピストン部26が一体に形成されている。
27は略平板状に形成されたバルブホルダーであって、仕切壁28が一体に立設されており、この仕切壁28を境界として内側には、吐出通路29が設けられ、外側には吸入通路30がそれぞれ設けられている。
このバルブホルダー27は、ダイヤフラムホルダー21とともにダイヤフラム24を挟持しており、このバルブホルダー27と各ダイヤフラム部25とによって2つのポンプ室31,31が形成されている。32は吐出通路29を開閉し、閉じることにより吐出通路29からポンプ室31への流体の逆流を規制する吐出用弁体である。33は吸入通路30を開閉し、閉じることによりポンプ室31から吸入通路30への流体の逆流を規制する吸入用弁体である。
34はバルブホルダー27を覆う下方が開口し略箱状に形成された蓋体であって、この
蓋体34とバルブホルダー27との間には、仕切壁28を境界として内側に吐出通路29と連通する吐出空間35が形成されており、外側に吸入通路30と連通する吸入空間36が形成されている。また、蓋体34の上面板の中央部には筒部37が一体に突設され、こ
の筒部37の開口端には吐出空間35と連通する吐出口38が設けられており、蓋体34の上面板の一端側には筒部39が一体に突設され、この筒部39の開口端には吸入空間36と連通する吸入口40が設けられている。蓋体34はバルブホルダー27に溶着されて
おり、バルブホルダー27およびダイヤフラムホルダー21ならびにケース2 は図示を省
略した通しねじによって一体化されている。
このような構成において、モータ4を駆動し出力軸5を回転させクランク台7を一体的に回転させると、駆動軸8が出力軸5の周りを傾斜方向を変えるようにして偏心回転するので、駆動体の2つの駆動子20,20が交互に上下に揺動し、ダイヤフラム24の2つのダイヤフラム部25,25も交互に上下動する。一方のダイヤフラム部25が下方に移動すると、そのポンプ室31は拡張するので、そのポンプ室31が負圧状態になり、吸入口40から吸入通路30を通って流体がポンプ室31内に吸入される
モータ4の出力軸5がさらに回転すると、拡張したポンプ室31のダイヤフラム部25が上方に移動しポンプ室31が収縮するので、ポンプ室31内の流体の圧力が上昇し、ポンプ室31内の流体は吐出通路29を通って吐出口38から吐出される。ポンプ室31の膨張・収縮動作は各ポンプ室31において交互に連続して行われるので、各吐出通路29から吐出された流体は、吐出空間35によって集められて1つの吐出口38から連続して吐出される。以上説明したようにポンプの拡縮の作用については従来から知られているダイヤフラムポンプと同様である。
本願の特徴とするところは、上述したように駆動体9の上部の駆動傘体9aに延設された駆動子20とピストン部26との連結部分である細径の首部13の内部に可撓性を有し実質的に伸縮性のない材料で構成したひもをインサート成形したことにある。
図2は他の実施例を示す要部の断面図である。この図において、図1によって説明したものと同一もしくは同等の部材については、同一符号を付し詳細な説明を適宜省略する。この実施例では、首部13が細い(約1mm程度)ことを利用してひも14をキャビティ内に挿入しフロー状態で成形したものである。すなわち、糸の繊維を利用してキャビティ内に保持させるか、キャビティの先端まで挿入し成形によって浮上させる方法で実施できる。
このように構成したことにより、長期間にわたるポンプの駆動により駆動体の上下動が細径の首部に伸縮作用と曲げ荷重を与えても、細径の首部が伸長したり切断したりせず、いままで以上に使用期間を延長することができる。
本発明に係るダイヤフラムポンプの縦断面図である。 本発明の他の実施例を示す要部の断面図である。 従来のダイヤフラムポンプの要部を示す拡大断面図である。
符号の説明
1…ダイヤフラムポンプ、4…モータ、8…駆動軸、9…駆動体、12…取付孔、13…首部、14…ひも、15…凸部、16…端面、17…端部、19…円錐部、20…駆動子、25…ダイヤフラム部、26…ピストン部

Claims (4)

  1. 回転体と、この回転体の出力軸から傾斜した状態で突設した駆動軸と、この駆動軸に支持された駆動体と、この駆動体に追従して上下動するピストン部とを備え、このピストン部を介してダイヤフラム部を昇降させることによりポンプ作用をするダイヤフラムポンプにおいて、
    前記ピストン部の下部に、前記駆動体に結合するための係止部を有する細径の首部を一体に設け、この細径の首部の内部に可撓性を有し実質的に伸縮性のないひもをインサート成形したことを特徴とするダイヤフラムポンプ。
  2. ひもが繊維糸である請求項1記載のダイヤフラムポンプ。
  3. ひもが金属撚線からなるワイヤーである請求項1記載のダイヤフラムポンプ。
  4. ひもがプラスチック製の糸である請求項1記載のダイヤフラムポンプ。
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