JP3556294B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、光学窓に流体を噴出させる流体ノズルを有する内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
対物カバーガラスの表面を洗滌用ノズルから噴出される水によって洗滌し、噴出されるガスによって水滴の除去を行う内視鏡装置においては、確実に対物カバーガラス表面の洗滌を行ったり、水滴の除去を行うためには、洗滌用ノズルからの流体の噴出方向は、対物カバーガラスの表面と平行の方向ではなく表面に向かう方向が望ましい。
【0003】
洗滌用ノズルの開口を対物カバーガラス表面に向けた洗滌用ノズルとしては、特公昭61−11086号公報に、パイプの一端を偏平に形成し、その先端を噴出口とし、先端近傍において、偏平に形成した部分を90°以上の角度で屈曲させ、噴出口が対物カバーガラスの表面に向くように形成されるものの製法が開示されている。
【0004】
しかしながら、細いパイプを切断したり、曲げ加工を行う必要があるため製法に手間がかかり、製作の自動化も困難なため、高価である。
【0005】
又このような製法の洗滌用ノズルを用いない例として実公昭57−36165号公報には、先端部に設けられたフードから突出片を送気、送水用の送通路の出口に向けて張り出させ、張り出し角度を送通路の出口に向けて鋭角的に構成して流体を対物レンズの表面に向け、対物レンズを効果的に洗滌するものが開示されている。
【0006】
しかしながら、内視鏡先端部とは別にフードを製作しなければならず、又、組み立てる手間があるため、内視鏡の先端部分を安価に製造することができなかった。又、内視鏡の先端部にフードを外嵌する構成のため、外径が太くなるという欠点があった。又、フードに水がたまり易く、水切れが悪かった。
【0007】
又、ノズルと対物カバーガラスとを一体に形成し、一部品としたものが実開昭57−42803号公報に開示されているが以下のような欠点がある。
【0008】
(1)噴出口の上部の内面が観察窓に対して平行な面であるため噴出する水及び空気が観察窓に向かって噴出せず、大部分の水及び空気が観察窓に対して水平の方向に向かって噴出するため送水の幅や空気の幅が広がらず良好な洗滌力、及び残水の除去能力が得られないという欠点がある。
【0009】
(2)噴出口の内面を形成するためには、一般的な射出形成法によって成形を行う場合、アンダーカット部となる噴出口の内面はスライド型を用いなければならず、カバーガラスの外表面と噴出口の内面を連続した面とした場合、型開きの工程時、噴出口を形成するためのスライド型がカバーガラス外表面に沿って移動する。このため、スライド型がカバーガラス外表面とすれて傷が形成され易く、カバーガラスの外表面の寸法精度が悪くなり、所望の光学性能が得られないという欠点がある。又洗滌性や、残水の除去能力が悪くなる。
【0010】
一方、内視鏡には患者の体腔内で使用した後、その内視鏡を洗浄・消毒するが、この洗浄・消毒は非常に時間がかかる。そこで、近年、内視鏡検査をする際に、従来の繰り返し使用型の内視鏡に替えて、使い捨て型のカバー式内視鏡が提案されている。
【0011】
このカバー式内視鏡は、内視鏡挿入部等の外周を覆う内視鏡カバーと、内視鏡カバーに挿入するカバー用内視鏡との組み合わせからなるものである。
【0012】
このカバー式内視鏡は軟性の梱包材に梱包され、滅菌状態を維持できるようになっている。このため、内視鏡カバーを装着する実装用バグが容器に収納される構成となっているが、実装用バグを渦巻き状に収納する構成のため、容器の体積が大きくなる。
【0013】
内視鏡カバーは原則として検査毎に使い捨てにされるため、病院、検査機関においては多数の内視鏡カバーを使用する。容器の体積が大きい場合、検査前及び、検査後の容器の輸送時や保管時に非常に大きなスペースを必要とする。又、廃棄する際には、かさばってしまい廃棄性が悪いという不具合がある。
【0014】
また、容器は内容物の変形や破損を防止するために容器を硬性の材料を用いたり、容器自体に外部からの衝撃に対する緩衝材の役目を持つ材料にて構成したり、容器内に緩衝材を内蔵しなければならず、容器のコストが高くなるという不具合がある。
【0015】
さらに、内視鏡カバーを渦巻き状に収納する構成のため、挿入部カバーに曲がり癖や折れ癖がつき、カバー式内視鏡の挿入部を挿入部カバーに挿入することが困難だったり、検査時の、湾曲操作時に湾曲性能に悪影響を与えるという不具合がある。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、従来のノズルの構成では、細いパイプを切断したり、曲げ加工を行う必要があり、あるいは内視鏡先端部とは別にフードを製作するといった、製作上、手間がかかり、製作の自動化も困難なため高価であった。
【0017】
また、前述したノズルと対物カバーとを一体に形成する構成のものでは、比較的安価に製作できそうであるが、製作を容易にするため、噴出口の上部の内面が観察窓に対して平行に形成されるので、大部分の水及び空気が観察窓に対して水平の方向に向かって噴出し、洗滌力及び残水の除去能力が不十分となる。
【0018】
さらに、一般的な射出形成法によって成形を行う際に用いるスライド型が、カバーガラス外表面に沿って移動するため、カバーガラス外表面に傷が形成され、カバーガラスの外表面の寸法精度が悪くなり、所望の光学性能が得られないという欠点がある。又洗滌性や、残水の除去能力が悪くなる。
【0019】
本発明は前記事情ににかかんがみてなされたもので、ノズルより噴出する水及び空気が観察窓の表面に向かって噴出し、かつ観察窓の表面が円滑で表面精度が良いため、洗滌力及び残水の除去能力が良く、ノズル部分が大量かつ安価に製造可能な内視鏡を提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の内視鏡は、流体を移送する流体路と、挿入部の先端部に設けられた先端構成部材と、対物系の光学窓を有し前記先端構成部材の前側に取り付けられるレンズカバー部と、前記流体路の先端部に設けた前記光学窓に流体を噴出するための少なくとも一つの流体ノズルと、を有する内視鏡において、前記レンズカバー部と前記先端構成部材とを組み立てることにより、ノズル上面部及びノズル下面部が対向して前記流体ノズルを形成できるように、当該流体ノズルを構成するノズル上面部を前記光学窓を設けてある面側に向くように前記レンズカバー部に形成するとともに、ノズル下面部を前記先端構成部材に形成し、前記ノズル上面部は前記光学窓の表面に向かって流体を噴出させる方向が前記光学窓の表面に対して斜めとなるように前記レンズカバー部に形成したこと特徴とする。
また、本発明の第2の内視鏡は、流体を移送する流体路と、挿入部の先端部に設けられた先端構成部材と、光学窓を有する光学窓部材と、各開口が前記光学窓の表面の略同一の点に向けて開口している少なくとも2つの流体ノズルと、を有する内視鏡において、ノズル下面部を形成した単一の前記先端構成部材と、ノズル上面部が形成されると共に前記先端構成部材の先端面に当接して取り付けられる単一のノズル形成部材とから前記少なくとも2つの流体ノズルを構成すると共に、前記光学窓の表面に向かって流体を噴出させる方向が前記光学窓の表面に対して斜めとなるように、前記流体ノズルを配置し構成している、ことを特徴とする。
【0023】
【実施例】
図を参照して本発明の実施例について、以下に説明する。
図1ないし図7は本発明の第1実施例に係り、図1は内視鏡装置の全体構成を示した構成図、図2は挿入部カバー部の先端側斜視図、図3はカバー式内視鏡の先端正面図、図4はカバー式内視鏡の先端側縦断面図、図5は送気、送水の流れを説明するための縦断面図、図6は送水の流れを説明するための先端正面図、図7は送気の流れを説明するための先端正面図である。
【0024】
本実施例の内視鏡装置は、カバー式内視鏡1と、このカバー式内視鏡1が接続される流体制御装置2とを備えて構成されている。カバー式内視鏡1は、内視鏡カバー3と、この内視鏡カバー3に装着されるカバー用内視鏡4との組み合わせからなっている。
【0025】
内視鏡検査を行う際には、清潔な内視鏡カバー3によって、カバー用内視鏡4の挿入部等は覆われ、検査後には、内視鏡カバー3は廃棄される。一方、カバー用内視鏡4は、新しい清潔な内視鏡カバー3によって覆われ、繰り返し使用されるようになっている。
【0026】
内視鏡カバー3は、軟性の挿入部カバー部5と、この挿入部カバー部5の先端に設けられた先端カバー部6と、挿入部カバー部5の基端に設けられた基端構成部7とから構成されている。
【0027】
先端カバー部6には、送気ノズル8,送水ノズル9,及び吸引口10が設けられている。
【0028】
前記挿入部カバー部5には吸引管路11が挿通されており、この吸引管路11は、先端側にて前記吸引口10と連通し、基端側では前記基端構成部7に設けられた鉗子挿入口12に連通し、基端構成部7より外部へ延出している。前記鉗子挿入口12には、鉗子栓13が着脱自在に設けられており、鉗子挿入口12と大気との連通を遮断している。
また、挿入部カバー部5には、送気管路14及び送水管路15が挿通されており、先端側で送気ノズル8,送水ノズル9にそれぞれ連通し、基端構成部7より外部へ延出している。
【0029】
前記流体制御装置2には、吸引制御弁16、吸引リーク弁17、送気制御弁18、送気リーク弁19、送水制御弁20が設けられている。これらの弁は、吸引管路11等を構成する流体が内部を流れる軟性チューブを弁体にはさんで、前記軟性チューブをつぶすことによって流路を開閉するいわゆるピンチバルブ方式の電磁弁で構成されている。
【0030】
また、流体制御装置2には、これらの電磁弁を動作制御して送気、送水、吸引動作を行う制御部21と、空気を送気管路14等へ送る送気ポンプ22と、カバー用内視鏡4へ照明光を供給する光源23とが設けられている。
【0031】
前記カバー用内視鏡4は、細長の挿入部24と、挿入部24の基端部に連設された把持部を兼ねた操作部25とを備えて構成されている。操作部25の側部からはユニバーサルコード26が延出しており、ユニバーサルコード26の端部にはコネクタ27が設けられ、このコネクタ27を介してカバー用内視鏡4が流体制御装置2と接続されるようになっている。
【0032】
カバー用内視鏡4の挿入部24,操作部25,ユニバーサルコード26の内部にはライトガイド28が配設されており、前記光源23によって供給される照明光がライトガイド28によって内視鏡4の先端部に設けられた照明光学系29に導光され、前記内視鏡カバー3の先端カバー部6に設けられた光学窓にあたる図2に示すレンズカバー部35を通して、体腔内に被検部位を照明できるようになっている。
【0033】
また、挿入部24の先端部には対物光学系30が配置され、この対物光学系30の結像位置にCCD等の撮像素子31が配置されており、撮像素子31の撮像面上には対物光学系30によって光学像が結像されるようになっている。この光学像は撮像素子31によって光電変換されて電気的信号となり、画像信号線32を介してビデオプロセッサ等の信号処理装置33に入力され、標準的な映像信号に変換されて内視鏡画像を表示するモニタ34に出力されるようになっている。なお、前記信号処理装置33及び光源23は、流体制御装置2と別体として別装置にしても良い。
【0034】
吸引管路11は、吸引制御弁16に着脱自在に装着され、基端側が流体制御装置2の近傍に設けられた吸引ビン46に接続されている。この吸引ビン46の他方には吸引源45が接続されている。また、吸引管路11は、吸引制御弁16よりも吸引源45側で一端が開口した吸引リーク管路47が分岐しており、この吸引リーク管路47は吸引管路11と開口の途中で吸引リーク弁17に着脱自在に装着されている。
【0035】
送気管路14は、送気制御弁18に着脱自在に装着され、この送気制御弁18よりも送気ポンプ22側には一端に開口を有する送気リーク管路41が分岐しており、この送気リーク管路41は開口までの途中で送気リーク弁19に着脱自在に装着されている。また、送気管路14は、送気制御弁18よりも送気ポンプ22側に設けられた分岐コネクタ42の内部において開口端を送水タンク43に接続された送水用加圧管路44が分岐した後、基端側が送気ポンプ22に接続されている。
【0036】
前記送水管路15は、送水制御弁20に着脱自在に装着され、基端側が送水タンク43に接続されている。
【0037】
内視鏡操作部25には、送気及び送水を操作指示する送気・送水スイッチ48と、吸引を操作指示する吸引スイッチ49とが設けられている。
【0038】
送気・送水スイッチ48は2段スイッチで構成され、1段押し込むことによって図示しない送気スイッチが、2段押し込むことによって図示しない送水スイッチが通電するようになっている。これらのスイッチはユニバーサルコード26内に配設された制御信号線50を介して流体制御装置2の制御部21と電気的に接続され、送気・送水スイッチ48、吸引スイッチ49からの遠隔操作によって、制御部21を介して送気、送水、吸引の制御を行うことができるようになっている。
【0039】
図2ないし図4に挿入部カバー部5の先端カバー部6の構成を示す。
【0040】
先端カバー部6は、前記光学窓部材であるレンズカバー部35と、内視鏡先端部36が収納される前記先端構成部材である先端部本体51とより構成されている。図4に示すように、レンズカバー部35には送気ノズル上面部52及び送水ノズル上面部53が一体に設けられており、PMMA,PC,PS等のような透明な光学用樹脂で射出成形法によって成形されている。先端部本体51には送気ノズル下面部54が一体に設けられており、前記送気管路14と連通した送気口55が開口している。又先端部本体51には送水ノズル下面部56が設けられており、前記送水管路15と連通した送水口57が開口している。又、前記吸引管路11と連通した吸引口10が設けられている。
【0041】
レンズカバー部35は先端部本体51に設けられたレンズカバー受け部58に接着又は溶着等によって、水密、気密に接合されている。このレンズカバー部35と、先端部本体51が接合された状態で、前記送気ノズル上面部52と送気ノズル下面部54とから、前記送気ノズル8が形成されている。又、前記送水ノズル上面部53と送水ノズル下面部56とから、前記送水ノズル9が形成されている。
【0042】
送水ノズル上面部52の一部と送水ノズル上面部53の一部は、レンズカバー部35の表面に対して、角度α、例えば5°〜30°の角度を有する斜面として構成されている。
【0043】
又、送気ノズル下面部54の一部及び送水ノズル下面部56の一部はレンズカバー部35の表面に対して、角度β例えば0°〜30°の角度を有する斜面として構成されている。このため、送気ノズル8及び送水ノズル9の流体の流出方向はレンズカバー部35の表面に対してレンズカバー部35の斜め前方より流出する構成となっている。
【0044】
又、図3に示すように送気ノズル8及び送水ノズル9は、レンズカバー部35の表面上の観察視野範囲59の中心の略同一の点に向かって開口している。
【0045】
前記構成において、検査中レンズカバー部35の表面の観察視野範囲59に体腔内の血液や、粘液等の体液や、汚物等が付着した場合には、送水ノズル9からの送水によってこれを除去する。
【0046】
操作部25に設けられた送気送水スイッチ48にて送水操作の指示を行うと、流体制御装置2によって圧送された洗滌水が、送水管路15を介して送水口57より送水ノズル9内に圧送される。図5、及び図6に示すように洗滌水は送水ノズル上面部53及び送水ノズル下面部56によって流れの方向を変化させられ、レンズカバー部35の表面に対して斜め前方より噴出する。
【0047】
噴出された洗滌水は、レンズカバー部35に斜め前方より当たることにより流れの幅が拡大された後、レンズカバー部35の表面に沿って観察視野範囲59に向かって流れ、観察視野範囲59に付着した体液や汚物を洗い流す。
【0048】
レンズカバー部35の表面の体液や汚物を送水操作によって洗い流すと、レンズカバー部35の表面に付着した水滴が観察視野範囲59に残ってしまうことがあるがこの場合には、送気ノズル8からの送気によってこれを除去する。
【0049】
すなわち、レンズカバー部35に設けられた送気送水スイッチ48にて送気操作の指示を行うと、流体制御装置2によって圧送された空気が送気管路14を介して、送気口55より送気ノズル8内に圧送される。図5、及び図7に示すように空気は、送気ノズル上面部52及び送気ノズル下面部54によって流れの方向を変化させられ、レンズカバー部35の表面に対して斜め前方より噴出する。
【0050】
噴出された空気はレンズカバー部35に斜め前方より当たることにより流れの幅が拡大された後、レンズカバー部35の表面に沿って観察視野範囲59に向かって流れ、観察視野範囲59に付着した水滴を吹き飛ばす。
【0051】
以上の構成によれば本実施例では、送気ノズル8を送気ノズル上面部52と送気ノズル下面部54に分割し、また送水ノズル9を送水ノズル上面部53と送水ノズル下面部56に分割し、レンズカバー部35に送気ノズル上面部52、送水ノズル上面部53を一体に設け、先端部本体51に送気ノズル下面部54及び送水ノズル下面部56を一体に設けた構成となっている。この構成により、送気ノズル8又は送水ノズル9の内部空間は、従来例のようにアンダーカット部とならないためレンズカバー部35の表面上を移動し表面を傷付ける恐れのあるスライド機構や、複雑なスライド機構を用いることなく、送気ノズル8及び送水ノズル9を容易に形成可能であり光学性能に影響を与えることがない。又、レンズカバー部35と先端部本体51を組み立てることにより送気ノズル8、送水ノズル9が形成されるため、先端カバー部6を構成する部品数が少なくなると共に、組み立ての手間も少なくなるため、先端カバー部6は非常に安価に製造することが可能である。
【0052】
又、送気ノズル上面部52,送水ノズル上面部53,送気ノズル下面部54,送水ノズル下面部56の一部がレンズカバー部35の表面に対して斜面に構成されているので、レンズカバー部35の表面に向かって水及び空気が噴出するためレンズカバー部35の送水による洗滌及び送気による水滴の除去を確実に行うことができる。又、送水の幅及び送気の幅を広くすることができるため、レンズカバー部35の広い範囲の洗滌及び水滴の除去を確実に行うことができる。さらに、送気ノズル8及び送水ノズル9は観察視野範囲の中心に向かって開口しているので、視野範囲59の全範囲を確実に洗滌することができると共に、視野範囲に付着して残っている水滴を確実に除去することができる。
よって観察性能が良く、安価に製作することができる。
【0053】
又、コード等を先端部に設ける必要がないため、先端部が細径化できると共に水がたまることがないため、水滴が容易に除去可能である。
【0054】
図8及び図9は本発明の第2実施例に係り、図8は挿入部カバー部の先端側斜視図、図9はカバー式内視鏡の先端側縦断面図である。
【0055】
本第2実施例は、第1実施例とはレンズカバー部35と先端部本体51との接合部の構成が異なるのみである。その他、第1実施例と同様の構成及び作用については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0056】
図8、図9に示すようにレンズカバー部35の外径は、先端部本体51の外径と略同一であり、レンズカバー部35の裏面、外周には凸部60が形成されている。先端部本体51には、レンズカバー部35との接合面外周に、前記レンズカバー部35の凸部60が嵌合される凹部61が設けられている。
【0057】
レンズカバー部35と先端部本体51とは、送気ノズル上面部52と送気ノズル下面部54とが流路を形成し、及び送水ノズル上面部53と送水ノズル下面部56とが流路を形成するように位置決めされ、レンズカバー部35の裏面と先端部本体51とが接着又は溶着等の手段によって水密、気密的に接続固定されている。
【0058】
レンズカバー部35と先端部本体51とが接続された状態では、レンズカバー部35の表面は先端部本体51の外周面に到るまで連続した面に構成されており、レンズカバー部35の表面の観察視野範囲59の近傍には継ぎ目や段差等がない構成となっている。
【0059】
前記構成では、視野範囲59の近傍は継ぎ目や段差等がなく円滑な表面を有しているので、レンズカバー部35に体液や汚物が付着した場合でも送水を行えば、体液や汚物は継ぎ目や段差に付着することがないので、これらを容易に洗滌除去できる。又、同様にして送水による水滴の付着がしにくく、又、付着した場合でも、送気ノズル8からの送気によって容易に水滴を除去することができる。その他の作用は第1実施例に同じである。
【0060】
本実施例では、第1実施例の効果に加え、更にレンズカバー部35に付着した汚物や体液を容易に洗滌でき、レンズカバー部35への送水による水滴の残留を防止すると共に、容易に送気によって水滴が除去可能で、観察性能を良好に保つことができる。
【0061】
図10及び図11は本発明の第3実施例に係り、図10は挿入部カバー部の先端正面図、図11はカバー式内視鏡の先端側縦断面図である。
【0062】
本第3実施例は、第1実施例とは先端カバー部6の構成が異なるのみで、その他、第1実施例と同様の構成及び作用については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0063】
図10、図11に示すように、先端カバー部6は、PMMA、PC、PS等の透明な光学用樹脂からなる光学窓であるレンズカバー部35と、光を透過せずかつ光の反射率の少ない例えば黒色等の有色のPMMA、PC、PS、変性PPO、ポリサルフォン等の樹脂からなる先端部本体51とが、成形時に一体に成形されている。すなわち2色成形法やインサート成形法等の射出成形法によって一体的に成形された前記先端構成部材であるレンズカバー一体先端部本体67と、ノズル形成部材68とから、先端カバー6は構成されている。
【0064】
先端部本体51には観察視野範囲59の近傍にレンズカバー部35の断面を通る照明光の光路を遮断し対物光学部30への照明光の入射を防止し、フレアを防止するための遮光部材63が設けられている。又、先端部本体51には、送気ノズル下面部54と送水ノズル下面部56が設けられている。
【0065】
一方、ノズル形成部材68には送気ノズル上面部52と送水ノズル上面部53とが一体に設けられており、PMMA、PC、PS、変性PPO、ポリサルフォン等の樹脂にて射出成形法によって成形されている。
【0066】
ノズル形成部材68はレンズカバー一体先端部本体67に接着や、溶着等の手段によって固定され、固定された状態においては、送気ノズル上面部52と送気ノズル下面部54とから送気ノズル8が形成され、また送水ノズル上面部53と送水ノズル下面部56とから送水ノズル9が形成される。
【0067】
前記送気ノズル上面部52の開口側部分と送水ノズル上面部53の開口側部分はレンズカバー部35の表面に対して角度α、例えば5°〜30°の角度を有する斜面として構成されている。このため、送気ノズル8、及び送水ノズル9からの流体の流出方向は、レンズカバー部35の表面に対して、レンズカバー部35の斜め前方より流出する構成となっている。
【0068】
その他の構成及び作用効果は、第1実施例と同様で、説明を省略する。
【0069】
図12ないし図14は本発明の第1参考例に係り、図12は挿入部カバー部の正面図、図13は光学系を含む位置でのカバー式内視鏡の先端側縦断面図、図14はノズルを含む位置でのカバー式内視鏡の先端側縦断面図である。
【0070】
第1参考例は、第1実施例とは先端カバー部6の構成が異なるのみで、その他、第1実施例と同様の構成及び作用については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0071】
図12ないし図14に示すように、先端カバー部6はPMMA、PC、PS等のような透明な光学用樹脂にて、射出成形法によって成形されたレンズカバー部35と、PMMA、PC、PS、変性PPO、ポリサルフォン等の樹脂にて射出成形法によって成形された先端部本体51とを有している。レンズカバー部35には、カバー用内視鏡4の対物光学系30の先端側に対向する位置に対物レンズカバー部66が設けられている。
【0072】
レンズカバー部35の先端面においては、対物レンズカバー部66はレンズカバー部35のその他の部分よりも、先端側へ例えば0.1〜0.3mm程度の範囲で突出した構成となっている。レンズカバー部35は対物光学系30及び照明光学系29,29を一つの部材でカバーしているため、表面積が広く、送水ノズルによる送水や送気ノズルによる送気をレンズカバー部35の表面の全体に確実に行うのは困難である。
【0073】
このため、送気ノズル8及び送水ノズル9の開口を対物レンズカバー部66に向けることになるが、この場合、レンズカバー部35の外周部分には洗滌除去できない体液や汚物に送水による水滴が付着し送気によっても水滴が除去できない場合がある。これらの水滴が検査中に対物レンズカバー部66の観察視野範囲59に移動し、観察視野に水滴が入り、観察に支障をきたすことになる。しかし、本参考例の構成においては、対物レンズカバー部66をレンズカバー部35のその他の部分よりも、先端側へ突出させた構成となっているため、対物レンズカバー部66とレンズカバー部35のその他の部分との段差に水滴が引っかかり、水滴は段差を乗り越えて、対物レンズカバー部66の表面上に移動し、付着することがないので良好な視野を確保できる。
【0074】
先端部本体51は、内視鏡先端部36を収納し、前記吸引管路11と連通した吸引口10が設けられている。
【0075】
又、先端部本体51には、送気ノズル上面部52と送水ノズル上面部53が設けられている。送気ノズル上面部52の一部及び送水ノズル上面部53の一部はレンズカバー部35の表面に対して、角度α、例えば5°〜30°の範囲の角度を有する斜面として構成されている。又レンズカバー部35の接合部となるレンズカバー受け部58が設けられている。
【0076】
レンズカバー部35はレンズカバー部35の表面上に延出した送気ノズル上面部52、送水ノズル上面部53に対向するように配置されると共に、先端部本体51に接着や溶着等の手段によって水密、気密に接続固定されている。この固定状態においては、送気ノズル上面部52及び送水ノズル上面部53は、レンズカバー部35との外表面上に延出している。レンズカバー部35の外表面のうちこの外表面上に延出した送気ノズル上面部52に覆われた部分が送気ノズル下面部54を構成し、送気ノズル上面部52と送気ノズル下面部54とから前記送気ノズル8が形成されている。また、送水ノズル上面部53と送水ノズル下面部56とから前記送水ノズル9が同様に形成される。
【0077】
参考例の構成によれば、送気ノズル8を送気ノズル上面部52と送気ノズル下面部54に分割し、送水ノズル9を送水ノズル上面部53と送水ノズル下面部56に分割し、先端部本体51に送気ノズル上面部52と送水ノズル上面部53を一体に各々設け、レンズカバー部35に送気ノズル下面部54と送水ノズル下面部56を一体に設けて、レンズカバー部35と先端部本体51を組み立てた際に送気ノズル8及び送水ノズル9が形成される構成となっている。従って、レンズカバー部35を成形する際には、従来例のようにレンズカバー部35の表面上を移動し、表面を傷付けてしまう恐れのあるスライド機構は不要となるため、光学性能に影響を与えることがない。
【0078】
又、先端部本体51の成形時にはスライド機構を用いれば、本参考例のように送気ノズル8及び送水ノズル9の内部の空間よりも送気ノズル8、送水ノズル9の水や空気が噴出される開口部のほうが狭く形成できる。従って、従来例が内部を成形するためのスライド機構が使えず、樹脂による射出成形によっては成形不可能であったの対して、本参考例の構成によれば、容易に送気ノズル8、送水ノズル9を形成することができる。
【0079】
又、レンズカバー部35と先端部本体51を組み立てることにより送気ノズル8、送水ノズル9が形成されるため、先端カバー部6を構成する部品数が少なくできると共に組み立ての手間も少なくなるため、先端部カバー部6は非常に安価に製造可能である。又、送気ノズル上面部52の一部及び送水ノズル上面部53の一部は、レンズカバー部35の表面に対して、斜面として構成されているため、送気操作、送水操作の際に、確実にレンズカバー部35の表面に向かって水及び空気が噴出する。従って、対物レンズカバー部66の送水による洗滌及び送気による水滴の除去を容易に行うことができる。
【0080】
又、送水の幅及び送気の幅をレンズカバー部35の表面で広くすることができるため、対物レンズカバー部66の広い範囲の洗滌及び水滴の除去を確実に行うことができる。
【0081】
又、送気ノズル下面部54及び送水ノズル下面部56とレンズカバー部35の外表面とは段部や隙間のない平坦な連続した面となっているので、体液や汚物が付着しても容易に洗滌可能であり、水滴が付着しにくく、付着した場合でも容易に除去できる。
【0082】
又、レンズカバー部35は送気ノズル上面部52及び送水ノズル上面部53に突き当てられて固定されているため、レンズカバー部35が体腔内に脱落しにくい。
【0083】
図15は、本発明の第2参考例に係るカバー式内視鏡の先端側縦断面図である。
【0084】
第2参考例は、先端カバー6の先端部本体51に設けられた送気ノズル上面部52及び送水ノズル上面部53の形状と、レンズカバー部35の形状が異なるのみで、その他、第1実施例と同様の構成及び作用については、同じ符号を付して説明を省略する。
【0085】
図15に示すように、先端部本体51に設けられた送気ノズル上面部52及び送水ノズル上面部53は、先端部本体51の先端面に対して略水平な面として設けられている。
【0086】
レンズカバー部35は、先端部本体51に設けられたレンズカバー受け部58に接着又は、溶着等の手段によって、水密、気密に接続固定されており、この状態においてはレンズカバー部35の表面は送気ノズル上面部52及び送水ノズル上面部53に対して角度α、例えば2°〜30°の範囲の角度を有する斜面として構成されている。又、送気ノズル上面部52及び送水ノズル上面部53は、レンズカバー部35の表面上にそれぞれ延出している。
【0087】
レンズカバー部35の外表面のうちこの外表面上に延出した送気ノズル上面部52に覆われた部分が、送気ノズル下面部54を構成している。同様にして延出した送水ノズル上面部53に覆われた部分が、送水ノズル下面部56を構成している。
【0088】
そして、送気ノズル上面部52と送気ノズル下面部54から送気ノズル8が形成されており、送水ノズル上面部53と送水ノズル下面部56とから送水ノズル9が形成されている。
【0089】
カバー用内視鏡4の36に設けられた対物光学系30は、内視鏡先端部36の先端方向より前記角度α傾いた方向を観察する斜視用の光学系でもよいし、角度αが小さければ、対物光学系30とレンズカバー部35との間の距離は小さいため特に光学的な悪影響はないので、内視鏡先端部36の先端方向を観察する直視用の光学系としてもよい。
【0090】
なお、送気ノズル下面部54は、レンズカバー部35の外表面上に延出した送気ノズル上面部52に覆われた部分と、先端部本体51の一部とで構成してもよい。
【0091】
その他の構成及び作用効果は、第1参考例と同様で、説明を省略する。
【0092】
尚、本発明においてはカバー方式の内視鏡の内視鏡カバーに限定されず、通常の内視鏡の先端部において同様の構成を用いれば、同様の効果が得られる。すなわち各実施例において、カバー用内視鏡4のレンズカバー部35を内視鏡の先端部に設けられた対物光学系の最先端の光学レンズとし、カバー用内視鏡4の先端部本体51を前記対物光学系や照明光学系等の光学部材や個体撮像素子等を収納する内視鏡の先端部本体として構成すれば良い。
【0093】
又、軟性鏡に限らず挿入部が硬性である硬性鏡やカバー方式の硬性鏡でも良く、先端部に光学窓を有する光学窓部材と光学窓部材とは別体の先端構成部材を有し、光学窓部材の一部と先端構成部材の一部とから、流体ノズルを形成すると共にノズルから噴出する流体が光学窓に対して斜め前方より光学窓の表面に向かって噴出するように、ノズルの上面部と下面部を形成している構成ならば良い。
【0094】
又、流体ノズルは複数でなく一つでも良く、送気管路と送水管路とを先端部近傍で合流させて一つのノズルに連通し一つのノズルから水の噴出と空気の噴出ができるような構成としても良い。
【0095】
又、レンズカバー部35等の光学窓部材は光学用樹脂に限定されずノズルの一部が一体に形成可能であれば光学用のガラスから構成しても良く、先端部本体51やノズル形成部材68等の先端構成部材も、ノズルの一部が一体に形成可能であれば樹脂だけでなく金属やセラミック等から構成しても良い。
【0096】
次に、第3参考例について説明する。
図16ないし図18には、内視鏡カバー3を収納し輸送及び保管するためのパッケージ70を示す。
【0097】
このパッケージ70は、図17に示すように、内視鏡カバー3を滅菌状態にて収納する滅菌パック71と、この滅菌パック71を収納するPET(ポリエチレンタフタレート)、PE(ポリエチレン)等のリサイクル可能な高分子材料からなる袋部材72とから構成されている。
【0098】
図18に示すように、滅菌パック71は、少なくとも一部が通気性はあるが、細菌を通さない、0.2μm以下の通気孔を有する高分子材料又は紙からなるベース部材73と、PET、PE等のリサイクル可能な高分子材料からなる蓋部材74とから構成されている。
【0099】
内視鏡カバー3は軟性の挿入部カバー部5が自然長に保持された状態でベース部材73に保持され、先端カバー部6と基端構成部7とを固定テープ部材75によってベース部材73に固定され、蓋部材74が被せられている。
【0100】
又、蓋部材74の外縁部分をベース部材73の外縁部分とがヒートシール等の溶着や接着等によって貼り合わされて、内視鏡カバー3を密封している。
【0101】
滅菌パック71は内視鏡カバー3が密封された後、エチレンオキサイド滅菌等の手段によって滅菌の工程が行われ、滅菌パック71に密封された内視鏡カバーは滅菌され、滅菌パック71を開封するまでは滅菌状態に保たれる。
【0102】
滅菌パック71は滅菌が行われた後、袋部材72に収納される。袋部材72は、袋部材72の内部の大気を脱気された後、炭酸ガスや窒素ガス等の人体に対して毒性の無いガスが少なくとも袋部材72の自然状態での容積以上の量が送り込まれ、袋部材の開口部の縁部分を溶着や接着等の手段により貼り合わされて、滅菌パック71及び封入されたガスとを袋部材72の内部が加圧された状態で密封されている。
【0103】
ところで内視鏡カバー3の内部に湿気があると、内視鏡カバー3にカバー用内視鏡4を装着して、検査を行う際にレンズカバー部35が曇って、観察が行えなくなることがある。このため本参考例では、袋部材72に乾燥剤76を封入しており、袋部材72の内部及び内視鏡カバー3の内部を乾燥状態に保っている。このため、検査時にレンズカバー部35に曇りが発生することがない。
【0104】
前記構成では、輸送中や保管中においてパッケージ70は加圧状態に保たれているため、軟性の袋部材の外形状は保たれるためダンボール等への梱包時にも容易に取り扱うことができると共にパッケージ70がつぶれることがなく、又、外部からの衝撃に対しては封入されたガスが衝撃を吸収するため内視鏡カバー3が破損することがない。
【0105】
又、内視鏡カバー3は挿入部カバー部5が自然長となるように固定されているため、パッケージ70の内部で内視鏡カバー3があばれて、挿入部カバー部5がつぶれたり、折れたりすることがないので、曲がり癖や折れ癖が付くことがない。
【0106】
輸送中や保管中にパッケージ70が破損した場合には、破損した部分から袋部材72に加圧状態で密封されていたガスが外部へ噴出するためパッケージ70はしぼんだ状態となるので一目で滅菌状態が保持されていない可能性のある内視鏡カバー3を認知することができ、滅菌状態でない内視鏡カバー3を検査に使用することがないため安全である。
【0107】
内視鏡検査時に袋部材72を開封し滅菌パック71を取り出し、基端構成部7側の滅菌パック71の一端を開封し開封した口より、カバー用内視鏡4の挿入部24を滅菌パック71の内部に固定された状態の基端構成部7より内視鏡カバー3に挿入し、内視鏡カバー3が滅菌パック71に被された状態のまま、内視鏡カバー3とカバー用内視鏡4の装着を完了する。
【0108】
検査開始直前に内視鏡カバー3が装着されたカバー用内視鏡4を滅菌パック71より引き抜くと、固定テープ部材75が外れて内視鏡カバー3はベース部材73から外れ、滅菌パック71を内視鏡カバー3が装着されたカバー用内視鏡4から取り外すことができ、検査を開始することができる。
【0109】
検査直前に滅菌パック71を内視鏡カバー3から取り外すことにより、内視鏡カバー3のカバー用内視鏡4への装着時に、内視鏡カバー3が汚染されることを防止することができ、確実に滅菌状態の内視鏡カバー3を使用することができるため、患者への汚染の危険がないので安全である。
【0110】
取り外された滅菌パック71及び袋部材72は内容物がなくなれば、単なるシート状の形態となるので、容積はほとんどなく廃棄のためのスペースが少ない。又、これらを回収して再利用する場合でも輸送や保管のためのスペースが少ない。
【0111】
以上の構成によれば、挿入部カバー部5に折れ癖や、曲がり癖が付くことがなく、カバー用内視鏡4と内視鏡カバー3との装着が容易であり、湾曲操作時にも湾曲性能へ悪影響を与えることがないので、操作性の良い内視鏡装置を提供できる。
【0112】
又、滅菌状態でない内視鏡カバー3を検査に使用することがないので、安全な内視鏡装置を提供できる。さらに、廃棄性がよく、保管スペースや輸送のためのスペースが少なくかつ安価な内視鏡カバーのパッケージを提供できる。
【0113】
そして、内視鏡カバーの輸送中や、保管中に内視鏡カバーが破損することがなく、輸送や保管のためのスペースが少なく、廃棄性の良い安価な内視鏡カバーのパッケージを提供することができる。
【0114】
又、内視鏡カバーが確実に滅菌された状態で検査に使用可能な安全な内視鏡カバーのパッケージを提供することができる。
【0115】
[付記]
以上詳述したように本発明の第1乃至第3実施例および第1乃至第3参考例によれば、以下のような構成を得ることができる。すなわち、
(1−1)流体を移送する流体路と、挿入部の先端部に設けられた先端構成部材と、光学窓を有する光学窓部材と、前記流体路の先端部に設けた前記光学窓に流体を噴出するための少なくとも一つの流体ノズルと、を有する内視鏡において、前記先端構成部材の一部と、前記光学窓部材の一部又はノズル形成部材の少なくとも一方とから前記流体ノズルを構成すると共に、前記光学窓の表面に向かって流体を噴出させる方向が前記光学窓の表面に対して斜めとなるように、前記流体ノズルまたは前記光学窓部材の少なくとも一方を配置し構成している、内視鏡。
【0116】
(1−2)光学系を有する内視鏡とこの内視鏡の挿入部を覆う内視鏡カバーとを有しており、流体を移送するための流体路と、前記挿入部の先端を覆う先端構成部材と、前記光学系に対向するように配置される光学窓を有する光学窓部材と、前記光学窓に流体を噴出するための少なくとも一つの流体ノズルと前記内視鏡カバーに設けられているカバー式内視鏡において、前記先端構成部材の一部と、前記光学窓部材の一部又はノズル形成部材の少なくとも一方とから前記流体ノズルを構成すると共に、前記光学窓の表面に向かって流体を噴出させる方向が前記光学窓の表面に対して斜めとなるように、前記流体ノズルまたは前記光学窓部材の少なくとも一方を配置し構成しているカバー式内視鏡。
【0117】
(2)流体を移送する流体路と、挿入部の先端部に設けられた先端構成部材と、光学窓を有する光学窓部材と、前記流体路の先端部に設けた前記光学窓に流体を噴出するための少なくとも一つの流体ノズルと、を有する内視鏡において、前記流体ノズルは前記流体路の一端が開口したノズル下面部と、このノズル下面部と対向しかつ前記流体路の開口から流出する流体の流れの方向を変えるノズル上面部とから構成されており、前記ノズル上面部は前記先端構成部材の一部、又は光学窓部材の一部又はノズル形成部材からなり、前記ノズル下面部は先端構成部材の一部又は光学窓部材の一部の少なくとも一方からなると共に、前記光学窓の表面に向かって流体を噴出させる方向が前記光学窓の表面に対して斜めとなるように、前記流体ノズルまたは前記光学窓部材の少なくとも一方を配置し構成している内視鏡。
【0118】
(3)光学系を有する内視鏡とこの内視鏡の挿入部を覆う内視鏡カバーとを有しており、流体を移送するための流体路と、前記挿入部の先端を覆う先端構成部材と、前記光学系に対向するように配置される光学窓を有する光学窓部材と、前記光学窓に流体を噴出するための少なくとも一つの流体ノズルと前記内視鏡カバーに設けられているカバー式内視鏡において、前記流体ノズルは前記流体路の一端が開口したノズル下面部と、このノズル下面部と対向しかつ前記流体路の開口から流出する流体の流れの方向を変えるノズル上面部とから構成されており、前記ノズル上面部は前記先端構成部材の一部又は光学窓部材の一部又はノズル形成部材からなり、前記ノズル下面部は先端構成部材の一部又は光学窓部材の一部の少なくとも一方からなると共に、前記光学窓の表面に向かって流体を噴出させる方向が前記光学窓の表面に対して斜めとなるように、前記流体ノズルまたは前記光学窓部材の少なくとも一方を配置し構成しているカバー式内視鏡。
【0119】
(4)前記光学窓部材と先端構成部材とを一体で構成した付記1−1に記載の内視鏡又は付記1−2に記載のカバー式内視鏡。
【0120】
(5)前記光学窓部材と先端構成部材とを一体で構成し、前記先端構成部材に相当する部分は光学的に不透明な樹脂からなり、前記光学窓部材に相当する部分は透明な樹脂からなる二色成形法なる射出成形法にて一体に形成した付記1−1に記載の内視鏡又は付記1−2に記載のカバー式内視鏡。
【0121】
(6)前記光学窓部材が前記先端構成部材の前面全体を覆うように配置される付記1−1に記載の内視鏡又は付記1−2に記載のカバー式内視鏡。
【0122】
付記6に記載の内視鏡又はカバー式内視鏡は、光学窓の外表面近傍にすき間や段差あるいは接着剤のはみ出し等をなくせるので、光学窓の外表面近傍に体液や汚物が付着し難く、流体例えば水が溜まることがなく残水の除去性能が良く、大量かつ安価に製造可能である。
【0123】
(7)前記ノズル上面部は前記ノズル形成部材からなり、前記ノズル下面部は前記先端構成部材の一部から構成されている付記2に記載の内視鏡又は付記3に記載のカバー式内視鏡。
【0124】
付記7に記載の構成で、流体ノズルの内部が成形時にアンダーカットとならないため、流体ノズル成形のためのスライド機構が不要となり成形のための型が単純となるので、射出成形法によって安価かつ大量に製造できる。
【0125】
(8)前記ノズル上面部は、前記光学窓部材の一部からなり、前記ノズル下面部は前記先端構成部材の一部から構成されている付記2に記載の内視鏡又は付記3に記載のカバー式内視鏡。
【0126】
付記8に記載の構成で、流体ノズルの内部が成形時にアンダーカットとならないため、流体ノズル成形のためのスライド機構が不要となり成形のための型が単純となるので、射出成形除去によって安価かつ大量に製造できる。
【0127】
(9)前記ノズル上面部は前記ノズル形成部材からなり、前記ノズル下面部は、前記光学窓部材と一体に構成された前記先端構成部材の一部から構成されている付記2に記載の内視鏡又は付記3に記載のカバー式内視鏡。
【0128】
(10)前記ノズル上面部は前記先端構成部材の一部からなり、前記ノズル下面部は前記光学窓部材の一部からなる付記2に記載の内視鏡又は付記3に記載のカバー式内視鏡。
【0129】
(11)前記ノズル上面部は、前記流体の流路のうち少なくとも流体が噴出する開口側が前記光学窓の表面に対して斜めに形成されている付記2に記載の内視鏡又は付記3に記載のカバー式内視鏡。
【0130】
(12)前記ノズル上面部は、前記流体の流路のうち少なくとも流体が噴出する開口側が前記先端構成部材の先端面に対して斜めに形成されている付記2に記載の内視鏡又は付記3に記載のカバー式内視鏡。
【0131】
(13)前記ノズル下面部は、前記流体の流路のうち少なくとも流体が噴出する開口側が前記光学窓の表面に対して斜めに形成されている付記2に記載の内視鏡又は付記3に記載のカバー式内視鏡。
【0132】
(14)前記ノズル下面部は、前記流体の流路のうち少なくとも流体が噴出する開口側が前記先端構成部材の先端面に対して斜めに形成されている付記2に記載の内視鏡又は付記3に記載のカバー式内視鏡。
【0133】
(15)前記光学部材の光学窓は、その表面が、前記ノズル上面部内の前記流体の流路に対して斜めに配置されている付記2に記載の内視鏡又は付記3に記載のカバー式内視鏡。
【0134】
(16)前記光学部材の光学窓は、その表面が、前記先端構成部材の先端面に対して斜めに配置されている付記2に記載の内視鏡、又は付記3に記載のカバー式内視鏡。
【0135】
(17)前記流体ノズルは2つ以上設けており、各流体ノズルの開口が前記光学窓の表面の略同一の点に向けて開口している付記1−1に記載の内視鏡、付記1−2に記載のカバー式内視鏡、付記2に記載の内視鏡、又は付記3に記載のカバー式内視鏡のうちいずれか一つのもの。
【0136】
付記17に記載の内視鏡又はカバー式内視鏡は、前記二つの流体ノズルとして例えば送水を行うノズルと送気を行うノズルとがあり、これらが光学窓例えば観察窓の中心の略同一点に向かって開口しているため、送気ノズルからの気体の噴出と、送水ノズルからの水の噴出が光学窓の略同一の範囲に行われる。従って、光学窓部材における視野範囲の洗滌性や残水の除去能力が良く、大量かつ安価に製造可能である。
【0137】
(18)前記内視鏡は挿入部が軟性の部材からなり、前記内視鏡カバーは軟性の部材からなる付記1−2又は付記3に記載のカバー式内視鏡。
【0138】
(19)前記内視鏡は挿入部が硬質の部材からなり、前記内視鏡カバーは硬質の部材からなる付記1−2又は付記3に記載のカバー式内視鏡。
【0139】
(20)内視鏡の挿入部をカバーする内視鏡カバーを輸送、保管するための内視鏡カバーパッケージにおいて、
前記内視鏡カバーパッケージを気密性を有する軟性の袋部材で構成してある内視鏡カバーパッケージ。
【0140】
(21)内視鏡カバーを収納後に、パッケージの内部が加圧状態となるように袋部材に気体を封入する付記20に記載の内視鏡カバーパッケージ。
【0141】
付記21に記載の構成では、軟性の袋部材の内部を加圧状態となるように気体を封入して、内視鏡カバーを収納するので、輸送中や保管中の外部からの衝撃を封入された気体が吸収するため、内視鏡カバーが破損することがない。
【0142】
また、内視鏡カバーを取り出した後は、パッケージは気体が抜けてシート状の形態となり廃棄される。
【0143】
(22)内視鏡カバーを収納した状態で、内視鏡カバーを滅菌するための滅菌パックを前記袋部材に収納する付記20に記載の内視鏡カバーパッケージ。
【0144】
(23)前記滅菌パックは少なくとも一部に通気性を有すると共に、細菌を通過できない通気孔を有する付記20に記載の内視鏡カバーパッケージ。
【0145】
付記22又は付記23に記載の構成では、内視鏡カバーが使用直前まで滅菌状態が保たれるので、内視鏡カバーが確実に滅菌された状態から使用でき、衛生的である。
【0146】
(24)前記内視鏡カバーのうち内視鏡挿入部を被覆する挿入部カバー部の長さを自然長に保持した状態で前記内視鏡カバーを収納した付記20に記載の内視鏡カバーパッケージ。
【0147】
(25)内視鏡カバーの先端構成部と基端構成部とを定位置に固定する固定部材を設けた付記20に記載の内視鏡カバーパッケージ。
【0148】
(26)内視鏡カバー及び内視鏡の装着時に内視鏡の挿入部を挿入するための開口部を前記袋部材に設けた付記20に記載の内視鏡カバーパッケージ。
【0149】
(27)前記袋部材に封入する気体は炭酸ガスである付記21に記載の内視鏡カバーパッケージ。
【0150】
(28)前記袋部材に封入する気体は窒素ガスである付記21に記載の内視鏡カバーパッケージ。
【0151】
(29)当該カバーパッケージはリサイクル可能な高分子材料からなる付記20に記載の内視鏡カバーパッケージ。
【0152】
付記29に記載の構成では、パッケージに使用された材料がリサイクルでき、廃棄性を良くできる。
【0153】
(30)前記袋部材は、その内部に乾燥剤を封入する付記20に記載の内視鏡カバーパッケージ。
【0154】
付記20〜付記30に記載の構成では、内視鏡カバーが破損することがなく、輸送や保管のためのスペースが少なく、安価でかつ廃棄性を良くすることができる。
【0155】
付記30に記載の構成では、パッケージの内部を除湿し内視鏡カバーの光学部材の曇りを防止でき、内視鏡の観察性能を良好に保持できる。
【0156】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の内視鏡によれば、ノズルからの送水による観察窓の洗滌及びノズルからの送気による観察窓表面に付着した水滴の除去の能力が良くして製造観察性能を良くでき、ノズル部分が大量かつ安価に製造できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図7は第1実施例に係り、図1は内視鏡装置の全体構成を示した構成図。
【図2】図2は挿入部カバー部の先端側斜視図。
【図3】図3はカバー式内視鏡の先端側正面図。
【図4】図4はカバー式内視鏡の先端側縦断面図。
【図5】図5は送気、送水の流れを説明するための縦断面図。
【図6】図6は送水の流れを説明するための先端正面図。
【図7】図7は送気の流れを説明するための先端正面図。
【図8】図8及び図9は第2実施例に係り、図8は挿入部カバー部の先端側斜視図。
【図9】図9はカバー式内視鏡の先端側縦断面図。
【図10】図10及び図11は第3実施例に係り、図10は挿入部カバー部の先端正面図。
【図11】図11はカバー式内視鏡の先端側縦断面図。
【図12】図12ないし図14は第1参考例に係り、図12は挿入部カバー部の正図。
【図13】図13は光学系を含む位置でのカバー式内視鏡の先端側縦断面図。
【図14】図14はノズルを含む位置でのカバー式内視鏡の先端側縦断面図。
【図15】図15は第2参考例に係るカバー式内視の先端側縦断面図。
【図16】図16は第3参考例に係り、パッケージの外観図。
【図17】図17はパッケージの構成を示す破断図。
【図18】図18は滅菌パックと袋部材との組合わせの説明図。
【符号の説明】
1…カバー式内視鏡
3…内視鏡カバー
4…カバー用内視鏡
5…挿入部カバー部
11,14,15…吸引,送気,送水管路
8…送気ノズル
9…送水ノズル
35…レンズカバー部
51…先端部本体
52…送気ノズル上面部
54…送気ノズル下面部
53…送水ノズル上面部
56…送水ノズル下面部

Claims (2)

  1. 流体を移送する流体路と、挿入部の先端部に設けられた先端構成部材と、対物系の光学窓を有し前記先端構成部材の前側に取り付けられるレンズカバー部と、前記流体路の先端部に設けた前記光学窓に流体を噴出するための少なくとも一つの流体ノズルと、を有する内視鏡において、
    前記レンズカバー部と前記先端構成部材とを組み立てることにより、ノズル上面部及びノズル下面部が対向して前記流体ノズルを形成できるように、当該流体ノズルを構成するノズル上面部を前記光学窓を設けてある面側に向くように前記レンズカバー部に形成するとともに、ノズル下面部を前記先端構成部材に形成し、
    前記ノズル上面部は前記光学窓の表面に向かって流体を噴出させる方向が前記光学窓の表面に対して斜めとなるように前記レンズカバー部に形成したこと特徴とする内視鏡。
  2. 流体を移送する流体路と、挿入部の先端部に設けられた先端構成部材と、光学窓を有する光学窓部材と、各開口が前記光学窓の表面の略同一の点に向けて開口している少なくとも2つの流体ノズルと、を有する内視鏡において、
    ノズル下面部を形成した単一の前記先端構成部材と、ノズル上面部が形成されると共に前記先端構成部材の先端面に当接して取り付けられる単一のノズル形成部材とから前記少なくとも2つの流体ノズルを構成すると共に、
    前記光学窓の表面に向かって流体を噴出させる方向が前記光学窓の表面に対して斜めとなるように、前記流体ノズルを配置し構成している、ことを特徴とする内視鏡。
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