JP3467110B2 - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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JP3467110B2
JP3467110B2 JP05747895A JP5747895A JP3467110B2 JP 3467110 B2 JP3467110 B2 JP 3467110B2 JP 05747895 A JP05747895 A JP 05747895A JP 5747895 A JP5747895 A JP 5747895A JP 3467110 B2 JP3467110 B2 JP 3467110B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、体腔内などに挿入して
観察、処置を行う内視鏡を備える内視鏡装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来より、体腔内等へ細長の挿入部を挿
入して被検部位の観察や各種処置を行うことのできる内
視鏡を備えた内視鏡装置が広く用いられている。前記内
視鏡の挿入部の先端部には対物光学系,照明光学系など
が設けられている。前記対物光学系の最先端に位置する
観察窓及び前記照明光学系の最先端に位置する照明窓
は、先端構成部材への組立性を向上させるため、前記観
察窓及び照明窓を一体にして成形して、内視鏡の対物光
学系及び照明光学系の前面に配設するようにしたものが
知られている。 【0003】しかし、前述のように観察窓と照明窓とを
光学部材で一体的に成形したものでは、照明光学系から
出射された照明光が光学部材内部で反射することによ
り、対物光学系に反射した光が入射してフレアやゴース
トを発生させる原因となり、観察に支障をきたしてい
た。 【0004】このため、フレアを防止する技術として
は、観察窓と照明窓とを別個に作り、これらを遮光物を
隔てて接合し、一体化するという技術が実公昭45−1
7758号公報に開示されている。また、本出願人は、
特願平6−117159号に観察窓と照明窓とを一体の
レンズカバーとして形成し、観察窓部に該当する部分と
照明窓部に該当する部分との間に空間部を設けたもの
や、この空間部に先端カバーに設けた嵌合部を嵌合させ
てフレアやゴーストの発生を防止する技術を開示してい
る。更に、本出願人は特願平6−117161号に対物
用カバーレンズと照明用カバーレンズとを一体に成形す
ると共に遮光溝を設け、この遮光溝の内周に黒処理を施
したものを開示している。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
公昭45−17758号公報に示されているものでは、
部品点数が多くなるばかりでなく、ガラス板の接合に遮
光物を兼ねた接着剤を使用していたため工程の自動化が
困難であり、接着剤を乾燥させる乾燥工程が必要になる
ため組立時間がかかってしまうという不具合があった。
また、ガラス板が薄い場合には接着代が少なくなること
によって接合部分の強度が弱くなったり、接着剤がガラ
ス板の表面にはみ出して平滑とならずに水切れ性が悪く
なって表面に水滴が残り、この水滴に照明光が反射して
フレアー,ゴーストを発生させる要因になっていた。 【0006】一方、前記特願平6−117159号に示
した観察窓部に該当する部分と照明窓部に該当する部分
との間に空間部を設けるようにしたものでは、レンズカ
バーを洗浄した際、前記空間部に溜まった水がフレア発
生の原因になっていた。また、レンズカバー表面にかけ
た水が空間部に残ってしまうという水切れ性の問題が解
消されていなかった。さらに、先端カバーに設けた嵌合
部を空間部に嵌合させる際接着剤を使用していたため、
前記実公昭45−17758号公報のものと同様の不具
合があった。また、レンズカバーが薄い場合には、接着
代を十分に取るために嵌合部と空間部との接触面積を増
やさなければならないため、先端カバーで先端面の観察
用レンズカバーと照明用レンズカバーとの間の面積を広
くしなければならず、先端カバーに設けた接着代によっ
て観察視野範囲がケラレてしまったり、照明範囲にケラ
レが発生し、これを防止するためには先端部を太径化し
なければならなかった。 【0007】又、前記特願平6−117161号に示し
た遮光溝の内周に黒処理を施したものでは、黒処理を行
うために、マスキング工程及び塗装工程など、黒処理を
行うための工程が新たに必要になるため、製造ラインの
変更など手間やコストがかかる。さらに、前記遮光溝に
接着剤を充填する構成になっていたたため、上述のもの
と同様の不具合があった。 【0008】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、照明光学系からの光が観察光学系に入射してフレ
アやゴーストの発生しない観察性能がよく、観察視野や
照明光のケラレがなく水切れ性のよい、接合強度の強い
安価な内視鏡装置を提供することを目的としている。 【0009】 【課題を解決するための手段】本発明による内視鏡装置
は、照明光を出射する照明光学系と光像を取り入れる観
察光学系とを有する挿入部の先端部と、前記照明光学系
と前記観察光学系に対向するレンズカバーと、前記レン
ズカバーを前記照明光学系と対向する照明窓と前記観察
光学系と対向する観察窓とに光学的に分割する不透明部
材を設けた遮光手段とを有する内視鏡を備えた内視鏡装
置において、前記内視鏡のレンズカバーと遮光手段とは
超音波溶着にて接合し、超音波溶着のための溶融部を、
溶接ばりがレンズカバーにおける前記照明光学系と前記
観察光学系とが配置されている位置側に形成されるよう
に、レンズカバー又は遮光手段における前記照明光学系
と前記観察光学系とが配設されている位置側に設けたこ
とを特徴とする。 【0010】 【作 用】この構成によれば、内視鏡のレンズカバーと
遮光手段とは超音波溶着にて接合し、超音波溶着のため
の溶融部を、溶接ばりがレンズカバーにおける前記照明
光学系と前記観察光学系とが配置されている位置側に形
成されるように、レンズカバー又は遮光手段における前
記照明光学系と前記観察光学系とが配設されている位置
側に設けたので、照明光学系からの光が観察光学系に入
射するのを遮光でき、フレアやゴーストが発生せず、観
察視野や照明光のケラレもなく水切れ性がよい。 【0011】 【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図15は本発明の第1実施例に係り、
図1は内視鏡装置の全体の概略構成を示す説明図、図2
は送水タンクの構成を示す斜視図、図3は送水タンクの
管路挿通部を説明する断面図、図4は図3のA矢視図、
図5は管路挿通部にパイプを挿通させる状態を説明する
断面図、図6は先端カバー部とノズル部材とを示す説明
図、図7は先端カバー部にノズル部材を接合した状態の
正面図、図8は先端カバー部とノズル部材とを説明する
断面図、図9は先端カバー部にノズル部材を接合した状
態を示す断面図、図10は先端カバー部とノズル部材と
の接合部を説明する断面図、図11はレンズカバーとカ
バー用内視鏡の先端部との位置関係を説明する断面図、
図12は遮光部材の溶着方法を示す説明図,図13は遮
光部材の1例を示す図,図14は遮光部材の他の例を示
す図,図15は遮光部材のレンズカバーへの溶着状態を
説明する断面図である。なお、本実施例の内視鏡をカバ
ー式内視鏡で説明する。 【0012】図1に示すように内視鏡装置は、カバー式
内視鏡1と、このカバー式内視鏡1が接続される流体制
御装置2とを備えて構成されている。カバー式内視鏡1
は、内視鏡カバー3と、この内視鏡カバー3に装着され
るカバー用内視鏡4との組み合わせからなっている。 【0013】内視鏡検査を行う際には、清潔な内視鏡カ
バー3によって、カバー用内視鏡4の挿入部などは覆わ
れ、この内視鏡カバー3は検査後に廃棄される。一方、
カバー用内視鏡4には新しい清潔な内視鏡カバー3が再
び被せられ、繰り返し使用されることが特徴となる。 【0014】内視鏡カバー3は、軟性の挿入部カバー部
5と、この挿入部カバー部5の先端に設けられた先端カ
バー部6と、挿入部カバー部5の基端に設けられた基端
構成部7とから構成されている。 【0015】先端カバー部6には、送気ノズル8,送水
ノズル9及び吸引口11が設けられている。前記挿入部
カバー部5には、吸引管路12が挿通されており、この
吸引管路12は、先端側にて前記吸引口11に連通し、
基端側では前記基端構成部7に設けられた鉗子挿入口1
3に連通して基端構成部7より外部へ延出している。ま
た、挿入部カバー部5には送気管路14及び送水管路1
5が挿通しており、先端側で送気ノズル8、送水ノズル
9にそれぞれ連通し、基端構成部7より外部へ延出して
いる。前記鉗子挿入口13には、鉗子栓10が着脱自在
に設けられ、鉗子挿入口13と大気との連通を遮断する
ようになっている。 【0016】前記流体制御装置2には、吸引制御弁1
6、吸引リーク弁17、送気制御弁18、送気リーク弁
19、送水制御弁20が設けられている。これらの弁
は、吸引管路12などを構成する流体が内部を流れる軟
性チューブを弁体に挟んで、前記軟性チューブを潰すこ
とによって流路を開閉するいわゆるピンチバルブ方式の
電磁弁で構成されている。 【0017】また、流体制御装置2には、これら電磁弁
を動作制御して送気、送水、吸引動作を行う制御部21
と、空気を送気管路14などへ送る送気ポンプ22と、
カバー用内視鏡4へ照明光を供給する光源23とが設け
られている。 【0018】前記カバー用内視鏡4は、細長の挿入部2
4と、挿入部24の基端部に連設された把持部を兼ねた
操作部25とを備えて構成されている。操作部25の側
部からはユニバーサルコード26が延出しており、ユニ
バーサルコード26の端部にはコネクタ27が設けら
れ、このコネクタ27を介してカバー用内視鏡4が流体
制御装置2と接続されるようになっている。 【0019】カバー用内視鏡4の挿入部24、操作部2
5、ユニバーサルコード26の内部にはライトガイド2
8が配設されており、前記光源23によって供給される
照明光がライトガイド28によって内視鏡4の先端部5
9に設けられた照明光学系29に導光され、前記内視鏡
カバー3の先端カバー部6に設けられた後述するレンズ
カバーを通して体腔内の被検部位を照明するようになっ
ている。 【0020】また、挿入部24の先端部59には対物光
学系30が配置され、この対物光学系30の結像位置に
CCDなどの撮像素子31が配置されている。この撮像
素子31の撮像面上には対物光学系30によって光学像
が結像されるようになっている。この結像した光学像
は、撮像素子31によって電気的信号に光電変換され
て、画像信号線32を介して流体制御装置2の内部に設
けられたビデオプロセッサなどの信号処理装置33に入
力されて標準的な映像信号に変換されて内視鏡画像を表
示するモニタ34に出力される。 【0021】操作部25には、送気及び送水を操作指示
する送気・送水スイッチ35と、吸引を操作指示する吸
引スイッチ38とが設けられている。この送気・送水ス
イッチ35は2段スイッチで構成され、1段押し込むこ
とによって送気スイッチ36が、2段押し込むことによ
って送水スイッチ37が通電するようになっている。こ
れらのスイッチはユニバーサルコード26内に配設され
た制御信号線39を介して流体制御装置2の制御部21
と電気的に接続され、送気・送水スイッチ35、吸引ス
イッチ38からの遠隔操作によって、制御部21を介し
て送気、送水、吸引の制御を行うことができるようにな
っている。 【0022】また、操作部25に加圧スイッチ40が設
けられており、制御信号線39を介して制御部21に接
続されている。前記カバー用内視鏡4には先端部59に
開口を有する加圧管路44が挿入部24、ユニバーサル
コード26の内部に配設されており、前記コネクタ27
を介して流体制御装置2に設けられた加圧制御弁45に
接続されている。この加圧制御弁45は、送気ポンプ2
2に接続されており、加圧スイッチ40からの遠隔操作
によって制御部21を介して開閉を制御することができ
るようになっている。 【0023】このため、内視鏡カバー3とカバー用内視
鏡4との着脱の際、操作部25に設けてある加圧スイッ
チ40の指示により送気制御弁18、送気リーク弁1
9、送水制御弁20を閉路して加圧管路44を開路し、
送気ポンプ22,加圧制御弁45及び加圧管路44を介
して内視鏡カバー3の内部に空気を送り込むことによっ
て着脱を容易に行える。このように、着脱の際の遠隔操
作及び検査の際の遠隔操作を全て操作部25に設けてあ
るスイッチの操作で行えるため作業性がよい。 【0024】送気管路14は、送気制御弁18に着脱自
在に装着され、この送気制御弁18よりも送気ポンプ2
2側に一端に開口を有する送気リーク管路41を分岐し
ている。この送気リーク41は、開口までの途中で送気
リーク弁19に着脱自在に装着されている。また、前記
送気管路14は、送気制御弁18よりも送気ポンプ22
側において、開口端を送水タンク42に接続された送水
用加圧管路43を分岐する一方、基端側を送気ポンプ2
2に接続している。 【0025】送水管路15は、送水制御弁20に着脱自
在に接続され、基端側が送水タンク42に接続されてい
る。 【0026】吸引管路12は、吸引制御弁16に着脱自
在に接続され、吸引ビン89を介して吸引源90に接続
されている。なお、吸引制御弁16と吸引ビン89との
間で吸引リーク管路91が分岐しており、この吸引リー
ク管路91は吸引リーク弁17に着脱自在に接続されて
いる。 【0027】図2及び図5を参照して送水タンク42に
ついて説明する。図2に示すように送水タンク42は、
薄肉で軟質な塩化ビニル樹脂などで形成される軟性容器
部46とシリコンなどのエラストマで形成される管路挿
通部47とで形成されている。この送水タンクの内部に
は滅菌済みの生理食塩水などが密封されている。 【0028】図3に示すように管路挿通部47は、薄肉
部47aと厚肉部47bとで構成されている。一方、前
記送水管路15及び送水用加圧管路43の先端部には先
端を鋭利に形成したパイプ部50が設けられている。そ
して、図4に示すように前記薄肉部47aの面積は、パ
イプ部50の外径寸法よりも小さく設定し、これに対し
て厚肉部47bの面積をパイプ部50の外径寸法よりも
大きく設定している。 【0029】検査の際には、未使用の送水タンク42を
用意する。まず、図5(A)に示すように先端が鋭利な
パイプ部50を薄肉部47aに押し当ててパイプ部50
の外径よりも小さな開口を形成する。続いて、図5
(B)に示すようにこの開口を広げつつ厚肉部47bを
変形させながらパイプ部50を軟性容器部内まで挿入す
る。そして、送水管路15及び送水用加圧管路43を送
水タンク42に接続する。このとき、厚肉部47bの弾
性力によって、パイプ部50の外周には管路挿通部47
が密着するので、送水タンク42の内部と外部との気密
が確保される。また、送水タンク内の滅菌水がなくなっ
た場合には、空になった送水タンク42を廃棄し、新た
な送水タンク42に交換する。この構成によれば、送水
タンク42を消毒する手間や送水タンク42の水の交換
注入の手間が省けると共に送水タンク内の水が汚染され
ることがないので安全である。 【0030】図6ないし図9を参照してカバー式内視鏡
1の先端部の構成を説明する。図6及び図7に示すよう
に内視鏡カバー3の先端カバー部6は、ポリカーボネー
ト,ポリメチルメタクリレート,ポリプロピレン,ポリ
スチレンなどの合成樹脂を射出成形にて形成している。
そして、先端カバー部6の先端に設けられたノズル接合
部53には前記送気ノズル8と送水ノズル9を構成する
前述の合成樹脂などで形成されたノズル部材51が接合
されるようになっている。 【0031】図8及び図9に示すように前記ノズル部材
51を先端カバー部6に接合したとき、ノズル部材51
の面aと先端カバー部6の面bとレンズカバー52の先
端面とが段差の無い同一面上になるよう設定されてい
る。このため、レンズカバー52に向かって送水を行っ
た際、水滴が付着する段差が無いため水滴が容易に除去
される。なお、レンズカバー52にある符号64は後述
する遮光部材である。 【0032】また、先端カバー部6を射出成形した際、
ノズル接合部53にはゲートによって発生したバリ54
が残っている。このため、この先端カバー部6に接合さ
れるノズル部材51の前記バリ54に対応する位置に凹
部55を設けている。このことにより、図8に示すよう
に先端カバー部6とノズル部材51とを接合する際に突
出していたバリ54が凹部55に収納されるので、前記
バリ54によって体腔内を傷付けることがなく、組立時
に先端カバー部6のバリ54を除去する作業を省略して
工程を簡素化することができる。 【0033】前記先端カバー部6とノズル部材51とは
超音波溶着によって接合が行われる。図10に示すよう
にノズル部材51の先端カバー部6との接合面には超音
波溶着のための突起56が設けられている。超音波溶着
を行う際には前記突起56及びこの突起56が当接する
部分に超音波振動を与えて溶着を行う。このため、先端
カバー部6を治具(不図示)に固定しておく。そして、
前記ノズル部材51の先端側面に超音波溶着機のホーン
57を当接させ、このホーン57を先端カバー部側に押
し込みながら超音波振動を与える。すると、超音波振動
によって突起56とこの突起56が当接する部分とが溶
けて溶着固定される。 【0034】なお、前記送気ノズル8及び送水ノズル9
は、コンパクト化のため、0.3〜0.5mm程度の薄肉
に設定されている。この面積に比べて薄肉な送気ノズル
8及び送水ノズル9の部分にホーン57が当接すると、
この薄肉部に超音波振動による応力が集中してクラック
が発生し易くなる。このため、前記ホーン57には前記
送気ノズル8及び送水ノズル9の部分に接触することが
ないようにノズル逃げ部58を設けると共に、前記ホー
ン57のノズル部材51への当接面の真下に突起56が
位置するように、前記突起56を送気ノズル8及び送水
ノズル9の中心軸からできるだけ離なした構成にしてク
ラックの発生を防止している。 【0035】図11に示すようにレンズカバー52は、
光学的に透明なポリカーボネート、ポリメチルメタクリ
レート、ポリスチレン、ポリプロピレンなどの合成樹脂
で形成されており、観察窓である観察部60と照明窓で
ある照明部61とを一体に設けている。 【0036】内視鏡カバー3とカバー用内視鏡4とを装
着した状態では対物光学系30の先端側に対向して観察
部60が配置されると共に、照明光学系29の先端側に
対向して照明部61が配置される。このため、1枚のレ
ンズカバー52を通して検査部位へ照明光を照射して観
察を行うことができるようになっている。 【0037】前記レンズカバー52の全外周部には溝部
62が設けられている。一方、先端カバー部6の先端側
の外周部には前記溝部62が当接して嵌合するように接
合用凸部63が設けられている。前記溝部62と接合用
凸部63とは接着剤で固定されるようになっている。こ
のとき、前記溝部62と接合用凸部63との間に塗布さ
れている接着剤49が、溝部62と接合用凸部63とを
当接させたときはみ出す場合があるが、前記接着剤49
は前記先端カバー部6とレンズカバー52との当接する
部分から外周側面部にはみ出るようになっている。 【0038】このため、レンズカバー52の表面に例え
ば、体腔内の血液や粘液などが付着した場合、前記送気
・送水スイッチ35の指示により流体制御装置2を制御
し、送気ポンプ22によって送水タンク42内の水を圧
送し送水ノズル9よりレンズカバー52の表面に噴出さ
せてレンズカバー52の洗浄を行った際、表面に水滴が
付着し難くくなるばかりでなく、レンズカバー表面に水
滴が付着している場合には、送気・送水スイッチ35の
指示により流体制御装置2を制御して送気ノズル8より
レンズカバー52の表面に向けて空気を噴出させて、表
面に付着している水滴が容易に除去される。なお、先端
カバー部6とレンズカバー52との接合強度を高めるた
め、意図的に溝部62と接合用凸部63とが当接する外
周側面部に接着剤49を塗布することができる。 【0039】一方、前記図7及び図11に示したように
レンズカバー52には照明光学系29より出射された照
明光がレンズカバー52の断面内で反射して対物光学系
30に入射してフレアなどが発生するのを防止するた
め、このレンズカバー52に設けた観察部60と照明部
61との間の断面内に照明光の光路を遮断する遮光部材
64が超音波振動による溶着によって接合固定されてい
る。前記先端カバー部6には先端部59を収納するため
の空間や吸引管路12,送気管路14及び送水管路15
や送気ノズル8,送水ノズル9及び吸引口11にそれぞ
れ連通する透孔や、先端部59と先端カバー部6とを固
定する図示しない固定手段などを有するため形状が複雑
になっていた。前記遮光部材64を先端カバー部6に一
体に形成し、これらとレンズカバー52を超音波溶着
し、遮光部材64を配設したレンズカバー52を形成す
る場合、超音波振動を発生させるホーンを先端カバー部
6に当てて超音波振動を与えると、先端カバー部6の形
状が複雑であるため遮光部材64及びレンズカバー52
に有効に超音波振動を与えることが難しく、全体の肉厚
に比較して薄肉の部分にクラックが発生し易かった。ま
た、ホーンの接触面の形状も複雑な形状になるため、ホ
ーンの製作が難しくなるといった問題があった。一方、
前記レンズカバー52にホーンを当てて超音波振動を与
えると、レンズカバー52は表面積に比べて肉厚が非常
に薄いためレンズカバー52にクラックが発生し易いと
いう問題があった。このため、本実施例では前記遮光部
材64は、先端カバー部6とは別部材であり、光学的に
不透明な例えば黒色などのポリカーボネート、ポリメチ
ルメタクリレート、ポリスチレン、ポリプロピレンなど
の合成樹脂で形成されている。 【0040】図12(A)に示すようにレンズカバー5
2には前記遮光部材64が内挿される遮光用穴65が設
けられており、この遮光部材64とレンズカバー52と
の接合は超音波溶着によって行われる。 【0041】図13に示すように遮光部材64の一端部
の外周には断面が略三角形で、溶着の際に溶融する溶融
部となる突起部66が設けられている。一方、レンズカ
バー52では遮光用穴65の内側に位置する縁部70が
超音波溶着の際に溶融する溶融部となる。前記遮光部材
64を前記レンズカバー52に超音波溶着にて接合する
際、この遮光部材64に設けた突起部66をレンズカバ
ー52の内側(図11において照明光学系29及び対物
光学系30の位置する側)に位置させる。なお、前記突
起部66は、外周方向に例えば0.1mm〜0.3mm程度
突出したものであれば、断面形状は略三角形に限定され
るものではなく図14に示すように略半円形などの断面
形状のものであってもよい。 【0042】前記遮光部材64をレンズカバー52へ超
音波溶着するときまず、図12(A)に示すように遮光
部材64をレンズカバー52の内側からレンズカバー5
2に設けた遮光用穴65に挿入する。前記レンズカバー
52は内側面を超音波溶着機のホーン57aに対向させ
て治具69に固定されている。このとき、レンズカバー
52の外側面(先端側)の遮光用穴65の周辺面は治具
69に当接した状態になっている。 【0043】この状態で遮光部材64の突起部側の端面
にホーン57aを押し当て、超音波振動を与えながら遮
光部材64をレンズカバー52側に押し込んでいく。す
ると、突起部66とこの突起部66が接触する遮光用穴
65の内側の縁部70とが発熱して互いに溶融して図1
2(B)に示すように溶着が完了する。 【0044】前記レンズカバー52と遮光部材64の溶
着後の状態を図15を参照して説明する。図に示すよう
に遮光部材64と遮光用穴65との間隙71には突起部
66と縁部70とが溶け合って充満する。また、レンズ
カバー52の遮光用穴65の内側面側には突起部66と
縁部70とが溶け合って、レンズカバー52を形成する
透明な樹脂と遮光部材64を形成する不透明な樹脂とが
混合して半透明な溶着層72を形成する。さらに、レン
ズカバー52の内側表面上には遮光部材64の突起部6
6が溶けて光学的に不透明な溶着バリ73が形成され
る。 【0045】この溶着バリ73の遮光用穴65から観察
部60あるいは照明部61の方向への広がり幅cは0.
05mm〜0.2mm程度であり、内側方向への突出量dは
0.05mm〜0.2mm程度である。一方、レンズカバー
52の外側表面は、治具69によって位置決めされてい
るので、遮光部材64と遮光用穴65との間隙71に流
れ込む溶融した樹脂が外表面側にはみ出ることなく、レ
ンズカバー52と遮光部材64とは平滑な同一平面を形
成する。 【0046】上述のように遮光部材64に突起部66を
設けたことによりレンズカバー52の内側表面には突起
部66が溶融して光学的に不透明な溶着バリ73が形成
されるため、照明光学系29より出射された照明光がレ
ンズカバー52の断面内で反射を繰り返しても遮光部材
64及び溶着バリ73で反射を繰り返す光を遮光して対
物光学系30への照明光の入射を防いでいる。 【0047】また、超音波溶着によって溶融した遮光部
材64の突起部66及びレンズカバー52の縁部70を
レンズカバー52の外側(先端側)ではなく内側に設け
たため、溶着によって発生した溶着バリ73がレンズカ
バー52の外側表面にできることがないので、溶着バリ
73が観察視野範囲に入ったり、照明範囲に入ることが
なくなる。 【0048】一方、前記レンズカバー52とカバー先端
部6とを外周側面部に接着剤が流れ出るように接着固定
しているため、レンズカバーの先端面側表面には接着剤
が露出していないので平滑な平面になる。また、前記先
端カバー部6とレンズカバー52の外周側面部の接着剤
49に水滴が付着して除去できない場合でも、前記接着
剤49が観察視野範囲及び照明範囲の外側に位置するた
め、水滴によって視野が狭くなったり、照明光が水滴に
反射することによるフレアや配光不良などが発生しな
い。 【0049】このように、照明光学系から出射された照
明光が、レンズカバーの断面及び平面を経路としての対
物光学系への入射を遮光部材及び溶着バリが遮光するの
で、フレアの発生を防止して観察性能のよい内視鏡装置
を提供することができる。 【0050】また、溶着バリが観察視野範囲に入ったり
照明範囲に入って視野を狭めたり、照明範囲を狭めて照
明光量を暗くすることがなくなるばかりでなく、レンズ
カバーに付着した水滴によるフレアの発生や視野不良の
発生しないレンズカバー表面上の水滴の除去能力、観察
性能の高い内視鏡装置を提供することができる。 【0051】さらに、レンズカバーの先端面の平面方向
に対する接合代が小さいため、遮光部材をコンパクトに
形成しても、観察部と照明部との間に光学的に不透明な
部分を設けることができるので、観察部と照明部及び照
明光学系と対物光学系との間隔を短くして先端部及び先
端カバー部の細径化が可能になる。 【0052】又、遮光部材を溶着によって固定するため
接着剤を乾燥させる乾燥工程が不要になるため、組立て
時間を短縮することができるので、組立ての自動化を図
って大量かつ安価に製造を行うことができる。 【0053】また、レンズカバー表面が平滑な同一平面
に形成されるため、水滴の除去が容易に行え、水滴によ
る観察視野範囲や照明範囲が狭くなることがなくなると
共に、照明光が水滴に反射することによって起こってい
たフレアやゴーストを防止して観察性能のよい内視鏡装
置を安価に提供することができる。又、接着剤を溝部と
接合用凸部とが当接する外周側面部に塗布することによ
ってレンズカバーと先端カバー部との接合強度を高くし
て、レンズカバーが検査中、体腔内に脱落することなど
の不具合を未然に防止することができる。 【0054】さらに、遮光部材を先端カバー部と別体に
形成し、レンズカバーを治具に固定すると共に、遮光部
材にホーンを当てて溶着を行うようになっているため、
薄肉部分にクラックが発生する問題を解消して容易に遮
光部材をレンズカバーに接合することができる。 【0055】図16ないし図18は本発明の第2実施例
に係り、図16は遮光部材とレンズカバーとの接合部分
の構成を示す説明図、図17は超音波溶着を示す説明
図、図18はレンズカバーとカバー用内視鏡の先端部と
の構成を示す説明図である。図16に示すように本実施
例の遮光部材64の厚さL1 とレンズカバー52の厚さ
L2 との間にはL1 >L2 の関係が成り立っている。こ
の遮光部材64とレンズカバー52との接合は第1実施
例と同様に行われる。このとき、図17に示すように治
具69によって遮光部材64の先端面側とレンズカバー
52の先端側表面とが位置決めされているため、遮光部
材64の基端側はL1 −L2 の長さ分だけレンズカバー
52の基端側表面より突出する構成となっている。 【0056】このとき、図18に示すように照明光学系
29及び対物光学系30の先端部59の先端面77から
先端側への突出量をL3 としたとき、L3 <L1 −L2
との関係となるように設定されている。このため、先端
部59が、固定手段(不図示)によって固定したとき、
先端部59の先端面77と遮光部材64の基端面とが当
接した状態で固定される。その他の構成は前記第1実施
例と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略
する。 【0057】上述のように構成することによって光学的
に不透明な遮光部材64が、レンズカバー52と先端部
59との間の空間において対物光学系30の先端側の空
間と照明光学系29の先端側の空間とを分割する。この
ことにより、照明光学系29から出射される照明光は、
レンズカバー52の内側表面と先端面77とで反射を繰
り返すが、遮光部材64で光路が遮断されて対物光学系
30に入射しない。また、L3 <L1 −L2 との関係が
成り立つように設定しているので、照明光学系29及び
対物光学系30とレンズカバー52とが当接することが
ないため、照明光学系29や対物光学系30の破損を防
止することができる。 【0058】このように、レンズカバー内側表面と先端
面との間での照明光の反射によるフレアを防止すること
ができるため、更に観察性能のよい内視鏡装置を提供す
ることができる。また、故障発生の少ない内視鏡装置を
することが提供できる。その他の作用及び効果は前記第
1実施例と同様である。 【0059】図19ないし図22は本発明の第3実施例
に係り、図19はレンズカバー一体先端カバーの正面
図、図20はレンズカバー一体先端カバーとカバー用内
視鏡の先端部との構成を説明する断面図、図21はレン
ズカバーと遮光部材との関係を示す説明図、図22はレ
ンズカバーと遮光部材との溶着状態を示す説明図であ
る。本実施例のレンズカバー一体先端カバー74は、第
1実施例におけるレンズカバー52と先端カバー部6と
をポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリ
スチレン、ポリプロピレンなどの光学的に透明な合成樹
脂で射出成形などで一体的に成形したものである。この
レンズカバー一体先端カバー74には、成形時にゲート
が位置する周囲に発生するバリ54の長さより深い寸法
の切り欠き部78が設けられている。このため、成形後
のバリ54がレンズカバー一体先端カバー74の外表面
に突出することがない。なお、このレンズカバー一体先
端カバー74には略凹字形状に形成してある遮光部材6
4aを配設するための略凹字形状の遮光用穴65が形成
してある。 【0060】このように、切り欠き部をゲート部から発
生するバリの長さより深い寸法に形成することにより、
バリによって体腔内が傷付けられることが無くなると共
に、バリを除去するための工程を不要にすることができ
る。 【0061】次に、図21及び図22を参照して遮光部
材64aのレンズカバー一体先端カバー74への接合部
分について説明する。本実施例においては図21に示す
遮光部材64aの厚さ寸法L3 と、レンズカバー一体先
端カバー74のレンズカバー部75の厚さ寸法L4 とを
略同一寸法に設定している。このため、前記レンズカバ
ー部75に設けられている遮光用穴65の内面側には遮
光用穴65から溶け出してくる溶融材料を受けいれる溶
け出し溝部76が設けられている。 【0062】前記レンズカバー部75に遮光部材64a
を接合する際まず、レンズカバー一体先端カバー74を
図示しない治具に固定し、前記第1実施例で説明したよ
うに遮光部材64aにホーン57aを当接させて超音波
振動を与え、遮光部材64aの突起部66とこの突起部
66に接触する縁部70とを発熱させて溶着を行なう。 【0063】そして、図22に示すように溶着が終了す
ると、前記レンズカバー部75と遮光部材64aとの間
隙71に突起部66と縁部70とが溶け合って充満す
る。そして、遮光用穴65の内面側に溶着層72が形成
されると共に、突起部66の溶融した部分が溶け出し溝
部76に流れ込んで充満する。このため、レンズカバー
部75の内側表面側に突起部66の溶融した部分による
溶着バリ73が突出しない。 【0064】このため、図20に示すように前記レンズ
カバー一体先端カバー74と先端部59とを一体的に構
成したとき、先端部59の先端面77とレンズカバー部
75の内側面とが当接して位置決め固定される。 【0065】このように、2箇所の照明部と1箇所の観
察部との間に1つの遮光部材を配設して照明光の光路を
遮断することによって、部品点数が少なく溶着工程も一
回だけで済むレンズカバーと先端カバー部とを一体にし
て形成したレンズカバー一体先端カバーを構成すること
により、更に安価な内視鏡装置を提供することができ
る。 【0066】また、レンズカバー部に溶け出し溝部を設
けたことにより、レンズカバー部に遮光部材を溶着させ
た際、レンズカバー部の内側表面側に突起部の溶融した
部分による溶着バリが突出しないので、先端部の先端面
とレンズカバーの内側面との間に空間部を無くして、照
明光学系より出射した照明光がレンズカバー部の内側表
面と先端面との空間部内で反射を繰り返して対物光学系
に入射して発生していたフレアを無くすことができると
共に、送水などの際レンズカバー部と先端面との間の空
間内の空気が冷やされて発生していた結露による曇りの
ない観察性能のよい内視鏡装置を提供することができ
る。 【0067】さらに、切り欠き部をゲート部から発生す
るバリの長さより深い寸法に形成したことにより、バリ
によって体腔内を傷付けることが無くなると共に、バリ
を除去するための工程が不要になる。その他の作用及び
効果は上述の実施例と同様であり、同部材には同符号を
付して説明を省略する。 【0068】図23及び図24は本発明の第4実施例に
係り、図23はレンズカバーと遮光部一体型先端カバー
部とを説明する図、図24は図23の正面図である。図
に示すように内視鏡カバー3の先端側には前記第1実施
例に示した先端カバー部6と、遮光部材が射出成形など
によって一体に成形された遮光部88を設けた遮光部一
体型先端カバー部85が設けられている。一方、レンズ
カバー52には遮光部一体型先端カバー部85に設けた
遮光部88が内挿される遮光用穴65が設けられてい
る。 【0069】前記レンズカバー52に形成してある遮光
用穴65の全周囲及びレンズカバー52の全外周(図2
4の一点鎖線部分)には超音波溶着の際に溶融する溶融
部となる溶融突起86が連続して設けられている。この
溶融突起86を設けた遮光部一体型先端カバー部85と
レンズカバー52とを超音波溶着によって接合する際、
レンズカバー52の遮光用穴65に遮光部88を内挿す
ることによって、遮光部一体型先端カバー部85と前記
レンズカバー52とが位置決めされる。一方、前記遮光
部一体型先端カバー部85では、先端側に設けてある前
記レンズカバー52の溶融突起86が当接する溶着面部
87が超音波溶着の際、溶融する溶融部になっている。 【0070】上述のように構成されているレンズカバー
52と遮光部一体型先端カバー部85とを溶着する際、
遮光部一体型先端カバー部85を治具に固定してホーン
をレンズカバー52の外側表面に押し当て超音波振動を
レンズカバー52に与えながら、遮光部一体型先端カバ
ー部85側に押し込んでいく。すると、溶融突起86と
この溶融突起86が接触する遮光部一体型先端カバー部
85の溶着面部87とが発熱して互いに溶融して溶着が
行われる。このことにより、遮光部材とレンズカバーと
先端カバーとの接合が一回で行える。その他の構成及び
作用は上述の実施例と同様であり、同部材には同符号を
付して説明を省略する。 【0071】このように、内側面側に溶着突起を設けた
レンズカバーを遮光部一体型先端カバー部に超音波振動
を与えて溶着することにより、遮光部材とレンズカバー
と先端カバーとの接合を一度で行うことができるので、
安価な内視鏡装置を提供することができる。その他の効
果は上述の実施例と同様であり、同部材には同符号を付
して説明を省略する。 【0072】図25ないし図27は本発明の第5実施例
に係り、図25は側視型内視鏡の概略構成を示す図、図
26は図25の上面図、図27は長手方向に直交する断
面図である。本実施例の内視鏡は、内視鏡の挿入方向に
対して側方が観察視野となるように構成されたいわゆる
側視型のカバー式内視鏡装置であり、図25に示すよう
にカバー用内視鏡4の先端部59に設けられた対物光学
系30は挿入部24の長手方向に直交する側面側に配置
されている。また、照明光学系29も側視型の対物光学
系30の観察視野範囲を照明するように視野方向に対し
て平行な方向に照明光を出射するように配置されてい
る。このため、対物光学系30及び照明光学系29に対
向する位置に設けられた観察部60と照明部61とを有
するレンズカバー52も挿入部カバー部5の長手方向と
直交する側面方向に設けられている。 【0073】図26に示すように先端カバー部6のレン
ズカバー52の基端側近傍にはノズル79が設けられて
いる。このノズル79は、先端カバー部6に設けられた
空間であり、基端側で送気管路14と連通した送気路8
0と、この送気路内を挿通するように配設された薄肉の
ステンレスパイプを加工して基端側で送水管路15に連
通する送水パイプ81とから構成されている。前記送気
パイプ81は、先端カバー部6の成形時にインサート成
形されることにより、先端カバー部6に一体的に形成さ
れている。 【0074】上述のように送気路80と送水パイプ81
とを構成することによって、空気と水の流路がノズル7
9の開口部分まで独立している。このため、送水時に水
が送気路80及び送気管路14を逆流して、送気時、前
記送気路80や送気管路14に残った水がノズル79よ
り噴出することがなくなる。また、溝間の送水パイプ8
1をインサート成形しているため、容易かつ安価にコン
パクトなノズル79を形成することできる。 【0075】図25及び図27に示すようにレンズカバ
ー52には前記第1実施例と同様に遮光部材64が超音
波溶着によって接合されている。また、レンズカバー5
2の全外周部には溝部62が設けられる一方、先端カバ
ー部6の側面側でレンズカバー52に相対する外周部分
にはカバー接合部63が設けてある。そして、前記溝部
62とカバー接合部63とを当接させ、この溝部62と
カバー接合部63との間に接着剤を塗布して接着固定し
ている。また、溝部62とカバー接合部63とが当接し
ている部分の外周部分には接着強度を高めるために接着
剤49を塗布している。その他の構成は上述の実施例と
同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略す
る。なお、作用及び効果については上述の実施例と同様
である。 【0076】図28は本発明の第6実施例に係るカバー
式内視鏡の長手方向断面図である。図に示すように本実
施例のレンズカバー52の先端部には、側面側から先端
側に滑らかに周り込むように曲面部52aが設けられて
いる。前記レンズカバー52の内面側の外周部分には溝
部62が設けられる一方、先端カバー部6の側面側と先
端側のレンズカバー52とが相対する位置の外周部分に
はカバー接合部63が設けられている。そして、前記溝
部62とカバー接合部63とを当接させ、この溝部62
とカバー接合部63との間に接着剤49を塗布して接着
固定している。その他の構成は前記第5実施例と同様で
あり、同部材には同符号を付して説明を省略する。 【0077】このようにレンズカバーの先端部に曲面部
を設けて先端側に回り込ませているため、レンズカバー
と先端カバー部とが当接する部分の外周に接着剤を塗布
しても接着剤を塗布した部分がノズルから遠いため、比
較的除去し難い接着剤にひっかかった水滴がレンズカバ
ーの外表面の観察部や照明部に滑り戻ってくることがな
いので、水滴の除去性能及び観察性能の高い側視型内視
鏡を備えた内視鏡装置を提供することができる。その他
の作用及び効果は前記第5実施例と同様である。 【0078】図29及び図30は本発明の実施例7に係
り、図29はカバー式内視鏡先端部の上面図、図30は
レンズカバーの別の構成を示す説明図である。 【0079】図29に示すように本実施例の先端カバー
部6には図30に示すようにレンズカバー部75とノズ
ル部83とを射出成形などによって一体に形成したノズ
ル一体型レンズカバー82が設けられている。 【0080】前記図27に示したレンズカバー52と先
端カバー部6と同様に、本実施例のノズル一体型レンズ
カバー82のレンズカバー部75の外周部には溝部62
が設けられている。一方、先端カバー部6の側面のレン
ズカバー部75が相対する部分の外周部分にはカバー接
合部63が設けられている。そして、溝部62とカバー
接合部63とを当接させ、これらの間に接着剤を塗布し
て接着固定している。また、前記ノズル部83は先端カ
バー部6の基端に接続された送気管路14及び送水管路
15に連通している。さらに、ノズル一体型レンズカバ
ー82には遮光部材64が配設されている。その他の構
成は上述の実施例と同様であり、同部材には同符号を付
して説明を省略する。 【0081】上述のようにノズル部83とレンズカバー
部75とを一体に構成したノズル一体型レンズカバー8
2を形成することにより、ノズル部83の底面部84と
レンズカバー部75の外表面との間に段差及び先端カバ
ー部6とノズル一体型レンズカバー82とを接着した際
の接着剤のはみ出し部の無い平滑面が形成される。ま
た、構造が複雑なノズル付近の流体の流路を分割してノ
ズル一体型レンズカバー82にノズル部83を設けてい
るので、先端カバー部6に送気管路14、送水管路15
を接続する構成となり、ノズル付近の流体の流路を簡素
な構造に形成することができる。 【0082】このように、ノズル部の底面部とレンズカ
バー部の外表面との間を平滑面にしたことにより、送気
や送水の際、空気や水の流れが乱されることなく、勢い
を落とすことなく送気・送水することができる。このこ
とにより、レンズカバーの外表面に付着した水滴の除去
が容易で、除去能力及び観察性能の高い内視鏡装置を提
供することができる。また、先端カバー部の構造が単純
構造になるため安価な内視鏡装置を提供することができ
る。 【0083】なお、本発明においては上述の実施例に限
定されることなく、例えばレンズカバーと先端構成部材
との接合を接着剤に限定することなく、超音波溶着や熱
溶着などであってもよい。また、接着剤に乾燥工程が不
要な紫外線硬化型接着剤を用いるようにしてもよい。さ
らに、前記遮光部材を前記レンズカバーとの接合のため
に遮光部材に溶融部として突出部である突起を設けても
よいしレンズカバーに突出部である突起を設けてもよ
い。又、遮光部材及びレンズカバーの形状や両部材に設
けられた溶融部の形は上述のものに限定されず、要はレ
ンズカバーと遮光部材にこれらの部材の接合のため、こ
れらの観察光学系及び照明光学系の位置する側に超音波
溶着のための溶融部が設けてあればよい。また、内視鏡
は、実施例中のカバー方式の内視鏡に限定されずカバー
を被覆しない通常の内視鏡、挿入部が軟性の軟性内視
鏡、挿入部が硬性である硬性内視鏡などに適用できるこ
とはいうまでもない。 【0084】本発明の趣旨を逸脱しない範囲で本実施例
中の構成を変えてもよい。 【0085】[付記] 1.照明光を出射する照明光学系と光像を取り入れる観
察光学系とを有する挿入部の先端部と、前記照明光学系
と前記観察光学系に対向するレンズカバーと、前記レン
ズカバーを前記照明光学系と対向する照明窓と前記観察
光学系と対向する観察窓とに光学的に分割する不透明部
材を設けた遮光手段とを有する内視鏡を備えた内視鏡装
置において、前記内視鏡のレンズカバーと遮光手段を接
続する溶融部を、前記照明光学系と前記観察光学系とが
配設されている位置側に設けた内視鏡装置。このことに
より、照明光によるフレアの少ない観察性能のよい観察
視野や照明光のケラレがなく、水切れ性のよい内視鏡装
置を提供できる。 【0086】2.前記溶融部が超音波溶着のための溶融
部である付記1記載の内視鏡装置。 【0087】3.前記溶融部は、前記レンズカバーまた
は前記遮光手段の少なくとも一方に設けた突出部である
付記1及び付記2記載の内視鏡装置。 【0088】4.前記突出部を前記遮光部材に設けた付
記3記載の内視鏡装置。 【0089】5.前記遮光部材と前記レンズカバーを保
持する先端構成部材とを別々に形成し、前記遮光部材と
前記レンズカバーとを超音波溶着により接合して一体に
する付記1記載の内視鏡装置。 【0090】6.カバー用内視鏡と、カバー用内視鏡に
着脱自在に外装される内視鏡カバーから構成される内視
鏡装置であって、前記カバー用内視鏡の先端部に前記観
察光学系と前記照明光学系とを設け、前記内視鏡カバー
の先端部に前記カバー用内視鏡の先端部を外装し前記レ
ンズカバーを有する前記先端構成部材を設けたことを特
徴とする付記1ないし付記5記載の内視鏡装置。 【0091】7.前記突出部の断面形状が略三角形に形
成されている付記3記載の内視鏡装置。 【0092】8.前記突出部は断面形状が略半円形に形
成されている付記3記載の内視鏡装置。 【0093】9.前記突出部の突出量は0.1mm〜0.
3mmである付記3及び付記7及び付記8記載の内視鏡装
置。 【0094】10.前記遮光部材の観察光学系及び照明
光学系の位置する側の面に超音波ホーンを接触させて前
記遮光部材とレンズカバーとを超音波溶着により接合す
る付記1ないし付記9記載の内視鏡装置。このことによ
り、組立作業が容易な内視鏡装置を提供することができ
る。 【0095】11.前記レンズカバーの観察光学系側の
面に超音波ホーンを接触させて前記遮光部材とレンズカ
バーとを超音波溶着により接合する付記1ないし付記9
記載の内視鏡装置。 【0096】12.前記遮光部材は前記先端構成部材に
一体的に形成されている付記1ないし付記11記載の内
視鏡装置。 【0097】13.前記遮光部材を前記レンズカバーか
ら前記観察光学系及び照明光学系の位置する側に突出さ
せて設ける付記1ないし付記12記載の内視鏡装置。こ
のことにより、照明光によるフレアを防止できる、観察
性能のよい内視鏡装置を提供することができる。 【0098】14.前記遮光部材と前記レンズカバーの
観察光学系及び照明光学系の位置する側の表面とを略同
一平面に形成する付記1ないし付記13記載の内視鏡装
置。このことにより、視野曇りを防止できる観察性能の
よい内視鏡装置を提供することができる。 【0099】15.前記レンズカバーの観察方向側の面
と前記遮光部材の観察方向側の面とを略同一平面に形成
する付記1ないし付記14記載の内視鏡装置。このこと
により、水切れ性のよい内視鏡装置を提供することがで
きる。 【0100】16.前記レンズカバーの溶融部の外周近
傍に前記遮光部材の溶融部が溶融して流れ込む溝部を有
する付記1及び付記2記載の内視鏡装置。このことによ
り、観察視野や照明光のケラレがない観察性能のよい内
視鏡装置の提供することができる。 【0101】17.前記内視鏡は、観察光学系の光軸の
方向と内視鏡の長手方向とが略同一である直視型の内視
鏡である付記1記載の内視鏡装置。 【0102】18.前記内視鏡は、観察光学系の光軸の
方向と内視鏡の長手方向とが略直交する側視型の内視鏡
である付記1記載の内視鏡装置。 【0103】19.前記内視鏡は、挿入部が軟性の軟性
内視鏡である付記1記載の内視鏡装置。 【0104】20.前記内視鏡は挿入部が硬性の硬性内
視鏡である付記1記載の内視鏡装置。 【0105】21.照明光を出射する照明光学系と光像
を取り入れる観察光学系とを有する挿入部の先端部と、
前記照明光学系と前記観察光学系に対向するレンズカバ
ーと、前記レンズカバーを保持する先端構成部材とを有
する内視鏡装置において、前記レンズカバーと前記先端
構成部材との接合部を前記レンズカバーの観察面である
外表面以外の面に設けた内視鏡を備えた内視鏡装置。 【0106】22.前記先端構成部材と前記レンズカバ
ーとの接合部を、前記レンズカバーの外表面上の観察光
学系の光軸と略直交する面以外に設けた付記21記載の
内視鏡装置。 【0107】23.前記内視鏡は、カバー用内視鏡と、
カバー用内視鏡に着脱自在に外装される内視鏡カバーと
から構成され、前記カバー用内視鏡の先端部に観察光学
系と照明光学系とを設け、前記内視鏡カバーの先端部に
前記レンズカバー及びカバー用内視鏡の先端部を外装し
前記レンズカバーを保持する前記先端構成部材を設けた
付記21及び付記22記載の内視鏡装置。 【0108】24.前記レンズカバーと前記先端構成部
材との接合部を前記レンズカバー及び前記先端構成部材
との外周部に設けた付記21ないし付記23記載の内視
鏡装置。 【0109】25.前記レンズカバーの外周部と前記先
端構成部材の外周部とにこれらが当接する当接面を設
け、この当接面を接合部にした付記24記載の内視鏡装
置。 【0110】26.前記レンズカバーの外周部と前記先
端構成部材の外周部にこれらが当接する当接面を設け、
前記当接面近傍のレンズカバー及び先端構成部材の外周
面に接着剤を塗布した付記24記載の内視鏡装置。 【0111】27.前記レンズカバーと先端構成部材と
を接着で接合する付記21ないし付記25記載の内視鏡
装置。 【0112】28.前記前記レンズカバーと先端構成部
材とを超音波溶着で接合する付記21ないし付記25記
載の内視鏡装置。 【0113】29.前記前記レンズカバーと先端構成部
材とを熱溶着で接合する付記21ないし付記25記載の
内視鏡装置。 【0114】30.前記接着のための接着剤に紫外線硬
化型接着剤を用いた付記26及び付記27記載の内視鏡
装置。 【0115】31.前記レンズカバーがレンズカバー外
表面の前記観察光学系の光軸と略直交する面に連続した
少なくとも1つの他の面を構成する付記21ないし付記
30記載の内視鏡装置。 【0116】32.前記レンズカバーとこのレンズカバ
ーに水及び空気を吹き付けるノズルが一体に形成されて
いる付記21ないし付記31記載の内視鏡装置。 【0117】33.前記観察光学系の光軸の方向が前記
挿入部の軸方向と略同一である直視型の内視鏡である付
記21ないし付記32記載の内視鏡装置。 【0118】34.前記観察光学系の光軸の方向が前記
挿入部の軸方向と略直交している側視型の内視鏡である
付記21ないし付記32記載の内視鏡装置。 【0119】35.前記内視鏡は挿入部が軟性の軟性内
視鏡である付記21ないし付記34記載の内視鏡装置。 【0120】36.前記内視鏡は挿入部が硬性の硬性内
視鏡である付記21ないし付記34記載の内視鏡装置。 【0121】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、照
明光学系からの光が観察光学系に入射してフレアやゴー
ストの発生しない観察性能がよく、観察視野や照明光の
ケラレがなく水切れ性のよい、接合強度の強い安価な内
視鏡装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1ないし図15は本発明の第1実施例に係
り、図1は内視鏡装置の全体の概略構成を示す説明図 【図2】送水タンクの構成を示す斜視図 【図3】送水タンクの管路挿通部を説明する断面図 【図4】図3のA矢視図 【図5】管路挿通部にパイプを挿通させる状態を説明す
る断面図 【図6】先端カバー部とノズル部材とを示す説明図 【図7】先端カバー部にノズル部材を接合した状態の正
面図 【図8】先端カバー部とノズル部材とを説明する断面図 【図9】先端カバー部にノズル部材を接合した状態を示
す断面図 【図10】先端カバー部とノズル部材との接合部を説明
する断面図 【図11】レンズカバーとカバー用内視鏡の先端部との
位置関係を説明する断面図 【図12】遮光部材の溶着方法を示す説明図 【図13】遮光部材の1例を示す図 【図14】遮光部材の他の例を示す図 【図15】遮光部材のレンズカバーへの溶着状態を説明
する断面図 【図16】図16ないし図18は本発明の第2実施例に
係り、図16は遮光部材とレンズカバーとの接合部分の
構成を示す説明図 【図17】超音波溶着の状態を示す説明図 【図18】レンズカバーとカバー用内視鏡の先端部との
構成を示す説明図 【図19】図19ないし図22は本発明の第3実施例に
係り、図19はレンズカバー一体先端カバーの正面図 【図20】レンズカバー一体先端カバーとカバー用内視
鏡の先端部との構成を説明する断面図 【図21】レンズカバーと遮光部材との関係を示す説明
図 【図22】レンズカバーと遮光部材との溶着状態を示す
説明図 【図23】図23及び図24は本発明の第4実施例に係
り、図23はレンズカバーと遮光部一体型先端カバー部
とを説明する図 【図24】図23の正面図 【図25】図25ないし図27は本発明の第5実施例に
係り、図25は側視型内視鏡の概略構成を示す図 【図26】図25の上面図 【図27】長手方向に直交する断面図 【図28】本発明の第6実施例に係るカバー式内視鏡の
長手方向断面図 【図29】図29及び図30は本発明の実施例7に係
り、図29はカバー式内視鏡先端部の上面図 【図30】レンズカバーの別の構成を示す説明図 【符号の説明】 52…レンズカバー 64…遮光部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−341(JP,A) 特開 平7−31581(JP,A) 特開 平7−59726(JP,A) 特開 平3−221024(JP,A) 特開 平7−313438(JP,A) 特開 平7−313442(JP,A) 実開 平6−38901(JP,U) 実公 昭45−17758(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32 G02B 23/24 - 23/26

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 照明光を出射する照明光学系と光像を取
    り入れる観察光学系とを有する挿入部の先端部と、前記
    照明光学系と前記観察光学系に対向するレンズカバー
    と、前記レンズカバーを前記照明光学系と対向する照明
    窓と前記観察光学系と対向する観察窓とに光学的に分割
    する不透明部材を設けた遮光手段とを有する内視鏡を備
    えた内視鏡装置において、 前記内視鏡のレンズカバーと遮光手段とは超音波溶着に
    て接合し、超音波溶着のための溶融部を、溶接ばりがレ
    ンズカバーにおける前記照明光学系と前記観察光学系と
    が配置されている位置側に形成されるように、レンズカ
    バー又は遮光手段における前記照明光学系と前記観察光
    学系とが配設されている位置側に設けたことを特徴とす
    る内視鏡装置。
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