JPH07275185A - 内視鏡用シース装置 - Google Patents

内視鏡用シース装置

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JPH07275185A
JPH07275185A JP6066905A JP6690594A JPH07275185A JP H07275185 A JPH07275185 A JP H07275185A JP 6066905 A JP6066905 A JP 6066905A JP 6690594 A JP6690594 A JP 6690594A JP H07275185 A JPH07275185 A JP H07275185A
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endoscope
sheath
cover member
insertion portion
distal end
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Withdrawn
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JP6066905A
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English (en)
Inventor
Norio Kobayashi
憲雄 小林
Hitoshi Karasawa
均 唐沢
Tatsuya Yamaguchi
達也 山口
Takao Yamaguchi
貴夫 山口
Mitsumasa Okada
光正 岡田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、観察窓部に洗浄液を吹き付けて水滴
の除去や汚れの除去を行なう場合にあって、全体構造が
比較的簡単な構成により、その観察窓部におけるカバー
ガラスに付設した防曇処理手段を容易かつ安価に更新し
てその防曇効果を維持できる内視鏡用シース装置を提供
することを目的とする。 【構成】内視鏡挿入部5を挿脱するシース12と、この
シース12の先端部に設けられ、前記内視鏡挿入部5の
先端部に設けられた観察窓部分を少なくとも覆い、少な
くともその観察窓部分に対向した透明部分を有し、この
透明部分を防曇処理したカバー部材と、このカバー部材
32に設けられ前記観察窓部分に対向した透明部分の外
面に流体を吹き付ける洗浄用ノズル36を具備した内視
鏡用シース装置2である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡挿入部を挿入し
て使用し、観察窓部に水等を吹き付けて水滴の除去や汚
れの除去を行なう内視鏡シース装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、医療や工業等、様々な分野におい
て体腔や管路等の内部で、観察や処置を行なうため、多
種多様な内視鏡が広く用いられている。このような内視
鏡はその挿入部や先端部が汚れ易い環境で使用されるの
が普通であり、良好な視野を得るために内視鏡先端部に
設けられている観察窓は常に清浄に保たれていなければ
ならない。
【0003】そこで、従来の内視鏡においては、実公平
5−11841号公報に示されるような硬性鏡用洗浄シ
ースや、特開平5−103749号公報に示されるよう
な軟性鏡用洗浄ノズルにて、内視鏡先端部の観察窓に水
を吹き付けて水滴の除去や汚れの除去を行なっていた。
【0004】また、特開昭64−83241号公報に示
されるように、送水源等に設けられた加温手段により、
内視鏡先端部の観察窓に吹き付ける水を加温して、水
滴、汚れの除去と同時に曇りを除去する装置が提案され
ている。
【0005】内視鏡を人体内に挿入する際、内視鏡と人
体内の温度と湿度の差により内視鏡先端部の観察窓が結
露し、視野が妨げられることがある。そこで、実開平2
−131714号公報に示されるものでは、内視鏡先端
部の観察窓におけるカバーガラスに親水潤滑処理層(防
曇処理)を設け、曇対策を行なっている。
【0006】また、特公昭62−30766号公報に示
されるように、対物レンズ等の光学レンズ内に熱線等の
加熱手段を組み込み、この加熱手段によりレンズを加熱
し、曇りを防止するものも提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、実公平5−
11841号公報に示されるような硬性鏡用洗浄シース
や、特開平5−103749号公報に示されるような軟
性鏡用洗浄ノズルにあっては、内視鏡先端面に室温の生
理食塩水を送水することにより洗浄を行うが、人体内
と、内視鏡先端面とに温湿度差を生じると曇ることがあ
る。このことは、特開昭64−83241号公報に示さ
れる送水源に加温手段を設け、その送水源の水を温める
ことにより、一応、解決される。
【0008】しかし、送水源の水を単に温めただけで
は、室温によりすぐに冷えてしまう。また、高い温度に
しすぎると体内の組織に熱損傷を与えるため、常に体温
とほぼ同じ温度に維持する保温装置を用いなければなら
ない。しかし、このような温度維持装置の付いた保温装
置は高価なものになり、また、送水チューブによる熱損
失もあるので、この種の方式にあっては温度のコントロ
ールが極めて難しいという欠点があった。
【0009】また、特公昭62−30766号公報に示
されるように、対物レンズ等の光学レンズ内に熱線等の
加熱手段を組み込み、この加熱手段によりレンズを加熱
して曇りを防止するものでは、その曇り防止のための構
造が複雑で、かなり高価な内視鏡になってしまう。
【0010】一方、実開平2−131714号公報に示
されるように、内視鏡先端部の観察窓におけるカバーガ
ラスに親水潤滑処理層(防曇処理)を設けて曇対策を行
なう方式では、これらの不都合がない。しかし、この観
察窓におけるカバーガラスに施された防曇処理層は、内
視鏡を繰り返し使用していると、その滅菌処理や洗浄等
における磨耗により劣化し、防曇効果が喪失しやすいも
のであった。
【0011】本発明は前記課題に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、観察窓部に洗浄液を
吹き付けて水滴の除去や汚れの除去を行なう場合にあっ
て、全体構造が比較的簡単な構成により、その観察窓部
におけるカバーガラスに付設した防曇処理手段を容易か
つ安価に更新してその防曇効果を維持できる内視鏡用シ
ース装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決する手段および作用】本発明は、内視鏡挿
入部を挿脱するシースと、このシースの先端部に設けら
れ、前記内視鏡挿入部の先端部に設けられた観察窓部分
を少なくとも覆い、少なくともその観察窓部分に対向し
た透明部分を有し、この透明部分を防曇処理したカバー
部材と、このカバー部材に設けられ前記観察窓部分に対
向した透明部分の外面に流体を吹き付ける洗浄用ノズル
を具備した内視鏡用シース装置である。
【0013】これによれば、内視鏡観察窓前面に防曇処
理を施した、使い捨てあるいは、数回使用できる透明な
部分を有したシースを取り付け、かつ、これを別のもの
と容易に交換できるようにすることで、防曇効果がなく
なったときに取り替えて使用し、常に良好な防曇効果を
確保できる。また、洗浄用ノズルにて観察窓部分を洗浄
して曇りや汚れを除去できる。
【0014】
【実施例】
(第1の実施例)図1〜図5を参照して本発明の第1の
実施例を説明する。この内視鏡装置の概略的な全体構成
を示す。図1において、1は硬性内視鏡であり、2はそ
の硬性内視鏡1に装着する防曇用シース装置である。硬
性内視鏡1は、内部に接眼レンズを有した接眼部3を備
えた内視鏡本体(手元)部4と、硬性直管からなる内視
鏡挿入部5を有してなり、内視鏡本体部4にはライトガ
イドケーブル6を接続するコネクタ7が設けられてい
る。ライトガイドケーブル6は、照明用光源装置8に接
続される。
【0015】一方、防曇用シース装置2は、硬性内視鏡
1の内視鏡本体部4に被嵌して装着されるシース本体部
11と、内視鏡1における内視鏡挿入部5を同軸的に挿
通する外套管からなるシース挿入部12とからなり、シ
ース挿入部12の内径は内視鏡挿入部5の外径より大き
い。このため、シース挿入部12に内視鏡挿入部5を挿
入した装着状態において、その間には流体供給用通路1
3が形成される。通路13はシース挿入部12の先端部
分において後述するように形成されるノズル36に連通
するようになっている。
【0016】シース本体部11の内面部には、リング状
のシール部材14が取り付けられており、このシール部
材14はシース本体部11の内面と内視鏡本体部4の外
面との間において密に介在し、前記通路13の手元側部
分を気密的または液密的に閉塞している。前記シール部
材14は、例えば弾性部材により形成される。また、こ
の弾性部材としては、シリコンゴム部材、弾性Oリング
部材等が用いられるが、特に弾性合成樹脂が好ましい。
【0017】前記シース本体部11において、前記シー
ル部材14の位置より先端側に位置する部位には、図示
しない1つまたは複数の口金(後述する実施例の説明に
における図8を参照)が前記送液通路13に連通して設
けられており、この実施例では2つ以上の口金が設けら
れている。その1つの口金には、送水チューブ16が接
続され、他の1つの口金には吸引チューブ17が接続さ
れている。送水チューブ16は送水手段(装置)18に
導かれ、吸引チューブ17には吸引手段(装置)19に
導かれる。そして、送水チューブ16と吸引チューブ1
7の通路は、バルブユニット21に設けた送水ボタン2
2、吸引ボタン23の操作により、それぞれ選択的に切
り換えられることにより、そのチューブ16,17内を
流れる送水あるいは吸引のオンオフと流量調節が可能で
ある。つまり、前記通路13に対する送水動作および吸
引動作の制御が行われる。なお、通路13を利用して同
じようにノズル36からの送気を行うこともできる。ま
た、バルブユニット21は前記シース本体部11に着脱
自在に組み込まれている。
【0018】前記内視鏡1の内部には図示しないライト
ガイドが設けられている。このライトガイドは前記ライ
トガイドケーブル6を通じて導かれる照明光を内視鏡先
端面25に構成される照明窓に導き、体腔内の観察部位
に照射するようになっている。さらに、内視鏡先端面2
5には対物レンズを有する観察窓が前記照明窓に並んで
構成されている。また、内視鏡1の中には、前記観察窓
の対物レンズで観察視野を結像した像を伝送する図示し
ない観察像伝送用光学系が組み込まれている。伝送用光
学系を通じて伝送される像は接眼部3を通して観察でき
る。なお、これに使用される内視鏡1の形式としては、
硬性鏡、軟性鏡、電子式内視鏡等、どんな種類のもので
も良い。
【0019】前記防曇用シース装置2におけるシース挿
入部12は、シース用パイプ部材31の先端にそのパイ
プ部材31と同じ外径の先端カバー部材32を連結して
構成される。この先端カバー部材32は、図2ないし図
4で示すように、概ね底部を有する長さの短い、光学的
に透明な樹脂製で円筒形一体成型部材からなり、その平
板な底部(中央部分)の部分を透明な観察窓部33とす
る。観察窓部33の周辺では前方に短く突き出す円形筒
状のフランジ部34が形成されている。円筒状に形成さ
れるフランジ部34の内径は内視鏡1の視野を妨げない
大きさが好ましい。
【0020】先端カバー部材32において、フランジ部
34のある方を先端側とし、その反対側を基端側とする
と、その基端側より、フランジ部34を貫かない深さ
で、少なくとも1つの孔35が前記通路13に直ちに連
通するように設けられる。この実施例では孔35が上下
左右の4箇所に設けられている。
【0021】図4で示すように、この各孔35はその先
端側において先端カバー部材32の中心軸側に向かって
屈曲する開口となっており、これにより、基端側から先
端側で直角に曲がるノズル36をそれぞれ形成してい
る。そして、ノズル36の先端開口は前記観察窓部33
の表面に向いてそれに連なっている。
【0022】先端カバー部材32の後方面周辺には後方
に短く突き出す複数の突起37が形成されている。この
突起37の半径方向の厚みは前記シース用パイプ部材3
1の肉厚寸法に等しく形成されている。この実施例での
突起37は図4の(a)で示すように、前記孔35の間
で、その孔35と交互に等間隔で配置される。また、突
起37は4つである必要がなく、1〜3つでもよく、ま
た、それ以上の個数であってもよい。
【0023】さらに、孔35と突起37の縦断面形状は
略矩形であるが、その内側辺と外側辺は先端カバー部材
32の中心軸を中心とした同じ円の周上にあり、その円
は前記シース用パイプ部材31の内径円に一致する大き
さである。また、図4の(a)で示したように、孔35
と突起37の左右側辺は平面であるが、その左右幅で見
ると、中心側が狭い楔状になっている。なお、突起37
の内側辺を結ぶ円の径は前記例に限らないが、少なくと
も前記シース挿入部12に挿入される内視鏡挿入部5の
外径より若干大きいことが必要である。
【0024】図5で示すように、先端カバー部材32を
接続するシース用パイプ部材31の先端には前記突起3
7に突き合わせて嵌合するように対応した形状で複数の
切欠き凹部38が等間隔で形成されており、先端カバー
部材32とシース用パイプ部材31を接続する際、その
突起37を凹部38に嵌め込む状態に、先端カバー部材
32とシース用パイプ部材31を同軸的に突き合わせ
る。ここで、突起37と切欠き凹部38は楔状に形成さ
れているので、先端カバー部材32とシース用パイプ部
材31とは必然的に同軸的に位置が合わせられる。この
ように互いに対向するように設けられた少なくとも一対
の突起37と切欠き凹部38とを嵌め合わせて先端カバ
ー部材32とパイプ部材31の間を接着または溶着等に
より固定している。
【0025】この先端カバー部材32を形成する樹脂と
しては、例えばメタクリル樹脂(PMMA)や、ポリカ
ーボネート樹脂(PC)等の透明なものが用いられる。
また、先端カバー部材32には少なくともその観察窓部
33の透明部分に対して防曇処理が施されている。
【0026】この防曇処理としては、樹脂に対するコー
ティングやペレット混入あるいはシート状部材を貼付す
る等の手段により施される。この防曇処理は先端カバー
部材32における観察窓部33の両面に施すことが好ま
しい。この防曇処理をより具体的に述べれば、コーティ
ングとしては真空蒸着、デッピング、スピンコートなど
がある。真空蒸着は親水基と疎水基をもつ高分子系材料
を透明な部材に真空下で蒸着し膜を形成する。デッピン
グは前記透明な部材を処理液に浸漬して防曇層を形成す
る。スピンコートは処理液材料を回転する透明な部材の
上に滴下して防曇膜を形成する。ペレット混入はプラス
チック成形材料のペレット中に界面活性剤を混入し、成
形後、透明な部材の表面に親水基で構成される膜を形成
する。シート状部材を貼付する方法は例えば前記コーテ
ィングやペレット混入で作られた防曇膜を薄いシート状
にし、これを透明な部材の表面に貼り付ける。
【0027】このような防曇処理を施したものは防曇コ
ートや吸水コートと呼ばれ、透明な部材の表面に付着し
た微細な水滴が粒状のままで存在することが曇りを生じ
させるので、前述した防曇処理を施すことにより水滴を
一様な膜状に分散させて透明な部材の表面を覆ってしま
うことにより曇りの除去防止を行う。
【0028】次に、この内視鏡装置の作用を説明する。
硬性内視鏡1に防曇用シース装置2を装着した図1の状
態でおいて、観察窓と前記照明窓が並んで設けられてい
る内視鏡挿入部5の内視鏡先端面25にはシース装置2
の先端カバー部材32における観察窓部33が密に接合
している。内視鏡挿入部5は複数の突起37あるいはパ
イプ部材31の内面側に位置決めされる。そして、内視
鏡先端面25には曇り防止を施した観察窓部33の内面
が水密的に位置する。そして、この透明な観察窓部33
を通じて内視鏡1による照明および観察が行われる。
【0029】そこで、観察窓部33が汚れたり水滴が付
いて観察に支障を来す状況において、その観察窓部33
に洗浄液を吹き付けて水滴の除去や汚れの除去を行な
う。この場合、バルブユニット21の送水ボタン22を
操作して送液動作を行わせると、内視鏡挿入部5とシー
ス2の間に形成される通路13を流れてきた洗浄用流体
は、ノズル36より観察窓部33の外表面に向けて噴射
される。この洗浄後、観察窓部33の外表面に残った水
滴などの流体は、バルブユニット21の吸引ボタン23
の操作により吸引したり、他の送気手段でノズル36か
ら送気をすることにより取り除かれる。この作用を内視
鏡1を体内に挿入した状態で行うことができる。血液等
で汚れた時、洗浄を行っても曇りが発生しないため、内
視鏡1を体から抜くことなく、常に、クリアな視野を確
保でき手術時間の短縮になる。
【0030】前記構成によれば、前記先端カバー部材3
2の突起37と、パイプ部材31の切欠き凹部38とを
はめ合わせて接続するため、その両者を確実かつ簡単に
接合できる。薄肉なパイプ部材31と先端カバー部材3
2を連結するため、突起37と切欠き凹部38を設けて
嵌合するため、その接合強度を確保できる。また、図4
の(a)で示すように、先端カバー部材32において、
孔35とフランジ部34の内側端との各位置を軸方向に
挿入部4の軸方向と同一にしたため、成型時に容易に金
型を抜くことができる。 (第2の実施例)この実施例は図6で示されるように、
前記シース挿入部12におけるパイプ部材31と先端カ
バー部材32との他の接続手段の例である。これはパイ
プ部材31に切欠き凹部38を形成することなく、その
パイプ部材31の内径に外面が嵌合するような突起37
を1つあるいは複数設ける。ノズル36を形成する孔3
5はその突起37を避けた別の位置に形成する。また、
この場合の突起37はその内側面で形成する円の径が、
内視鏡挿入部5の外径より若干大きいが、略等しい径に
すれば、その突起37の内面で内視鏡挿入部5を挟み込
むことができる。その他の構成等は前述した第1の実施
例のものと同じである。 (第3の実施例)この実施例は図7で示されるように、
前記シース挿入部12における先端カバー部材32の変
形例を示すものである。これの先端カバー部材32は斜
視用の形式としたものである。すなわち、この先端カバ
ー部材32は、斜視形内視鏡に合わせてその観察窓部3
3が傾いて形成されている。また、ノズル形成用の孔3
5の内側面とフランジ部34の内端面とは共に中心軸に
平行で、中心軸に平行な同一線上にある。成型時に容易
に金型を抜くことができる。
【0031】先端カバー部材32の観察窓部33の向き
の大きさを選定することにより、斜視、側視の内視鏡に
適したものとして作ることができる。その他の構成等は
前述した第1の実施例のものと同じである。 (第4の実施例)この実施例を図8および図9を参照し
て説明する。この実施例において、シース挿入部40
は、シース用パイプ部材41と、これの先端に連結され
る先端カバー部材42を連結して構成される。シース用
パイプ部材41の先端部分には、その軸方向に延び、内
側へ凹まされた1つ以上、この実施例では4つの凹部4
3が形成されている。この凹部43は後述する先端カバ
ー部材42の足を差し込む受部として機能する。この各
凹部43の内側には内側に突き出す突出部44を作り出
す。この各突出部44の突出先端面を通り、シース用パ
イプ部材41の中心軸を中心とする円の径R1 は、シー
ス用パイプ部材41の先端部分の内径R 2に対して小さ
く、シース挿入部40に挿入される内視鏡挿入部45の
外径より若干大きい。シース挿入部40に内視鏡挿入部
45を挿入したとき、その間に通路46を形成し、各凹
部43の内側に突出した突出部44の先端面で前記内視
鏡挿入部45の外周面を受け、その内視鏡挿入部45を
中央に位置決めする。
【0032】一方、先端カバー部材42は前記パイプ部
材41と内外径が等しい筒状部材からなり、その後端に
はシース挿入部40の中心軸方向に延びる突出部たる足
部47が一体に前記受部としての凹部43に対応して設
けられている。そして、この各足部47は前記凹部43
に密に差し込まれて嵌合するようになっている。つま
り、前記凹部43の深さと長さは先端部材42の足部4
7の厚みと長さの形状に合わせて形成されている。な
お、先端部材42の足部47をより薄くして、足部47
が前記凹部43の深さ内に十分に引っ込むようにしても
よい。
【0033】先端カバー部材42の前端には中心軸側に
突き出すフランジ48が形成され、このフランジ48の
内面側には、少なくとも1つの溝49を設けてあり、こ
の先端カバー部材42の内部に内視鏡挿入部45を挿入
したとき、その挿入される内視鏡50における内視鏡挿
入部45の内視鏡先端面51がフランジ48に直接また
は後述する透明板52を介して突き当たったとき、前記
溝49がその前端面との間で隙間を形成することで流体
を通す前述したようなノズル36を形成するようになっ
ている。
【0034】前記透明板52は、内視鏡挿入部45の外
径及び内視鏡先端面51の径に等しい外径の円板状の部
材からなり、前述した第1の実施例で先端部材32と同
じような透明材料で形成されている。すなわち、メタク
リル樹脂(PMMA)や、ポリカーボネート樹脂(P
C)等の透明なもの、または透明樹脂シート、サファイ
ア、ガラス等が用いられる。そして、両表面または少な
くとも外側となる表面には防曇処理を施した。この防曇
処理も前述したように、コーティングやペレット混入、
あるいはシート状部材を貼付するなどにより形成され
る。
【0035】この透明板52の外径は、各凹部43の内
側に突出した突出部44の先端面を通り、中心軸を中心
とする円の径R1 よりも若干小さい。したがって、後述
するように組み付けたとき、透明板52の外周は各凹部
43の内側へ突出部44の先端に挟み込まれて位置決め
される。また、透明板52は、先端カバー部材42の中
心軸側に突き出すフランジ48と内視鏡先端面51との
間で挾持され、その内視鏡先端面51に密着する。
【0036】しかして、このシース挿入部40を組み立
てる場合には、図9で示すように、パイプ部材41と先
端部材42の間に透明板52を位置させて、その先端部
材42の足部47をパイプ部材41の凹部43に差し込
むようにして突き合わせる。このとき、透明板52は、
内視鏡50の内視鏡先端面51とフランジ48の間で挾
持される。そして、足部47をパイプ部材41の凹部4
3に溶着または接着して固定する。内視鏡先端面51が
透明板52を介して突き当たり、透明板52と上記溝4
9との間で前述したような機能を持つノズル36を形成
する。このノズル36は通路46に連通する。
【0037】この構成によれば、前述した第1の実施例
に同じ作用と効果に加えて、凹部43で内側に突き出す
突出部44によりシース挿入部40の内側に突き出す突
出部44を作り、これによってシース挿入部40に挿入
される内視鏡挿入部45の位置決めができる。このこと
により、シース挿入部40とこの中に入る内視鏡挿入部
45との間のクリアランス(通路)を全周に一定距離で
保ち、流体の流れる条件が一定となる。その上、パイプ
部材41と先端カバー部材42との間で挟み込む透明板
52で形成する観察窓部と内視鏡挿入部45の先端との
機械的な位置関係のみならず、光学的な位置関係が一定
となるので、常に安定した性能が得られる。
【0038】なお、シース挿入部40のシース用パイプ
部材41の基端には前記通路46に連通する口金39が
設けられている。 (第5の実施例)この実施例は前記第4の実施例の変形
例を示すものであり、図10を参照して説明する。この
実施例において、シース挿入部40の外周壁部に形成さ
れる複数の凹部43は、へこみ深さ(内側への突出高
さ)が均等ではなく、この突出壁部44の突出先端面を
通り、中心軸を中心とする円は、シース挿入部40の中
心軸に対して偏心している。また、この偏心に対応し
て、内視鏡挿入部45の対物光学系の位置が点線で示さ
れるように内視鏡先端面中心に対して偏心している。つ
まり、その両者の偏心を合わせれば、対物光学系に近い
側の通路46の部分の断面積を大きくすることができ
る。そして、この断面積が大きくなった通路46の部分
を通じてそれ側に位置するノズル36から強く洗浄液等
を噴射することができる。このように凹部43の内側へ
の突出高さを違えることにより、シース挿入部40内
で、内視鏡挿入部45を偏芯して取り付けられるため、
対物レンズ側に近いノズル36から多量の水が流れ、内
視鏡の対物レンズに対応した部分を最も効果的に集中的
に洗浄することができる。 (第6の実施例)この実施例について、図11を参照し
て説明する。パイプ材60からなるシース挿入部61の
先端に、中心軸側に突き出すフランジ62を設けてな
り、フランジ62の中心軸方向内面部にはノズル63を
形成するための溝64を設けてある。また、このシース
挿入部61のフランジ62と内視鏡挿入部65の内視鏡
先端面66の間には、前述したような防曇処理を施した
透明板67を挟み込むようにしたものである。
【0039】また、この透明板67の外周部には、シー
ス挿入部61の内径より若干小さい円内に収まる複数の
凸部68と、内視鏡挿入部65の外周とほぼ同じ高さの
底部を持つ凹部69とが交互に設けられている。また、
凸部68の頂点を結ぶ円の径は前記フランジ62の内径
より小さい。そして、シース挿入部61のフランジ62
はその透明板67の凸部68に当たり内視鏡先端面66
に透明板67を押し付ける。透明板67と内視鏡先端面
66の間には水が入り込まないように押し付けられる。
また、その間にはあらかじめ水、または透明の粘着剤7
0が満たされている。粘着剤70は、透明でかつ粘着の
高い水溶性物質、また、シリコン系物質等でも良い。
【0040】シース挿入部61にその手元側から、内視
鏡挿入部65を差し込んで図11の(a)で示すように
装着される。そして、前述した実施例の場合のように、
シース挿入部61と内視鏡挿入部65の間に通路71が
形成され、この通路71は前記ノズル63に通じる。
【0041】そこで、前述したようにして通路71に洗
浄用水を流し込むと、その通路71から透明板67の凹
部69で形成されるノズル63を通じて透明板67の外
表面に水が流れる。また、通路71に陰圧を加えると、
透明板67の外表面の水滴が上記経路を逆に通り、手元
側に吸い出される。透明板67は、構造が簡単で極めて
安価に作ることが可能であり、手術ごとに新品のものを
使用することができる。使用後は、この透明板67を捨
てる。また、滅菌を行い再使用することもできる。
【0042】透明板67の表面に施された防曇処理のた
めに、その透明板67に水をかけても曇は発生しない。
また、この透明板67を既存のシースに入れることによ
り、安価で、曇らず、さらに血液等で汚れた観察窓の対
物レンズの外表面を洗浄できる内視鏡装置を提供でき
る。この防曇用シースはその構造が簡単であり、透明板
67から分離できるため、その透明板67の交換が容易
である。
【0043】また、粘着剤70を使用する例では、容易
かつ確実に内視鏡先端面66と透明板67との間の液密
を保つことができる。 (第6の実施例の変形例)図12は前記内視鏡先端面6
6に接合する片面に粘着剤70を塗布した前記透明板6
7を収納する容器75の例を示している。容器75は個
々に透明板67を入れる凹部からなる収納室76を連設
し、各収納室76の開口は剥離可能な滅菌カバー78で
覆われれいる。収納室76は1つのものであってもよ
い。容器75内は滅菌可能で、透明板67はあらかじめ
滅菌処理されてある。容器75の収納室76の中に防曇
処理を施した透明板67を収納する際にはその粘着剤7
0が塗布されている面を上側に向けておく。したがっ
て、滅菌カバー78を剥がし、収納室76の中に内視鏡
挿入部65を差し込めば、その内視鏡先端面66に粘着
剤70が触れ、簡単に透明板67を付けることができ
る。透明板67が貼り付いた状態の内視鏡挿入部65を
前記シース挿入部61に差し込んで使用する。 (第7の実施例)この実施例は図13で示すように、キ
ャップ形透明部材81を用意するものであり、これは内
視鏡挿入部65の先端に被せて前記第6の実施例と同様
にシース挿入部61のフランジ62と内視鏡先端面66
の間でキャップ形透明部材81を挾持する。すなわち、
このキャップ形透明部材81は光学的に平坦な防曇処理
を施した底部82と、内視鏡挿入部65の外径よりわず
かに大きい内径を有する縁部83とを有する。
【0044】また、このキャップ形透明部材81を収納
する容器85を図14で示す。この容器85の収納室7
6に収納されるキャップ形透明部材81には粘着剤86
があらかじめ塗布されていて、その面を上側にして収納
されており、収納室76の開口は剥離可能な滅菌カバー
87で覆われている。また、容器85内は全て滅菌可能
である。
【0045】容器85の滅菌カバー87を剥がして、容
器85の凹部の中へ内視鏡挿入部65を差し込むことに
より、キャップ形透明部材81がその内視鏡先端面66
に貼り付き、貼り付いた状態の内視鏡をシース内に挿入
固定する。
【0046】粘着剤が塗布されていないと、透明板ある
いは、キャップ形透明部材と内視鏡の間に曇が発生する
可能性があるため、透明板、キャップ形透明部材と内視
鏡の間を強く密着させる。もしくは、滅菌された水をい
れる必要があるが、粘着剤が予め塗布されているため、
短時間で、準備が完了する。また、キャップ形透明部材
に至っては、ガタつかない。 (第8の実施例)図15及び16を参照してこの第8の
実施例を説明する。この実施例は既に図11で示した第
6の実施例の構成において、内視鏡挿入部65にその軸
方向に沿うチャンネル91を形成し、この先端開口に対
応位置して同じ大きさまたは僅かに大きい開口92を透
明板67に設けたものである。チャンネル91を形成し
たため、その観察窓部93は内視鏡先端面94の中央に
はなく偏る。また、図16の(b)で示すように、照明
窓部95はチャンネル91と、観察窓部93を避けて三
ケ月状に配置されている。この他は図11で示した第6
の実施例のものと同様である。
【0047】この透明板67の片面には透明な粘着剤7
0が付着され、この粘着剤70により内視鏡先端面94
に密着されている。チャンネル91を通して挿入される
図示しない処置具は、その透明板67の開口92を通っ
て術野に到達する。
【0048】これによれば、曇のないクリアーな像を見
ながら、内視鏡のチャンネル91を通して処置が行うこ
とが出来る。 (第9の実施例)この実施例は防曇用シースの変形例に
ついてのものであり、これを図17および図18を参照
して説明する。この防曇用シース100は、パイプ部材
101の先端部を内側に直角に折り曲げ、または一体成
形により内側に直角に突出するフランジ部102を形成
する。なお、このフランジ部102を折り曲げて形成す
る際には、図18で示すように、そのフランジ部102
となる部分の一部に1以上の切欠き部103を設けれ
ば、その折曲げ加工が容易である。
【0049】この防曇用シース100の先端部の内側に
は、防曇処理を施した板状の透明なカバー部材104が
設置される。この透明なカバー部材104を設置する位
置はフランジ部102の内側面に接する直前の位置がも
っとも好ましい。
【0050】前記カバー部材104は、その外周一部分
104aと、前記フランジ部102の内側面に接触する
部分104bの一部にわたり連続した切欠き溝105が
形成されている。この実施例では上下左右の4か所に形
成されている。そして、この切欠き溝105は前述した
ように防曇用シース100を形成するパイプ部材101
の内面と内視鏡挿入部106の周面の間で形成される通
路107に連通するノズル108を形成する。つまり、
カバー部材104は、前記フランジ部102に接触させ
る接触する部分104bの面をフランジ部102に接着
または溶着するための接触面109としており、この接
触面109をフランジ部102に固定することにより、
空間として残る前記切欠き溝105でノズル108を形
成する。また、カバー部材104は、接着や溶着だけで
なく、フランジ部102と内視鏡先端部で挾持してもノ
ズル108を形成できる。そして、このノズル108の
先端の向きは、シース100の中心軸に対して垂直ある
いはカバー部材104の外表面に向けられる。
【0051】ところで、前記カバー部材104は、前述
した実施例での先端部材や透明板の場合と同様、メタク
リル樹脂(PMMA)や、ポリカーボネート樹脂(P
C)等の透明なものが用いられる。また、サファイア、
ガラス等の透明部材からなるものでもよい。また、カバ
ー部材104は一体成形されているか、もしくは、防曇
処理を施した、透明板に相当する中央部分110を作る
別部材に、接触面109とノズル用切欠き溝105を形
成したリング状の部材を取り付けて作られる。
【0052】防曇処理を施したカバー部材104が先端
部分に挿入されたシース100内に内視鏡挿入部106
を挿入する。この際、内視鏡挿入部106の先端面とカ
バー部材104の間に粘着剤111を塗布することが水
密性および安定性等の理由からは好ましい。また、通路
107を流れる流体は、ノズル108を通り、カバー部
材104の外表面に向けて噴射される。カバー部材10
4の外表面に残った流体は、前述したように通路107
およびノズル108を通じて、吸引あるいは送気をする
ことにより取り除くことができる。このような構成によ
れば、簡単な構成でノズル108を形成できる。 (第10の実施例)この実施例は前記第9の実施例にお
ける防曇用シースの変形例についてのものであり、図1
9で示すように、フランジ部102を透明なカバー部材
104側に向くすり鉢状に深く大きく折り曲げ、その曲
げの内側面に丸みのあるアールを付ける。このフランジ
部102の形状に合わせて密着するように透明なカバー
部材104側の接触面109を形成し、また、その切欠
き溝105を形成することにより、カバー部材104の
外表面に向いたノズル108を形成する。ノズル108
をカバー部材104の外表面に向けることにより、その
カバー面を効率良く洗浄することができる。 (第11の実施例)この実施例は前記第9の実施例にお
ける防曇用シースの変形例についてのものであり、図2
0で示すように、防曇用シース100を形成するパイプ
部材101の先端にワッシャ115を取り付けて内側に
直角に折り曲げたと同じフランジ部102を形成する。
そして、これの内側に前記同様のカバー部材104を取
り付ける。 (第12の実施例)この実施例は前記第9の実施例にお
ける防曇用シースの変形例についてのものであり、図2
1で示すように、防曇用シース100を形成するパイプ
部材101の先端部を、その防曇用シース100の中心
軸に対して斜めに向け、斜視型内視鏡挿入部120を装
着できるようにしたものである。また、同様にして横を
向いて側視型内視鏡に対応できる防曇用シース100を
構成することも可能である。
【0053】さらに、この実施例ではその防曇用シース
100を形成するパイプ部材101の先端部の内壁に内
側に突出する複数、例えば3つまたは4つの凹部121
を周方向において等角間隔で形成し、この凹部121の
突出部125の先端を内視鏡挿入部120の外周面に突
き当て防曇用シース100内における内視鏡挿入部12
0の位置決めを行うようにしている。 (第13の実施例)この実施例は、図22および図23
で示すように、前述したような防曇処理を施した底部を
もつキャップ状の透明板131を、熱収縮チューブ13
2による固定手段を用いて、内視鏡挿入部130の先端
部分に対して直接に取り付けるようにしたものである。
図22で示すように、キャップ状の透明板131は、熱
収縮チューブ132の一端に取着されており、全体とし
てキャップ状の防曇具133として構成されている。
【0054】そして、この防曇具133は、図23で示
すように、内視鏡挿入部130の先端部分に対して被
せ、これを図示しないスコープウォーマーに入れるか、
お湯等につけることにより、その防曇具133を加温す
る。すると、熱収縮チューブ132が収縮して、内視鏡
挿入部130の先端部外周を締め付けて水密的に取付け
固定される。これにより防曇処理を施した透明板131
で内視鏡挿入部130の先端面部を覆い、曇らない内視
鏡装置が容易に得られる。
【0055】このように、防曇具133を内視鏡挿入部
130の先端部に直接的に取り付けることにより、曇ら
ない内視鏡装置が容易に得られる。また、内視鏡挿入部
130の肉太りも抑えられる。内視鏡挿入部130を体
から抜くことなく、常にクリアな視野を確保できるため
手術時間の大幅短縮になる。また、構造が単純なため、
安価で容易に、かつ、確実な効果を得られる。また、防
曇処理効果が無くなったときには、防曇処理を施された
透明部材を容易に交換できるため、常にクリアな視野を
確保できる。
【0056】なお、水密性を確保して防曇具133を内
視鏡挿入部130に取り付けるため、必ずしも必要では
ないが、透明板131の内面側に粘着剤135を付して
内視鏡挿入部130の先端面部に粘着させるようにすれ
ば、その面での水密性や密着性を高めることができる。 (第14の実施例)この実施例は、図24で示すよう
に、前述したような防曇処理を施した透明板131を他
の固定手段で内視鏡挿入部130の先端部分に対して取
り付けるようにしたものである。図24で示すように、
透明板131は、円筒状の固定具141の一端に取着固
定され、その円筒状の固定具141の他端内面には、内
視鏡挿入部130の先端部分の外周に形成されたねじ部
142に螺着してその防曇具143を内視鏡挿入部13
0に着脱自在に固定するようにしたものである。この際
の水密性を高めるため、その間に弾性Oリングを介装し
てもよい。 (第15の実施例)この実施例は、図25で示すよう
に、前述したような防曇処理を施した透明板151を内
視鏡挿入部の先端部分に対して取り付けるためのさらに
他の固定手段を示すものである。図25で示すように、
透明板151は、合成ゴム等からなる弾性円筒部材15
2の一端に取着固定され、その円筒部材152は、前述
したような内視鏡挿入部の先端部分の外周に被嵌され
る。円筒部材152はそれの収縮弾性力によって内視鏡
挿入部の外周を締め付けてその内視鏡挿入部に対して水
密的に密着して着脱自在に固定される。
【0057】図26で示すものは前述した第13の実施
例以降で述べたような防曇具161を、内視鏡挿入部を
覆うカバーシース162の先端に取り付ける一方、カバ
ーシース162の基端ではOリング等の弾性部材163
を用いて内視鏡側に固定する。これによれば、前述した
実施例の効果に加えて、カバーシース162を併用する
ことにより、容易に曇らないカバーシース162が得ら
れる。また、容易に内視鏡の防曇を実現できる。
【0058】前述した説明の態様によれば、以下のよう
な各項の内容が得られる。 1.内視鏡挿入部を挿脱するシースと、このシースの先
端部に設けられ、前記内視鏡挿入部の先端部における少
なくとも観察窓部分を覆い、少なくともその観察窓部分
に対向した透明部分を有し、この透明部分を防曇処理し
たカバー部材と、このカバー部材に設けられ前記観察窓
部分に対向した透明部分の外面に流体を吹き付ける洗浄
用ノズルを具備したことを特徴とする内視鏡用シース装
置。
【0059】2.内視鏡と、内視鏡挿入部を挿脱するシ
ースと、このシースの先端部に設けられ、前記内視鏡挿
入部の先端部における少なくとも観察窓部分を覆い、少
なくともその観察窓部分に対向した透明部分を有し、こ
の透明部分を防曇処理したカバー部材とを具備したこと
を特徴とする内視鏡装置。
【0060】3.内視鏡挿入部を挿脱するシースと、こ
のシースの先端部に設けられ、前記内視鏡挿入部の先端
部における少なくとも観察窓部分を覆い、少なくともそ
の観察窓部分に対向した透明部分を防曇処理した透明な
カバー部材と、このカバー部材に設けられ前記観察窓部
分に対向した透明部分の外面に流体を吹き付ける洗浄用
ノズルを具備したことを特徴とする内視鏡用シース装
置。
【0061】4.前記ノズルは前記カバー部材に孔を設
けて形成したことを特徴とする第1、2、3項に記載の
内視鏡用シース装置または内視鏡装置。 5.内視鏡挿入部の先端部に着脱自在可能に装着される
内視鏡用カバー部材において、前記内視鏡先端部の少な
くとも観察窓部分を覆い、少なくとも観察窓部分に対向
した透明部分を有し、その少なくとも透明部分を防曇処
理を施した内視鏡用カバー部材。
【0062】6.前記内視鏡用シースの先端部にフラン
ジを設け、このフランジで別部材としたカバー部材を支
持することを特徴とする第1、2、3、4項に記載の内
視鏡用シース装置、内視鏡装置または内視鏡用カバー部
材。
【0063】7.前記カバー部材の周部に切欠き状の溝
を設け、この溝と、前記シースまたはフランジとの間の
空間で、前記カバー部材の透明部分の外面に流体を吹き
付ける洗浄用ノズルを形成したことを特徴とする第6項
に記載の内視鏡用シース装置、内視鏡装置または内視鏡
用カバー部材。
【0064】8.前記カバー部材は、透明樹脂製である
ことを特徴とする第1、2、3、4、5、6、7項に記
載の内視鏡装置、内視鏡シース装置またはカバー部材。 9.前記カバー部材は、透明樹脂製の一体成型品である
ことを特徴とする第1、2、3、4、5、6、7項に記
載の内視鏡装置、内視鏡シース装置またはカバー部材。
【0065】10.前記カバー部材は、透明樹脂からな
るシート状の透明板であることを特徴とする第1、2、
4、5、6、7項に記載の内視鏡装置、内視鏡用シース
またはカバー部材。
【0066】11.前記カバー部材または透明板は、透
明なガラスからなることを特徴とする第1、2、4、
5、6、7項に記載の内視鏡装置、内視鏡用シースまた
はカバー部材。
【0067】12.前記カバー部材または透明板を内視
鏡先端面に水密的に取り付ける固定手段を設けたことを
特徴とする第1、2、3、4、5、6、7、8、9項に
記載の内視鏡装置、内視鏡用シースまたはカバー部材。
【0068】13.内視鏡挿入部の先端面部とこれに対
向するカバー部材における透明部との間を粘着材で密閉
することを特徴とする第1、2、3、4、5、6、7、
8項に記載の内視鏡装置、内視鏡用シースまたはカバー
部材。
【0069】14.前記固定部材は、内視鏡挿入部の先
端部またはシースの先端部に被着するゴム等の弾性部材
からなることを特徴とする第1、2、3、4、5、6、
7、8項に記載の内視鏡装置、内視鏡用シースまたはカ
バー部材。
【0070】15.前記固定部材は、内視鏡挿入部の先
端部またはシースの先端部に被着する熱収縮チューブか
らなることを特徴とする第1、2、3、4、5、6、
7、8項に記載の内視鏡装置、内視鏡用シースまたはカ
バー部材。
【0071】16.前記防曇処理は、コーティングから
なることを特徴とする第1、2、3、4、5項に記載の
内視鏡シース、内視鏡装置またはカバー部材。 17.前記防曇処理は、前記透明部の材料の中に防曇用
材料が混入されていることを特徴とする第1、2、3、
4、5項に記載の内視鏡シース、内視鏡装置またはカバ
ー部材。
【0072】18.前記防曇処理は、少なくとも透明部
分に防曇用シート部材を貼り付けてなることを特徴とす
る第1、2、3、4、5項に記載の内視鏡シース、内視
鏡装置またはカバー部材。
【0073】19.前記透明カバー部分と前記洗浄用ノ
ズルを一体に成形した第1、2、3、4、5項に記載の
内視鏡シース装置、内視鏡装置またはカバー部材。 20.前記シースと前記シース先端部に1つ以上の嵌合
部をもつ第1項に記載の内視鏡シース装置。
【0074】21.前記シースの先端と前記カバー部材
の突き合わせ端に1つ以上の嵌合部を有することを特徴
とする第1、2、3、5、4項に記載の内視鏡シース装
置または内視鏡装置。
【0075】22.前記嵌合部は、前記シース周方向と
前記シース先端部周方向に設けられた凹凸による第21
項に記載の内視鏡シース装置または内視鏡装置。 23.前記嵌合部に設けられた凹部内径が、内視鏡挿入
部外径より若干大きい第21項に記載の内視鏡シース装
置または内視鏡装置。
【0076】24.前記嵌合部は、前記シース軸方向に
設けられることを特徴とする第21項に記載の内視鏡シ
ース装置または内視鏡装置。 25.前記内視鏡挿入部を挿脱するシースの内面に、前
記内視鏡挿入部の外周に当たる突出部を設け、その内視
鏡挿入部の、シースに対する中心軸の位置決めを行う位
置決め手段を有することを特徴とする第1、2、3、4
項に記載の内視鏡シース装置または内視鏡装置。
【0077】26.前記ノズルは内視鏡挿入部と前記シ
ースとの間に形成される洗浄用流体の供給通路に連通す
る複数のものが設けられ、前記位置決め手段は前記観察
窓部分に近いノズルに通じる部分の通路の大きくする位
置に前記内視鏡挿入部を位置決めすることを特徴とする
第1、2、3、4、5項に記載の内視鏡シース装置、内
視鏡装置またはカバー部材。
【0078】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、単
純な構造のため、安価にて曇りがない内視鏡を容易に得
ることができる。また、防曇効果が無くなっり、弱くな
ったりしたときには、防曇処理を施された新たな透明部
材と容易に交換できるため、常に、クリアな観察視野を
確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る内視鏡装置の概略
的な全体構成を示す説明図。
【図2】前記内視鏡装置における先端部付近の縦断断面
図。
【図3】図2中A−A線に沿う断面図。
【図4】(a)は前記内視鏡装置における先端カバー部
材の背面図、(b)は(a)中A−A線に沿う断面図。
【図5】前記内視鏡装置におけるシース用パイプ部材と
先端カバー部材の展開斜視図。
【図6】本発明の第2の実施例の内視鏡装置におけるシ
ース用パイプ部材と先端カバー部材の展開斜視図。
【図7】本発明の第3の実施例の内視鏡装置における先
端カバー部材の縦断面図。
【図8】本発明の第4の実施例に係る内視鏡装置の断面
図。
【図9】同じくその内視鏡装置におけるシース用パイプ
部材と先端カバー部材の展開斜視図。
【図10】前記第4の実施例の変形例を示す先端部の断
面図。
【図11】(a)は本発明の第5の実施例に係る内視鏡
装置の先端部の縦断面図、(b)は透明板の正面図。
【図12】本発明の第6の実施例においての透明板を収
納する容器を示す断面図。
【図13】本発明の第7の実施例に係る内視鏡装置の先
端部の縦断面図。
【図14】本発明の第7の実施例においての透明板を収
納する容器を示す断面図。
【図15】本発明の第8の実施例に係る内視鏡装置の断
面図。
【図16】(a)は前記内視鏡装置の断面図、(b)は
透明板を正面から見た図。
【図17】(a)は本発明の第9の実施例に係る内視鏡
装置のシースの斜視図、(b)はカバー部材の斜視図。
【図18】(a)は前記内視鏡装置の先端部の斜視図、
(b)はその先端部の断面図。
【図19】本発明の第10の実施例に係る内視鏡装置の
先端部の断面図。
【図20】本発明の第11の実施例に係る内視鏡装置の
先端部の展開した斜視図。
【図21】本発明の第12の実施例に係る内視鏡装置の
先端部の断面図。
【図22】(a)は本発明の第13の実施例に係るキャ
ップ状の透明板の斜視図、(b)はその断面図。
【図23】同じくその透明板を装着した内視鏡の斜視
図。
【図24】本発明の第14の実施例に係る透明板を内視
鏡挿入部の先端部分に対して取り付ける状態の斜視図。
【図25】本発明の第15の実施例に係る透明板の斜視
図。
【図26】その透明板を内視鏡挿入部の先端部分に対し
て取り付けた状態の説明図。
【符号の説明】
1…硬性内視鏡、2…シース装置、12…シース挿入
部、31…シース用パイプ部材、32…先端カバー部
材、33…観察窓部、34…フランジ部、35…孔、3
6…ノズル、45…内視鏡挿入部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 貴夫 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 岡田 光正 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡挿入部を挿脱するシースと、このシ
    ースの先端部に設けられ、前記内視鏡挿入部の先端部に
    設けられた観察窓部分を少なくとも覆い、少なくともそ
    の観察窓部分に対向した透明部分を有し、この透明部分
    を防曇処理したカバー部材と、このカバー部材に設けら
    れ前記観察窓部分に対向した透明部分の外面に流体を吹
    き付ける洗浄用ノズルを具備したことを特徴とする内視
    鏡用シース装置。
JP6066905A 1993-08-16 1994-04-05 内視鏡用シース装置 Withdrawn JPH07275185A (ja)

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