JP3552268B2 - トラクタ作業機の連結装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、トラクタ作業機の連結装置に関する。
【0002】
【従来の技術、および発明が解決しようとする課題】
トラクタ車体の後方に作業器を取付けたツ−ルバ−を、リンク機構で左右方向へ揺動自在にして連結するとき、作業器を接地させて牽引しながら作業するときは、ツ−ルバ−が中央部位置に引き寄せられて定位置に維持されようとするが、作業器を車体に対して一旦上昇するときは、リンク機構の支持が不安定となって作業器は左右いずれの側へ揺動することが多い。
【0003】
【課題を解決するための手段】
この発明は、トラクタ車体1の後側に横向きにして連結するヒッチバ−2と、このヒッチバ−2の後側において作業器3を取付けるツ−ルバ−4との間を、左右一対の揺動リンク5で左右揺動自在にして連結し、該作業器3を上昇することによりツ−ルバ−4の左右揺動位置を一定位置で自動係止する揺動ストッパ−8,9を設けてなるトラクタ作業機の連結装置の構成とする。
【0004】
【作用、および発明の効果】
トラクタ車体1に連結される作業器3は、車体1に対して下降された姿勢で作業することができる。ヒッチバ−2によって牽引され、左右の揺動リンク5を介して連結されるツ−ルバ−4及びこの作業器3は、土壌面との間の抵抗及び車体1の牽引力等によって、車体1の後方における幅方向一定位置に維持される。このとき揺動ストッパ−8,9は係止されない。非作業時にこれらヒッチバ−2を車体1に対して上昇することにより、揺動リンク5、及びツ−ルバ−4等と共に作業器3が土壌面上方へ上昇される。このとき揺動ストッパ−8,9は、係止位置に対向して、ヒッチバ−2に対してツ−ルバ−4が左右方向へ揺動すると相互に係止されて、一定以上の左右方向の揺動を阻止される。
【0005】
このように、ツ−ルバ−4の左右揺動を係止する揺動ストッパ−8,9は、これらヒッチバ−2、揺動リンク5、及びル−ルバ−4等を介して連結される作業器3の下降によっては係止しないが、上昇によって係止しうる状態となるため、上昇時の作業器3の安定した吊上姿勢を自動的維持でき、操作簡単である。
【0006】
【実施例】
トラクタは四輪駆動走行形態で、車体1の後部にはリフトア−ム10を油圧シリンダ−で昇降制御するように設け、このリフトア−ム10の後端にヒッチ11を介して左右方向のヒッチバ−2が連結される。12は後車輪である。ヒッチバ−2は車体1直後方で中央部に位置し、この後方に左右一対の揺動リンク5によって作業器3を配置するツ−ルバ−4を左右揺動自在に連結する。
【0007】
これらツ−ルバ−4の連結は、ヒッチバ−2に対する左右の揺動ピボット6間のヒッチバ−間隔Aよりも、ツ−ルバ−4に対する左右の揺動ピボット7間のツ−ルバ−間隔Bを長くできるようにして連結している。これ各揺動ピボット6を有するピボットメタルBはヒッチバ−2に対して左右移動自在にして嵌合し、調節位置を締付ボルト14で固定できる。又、揺動ピボット7を有するピボットメタル15はツ−ルバ−4に固定しているが、該ピボットメタル13と同様に移動調節できる構成とするもよい。
【0008】
作業器3は、溝切用の培土器を例示し、ツ−ルバ−4の下方に取付メタル16及び締付ボルト17で横方向へ移動調節可能に取付けられる。
ストッパ−8,9は、これらヒッチバ−2と、揺動リンク5との間に設けられ、左右の揺動リンク5の内側にブラケット18によってストッパ−ア−ム19のボス部20が枢支される。この枢支ピン21は揺動リンク5に直角な上下の方向に対して適宜の傾斜角Cを有し、この揺動リンク5等が、リフトア−ム10の昇降によって、水平位置乃作業位置に下動した位置にあるときは、このストッパ−ア−ム19の先端部の揺動ストッパ−9側が後方下部へ向うように非係止位置Dへ自重回動し(図2)、又、揺動リンク5等が、非作業位置へ上昇されたときは(図3)、このストッパ−ア−ム19が逆に前方下部へ向うように係止位置Eへ自重回動する構成としている。
【0009】
このようにストッパ−ア−ム19の前側への回動位置に対向してヒッチバ−2の中央部にはストッパ−8が突出形成され、前側へ回動した状態のストッパ−ア−ム19が、揺動リンク5の左右揺動に伴って移動すると、この先端のストッパ−9がヒッチバ−2のストッパ−8に係止して、それ以上の揺動リンク5の揺動を阻止する。
【0010】
このため、作業器3がツ−ルバ−4と共に上昇位置にあるときは、ストッパ−ア−ム19は係止位置Eにあってストッパ−8,9の係止しうる状態にあり、作業器3は車体1後方の左右中央部に位置させる。又、下降位置にあるときは、左右に揺動自在でトラクタ車体1による牽引方向に従って揺動でき、図1の場合は、左右の作業器3は、直進時はもとより曲進時でも、後車輪12の軌跡上を進行する関係に設定されている。
【0011】
23はばねで、ツ−ルバ−4と各揺動リンク5との間に亘って引張用として張圧され、ツ−ルバ−4のヒッチバ−2に対する平行状態、即ち作業器3の直進位置への復帰、及び復帰位置を安定させる。
図4,図5において、上例と異なる点は、前記ストッパ−ア−ム19の非係止位置Dの姿勢を適宜範囲ばね22で揺動リンク5に対して受けるようにしたもので、係止位置E側への作動を行われ易くするものである。
【0012】
図6〜図8において、上例と異なる点は、前記ストッパ−ア−ム19を規制するレバ−24を設けたもので、このレバ−24は、前記ヒッチ11と一体のブラケット25に揺動自在に支持されて、ヒッチバ−2の昇降によって自重で前後に回動することができ、このレバ−24の基部には前記各ストッパ−ア−ム19を係止しうる規制部26を設ける。
【0013】
作業器3を引上げる前に手動でレバ−24を後方へ倒し、ストッパ−ア−ム19を揺動規制の位置へ倒す(図7)。作業器3上昇させるとき、重心変化でレバ−24が自然に前倒れになり(図8)、下降されるときはストッパ−9はストッパ−8との係合から解除されて培土作業が可能となる。
図9において、上例と異なる点は、作業器3として培土ディスクをツ−ルバ−4に沿って多数配置したものである。揺動リンク5の左右揺動によって曲進走行でも各作業器3による培土作業が平行状に行われる。
【0014】
図10〜図12において、上例と異なる点は、前記各対の培土ディスク31,32の平面視における角度を調節できるようにしたもので、ステ−33に対するスライダ−34の前後位置を移動させて、ステ−33に対する培土ディスク31,32の向きを固定するア−ムリンク35,36の角度を変更調節できる。取付メタル16は、ツ−ルバ−4の方向へ移動調節できるが、ステ−33はこの取付メタル16に対して取付杆37で上下調節できる。左右一対の培土ディスク31,32が該ア−ムリンク35,36によってステ−33に取付けられる。
【0015】
このア−ムリンク35は、ステ−33に対して前後方向へ回動自在に枢支38され、この枢支部38の位置も調節孔40に従って調節できる。下方に一体的にして突出するディスクア−ム39の下端には、培土ディスク31,32が回転自在に取付けられ、又、ア−ムリンク36がこのディスクア−ム39と、ステ−33に対して前後移動調節可能のスライダ−34との間に枢支連結されて、このスライダ−34の移動によってディスクア−ム39及び培土ディスク31,32の位置や角度を調節できる。培土畝の幅及び高さが調節される。
【0016】
図13,図14において、上例と異なる点は、四辺リンク41を用いて、左右一対の培土ディスク42の角度を調節するもので、調節ハンドル43の回動で、メタル44をねじ部45によって前後移動させ、この四辺リンク41の前端の開閉支点Pを中心にして左右に開閉調節される。46はリンク41に一体のディスクア−ムで、下端に培土ディスク42を回転自在に設ける。47はヒッチバ−2に沿って取付けた取付メタルで、各取付メタル47には、一対の培土ディスク42を有したホルダ−48を取付けて上下調節できる取付杆49を着脱できる。
【0017】
図15,図16において、上例と異なる点は、前記ねじ部45に代えて、上方の取付メタル47部に設けたハンドル43を回わすことによってねじ部50を上下動することにより、ワイヤ−51を経てばね52に抗して四辺リンク41の開閉を行うメタル44を前後へ移動させるもので、遠隔操作で培土ディスク42の開閉角を調節する。
【0018】
図17において、上例と異なる点は、前記作業器3としてカルチベ−タを用いたもので、この各カルチベ−タ後側の左右培土板53の開閉調節を、トラクタ車体1の操縦席54近くに設ける調節レバ−55によってワイヤ−56を介して連動し、広狭に遠隔調節するものである。培土板53はクロスリンク57とばね58とによって、常時拡張される方向に付勢され、このクロスリンク57の開きを、ワイヤ−56のインナ−とアウタ−との関係によってばね58に抗して狭くすることによって、培土板53の開き角度を調節できる。59はレバ−55の調節位置を係止するレバ−ガイド、60はカルチベ−タの底部を支持する尾輪である。
【図面の簡単な説明】
【図1】平面図。
【図2】その一部の作用を示す側面図。
【図3】その一部の作用を示す側面図。
【図4】その一部別実施例を示す側面図。
【図5】その斜視図。
【図6】一部別実施例を示す平面図。
【図7】その一部の側面図。
【図8】その作用を示す側面図。
【図9】一部別実施例を示す平面図。
【図10】一部別実施例を示す斜面図。
【図11】その背面図。
【図12】その一部の平面図。
【図13】培土ディスク部の平面図。
【図14】その側面図。
【図15】一部別実施例の平面図。
【図16】その側面図。
【図17】一部背面図、側面図で示すカルチベ−タの平面図。
【符号の説明】
1 車体
2 ヒッチバ−
3 作業器
4 ツ−ルバ−
5 揺動リンク
6 揺動ピボット
7 揺動ピボット
8 揺動ストッパ−
9 揺動ストッパ−
Claims (1)
- トラクタ車体1の後側に横向きにして連結するヒッチバ−2と、このヒッチバ−2の後側において作業器3を取付けるツ−ルバ−4との間を、左右一対の揺動リンク5で左右揺動自在にして連結し、該作業器3を上昇することによりツ−ルバ−4の左右揺動位置を一定位置で自動係止する揺動ストッパ−8,9を設けてなるトラクタ作業機の連結装置。
Priority Applications (1)
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JP07910794A JP3552268B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | トラクタ作業機の連結装置 |
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JP07910794A JP3552268B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | トラクタ作業機の連結装置 |
Publications (2)
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JPH07284301A JPH07284301A (ja) | 1995-10-31 |
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ID=13680683
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JP07910794A Expired - Fee Related JP3552268B2 (ja) | 1994-04-19 | 1994-04-19 | トラクタ作業機の連結装置 |
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JP (1) | JP3552268B2 (ja) |
Cited By (2)
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JP2014223032A (ja) * | 2013-05-15 | 2014-12-04 | 株式会社富士トレーラー製作所 | 圃場溝掘機 |
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1994
- 1994-04-19 JP JP07910794A patent/JP3552268B2/ja not_active Expired - Fee Related
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