JP3551616B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ヘリキャルスキャン方式の磁気記録再生装置において、ヘッドシリンダをデッキベースに固定するヘッドシリンダの固定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ヘリキャルスキャン方式を採用する磁気記録再生装置においては、一般に、ヘッドシリンダをデッキベースに対して傾斜させて取り付ける。図11(a),(b)は、ヘリキャルスキャン方式を採用する装置のヘッドシリンダの固定装置を概略的に示す平面図と正面図である。図11(a),(b)に示されるように、従来のヘッドシリンダの固定装置においては、デッキベース51上に台座52をねじ53,54,55を用いて固定する。底面56aにねじ穴56b,56cを有するヘッドシリンダ56は、台座52上に載せて、デッキベース51の下から(又は、全体を裏返して上から)、ねじ57,58を用いて固定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のヘッドシリンダの固定装置においては、ヘッドシリンダ56の取り付け又は取り外しに際して、デッキベース51の裏側からねじ57,58を取り付け又は取り外さなければならず、デッキベース51の姿勢を反転させる作業が必要になる等して、作業性が悪いという問題があった。
【0004】
また、ヘッドシリンダ56は台座52を介してデッキベース51上に設置されているので、ヘッドシリンダ56に装備された磁気ヘッド59の高さやヘッドシリンダ56の回転シリンダ60の中心軸61の傾斜角の精度が、デッキベース51、台座52、及びヘッドシリンダ56の3つの部材の誤差によって左右されるため、誤差が累積して、ヘッドシリンダ56の位置精度が悪くなるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明の目的は、容易に取り付け又は取り外しができ、ヘッドシリンダの位置精度を高くすることができるヘッドシリンダの固定装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1の磁気記録再生装置は、磁気ヘッドを備えたヘッドシリンダと、デッキベースとを有する磁気記録再生装置において、
上記ヘッドシリンダの底面に備えられ、上記ヘッドシリンダに対向する上面及びその反対の面である下面を有し、かつ形状が第1及び第2の端部を有するほぼ円弧状であり、上記第1の端部と上記ヘッドシリンダの中心軸とを結ぶ第1の線と、上記第2の端部と上記ヘッドシリンダの中心軸とを結ぶ第2の線とがなす角度が180゜より大なるフランジ部と、
上記フランジ部の下面に備えられた当接手段と、
上記フランジ部の上面に接触する係合部を有し、上記当接手段を上記デッキベースの上面に当接させた状態で、上記係合部により上記フランジ部の上面に上記デッキベースに向かう力を、上記フランジ部の少なくとも上記第1の端部近傍、上記第2の端部近傍、及び上記第1の端部と上記第2の端部との間に付与することによって上記ヘッドシリンダを上記デッキベース上に固定する弾性プレートと、
上記デッキベースの上面に形成されたねじ穴と、
上記ねじ穴に係合させることによって、上記弾性プレートを上記デッキベースに固定するねじとを有することを特徴としている。
【0007】
また、請求項2の磁気記録再生装置は、上記ヘッドシリンダが、上記デッキベースに固定される固定ドラムと、上記固定ドラム上に備えられる回転ドラムとを有し、上記フランジ部と、上記当接手段とが、上記固定ドラムの底面に、上記固定ドラムと一体的に備えられていることを特徴としている。
【0008】
また、請求項3の磁気記録再生装置は、上記当接手段が、上記デッキベースに当接する第1乃至第3の当接部を有し、上記固定ドラムの底面からの上記第3の当接部の高さが、上記固定ドラムの底面からの上記第1の当接部の高さ及び上記第2の当接部の高さのいずれよりも高いことを特徴としている。
【0009】
また、請求項4の磁気記録再生装置は、上記ヘッドシリンダの底面に、突起部を備え、上記デッキベースに、凹部を備え、上記突起部を上記凹部に係合させた状態で、上記弾性プレート及び上記ねじにより上記ヘッドシリンダを上記デッキベース上に固定することを特徴としている。
【0010】
また、請求項5の磁気記録再生装置は、上記ヘッドシリンダに備えられた上記突起部が、第1及び第2のボスから構成されており、上記デッキベースに備えられた上記凹部が、第1及び第2の貫通孔から構成されており、上記第1のボスが上記第1の貫通孔に係合し、上記第2のボスが上記第2の貫通孔に係合することを特徴としている。
【0013】
また、請求項6の磁気記録再生装置は、上記弾性プレートの係合部が、上記第1乃至第3の当接部付近に係合する第1乃至第3の係合部からなることを特徴としている。
【0014】
また、請求項7の磁気記録再生装置は、上記弾性プレートが、上記フランジ部の上記第1の端部又は上記第2の端部のいずれかに当接することによって、上記フランジ部に対する上記弾性プレートの位置を決める回転止め部を有することを特徴としている。
【0015】
また、請求項8の磁気記録再生装置は、上記弾性プレートが、上記フランジ部の上記第1の端部側に係合する第1の弾性プレートと、上記フランジ部の上記第2の端部側に係合する第2の弾性プレートとを有することを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明のヘッドシリンダの固定装置の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0017】
実施の形態1
図1は、本発明の実施の形態1によるヘッドシリンダの固定装置の各構成の形状を概略的に示す斜視図である。また、図2(a),(b)は、図1のヘッドシリンダを拡大して示す正面図及び底面図である。また、図3乃至図7は、ヘッドシリンダの固定の仕方及び固定の手順を示す説明図である。
【0018】
図1及び図2(a),(b)に示されるように、ヘッドシリンダ1は、磁気テープ(図示せず)をガイドするリード溝(図示せず)を持つ下ドラム(L/D)2を有する。この下ドラム2は、弾性プレート30及び第1及び第2のねじ40,41によってデッキベース20上に固定される。また、ヘッドシリンダ1は、下ドラム2上に備えられ、回転中心(S/D)3を中心に回転する上ドラム(U/D)4を有する。この上ドラム4には、磁気ヘッド5が備えられており、また、上ドラム4上には、この上ドラム4を回転させるモータドラム(M/D)6が備えられている。
【0019】
また、下ドラム2の底面2aには、弾性プレート30が係合するフランジ部7と、デッキベース20の上面に当接する第1乃至第3の当接部8,9,10と、第1及び第2のボス11,12とが、下ドラム2と一体的に又は下ドラム2の底面2aに接合させることによって備えられている。第1乃至第3の当接部8,9,10は、デッキベース20の上面に当接することによって、デッキベース20に対するヘッドシリンダ1の傾きを決定し、第1及び第2のボス11,12は、デッキベース20の第1及び第2の貫通孔21,22に係合してデッキベース20に対するヘッドシリンダ1の位置を決定する。尚、図1には、位置決め用の2本のボスが備えられているが、この数は2本に限定されない。また、デッキベース20に形成された第1及び第2の貫通孔21,22は必ずしもデッキベースを貫通している必要はなく、第1及び第2のボス11,12に係合する深さを持つものであれば、溝であってもよい。
【0020】
また、図2(b)に示されるように、下ドラム2の底面2aをその正面から見たときのフランジ部7の形状はほぼ円弧状であり、フランジ部7の第1の端部7aとヘッドシリンダ1の中心軸AXとを結ぶ第1の線7cと、フランジ部7の第2の端部7bと中心軸AXとを結ぶ第2の線7dとがなす角度αが約190゜に設定されている。但し、角度αは、190゜に限定されず、180゜以上の他の値でもよい。
【0021】
さらに、下ドラム2の底面2aからの第1及び第2の当接部8,9の高さは同じであり、下ドラム2の底面2aからの第3の当接部10の高さは、第1及び第2の当接部8,9の高さよりも高い。第1乃至第3の当接部8,9,10の先端は、デッキベース20の表面に当接するように平面に形成されており、第1乃至第3の当接部8,9,10の先端の平面は、図2(a)に示されるように、下ドラム2の底面2aを含む平面(又はフランジ部7を含む平面)に対して角度θ1の傾斜を持っている。
【0022】
さらにまた、図1に示されるように、デッキベース20には、第1及び第2のねじ穴23,24と、切欠き孔25とが備えられている。
【0023】
また、図3の下側に示されるように、底面を正面から見たときの弾性プレート30の形状はフランジ部7の角度αにほぼ等しい(又は、僅かに大きい)中心角を有するほぼ円弧状である。弾性プレート30は、例えば、厚さ1.6[mm]の板金製である。弾性プレート30は、円弧状の基部30aと、フランジ部7に係合するように基部7a側に突き出た第1乃至第3の係合部30b,30c,30dを有する。また、弾性プレート30は、基部30aの外周から折り曲げられ先端をデッキベース20の上面に当接させる第1及び第2の脚部31,32を有する。脚部31,32の先端平面部には第1及び第2のねじ40,41を挿通させる貫通孔31a,32aがそれぞれ備えられている。ここで、図3に示されるように、貫通孔31aが大径に形成されているのは、貫通孔31aがデッキベース20のねじ穴23に確実に重なることができるようにするためである。また、図5の上側に示されるように、第1及び第2の脚部31,32の先端平面部は、基部30aを含む平面に対して角度θ2の傾斜を持つている。
【0024】
次に、ヘッドシリンダ1を弾性プレート30及び第1及び第2のねじ40,41を用いてデッキベース20上に固定する手順について説明する。
【0025】
先ず、図3に示されるように、フランジ部7に向けて弾性プレート30をA方向に差し込み、次に、図4に示されるように、弾性プレート30の回転止め部30eがフランジ部7の第1の端部7aに当接するまで反時計方向(B方向)に回動させて、図5に示される状態にする。このとき、弾性プレート30の第1乃至第3の係合部30b,30c,30dはそれぞれ、下ドラム2の底面2aに設けられた第1乃至第3の当接部8,9,10近傍に係合する。
【0026】
次に、図1又は図6に示されるように、第1のボス11がデッキベース20の第1の貫通孔21に係合し、第2のボスがデッキベース20の第2の貫通孔22に係合するように弾性プレート30を備えたヘッドシリンダ1をデッキベース20上に載せる。このとき、図6に示されるように、弾性プレート30の第1及び第2の脚部31,32(図6には、第2の脚部32のみを示す。)の先端平面部とデッキベース20の上面には間隔hが開いている。
【0027】
次に、図7(a)に概念的に示されるように、ねじ40,41(図7(a)には、ねじ41のみを示す。)を弾性プレート30の第1及び第2の脚部31,32(図7(a)には、第2の脚部32のみを示す。)の貫通孔31a,32a(図7(a)には、貫通孔32aのみを示す。)を通して、デッキベース20のねじ穴23,24(図7(a)には、ねじ穴24のみを示す。)に差し込む。そして、図7(b)に概念的に示されるように、ねじ40,41を締め付ける(図7(b)には、ねじ41のみを示す。)ことによって、弾性プレート30の第1及び第2の脚部31,32(図7(b)には、第2の脚部32のみを示す。)はデッキベース20の上面に当接し、間隔hがなくなる。このとき、弾性プレート30の第1乃至第3の係合部30b,30c,30d(図7(b)には、第3の係合部30dのみを示す。)及び基部30aは、ねじ40,41の締め付けによって撓み、フランジ部7にデッキベース20に向かう力Cを付与して、ヘッドシリンダ1をデッキベース20に固定する。
【0028】
以上説明したように、実施の形態1によれば、第1及び第2のボス11,12をデッキベース20の貫通孔21,22に係合させ、かつ、第1乃至第3の当接部8,9,10をデッキベース20の上面に当接させた状態で、弾性プレート30及び第1及び第2のねじ40,41を用いてフランジ部7にデッキベース20に向かう力を付与することによって、ヘッドシリンダ1をデッキベース20に固定しているので、デッキベースに台座をねじ止めし、さらにヘッドシリンダを台座にねじ止めする従来例の場合に比べ、ヘッドシリンダ1の取り付け又は取り外しが容易になる。また、ヘッドシリンダ1の取り付け又は取り外しに際して、デッキベース20を裏返す必要がないので、ヘッドシリンダ1の取り付け又は取り外しのための作業量を軽減させることができる。
【0029】
さらに、特に、ヘッドシリンダ1と第1乃至第3の当接部8,9,10とを一体的に構成した場合には、ヘッドシリンダ1とデッキベース20の間に従来例のように別個の部材である台座を介在させていないので、デッキベース20に対するヘッドシリンダ1の位置精度を高くすることができる。
【0030】
実施の形態2
図8は、本発明の実施の形態2によるヘッドシリンダの固定装置の第1の弾性プレート42を示す底面図であり、図9(a),(b)は、実施の形態2によるヘッドシリンダの固定装置の第2の弾性プレート43を示す正面図と底面図であり、図10は、第1及び第2の弾性プレート42,43がフランジ部7に係合した状態を示す説明図である。
【0031】
実施の形態2によるヘッドシリンダの固定装置は、第1及び第2の弾性プレート42,43の形状のみが実施の形態1(図1乃至図7)のものと相違する。従って、図10において、第1及び第2の弾性プレート42,43以外の構成については、図1乃至図7の構成と同一であるので、同一の符号を付す。
【0032】
図8及び図10に示されるように、第1の弾性プレート42は、フランジ部7の第1の当接部8側に係合する。第1の弾性プレート42は、フランジ部7に係合する第1の係合部42aと、回転止め部42bと、図1(実施の形態1)における第1の脚部31と同様な形状を持つ脚部44と、これに形成された貫通孔44aとを有する。
【0033】
また、図9(a),(b)及び図10に示されるように、第2の弾性プレート43は、フランジ部7の第2の当接部9側に係合する。第2の弾性プレート43は、フランジ部7に係合する第2の係合部43aと、フランジ部7に係合する第3の係合部43bと、図1(実施の形態1)における第2の脚部32と同様な形状を持つ脚部45と、これに形成された貫通孔45aとを有する。
【0034】
実施の形態2のヘッドシリンダの固定装置によれば、弾性プレートが2つに分割されているので、ヘッドシリンダ1をデッキベース20上に置いた後に第1及び第2の弾性プレート42,43をフランジ部7に係合させることができる。
【0035】
実施の形態2のヘッドシリンダの固定装置において、上記以外の点は上記実施の形態1の場合と同一である。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、当接手段をデッキベースに当接させた状態で、弾性プレートによりフランジ部にデッキベースに向かう力を付与することによって、ヘッドシリンダをデッキベースの上面に固定しているので、ヘッドシリンダの取り付け又は取り外しが容易になるという効果がある。また、デッキベースの上面のねじ穴及びねじを用いて、弾性プレートをデッキベースに固定しているので、ヘッドシリンダの取り付け又は取り外しに際してデッキベースを裏返す必要がないので、取り付け又は取り外しのための作業量を軽減させることができるという効果がある。さらに、ヘッドシリンダとデッキベースの間に台座を介在させていないので、デッキベースに対するヘッドシリンダの位置精度を高くすることができるという効果がある。
また、弾性プレートの端部とヘッドシリンダの中心軸とを結ぶ線がなす角度を180゜より大きくすることによって、ヘッドシリンダを安定してデッキベース上に固定することができるという効果がある。
【0037】
また、請求項2の発明によれば、フランジ部と、当接手段とを固定ドラムと一体的に形成しているので、デッキベースに対するヘッドシリンダの位置精度を一層高くすることができるという効果がある。
【0038】
また、請求項3の発明によれば、第3の当接部の高さが、第1の当接部の高さ及び第2の当接部の高さのいずれよりも高くすることによって、ヘリキャルスキャン方式に必要なヘッドシリンダの傾きを正確に持たせることができるという効果がある。
【0039】
また、請求項4の発明によれば、ヘッドシリンダの下部に備えられた突起部をデッキベースの凹部に係合させているので、デッキベース上におけるヘッドシリンダの位置を正確に設定することができるという効果がある。
【0040】
また、請求項5の発明によれば、ヘッドシリンダの下部に備えられた突起部を第1及び第2のボスから構成し、デッキベースの凹部を第1及び第2の貫通孔から構成し、第1のボスが第1の貫通孔に係合し、第2のボスが第2の貫通孔に係合させているので、デッキベース上におけるヘッドシリンダの位置をより一層正確に設定することができるという効果がある。
【0043】
また、請求項6の発明によれば、弾性プレートに、フランジ部の第1乃至第3の当接部付近に係合する第1乃至第3の係合部を備えることによって、ヘッドシリンダを安定してデッキベース上に固定することができるという効果がある。
【0044】
また、請求項7の発明によれば、弾性プレートの回転止め部を、フランジ部の第1又は第2の端部のいずれかに当接させることによって、フランジ部に対する弾性プレートの位置を適切な位置に簡単に設定できるという効果がある。
【0045】
また、請求項8の発明によれば、弾性プレートが2つに分割されているので、ヘッドシリンダをデッキベース上に置いた後に第1及び第2の弾性プレートをフランジ部に簡単に係合させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1によるヘッドシリンダの固定装置の各構成の形状を概略的に示す斜視図である。
【図2】(a),(b)は、図1のヘッドシリンダを拡大して示す正面図及び底面図である。
【図3】実施の形態1のヘッドシリンダの固定の手順を示す説明図(その1)である。
【図4】実施の形態1のヘッドシリンダの固定の手順を示す説明図(その2)である。
【図5】実施の形態1のヘッドシリンダの固定の手順を示す説明図(その3)である。
【図6】実施の形態1のヘッドシリンダの固定の手順を示す説明図(その4)である。
【図7】(a),(b)は、実施の形態1のヘッドシリンダの固定の仕方を示す説明図である。
【図8】本発明の実施の形態2によるヘッドシリンダの固定装置の第1の弾性プレートを示す底面図である。
【図9】(a),(b)は、実施の形態2によるヘッドシリンダの固定装置の第2の弾性プレート43を示す正面図と底面図である。
【図10】実施の形態2の第1及び第2の弾性プレートがフランジ部に係合した状態を示す説明図である。
【図11】(a),(b)は、ヘリキャルスキャン方式を採用する装置のヘッドシリンダの固定装置を概略的に示す正面図と側面図である。
【符号の説明】
1 ヘッドシリンダ、 2 下ドラム、 2a 底面、 3 回転中心、 4上ドラム、 5 磁気ヘッド、 7 フランジ部、 7a 第1の端部、 7b 第2の端部、 8 第1の当接部、 9 第2の当接部、 10 第3の当接部、 11 第1のボス、 12 第2のボス、 20 デッキベース、 21 第1の貫通孔、 22 第2の貫通孔、 23 第1のねじ穴、 24 第2のねじ穴、 30 弾性プレート、 30a 基部、 30b 第1の係合部、 30c 第2の係合部、 30d 第3の係合部、 30e 回転止め部、31,44 第1の脚部、 32,45 第2の脚部、 40 第1のねじ、41 第2のねじ、 42 第1の弾性プレート、 43 第2の弾性プレート。
Claims (8)
- 磁気ヘッドを備えたヘッドシリンダと、デッキベースとを有する磁気記録再生装置において、
上記ヘッドシリンダの底面に備えられ、上記ヘッドシリンダに対向する上面及びその反対の面である下面を有し、かつ形状が第1及び第2の端部を有するほぼ円弧状であり、上記第1の端部と上記ヘッドシリンダの中心軸とを結ぶ第1の線と、上記第2の端部と上記ヘッドシリンダの中心軸とを結ぶ第2の線とがなす角度が180゜より大なるフランジ部と、
上記フランジ部の下面に備えられた当接手段と、
上記フランジ部の上面に接触する係合部を有し、上記当接手段を上記デッキベースの上面に当接させた状態で、上記係合部により上記フランジ部の上面に上記デッキベースに向かう力を、上記フランジ部の少なくとも上記第1の端部近傍、上記第2の端部近傍、及び上記第1の端部と上記第2の端部との間に付与することによって上記ヘッドシリンダを上記デッキベース上に固定する弾性プレートと、
上記デッキベースの上面に形成されたねじ穴と、
上記ねじ穴に係合させることによって、上記弾性プレートを上記デッキベースに固定するねじとを有することを特徴とする磁気記録再生装置。 - 上記ヘッドシリンダが、上記デッキベースに固定される固定ドラムと、上記固定ドラム上に備えられる回転ドラムとを有し、
上記フランジ部と、上記当接手段とが、上記固定ドラムの底面に、上記固定ドラムと一体的に備えられている
ことを特徴とする請求項1に記載の磁気記録再生装置。 - 上記当接手段が、上記デッキベースに当接する第1乃至第3の当接部を有し、
上記固定ドラムの底面からの上記第3の当接部の高さが、上記固定ドラムの底面からの上記第1の当接部の高さ及び上記第2の当接部の高さのいずれよりも高い
ことを特徴とする請求項2に記載の磁気記録再生装置。 - 上記ヘッドシリンダの底面に、突起部を備え、
上記デッキベースに、凹部を備え、
上記突起部を上記凹部に係合させた状態で、上記弾性プレート及び上記ねじにより上記ヘッドシリンダを上記デッキベース上に固定する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の磁気記録再生装置。 - 上記ヘッドシリンダに備えられた上記突起部が、第1及び第2のボスから構成されており、
上記デッキベースに備えられた上記凹部が、第1及び第2の貫通孔から構成されており、
上記第1のボスが上記第1の貫通孔に係合し、上記第2のボスが上記第2の貫通孔に係合する
ことを特徴とする請求項4に記載の磁気記録再生装置。 - 上記弾性プレートの係合部が、上記第1乃至第3の当接部付近に係合する第1乃至第3の部分からなることを特徴とする請求項3に記載の磁気記録再生装置。
- 上記弾性プレートが、上記フランジ部の上記第1の端部又は上記第2の端部のいずれかに当接することによって、上記フランジ部に対する上記弾性プレートの位置を決める回転止め部を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の磁気記録再生装置。
- 上記弾性プレートが、上記フランジ部の上記第1の端部側に係合する第1の弾性プレートと、上記フランジ部の上記第2の端部側に係合する第2の弾性プレートとを有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一つに記載の磁気記録再生装置。
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