JP3107158B2 - フロッピ−ディスク装置の磁気ヘッド支持シ−ト - Google Patents

フロッピ−ディスク装置の磁気ヘッド支持シ−ト

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JP3107158B2 JP10283549A JP28354998A JP3107158B2 JP 3107158 B2 JP3107158 B2 JP 3107158B2 JP 10283549 A JP10283549 A JP 10283549A JP 28354998 A JP28354998 A JP 28354998A JP 3107158 B2 JP3107158 B2 JP 3107158B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフロッピーディスク装置
における磁気ヘッドを支持するためのシートに関する。
【0002】
【従来の技術】典型的なフロッピーディスク装置におい
ては磁気ヘッドがジンバル支持構成のシートに支持され
ている。この種のヘッド支持機構において、ジンバル支
持シートのジンバル動作を抑制するため又は共振現象を
抑制するためにジンバル支持のために形成されている溝
の一部を弾性樹脂で覆うことがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記目的の
ための弾性樹脂をジンバル支持シート上の所定の領域に
限定して塗布することには困難を伴なった。即ち、流動
性を有する樹脂を支持シート上の所定領域に所定量塗布
してもこの樹脂の広がりがあり、所望領域に限定的に樹
脂層を形成することが難しかった。樹脂層を所定領域に
形成することができなければ、ジンバル動作の抑制効果
又は共振の抑制効果を目標通りに得ることができない。
【0004】そこで、本発明の目的は、樹脂層を所望領
域に形成することが可能な磁気ヘッド支持シートを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、前記磁気ヘッドを固着するための中央領域
と、前記中央領域を溝を介して囲むように形成された環
状の中間領域と、前記中央領域と前記中間領域とを第1
の仮想直線上において連結するための1対の第1の細条
領域と、前記中間領域の少なくとも一部を溝を介して囲
むように形成された外部領域と、前記第1の仮想直線に
直交する第2の仮想直線上において前記中間領域と前記
外部領域とを連結するための1対の第2の細条領域とを
備えたフロッピーディスク装置の磁気ヘッド支持シート
であって、前記中央領域と前記中間領域との内の少なく
とも一方に溝を狭めるように形成された第1及び第2の
突出部分を有し、前記第1の突出部分は前記1対の第2
の細条領域の一方と前記中央領域との間において前記第
2の仮想直線上に配置され、前記第2の突出部分は前記
1対の第2の細条領域の他方と前記中央領域との間にお
いて前記第2の仮想直線上に配置され、前記第1及び第
2の突出部分は台形状にそれぞれ形成され且つその中間
に凹部をそれぞれ有し、前記中央領域の回動を抑制する
ため及び共振を防止するために前記中央領域と前記中間
領域とにまたがるように樹脂を塗布するための第1及び
第2の樹脂塗布予定領域が設けられ、前記第1及び第2
の樹脂塗布予定領域に前記第1及び第2の突出部分が含
まれていることを特徴とする磁気ヘッド支持シートに係
わるものである。
【0006】
【発明の作用及び効果】本発明の支持シートにおける突
出する部分は樹脂の流れの範囲を限定する働きを有す
る。即ち、突出部分又はこの近くに流動性を有する樹脂
を塗布すると、樹脂の流れによる広がりが生じるが、突
出部分の両端において樹脂の広がりが制限され、限定さ
れた領域に樹脂層を形成することが可能になる。これに
より、ジンバル動作の抑制効果及び共振の抑制効果を目
標通り得ることができる。また、突出部分が台形状即ち
先細状に形成されているので、台形状の突出部分の幅の
狭い先端において樹脂を中央領域から中間領域にまたが
せることができる。従って、狭い幅の樹脂による中央領
域と中間領域との結合を容易に達成することが可能にな
る。また、突出部分は凹部を有するので、樹脂と突出部
分との係合状態が良好になり、樹脂による結合が安定す
る。また、第2の仮想直線上に突出部分を設け、ここに
樹脂を塗布するので、中央領域を第1の仮想直線上の第
1細条領域と第2の仮想直線上の樹脂とによって安定的
に支持し、中央領域の安定性を高めることが可能にな
る。
【0007】
【実施例】次に、図1〜図4を参照して本発明の実施例
に係わるフロッピーディスク装置のヘッド支持機構を説
明する。図1はフロッピーディスク装置のヘッド支持機
構を示す。可撓性を有するディスク1の下面に接触する
下側磁気ヘッド2はスチール板から成る弾性(バネ性)
を有する金属製支持シート3に固着されている。支持シ
ート3はキャリッジ4にジンバル動作可能に固着されて
いる。上側の磁気ヘッド5はジンバル支持シート(図示
せず)を介してアーム6に固着されている。アーム6は
板バネヒンジ7によってキャリッジ4に回動自在に取付
けられている。アーム6は上側磁気ヘッド5をディスク
1に押し当てるためのバネ(図示せず)によって図1で
反時計方向に押圧される。
【0008】磁気ヘッド2が取付けられている支持シー
ト3は、図2及び図3に示すように磁気ヘッド2が固着
される中央領域8と、これを環状に囲む中間領域9と、
この中間領域9の半分以上を囲む外部領域10とを有す
る。中央領域8と中間領域9とは図3に示す第1の仮想
直線11上に設けられた1対の第1の細条領域12、1
3によって連結され、また中間領域9と外部領域10と
は第1の仮想直線11に直交する第2の仮想直線14上
に設けられた1対の第2の細条領域15、16によって
連結されている。外部領域10には4つのキャリッジ取
付孔17が設けられている。このジンバル支持シート3
を図1のキャリッジ4に取付けた状態では、中央領域8
が第1の仮想直線11即ち第1の細条領域12、13を
軸とした第1の方向と第2の仮想直線14即ち第2の細
条領域15、16を軸とした第2の方向との両方に回動
する。
【0009】中央領域8と中間領域9との間には2つの
コ字状溝18、19が形成され、中間領域9と外部領域
10との間には1つのコ字状溝20が形成されている。
中間領域9の第2の仮想直線14が通る領域即ち1対の
第2の細条領域15、16を結ぶ直線が通る領域を含む
ように中間領域9に台形状の第1及び第2の突出部分2
1、22が設けられている。この第1及び第2の突出部
分21、22は中央領域8に向って溝18、19の中に
突出している。第1の突出部分21は図4に示すように
角度θが約45度となる両端縁21a、21bを有す
る。第2の突出部分22も第1の突出部分21と同一パ
ターンに形成されている。なお、突出部分21の頂面と
中央領域8との間隔aは0.1〜0.2mm程度に設定
し、突出部分21の両側の溝18の幅bは間隔aの約2
倍に設定し、角度θは20〜80度の範囲に設定するこ
とが望ましい。突出部分21の幅W1 は樹脂の広がり前
の塗布予定領域22aの幅W2 よりもいくらか大きく設
定されている。また、突出部分21、22はその先端の
辺の中間に凹部40を有する。
【0010】この実施例では第1の細条領域12、13
を軸とした回動を抑制するため及び/又は支持シート3
の機械的共振を抑制するために、図2で斜線を付して説
明するように弾性樹脂層23、24を設ける。この弾性
樹脂層23、24は光硬化性シリコーンゴムから成る流
動性を有する樹脂を図4で破線で示す予定領域22aに
塗布することによって形成する。図4に示すように突出
部分21の幅W1 に収まるように中央領域8と中間領域
9にまたがって樹脂を塗布しても、樹脂の流動性のため
にこの広がり(はみ出し)が生じる。しかし、突出部分
21の両端縁21a、21bで左右方向への樹脂の広が
りが制限され、最終的に樹脂層23、24を突出部分2
1、22で特定された領域を含む所定範囲内に収めるこ
とが可能になる。なお、樹脂の流動性(粘度)は溝1
8、19から樹脂が落下しないように決定されている。
樹脂の塗布が終了したら光硬化させて所望の弾性樹脂層
23、24を得る。
【0011】上述から明らかなように、本実施例によれ
ば、樹脂の流れが突出部分21、22によって制限され
るために、樹脂層23、24を所定範囲内に比較的に容
易に形成することができる。また、突出部分21、22
は凹部40を有するので、樹脂23、24に良好に係合
する。
【0012】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 図5に示すように、中間領域9の突出部分21
に対向するように中央領域8にも突出部31を設け、こ
こを樹脂塗布予定領域としてもよい。なお、中間領域9
のもう1つの突出部22においても中央領域8に突出部
を設ける。 (2) 図6に示すように、中央領域8に突出部31を
設け、中間領域9の突出部を省くことができる。 (3) 図2では中央領域8と中間領域9とを2箇所の
樹脂層23、24で弾性的に連結させたが、更に多くの
箇所に樹脂層を同様に設けることができる。 (4) 上側の磁気ヘッド5のためのジンバルシートに
対しても下側のシート3と同一の方法で樹脂層を設ける
ことができる。 (5) 外部領域10を中間領域9の全部を囲むように
環状に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のフロッピーディスク装置のヘッド支持
機構を示す一部切欠正面図である。
【図2】ヘッドとその支持シートとを示すものであっ
て、(A)は図1の一部を示す平面図であり、(B)は
(A)の一部を示す断面図である。
【図3】図2の支持シートを示す平面図である。
【図4】図3の支持シートの樹脂塗布領域を拡大して示
す平面図である。
【図5】変形例の支持シートの樹脂塗布領域を示す平面
図である。
【図6】図5の支持シートの樹脂塗布予定領域を示す平
面図である。
【図7】別の変形例の支持シ−トの樹脂塗布領域を示す
平面図である。
【符号の説明】
3 支持シート 8 中央領域 9 中間領域 21、22 突出部分 23、24 樹脂層 40 凹部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前記磁気ヘッドを固着するための中央領
    域と、 前記中央領域を溝を介して囲むように形成された環状の
    中間領域と、 前記中央領域と前記中間領域とを第1の仮想直線上にお
    いて連結するための1対の第1の細条領域と、 前記中間領域の少なくとも一部を溝を介して囲むように
    形成された外部領域と、 前記第1の仮想直線に直交する第2の仮想直線上におい
    て前記中間領域と前記外部領域とを連結するための1対
    の第2の細条領域とを備えたフロッピーディスク装置の
    磁気ヘッド支持シートであって、 前記中央領域と前記中間領域との内の少なくとも一方に
    溝を狭めるように形成された第1及び第2の突出部分を
    有し、 前記第1の突出部分は前記1対の第2の細条領域の一方
    と前記中央領域との間において前記第2の仮想直線上に
    配置され、 前記第2の突出部分は前記1対の第2の細条領域の他方
    と前記中央領域との間において前記第2の仮想直線上に
    配置され、 前記第1及び第2の突出部分は台形状にそれぞれ形成さ
    れ且つその中間に凹部をそれぞれ有し、 前記中央領域の回動を抑制するため及び共振を防止する
    ために前記中央領域と前記中間領域とにまたがるように
    樹脂を塗布するための第1及び第2の樹脂塗布予定領域
    が設けられ、 前記第1及び第2の樹脂塗布予定領域に前記第1及び第
    2の突出部分が含まれていることを特徴とする磁気ヘッ
    ド支持シート。
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