JPS62245562A - 磁気ヘツド支持装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフレキシブル磁気ディスク駆動装置における磁
気ヘッド支持装置に係わシ、さらに詳しくはそのジンバ
ルバネの改良に関する。

〔従来の技術〕

従来のフレキシブル磁気ディスク駆動装置の磁気ヘッド
支持装置の一実施例を第３図に示す。固定基台１に可動
基台２をバネ３を介して取付け、各基台１・２の先端部
に磁気ヘッド４・５を各の中央部に設けたジンバルバネ
６・７を取付け、そのジンバルバネ６・７の背面中心部
にはジンバルバネを介して磁気ヘッド４・５の背面中心
部を圧接するピボット８・９が各固定基台１可動基台２
から突出させである。ピボット８・９は磁気ヘッド４・
５が位置ずれしないようにジンバルバネを介して磁気ヘ
ッドの背面中心部を支えるようになっている。１０は加
圧バネで可動基台２を固定基台１に向って圧接し、フレ
キシブル磁気ディスク１１の両面に磁気ヘッド４・５が
接触するようになっている。第４図はジンバルバネと磁
気ヘッドとピボットの関係位置を示したものである。磁
気ヘッド５はジンバルバネ７の中心板部ａの中心に配置
されておりピボット９は磁気ヘッドの背面中心ｓＧを圧
接する。又フレキシブル磁気ディスクの運動方向をＡで
矢印表示すると円周方両輪転軸Ｘ−Ｘをもって回転自由
度をもつように中心板部を中枠部すに２点支持させ、こ
の中枠部をディスクの半径方向にＹ−Ｙ軸をもって回転
自由度をも両軸 つように外枠部Ｃに支持させる。恰−号の磁気ヘッド５
に対する位置は図示のように、磁気ヘッドの中心部Ｇ点
で１１８ｆ角に交叉し、又磁気ヘッドの四辺にそれぞれ
平行である。以上は可動基台側の磁気ヘッドについての
図示説明であるが、固定基台側についてもこれと同様で
あシ省略しである。フレキシブル磁気ディスク駆動装置
を水平に据付け、フレキシブル磁気ディスクが水平面内
で回転するような使用状態では、可動基台側の磁気ヘッ
ドはフレキシブル磁気ディスクの上面に、固定基台側の
磁気ヘッドは下面に、それぞれ接触することになる。本
願は駆動装置を水平に据付けた状態における発明である
から以後可動基台側の磁気ヘッドを上側磁気ヘッド、固
定基台側の磁気ヘッドを下側磁気ヘッドと呼ぶことにす
る。

いま第５図に示すようにフレキシブル磁気ディスクがＡ
矢印の方向に走行すると、上側磁気ヘッド５との摩擦に
よシ、上側磁気ヘッド５にはピボット９の支持点Ｇを中
心に反時計方向の回転力が発生し、上側磁気ヘッドはフ
レキシブル磁気ディスク走行の上流側（第５図では左側
）でフレキシブル磁気ディスクと接触するようになる。

下側磁気ヘッド４の場合は第６図に示すようにＧを中心
に時計方向の回転力が発生し、フレキシブル磁気ディス
ク走行方向上流側で接触する。従って上側下側両磁気ヘ
ッドともフレキシブル磁気ディスクとの接触が不安定と
なシ、電磁変換特性が低下するとともにフレキシブル磁
気ディスク面に傷が発生しやすくなる。以上は上下側磁
気ヘッド共ジンバルで支持された場合について説明した
が、下側磁気ヘッドが固定ヘッドの場合又は単なるパッ
ドの場合は上記の説明は、上側磁気ヘッドについて述べ
られた部分のみが該当する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

この発明は上記従来製品が持っていた、接触が不安定に
なシ性能が低下するとともに傷つきやすくなるという欠
点を解決し、安定に接触する磁気ヘッド支持装置を提供
することを目的とする。

〔問題を解決するための手段〕

接触が不安定になる傾きは常に一定の方向即ち上側ヘッ
ドでは反時計方向に、下側ヘッドでは時計方向に発生す
ることは明らかである。従ってそれに対抗して予め反対
方向の回転力を与えておくことによって問題を解決する
ことができる。回転力は重量を用いる。これは重錘の取
付は位置や重量を調整することによって、所望の回転力
を正確に得ることができることと、これによる性能への
悪影響がほとんどないことによる。ただ何度か言及した
ように上側磁気ヘッドと下側磁気ヘッドの回転する方向
が反対である事に注意を払う必要がある。下側磁気ヘッ
ドが固定の場合又は単にパッドでおる場合は、主側磁気
ヘッドについてのみ本発明が適用されることは言うまで
もない。

〔実施例〕

第１図に本発明の一実施例を示す。第１図は主側磁気ヘ
ッドとジンバルバネとそれに取付けた本発明による不平
衡重錘及びピボットの関係位置を示す平面図である。Ａ
矢印はフレキシブル磁気ディスクの走行方向を示してい
る。磁気ヘッド支持装置の構成は第３図と同じであり、
各部の機能りすでに本願の「従来の技術」の項で説明し
であるので省略する。ただ従来のものと異なるのは第１
図及び第２図で示す不平衡重錘１２が取付けられである
所である。不平や・重錘は第１図に示す通り上側磁気ヘ
ッドにおいては磁気ヘッドの下流側で、Ｘ−Ｘ軸まわり
に回転力を発生させる位置に取付ける。尚第一図ではジ
ンバルバネに関して磁気ヘッド面と反対側に重錘を取り
つけた例を図示しているが、重錘を取りつける側は磁気
ヘッドと同じ側でも、又両側に跨って取付けても同一の
効果を有することは言うまでもない。第２図は第１図の
説明のための横形的な斜視図である。下側磁気ヘッドは
図示していないが、重錘の位置が磁気ヘッドの上流側で
ある点だけが北側磁気ヘッドの場合と違うのみで他は同
じである。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明ではジンバルバネ上に上側
磁気ヘッドにおいては走行方向の下流側に、下側磁気ヘ
ッドにおいては走行方向の上流側に不平衡重錘を取りつ
け、予め磁気ヘッドを走行方向下流側でフレキシブル磁
気ディスクに接触させるような構成をとったから、第５
図・第６図で示したフレキシブル磁気ディスク面と磁気
ヘッド面の摩擦による傾きを戻すことになり、磁気ヘッ
ドは安定に摺接走行することができた。これによって電
磁変換特性は従来より安定となシ、又磁気ヘッドによる
フレキシブル磁気ディスクの傷つきの発生も少くするこ
とができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す平面図、第２図は第１
図の斜視図、第３図は従来の磁気ヘッド支持装置の説明
図、第４図は従来のジンバルバネ、磁気ヘッド及びピボ
ットの位置関係を示す平面図、第５図、第６図社従来の
磁気ヘッド支持装置によるフレキシブル磁気ディスクと
磁気ヘッドの走行状態を示す原理説明図。 １・・・固定基台　　　２・・・可動基台　　　　４・
・・下側磁気ヘッド　　　　５・・・上側磁気ヘッド６
・７・・・ジンバルバネ　　　　８・９・・・ピボット
１１・・・フレキシブル磁気ディスク　　　　　１２・
・・不平衡重錘　　　　ａ・・・中心板部 出願人　　日立マクセル株式会社 代表者　　水　　井　　　　　厚 第３図 ｌ 第４図 Ｃｌ’ →Ｙ　　　　　　　　　　Ｙ Ａ　　　　　　１１　　　１３ 昌λ Ｉ　　＼ 第５図 第６図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）フレキシブル磁気ディスクを水平面内で回転させ
   るように据付けて磁気記録再生するフレキシブル磁気デ
   ィスク駆動装置の磁気ヘッド支持装置において、フレキ
   シブル磁気ディスクの半径方向と円周方向に運動の自由
   度を持つジンバルバネと、ジンバルバネ中心板部の中心
   に取り付けた磁気ヘッドと、ジンバルバネを介して磁気
   ヘッド背面中心を支えるピボットを持ち、ジンバルバネ
   中心板部に、磁気ヘッドに対して磁気ディスク走行方向
   下流側の位置で、円周方向の回転軸まわりに回転力を発
   生する部分に不平衡重錘を取りつけた上側磁気ヘッドを
   備えた磁気ヘッド支持装置。
2. （２）ジンバルバネ中心板部に、磁気ヘッドに対して磁
   気ディスク走行方向上流側の位置で、円周方向の回転軸
   まわりに回転力を発生する部分に不平衡重錘を取りつけ
   た下側磁気ヘッドを上記上側磁気ヘッドと組合せた特許
   請求の範囲第１項記載の磁気ヘッド支持装置。