JPH0417174A - 浮上型磁気ヘッド装置 - Google Patents

浮上型磁気ヘッド装置

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JPH0417174A
JPH0417174A JP11861990A JP11861990A JPH0417174A JP H0417174 A JPH0417174 A JP H0417174A JP 11861990 A JP11861990 A JP 11861990A JP 11861990 A JP11861990 A JP 11861990A JP H0417174 A JPH0417174 A JP H0417174A
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JP
Japan
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slider
metal plate
head
adhesive
magnetic head
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Pending
Application number
JP11861990A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Kasuya
粕谷 龍男
Tokuhide Aoki
青木 督英
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ハードディスク等に対して情報の書込み或い
は読出しを行う浮上型磁気ヘッド装置に関し、特にスラ
イダの取付は構造の改良に関する。
[発明の概要] 本発明は、ハードディスク等に対して情報の書込み或い
は読出しを行う浮上型磁気ヘッド装置において、一端を
自由端としたヘッドアームの先端にヘッド取付は部材を
介して取付けられるスライダと、このスライダを取り付
けるヘッド取付は部材にそれぞれ位置決め手段を設ける
ことにより、スライダのヘッド取付は部材への位置決め
を高精度に行おうとするものである。
さらに本発明は、ハードディスク等に対して情報の書込
み或いは読出しを行う浮上型磁気ヘッド装置において、
ヘッドアームの先端に設けられるヘッド取付は部材に該
ヘッド取付は部材の接着面に供給される接着剤を接着面
とは反対側の面に流出させる貫通孔を設けることにより
、スライダとヘッド取付は部材との接合強度を高めよう
とするものである。
〔従来の技術〕
ハードディスク等に対して情報の書込み或いは読出しを
行うハードディスク駆動装置においては、該ディスクの
高速回転時にディスク表面に発生する空気流によってへ
ンドをディスク面より微小間隙を持って浮上走査させる
ように構成したいわゆる浮上型の磁気ヘッドが用いられ
でいる。
この種の磁気ヘッドとしては、例えば、一端が自由端と
されたヘッドアームの先端に弾性変形可能とされた板厚
の薄いヘッド取付は部材を介して磁気ヘッドが埋め込ま
れてなるスライダが取付けられて構成されたものが知ら
れている。
ところで、上記浮上型磁気ヘッド装置においては、スラ
イダとヘッド取付は部材との取付けを位置決め治具を用
い、この位置決め治具上にスライダを固定して該ヘッド
取付は部材に穿設される孔を通して前記スライダのヘッ
ド取付は部材への位置を寸法規格内に納まるように位置
規制しながら接着している。
ところが、上記スライダとヘッド取付は部材との接着は
、平面と平面の貼り合わせであるため、どうしても位置
ずれが生じ易く、正確な位置決めが行えない。また、十
分な接着剤を供給することができないため、接着強度の
面で信頼性に劣る。
さらには、接着剤が硬化したときに起こる該接着剤の収
縮により、前記スライダとヘッド取付は部材との位置ず
れが生ずる等の問題がある。
〔発明が解決しようとする課題] そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑みて提案された
ものであり、スライダのヘッド取付は部材への位置決め
を高精度なものとするとともに、接着剤の硬化時に起こ
る該接着剤の収縮によるスライダとヘッド取付は部材と
の位置ずれをなくすことができる浮上型磁気ヘッド装置
を提供することを目的とするものである。
さらに本発明は、スライダとヘッド取付は部材との接合
強度をより一層向上させることが可能な浮上型磁気ヘッ
ド装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上述の目的を達成するために、磁気ヘッドが
設けられたスライダが一端を自由端としたヘッドアーム
の先端にヘッド取付は部材を介して取付けられてなる浮
上型磁気ヘッド装置において、前記スライダー及びヘッ
ド取付は部材に位置決め手段が設けられていることを特
徴とするものである。
さらに本発明は、磁気ヘッドが設けられたスライダが一
端を自由端としたヘッドアームの先端にヘッド取付は部
材を介して取付けられてなる浮上型磁気ヘッド装置にお
いて、前記ヘッド取付は部材には、該ヘッド取付は部材
の接着面に供給される接着剤を接着面とは反対側の面に
流出させる貫通孔が設けられていることを特徴とするも
のである。
〔作用〕
本発明にかかる浮上型磁気ヘッド装置においては、一端
を自由端としたヘッドアームの先端にヘッド取付は部材
を介して取付けられるスライダと、このスライダを取り
付けるヘッド取付は部材に各々位置決め手段が設けられ
ているので、これら位置決め手段により前記スライダの
ヘッド取付は部材への位置決めが高精度なものとされる
。したがって、接着剤の硬化時に起こる該接着剤の収縮
によるスライダとヘッド取付は部材との位置ずれがなく
なる。
さらに本発明にかかる浮上型磁気ヘッド装置においては
、接着剤を接着面とは反対側の面に流出させる貫通孔が
ヘッド取付は部材に設けられているので、該接着剤はこ
の貫通孔を通して接着面とは反対側の面に盛り上がるよ
うにして流出し、前記貫通孔の開口周縁部を覆う。した
がって、この貫通孔の開口周縁部を覆って硬化した接着
剤によリ、前記スライダのヘッド取付は部材への接合強
度が高まる。
〔実施例〕
以下、本発明を適用した具体的な実施例について説明す
る。
先ず、第1の発明を適用した浮上型磁気ヘッド装置の具
体的な実施例について説明する。
本実施例の浮上型磁気ヘッド装置は、第1図ないし第3
図に示すように、ヘッドアーム(1)と、該ヘッドアー
ム(1)の先端に取付けられるヘッド取付は部材(2)
と、該ヘッド取付は部材(2)に接合される磁気ヘッド
が設けられたスライダ(3)とからなっている。
上記へラドアーム(1)は、基端部(1a)がヘッドハ
ウジングに固定されるとともに、先細りとされる一端部
(1b)が自由端とされていわゆる片持ち梁状前に支持
され、その一端部(1b)に後述のヘッド取付は部材(
2)を介して磁気ヘッド(4)が設けられたスライダ(
3)を支持するようになっている。
このへラドアーム(1)には、前記磁気ヘッド(4)の
コアに巻回される巻線(5)に電流を供給するだめの配
線(6)が取付けられるようになっている。
上記配線(6)は、前記スライダ(3)が設LJられる
側とは反対側の面に設けられ、該ヘッドアーム(1)の
側壁の一部に設けられた爪部(7a)及び中央部に設け
られた爪部(7b)にて固定されるようになっている。
一方、ヘッド取付は部材(2)は、第4図及び第5図に
示すように、弾性変形可能な板厚の薄い長さの異なる2
枚の金属板(2a) 、 (2b)よりなっている。こ
れら金属板(2a) 、 (2b)のうち長さの長い金
属板(2a)は、第6図に示すように、前記へラドアー
ム(2)のスライダ(3)が設けられる側の面(1c)
に基端部が溶着され、その一端部が自由端とされていわ
ゆる片持ち梁状前とされている。したがって、この金属
板(2a)は、前記へラドアーム(1)に対して溶着部
を支点として第6図中矢印で示す方向に弾性変形可能と
なっている。また、この金属板(2a)の自由端となる
先端側は、該先端部より基端部に向かって切り込まれる
切り欠き(8)によって二分され、その二分されたそれ
ぞれの脚部(9aL(9b)の先端に他方の金属板(2
b)を溶着するようになっている。なお、上記金属板(
2a)の先端側を二分したことにより、より大きな弾性
変形量が確保されるようになっている。
そして、他方の金属板(2b)は、前記一方の金属板(
2a)に設けられた切り欠き(8)長さに相当する程度
の長さとされ、前記一方の金属板(2a)の脚部(9a
) 、 (9b)間にこれら脚部(9a) 、 (9b
)の先端部に溶着されて固定されるようになっている。
したがって、上記金属板(2b)は、前記一方の金属板
(2a)に対して、溶着部を支点として第5図中矢印で
示す方向に弾性変形可能となっている。また、この金属
板(2b)には、前記スライダ(3)の該金属板(2b
)への位置決めを高精度なものとするため、当該スライ
ダ(3)を接合する接合面に位置決め手段となる位置決
め用の突起(10)が設けられている。上記突起(10
)は、例えば、金属板(2b)を絞り加工することによ
って略半球状に形成されてなっている。
なお本例では、上記スライダ(3)と金属板(2b)の
位置決めを確実なものとするため、前記突起(10)を
対角線上に2つ設けたが、これは必要に応じて1ないし
3個とするようにしてもよい。また、上記突起(10)
には、上記のものの他、例えばピンを用いるようにして
もよい。ピンを用いる場合には、前記金属板(2b)の
接合面に対して直角に立てるようにする。
そして、上記金属板(2b)の接合面に接合されるスラ
イダ(3)は、第7図に示すように、セラミックス等の
非磁性材料より形成され、その一部を切り欠いて設けら
れるヘッド嵌合溝内に前記磁気へνF(4)を低融点ガ
ラスにて接合一体止するようになっている。なお、ここ
で用いられる磁気ヘッド(4)としては、バルク型の磁
気ヘッドに限らず該スライダ(3)に真空薄膜形成技術
により直接形成してなる薄膜磁気ヘッドを用いるように
してもよい。また、このスライダ(3)には、上記磁気
ヘッド(4)のコアに巻回された巻線(5)を取り出す
ための切り欠き(11)が設けられている。この切り欠
き(11)より取り出される巻線(5)は、前記へラド
アーム(1)に固定される配線(6)に接続されるよう
になっている。
また、上記スライダ(3)の前記磁気ヘッド(4)の磁
気ギャップ(図示は省略する。)が設けられるフロント
側の面(3a)には、ヘッドを浮上させるための浮上用
の溝(12)が設けられている。そして、これと反対側
の面(3b)には、上記浮上用の溝(12)と略同形状
の溝(13)が設けられ、この溝(13)が前記金属板
(2b)との接合を図るための溝とされている。なお、
上記溝(13)の底部(13a)は、前記金属板(2b
)との接合面となっている。また、上記底部(13a)
には、前述の金属板(2b)に設けられた突起(10)
を嵌合させるための位置決め手段である位置決め用の孔
(14)が当該突起(10)の、位置に対応した位置に
設けられている。したがって、上記突起(10)と位置
決め用の孔(14)により、前記スライダ(3)の前記
金属板(2b)への位置が高精度に規制される。
上記スライダ(3)と金属板(2b)との接合は、例え
ばエポキシ系の接着剤等によって行われるが、木実施例
では金属板(2b)に設けられた突起(10)とスライ
ダ(3)に設けられる位置決め用の孔(14)とによっ
て位置規制されるため、接着剤の硬化時に起こる該接着
剤の収縮によるスライダ(3)と金属板(2b)との位
置ずれが生じない。また、前記突起(10)と位置決め
用の孔(14)とによって金属板(2b)とスライダ(
3)との接触面積が多くなるため、これら金属板(2b
)とスライダ(3)との接合強度がより一層高まる。さ
らには、スライダ(3)を前記金属板(2b)に接合す
る際に用いる接着用治具の寸法精度を比較的ゆるやかに
することができる。
上述のように構成された浮上型磁気ヘッド装置において
は、磁気ヘッド(4)が設けられるスライダ(3)が、
一端を自由端として設けられるヘッド取付は部材(2)
の先端に取付けられて第8図及び第9図に示すように可
動可能となされ、ディスクの面振れに対して追従するこ
とができ、安定な浮上走行を確保することができるよう
になっている。
ところで、前記スライダ(3)の前記金属Fj、(2b
)への位置決めを行う位置決め手段としては、前述した
のものの他に、次のようなものが採用できる。
例えば、金属板(2b)に設ける位置決め用の突起(1
5)を第10図及び第11図に示すように、該金属板(
2b)の両側縁の一部をスライダ(3)側に突出させる
形で絞り加工し、平面形状が略半円状となるようにする
。なお、この突起(15)は、折り曲げ加工して形成す
るようにしてもよい。一方、スライダ(3)に設ける位
置決め用の孔(16)は、第12図に示すように、半円
状ではなく円弧状とする。
このようにすれば、接着剤の硬化時に起こる該接着剤の
収縮によるスライダ(3)と金属板(2b)との位置ず
れを防止することができ、第1O図中矢印で示すX方向
及びX方向のずれを極めて少ないものとすることができ
る。なお、これら突起(15)及び孔(16)は、スラ
イダ(3)の金属板(2b)への位置決めをより高精度
なものとするため、対角線上に四箇所設けることが望ま
しい。
また、この他、突起(17)を第13図及び第14図に
示すように、半円状ではなく縦長の突起とし、且つ位置
決め用の孔(18)を第15図に示すように、上記突起
(17)に応じた縦長とするようにしてもよい。なお、
この例では、上記突起(17)は、第13図中布と左に
それぞれ二づつ適当な間隔で縦に並べて設け、これら左
右の突起(17)の間にもう一つの突起(17)を設け
るようにした。
またこの他、突起(19)を第16図及び第17図に示
すように、絞り加工してX字状の突起とし、且つ位置決
め用の孔(20)を第18図に示すように、上記突起(
19)の形状に応じてX字状とするようにしてもよい。
なお、上記突起(19)のX字状をなす角度は、位置決
めを確実なものとするのに最適な角度に設定すればよい
さらに、第19図に示すように、金属板(2b)にピン
(21)を設けるとともに、スライダ(3)の接着面で
ない一側面(3C)に該ピン(21)を挿通させる位置
決め用の孔(22)を設けるようにしてもよい。本例で
は、上記ピン(21)を金属板(2b)の自由端側とは
反対側の基端側にスライダ(3)の−側面(3C)に対
して直交するように設けた。なお、上記ピン(21)の
数は、必要に応じ1〜4本とすればよい。
さらには、上記スライダ(3)の金属板(2b)への位
置決めをより確実なものとするため、第21図及び第2
2回に示すように、上記ピン(21)にフランジ(23
)を設けることによって、前記スライダ(3)の第21
図中矢印で示すX方向のずれを規制するようにしてもよ
い。本例では、フランジ(23)を平板状の金属板ある
いはプラスチック板とし、これを前記金属板(2b)に
設けられる二つのピン(21)を連結するようにして設
けた。なお、このフランジ(23)は、ピン(21)−
本につき一つ設けるようにしてもよい。
または、金属板(2b)に設ける突起(24)を第23
図及び第24図に示すように、前記切り欠き(8)に対
応する該金属板(2b)の両側縁をスライダ(3)側に
突出させる形で折り曲げ加工して形成するようにしても
よい。一方、スライダ(3)には、第25図及び第26
図に示すように、上記突起(24)に対応する位置に該
スライダ(3)の長手方向に亘って断面路V字状の溝(
25)を形成する。このようにすれば、金属板(2b)
がスライダ(3)を包みこむような形となり、接着剤の
硬化時に起こる該接着剤の収縮によるスライダ(3)と
金属板(2b)との位置ずれを防止することができる他
、接着強度のより一層の向−ヒが図れる。さらには、接
着剤の量が最適量よりも多いときには、はみ出した接着
剤が溝(25)内に溜まり、余剰接着剤の該金属板(2
b)のハネ部への付着が防止できる。したがって、接着
剤の塗布量の管理の幅に広ができ、該接着剤の管理が容
易なものとなる。
また、突起(26)は、第27図及び第28図に示すよ
うに、金属板(2b)を絞り加工することによって断面
形状を略円弧状とした凸条としてもよい。
本例では、上記突起(26)は、所定の間隔で略平行と
なるように二つ設けた。一方、スライダ(3)には、第
29図及び第30図に示すように、上記突起(26)に
対応して断面略円弧状の溝(27)を位置決め用の孔と
して該スライダ(3)の長手方向に亘って設ける。この
ようにすれば、先のものと同様に、接着剤の硬化時に起
こる該接着剤の収縮によるスライダ(3)と金属板(2
b)との位置ずれが防止できる。また、この場合には、
接着面積も大きくとれることから、より一層接合強度が
高まる。
または、金属板(2b)の自由端側の先端部を第31図
及び第32図に示すように、スライダ(3)側へ折り曲
げてこれを突起(28)とするようにしてもよい。一方
、スライダ(3)には、第33図ないし第35図に示す
ように、上記突起(28)に応じた位置に面取りを施し
て傾斜部(29)を設ける。このようにすれば、これら
突起(28)と傾斜部(29)によって接着剤の収縮に
よるスライダ(3)と金属板(2b)との位置ずれが防
止できる。またこの場合には、上記突起(28)と傾斜
部(29)とによって、前記スライダ(3)の第31図
中矢印で示すX方向へのずれ防止が図られるとともに、
該金属板(2b)でスライダ(3)を押さえる形となる
ので、接合強度も高まる。
次に、第2の発明を適用した浮上型磁気ヘッド装置の具
体的な実施例について説明する。
本実施例の浮上型磁気ヘッド装置は、第36図に示すよ
うに、ヘッド取付は部材である金属板(2b)に複数(
本例では4個)の円形状の貫通孔(30)を形成し、こ
れら貫通孔(30)より接着剤(31)を接着面とは反
対側の面に流出させることによって、該貫通孔(30)
より流出した接着剤(31)にてこれら金属板(2b)
とスライダ(3)を強固に固定するようにしたものであ
る。
なお、本実施例の浮上型磁気ヘッド装置においては、前
記金属板(2b)に接着剤の流出用の貫通孔(30)を
設けた他は、前述の第1の発明を適用した実施例の磁気
ヘッドと同し構成であるため、各構成についての説明は
省略する。
このようにすれば、上記接着剤(31)は、第37図及
び第38図に示すように、前記貫通孔(30)を通して
接着面とは反対側の面に盛り上がるようにして流出する
。そして、上記貫通孔(30)より流出した接着剤(3
1)によって、前記貫通孔(30)の開口周縁部が第3
9図に示すように覆われる。したがって、上記スライダ
(3)と金属板(2b)とは、上記貫通孔(30)の開
口周縁部を覆って硬化した接着剤(31)によって強固
に固定される。特に、この場合、上記貫通孔(30)を
通して紫外線を接着剤(31)に直接照射することがで
きるので、該接着剤(31)に紫外線硬化型の接着剤を
使用することができる。
また、スライダ(3)と金属板(2b)の接合強度をよ
り一層高めるために、例えば第40図に示すように、前
記金属板(2b)に設けた貫通孔(30)の外周囲を厚
み方向にハーフエツチングする等して円形状の溝(32
)を形成し、該溝(32)内により多くの接着剤(31
)を流出させるようにしてもよい。これによれば、上記
溝(32)内に溜まった接着剤(31)によって、前記
スライダ(3)と金属板(2b)とがより強固に固定さ
れる。
〔発明の効果] 以上の説明からも明らかなように、本発明の浮上型磁気
ヘッド装置においては、一端を自由端としたヘッドアー
ムの先端にヘッド取付は部材を介して取付けられるスラ
イダと、このスライダを取り付けるヘッド取付は部材に
各々位置決め手段を設けているので、これら位置決め手
段により前記スライダのヘッド取付は部材への位置決め
が高精度なものとされるとともに、接着剤の硬化時に起
こる該接着剤の収縮によるスライダとヘッド取付は部材
との位置ずれを防止することができる。
さらに本発明の浮上型磁気ヘッド装置においては、接着
剤を接着面とは反対側の面に流出させる貫通孔をヘッド
取付は部材に設けているので、該接着剤をこの貫通孔を
通して接着面とは反対側の面に盛り上がるようにして流
出させることができる。したがって、この貫通孔を通し
て流出した接着剤にて前記貫通孔の開口周縁部を覆うこ
とができ、前記スライダのヘッド取付は部材への接合強
度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の発明を適用した浮上型磁気ヘッド装置の
全体を示す平面図、第2図はその側面図、第3図はその
浮上型磁気ヘッド装置を分解して示す要部拡大側面図、
第4図はへラドアーム先端部分を拡大して示す要部拡大
平面図、第5図は一方の金属板の他方の金属板に対する
取付は状態を示す要部拡大側面図、第6図は他方の金属
板のへンドアームに対する取付は状態を示す要部拡大側
面図、第7図はスライダの拡大斜視図、第8図及び第9
図はスライダのヘッドアームに対する動きの状態をそれ
ぞれ示す要部拡大側面図である。 第10図ないし第12図は第1の発明を適用した浮上型
磁気ヘッド装置の他の例を示すもので、第10図は金属
板に設ける突起を半円状とした例を示すヘッドアーム先
端部分の要部拡大平面図、第11図はその側面図、第1
2図は位置決め用の孔を円形状とした例を示すスライダ
の拡大平面図である。 第13図ないし第15図は第1の発明を適用した浮上型
磁気ヘッド装置のさらに他の例を示すもので、第13図
は金属板に設ける突起を縦長の凸条とした例を示すヘッ
ドアーム先端部分の要部拡大平面図、第14図はその側
面図、第15図は位置決め用の孔を縦長の凹条とした例
を示すスライダの拡大平面図である。 第16図ないし第18図はさらに他の例を示すもので、
第16図は金属板に設ける突起をX字状とした例を示す
ヘッドアーム先端部分の要部拡大平面図、第17図はそ
の側面図、第18図は位置決め用の孔をX字状とした例
を示すスライダの拡大平面図である。 第19図及び第20図はさらに他の例を示すもので、第
19図は金属板に設ける突起をピンとした例を示すヘッ
ドアーム先端部分の要部拡大側面図、第20図はこのピ
ンを挿通させる孔を設けたスライダの拡大側面図である
。 第21図及び第22図はさらに他の例を示すもので、第
21図は金属板に設りる突起をピンとし、さらにこれに
フランジを設けた例を示すヘッドアーム先端部分の要部
拡大斜視図、第22図はその側面図である。 第23図ないし第26図はさらに他の例を示すもので、
第23図は金属板に設ける突起を該金属板の両側縁を折
り曲げて形成した例を示すへ・ラドアーム先端部分の要
部拡大平面図、第24図はその突起を拡大して示す要部
拡大断面図、第25図は7字状の溝を形成した例を示す
スライダの拡大平面図、第26図はそのスライダの断面
図である。 第27図ないし第30図はさらに他の例を示すもので、
第27図は金属板に設ける突起を該金属板を絞り加工し
て断面略円弧状の凸条とした例を示すヘッドアーム先端
部分の要部拡大平面図、第28図はその拡大側面図、第
29図は円弧状の溝を形成した例を示すスライダの拡大
平面図、第30図はそのスライダの断面図である。 第31図ないし第35図はさらに他の例を示すもので、
第31図は金属板に設ける突起を該金属板の先端を折り
曲げ形成した例を示すヘッドアーム先端部分の要部拡大
平面図、第32図はその拡大側面図、第33図はその折
り曲げ部に対する位置に傾斜部を設けた例を示すスライ
ダの拡大平面図、第34図はそのスライダの側面図、第
35図はそのスライダの断面図である。 第36図ないし第401fflは第2の発明を適用した
浮上型磁気ヘッド装置を示すもので、第36図はヘッド
取付は部材に接着剤流出用の貫通孔を設けた例を示すヘ
ッドアーム先端部分の要部拡大平面図、第37図はヘッ
ド取付は部材とスライダとの接合前の状態を示す拡大断
面図、第38は接着剤の流出状態を示す拡大断面図、第
39図は接着剤を硬化させたときのヘッド取付は部材と
スライダの接合状態を示す拡大断面図、第40図は接着
剤流出用の貫通孔の他の例を示す要部拡大断面図である
。 1・・・へンドアーム 2・・・ヘッド取付は部材 2a、2b・・・金属板 3・・・スライダ 10.15.20,21,24.2628  ・・・位
置決め用の突起14.16,18,22,25,27.
29・・・位置決め用の孔30・・・貫通孔 特許出願人   ソニー株式会社 代理人 弁理士 小 池   晃(他2名)第4 図 a 第6 図 第7図 第8図 第9 図 第12図 第15図 第18図 第19図 第21図 第22図 ― 第23図 第26図 第27図 第30図 第31図 第32図 第33図 第34図 第35図 第37図 第38図 第39図 第40図 手続補正書(自制 平成 2年 8月27日 特許庁長官  植 松  敏 殿 1、事件の表示 平成2年 特許層 第118619号 2、発明の名称 浮上型磁気ヘッド装置 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住所 東京部品用図化品用6丁目7番35号名称(21
8)ソニー株式会社 代表者大賀典雄 4、代理人 6゜ 補正の対象 7、補正の内容 (1)第10図を別紙の通り補正する。 以上

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁気ヘッドが設けられたスライダが一端を自由端
    としたヘッドアームの先端にヘッド取付け部材を介して
    取付けられてなる浮上型磁気ヘッド装置において、 前記スライダー及びヘッド取付け部材に位置決め手段が
    設けられていることを特徴とする浮上型磁気ヘッド装置
  2. (2)磁気ヘッドが設けられたスライダが一端を自由端
    としたヘッドアームの先端にヘッド取付け部材を介して
    取付けられてなる浮上型磁気ヘッド装置において、 前記ヘッド取付け部材には、該ヘッド取付け部材の接着
    面に供給される接着剤を接着面とは反対側の面に流出さ
    せる貫通孔が設けられていることを特徴とする浮上型磁
    気ヘッド装置。
JP11861990A 1990-05-10 1990-05-10 浮上型磁気ヘッド装置 Pending JPH0417174A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007312633A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Daiwa Seiko Inc 魚釣用スピニングリール
US7335272B2 (en) 2003-12-09 2008-02-26 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Method of manufacturing a magnetic head and magnetic head manufacturing apparatus
US7371488B2 (en) 2003-11-14 2008-05-13 Tdk Corporation Method of manufacturing magnetic head

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US7335272B2 (en) 2003-12-09 2008-02-26 Sae Magnetics (H.K.) Ltd. Method of manufacturing a magnetic head and magnetic head manufacturing apparatus
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