JPH0391173A - 磁気ヘッド組立体 - Google Patents

磁気ヘッド組立体

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JPH0391173A
JPH0391173A JP22442889A JP22442889A JPH0391173A JP H0391173 A JPH0391173 A JP H0391173A JP 22442889 A JP22442889 A JP 22442889A JP 22442889 A JP22442889 A JP 22442889A JP H0391173 A JPH0391173 A JP H0391173A
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JP
Japan
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core
adhesive
suspension member
slider
core slider
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Application number
JP22442889A
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English (en)
Inventor
Masao Goto
正夫 後藤
Eiji Nakanishi
栄司 中西
Toshio Suzuki
敏夫 鈴木
Kazuhiro Shigemata
茂俣 和弘
Tokiyuki Sedou
瀬藤 時幸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気ヘッド組立体に関し、特に、接着工程を
経て組み立てられる磁気ヘッド組立体に好適な技術に関
する。
〔従来の技術〕
たとえば、浮動ヘッド型の磁気ディスク装置においては
、磁気ディスクなどの記憶媒体に対する情報の記録・再
生動作を行うコア部をコアスライダに固定し、回転する
磁気ディスクの表面に発生する気流によってコアスライ
ダに発生する揚力と、このコアスライダを支持する板ば
ねなどの懸架部材による付勢力を均衡させることにより
、コアスライダに固定されたコア部と磁気ディスクの表
面との間における微細な間隙が維持される構造となって
いる。
ところで、一般にコアスライダの寸法は小さいため、磁
気ヘッドの9組立に際してはコアスライダを懸架部材に
接着して固定することが知られているが、この場合、懸
架部材に固着されるコアスライダの姿勢を磁気ディスク
の平面に平行に維持すること、および十分な接着強度を
確保して懸架部材からのコアスライダの脱落を防止する
ことが重要となる。
このため、たとえば、特開昭60−247873号公報
に開示されるように、コアスライダの接着面に溝を刻設
し、懸架部材との接着に際して懸架部材とコアスライダ
との接着面に十分な量の接着材を塗布して接1強度を確
保するとともに、余剰の接着材は当該溝の内部に保持さ
れるようにして、余剰の接着材が懸架部材側に付着して
懸架部材の弾性変形によるコアスライダの適正な姿勢が
損なわれるなどの不具合を防止しようとすることが知ら
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、上記のような従来技術においては、懸架部材
に対するコアスライダの接着強度を十分に確保できると
いう利点はあるものの、コアスライダの軸方向とこれを
指示する懸架部材の長手方向とが一致するように直線的
に接着するようにした、いわゆるインラインタイプの磁
気ヘッド組立体の場合において、接着面からコアスライ
ダの軸方向の一端面に設けられ、懸架部材の直下に位置
するコア部と当該懸架部材との間に余剰の接着材が流出
した場合に発生する後述のような不具合についてはなん
ら配慮されていない。
すなわち、余剰の接着剤によってコア部が懸架部材に固
着すると、コア部を懸架部材側に引き寄せる方向に応力
が発生し、この応力によってコア部に形成された磁気ギ
ャップの変形が生じることが避けられず、コアスライダ
が所定の高さに浮上した状態でも磁気ディスクの表面と
コア部との間隙が設計時に設定された値から逸脱するこ
ととなり、磁気ギャップからの漏れ磁束などを媒介とし
て行われる情報の記録・再生などにおける特性が損なわ
れるという問題がある。
この対策として、たとえば、接着剤の塗布量。
塗布位置、粘度などを精密に管理することが考えられる
が、塗布量や塗布位置の制御を精度よく行うためには作
業に高度の熟練や集中力が要求され、磁気ヘッド組立体
の組立工程における作業性低下の原因となる。
そこで、本発明の目的は、余剰の接着剤による懸架部材
とコア部との固着を防止して、コア部による情報の記録
・再生における動作特性の向上を実現することが可能な
磁気ヘッド組立体を提供することにある。
本発明の他の目的は、接着強度を高め、コアスライダと
懸架部材との接着の信報性を向上させることが可能な磁
気ヘッド組立体を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、組立作業における作業性を
向上させることが可能な磁気ヘッド組立体を提供するこ
とにある。
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は、本
明細書の記述および添付図面から明らかになるであろう
〔課題を解決するための手段〕
本願において開示される発明のうち代表的なものの概要
を簡単に説明すれば、以下の通りである。
すなわち、本発明の磁気ヘッド組立体は、記憶媒体に対
する情報の記録・再生動作を行うコア部を有するコアス
ライダと、長手方向が前記コアスライダの軸方向に一致
するように当該コアスライダに接着される懸架部材とか
らなる磁気ヘッド組立体であって、コアスライダの懸架
部材に対する接着面の少なくとも前記コア部に近い領域
に、懸架部材の接着片の長手方向に交差する溝を刻設し
たものである。
〔作用〕
上記した本発明の磁気ヘッド組立体によれば、接着作業
に際して懸架部材とコアスライダとの接着面から流出す
る余剰の接着剤が、コアスライダの接着面においてコア
部に近い領域に刻設されている溝によって遮断されるの
で、懸架部材とコア部とが余剰の接着剤によって固着状
態となることが防止される。
これにより、たとえばコア部を懸架部材側に引き寄せる
方向に発生する応力などによってコア部における磁気ギ
ャップの変形やコア部と記憶媒体との浮上間隙が不定に
なることが防止され、コア部による情報の記録・再生に
おける動作特性の向上を実現することができる。
また、懸架部材とコアスライダとの接着作業に際して、
接着剤の塗布量や塗布位置を必要以上に高精度に制御す
る必要がなく、接着作業における作業性を向上させるこ
とができる。
また、コアスライダの接着面には、懸架部材に交差する
ように所定の間隔で2本の溝を刻設するとともに、これ
らの2本の溝の各々の位置に対応する懸架部材の一部に
鋸歯状の輪郭形状を呈する複数の矢形片をそれぞれ形成
し、各々の矢形片が2本の溝の各々の内部に入り込むよ
うに屈曲させることにより、接着時に溝の内部に捕捉さ
れる接着剤に矢形片が没入した状態となるとともに、鋸
歯状の輪郭形状によるアンカー効果によって当該矢形片
が接着剤から離脱しにくくなり、コアスライダと懸架部
材との接着状態がより安定化され、当該コアスライダと
懸架部材との接着の信頼性が向上する。
また、コアスライダの接着面に、懸架部材に交差するよ
うに所定の間隔で複数の溝を刻設し、異種の接着剤を用
いる場合には、隣合う溝の間の接着面毎に異種の接着剤
を個別に塗着することにより、接着作業に際して接着部
位から流出する異種の接着剤が、間に位置する溝によっ
て遮断され、相互に混じり合うことが防止される。
これにより、たとえば、速硬化性接着剤とエポキシ系接
着剤とを組み合わせて使用する場合などに、接着面にお
いて両者が混じり合うことに起因する接着力の低下が防
止され、コアスライダと懸架部材との接着構造の信頼性
が向上する。
また、懸架部材の接着面のコアスライダに刻設された溝
に対応する位置にマーキングを設けることにより、作業
者は当該懸架部材の接着面に対する接着剤の塗着を容易
かつ的確に行うことが可能となり、接着作業における作
業性および接着部位の信頼性が向上する。
〔実施例1〕 第1図は本発明の一実施例である磁気ヘッド組立体の一
例を示す分解斜視図であり、第2図はその組立状態にお
ける側面図である。
ブロック状の磁性体などからなるコアスライダ1におい
て、図示しない磁気ディスクなどの記憶媒体に対向する
底面には、浮上レール2が設けられており、回転する磁
気ディスクの表面に形成される気流などによって第1図
の上方向に作用する揚力が発生するように構成されてい
る。
浮上レール2が形成された底面と対向する上面は平坦な
接着面3となっている。
コアスライダ1の側面10には、磁性体からなり、当該
コアスライダ1との間に巻線用窓4を構成するCコア5
(コア部)が設けられており、浮上レール2が形成され
た底面側には磁気ギャップGをなしている。
そして、Cコア5に巻回される図示しない巻線に通電す
る際における磁気ギャップGからの漏れ磁束によって図
示しない磁気ディスクなどの記憶媒体に対する情報の書
き込みを行うとともに、記憶媒体側からの磁束が磁気ギ
ャップGを横切る際に巻線に発生する電流などによって
情報の読み出し動作を行うものである。
一方、弾性に富む金属板などからなるジンバル6(懸架
部材〉は、たとえばプレス加工などによって中央部の長
手方向に平行な凹部6aをなしている。
ジンバル6の凹部6aの段差部には、切込部6bが形成
されており、この切込l56bの内側は、周囲に接続さ
れる付は根部分を支点として撓曲自在な接着片6Cを構
成している。
この接着片6Cの中央部には、当該接着片6Cの剛性を
向上などを図るべく半球状のデインプル9が形成されて
いる。
ジンバル6において、コアスライダ1のCコア5に重な
り合う位置には、透孔6dが形成されている。
さらに、ジンバル6の他端部に取付孔6eが形成されて
おり、図示しないヘッドアームなどに固定される構造と
されている。
この場合、コアスライダ1の接着面3において、Cコア
5に比較的近い位置には、ジンバル6の接着片6Cの長
手方向に交差する方向、すなわちコアスライダ1の軸方
向(浮上レール2の方向)に交差する方向に、溝1aが
刻設されており、当該溝1aの両端は、コアスライダ1
の側面lOに開口している。
そして、ジンバル6の接着片6Cおよびコアスライダl
の接着面3の少なくとも一方に所定量の接着剤7を塗布
した後に密着させることにより、第2図に示されるよう
に、ジンバル6とコアスライダlとが接着剤7を介して
固定されるものである。
ここで、コアスライダ1に対してジンバル6の接着片6
Cを密着させる際に、余剰の接着剤7の一部は、当該ジ
ンバル6とコアスライダ1の端面に固定されたCコア5
との間隙gに向かって流出しようとするが、本実施例の
場合には接着面3においてCコア5の側への余剰の接着
剤7の流出方向の手前側に前述のようにコアスライダ1
の側面10に開口する溝1aが刻設されているので、第
2図示されるように、間隙gに向かって流出する余剰の
接着剤7は、当該溝1aに流れ込み、溝1aの内層面に
固着するフィレット7aを形成する。
このため、Cコア5とジンバル6との間隙gに余剰の接
着剤7が流れ込み、Cコア5の一部がジンバル6に対し
て固着されることが確実に回避され、たとえば、ジンバ
ル6に固着したCコア5に対して当該Cコア5をジンバ
ル6の方向に引き込むような応力などが発生し、浮上レ
ール2の側に形成された磁気ギャップGに変形を生じる
ことなどが確実に防止される。
これにより、Cコア5の磁気ギャップGによる図示しな
い磁気ディスクなどの記憶媒体に対する情報の記録・再
生における動作特性を向上させることができる。
また、余剰の接着剤7の塗布による前述のようなCコア
5における不具合の発生を懸念する必要がないので、コ
アスライダ1の接着面3などにおける接着剤7の塗布量
や塗布位置などを必要以上に厳密に制御する必要がなく
、ジンバル6とコアスライダ1との接着作業が比較的容
易になり、作業性が向上する。
さらに、複数の溝1aの内部に余剰の接着剤7が固着し
て形成されるフィレット7aにより、ジンバル6に対す
るコアスライダ1の接着強度が増大するので、接着強度
の不足によるジンバル6からのコアスライダ1の脱落な
どが確実に防止される。
〔実施例2〕 第3図は本発明の他の実施例である磁気ヘッド組立体の
斜視図であり、第4図はその側面図、さらに第5図はそ
の一部を取り出して示す拡大図である。
本実施例2においては、コアスライダ1の接着面3にお
いて、Cコア5に近い位置およびCコア5から離れた位
置の二カ所に、ジンバル6の長手方向に交差する方向に
溝1aおよび溝1bを刻設するとともに、ジンバル6の
接着片6Cにおいて、これらの溝1aおよび溝1bに対
応する部位には、それぞれ打ち抜き加工などによって第
5図に示されるように、輪郭が鋸歯状を呈する矢形片8
aおよび矢形片8bを形成したものである。そして、当
該矢形片8aおよび8bの先端部側は、第4図に示され
るように、溝1aおよび溝1bの各々の内部に入り込む
ように屈曲されている。
これにより、溝1aの存在によって前記実施例1の場合
と同様に、ジンバル6とCコア5との間隙gに接着剤7
が入り込むことが阻止され、ジンバル6にCコア5が固
着することに起因する前述のような不具合が防止される
とともに、溝1aおよび溝1bの各々の入り込む矢形片
8aおよび矢形片8bは、当該溝1aおよび溝1bの内
部に接着剤7が流れこんで形成されたフイシン)7aに
没入した状態となる。
このため、鋸歯状を呈する矢形片8aおよび8bのフィ
レット7aに対するアンカー効果によって、ジンバル6
の接着片6cとコアスライダ1との接着強度が増大し、
ジンバル6からコアスライダ1が脱落することが確実に
防止される。
〔実施例3〕 第6図は本発明のさらに他の実施例である磁気ヘッド組
立体の斜視図であり、第7図はその側面図である。
本実施例3においては、コアスライダ1の接着面3に、
当該コアスライダ1の軸方向に交差するように複数の溝
1a、溝1b、溝1c、溝1dを刻設し、接着面3を五
つの領域に分割するようにしたものである。
そして、たとえば、異種の接着剤71.接着剤72、接
着剤73を用いる場合には、中央部側の三つの領域3a
、領域3b、領域3cの各々にそれぞれこれらの接着剤
71.72.73を個別に塗着するものである。
これにより、Cコア5に最も近い溝1aの存在ニヨって
、前記実施例1の場合と同様に、ジンバル6とCコア5
との間隙gに余剰の接着剤が入り込むことが防止される
とともに、当該三つの領域3a、3b、3cを隔てる溝
1cおよび溝1dの存在により、異種の接着剤?1.7
2.73が相互に混じり合って各々の接着性能に悪影響
を及ぼすことが確実に防止される。
その結果、異種の接着剤?1.72.73を用いた、コ
アスライダ1とジンバル6との接着構造の信頼性が向上
する。
〔実施例4〕 第8図は、本発明のさらに他の実施例である磁る。
本実施例4の場合には、コアスライダ1の接着面3に対
して、Cコア5に近い位置およびCコア5から離れた位
置に溝1aおよび溝1bが刻設されているとともに、ジ
ンバル6における接着片6Cの、接着時に接着面3にお
ける当該溝1aおよび溝1bの刻設位置に重なり合う部
位には、それぞれマーキングllaおよびマーキングl
lbを形成するよろにしたものである。
これにより、コアスライダlとジンバル6との接着に先
立って、ジンバル6の接着片6cに接着剤を塗着する作
業において、作業者は、塗着位置を容易かつ正確に認識
することが可能となり、接着作業における作業性が向上
する。
また、ジンバル6の接着片6cの適切な位置への接着剤
の塗着および溝1aの存在によって、余剰の接着剤がジ
ンバル6とCコア5との間隙gに流れ込むことを確実に
防止でき、実施例1の場合と同様の効果を得ることがで
きる。
以上本発明者によってなされた発明を実施例に基づき具
体的に説明したが、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能
であることはいうまでもない。
たとえば、コアスライダに刻設される溝の断面形状は、
凹形に限らすV字形あるいは逆−V字形、さらには半円
形状などであってもよい。
また、コアスライダおよびジンバルの構造および形状は
、前記各実施例に例示したものに限定されない。
〔発明の効果〕
本願において開示される発明のうち代表的なものによっ
て得られる効果を簡単に説明すれば、下記の通りである
すなわち、本発明になる磁気ヘッド組立体は、記憶媒体
に対する情報の記録・再生動作を行うコア部を有するコ
アスライダと、長手方向が前記コアスライダの軸方向に
一致するように当該コアスライダに接着される懸架部材
とからなる磁気へブト組立体であって、前記コアスライ
ダの前記懸架部材に対する接着面の少なくとも前記コア
部に近い領域に、前記懸架部材の接着片の長手方向に交
差する溝を刻設したので、接着作業に際して懸架部材と
コアスライダとの接着面から流出する余剰の接着剤が、
コアスライダの接着面においてコア部に近い領域に刻設
されている溝によって遮断され、懸架部材とコア部とが
余剰の接着剤によって固着状態となることが防止される
これにより、たとえばコア部を懸架部材側に引き寄せる
方向に発生する応力などによってコア部における磁気ギ
ャップの変形やコア部と記憶媒体との浮上間隙が不定に
なることが防止され、コア部による情報の記録・再生に
おける動作特性の向上を実現することができる。
また、懸架部材とコアスライダとの接着作業に際して、
接着剤の塗布量や塗布位置を必要以上に高精度に制御す
る必要がなく、接着作業における作業性を向上させるこ
とができる。
また、コアスライダの接着面には、懸架部材の接着片の
長手方向に交差するように所定の間隔で2本の溝を刻設
するとともに、これらの2本の溝の各々の位置に対応す
る懸架部材の一部に鋸歯状の輪郭形状を呈する複数の矢
形片をそれぞれ形威し、各々の矢形片が2本の溝の各々
の内部に入り込むように屈曲させることにより、接着時
に溝の内部に捕捉される接着剤に矢形片が没入した状態
となるとともに、鋸歯状の輪郭形状によるアンカー効果
によって当該矢形片が接着剤から離脱しにくくなり、コ
アスライダと懸架部材との接着状態がより安定化され、
当該コアスライダと懸架部材との接着の信頼性が向上す
る。
さらに、コアスライダの接着面に、懸架部材の接着片の
長手方向に交差するように所定の間隔で複数の溝を刻設
し、異種の接着剤を用いる場合には、隣合う溝の間の接
着面毎に異種の接着剤を個別に塗着することにより、接
着作業に際して接着部位から流出する異種の接着剤が、
間に位置する溝によって遮断され、相互に混じり合うこ
とが防止される。
これにより、たとえば、速硬化性接着剤とエポキシ系接
着剤とを組み合わせて使用する場合などに、接着面にお
いて両者が混じり合うことに起因する接着力の低下が防
止され、コアスライダと懸架部材との接着構造の信頼性
が向上する。
また、懸架部材の接着面のコアスライダに刻設された溝
に対応する位置にマーキングを設けることにより、当該
懸架部材の接着面に対する接着剤の塗着を容易かつ的確
に行うことが可能となり、接着作業における作業性およ
び接着部位の信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である磁気ヘッド組立体の一
例を示す斜視図、 第2図はその側面図、 第3図は本発明の他の実施例である磁気ヘッド組立体の
斜視図、 第4図はその側面図、 第5図はその一部を取り出して示す拡大図、第6図は本
発明のさらに他の実施例である磁気ヘッド組立体の斜視
図、 第7図はその側面図、 第8図は、本発明のさらに他の実施例である磁気ヘッド
組立体の分解斜視図である。 1・・・コアスライダ、la、lb、IC,1d・・・
溝、2・・・浮上レール、3・・・接着面、3a、3b
、3c・・・領域、4・・・巻線用窓、5・・・Cコア
(コア部)、6・・・ジンバル(!Q架部材〉、6a・
・・凹部、6b・・・切込部、6C・・・接着片、6d
・・・透孔、6e・・・取付孔、T、71.72.13
・・・接着剤、7a・・・フィレット、3a、gb・・
・矢形片、9・・・デインプル、10・・・側面、11
a、11b・・・マーキング、G・・・磁気ギャップ、
g・・・Cコアとジンバルとの間隙。 第 図 1a:フィレット

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、記憶媒体に対する情報の記録・再生動作を行うコア
    部を有するコアスライダと、長手方向が前記コアスライ
    ダの軸方向に一致するように当該コアスライダに接着さ
    れる懸架部材とからなる磁気ヘッド組立体であって、前
    記コアスライダの前記懸架部材に対する接着面の少なく
    とも前記コア部に近い領域に、前記懸架部材の接着片の
    長手方向に交差する溝を刻設したことを特徴とする磁気
    ヘッド組立体。
JP22442889A 1989-09-01 1989-09-01 磁気ヘッド組立体 Pending JPH0391173A (ja)

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