JP2777631B2 - 磁気ヘッド支持機構 - Google Patents

磁気ヘッド支持機構

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JP2777631B2 JP29052789A JP29052789A JP2777631B2 JP 2777631 B2 JP2777631 B2 JP 2777631B2 JP 29052789 A JP29052789 A JP 29052789A JP 29052789 A JP29052789 A JP 29052789A JP 2777631 B2 JP2777631 B2 JP 2777631B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁気ディスク装置の浮動形磁気ヘッド支持機
構に係り、特にアクセス時、磁気ヘッドの浮上量変動が
少ない支持機構に関する。
〔従来の技術〕
従来技術における磁気ヘッド支持機構で、磁気ヘッド
を搭載するスライダを支持するジンバルの可撓性部材
が、スライダのアクセス方向なる磁気ディスクの略半径
方向に対して直角に延びた構造をもつ支持機構の一つ
は、米国特許4,620,251号に開示されている。ここで、
可撓性部材は、磁気ディスクと対向するスライダの浮上
面とほぼ平行な面内に設けられた接合部材に段差部を介
して連らなっており、該接合部材がスライダの浮上面と
は反対側の面に接合されていた。すなわち、スライダと
ジンバルとの接合面とスライダの浮上面との距離がスラ
イダの重心と浮上面との距離よりも遠くなっていた。こ
のために、アクセス動作における磁気ヘッドの加速・減
速時にスライダ重心に作用する慣性力によってスライダ
がモーメントを受けて回転して傾き、それによってスラ
イダの浮上量(スライダと磁気ディスクとの間隔)が減
少していた。
このために、スライダの定常時の浮上量をあまり小さ
くできず、記憶の高密度化の障害となっていた。
また、特開平1−107384号公報に開示されている従来
例では、サスペンション(ロードアームとも呼ばれてい
る)のジンバルスプリング取付面とエンボス(ピボット
とも呼ばれている)設置面とを、スライダの浮上面と反
対側の背面からスライダ重心までの距離と前記エンボス
の高さの和の距離だけずらして形成しなければならな
い。すなわち、段差部を設けなければならないため製作
がむずかしかった。また、前記ジンバルとスライダとの
接合は、スライダの側面と浮上面に平行でスライダ重心
を含む仮想面とが交差する縁に沿った溝を設け、該溝の
中にジンバルを固着する方法となっていた。スライダに
前記溝を設けることは、スライダの小形化の大きな障害
となる。言い換えれば、小形スライダの側面に浮上面に
平行でスライダの重心を含む、スライダ長手方向に延び
る溝を設けることは製作が非常に困難であった。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術の磁気ヘッド支持機構においては、磁気
ヘッドを搭載したスライダが磁気ディスク面をアクセス
する時、そのアクセスの加速度によってスライダが傾く
すなわち浮上量が低下するという問題があった。また他
の従来の磁気ヘッド支持機構においては、ジンバルスプ
リング取り付け面とエンボス設置面をずらして形成しな
ければならないとか、小さなスライダの側面に溝を設け
るなど製作が容易でなかった。
本発明の目的は、磁気ヘッドを備えたスライダのアク
セス時に生じる浮上量低下を抑制し、スライダの磁気デ
ィスクに対する接触頻度を低減できるとともに、製作が
容易で生産性の高い磁気ヘッド支持機構を提供すること
にある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の磁気ヘッド支持
機構は、磁気ヘッドを搭載し該磁気ヘッドにより書き込
み/読み出しを行う磁気ディスクに対向する浮上面を有
するスライダと、該スライダのアクセス方向にほぼ直角
の延び該スライダを先端部で支持した可撓性のあるジン
バルと、該ジンバルの後端部を取り付けた剛性のある荷
重用ビーム部と該荷重用ビーム部に続く弾性部とでなる
ロードアームとから構成され、前記弾性部の端部を介し
て結合したアクセス機構により前記アクセス方向に駆動
される磁気ヘッド支持機構において、前記ジンバルの先
端部に、前記スライダの重心を含みかつ浮上面と平行な
スライダ中心面と同一面にある平行面をもつ支持部を設
け、該支持部に前記スライダ中心面と平行面を同一面と
して前記スライダを接合し、また前記荷重用ビーム部
に、前記浮上面側に突出し前記スライダの中心面と略同
一面にある接合面をもつ接合台を設け、該接合面に前記
ジンバルの後端部を接合したこと、を特徴としている。
また、上記目的を達成するために、本発明の他の磁気
ヘッド支持機構は、磁気ヘッドを搭載し該磁気ヘッドに
より書き込み/読み出しを行う磁気ディスクに対向する
浮上面を有するスライダと、該スライダのアクセス方向
にほぼ直角に延び該スライダを前部で支持した可撓性の
あるジンバルと、該ジンバルの後端部を取り付けた剛性
のある荷重用ビーム部と該荷重用ビーム部に続く弾性部
とでなるロードアームとから構成され、前記弾性部の端
部を介して結合したアクセス機構により前記アクセス方
向に駆動される磁気ヘッド支持機構において、前記ジン
バルの先端部に、前記スライダの重心を含みかつ浮上面
と平行なスライダ中心面と同一面にある平行面をもつ支
持部を設け、該支持部に前記スライダ中心面と平行面を
同一面として前記スライダを接合し、また前記荷重用ビ
ーム部に、前記浮上面側に突出し前記スライダの中心面
と平行でかつ段差のある接合面をもつ接合台を設け、該
接合面に前記ジンバルの支持面から傾斜した部分を介し
てつながる後端部を接合しとこと、を特徴としている。
そして前記接合台は前記ロードアームと一体に成型し
てもよいし、接合して一体にしてもよい。
また、上記目的を達成するために、本発明のさらに他
の磁気ヘッド支持機構は、磁気ヘッドを搭載し該磁気ヘ
ッドにより書き込み/読み出しを行う磁気ディスクに対
向する浮上面を有するスライダと、該スライダのアクセ
ス方向にほぼ直角に延び該スライダを先端部で支持した
可撓性のあるジンバルと、該ジンバルの後端部を取り付
けた剛性のある荷重用ビーム部と該荷重用ビーム部に続
く弾性部とでなるロードアームとから構成され、前記弾
性部の端部を介して結合したアクセス機構により前記ア
クセス方向に駆動される磁気ヘッド支持機構において、
前記ジンバルの先端部に、前記スライダの重心を含みか
つ浮上面と平行なスライダ中心面と同一面にある平行面
をもつ支持部を設け、該支持部に前記スライダ中心面と
平行面を同一面として前記スライダを接合し、また前記
荷重用ビーム部の前記浮上面側に、前記ジンバル平行面
から傾斜した部分を介してつながる後端部を接合したこ
とを特徴としている。
ところで、前記ジンバルの支持部は平行面から折れ曲
がるフランジを有するのが、支持部とスライダを接合す
るためには好ましい。
さらに、前記ロードアームは、荷重用ビーム部の先端
部に、弾性部で発生する負荷荷重を前記スライダの浮上
面とは反対側の背面に接して伝える突起部を有している
のがよい。
〔作用〕
磁気ディスクが回転し、磁気ディスクとスライダの浮
上面の間に空気流が流れ込み、スライダが、ロードアー
ムの弾性部の発生する荷重と釣合って、わずかに浮上し
た状態で、アクセス機構が駆動した時、スライダには、
ロードアーム及びジンバルを介して磁気ディスクの略半
径方向なるアセクス方向に加速度が加わる。
本発明の磁気ヘッド支持機構においては、ロードアー
ムにスライダの重心を通り浮上面と平行な中心面と同一
面にある接合面を有する接合台を設け、その接合面にジ
ンバルの後端を接合し、ジンバルの先端部ではスライダ
の中心面と同一の平行面をもつ支持部により、中心面と
平行面とを同一面にしてスライダを支持しているので、
上記のようにスライダにアクセス方向に加速度が加わっ
た場合、スライダに加わる加速度の作用点はスライダ中
心面と一致し、スライダには回転モーメントが発生せ
ず、従ってスライダが傾斜することもなく、スライダの
浮上量は低下しない。そして、ジンバルは平板で形成で
きるので、製作が容易である。
また、本発明の他の磁気ヘッド支持機構、すなわち接
合台の接合面とスライダの中心面に段差があるもの、又
は荷重用ビームの浮上面側にジンバルを接合した磁気ヘ
ッド支持機構においても、ジンバルの先端部ではスライ
ダの中心面と同一の平行面をもつ支持部により、中心面
と平行面とを同一面にしてスライダを支持しているの
で、上記のようにスライダにアクセス方向に加速度が加
わった場合、スライダに加わる加速度の作用点はスライ
ダ中心面と一致し、スライダには回転モーメントが発生
せず、スライダが傾斜せず、スライダの浮上量は低下し
ない。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基づき説明する。第1図
は本発明の磁気ヘッド支持機構を用いた磁気ディスク装
置の構成図、第2図は本発明の第1の実施例の正面図、
第3図はその上面図、第4図はその側面図、第5図は第
3図のI−I断面図、第6図は第2図の下面図である。
第1図に示すように、磁気ディスク回転軸100には、
磁気記憶する磁気ディスク101が装着されており、磁気
ディスク101の面上には、磁気ディスク101に書き込み/
読み出しする磁気ヘッドを備えたスライダ1が磁気ヘッ
ド支持機構3により支持されている。スライダ1は、磁
気ディスク101が回転した時に、スライダ1の下面と磁
気ディスク101面との間に流れる空気流によって磁気デ
ィスク101面からわずかに浮上する。ところで、磁気デ
ィスクに対向するスライダの下面は一般に浮上面と呼ば
れる。
磁気ヘッド支持機構3はガイドアーム102に連結され
ており、ガイドアーム102の元端部は、磁気ディスク101
に近接して設置されたアクセス用回転軸103に回転自在
に取り付けられている。ガイドアーム102は、その先端
に連結された磁気ヘッド支持機構3を介してスライダ1
の有する磁気ヘッド2を磁気ディスク101の所定の半径
位置に案内する。ここで、磁気ディスク101の回転方向
は矢印110(右回り)で示し、スライダ1の磁気ディス
ク半径方向の動き、つまりアクセス方向を矢印108で示
す。
スライダ1に搭載された磁気ヘッド2が磁気ディスク
101の面上に書き込まれたデータを読み出すため、ある
いは特定の半径位置にデータを書き込むために、磁気デ
ィスク101上を半径方向に移動することは一般にアクセ
ス(アクセス動作)、あるいはシーク(シーク動作)と
呼ばれているがここではアクセスと呼ぶことにする。
アクセス機構106は、コイル105と磁石104から成り、
ガイドアーム102をアクセス用回転軸103まわりに回転さ
せ、磁気ヘッドを所定の半径位置に位置決め(アクセ
ス)させる。そして、これらの全体は密閉容器107によ
り囲まれている。
本発明の一実施例なる磁気ヘッド支持機構を第2図を
用いて説明する。磁気ヘッド支持機構3は、長手方向先
端に向かって幅が小さくなる略台形板状のロードアーム
4と、ロードアーム4の前部裏面に設けられた接合台44
にとりつけられ長手方向に延びる板状のジンバル5から
なり、ジンバル5の先端部にはスライダ1が取り付けら
れている。またロードアーム4の元端はガイドアーム10
2(第1図参照)にスペーサ40を介して例えばネジによ
り締結されている。
ロードアーム4は、ガイドアーム102に近接する平板
状の弾性部41と、弾性部41から延び、幅の両縁を曲げて
形成されたフランジ部43により補強された荷重用ビーム
部42から成り、そして荷重用ビーム部42の前部には裏面
に突出した接合台44が設けられている。なおこの接合台
44はプレスすることなどにより成型される。ジンバル5
は可撓性のある板からなり、接合台44の下面と接合する
幅広の接合部51と、接合部51から互いに平行して前方に
延びる2つの外側可撓性指部52部と、外側可撓性指部52
の相対する内側に直角に曲げて設けられた支持部材53と
から構成されている。この支持部材53はスライダ1の側
面に接合され、かくしてジンバル5が磁気ヘッドを搭載
したスライダ1を支持する。そして荷重用ビーム部42の
弾性部41はスライダ1に押し付け荷重(単に荷重または
負荷とも呼ばれる)を発生し、荷重用ビーム部42はその
荷重をスライダ1に伝える。
荷重用ビーム部42に裏面に突出して設けられた接合台
44は、スライダ1の浮上面と平行でスライダ1の重心G1
5を含む面(以後スライダ中心面という)と同一面内に
ある接合面440を有しており、この接合面440にジンバル
5の幅広の接合部51がスポット溶接55などにより取り付
けられている。またジンバル5の外側可撓性指部52はス
ライダの中心面と同一面にあり、当然ながら浮上面と平
行な平行面を有し、外側可撓性指部52に直角に曲がって
続く支持部53の間にはスライダ1が入り、スライダ中心
面とジンバル5の平行面とを同一面として支持部材53と
スライダ1が接着剤などで接合されている。本実施例で
は、支持部材53の浮上面から遠い縁530が側面可撓性指
部と同一面にあるが、支持部材53を外側可撓性指部52よ
りも上側、いいかえれば浮上面よりも遠い側に設けた場
合には支持部材53の浮上面に近い縁531を外側可撓性指
部52と同一面上にしてもよい。
スライダ1の先端である流出端面13には2つの磁気ヘ
ッド2が設けられており、スライダ背面11にはロードア
ーム4のフランジ部42に設けられた荷重用突起部45が接
している。荷重用突起部45はロードアーム4の弾性部41
で発生した荷重をスライダ1の背面11を介してスライダ
1に伝える働きをしている。
次に本発明の磁気ヘッド支持機構におけるアクセス動
作時のスライダの浮上変動量について述べる。
まず、最初に従来形の磁気ヘッド支持機構(たとえば
United Stutes Patent No.4,620,251など)におけるア
クセス動作時のアクセス加速度によるスライダの浮上低
下量(以後、この浮上低下量を沈み込み量と呼ぶ)Δh
について検討を行う。従来型の一般にインライン型と呼
ばれる磁気ヘッド支持機構のロードアーム側から見た正
面図及び側面図を第7A,7Bに示す。第7A図に示すように
磁気ヘッド支持機構はロードアーム200(ロードスプリ
ングとも呼ばれている)及びジンバル210(ジンバルス
プリングとも呼ばれている)から構成されており、第7B
図に示すようにロードアーム200の一端はアクセス機構
(図示せず)に連なるガイドアーム230にスペーサ231を
挟んでネジなどで連結されており、他端はジンバル210
を保守している。ジンバル210の一端はスポット溶接な
どによりロードアーム200に連結されており、他端は、
スライダ220の背面221(磁気ディスク240と対向する浮
上面222とは反対面)に接着剤などにより接合されてい
る。インライン形のヘッド支持機構の特徴は、スライダ
220がその浮上面にロードアーム200の長手方向に伸びる
2つの浮上用レール(図示せず)を備えていることであ
る。
この磁気ヘッド支持機構のアクセス動作時を機械力学
的な観点からモデル化したモデルを第8図に示す。な
お、データアクセス時の加速度αの作用方向を第7A図
に、また各部の寸法を第7C図に示した。
ここで、沈み込み量を算出するために以下の変数を用
いる。
l1:スペーサ231とロードアーム200の接合面から、ロー
ドアーム200の板厚の中心までの距離 l2:ロードアーム200の板厚の中心からスライダ220の重
心G250までの距離 y2:ロードアーム200の板厚の中心からスライダ220とジ
ンバル210の接合面(つまりスライダ背面221)までの距
離 lW:スライダ背面221からスライダの重心G250までの距離 第8A,8B図に示した各記号の意味は下記のとおり。
k1 :ロードアームの根元ばね強さ k2 :ジンバルのばね強さ k3 :ディスクの回転により形成される、ディスクとスラ
イダ間の空気ばね強さ θ0:アクセス時のガイドアームのねじれ角度 θ1:アクセス時のロードアームのねじれ角度 θ2:アクセス時のスライダのねじれ角(これは、スライ
ダに接合されているジンバルのねじれ角と一致する)つ
まり、スライダのローリング角。これにより、スライダ
浮上レールの内周側と外周側(ディスクの中心からみて
内周側、外周側)のレール間の浮上量のアンバランス
(沈み込み)が発生する。つまり、第8B図に示すよう
に、スライダの幅をyとすると、沈み込み量Δhは で表わされる。
θ3:アクセス動作時のディスクのねじれ角(θ0
アクセス時にも、剛性が高いために0となる。) m1 :ロードアーム質量 m2 :スライダ質量 アクセス動作時の各部の変形は、第8A図のモデルの力
の釣り合いを考えることにより次式で表わされる。
(1),(2)式より ここで、k3はk2に比べ十分に大きい(k3≫k2)ため、
(3)式は(4)式のように略記することができる。
ここで、(4)式の右辺に、一般に用いられている各
部のばね強さ、質量及び長さを代入して、各項の大きさ
を比較検討を行う。なおk,m,lWには以下の値を用いた。
k1=1700g・mm/rad k2=50g・mm/rad lW=0.4mm,m1=44mg,m2=57mg 右辺の第1項は となり、(4)式は、さらに簡略化され次式で表わされ
る。
ここで、スライダの幅をy、スライダの沈み込み量を
Δh(アクセス加速度による浮上低下量)とすると、Δ
hは次式で表わされる。
(9)式より、Δhを小さくする方法として、(a)
y,m2,α,lWを小さくする、(b)k3を大きくする等
(a)(b)2つの方法がある。今、スライダ形状、ス
ライダ荷重、及びアクセス加速度を変えないで、支持機
構を改良して、Δhを低減するためには、lWを小さくす
ることがΔhを小さくする有効な手段であることは
(9)式より明らかである。
しかし、第7C図に示すような従来形のインライン磁気
ヘッド支持機構では、ジンバル210をスライダ背面221に
取り付けるために、構造上lWを小さくすることができな
い。つまりlW(スライダ重心Gからスライダ背面までの
距離)を、磁気ヘッド支持機構の構造上から小さくする
ことが不可能であった。
しかし、第2図から第6図に示した本発明の第1の実
施例では、支持機構の構造によりlWをゼロにすることが
可能となり、Δhを著しく低減することが可能となる。
この理由を第9図を用いて説明する。
第9図は、概して第4図を拡大したもので、アクセス
時の本支持機構の機能を示す機能説明図である。第9図
において第4図と同一記号を付したものは同一部品ある
いは同一機能のものを示している。第1の実施例の説明
で述べたように、外側可撓性指部52には、スライダの浮
上面10にほぼ直角で、かつスライダ1の側面12に接合し
長手方向に伸びる支持部材53が連接している。外側可撓
性指部52と支持部材53との連接部である外側可撓性指部
52の縁は、浮上面10に平行でスライダの重心G15を含む
面と同一面内にある。このためアクセス時の加速度αは
外側可撓性指部52を介して浮上面10と平行方向に重心G1
5に作用する。このため、従来形磁気ヘッド支持機構で
発生していた。(9)式で表わされる沈み込みΔhをゼ
ロにすることができる。これは(9)式のlW(加速度α
の作用点とスライダ重心Gまでの距離)をゼロにするこ
とができるためである。
これにより、アクセス時の加速度αにより発生した沈
み込み量Δhに起因する(浮上量低下による)。スライ
ダとディスクとの接触がなくなり、ディスク面上に記憶
されているデータを破壊することはもちろんであるが、
データの読み出し/書き込みの誤動作をなくすることが
可能である。
本発明の第2の実施例を第10図から第14図に示す。第
10図は第2実施例の磁気ヘッド機構の正面図、第11図は
その上面図、第12図はその側面図、第13図は第11図のI
−I断面図、第14図は磁気ヘッド機構をスライダの浮上
面側から見た下面図である。第10図において第2図と同
一番号を付したものは同一部材、あるいは同一機能のも
のを示している。本実施例と第1の実施例との違いは、
ジンバル5が、一枚の長方形可撓性平板であり、第1の
実施例では2つの外側可撓性指部5を持っていたが、本
実施例では1つの可撓性指部520となっていることと、
ジンバル5とスライダ1との接合部である支持部材53が
第12図から第14図に示されているように、浮上面10を持
つ2つの浮上用レールの間のブリード部14に設けられて
いる点である。このため、本実施例ではジンバル5が1
枚の可撓性の長方形平板でよく、第1の実施例のように
スライダの支持部材53を外側可撓性指部に対して直角に
設ける必要がない。さらに、支持部材53を前記ブリード
部14に設けることにより両者の接合に十分な接合面積が
得られ、スライダの支持を確実なものにすることができ
る。以上のことからジンバルの生産性を著しく向上させ
るとともに、磁気ヘッド支持機構の信頼性を向上でき
る。さらに、ロードアーム4に設けた接合台44の下面44
0及びブリード部14をスライダ浮上面10と平行でスライ
ダ1の重心G15を含む面上に形成することにより、アク
セス時に発生する加速度の作用点をスライダの重心G15
と一致させることが可能となり、スライダの沈み込みが
なくなるので第1の実施例と同様の効果も期待すること
ができる。すなわち、スライダとディスクとの接触を防
止でき、磁気ディスク上のデータの破壊はもちろん、デ
ータの読み出し/書き込みにおける誤動作をなくすこと
ができる。
なお、ジンバル5とスライダ1のブリード部14との接
合は接着剤などを用いることにより容易に可能である。
本発明の第3の実施例を第15図から第19図に示す。第
15図は本実施例の正面図、第16図はその上面図、第17図
はその側面図、第18図は第16図のI−I断面図、第19図
はスライダの浮上面側から見た支持機構を示す図であ
る。第15図において第2図と同一番号を付したものは同
一部材、あるいは同一機能のものを示している。本実施
例と第1の実施例との違いは、第17図に示すように、ス
ライダの浮上面10とその反対側のスライダ背面11を荷重
用突起部45が接触する面を除いて、浮上面10と平行でス
ライダの重心G15を含む面と同一面になるまで長手方向
に削り、削ってできた段部背面111にジンバルの支持部
材53を設けた点である。このため、ジンバルは一枚の平
板から形成され、支持部材53をスライダ側面に接合させ
るために第1の実施例のように、外側可撓性指部52に対
して支持部材53を直角に設ける必要がない。このため、
ジンバルの製作が容易となり磁気ヘッド支持機構の生産
性を向上させることが可能となる。また、接合台44の下
面440と、スライダの支持部材53の設けられた段部背面
がほぼ同一の面上に形成されているために、第1の実施
例と同様の効果も期待することができる。
第4の実施例を第20図に示す。第20図において第2図
と同一番号を付したものは同一部材あるいは同一機能の
ものを示している。本実施例において第1の実施例と異
なる点は、第1の実施例ではロードアーム4に設けてい
た荷重用突起部45をロードアーム4とは別にスライダ1
の背面11に設けている点である。荷重用突起部45はスラ
イダ1と一体成形であっても、また独立に設けたもので
あっても良い。本実施例のように、荷重用突起部45をロ
ードアーム4から独立させて形成することにより、ロー
ドアームの生産性を向上させることができる。また本実
施例においても第1の実施例と同様の効果も期待でき
る。
本発明の第5の実施例を第21図に示す。第21図はロー
ドアーム長手方向の中心線に沿って、浮上面に直角な面
で切断したときの断面図である。第2図と同一番号を付
したものは同一部材あるいは同一機能のものを示してい
る。本実施例における第1の実施例との違いは、第1の
実施例ではロードアーム1と一体成形で設けていた接合
台44をロードアーム1とは別のスペーサ(平板)で形成
した点である。該接合台44はロードアーム4とスポット
溶接あるいは接着材により接合されている。このため接
合台をロードアームと一体で成形する必要がなくなり、
ロードアームの生産性を向上させることができる。また
本実施例においても第1の実施例と同様の効果を期待す
ることができる。
本発明の第6の実施例を第22図に示す。第2図と同一
番号を付したものは同一部材あるいは同一機能のものを
示す。本実施例の第1の実施例との違いは荷重用突起部
(図示せず)をロードアームから取り除いた点である。
これは、スライダの浮上面と磁気ディスク表面との間に
大気圧よりも低い圧力(負圧力)を発生するスライダ
(一般に負圧形スライダと呼ばれており、例えば特公昭
59−18780に開示されている)を支持する場合には荷重
用突起部が必要でないためである。荷重用突起部を設け
ないためにロードアームの生産性を向上でき、かつ前記
負圧形スライダを支持するのに適している。また本実施
例においても第1の実施例と同様の効果を期待すること
ができる。
本発明の第7の実施例を第23図に示す。第2図と同一
番号を付したものは同一部材、あるいは同一機能のもの
を示している。本実施例と第1の実施例との違いは、ジ
ンバル5のスライダ1との連接部である支持部材53をス
ライダの流入端面16(磁気ディスクとスライダ間の空気
流が流れ込む側)に設けた点である。なおジンバル5の
外側可撓性指部52は第1の実施例と同様にスライダの浮
上面10と平行でスライダの重心G15と同一面内に設置さ
れている。本実施例ではジンバル5とスライダ1との連
接部をスライダ1の流入端面16とすることによりジンバ
ルを小型にできる、とともに構造が簡単となるために生
産性を向上することができる。また、外側可撓性指部52
を浮上面10に平行で重心G15を含む面内に設けることに
より第1の実施例と同様の効果も期待することができ
る。本実施例では支持部材53を外側可撓性指部52よりス
ライダ1の浮上面10側に設けているが、外側可撓性指部
52を浮上面10に平行で重心G15を含む面内に設けていれ
ば、これを背面側11に設けても良い。
本発明の第8の実施例を第24図から第27図に示す。第
24図はロードアームの側から見た本実施例の正面図、第
25図はその側面図、第26図は第24図のI−I断面図、第
27図は第24図の下面図である。本実施例と第1の実施例
との違いは第24図から第26図に示すように、ジンバル5
の支持部材53をスライダの背面11の中心に長手方向に設
けた溝110に取り付けた点である。溝110はスライダの長
手方向にスライダの流入端面16から流出端面13まで、ス
ライダの浮上面に対して平行に設けられており、溝110
の座部はスライダ1の浮上面10に平行で、重心G15を含
む面と同一面内に設定されている。また、本実施例では
ジンバル1の支持部材53に荷重用突起部45を設けてい
る。これにより、ロードアームに荷重用突起部45を設け
る必要がなくなり、ロードアームの生産性が向上する。
また、ジンバル1の支持部材53に荷重用突起部45を設け
ることにより、荷重用突起部45の位置決め精度が向上
し、ロードアームで発生した荷重のスライダへの作用点
を正確に制御することが可能となり、磁気ヘッド支持機
構の組立精度を向上させ、これにより製品の品質を安定
化することができる。また、浮上面10と平行で重心G15
と平行な面内にあるスライダ1の背面に設けた溝110
に、ジンバルの支持部材53を設けることによりアクセス
時の加速度の作用点をスライダの重心に一致させること
ができるので第1の実施例と同様の効果も期待すること
ができる。さらに本実施例においても、ジンバルの可撓
性指部を第2の実施例と同様に1枚の可撓性の平板で構
成することが可能となり、ジンバルの生産性を向上させ
ることも可能となる。
本発明の第9の実施例を第28図に示す。本実施例と第
1の実施例との違いは、ロードアーム4に設けられた接
合台44のジンバル5との接合面440がスライダの浮上面1
0と平行で重心Gを含む面と同一面内にない点である。
しかし、本実施例においても、ジンバル5の外側可撓性
指部52と支持部材53との接合部521は、スライダの浮上
面と平行で、重心Gを含む面と同一面内に取り付けられ
ている。このため、アクセス時の加速度の作用点を第1
の実施例と同様に、重心Gと一致させることができる。
これにより本実施例においても第1の実施例とほぼ同様
の効果を期待することができる。さらに、接合台44の接
合面440を、ロードアーム製作上の問題から、第1の実
施例と同様に浮上面10と平行で重心G15と同一の面内に
設けられない場合にも上述した理由から、アクセス時の
沈み込みを低減することができる。また、前記接合面44
0をスライダの浮上面に平行で重心Gを含む面と厳密に
同一面内に設けられない場合にも、外側可撓性指部と支
持部材との接合点521を本実施例のように設けることに
より、ほぼ第1の実施例と同様の効果を期待することが
できるので、磁気ヘッド支持機構の生産性を著しく向上
させることが可能となる。
本発明の第10の実施例を第29図に示す。第2図と同一
番号を付したものは同一部材あるいは同一機能のものを
示している。本実施例と第1の実施例との違いは、本実
施例では接合台(図示せず)がロードアームに無く、ロ
ードアームの荷重用ビーム部が第1の実施例の接合台の
役割を謙用している点である。本実施例においても、第
9の実施例と同様に外側可撓性指部52と支持部材53との
接合点521を、スライダの浮上面10と平行でスライダの
重心G15を含む面はほぼ同一面の面内に設けている。こ
れにより、アクセス時の加速度の作用点をスライダの重
心位置に一致させることが可能となり、第1の実施例と
同様に、アクセス時のスライダの沈み込みがなくなる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、磁気ヘッド支持機構において、ロー
ドアームにスライダの浮上面と平行でかつスライダの重
心を含むスライダの中心面と同一面をもつ接合台を設
け、その接合台にジンバルの一端を接合し、ジンバル他
端ではスライダをスライダの中心面で支持する構造とし
たので、アクセス時に発生する加速度の作用点をスライ
ダの重心と一致させることができ、加速度によるスライ
ダの浮上量低下を防ぐことができ、したがってスライダ
と磁気ディスクとの接触による磁気ディスクの記憶する
データの破壊、さらに磁気ヘッドによる読み出し/書き
込みの誤動作をなくすことができる。さらにジンバルは
基本的にはスライダの浮上面に平行でスライダ方向に延
びる可とう性をもつ平板で良く、従来の支持機構に用い
られていたコの字形のジンバル(第7図に示す)に比べ
段差を設ける必要がないので、ジンバルの生産性を著し
く向上させることができる。
また、本発明の他の磁気ヘッド支持機構すなわち接合
台の接合面とスライダの中心面の段差があるもの、また
はロードアームに直接ジンバルを接合したものにおいて
も、ジンバルがスライダをスライダの中心面で支持する
構造としたので、アクセス時に発生する加速度の作用点
をスライダの重心と一致させることができ、加速度によ
るスライダの浮上量低下を防ぐことができ、上記と同様
にスライダと磁気ディスクとの接触による磁気ディスク
の記憶するデータの破壊、さらに磁気ヘッドによる読み
出し/書き込みの誤動作をなくすことができる。
さらにロードアームの弾性部で発生した荷重をロード
アームからスライダに伝える突起部をロードアームの荷
重用ビーム部またはスライダの背面に設けることが可能
となり、突起部の設置場所に関して設計の自由度を広げ
るとともに、ジンバルのような薄板に設けることは量産
上難しかった突起部を容易に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気ヘッド支持機構を用いた磁気ディ
スク装置の構成図、第2図は本発明の第1の実施例の正
面図、第3図はその上面図、第4図はその側面図、第5
図は第3図のI−I断面図、第6図は第2図の下面図、
第7A図〜第7C図は従来の支持機構の構成図、第8図はそ
れを振動の観点からモデル化したモデル図、第9図は第
1の実施例の機能説明図、第10図は本発明の第2の実施
例の正面図、第11図はその上面図、第12図はその側面
図、第13図は第11図のI−I断面図、第14図は第10図の
下面図、第15図は本発明の第3の実施例の正面図、第16
図はその上面図、第17図はその側面図、第18図は第16図
のI−I断面図、第19図は第15図の下面図、第20図は本
発明の第4の実施例の正面図、第21図は本発明の第5の
実施例を示す断面図、第22図は本発明の第6の実施例を
示す正面図、第23図は本発明の第7の実施例を示す正面
図、第24図は本発明の第8の実施例の上面図、第25図は
その側面図、第26図は第24図のI−I断面図、第27図は
スライダの浮上面から見た第8の実施例の正面図、第28
図は本発明の第9の実施例の正面図、第29図は本発明の
第10の実施例を示す正面図である。 1……スライダ、2……磁気ヘッド、 3……磁気ヘッド支持機構、4……ロードアーム、 5……ジンバル、10……浮上面、11……背面、 12……側面、13……流出端面、 14……ブリード部、15……スライダ重心、 40……スペーサ、41……弾性部、 42……荷重用ビーム部、43……フランジ部、 44……接合台、45……荷重用突起部、 51……接合部、52……外側可撓性指部、 53……支持部材、520……可撓性指部、 100……回転軸、101……磁気ディスク、 102……ガイドアーム、104……磁石、 105……コイル、107……密閉容器、 521……接合点。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−107384(JP,A) 特開 昭63−201966(JP,A) 特開 平1−271659(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 21/21 D

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気ヘッドを搭載し該磁気ヘッドにより書
    き込み/読み出しを行う磁気ディスクに対向する浮上面
    を有するスライダと、該スライダのアクセス方向にほぼ
    直角に延び該スライダを先端部で支持した可撓性のある
    ジンバルと、該ジンバルの後端部を取り付けた剛性のあ
    る荷重用ビーム部と該荷重用ビーム部に続く弾性部とで
    なるロードアームとから構成され、前記弾性部の端部を
    介して結合したアクセス機構により前記アクセス方向に
    駆動される磁気ヘッド支持機構において、前記ジンバル
    の先端部に、前記スライダの重心を含みかつ浮上面と平
    行なスライダ中心面と同一面にある平行面をもつ支持部
    を設け、該支持部に前記スライダ中心面と平行面を同一
    面として前記スライダを接合し、また前記荷重用ビーム
    部に、前記浮上面側に突出し前記スライダの中心面と略
    同一面にある接合面をもつ接合台を設け、該接合面に前
    記ジンバルの後端部を接合したことを特徴とする磁気ヘ
    ッド支持機構。
  2. 【請求項2】磁気ヘッドを搭載し該磁気ヘッドにより書
    き込み/読み出しを行う磁気ディスクに対向する浮上面
    を有するスライダと、該スライダのアクセス方向にほぼ
    直角に延び該スライダを先端部で支持した可撓性のある
    ジンバルと、該ジンバルの後端部を取り付けた剛性のあ
    る荷重用ビーム部と該荷重用ビーム部に続く弾性部とで
    なるロードアームとから構成され、前記弾性部の端部を
    介して結合したアクセス機構により前記アクセス方向に
    駆動される磁気ヘッド支持機構において、前記ジンバル
    の先端部に、前記スライダの重心を含みかつ浮上面と平
    行なスライダ中心面と同一面にある平行面をもつ支持部
    を設け、該支持部に前記スライダ中心面と平行面を同一
    面として前記スライダを接合し、また前記荷重用ビーム
    部に、前記浮上面側に突出し前記スライダの中心面と平
    行でかつ段差のある接合面をもつ接合台を設け、該接合
    面に前記ジンバルの平行面から傾斜した部分を介してつ
    ながる後端部を接合しとことを特徴とする磁気ヘッド支
    持機構。
  3. 【請求項3】前記接合台は前記ロードアームと一体に成
    型したことを特徴とする請求項1または2記載の磁気ヘ
    ッド支持機構。
  4. 【請求項4】前記接合台と前記ロードアームは、接合し
    て一体としたことを特徴とする請求項1または2記載の
    磁気ヘッド支持機構。
  5. 【請求項5】磁気ヘッドを搭載し該磁気ヘッドにより書
    き込み/読み出しを行う磁気ディスクに対向する浮上面
    を有するスライダと、該スライダのアクセス方にほぼ直
    角に延び該スライダを先端部で支持した可撓性のあるジ
    ンバルと、該ジンバルの後端部を取り付けた剛性のある
    荷重用ビーム部と該荷重用ビーム部に続く弾性部とでな
    るロードアームとから構成され、前記弾性部の端部を介
    して結合したアクセス機構により前記アクセス方向に駆
    動される磁気ヘッド支持機構において、前記ジンバルの
    先端部に、前記スライダの重心を含みかつ浮上面と平行
    なスライダ中心面と同一面にある平行面をもつ支持部を
    設け、該支持部に前記スライダ中心面と平行面を同一面
    として前記スライダを接合し、また前記荷重用ビーム部
    の前記浮上面側に、前記ジンバル平行面から傾斜した部
    分を介してつながる後端部を接合したことを特徴とする
    磁気ヘッド支持機構。
  6. 【請求項6】前記ジンバルの支持部は平行面から折れ曲
    がるフランジを有することを特徴とする請求項1〜5の
    いずれか記載の磁気ヘッド支持機構。
  7. 【請求項7】前記ロードアームは、荷重用ビーム部の先
    端部に、弾性部で発生する負荷荷重を前記スライダの浮
    上面とは反対側の背面に接して伝える突起部を有するこ
    とを特徴とする請求項1〜6のいずれか記載の磁気ヘッ
    ド支持機構。
  8. 【請求項8】前記スライダは、該スライダの浮上面と反
    対側の背面に前記荷重用ビームに接触し前記弾性部で発
    生する荷重を伝える突起部を有することを特徴とする請
    求項1〜6のいずれか記載の磁気ヘッド支持機構。
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