JPH0629821Y2 - Fdd装置におけるヘツドアーム - Google Patents

Fdd装置におけるヘツドアーム

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JPH0629821Y2
JPH0629821Y2 JP11593588U JP11593588U JPH0629821Y2 JP H0629821 Y2 JPH0629821 Y2 JP H0629821Y2 JP 11593588 U JP11593588 U JP 11593588U JP 11593588 U JP11593588 U JP 11593588U JP H0629821 Y2 JPH0629821 Y2 JP H0629821Y2
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JP
Japan
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head arm
gimbal spring
head
positioning hole
arm
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JP11593588U
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進 種田
一夫 守谷
浩資 西沢
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株式会社ワイ・イー・データ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はFDD装置(フロッピー・ディスク・ドライ
ブ装置)におけるヘッドアームの構造に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第1図はFDD装置に装備される従来のヘッドキャリッ
ジの斜視図を示すもので、1はキャリッジベース、2は
キャリッジベース1に一端を取付けたヘッドアーム、3
はキャリッジベース1に接着したサイド0側ジンバルバ
ネ、4はサイド0側ヘッド、5はアームスプリング、6
は調整ネジである。
第2図はヘッドアーム2の裏側構造を示す拡大斜視図
で、7はヘッドアーム2の裏面に接着したサイド1側ジ
ンバルバネ、8はサイド1側ヘッド、9はヘッドアーム
2に設けた位置決めピン(突起)、10は位置決め孔であ
る。
そして、FDD装置におけるサイド0,サイド1の位置
調整は極めて高精度の位置決めが要求され、サイド0側
ヘッド4を接着したジンバルバネ3をキャリッジベース
1に接着する場合は、顕微鏡を使って位置決めが行なわ
れる。
一方サイド1側ヘッド4を接着したジンバルバネ7は、
顕微鏡を使わずに、位置決めピン9に位置決め孔10を嵌
めてヘッドアーム2に接着し、このヘッドアーム2をキ
ャリッジベース1に2本の調整ネジ6によって取付ける
際に、測定器を使ってサイド0側に対する相対位置を決
めるようにしている。
〔従来構造の問題点〕
上記従来構造のヘッド装置は次に列挙するような問題点
がある。
(1)サイド1側ジンバルバネ7は、50〜80μmと薄い
為、位置決め孔10が小さく、きつくピン9を嵌合する
と、ジンバルバネが歪んだり、第3図のように曲ったり
するので、位置決め孔10を大きくしている。この為ヘッ
ドアーム2に対するジンバルバネ7の位置決めが一定し
ないという問題がある。
(2)ヘッドアーム2に対するサイド1側ジンバルバネの
位置が一定しないと、サイド0側にチャッキングした場
合、ヘッド圧が一定方向に加わらない為、偏心したヘッ
ド圧が加わることになる。
(3)ヘッドアーム2にサイド1側ジンバルバネ7を固定
する場合、製造工程上瞬間接着剤等を利用して仮固定を
し、位置決めをしてから、本接着と云う2度の接着工程
を経由するので工程が重複し合理的ではない。
(4)ヘッドアーム2に対するサイド1側ジンバルバネの
取付位置が一定しないと、キャリッジベース1に2本の
調整ネジ6で締結する時、大きな調整範囲が必要となる
ばかりでなく、本来のリードライトギャップの位置を探
す事に時間がかかり、電気調整による、位置調整作業時
の工数増加となる。
以上のような問題があると、特に自動化等をはかる場合
マイナス要因となる。
〔考案の目的〕
本考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、FD
D装置に於けるヘッドアーム2とサイド1側ジンバルバ
ネ7をより高精度に固定し、さらに仮固定接着等を省略
し、FDD装置用キャリッジとして安定しバランスのと
れた、低価格製品を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は上記の課題を解決するため位置決め孔の寸法を
突起(ピン)よりも小さくすると共に位置決め孔に適数
のスリット溝を設けた構造としたものである。
〔作用〕
位置決め孔を突起と嵌合することによりジンバルバネを
ヘッドアームに仮止めすることができる。また、スリッ
ト溝を設けることにより形成される舌片が屈曲して、全
体としては歪が生じない。
また寸法公差に多少バラツキがあっても舌片の屈曲度が
異るだけで、従来よりも取付位置精度を数段向すること
ができる。
〔実施例〕
第4図は本考案の実施例におけるサイド1側のジンバル
バネ11の拡大平面図で、12は両側に設けた位置決め孔、
13は放射状に設けたスリット溝、8はサイド1側ヘッド
である。
第5図はサイド1側ジンバルバネ11を取付けたヘッドア
ーム2の拡大断面図で、9は突起(ピン)、14はスリッ
ト溝13を設けた為に形成された舌片である。
この第5図からわかるように、舌片14のみが屈曲するだ
けでジンバルバネ全体としては歪を生じない。
第6図は本考案に係る位置決め孔の他の実施形状を示す
もので、(a)図のものはスリット溝をT字状としたもの
であり、(b)図に示すものは、楕円孔の場合のスリット
溝の設け方の一例を示すものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、舌片部の曲がりによりジンバルバネ全
体には影響を与えないため、ヘッドチップ分離には何等
物理的変化がなく、従来のギャップのあるジンバル位置
決め孔に比べ、ヘッドアームとサイド1側ジンバルバネ
11との取付位置精度を数段向上する事が出来た。
なお、スリット溝の数及び大きさはジンバルバネの厚さ
構造等により任意に設定する。また、位置決め孔及び突
起(ピン)を設ける数及び位置は図示の実施例のみに限
定されるものではなく任意に選択される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のヘッドキャリッジの斜視図、第2図は従
来のヘッドアームの裏側構造を示す拡大斜視図、第3図
は従来品の問題点を示す図、第4図は本発明実施例にお
けるサイド1側ジンバルバネの拡大平面図、第5図は第
4図のサイド1側ジンバルバネを取付けたヘッドアーム
の拡大断面図、第6図は位置決め孔の異なる実施例を示
す拡大平面図である。 1……キャリッジベース 2……ヘッドアーム 3……サイド0側ジンバルバネ 4……サイド0側ヘッド 5……アームスプリング 6……調整ネジ 7……サイド1側ジンバルバネ 8……サイド1側ヘッド 9……位置決めピン 10……位置決め孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ジンバルバネを介して磁気ヘッドを取付け
    たヘッドアームにおいて、前記ヘッドアームのジンバル
    バネ固定面の両側に突起を設け、且つ前記ジンバルバネ
    にこの突起と係合する突起の寸法より小さい位置決め孔
    を設けると共に、この位置決め孔に適数のスリット溝を
    設けたことを特徴とするFDD装置におけるヘッドアー
    ム。
JP11593588U 1988-09-05 1988-09-05 Fdd装置におけるヘツドアーム Expired - Lifetime JPH0629821Y2 (ja)

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JPH0239372U JPH0239372U (ja) 1990-03-16
JPH0629821Y2 true JPH0629821Y2 (ja) 1994-08-10

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JP5499776B2 (ja) * 2010-03-03 2014-05-21 アイシン精機株式会社 回転電機

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JPH0239372U (ja) 1990-03-16

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