JP3551075B2 - ディスク記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク状の記録媒体に光スポットを照射し、光学的に情報を記録再生するディスク記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ディスク記録再生装置は、CD(Compact Disc)、MD(Mini Disc)等においては装置の小型化と共に記録密度の向上が課題となっており、最近ではDVD(Digital Video Disc或いはDigital Versatile Disc)等の大容量ディスクが注目をあびており、用途は年々多様化すると共に益々高密度・小型・高性能・高付加価値化している。
【0003】
かかる光ディスクに用いられているディスク記録再生装置の従来の実施の形態について図面を用いながら説明する。
【0004】
図23は、従来のディスク記録再生装置の分解斜視図、図24は、従来のディスク記録再生装置の組立斜視図、図25は、従来のディスク記録再生装置のあおり調整部の側断面図である。
【0005】
図23、図24、および図25において、対物レンズ駆動装置1は、対物レンズ2を保持するレンズホルダ3が設けられている。レンズホルダ3の両側面には、レンズホルダ3を固定部4に対して2方向に可動に支持する弾性体5が上下にそれぞれ取付けられており、レンズホルダ3の中央部の孔には、フォーカシングコイル6およびトラッキングコイル7が固着されている。フォーカシングコイル6は、レンズホルダ3を固定部4に対し垂直方向矢印F方向に動かし、トラッキングコイル7はレンズホルダ3を固定部4に対し水平方向矢印T方向に動くように構成されている。さらに、固定部4は、対物レンズ駆動装置1を調整後、光学基台8に固定するためのベース9に固定されている。
【0006】
また、ベース9の下面部には、球面凸部9aが設けられており、光学基台8の一部に設けられている球面凹部8aと摺動接触しており、あおりネジ10を回転することにより、ベース9をθR、θT回転させる。なお、この時の回転中心は対物レンズ2の中心位置とする。
【0007】
次に光学基台8には、反射ミラー11が固定されていると共に、ホログラム素子、ビームスプリッター、折り返しミラー、偏向分離素子などからなる光学部品と半導体レーザ、光検出器などからなる受発光素子が一体的に構成されている光学ユニット12がタンジェンシャル方向端面部に固定されている。
【0008】
以上のように、対物レンズ駆動装置1と光学基台8と反射ミラー11と、光学ユニット12により光学ヘッド13が構成されている。
【0009】
以上のように構成された従来例であるところのディスク記録再生装置の対物レンズ駆動装置1と光学ユニット12の相対位置調整について説明する。
【0010】
光学ユニット12は、例えば受光素子のトラッキング誤差信号の出力が略均一となるようにラジアル方向(X方向)、タンジェンシャル方向(Y方向)に移動調整した後、光学基台8の端面部に接着剤などにより固定する。さらに、あおりネジ10を回転させることにより、記録媒体14(図示せず)と対物レンズ2との相対傾きの調整を行う。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の構成では、光学ユニット12をX方向、およびY方向に移動することにより、光学ユニット12と対物レンズ2の相対位置調整を行っていたため、その調整領域を予め確保しておく必要があり、光学ヘッド13の小型化、薄型化が困難になるという問題が生じていた。
【0012】
さらに、記録媒体14と対物レンズ2の相対傾きを調整するために、ベース9の下面部に設けられた球面凸部9aと光学基台8の一部に設けられた球面凹部8aが必要になることにより、光学ヘッド13の厚みが厚くなると共に、球面加工を行うためコストアップになるという問題が生じていた。
【0013】
本発明は、上記した問題点に鑑み、光学ユニット12を光学基台8に直接固定すると共に、ベース9の下面部に設けられた球面凸部9aと光学基台8の一部に設けられた球面凹部8aとを廃止することにより、光学ヘッド13の全高を大幅に低減し、小型・薄型の光学ヘッド、およびディスク記録再生装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、第1の本発明は、円盤状情報記録媒体と、該円盤状情報記録媒体への光の集光手段である対物レンズと、該対物レンズを保持し前記円盤状情報記録媒体へのフォーカスおよびラジアル方向に前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置と、受発光素子を備え、前記円盤状情報記録媒体からの反射光により所望の検出信号を得るために、前記対物レンズ駆動装置を移動することにより、前記対物レンズと前記受発光素子との相対位置調整がされているディスク記録再生装置において、前記対物レンズ駆動装置にフォーカス方向に貫通した切り欠き、もしくは穴を有する複数個の突起部を設け、前記受発光素子を保持する光学基台には、前記対物レンズ駆動装置の突起部を固定するための複数の凹部を有しており、該凹部に前記切り欠き、もしくは穴を有する突起部を光学的反応により接着固定する接着剤により固定したことを特徴とするディスク記録再生装置である。
【0015】
また、第2の発明は、上記第1の発明において、突起部に設けた切り欠き、もしくは穴の形状をその突起部の上面と下面で異なる形状にしたものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
次に、本発明の実施の形態について図面を用いながら説明する。
【0022】
図1は、本実施の形態におけるディスク記録再生装置の分解斜視図、図2は、本実施の形態におけるディスク記録再生装置の組立斜視図である。
【0023】
図1、図2において、対物レンズ駆動装置1は、対物レンズ2を保持するレンズホルダ3が設けられている。レンズホルダ3の両側面には、レンズホルダ3を固定部4に対して2方向に可動に支持する弾性体5が上下にそれぞれ取付けられており、レンズホルダ3の中央部の孔には、フォーカシングコイル6およびトラッキングコイル7が固着されている。フォーカシングコイル6は、レンズホルダ3を固定部4に対し垂直方向矢印F方向に動かし、トラッキングコイル7はレンズホルダ3を固定部4に対し水平方向矢印T方向に動くように構成されている。さらに、固定部4は、対物レンズ駆動装置1を調整後、光学基台8に固定するためのベース9に固定されている。ここで、ベース9には、光学基台8に固定するための突起部9が、設けられており、光学基台8には、突起部9と対向する位置に突起部9bを遊嵌し、かつ対物レンズ駆動装置の調整範囲を規定するように凹部8bが設けられている。
【0024】
次に光学基台8には、反射ミラー11が固定されていると共に、ホログラム素子、ビームスプリッター、折り返しミラー、偏向分離素子などからなる光学部品と半導体レーザ、光検出器などからなる受発光素子が一体的に構成されている光学ユニット12がタンジェンシャル方向端面部に固定されている。
【0025】
以上のように、対物レンズ駆動装置1と光学基台8と反射ミラー11と、光学ユニット12により光学ヘッド13が構成されている。
【0026】
以上のように構成されたディスク記録再生装置の対物レンズ駆動装置1と光学ユニット12の相対位置調整について説明する。
【0027】
外部治具のチャッキングピン(図示せず)により、ベース9の位置決め穴(図示せず)を保持し、対物レンズ2に入射する光軸と略直行する平面内で、対物レンズ駆動装置1を、例えば受光素子のトラッキング誤差信号の出力が略均一となるようにラジアル方向(X方向)、タンジェンシャル方向(Y方向)に移動調整した後、記録媒体14(図示せず)と対物レンズ2との相対角度を調整をするために、同様に外部治具を回転させることにより、対物レンズ駆動装置1をラジアル方向θR、およびタンジェンシャル方向θTにそれぞれ回転させる。このようにして、平面内の位置調整と記録媒体14の相対傾きを調整した後、凹部8bに接着剤15を塗布し、凹部8bと突起部9bを固定することにより、光学基台8に対物レンズ駆動装置1を固定する。
【0028】
以上のように、本実施の形態によれば、対物レンズ駆動装置に設けられた突起部と、受発光素子を保持する光学基台には、対物レンズ駆動装置の突起部を固定するための凹部を有しており、凹部は突起部を固定すると共に、対物レンズ駆動装置の調整範囲を規定するように構成することにより、光学ヘッド13の全高を大幅に低減し、小型・薄型の光学ヘッド、およびディスク記録再生装置を提供する対物レンズ駆動装置を光学基台に調整取り付ける際の対物レンズ駆動装置の調整範囲を予め規定することにより、対物レンズ駆動装置の相対位置調整の時間を短縮することができる。
(第2の実施の形態)
図3は、本実施の形態の分解斜視図、図4は、本実施の形態のディスク記録再生装置の組立斜視図である。
【0029】
図3、図4において、図1、図2と同一の箇所は同一の番号を付し、説明を省略する。図1、図2と異なる箇所は、光学基台8に設けられた凹部8bを接着固定する近傍に調整範囲を考慮して袋状にしたことにある。
【0030】
このことにより、接着剤の量を規定できると共に、接着剤のY方向の流れ込みを少なくすることにより、接着強度を増すという固有の効果を有する。
(第3の実施の形態)
次に、本発明第3の実施の形態について図面を用いながら説明する。
【0031】
図5は、本実施の形態のディスク記録再生装置の分解斜視図、図6は、本実施の形態におけるディスク記録再生装置の組立斜視図である。第1、第2の実施の形態と異なる箇所は、固定する4カ所の固定方法を変えたことにある。
【0032】
例えば、固定部4側の突起部9b(図6においては、15部)を固定する方法は、光学的反応などにより固化する接着剤15を用いて固定する。さらに、その後、非固定部側の突起部9b(図6においては、17部)を固定は、半田付け等の蝋付け、もしくは溶接などのような金属的結合によって固定したことによる。
【0033】
以上のように、本実施の形態によれば、固定部により固定方法を変えることによって、接着力は、金属結合により得、環境特性は、接着剤などの化学的手段により、得ることができるので、接着力と環境特性を併せ持つことができる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明第4の実施の形態について図面を用いながら説明する。
【0034】
図7は、本実施の形態のディスク記録再生装置の平面図、図8は、本実施の形態のディスク記録再生装置を説明するための補助平面図である。
【0035】
図7、図8おいて、図1、図2と同一の箇所は、同一の番号を付し、説明を省略する。図1、図2と異なる箇所は、光学基台8に設けられた凹部8bのラジアル方向の幅を規定したことにある。
【0036】
すなわち、図7に示すように、ベース9に設けられた突起部9bのラジアル方向の最大幅をW1、ラジアル方向に相対向する光学基台8に設けられた凹部8bのラジアル方向の最大幅をW2、凹部8bのラジアル方向の幅をW3とすると、W1、W2、W3において、式1の関係にあるように構成されている。
【0037】
W1>W2−W3 (式1)
W1≦W2−W3 (式2)
式1のように各幅を規定することによって、図8に示すような各幅が式2のような関係にある時と比較すると、ベース9に設けられた突起部9bが、光学基台8に設けられた凹部8bと必ず嵌合するので、対物レンズ駆動装置1が、光学基台8から落下しない(式2に示すような関係の時、突起部9bと凹部8bの嵌合がはずれ、対物レンズ駆動装置1が光学基台8から落下する場合がある)。
【0038】
また、レンズホルダ3を弾性支持する弾性体5と光学基台8の底面部と接触しないように構成できるので、弾性体5の曲がりなどの損傷を防ぐことができる。
【0039】
以上のように、本実施の形態によれば、対物レンズ駆動装置に設けられた突起部と、受発光素子を保持する光学基台には、対物レンズ駆動装置の突起部を固定するための凹部を有しており、凹部は突起部を固定すると共に、対物レンズ駆動装置の調整範囲を規定するように構成し、光学基台に設けられたラジアル方向、あるいはタンジェンシャル方向に相対向する凹部の内側間隔より、対物レンズ駆動装置に設けられたラジアル方向、あるいはタンジェンシャル方向に相対向する突起部の外側間隔が大なるように構成することにより、光学ヘッド13の全高を大幅に低減し、小型・薄型の光学ヘッド、およびディスク記録再生装置を提供する対物レンズ駆動装置を光学基台に調整取り付ける際の対物レンズ駆動装置の調整範囲を予め規定することにより、対物レンズ駆動装置の相対位置調整の時間を短縮することのできると共に、対物レンズ駆動装置を調整する際の対物レンズ駆動装置が光学基台より、落下するのを防止すると共に、レンズホルダを弾性支持する弾性部材の損傷を防ぐことができる。
(第5の実施の形態)
次に、本発明第4の実施の形態について図面を用いながら説明する。
【0040】
図9は、本実施の形態のディスク記録再生装置の平面図、図10は、本実施の形態のディスク記録再生装置を説明するための一分拡大断面図である。
【0041】
図9、図10において、図1、図2と同一の箇所は、同一の番号を付し、説明を省略する。図1、図2と異なる箇所は、ベース9に設けられた突起部9bの一分にフォーカス方向に貫通した切り欠き、もしくは穴を設けたことにある。
【0042】
対物レンズ駆動装置1と光学基台8を固定する接着剤に光学的に反応し、硬化する接着剤を用いた場合、図10(a)に示すように、紫外線等の光はベース9の突起部9bの下部8bにまで、到達し、光学基台8に設けられた凹部8bに挿入された接着剤全体が硬化し、対物レンズ駆動装置1と光学基台8は、種々の調整後所定の位置に接着固定される。
【0043】
しかしながら、図10(b)に示すように、フォーカス方向に貫通した切り欠き、もしくは穴が無い場合は、突起部9bの下部8bに光が到達しないので、光学的反応が起こりにくくなるので、硬化していない場合があり、種々の調整後、光学基台8に対して対物レンズ駆動装置1の相対位置がずれる、あるいは、硬化時間に時間がかかるなどの問題が生じる。
【0044】
以上のように、本実施の形態によれば、対物レンズ駆動装置の突起部にフォーカス方向に貫通した切り欠き、もしくは穴を設けたことにより、光学的な反応により接着固定する接着剤を用いた場合、対物レンズ駆動装置と光学基台との接着強度を向上すると共に、接着時間の短縮を図ることができる。
(第6の実施の形態)
次に、本発明第6の実施の形態について図面を用いながら説明する。
【0045】
図11は、本実施の形態のディスク記録再生装置の平面図、図12は、本実施の形態のディスク記録再生装置を説明するための一分拡大断面図である。
【0046】
図11、図12において、図1、図2と同一の箇所は、同一の番号を付し、説明を省略する。図1、図2と異なる箇所は、ベース9に設けられた突起部9bの一分に段付きフォーカス方向に貫通した切り欠き、もしくは穴を設けたことにある。
【0047】
対物レンズ駆動装置1と光学基台8を固定する接着剤に光学的に反応し、硬化する接着剤を用いた場合、図12(a)に示すように、光はベース9の突起部9bの下部8bにまで、到達し、光学基台8に設けられた凹部8bに挿入された接着剤全体が硬化し、対物レンズ駆動装置1と光学基台8は、種々の調整後所定の位置に接着固定される。
【0048】
しかしながら、図12(b)に示すように、フォーカス方向に貫通した切り欠き、もしくは穴が無い場合は、突起部9bの下部8bに紫外線等の光が到達しないので、光学的反応が起こりにくくなるので、硬化していない場合があり、種々の調整後、光学基台8に対して対物レンズ駆動装置1の相対位置がずれる、あるいは、硬化時間に時間がかかるなどの問題が生じる。
【0049】
さらに、フォーカス方向に貫通した切り欠き、もしくは穴の形状を段付き穴にすることにより、半径の大きい穴部に接着剤が充填されるので、Z方向の抜け強度が大きくなる。さらに、ストレート穴の場合、穴がアパーチャー(開口)になり、穴の下面部にしか光が到達しないが、段付き穴の場合、突起部9bの下部周辺に散乱光が到達するので、接着時間が短くなる。
【0050】
以上のように、本実施の形態によれば、対物レンズ駆動装置の突起部にフォーカス方向に貫通した切り欠き、もしくは穴を設けたことにより、光学的な反応により接着固定する接着剤を用いた場合、対物レンズ駆動装置と光学基台との接着強度をさらに向上すると共に、接着時間の短縮を図ることができる。
【0051】
なお、本実施の形態においては、フォーカス方向に貫通した切り欠き、もしくは穴を段付き穴としたが、突起部の上面と下面で形状が異なればよく、例えばテーパ穴でもよく、本実施の形態に限るものではない。
(第7の実施の形態)
次に、本発明第7の実施の形態について図面を用いながら説明する。
【0052】
図13は、本実施の形態のディスク記録再生装置の平面図、図14は、本実施の形態のディスク記録再生装置の調整方法の一例を示すための分解斜視図である。
【0053】
図13、図14において、図1、図2と同一の箇所は、同一の番号を付し、説明を省略する。図1、図2と異なる箇所は、ベース9に設けられたラジアル方向に相対向する突起部9bの一分に、その中心のラジアル方向間隔がWLであるところのフォーカス方向に貫通した切り欠き、もしくは穴を設け、光学基台8の開口部の内の対物レンズ駆動装置1を取り付けるために設けた凹部8bのラジアル方向に相対向する各凹部8bの内側間隔をWbとし、こららのWLとWbが略略等しくしたことにある。
【0054】
さらに、図14に示すように、光学基台8の底面にLED等発光素子からなる、発光手段15と、発光手段15と相対向する位置、かつ光学基台8の上方部には、受光素子などからなる光学基台の平面位置検出手段16が設けられている。
【0055】
ここで、その動作について説明する。
【0056】
発光手段15は、図13、および図14においては、4カ所の突起部9bに照射されるように構成されており、発光手段15と相対向する位置に設けられた受光素子等からなる平面位置検出手段16によって、対物レンズ駆動装置1の位置を検出し、XY方向位置調整、ならびにあおり調整を行う前に、外部治具のチャッキングピン(図示せず)により、保持されている対物レンズ駆動装置1を平面内の設計中心位置に移動する。このように予め対物レンズ駆動装置1を平面内の設計中心位置に移動することによって、その後のXY方向調整、ならびにあおり調整時間を短縮することができる。
(第8の実施の形態)
次に、本発明第8の実施の形態について図面を用いながら説明する。
【0057】
図15は、本実施の形態のディスク記録再生装置のラジアル方向断面図、図16は、本実施の形態のディスク記録再生装置の比較例として本実施の形態の構成を採用しない場合のディスク記録再生装置のラジアル方向断面図である。
【0058】
図15、図16において、図1、図2と同一の箇所は、同一の番号を付し、説明を省略する。図1、図2と異なる箇所は、ベース9に設けられた突起部9bの上端面部をラジアル方向に面取りしたことにある。
【0059】
まず、あおり調整を行う前段階は、対物レンズ駆動装置1は、図15(a)、図16(a)の状態に外部治具のチャッキングピン(図示せず)により保持されている。ここで、例えば、Oを中心として外部治具によりあおり調整を行った場合、図15(b)、図16(b)に示す通りになる。
【0060】
図16(b)のように、対物レンズ駆動装置1を接着剤15で固定した比較例の場合、突起部9bに上面側にラジアル方向の面取りを行わなかった場合、接着剤15が、光学基台8の上面部より盛り上がることになり、高さ方向が不利となる。また、光学基台8の上面部よりも接着剤15が盛り上がらないように構成した場合、接着力が低下する。
【0061】
しかし、本実施の形態のように、ベース9に設けられた突起部9bの上端面部をラジアル方向に面取りをすることによって、図16(b)に示すように、あおり調整を行い、その結果、例え所定の角度をあおり調整を行っても、光学基台8の上面部から、接着剤15が盛り上がることもなく、さらに突起部9bの上面部に接着剤15を充填することができるので、接着力を保つことができる。
【0062】
なお、図15においては、突起部9bのラジアル方向の面取りを所定の角度で行っているが、ラジアル方向の外側端面部が突起部9bの上端面部より低くなればよく、例えば、階段状に外側端面部が低くなっていればよく、形状は、本実施の形態に限ったものではない。
(第9の実施の形態)
次に、本発明第9の実施の形態について図面を用いながら説明する。
【0063】
図17は、本実施の形態のディスク記録再生装置のタンジェンシャル方向断面図、図18は、本実施の形態に対する比較例として、本発明の構成を採用しなかった場合のディスク記録再生装置のタンジェンシャル方向断面図である。
【0064】
なお、図17、図18において、図(a)は、あおり調整する前の断面図、図(b)はあおり調整後の断面図、図(c)はあおり調整後の突起部の断面図である。
【0065】
図17、図18において、図1、図2と同一の箇所は、同一の番号を付し、説明を省略する。図1、図2と異なる箇所は、ベース9に設けられた突起部9bの上端面部をタンジェンシャル方向に面取りしたことにある。
【0066】
まず、あおり調整を行う前段階は、対物レンズ駆動装置1は、図17(a)、図18(a)の状態に外部治具のチャッキングピン(図示せず)により保持されている。ここで、例えば、Oを中心として外部治具によりあおり調整を行った場合、図17(b)、(c)、図18(b)、(c)に示す通りになる。
【0067】
図18(c)のように、対物レンズ駆動装置1を接着剤15で固定した場合、突起部9bの上端面部にタンジェンシャル方向の面取りを行わなかった場合、接着剤15が、光学基台8の上面部より盛り上がることになり、高さ方向が不利となる。
【0068】
また、光学基台8の上面部よりも接着剤15が盛り上がらないように構成した場合、接着力が低下する。しかし、本実施の形態のように、ベース9に設けられた突起部9bの上端面部をタンジェンシャル方向に面取りをすることによって、図17(c)に示すように、例えあおり調整を行い、その結果、例え所定の角度をあおり調整を行っても、光学基台8の上面部から、接着剤15が盛り上がることもなく、さらに突起部9bの上面部に接着剤15を充填することができるので、接着力を保つことができる。
【0069】
なお、図17においては、突起部9bのタンジェンシャル方向の面取りを所定の角度で行っているが、タンジェンシャル方向の外側端面部が突起部9bの上端面部より低くなればよく、例えば、階段状に外側端面部が低くなっていればよく、形状は、本実施の形態に限ったものではない。
(第10の実施の形態)
次に、本発明第10の実施の形態について図面を用いながら説明する。
【0070】
図19は、本実施の形態のディスク記録再生装置のラジアル方向断面図、図20は、本実施の形態のディスク記録再生装置の比較例として、本実施の形態の構成を採用しない場合のディスク記録再生装置のラジアル方向断面図である。
【0071】
図19、図20において、図1、図2と同一の箇所は、同一の番号を付し、説明を省略する。図1、図2と異なる箇所は、ベース9に設けられた突起部9bの下端面部をラジアル方向に面取りしたことにある。
【0072】
まず、あおり調整を行う前段階は、対物レンズ駆動装置1は、図19(a)、図20(a)の状態に外部治具のチャッキングピン16により保持されている。ここで、例えば、Oを中心として外部治具によりあおり調整を行った場合、図19(b)、図20(b)に示す通りになる。
【0073】
図20(b)のように、突起部9bの下側面にラジアル方向の面取りを行わなかった場合、ディスク記録再生装置の厚みから光学基台8の厚みが制限される場合、チャッキングピン16の高さを逃げるために設けられた凹部8cにより、凹部8bの深さが決まるので、突起部9bの端部が凹部8bの底面部と干渉し、あおり調整が十分にできない可能性がある。
【0074】
しかし、本実施の形態のように、ベース9に設けられた突起部9bの下端面部をラジアル方向に面取りをすることによって、図19(b)に示すように、例えあおり調整を行い、その結果、例え所定の角度をあおり調整を行っても、凹部8bと突起部9bが干渉することなくあおり調整が可能となる。
【0075】
なお、図19においては、突起部9bのラジアル方向の面取りを所定の角度で行っているが、ラジアル方向の外側端面部が突起部9bの下端面部より高くなればよく、例えば、階段状に外側端面部が高くなっていればよく、形状は、本実施の形態に限ったものではない。
(第11の実施の形態)
次に、本発明第11の実施の形態について図面を用いながら説明する。
【0076】
図21は、本実施の形態のディスク記録再生装置のタンジェンシャル方向断面図、図22は、本実施の形態のディスク記録再生装置の比較例として、本実施の形態の構成を採用しなかった場合のディスク記録再生装置のタンジェンシャル方向断面図である。
【0077】
なお、図21、図22において、図(a)は、あおり調整する前の断面図、図(b)はあおり調整後の断面図、図(c)はあおり調整後の突起部の断面図である。
【0078】
図21、図22において、図1、図2と同一の箇所は、同一の番号を付し、説明を省略する。図1、図2と異なる箇所は、ベース9に設けられた突起部9bの下端面部をタンジェンシャル方向に面取りしたことにある。
【0079】
まず、あおり調整を行う前段階は、対物レンズ駆動装置1は、図21(a)、図22(a)の状態に外部治具のチャッキングピン(図示せず)により保持されている。ここで、例えば、Oを中心として外部治具によりあおり調整を行った場合、図21(b)、(c)、図22(b)、(c)に示す通りになる。
【0080】
図22(c)に示すように、突起部9bの下側面にタンジェンシャル方向の面取りを行わなかった場合、ディスク記録再生装置の厚みから光学基台8の厚みが制限される場合、チャッキングピンの高さを逃げるために設けられた凹部8cにより、凹部8bの深さが決まるので、突起部9bの端部が凹部8bの底面部と干渉し、あおり調整が十分にできない可能性がある。
【0081】
しかし、本実施の形態のように、ベース9に設けられた突起部9bの下端面部をタンジェンシャル方向に面取りをすることによって、図22(c)に示すように、例えあおり調整を行い、その結果、例え所定の角度をあおり調整を行っても、凹部8bと突起部9bが干渉することなくあおり調整が可能となる。
【0082】
なお、図22においては、突起部9b下面部のタンジェンシャル方向の面取りを所定の角度で行っているが、タンジェンシャル方向の外側端面部が突起部9bの下端面部より高くなればよく、例えば、階段状に外側端面部が高くなっていればよく、形状は、本実施の形態に限ったものではない。
【0083】
【発明の効果】
以上のように、本発明のディスク記録再生装置は、円盤状情報記録媒体と、該円盤状情報記録媒体への光の集光手段である対物レンズと、該対物レンズを保持し前記円盤状情報記録媒体へのフォーカスおよびラジアル方向に前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置と、受発光素子を備え、前記円盤状情報記録媒体からの反射光により所望の検出信号を得るために、前記対物レンズ駆動装置を移動することにより、前記対物レンズと前記受発光素子との相対位置調整がされているディスク記録再生装置において、前記対物レンズ駆動装置にフォーカス方向に貫通した切り欠き、もしくは穴を有する複数個の突起部を設け、前記受発光素子を保持する光学基台には、前記対物レンズ駆動装置の突起部を固定するための複数の凹部を有しており、該凹部に前記切り欠き、もしくは穴を有する突起部を光学的反応により接着固定する接着剤により固定したものであり、これによれば接着剤を硬化させる光が突起部の下部まで到達するため、凹部に挿入された接着剤全体が硬化して接着強度が向上すると共に、接着時間が短縮されるものである。
【0084】
また、突起部に設けた切り欠き、もしくは穴の形状をその突起部の上面と下面で異なる形状にしたことにより、接着強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるディスク記録再生装置の分解斜視図
【図2】同組立斜視図
【図3】本発明の第2の実施の形態におけるディスク記録再生装置の分解斜視図
【図4】同組立斜視図
【図5】本発明の第3の実施の形態におけるディスク記録再生装置の分解斜視図
【図6】同組立斜視図
【図7】本発明の第4の実施の形態におけるディスク記録再生装置の平面図
【図8】同ディスク記録再生装置を説明するための補助平面図
【図9】本発明の第5の実施の形態におけるディスク記録再生装置の平面図
【図10】同ディスク記録再生装置を説明するための一分拡大断面図
【図11】本発明の第6の実施の形態におけるディスク記録再生装置の平面図
【図12】同ディスク記録再生装置を説明するための一分拡大断面図
【図13】本発明の第7の実施の形態におけるディスク記録再生装置の平面図
【図14】同ディスク記録再生装置を調整方法の一例を示すための分解斜視図
【図15】本発明の第8の実施の形態におけるディスク記録再生装置のラジアル方向断面図
【図16】本発明の第8の実施の形態の比較例におけるディスク記録再生装置のラジアル方向断面図
【図17】本発明の第9の実施の形態におけるディスク記録再生装置のタンジェンシャル方向断面図
【図18】本発明の第9の実施の形態の比較例におけるディスク記録再生装置のタンジェンシャル方向断面図
【図19】本発明の第10の実施の形態におけるディスク記録再生装置のラジアル方向断面図
【図20】本発明の第10の実施の形態の比較例におけるディスク記録再生装置のラジアル方向断面図
【図21】本発明の第11の実施の形態におけるディスク記録再生装置のタンジェンシャル方向断面図
【図22】本発明の第11の実施の形態の比較例におけるディスク記録再生装置のタンジェンシャル方向断面図
【図23】従来のディスク記録再生装置の分解斜視図
【図24】従来のディスク記録再生装置の組立斜視図
【図25】従来のディスク記録再生装置のあおり調整部の側断面図
【符号の説明】
1 対物レンズ駆動装置
2 対物レンズ
8 光学基台
8b 凹部
9b 突起部

Claims (2)

  1. 円盤状情報記録媒体と、該円盤状情報記録媒体への光の集光手段である対物レンズと、該対物レンズを保持し前記円盤状情報記録媒体へのフォーカスおよびラジアル方向に前記対物レンズを駆動する対物レンズ駆動装置と、受発光素子を備え、前記円盤状情報記録媒体からの反射光により所望の検出信号を得るために、前記対物レンズ駆動装置を移動することにより、前記対物レンズと前記受発光素子との相対位置調整がされているディスク記録再生装置において、前記対物レンズ駆動装置にフォーカス方向に貫通した切り欠き、もしくは穴を有する複数個の突起部を設け、前記受発光素子を保持する光学基台には、前記対物レンズ駆動装置の突起部を固定するための複数の凹部を有しており、該凹部に前記切り欠き、もしくは穴を有する突起部を光学的反応により接着固定する接着剤により固定したことを特徴とするディスク記録再生装置。
  2. 突起部に設けた切り欠き、もしくは穴の形状をその突起部の上面と下面で異なる形状にしたことを特徴とする請求項1に記載のディスク記録再生装置。
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