JP5289344B2 - 発熱性部品の取付け装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発光素子を含む光学部品や大型ICなどの発熱性部品と、放熱部材とを、母材に取り付ける取付け装置に関する。
電子機器に発熱性部品を取り付ける際には、発熱性部品から発せられる熱を大気中に放出するための放熱部材を設けることが要求される。放熱部材は、熱伝導率の高い金属材料で形成され、発熱性部品に密着するように取り付けられることが望ましい。
発熱性部品は、発光素子を含む光学部品や、電源回路に使用される大型ICなどである。以下の特許文献1と特許文献2に記載されている光ピックアップ装置は、CDやDVDなどの光ディスクの記録面にレーザ光を照射する発光素子と、前記記録面から反射された反射光を受光する受光素子の双方が同じパッケージに収納された光学ユニットが設けられている。光学ユニットは、発光素子の発熱によって受光素子が高熱になり、受光素子による光検出精度および受光素子の寿命に影響を与えるおそれがあるために、前記放熱部材を設けることがさらに必要となる。
特許文献1に記載の光ピックアップ装置は、光ディスクの記録面に沿って移動する移動ベースに、光学ユニットと、アルミニウムなどで形成された放熱体が取り付けられている。放熱体は、断面がコの字形状の押さえばねで保持され、押さえばねが移動ベースに固定されると、押さえばねの弾性力によって、放熱体が、光学ユニットの背部に押し付けられる。
特許文献2に記載された光ピックアップ装置は、発光素子と受光素子とを備えた光学ユニットが、移動ベースに取り付けられる。アルミニウムなどで形成された放熱部材は金属板で形成されたホルダで上下から保持される。ホルダが移動ベースに取り付けられると、ホルダに一体に形成された板ばねによって、放熱部材が光学ユニットの背部に押し付けられる。
特開2008−243324号公報 特開2005−135499号公報
特許文献1に記載された光ピックアップ装置は、押さえばねで放熱体が上下から保持される構造である。押さえばねの一部が放熱体の上下に位置するために、押さえばねと放熱体との組立体の高さ寸法が大きくなり、光ピックアップ装置の薄型化を阻害することになる。前記高さ寸法を小さくするためには、放熱体の上下の高さ寸法を移動ベースの高さ寸法よりも低くすることが必要になり、その結果、放熱体の放熱面積を広く確保することが難しくなる。
特許文献1に記載されたものは、押さえばねと放熱体とが一体に組み合わされているが、放熱体と光学ユニットとが互いに独立しているため、放熱体と光学ユニットとの位置ずれが生じやすく、光学ユニットと放熱体との間の熱伝導の効率が低下するおそれがある。
さらに、光学ユニットの背部に位置する放熱体が、押さえばねで覆われているために、光学ユニットの取付け位置を調整するのが難しく、特に光学ユニットを回転方向に位置調整する作業が難しくなる。
上記課題は、特許文献2に記載された光ピックアップ装置においても同じである。
本発明は上記従来の課題を解決するものであり、放熱部材とホルダとを互いに分離しない状態で母材に取り付けることができ、しかも高さ寸法を小さくできる発熱性部品の取付け装置を提供することを目的としている。
また本発明は、放熱部材と発熱性部品の取付け位置の調整を一緒に行うことが可能な発熱性部品の取付け装置を提供することを目的としている。
本発明は、前部が母材に向けられて前記母材に取り付けられる発熱性部品と、前記発熱性部品の熱を伝達する放熱部材と、前記発熱性部品と前記放熱部材を前記母材に取り付けるホルダとを有しており、
前記放熱部材は、前記発熱性部品の後部に当接する当接部と、前記当接部から後方へ距離を空けて対向する対向部とを有し、前記ホルダは、前記母材に固定される固定部と、前記放熱部材の前記当接部と前記対向部との間に位置する支持部と、前記支持部から一体に延び出て前記当接部を前方へ弾圧する弾性押圧部とを有しており、
前記ホルダが母材から外れているときは、前記弾性押圧部が前記当接部を弾圧し、その反力で前記支持部が前記対向部に押圧されて、前記放熱部材が前記ホルダから脱落するのを防止でき、前記ホルダの前記固定部が前記母材に固定されると、前記弾性押圧部によって前記当接部と前記発熱性部品が前記母材に押し付けられることを特徴とするものである。
本発明の取付け装置は、ホルダが母材から外れているときは、ホルダと放熱部材が互いに分離しにくい状態に組み合わされており、ホルダを母材に固定すると、ホルダに設けられた弾性押圧部によって放熱部材が発熱性部品に押し付けられ、発熱性部品からの熱が放熱部材に伝達される。
ホルダに設けられた支持部と弾性押圧部が、放熱部材の当接部と対向部との間に配置され、ホルダが放熱部材の上下にはみ出ることがないので、放熱部材を母材の高さ寸法内で十分に大きくしても、放熱部材が母材の上下からはみ出ることがなく、全体を薄型に構成しやすくなる。また、放熱部材の放熱面積も十分に広く確保できる。
本発明は、前記ホルダの前記固定部が前記母材に固定されると、前記支持部が前記放熱部材の前記対向部から前方へ離れて、前記弾性押圧部の変形量が大きくなり、前記当接部と前記発熱性部品の前記母材への押し付け力が増大するものが好ましい。
この場合に、前記ホルダの前記固定部には、前記当接部と前記対向部とが対向する方向である前後方向に貫通する取付け穴が形成されており、取付けねじが前記取付け穴に挿通されて前記母材に螺着されるときに、前記支持部が前記対向部から前方へ離れる構造が好ましい。
上記構造では、ホルダの固定部を取付けねじで母材に取り付ける際に、支持部が放熱部材の対向部から離れて、弾性変形部の変形量が大きくなる。
本発明は、前記放熱部材の前記当接部と、前記ホルダの前記弾性押圧部との当接部は、一方に凸部が他方に凹部が形成されて、凹凸嵌合により位置ずれが規制されているものが好ましい。
上記構造では、ホルダが母材から外されているときに、ホルダと放熱部材とが互いに位置決めされている。よって、そのままホルダを母材に固定すれば、放熱部材がホルダに対して位置ずれすることなく取り付けることが可能である。
また、前記発熱性部品は、前記当接部と前記弾性押圧部との凹凸嵌合部を支点として回転方向の位置調整が可能である。
上記構造により、発熱性部材を回転方向へ位置調整しやすくなる。
本発明は、前記放熱部材の前記当接部が、前記発熱性部品を保持する保持部を有しており、前記発熱性部品が前記当接部に保持される構造が好ましい。
この場合に、前記放熱部材と前記発熱性部品とが一緒に前記凹凸嵌合部を支点として回転方向の位置調整が可能である。
放熱部材で発熱性部品を保持することで、放熱部材と発熱性部品の位置ずれを防止でき、放熱部材と発熱性部品との当接面積を十分に確保して、熱の伝導率を高くすることが可能である。また、放熱部材と発熱性部品を一緒に回転させて位置調整することも可能になる。
本発明は、例えば、前記母材が光ピックアップ装置の移動ベースであり、前記発熱性部品が発光素子を有しており、光が前記母材に対して前方に向けて発せられる。
また、本発明は、発熱性部品が、光通信用の発光素子を搭載した光学部品であってもよいし、または発熱量の大きい大型のICなどであってもよい。
本発明の発熱性部品の取付け装置は、ホルダが母材から外されているときに、ホルダと放熱部材が分離しないように組み合わされており、そのまま2つの部材を母材に取り付けることができる。
ホルダの支持部と弾性押圧部が、放熱部材の当接部と対向部との間に入り込んでいるため、ホルダよりも放熱部材の高さ寸法を大きくすることが可能であり、放熱部材の放熱面積を大きく確保できるとともに、ホルダが上下に大きく突出しないために機器全体の薄型化も実現しやすい。
本発明の発熱性部品の取付け装置を備えた光ピックアップ装置の分解斜視図、 発熱性部品と放熱部材およびホルダを示す分解斜視図、 発熱性部品と放熱部材およびホルダが母材である移動ベースに取り付けられた状態を一部断面を含んで示す部分平面図、 ホルダが外された状態でのホルダと放熱部材の組み合わせ状態を示す底面図、
図1に示す光ピックアップ装置1は、合成樹脂材料またはアルミニウム合金などで成型された移動ベース2が母材として設けられている。移動ベース2は、X1−X2方向が光ディスクの記録面に沿って移動する移動方向である。Y1方向が発熱性部品としての光学ユニット10の取付け方向である前方向で、Y2方向が後方向である。Z1方向が上方向、Z2方向が下方向である。
移動ベース2は、前方(Y1方向)に基準軸受穴2aが設けられ、後方(Y2方向)に案内凹部2bが形成されている。光ディスク装置の機構ベースには、互いに平行に設けられた一対のガイド軸が設けられている。基準軸受穴2aが一方のガイド軸に挿通され、案内凹部2bが他方のガイド軸に摺動自在に嵌合することで、移動ベース2が、ガイド軸に沿ってX1−X2方向へ自動自在である。
前記機構ベースには、スピンドルモータとこのスピンドルモータで回転駆動されるターンテーブルとから成る回転駆動手段が設けられており、CDやDVDあるいはブルーレイディスク(登録商標)などの再生専用あるいは記録専用または記録・再生が可能な光ディスクの中心穴が前記ターンテーブルにクランプされる。また、前記機構ベースにはスレッド機構が設けられており、このスレッド機構によって、前記移動ベース2がX1−X2方向へ移動させられる。
前記移動ベース2には、可動部3が設けられ、可動部3の上面に対物レンズ3aが保持されている。可動部3は板ばねや線ばねなどの弾性支持部材によって、移動ベース2上で、フォーカシング方向(Z1−Z2方向)ならびにトラッキング方向(X1−X2方向)へ微動自在に支持されている。可動部3には、Y1側の面およびY2側の面にトラッキングコイル4が取り付けられ、また可動部3の周囲にフォーカシングコイル(図示省略)が巻きつけられている。移動ベース2には一対のマグネット5,5が固定されており、それぞれのマグネット5がトラッキングコイル4およびフォーカシングコイルに対向している。
前記トラッキングコイル4に通電されると、可動部3がトラッキング方向(X1−X2)方向へ補正駆動され、フォーカシングコイルに通電されると、可動部3がフォーカシング方向(Z1−Z2方向)へ補正駆動される。
移動ベース2のY2側の端面2cには、光学ユニット10が装着される装着穴6が開口しており、装着穴6の奥には光通路7が形成されている。光学ユニット10は発光素子と受光素子を有している。発光素子から発せられた光は、光通路7に与えられ、光通路7の内部に設けられた反射面によって上向きに反射されて、対物レンズ3aに与えられる。光ディスクの記録面から反射された反射光は、対物レンズ3aおよび反射面を経て光通路7に戻り、光学ユニット10内の受光素子で受光される。
移動ベース2には、端面2cよりもY2側に位置する固定面2dが形成され、この固定面2dに雌ねじ穴2eが形成されている。移動ベース2の上面には、補助固定面2fが形成され、雌ねじ穴2gが形成されている。補助固定面2fのY1側とY2側には、一段低い位置に3箇所の支持面2hが形成され、X1側には一段低い支持面2iが1箇所形成されている。
光学ユニット10は、ホログラムユニットと称されるものである。図2に示すように、光学ユニット10は、基板11を有している。基板11の前部11aには光学ケース12が設けられ、光学ケース12の前方にホログラム13が設けられている。光学ケース12の内部には、発光素子である発光ダイオードと、光ディスクの記録信号およびフォーカシングエラー信号とトラッキングエラー信号を受光する受光素子であるホトダイオード、およびビームスプリッタなどが収納されている。基板11の両側部には、発光素子や受光素子に導通する端子群14が突出して設けられている。
光学ユニット10の基板11の前部11aには、光学ケース12の両側に位置する位置決め突部15,15が設けられ、位置決め突部15,15の外周面が位置決め曲面15a,15aとなっている。位置決め曲面15a,15aは、光学ケース12の発光および受光の光軸を中心とする円筒面の一部である。
図1に示すように、装着穴6の内面は、位置決め曲面15a,15aとほぼ同じ曲率の円筒面の一部を構成している。光学ユニット10の光学ケース12と位置決め突部15,15が、装着穴6の内部に挿入されると、位置決め曲面15a,15aが装着穴6の内面に嵌合し、光学ユニット10がX1−X2方向およびZ1−Z2方向へ動かないように位置決めされる。また、基板11の前部11aが、移動ベース2の端面2cに当接することで、前後方向(Y1−Y2方向)に位置決めされる。光学ユニット10をY1−Y2方向に延びる軸(ほぼ光軸と一致する軸)を中心に回転させると、位置決め曲面15a,15aが装着穴6の内周面と摺動して、光軸を中心とする光学ユニット10の回転方向の取付け姿勢を調整することが可能である。
図2に示すように、発熱性部品である前記光学ユニット10を母材である移動ベース2に取り付けるための取付け装置は、前記光学ユニット10と、放熱部材20およびホルダ30とで構成されている。
放熱部材20は、アルミニウム板や鋼板などの金属板で折り曲げ形成されている。ホルダ30はステンレス鋼板などのばね性の金属板で折り曲げ形成されている。放熱部材20とホルダ30は同じ金属材料で形成されてもよいが、放熱部材20がホルダ30よりも熱伝導率の高い金属材料で形成されることが好ましい。
放熱部材20は、金属板がコの字状に曲げられて、Y1側に当接部21が、Y2側に対向部22が、前後方向(Y1−Y2方向)に間隔を空けて設けられ、上側に連結部23が設けられている。当接部21の前方(Y1方向)に向く面が当接面21aであり、当接面21aが光学ユニット10の基板11の放熱面である後部11bに当接する。
図2に示すように、放熱部材20の当接部21の下端には前方(Y1方向)に向けて折り曲げられた保持爪21bが一体に形成され、連結部23には、当接部21の当接面21aより前方(Y1方向)に突出する一対の保持爪23a,23aが形成されている。当接部21の当接面21aが、光学ユニット10の基板11の後部11bに当接した状態で、保持爪21bと保持爪23a,23aとで、基板11が上下からほぼ隙間のない状態で保持され、光学ユニット10と放熱部材20とが上下に互いに動くことなく位置決めされる。
図2と図3に示すように、放熱部材20の当接部21には、後面21cから後方に向けて突出する隆起部21dが形成されており、後面21cには、隆起部21dで囲まれた凹部21eが形成されている。
図1に示すように、ホルダ30には、X−Z平面と平行に形成された固定部31が設けられ、固定部31に取付け穴31aが形成されている。ホルダ30には、X−Y平面に平行な延長部32が前記固定部31から直角に折り曲げられている。延長部32には、下向きに折り曲げられた3つの支持脚部33と1つの支持脚部34が設けられている。ホルダ30のX2側の端部には、延長部32よりも一段低い位置に補助固定部35が設けられており、補助固定部35に補助固定穴35aが開口している。補助固定穴35aはY1−Y2方向に長い長穴である。
ホルダ30には、固定部31よりもY2側に位置する支持部36が一体に設けられており、支持部36に長穴37が開口している。また、長穴37のX2側の縁部からY1方向へ延びる弾性腕が弾性押圧部38として一体に形成されている。弾性押圧部38はY1−Y2方向へ撓むことで弾性変形可能である。図3に示すように、弾性押圧部38の先部には、前方(Y1方向)に隆起する凸部38aが形成されている。
前記取付け装置により、光学ユニット10および放熱部材20を移動ベース2に取り付ける取付け方法を説明する。
図4は、ホルダ30が移動ベース2に取り付けられる前の状態を示すものであり、ホルダ30を下側から見た状態を示している。ホルダ30の支持部36と弾性押圧部38が、放熱部材20の当接部21と対向部22との間に入り込んでいる。弾性押圧部38の先部の凸部38aを、放熱部材20の当接部21の後面21cに形成された凹部21eに嵌合させると、弾性押圧部38が、放熱部材20の当接部21をY1方向へ弾圧し、その反力によって、ホルダ30の支持部36が、放熱部材20の対向部22をY2方向へ押圧する。よって、ホルダ30が移動ベース2から外れているときは、放熱部材20とホルダ30とが、弾性力で嵌合し、容易に分離しないようになっている。また、弾性押圧部38の先部の凸部38aと当接部21の凹部21eとが嵌合することで、弾性押圧部38の先部が、当接部21の中心部に位置合わせされた状態で、放熱部材20とホルダ3が互いに分離しないように連結される。
図3に示すように、光学ユニット10の位置決め突部15,15を移動ベース2の装着穴6内に挿入した後に、ホルダ30の固定部31を、移動ベース2の固定面2dに設置する。このとき、ホルダ30の3つの支持脚部33の下面を、移動ベース2の3箇所の支持面2hに設置し、支持脚部34の下面を支持面2iに設置する。そして、ホルダ30の取付け穴31aに取付けねじ41を挿入し、移動ベース2の雌ねじ穴2eに螺着して締め付けると、図3に示すように、ホルダ30の固定部31が、移動ベース2の固定面2dに密着する。その前後に、取付けねじ42を、ホルダ30の補助固定部35の補助固定穴35aに挿入し、移動ベース2に形成された雌ねじ穴2gに螺着する。これにより、ホルダ30が移動ベース2に完全に固定される。
図3に示すように、移動ベース2に固定されたホルダ30が、固定部31が移動ベース2の固定面2dに密着するため、固定部31から一体に延びる支持部36が、移動ベース2の端面2cとほぼ平行になり、支持部36が、放熱部材20の対向部22から前方に離れる。その結果、弾性押圧部38の撓み量が増大し、弾性押圧部38が当接部21を前方へ押圧する力が増大し、当接部21の当接面21aが光学ユニット10の基板11の後部11bに強く押し付けられる。そして光学ユニット10の基板11の前面11aが、移動ベース2の端面2cに強く押し付けられる。放熱部材20の当接部21が光学ユニット10に強く押し付けられることにより、光学ユニット10から発せられる熱が放熱部材20に伝達されやすくなる。
ホルダ30の固定部31の取付け穴31aが、弾性押圧部38の撓み方向と同じ方向である前後方向(Y1−Y2方向)に貫通しており、取付けねじ41が前方(Y1方向)に向けて挿入されて、雌ねじ穴2eに螺着される。このねじ締め作業によって、固定部31を固定面2dに密着させることができ、これと同時に弾性押圧部38を撓ませることができる。このとき、放熱部材20とホルダ30が、凹部21eと凸部38aとで凹凸嵌合されているために、ホルダ30が放熱部材20と位置ずれすることなく移動ベース2に取付けられる。
図3に示すように、ホルダ30が移動ベースに固定された状態で、光学ユニット10を回転させ、または放熱部材20を回転させると、放熱部材20と保持爪21bおよび21b,21bで保持されている光学ユニット10とが一体となって回転する。このとき、光学ユニット10の位置決め突部15,15の位置決め曲面15a,15aが、移動ベース2の保持穴6の内周面を摺動し、光学ユニット10は、その光軸をほぼ中心として回転姿勢を変化させることができる。
光学ユニット10は放熱部材20に保持されており、放熱部材20とホルダ30とが、凹部21eと凸部38aにおいてのみ弾圧され、この弾圧部が前記光軸とほぼ同一線上に位置しているため、光学ユニット10と放熱部材20を比較的容易に回転させることができる。
回転調整後は、弾性押圧部38の強い弾性力により、放熱部材20と光学ユニット10が、動くことなく固定される。また、この回転調整後に、光学ユニット10と移動ベース2とを接着剤で固定してもよい。
なお、本発明は弾性押圧部38の先部に凹部が形成され、放熱部材20に前記凹部と嵌合する凸部が形成されていてもよい。
1 光ピックアップ装置
2 移動ベース
2c 端面
2d 固定面
2e 雌ねじ穴
2f 補助固定面
2g 雌ねじ穴
3 可動部
3a 対物レンズ
6 装着穴
10 光学ユニット
11 基板
12 光学ケース
13 ホログラム
15 位置決め突部
20 放熱部材
21 当接部
21b,23a 保持爪
21e 凹部
22 対向部
30 ホルダ
31 固定部
31a 取付け穴
36 支持部
38 弾性押圧部
38a 凸部

Claims (8)

  1. 前部が母材に向けられて前記母材に取り付けられる発熱性部品と、前記発熱性部品の熱を伝達する放熱部材と、前記発熱性部品と前記放熱部材を前記母材に取り付けるホルダとを有しており、
    前記放熱部材は、前記発熱性部品の後部に当接する当接部と、前記当接部から後方へ距離を空けて対向する対向部とを有し、前記ホルダは、前記母材に固定される固定部と、前記放熱部材の前記当接部と前記対向部との間に位置する支持部と、前記支持部から一体に延び出て前記当接部を前方へ弾圧する弾性押圧部とを有しており、
    前記ホルダが母材から外れているときは、前記弾性押圧部が前記当接部を弾圧し、その反力で前記支持部が前記対向部に押圧されて、前記放熱部材が前記ホルダから脱落するのを防止でき、前記ホルダの前記固定部が前記母材に固定されると、前記弾性押圧部によって前記当接部と前記発熱性部品が前記母材に押し付けられることを特徴とする取付け装置。
  2. 前記ホルダの前記固定部が前記母材に固定されると、前記支持部が前記放熱部材の前記対向部から前方へ離れて、前記弾性押圧部の変形量が大きくなり、前記当接部と前記発熱性部品の前記母材への押し付け力が増大する請求項1記載の取付け装置。
  3. 前記ホルダの前記固定部には、前記当接部と前記対向部とが対向する方向である前後方向に貫通する取付け穴が形成されており、取付けねじが前記取付け穴に挿通されて前記母材に螺着されるときに、前記支持部が前記対向部から前方へ離れる請求項2記載の取付け装置。
  4. 前記放熱部材の前記当接部と、前記ホルダの前記弾性押圧部との当接部は、一方に凸部が他方に凹部が形成されて、凹凸嵌合により位置ずれが規制されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の取付け装置。
  5. 前記発熱性部品は、前記当接部と前記弾性押圧部との凹凸嵌合部を支点として回転方向の位置調整が可能である請求項4記載の取付け装置。
  6. 前記放熱部材の前記当接部が、前記発熱性部品を保持する保持部を有しており、前記発熱性部品が前記当接部に保持される請求項1ないし4のいずれか1項に記載の取付け装置。
  7. 前記放熱部材の前記当接部が、前記発熱性部品を保持する保持部を有しており、前記発熱性部品が前記当接部に保持されて、前記放熱部材と前記発熱性部品とが一緒に前記凹凸嵌合部を支点として回転方向の位置調整が可能である請求項5記載の取付け装置。
  8. 前記母材が光ピックアップ装置の移動ベースであり、前記発熱性部品が発光素子を有しており、光が前記母材に対して前方に向けて発せられる請求項1ないし7のいずれか1項に記載の取付け装置。
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