JP2000067457A - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

Info

Publication number
JP2000067457A
JP2000067457A JP10236194A JP23619498A JP2000067457A JP 2000067457 A JP2000067457 A JP 2000067457A JP 10236194 A JP10236194 A JP 10236194A JP 23619498 A JP23619498 A JP 23619498A JP 2000067457 A JP2000067457 A JP 2000067457A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
source unit
pickup device
optical pickup
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP10236194A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3445938B2 (ja
Inventor
Tatsuki Waide
達貴 和出
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidec Sankyo Corp
Original Assignee
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd filed Critical Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
Priority to JP23619498A priority Critical patent/JP3445938B2/ja
Publication of JP2000067457A publication Critical patent/JP2000067457A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3445938B2 publication Critical patent/JP3445938B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型化・薄型化および低価格化を妨げること
なく、光源ユニットからの放熱性を向上させることので
きる光ピックアップ装置を提供すること。 【解決手段】 光ピックアップ装置1は、レーザダイオ
ード31、光検出素子32およびホログラム素子33が
樹脂モールドパッケージ34によって一体化された光源
ユニット3を有し、この光源ユニット3のパッケージ3
4には、内部のグランド配線を部分的に露出させる窓が
形成されている。このグランド配線には、窓を介して金
属製の放熱板5が接触し、この放熱板5は、光源ユニッ
ト3を金属製のフレーム2に押しつけ固定するための金
属製の板ばね6に接触している。従って、レーザダイオ
ードの発熱は、放熱板5、板ばね6およびフレーム2に
伝導して、それぞれの部材から放熱される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD(コンパクト
ディスク)やDVD(ディジタルビデオディスク)等の
光記録ディスクの記録、再生に用いられる光ピックアッ
プ装置に関するものである。さらに詳しくは、レーザ光
源、光検出素子、およびホログラム素子等の導光素子が
一体化された光源ユニットの放熱構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】CDやDVD等の光記録ディスクの記
録、再生に用いられる光ピックアップ装置には、例え
ば、特許第2662054号公報に開示されているよう
に、レーザダイオードと、レーザダイオードから出射し
たレーザ光の光記録ディスクからの戻り光を受光するた
めの光検出素子と、戻り光を光検出素子に導くためのホ
ログラム素子とが単一のパッケージによって一体化され
た光源ユニットを用いたものがある。このような光源ユ
ニットを用いれば、レーザダイオード、光検出素子およ
びホログラム素子をそれぞれ別々にフレームに搭載した
ものと比べて、搭載面積を小さくできるので、装置の小
型・薄型化を図ることができる。また、組立工数が低減
し、製造コストを下げることができるので、光ピックア
ップ装置の低価格化を図ることができる。
【0003】ここで、光源ユニットのパッケージには、
樹脂モールドパッケージが用いられることが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂モ
ールドパッケージは放熱性が悪いため、レーザダイオー
ドが動作したときに発生する熱によりレーザダイオード
が温度上昇し、レーザダイオードの寿命が短くなるとい
う問題点がある。このような弊害を防止するには、樹脂
モールドパッケージに金属板等の放熱板を埋め込む方法
が考えられるが、このような構成では、光源ユニットが
大型化してしまうので、光ピックアップ装置の小型化が
図れない。また、樹脂モールドパッケージを製造するた
めの金型が複雑化するので、光源ユニットを安価に製造
できないという問題が発生する。
【0005】以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、
小型化・薄型化および低価格化を妨げることなく、光源
ユニットからの放熱を向上させることのできる光ピック
アップ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、レーザ光を光記録ディスクに照射する
レーザ光源、前記レーザ光の前記光記録ディスクからの
戻り光を受光する光検出素子、および前記戻り光を前記
光検出素子に導く導光素子が絶縁性パッケージによって
一体化された光源ユニットと、該光源ユニットが搭載さ
れた金属製のフレームとを有する光ピックアップ装置に
おいて、前記絶縁性パッケージには、内部のグランド配
線を部分的に露出させる窓が形成されているとともに、
前記グランド配線には前記窓を介して金属製の放熱部材
が接触していることを特徴とする。本願明細書でいう
「接触」とは部材同士が直接、接触している場合の他、
部材同士が半田などの導電材を介して接触している場合
も含む意味である。
【0007】本発明では、絶縁性パッケージに形成した
窓からは内部のグランド配線が露出しているので、この
窓を介して放熱部材をグランド配線と接触させるだけ
で、光源ユニットの放熱性が向上する。従って、レーザ
光源の温度上昇を低く抑えることができるので、レーザ
光源の劣化を防止することができる。また、光源ユニッ
トのパッケージに放熱板を埋め込む方法とは違い、光源
ユニットのパッケージに窓さえ形成すればよいので、複
雑な金型が不要で、かつ、光源ユニットの小型化を妨げ
ることがない。従って、光ピックアップ装置の小型化・
薄型化、および低価格化を図ることができる。
【0008】本発明において、前記放熱部材が、前記光
源ユニットをばね性をもって前記フレームに押し付け固
定する金属製の固定部材に接触していれば、光源ユニッ
トの熱は、放熱部材から固定部材を介してフレームに熱
伝導する。従って、光源ユニットの放熱性をさらに高め
ることができる。
【0009】本発明において、前記放熱部材は、前記光
源ユニットをばね性をもって前記フレームに固定する金
属製の固定部材であることが好ましい。このように構成
すると、光源ユニットに放熱部材を取り付けるといって
も、別部材を付け加える必要がないので、部品点数が増
大することを防止できる。
【0010】この場合には、前記固定部材は、前記フレ
ームに接触していることが好ましい。このように構成す
ると、光源ユニットの熱は固定部材からフレームに伝導
するので、光源ユニットの放熱性を高めることができ
る。
【0011】本発明において、前記放熱部材は、前記フ
レームに対して接触していることが好ましい。この場合
でも、光源ユニットの熱は放熱部材を介してフレームに
伝導するので、放熱性を高めることができる。
【0012】本発明において、前記放熱部材は、前記フ
レーム自身とすることもできる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、本発明
の光ピックアップ装置の実施の形態を説明する。
【0014】[実施の形態1] (全体構成)図1(A)は、本発明の実施の形態1に係
る光ピックアップ装置を示す平面図、図1(B)は、図
1(A)のI−I’線における断面図である。
【0015】図1(A)、(B)に示すように、光ピッ
クアップ装置1は、CDやDVDなどの光記録ディスク
14の記録、再生を行うものであり、光記録ディスク1
4の記録面に対峙した状態に配置されるフレーム2と、
フレーム2に取り付けられた光源ユニット3と、光源ユ
ニット3が出射したレーザ光Lを光記録ディスク14に
集光する対物レンズ44と、この対物レンズ44をその
フォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する
対物レンズ駆動装置4とを有している。
【0016】フレーム2は、一定の厚さで延びたアルミ
ダイカスト製品であって、その内側には、光源ユニット
3を収納するために厚さ方向に貫通した光源ユニット収
納部21と、対物レンズ駆動装置4を収納するために厚
さ方向に貫通した対物レンズ駆動装置収納部22が形成
されている。
【0017】また、フレーム2の外周部には2つのガイ
ド孔23と、コの字型に突出したガイド部24とが形成
され、これらには光記録ディスク5の記録または再生に
伴って光ピックアップ装置1を光記録ディスク5のラジ
アル方向(矢印Aで示す方向)に移動させるためのガイ
ド軸15が通される。さらに、フレーム2の上面には、
対物レンズ駆動装置4を保護するためにその上側を覆う
薄い板状のカバー11が取り付けられている。
【0018】(対物レンズ駆動装置4)対物レンズ駆動
装置4は、対物レンズ44を保持したレンズホルダ43
と、このレンズホルダ43をフォーカシング方向および
トラッキング方向に移動可能に支持した支軸42と、こ
の支軸42が立てられた支持部材41を備えている。レ
ンズホルダ43は円筒状の胴部43を備えており、胴部
43の上面には、外周側に向けて薄く張り出したレンズ
保持部430が形成されている。胴部43の中央には軸
孔42が形成されており、そこには支軸42が差し込ま
れている。一方、支持部材41は、中央に支軸42が立
てられた長方形の底板410と、底板410の外周縁か
らそれぞれ直角に立ち上がった側板411を備えてい
る。
【0019】レンズホルダ43と支持部材41との間に
は、対物レンズ44が光記録ディスク14に集光する光
スポットのフォーカシングエラー補正を行うために、レ
ンズホルダ43を支軸42に沿って上下に移動させるフ
ォーカシング磁気駆動回路(図示せず。)と、対物レン
ズ44が光記録ディスク14に集光する光スポットのト
ラッキングエラー補正を行うために、レンズホルダ43
を支軸42周りに回転させるトラッキング磁気駆動回路
(図示せず。)が構成されている。
【0020】(光源ユニット3)光源ユニット3は、レ
ーザダイオード31(レーザ光源)、光検出素子32お
よびホログラム素子33(導光素子)を一体化した構成
となっている。すなわち、光源ユニット3は、略直方体
形状の樹脂モールドパッケージ34(絶縁パッケージ)
を備えており、このパッケージ34の内部にレーザダイ
オード31と光検出素子32が配置されている。また、
このパッケージ34のレーザ光Lが出射される前面34
5にはホログラム素子33が取り付けられている。さら
に、パッケージ34の後面344からは、レーザダイオ
ード31および光検出素子32から延びた複数本の入出
力用端子36が突出している。この入出力端子36には
フレキシブルプリント基板13が接続されている。
【0021】この光源ユニット3は、レーザダイオード
31から出射されたレーザ光Lが対物レンズ駆動装置収
納穴22の側に向けて照射されるようにフレーム2に取
り付けられている。光源ユニット3と対物レンズ駆動装
置収納穴22との間には、全反射ミラー12が斜め上方
を向けて配置されている。この全反射ミラー12の上方
には、対物レンズ44が配置されている。従って、レー
ザダイオード31から出射されたレーザ光Lは、ホログ
ラム素子33を透過して、全反射ミラー12によって立
ち上げられて、対物レンズ44に入射し、光記録ディス
ク14の記録面に集光する。光記録ディスク14からの
戻り光は再び同じ経路をたどり、ホログラム素子33に
よって回折され、光源ユニット3の光検出素子32に照
射される。従って、光ピックアップ装置1では、光検出
素子32によって検出された戻り光に基づいて光記録デ
ィスク14の再生信号、トラッキングエラー信号および
フォーカシングエラー信号を生成する。
【0022】ここで、光源ユニット3は、以下に説明す
るようにフレーム2に固定され、同時に、光源ユニット
3の放熱性の向上が図られている。
【0023】まず、図2に示すように、光源ユニット3
の樹脂モールドパッケージ34の上面341には放熱板
5(放熱部材)が取り付けられている。放熱板5は、銅
やアルミニウム等の金属板から形成されたものであり、
パッケージ34の上面341に密着する略長方形の天板
51と、天板51の両端部から下方に向けて外側に膨ら
む円弧状に延びた側板部53、54と、側板部53、5
4の後端からそれぞれ内側に向けて長方形に延びた後板
部55、56とを備えている。また、天板51には、プ
レス加工によって下方に向けて略長方形に押し出された
突出部52が形成されている。
【0024】一方、光源ユニット3のパッケージ34の
上面341のうち、放熱板5の天板51の突出部52に
対応する位置には、略長方形の窓35が形成されてい
る。この窓35からは、レーザダイオード31と光検出
素子32に接続されたグランド配線37が部分的に露出
している。
【0025】従って、放熱板5を光源ユニット3に取り
付けると、放熱板5の突出部52が光源ユニットのパッ
ケージ34に形成された窓35に嵌まり、突出部52と
グランド配線37が接触する。この状態で、放熱板5の
突出部52とグランド配線37とは半田付けされる。
【0026】また、放熱板5の側板部53、54は光源
ユニット3のパッケージ34の両側面341、342に
密着し、パッケージ34を両側から抱え込む。さらに、
放熱板5の後板部55、56は光源ユニット3の後面3
44のうち、入出力用端子36が突出した部分よりも下
側に密着する。
【0027】このようにして、放熱板5が取り付けられ
た光源ユニット3は、図1(B)および図2に示すよう
に、フレーム2の光源ユニット収納部21の内側に配置
され、板ばね6(固定部材)によって前方に向けて押し
付け固定される。
【0028】ここに用いた板ばね6は、銅やアルミニウ
ム等の金属板を断面コの字型に形成したものである。こ
の板ばね6に形成された相互に略平行に延びる一対の折
り曲げ部61、62のうちの一方の折り曲げ部61は、
光源ユニット収納穴21の内面25に密着している。ま
た、他方の折り曲げ部62は放熱板5の後板部55、5
6に密着している。この状態で、板ばね6は光源ユニッ
ト収納部21の内面25と光源ユニット3との間に弾性
変形した状態で挟まれている。従って、その弾性復帰力
により、光源ユニット3は前方に付勢されている。ま
た、光源ユニット収納穴21には、光源ユニット3の前
面345が当たる内壁27が形成されている。従って、
光源ユニット3の前面345が板ばね3の付勢力によっ
て内壁27に押し付けられるので、光源ユニット3がそ
こに固定される。
【0029】このように構成された光ピックアップ装置
1では、光源ユニット3のレーザダイオード31から延
びたグランド配線37に対して放熱板5が接触している
ので、レーザダイオード31を駆動することによって発
生した熱は、グランド配線37を介して放熱板5に伝導
し、この放熱板5から放熱される。また、放熱板5の後
板部55、56は板ばね6に密着しているので、放熱板
5の熱は板ばね6に伝導し、板ばね6からも放熱され
る。さらに、板ばね6はフレーム2に密着しているの
で、板ばね6の熱をフレーム2に伝導させ、フレーム2
からも放熱させることができる。
【0030】(本形態の効果)このように、本形態の光
ピックアップ装置1では、光源ユニット3の樹脂モール
ドパッケージ34に形成した窓35から内部のグランド
配線37が露出しているので、この窓35を介して放熱
板5をグランド配線と接触させるだけで、放熱性が向上
する。また、放熱板5は、光源ユニット3をフレーム2
に固定するための金属製の板ばね6に接触しており、板
ばね6は金属製のフレーム2に接触している。従って、
光源ユニット3の熱は、放熱板5から板ばね6を介して
フレーム2にも伝導するので、放熱性に優れている。そ
れ故、レーザダイオード31の温度上昇を低く抑えるこ
とができるので、レーザダイオード31の劣化を防止す
ることができ、レーザダイオード31の寿命を延ばすこ
とができる。
【0031】さらに、光源ユニット3を製造するにあた
っては、光源ユニット3のパッケージ34に放熱板を埋
め込む方法とは違い、光源ユニット3に窓35さえ形成
すればよいので、複雑な金型が不要で、かつ、光源ユニ
ット3の小形化を妨げることがない。従って、光ピック
アップ装置1の小型化・薄型化、および低価格化を図る
ことができる。
【0032】[実施の形態2]図3(A)は、本発明の
実施の形態2に係る光ピックアップ装置の平面図、図3
(B)は、図3(A)のII−II’線における断面図であ
る。なお、本形態の光ピックアップ装置1Aは、実施の
形態1で説明した光ピックアップ装置1と基本的な構成
が同様なので、共通する機能を有する部分に付いては同
じ符号を付して、その説明は省略する。
【0033】図3(A)、(B)に示すように、本形態
の光ピックアップ装置1Aでは、光源ユニット3をフレ
ーム2に固定する固定部材5Aを光源ユニット3の放熱
部材として用いている。
【0034】図4に示すように、固定部材5Aは、銅や
アルミニウム等の金属板から形成されたものであり、パ
ッケージ34の上面341に密着する略長方形の天板5
1Aと、天板51Aの前端縁の両端からそれぞれ下方に
向けて長方形に延びる前板部57、58と、天板51A
の後端縁の両端から下方に向けて延びる板ばね部64、
65を備えている。
【0035】板ばね部64、65は、天板51Aの後端
縁から下方に向けて延びる上部641、651と、上部
641、651の下端から内側に向かう中央部の先端か
ら下方に向けて折れ曲がった下部642、652を備え
ている。
【0036】天板51Aのうち、光源ユニット3のパッ
ケージ34に形成された窓35に対応する位置には、一
辺を残して長方形に切り抜かれた部分が下方に向けて斜
めに折り曲げられて突出部52Aが形成されている。突
出部52Aの先端部521は天板51Aと平行に折り曲
げられている。
【0037】このように形成された固定部材5Aを光源
ユニット3に取り付けると、放熱板5の突出部52Aの
先端部521が光源ユニットのパッケージ34に形成さ
れた窓35に嵌まり、突出部52Aの先端部521とグ
ランド配線37が接触する。この状態で、固定部材5A
の突出部52Aとグランド配線37とは半田付けされ
る。
【0038】また、固定部材5Aの前板部57、58
は、光源ユニット3のパッケージ34の前面345のう
ち、ホログラム素子33取り付け部の両側に密着する。
さらに、固定部材5Aの板ばね部64、65の下部64
2、652は、光源ユニット3の後面344のうち、入
出力用端子36が突出した部分よりも下側に密着する。
固定部材5Aは、この前板部57、58と板ばね部6
4、65により光源ユニット3のパッケージ34を前後
に挟んで保持している。
【0039】次に、図3(B)に示すように、固定部材
5Aが取り付けられた光源ユニット3は、フレーム2に
形成された光源ユニット収納部21の内側に嵌め込まれ
る。このようにすると、固定部材5Aに形成された板ば
ね部64、65の上部641、651は、光源ユニット
収納穴21の内面26に密着する。その結果、板ばね部
64、65は、光源ユニット21の内面26と光源ユニ
ット3との間に弾性変形した状態で挟まれる。従って、
その弾性復帰力により、光源ユニット3は前方に付勢さ
れるので、光源ユニット3の前面345は、光源ユニッ
ト収納穴21に形成された内壁27に押し付けられる。
このため、光源ユニット3がフレーム2に固定される。
【0040】このように構成された光ピックアップ装置
1では、レーザダイオード31から延びたグランド配線
37に対して固定部材5Aが接触しているので、レーザ
ダイオード31を駆動することによって発生した熱はグ
ランド配線37を介して固定部材5Aに伝導し、この固
定部材5Aによって放熱される。また、固定部材5Aは
フレーム2に接触しているので、固定部材5Aの熱をフ
レーム2に逃がすことができ、このフレーム2からも放
熱させることができる。
【0041】このように、本形態の光ピックアップ装置
1では、光源ユニット3のパッケージ34に形成された
窓35から露出するグランド配線37に対して、固定部
材5Aが接続されているので、光源ユニット3の放熱性
が向上する。また、固定部材5Aはフレーム2に対して
接触しているので、さらに放熱性が高い。従って、レー
ザダイオード31の温度上昇を低く抑えることができる
ので、レーザダイオード31の劣化を防止することがで
きる。
【0042】また、固定部材5Aを光源ユニット3の放
熱部材として用いているので、光源ユニット3に放熱部
材を取り付けるといっても、別部材を付け加える必要が
ない。従って、部品点数が増大することを防止できる。
【0043】[その他の実施の形態]図5に示すよう
に、光源ユニット3のパッケージ34の上面341に形
成された窓35を介して、内部のグランド配線37に接
触する突出部52Bを備えた天板51Bからなる金属板
を放熱板5B(放熱部材)として用いてもよい。この場
合には、天板51Bを光源ユニット3のパッケージ34
の上面341に接着等の方法で貼り合わせればよい。こ
こで、放熱板5Bを光源ユニット3のグランド配線37
に接触させれば、放熱板5Bがフレーム2(図1参照)
に接触していなくても、熱容量が増大する分、光源ユニ
ット3の放熱性を高めることができるが、放熱板5Bを
フレーム2に接触させておけば、放熱板5Bの熱をフレ
ーム2に逃がすことができる分、光源ユニット3の放熱
性をさらに高めることができる。
【0044】また、光源ユニット3の窓35から露出し
たグランド配線37にフレーム2を直接、接触させても
よい。
【0045】さらに、放熱板5、5Bまたは固定部材5
Aに形成された突出部52、52A、52Bとグランド
配線37との間に、シリコングリス等の熱伝導性の良い
材料を介在させれば、さらに放熱性を向上させることが
できる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ピック
アップ装置は、光源ユニットの絶縁性パッケージに形成
した窓から内部のグランド配線が露出しているので、こ
の窓を介して放熱部材をグランド配線と接触させるだけ
で、光源ユニットの放熱性を向上させることができる。
従って、レーザ光源の温度上昇を低く抑えることができ
るので、レーザ光源の劣化を防止することができる。ま
た、光源ユニットのパッケージに放熱板を埋め込む方法
とは違い、光源ユニットのパッケージに窓さえ形成すれ
ばよいので、複雑な金型が不要で、かつ、光源ユニット
の小型化を妨げることがない。従って、光ピックアップ
装置の小型化・薄型化、および低価格化を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本発明の実施の形態1に係る光ピッ
クアップ装置を示す平面図、(B)は、(A)のI−
I’線における断面図である。
【図2】図1に示す装置の光源ユニットに取り付ける放
熱板および板ばねを示す斜視図である。
【図3】(A)は、本発明の実施の形態2に係る光ピッ
クアップ装置を示す平面図、(B)は、(A)のII−I
I’線における断面図である。
【図4】図3に示す装置の光源ユニットに取り付ける固
定部材を示す斜視図である。
【図5】本発明のその他の実施の形態に係る光源ユニッ
トに取り付ける放熱板を示す斜視図である。
【符号の説明】 1、1A 光ピックアップ装置 2 フレーム 3 光源ユニット 4 対物レンズ駆動装置 5、5B 放熱板(放熱部材) 5A 固定部材(放熱部材) 6 板ばね(固定部材) 31 レーザダイオード 32 光検出素子 33 ホログラム素子(導光素子) 34 樹脂モールドパッケージ(絶縁パッケージ) 35 窓 37 グランド配線

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を光記録ディスクに照射するレ
    ーザ光源、前記レーザ光の前記光記録ディスクからの戻
    り光を受光する光検出素子、および前記戻り光を前記光
    検出素子に導く導光素子が絶縁性パッケージによって一
    体化された光源ユニットと、該光源ユニットが搭載され
    た金属製のフレームとを有する光ピックアップ装置にお
    いて、 前記絶縁性パッケージには、内部のグランド配線を部分
    的に露出させる窓が形成されているとともに、前記グラ
    ンド配線には前記窓を介して金属製の放熱部材が接触し
    ていることを特徴とする光ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記放熱部材は、前
    記光源ユニットをばね性をもって前記フレームに押し付
    け固定する金属製の固定部材に接触していることを特徴
    とする光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記放熱部材は、前
    記光源ユニットをばね性をもって前記フレームに固定す
    る金属製の固定部材であることを特徴とする光ピックア
    ップ装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、前記固定部
    材は、前記フレームに接触していることを特徴とする光
    ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1において、前記放熱部材は、前
    記フレームに対して接触していることを特徴とする光ピ
    ックアップ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1において、前記放熱部材は、前
    記フレーム自身であることを特徴とする光ピックアップ
    装置。
JP23619498A 1998-08-24 1998-08-24 光ピックアップ装置 Expired - Fee Related JP3445938B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23619498A JP3445938B2 (ja) 1998-08-24 1998-08-24 光ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23619498A JP3445938B2 (ja) 1998-08-24 1998-08-24 光ピックアップ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000067457A true JP2000067457A (ja) 2000-03-03
JP3445938B2 JP3445938B2 (ja) 2003-09-16

Family

ID=16997180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23619498A Expired - Fee Related JP3445938B2 (ja) 1998-08-24 1998-08-24 光ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3445938B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001033562A1 (fr) * 1999-10-29 2001-05-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Tete optique et dispositif d'alimentation electrique d'une tete optique
EP1381040A2 (en) * 2002-07-01 2004-01-14 Mitsumi Electric Co., Ltd. Optical pickup having optical base made of different kinds of materials
JP2006004529A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Rohm Co Ltd 光ピックアップ
EP1684273A2 (en) 2005-01-25 2006-07-26 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup
JP2008004184A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ装置

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001033562A1 (fr) * 1999-10-29 2001-05-10 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Tete optique et dispositif d'alimentation electrique d'une tete optique
US6831882B1 (en) 1999-10-29 2004-12-14 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Optical head and optical head feeder
EP1381040A2 (en) * 2002-07-01 2004-01-14 Mitsumi Electric Co., Ltd. Optical pickup having optical base made of different kinds of materials
EP1381040A3 (en) * 2002-07-01 2004-11-24 Mitsumi Electric Co., Ltd. Optical pickup having optical base made of different kinds of materials
JP2006004529A (ja) * 2004-06-18 2006-01-05 Rohm Co Ltd 光ピックアップ
JP4502377B2 (ja) * 2004-06-18 2010-07-14 ローム株式会社 光ピックアップ
EP1684273A2 (en) 2005-01-25 2006-07-26 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup
EP1684273A3 (en) * 2005-01-25 2008-11-12 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup
US7464388B2 (en) 2005-01-25 2008-12-09 Funai Electric Co., Ltd. Optical pickup
JP2008004184A (ja) * 2006-06-23 2008-01-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 光ピックアップ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3445938B2 (ja) 2003-09-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4253559B2 (ja) 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP3972814B2 (ja) 半導体集積装置
KR20060052168A (ko) 반도체 레이저 유닛 및 그것을 구비한 광 픽업 장치
JP4448736B2 (ja) 光ピックアップ装置およびそれを用いた光ディスク装置
JP3445938B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2003187477A (ja) 光ピックアップ装置
JP2007019077A (ja) 半導体レーザユニットおよび光ピックアップ装置
US20090175152A1 (en) Optical disk apparatus and optical pickup
JP2005142294A (ja) 半導体レーザユニットおよびそれを用いた光ピックアップ装置
JPH10233028A (ja) 光学ピックアップ装置
JP4030526B2 (ja) 光学式ピックアップ
JP2007035884A (ja) 半導体レーザ装置及び半導体レーザ装置の製造方法
JP2007012138A (ja) 光ヘッド装置
JP2000163756A (ja) 光ピックアップ
JP2002252408A (ja) 光学ヘッドにおけるレーザードライバー放熱装置
JP2004145921A (ja) 光ピックアップおよびこれを用いたディスク装置
JP2001307371A (ja) 光ピックアップ装置
JP2003331449A (ja) 光ピックアップ
JPH10125996A (ja) 半導体レーザ装置
JP2004178749A (ja) 光ヘッド
JP2005203019A (ja) 光ピックアップ装置
JPH09185835A (ja) 光ピックアップ装置
JP2008146785A (ja) フレームタイプレーザのホルダユニットおよびこのホルダユニットを備えた光ディスク装置
JP2005216464A (ja) 光ピックアップ装置および光ピックアップ装置の製造方法
JP2003022555A (ja) 光ピックアップ

Legal Events

Date Code Title Description
S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees