JP3548817B2 - 部品搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は部品搬送装置、特に一列に整列させて搬送した部品のうち、先頭の部品と2番目の部品とを分離する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、チップ部品のような小型部品の搬送装置として、部品を案内する搬送用の溝の底面を無端ベルトで構成し、このベルトを間欠駆動することにより搬送する装置が知られている(特開平8−48419号公報参照)。この装置の場合、先頭の部品の取り出しを行なうために、ベルト上の先頭の部品を2番目の部品から分離させる機構が設けられている。この分離機構は、ベルト上の部品がベルトと共に前方へ移動する時にはストッパを案内溝の前端に当接させ、先頭部品を所定位置に停止させ、先頭部品がストッパに当接して部品全体の移動が停止した時には、2番目の部品を保持ピンによって同位置に保持しつつストッパを前方へ開放して先頭部品をストッパの永久磁石で吸着したまま前方へ移動させ、2番目の部品との間に強制的に隙間を形成するものである。分離された先頭の部品は、チップマウンタなどの取出装置によって取り出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の分離機構の場合には、ベルトを停止させた状態で、ストッパに設けられた永久磁石によって先頭部品を吸着し、磁力によって前方へ引き出す方式のため、先頭部品を引き出す際に部品とベルトとの間で摩擦が発生し、永久磁石と部品との吸着が離れる可能性がある。そのため、分離信頼性に欠けるという問題がある。
また、従来の分離機構は、部品が磁力によってストッパに吸着されているので、取出装置によって取り出す際に取出ミスが発生する可能性があった。
【0004】
そこで、本発明の目的は、先頭の部品と2番目の部品とを確実に分離でき、先頭の部品の取り出しを容易に行なえるとともに、取出ミスが発生しにくい部品搬送装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、少なくとも一部に磁性体部を有する部品を一列に整列させて案内するための案内溝と、この案内溝の底面に配置され、溝方向に前後移動して部品を前方へ搬送する搬送部材と、上記搬送部材を前後方向へ往復駆動する駆動手段と、上記搬送部材の往復移動に同期して作動され、搬送部材の上面に載って搬送される部品のうち、先頭から2番目の部品を案内溝の所定位置に保持する第1ストッパと、上記案内溝の先端部に搬送部材の前後移動に追随して前後移動可能に配置され、先頭の部品を停止させる第2ストッパと、上記案内溝の先端部に搬送部材の前後移動に追随して前後移動可能に、かつ第2ストッパより前方まで移動可能に配置され、先頭の部品の磁性体部を吸着する磁力を持つ誘導部材とを備え、上記第1ストッパが2番目の部品を保持した後、搬送部材が前方へ所定距離移動することにより、先頭の部品を誘導部材の磁力で吸着しながら搬送部材とともに前方へ搬送し、先頭の部品と2番目の部品とを分離するとともに、搬送部材の前方への移動終了直前に先頭の部品を第2ストッパで停止させ、誘導部材をさらに前方へ移動させることで、先頭の部品と誘導部材とを引き離すように構成したことを特徴とする部品搬送装置を提供する。
【0006】
搬送部材が前進を開始すると、搬送部材の上に載った部品は搬送部材との摩擦力によって前方へ搬送されるが、第1ストッパが作動され、先頭から2番目の部品が所定位置に保持されるので、先頭部品のみが前方へ搬送される。この時、先頭部品の磁性体部が誘導部材の磁力によって吸着されるので、先頭部品と搬送部材との間にすべりが発生しにくく、先頭部品を確実に前進させることができる。このようにして、先頭部品と2番目以後の部品とが分離される。先頭部品が所定位置まで前進すると、第2ストッパが先に停止して先頭部品を停止させるが、誘導部材は搬送部材によってさらに前方へ移動するので、誘導部材は先頭部品から引き離され、先頭部品には磁力が殆ど作用しなくなる。この状態で、先頭部品をチップマウンタなどの取出装置で取り出せば、取出ミスは発生しにくい。先頭部品の停止位置は第2ストッパによって規定されるので、先頭部品の位置が一定し、取出精度を高めることができる。
【0007】
第2ストッパは、先頭部品の停止位置を位置決めする機能の他に、取出ミスによって先頭部品が搬送部材の上に残ってしまった場合に、先頭部品を2番目の部品に接する位置まで押し戻す機能を有し、これによって何度でも分離・取出を行なうことができる。したがって、取出ミスが発生しても、装置全体を停止させることなく、供給を続行することができる。
【0008】
誘導部材の磁力は、誘導部材の一部に永久磁石を取り付けてもよいし、誘導部材自体を強磁性材料で形成し、これを磁化させることにより、誘導部材自身が磁力を持つようにしてもよい。
磁石を用いる場合、磁石の取付位置を、第1ストッパによって2番目の部品を保持した際に先頭の部品P1 と近接する誘導部材の部位とすれば、搬送部材を前方へ移動させた際に先頭の部品を2番目の部品から確実に引き離すことができるので、望ましい。
【0009】
搬送部材によって部品を一方向に搬送する方式としては、請求項2のように、搬送部材の前後移動速度に差を設ける方式が望ましい。すなわち、駆動手段は、搬送部材をその前方への移動速度に比べて後方への移動速度が大きくなるように往復駆動し、搬送部材の前方への移動速度を、搬送部材とその上面に載った部品との間で部品を搬送部材と一体的に移動させるだけの摩擦力が働く速度とし、搬送部材の後方への移動速度を、搬送部材とその上面に載った部品との間ですべりが生じる速度としている。この場合には、搬送部材を往復移動させるだけで部品を一方向に搬送できるので、駆動手段を簡素化できるとともに、部品を拘束しないので、部品に与えるダメージが少ない。なお、搬送手段の前方への移動速度は、搬送部材と部品とが完全に一体に移動する場合だけでなく、多少の滑りが生じてもよい。また、後方への移動速度は、摩擦力が全く働かない速度だけでなく、多少の摩擦力が働いても、実質的に部品が後退しない速度も含む。
【0010】
請求項3のように、第2ストッパを軸を支点として水平回転可能に設け、第2ストッパに搬送部材の先端部と接触して一定角度回転させられる傾斜面を設けるのが望ましい。このようにすれば、搬送部材の動きに連動して第2ストッパを所定角度だけ回転させることができる。
【0011】
請求項4のように、誘導部材を、先頭の部品の上面を覆い、かつ搬送部材の前方への移動終了直前に先頭の部品の上面を開放するシャッタとするのが望ましい。この場合には、誘導部材が先頭部品の案内溝からの飛び出しを防止するシャッタを兼ねることができる。
【0012】
請求項5のように、誘導部材を第2ストッパと同軸で水平回転可能に設けられた第3ストッパとし、第2ストッパに第3ストッパを前方へ同期回転させる操作部を設け、搬送部材が第2ストッパの傾斜面を通過した後、第3ストッパをさらに前方へ回転させるようにしてもよい。この場合には、第2,第3ストッパが同軸上で回転するので、構造が簡単となり、小型化が可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1〜図8は本発明にかかる部品搬送装置の一例を示す。なお、この実施例では、部品Pとして両端に磁性電極を有する直方体形状のチップ状電子部品を用いた。
図1は本装置の全体図を示し、図2は後述する前面カバー4,10、上面カバー11を取り外した状態を示す。
【0014】
本体1の前面には、図3に示すように凹段部1aが形成され、本体1の前面に前面カバー4を固定することにより、幅狭な空間が形成されている。この空間には搬送部材の一例であるブレード5が水平方向に摺動自在に配置されている。本体1の上面には、部品Pが搬送時に飛び出さないように、上面カバー11がネジ12によって固定されている。上記凹段部1aの内側面、前面カバー4の内側面、ブレード5の上面、および上面カバー11の下面によって、部品Pを一列に整列させて案内するための案内溝6が形成されている。
【0015】
ブレード5は、例えば薄板状の金属板で形成されており、図2に示すように前後方向の長穴5aとスプリング収納穴5bとが形成されている。上記長穴5aには本体1から突設されたガイドピン7が挿入され、プレード5を前後方向にガイドしている。また、スプリング収納穴5bにはスプリング8が収容され、このスプリング8の半径方向両側部は本体1に形成された凹溝部1bと前面カバー4に形成された開口穴4a(図3参照)に係合している。そして、スプリング8の後面がスプリング収納穴5bで支えられ、前面が凹溝部1bおよび開口穴4aの前端面で支えられて、プレード5を常時後方へ付勢している。
【0016】
ブレード5の後端部5cは、スプリング8のばね力によって、本体1に揺動自在に取り付けられた中間レバー13の前面に接触している。中間レバー13はその中央部がネジ14によって揺動自在に支持されており、上端部にはカム17の周面に転動接触するローラ15が取り付けられ、下端部には一端が本体1に止着されたスプリング16の他端が止着されている。そのため、中間レバー13はその上端部のローラ15がカム17の周面と接する方向に付勢されている。上記スプリング8と中間レバー13とカム17とによって、ブレード5を往復駆動する駆動手段を構成している。
【0017】
カム17は、図1,図2に示すように、山部17aと谷部17bとを有しており、図示しないモータによって矢印方向に一定速度で回転駆動されている。そのため、中間レバー13のローラ15がカム17の山部17aに乗り上げるに従い、ブレード5は低速で前進し、ローラ15がカム17の谷部17bに落ち込むことで、ブレード5は高速で後退する。上記ブレード5の前進速度は、カム17の山部17aの傾斜とカム17の回転速度とによって、ブレード5とその上面に載った部品Pとの間で部品Pをブレード5と一体的に移動させるだけの保持摩擦力が働く速度に設定されている。また、ブレード5の後退速度は、ブレード5とその上面に載った部品Pとの間ですべりが生じる速度に設定されている。このように、前進時には摩擦力が働くようにブレード5を低速で前進させ、後退時にはすべりが生じるようにブレード5を高速で後退させることで、格別な後退防止機構を設けることなく、部品Pを一方向に搬送することができる。
【0018】
本体1の後部上面には、部品Pを一列に整列させる整列装置20が斜め方向に固定されている。整列装置20には、部品Pを傾斜にそって下方へ滑らせるシュート溝21が形成され、このシュート溝21の前面を覆うように前面カバー10が固定されている。シュート溝21の下端部は案内溝6の後端部と接続されており、シュート溝21を滑った部品Pは案内溝6に入り込むようになっている。このとき、シュート溝21と案内溝6との間には角度変化があるので、シュート溝21の下端に位置する部品Pによって案内溝6内の部品Pが逆戻りするのを阻止する機能を有する。
【0019】
案内溝6の前端部には、搬送された先頭の部品を2番目以降の部品から分離する分離機構30が設けられている。
分離機構30は、図4〜図6に示すように、ブレード5の上面に載って搬送される部品Pのうち、先頭から2番目の部品P2 を保持する第1ストッパ31と、ブレード5の前後移動に同期して第1ストッパ31を揺動(開閉運動)させる同期手段32とを備えている。第1ストッパ31の下端部31aは本体1の断面円弧状の凹部1cで支持されており、第1ストッパ31は案内溝6の幅方向に揺動自在である。この実施例の同期手段32は、ブレード5の先端部に設けられ、前後方向に対して傾いた斜め方向の第1溝5dと、ブレード5の側面をガイドする前面カバー4の内側面に形成された上下方向の第2溝4bと、第1溝5dと第2溝4bに跨がってはめ込まれたボール33と、第1ストッパ31の側面に形成され、ボール33と接触する縦方向の傾斜面31bと、第1ストッパ31を部品保持方向に付勢するスプリング34とで構成されている。
【0020】
ブレード5が後退位置にある時、図4(a),図5のようにボール33は第1溝5dおよび第2溝4bの下端部に位置している。そのため、ボール33は第1ストッパ31の傾斜面31bより下方に位置し、第1ストッパ31を開き方向へ押している。その結果、案内溝6内の部品P2 は挟持されない。
【0021】
ブレード5が前進すると、第1溝5dと第2溝4bの角度の違いによって、図4(b),図6のようにボール33は上方へ移動し、ボール33は第1ストッパ31の傾斜面31bに対応する。そのため、第1ストッパ31に対する押し開き力が解除され、第1ストッパ31はスプリング34によって閉じ方向に揺動し、部品P2 を第1ストッパ31の先端部31cと案内溝6の内面との間で挟持する。
【0022】
さらに、ブレード5が後退すると、第1溝5dと第2溝4bの角度差によってボール33は下方へ移動し、ボール33が第1ストッパ31の傾斜面31bに乗り上げて第1ストッパ31を押し開く。そのため、案内溝6内の部品P2 は自由に移動できる。
【0023】
案内溝6の前端部には、図5,図6に示すように、先頭の部品P1 と2番目の部品P2 とを分離した時に、先頭の部品P1 の停止位置を一定にし、かつ何らかの原因で先頭の部品P1 の取出ミスが発生した場合に、2番目の部品P2 との間に隙間δを確保できるように、先頭の部品P1 を押し戻すエスケープ機構40が設けられている。
【0024】
エスケープ機構40は、ネジ軸42を中心として水平回転可能に設けられた第2ストッパ41と、軸44(図2参照)を中心として前後方向に揺動可能に設けられたシャッタ(誘導部材)43とを備えている。第2ストッパ41はスプリング45(図8参照)によって後方(ブレード5との対向方向)へ付勢され、停止面46に当たって停止している。第2ストッパ41には、図7に示すように先頭の部品を停止させる凸部41aと、その下側に傾斜面41bとが設けられており、この傾斜面41bにブレード5の先端部が接触可能となっている。シャッタ43は、スプリング47によって後方(ブレード5との対向方向)へ付勢され、本体1から突設されたピン48がシャッタ43の穴43a(図2参照)に挿入されて、シャッタ43の揺動角度が規制されている。シャッタ43の上端部には、先頭部品P1 の上側を覆うカバー部43bが一体に形成されている。このカバー部43bは、先頭部品P1 を案内溝6から取り出す際に、その直前まで先頭部品P1 の上側を閉じておき、先頭部品P1 が案内溝6から飛び出すのを防止している。カバー部43bの下面には、先頭部品P1 を吸着する磁石49が固定されている。
【0025】
ここで、上記分離機構30およびエスケープ機構40の動作原理を図8にしたがって説明する。なお、図8では理解を容易にするために各部材の形状を簡略化してある。
図8の(A)は初期位置であり、先頭部品P1 は第2ストッパ41に当たって停止している。第2ストッパ41およびシャッタ43は共にスプリング45,47によって後方へ付勢されており、停止面46およびピン48に当たって後方への移動が制限されている。この状態で、第1ストッパ31が作動され、2番目の部品P2 が案内溝6の側面へ押し付けられて停止する。そのため、2番目以後の部品の前進は禁止される。
【0026】
(B)はブレード5が少しだけ前進した状態を示す。この段階で、ブレード5の先端部が第2ストッパ41の傾斜面41bを押し、第2ストッパ41を前方へ回転させる。ブレード5はシャッタ43と近接した位置まで前進するが、先頭部品P1 はシャッタ43に設けられた磁石49に吸着されて初期位置に停止している。
【0027】
(C)はブレード5をさらに前進させた状態を示す。このとき、ブレード5の先端部が第2ストッパ41の傾斜面41bを通過し、第2ストッパ41を前方へ最大限回転させた状態にある。そして、ブレード5はシャッタ43を押して前方へ移動させるため、先頭部品P1 はブレード5との摩擦力と磁石49の吸着力とによって前方へ搬送される。一方、2番目の部品P2 は第1ストッパ31によって拘束されているので、先頭の部品P1 と2番目の部品P2 との間に隙間δが生じ、分離される。なお、先頭部品P1 は前進の途中で第2ストッパ41に当接して停止する。
【0028】
(D)はブレード5を終端位置まで前進させた状態を示す。このとき、ブレード5は傾斜面41bを摺動するのみであるから、第2ストッパ41は回転せず、一定位置を保持する。そのため、先頭部品P1 は第2ストッパ41に当たったまま停止している。一方、シャッタ43はブレード5によって押されて前進するので、磁石49と先頭部品P1 とが引き離されることになる。この状態で、チップマウンタなどの取出装置50を用いて先頭部品P1 を吸着すれば、簡単に取り出すことができる。この時、先頭部品P1 は2番目の部品P2 と分離されているので、先頭部品P1 と2番目の部品P2 とが誤って一緒に取り出される恐れがなく、しかも、先頭部品P1 と磁石49とが引き離されているので、先頭部品P1 には磁力による吸着力が作用せず、取出ミスが発生しにくい。よって、信頼性の高い分離・取出を行なうことができる。
【0029】
先頭部品P1 を取り出した後、第1ストッパ31の拘束を解除するとともに、ブレード5を高速で後退させる。このとき、部品Pがブレード5と一緒に後退しないよう、すべりが発生する速度で後退させる。その結果、図8の(A)の状態となる。
(D)の状態で、先頭部品P1 の取出ミスが発生しても、第2ストッパ41によって先頭部品P1 は(A)の状態に押し戻されるので、次のブレード5の前進動作によって、先頭部品P1 と2番目の部品P2 とを再度分離することができる。
【0030】
図9は本発明にかかる部品搬送装置の第2実施例を示し、第1実施例と同一部品には同一符号を付して説明を省略する。
この実施例では、第2ストッパ60と第3ストッパ(誘導部材)61とが、同一軸62によって水平回転自在に設けられている。下側に位置する第2ストッパ60には、第1実施例の第2ストッパ41と同様に、先頭の部品P1 を停止させる凸部60aと、その下側に傾斜面60bとが設けられており、側部上面には第3ストッパ61を同期回転させるための突起(操作部)60cが突設されている。第3ストッパ61の先端部の後部には、先頭の部品P1 を吸着する磁石63が固定されており、先端部の前部にはブレード5の先端部と接触可能な接触部61aが一体に形成されている。
【0031】
なお、この実施例では、第3ストッパ61を後方に向かって復帰付勢するスプリング64が設けられているが、第2ストッパ60は第3ストッパ61とともに後方へ復帰するので、第2ストッパ用のスプリングは設けられていない。また、第2ストッパ60が遊回転しないように、所定の回転抵抗を与えておくのが望ましい。
【0032】
ここで、上記の部品搬送装置の動作を説明する。
図9の(A)は初期位置であり、第2,第3ストッパ60,61はスプリング64によって後方へ付勢され、停止面46に当たって停止している。一方、第1ストッパ31が作動されて2番目の部品P2 が案内溝6に押しつけられて停止する。この状態で、先頭部品P1 も第3ストッパ61の磁石63に吸着されて停止している。
【0033】
(B)はブレード5を所定距離前進させた状態を示し、ブレード5は第2ストッパ60の傾斜面60bに接触して第2ストッパ60を回転させ、第3ストッパ61も突起60cによって押されて、同期回転する。そのため、先頭部品P1 はブレード5との摩擦力と磁石63の吸着力とによって前方へ搬送され、2番目の部品P2 と分離される。
【0034】
(C)はブレード5が終端位置まで前進した状態を示す。この時、ブレード5は第2ストッパ60の傾斜面60bを摺動するだけであるため、第2ストッパ60は回転せず、一定位置を保持する。そのため、先頭部品P1 は第2ストッパ60に当たったまま停止している。一方、第3ストッパ61の接触部61aはブレード5によって押されて前進するので、磁石63と先頭部品P1 とが引き離される。この状態で、チップマウンタなどの取出装置50を用いて先頭部品P1 を吸着すれば、簡単に取り出すことができる。
【0035】
本発明は上記実施例に限定されるものではない。
搬送部材(ブレード5)を往復駆動する駆動手段は、図2のようなスプリング8と中間レバー13とカム17との組み合わせに限らず、中間レバー13を省略してブレード5の後端部をカム17の周面に直接接触させてもよい。また、カムに代えて、ラック・ピニオン機構のような他の機構を採用してもよい。駆動源はモータなどの回転運動機構に限らず、直線運動機構であってもよい。
【0036】
部品を一方向に搬送する方法として、実施例では搬送部材(ブレード)と部品との速度差による摩擦を利用したが、この方法に代えて、例えば案内溝の後部に何らかの部品の後退防止機構を設けてもよい。
第1ストッパ31は、案内溝6の幅方向に開閉作動して案内溝6の内側面との間で挟持するものに限らず、部品の両側面を挟持するものでもよいし、エアー吸引により2番目の部品を吸着保持するものでもよい。
さらに、搬送部材としてはブレードに限るものではなく、案内溝の底面を構成でき、かつ前後移動しうるものであれば、如何なる部材を用いてもよい。ただ、ブレードのような薄肉部材とした場合には、軽量化できるので、往復移動時の慣性の影響を小さくできる。
本発明によって搬送しうる部品としては、角形のチップ部品に限るものではなく、案内溝内を一列に整列させて搬送しうる部品であれば、いかなる形状の部品でもよい。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、請求項1に記載の部品搬送装置によれば、第1ストッパが2番目の部品を保持した後、搬送部材が前方へ所定距離移動することにより、先頭の部品を誘導部材の磁力で吸着しながら搬送部材とともに前方へ搬送し、先頭の部品と2番目の部品とを分離するようにしたので、先頭部品と後続の部品とを確実に分離することができる。また、搬送部材の前方への移動終了直前に先頭の部品と誘導部材とを引き離すようにしたので、先頭部品には磁力が殆ど作用しなくなり、先頭部品を取出装置で取り出す際に取出ミスが発生しにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品搬送装置の一例の斜視図である。
【図2】図1に示された部品搬送装置の前面カバーおよび上面カバーを取り外した状態の斜視図である。
【図3】図1のIII −III 線断面図である。
【図4】図1のIV−IV線断面図であり、(a)は部品の開放状態、(b)は部品の保持状態を示す。
【図5】分離機構の分離前の拡大斜視図である。
【図6】分離機構の分離後の拡大斜視図である。
【図7】第2ストッパの斜視図である。
【図8】図1に示された部品搬送装置の動作原理を示す説明図である。
【図9】本発明にかかる部品搬送装置の第2実施例の動作原理を示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体
5 ブレード(搬送部材)
6 案内溝
8 スプリング
17 カム
30 分離機構
31 第1ストッパ
40 エスケープ機構
41 第2ストッパ
43 シャッタ(誘導部材)
49 磁石
P 部品

Claims (5)

  1. 少なくとも一部に磁性体部を有する部品を一列に整列させて案内するための案内溝と、
    この案内溝の底面に配置され、溝方向に前後移動して部品を前方へ搬送する搬送部材と、
    上記搬送部材を前後方向へ往復駆動する駆動手段と、
    上記搬送部材の往復移動に同期して作動され、搬送部材の上面に載って搬送される部品のうち、先頭から2番目の部品を案内溝の所定位置に保持する第1ストッパと、
    上記案内溝の先端部に搬送部材の前後移動に追随して前後移動可能に配置され、先頭の部品を停止させる第2ストッパと、
    上記案内溝の先端部に搬送部材の前後移動に追随して前後移動可能に、かつ第2ストッパより前方まで移動可能に配置され、先頭の部品の磁性体部を吸着する磁力を持つ誘導部材とを備え、
    上記第1ストッパが2番目の部品を保持した後、搬送部材が前方へ所定距離移動することにより、先頭の部品を誘導部材の磁力で吸着しながら搬送部材とともに前方へ搬送し、先頭の部品と2番目の部品とを分離するとともに、搬送部材の前方への移動終了直前に先頭の部品を第2ストッパで停止させ、誘導部材をさらに前方へ移動させることで、先頭の部品と誘導部材とを引き離すように構成したことを特徴とする部品搬送装置。
  2. 上記駆動手段は、上記搬送部材をその前方への移動速度に比べて後方への移動速度が大きくなるように往復駆動し、
    上記搬送部材の前方への移動速度を、搬送部材とその上面に載った部品との間で部品を搬送部材と一体的に移動させるだけの摩擦力が働く速度とし、搬送部材の後方への移動速度を、搬送部材とその上面に載った部品との間ですべりが生じる速度としたことを特徴とする請求項1に記載の部品搬送装置。
  3. 上記第2ストッパは軸を支点として水平回転可能に設けられ、第2ストッパには搬送部材の先端部と接触して一定角度回転させられる傾斜面が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の部品搬送装置。
  4. 上記誘導部材は、先頭の部品の上面を覆い、かつ搬送部材の前方への移動終了直前に先頭の部品の上面を開放するシャッタであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の部品搬送装置。
  5. 上記誘導部材は第2ストッパと同軸で水平回転可能に設けられた第3ストッパであり、
    第2ストッパには第3ストッパを前方へ同期回転させる操作部が設けられ、
    搬送部材が第2ストッパの傾斜面を通過した後、第3ストッパをさらに前方へ回転させることを特徴とする請求項3に記載の部品搬送装置。
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