JPH06180962A - 磁気ディスクカートリッジ用シャッタバネの組立方法及び装置 - Google Patents

磁気ディスクカートリッジ用シャッタバネの組立方法及び装置

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JPH06180962A
JPH06180962A JP35218592A JP35218592A JPH06180962A JP H06180962 A JPH06180962 A JP H06180962A JP 35218592 A JP35218592 A JP 35218592A JP 35218592 A JP35218592 A JP 35218592A JP H06180962 A JPH06180962 A JP H06180962A
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JP
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shutter
shutter spring
spring
case
opening
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Application number
JP35218592A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Kitamura
広行 北村
Akira Mizuta
章 水田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture
    • G11B23/02Containers; Storing means both adapted to cooperate with the recording or reproducing means
    • G11B23/03Containers for flat record carriers
    • G11B23/0326Assembling of containers
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B23/00Record carriers not specific to the method of recording or reproducing; Accessories, e.g. containers, specially adapted for co-operation with the recording or reproducing apparatus ; Intermediate mediums; Apparatus or processes specially adapted for their manufacture

Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気ディスクカートリッジ用シャッタバネの
組み込みを極めて高速においても確実に、且つ作業性よ
く行い得るシャッタバネの組み込み方法及び装置を提供
する。 【構成】 シャッタバネ4を磁気ディスクカートリッジ
1の開口部5まで移行させる経路に、シャッタバネ4の
一方の端部4bを他方の端部4cに対し先行させる姿勢
ガイド24と、姿勢が整えられたシャッタバネ4を先ず
開口部5内に差し込んで磁気ディスクカートリッジ1内
に設けた係止部11に係止させ、更に押し続けることに
よりシャッタバネ4全体を開口部5から挿入するプッシ
ャー41とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気ディスクカートリ
ッジに設けられているシャッタを開閉するシャッタバネ
をケース内に組み込むための磁気ディスクカートリッジ
用シャッタバネの組立方法と、該組立方法を実施するた
めの組立装置に関するものである。
【0001】
【従来の技術】従来の磁気ディスクカートリッジの一例
として、図8〜図12を参照しながら3.5インチフロ
ッピイディスク(以下、単にフロッピイディスクと略称
する)の構造等を説明する。先ず、図8を参照してフロ
ッピイディスク1の外観形状について説明すると、板状
のケース2は図示を省略した磁気ディスクを収容するた
めのものであり、このケース2の外側面には矢印A、B
方向に摺動する防塵用シャッタ3が設けられている。そ
して、ケース2の側面には、防塵用シャッタ3を矢印A
方向に付勢するためのシャッタバネ4を挿着するための
挿着口5が開口されている。
【0002】シャッタバネ4は、図9及び図10に示す
ようにいわゆる捩じりコイルバネに構成され、1〜2タ
ーン程度に巻いた巻部4aを中心にして逆方向に延長し
た形状で一対の端部4b、4cが設けられ、一対の端部
4b、4cの先端には逆方向に折曲部4d、4eが設け
られている。
【0003】次に、図11及び図12を参照してシャッ
タバネ4の挿着状態について説明すると、挿着口5の内
部右方に設けた係止部11にシャッタバネ4の折曲部4
e又は4dが係止され、折曲部4d又は4eがシャッタ
3に設けた係止部12に係止されている。この結果、シ
ャッタ3がシャッタバネ4により図11に示す矢印A方
向に付勢され、ケース2に形成されている磁気ヘッド挿
入用の開口部7がシャッタ3により閉塞されて、磁気デ
ィスクへの防塵対策が行われる。そして、例えばワープ
ロ等の所望の装置にフロッピイディスク1を装着した場
合は、シャッタ3が矢印B方向に付勢され、シャッタ3
に形成した開口部8と磁気ヘッド挿入用の開口部7とが
連通し、磁気ヘッドが磁気ディスクに接触して磁気記録
・再生を行い得るようになる。
【0004】シャッタバネ4は挿着口5からケース2内
に挿着、言い換えれば組込まれるのであるが、従来から
下記のような組込み方法が知られている。即ち、特開平
4−11373号公報には、斜面部に切り欠きを形成し
た斜面プレートをシャッタの移動方向に往復動させ、シ
ャッタバネの一端を切り欠きに係止して挿着口からフロ
ッピイディスク内に組込むように構成したばね組立機構
が開示されている。また、特開昭62−57185号公
報には、バネの一方のばね足を掴んで他方のばね足を挿
着口から挿入し、次いで掴んでいた一方のばね足をプッ
シャーによりフロッピイディスク内に挿入するようにし
たシャッタバネ自動挿着装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−11373
号公報に開示された組立機構については、シャッタバネ
をフロッピイディスクの挿入位置に取り込む事が難しい
うえに、斜面プレートを往復運動させるので高速組み立
てが困難等の問題点がある。特開昭62−57185号
公報に開示されたシャッタバネ自動挿着装置について
は、フロッピイディスクとシャッタバネの位置関係がば
らつくと、シャッタバネの挿入不良が生じやすい。ま
た、シャッタバネを掴むためのチャックの動きが複雑で
あるため、高速化を図る際の障害になっていた。即ち、
従来のシャッタバネ組込み方法は、いずれも信頼性に欠
けるうえに、作業効率の向上を図りにくいものであっ
た。これらの課題を解決すべく本出願人は先に特開昭6
3−171488号公報に開示されている如き磁気ディ
スクカートリッジの組立装置を提案した。ここの示した
組立装置は、シャッタバネをたわめた状態で保持するガ
イド溝を有しかつ磁気ディスクカートリッジのバネ挿入
用の開口とバネ供給領域との間を移動可能なガイド部材
を備え、さらにこのガイド溝内に進入してシャッタバネ
を押して前記開口から該シャッタバネをケース内に組み
込む移動押着手段を備えた構成である。この装置により
組立装置の複雑化の回避並びに組立の高速化を向上で
き、またバネ組み込み性の信頼性にもかなりの向上をみ
ることができた。しかしながら、この装置においても組
み込み性の信頼性において若干の問題点を抱えているこ
とが明らかになってきた。この問題とは、上記構成の装
置においては、シャッタバネ全体を押圧動作により一度
に押し込むものであるために、組み込み速度は極めて高
速にできるのであるが、この組み込み速度を高速にする
のに伴って、特にシャッタバネの一端側とシャッタの内
側の突起部分との係合が正確に出来ない場合が稀に発生
することがあった。本発明の目的は、磁気ディスクカー
トリッジ用シャッタバネの組立を高速組み立てにおいて
も確実に、且つ作業性よく行い得るシャッタバネの組立
方法及び組立装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る前記目的
は、磁気ディスクを収容するケースと、該ケースの外側
面に摺動可能に設けられたシャッタと、前記ケース内に
組み込まれ、前記ケースの一端を始点として前記シャッ
タを一方向に弾性的に付勢する略V字状のシャッタバネ
と、前記シャッタバネを前記ケース内に挿着するための
開口部とを備えた磁気ディスクカートリッジに前記シャ
ッタバネを組み込むときに、前記シャッタバネをケース
面の略延長面上に維持しつつ該バネの一部を押圧して前
記開口部に向かって移行せしめる間に、前記シャッタバ
ネの一方の端部でケース側に係合する端部を他方の端部
に対し先行させ、且つ先行した前記一方の端部を前記ケ
ース内の係止部に係止させ、引き続いて押圧して前記他
方の端部を前記シャッタに係合させるべくシャッタバネ
全体を前記開口部内に押し込んで、該シャッタバネを前
記ケース内に組み込むことを特徴とする磁気ディスクカ
ートリッジ用シャッタバネの組立方法によって達成され
る。
【0007】本発明の上記同様の目的は、磁気ディスク
を収容するケースと、該ケースの外側面に摺動可能に設
けられたシャッタと、前記ケース内に組み込まれ、前記
ケースの一端を始点として前記シャッタを一方向に弾性
的に付勢する略V字状のシャッタバネと、前記シャッタ
バネを前記ケース内に挿着するための開口部とを備えた
磁気ディスクカートリッジに前記シャッタバネを組み込
むシャッタバネの組立装置であって、バネ移動手段によ
り供給された前記シャッタバネの一方の端部を他方の端
部に対し先行させた状態で移動可能としたガイド溝を有
した姿勢ガイドと、前記姿勢ガイドのガイド溝と連通可
能でかつ前記シャッタバネを前記開口部まで移行させる
押し込みガイド溝を備えたガイド部材と、前記押し込み
ガイド溝に進入可能で先端面が所望角度をもって前記他
方の端部を押すことにより、前記一方の端部を前記開口
部に挿入して前記ケース内に設けた係止部に係止させる
と共に、前記他方の端部を押し続けて前記シャッタバネ
全体を前記開口部から前記ケース内に押し込むプッシャ
ーとを備えたことを特徴とする磁気ディスクカートリッ
ジ用シャッタバネの組立装置によって達成することがで
きる。また、前記押し込みガイド溝が前記ケースの磁気
ヘッド挿入用の開口部側に倒れるようにバネ挿入角度θ
1を有しており、該バネ挿入角度θ1と前記プッシャー
の先端面が前記シャッタバネを押圧する押し込み面角度
θ2との和がほぼ180度になるように構成され組立装
置ことにより、より効果的に上記目的を達成することが
できる。
【0008】
【実施態様】以下、図1〜図7を参照して本発明の実施
態様を詳細に説明する。図1はシッタバネ組込装置の構
成を示す斜視図、図2は要部の平面図、図3はガイド部
材の断面図、図4〜図7はシャッタバネの組込み方法を
示す模式的説明図である。なお、フロッピイディスク1
の構成は従来同様であるので、実施例の説明にあたって
は図11及び図12を適宜援用する。
【0009】シャッタバネ組込装置21は、振動フィー
ダ22、エスケープピン23、姿勢ガイド24、ガイド
部材25等により構成されている。前記振動フイーダ2
1は上下に細かく振動するように構成されたものであ
り、該振動フィーダ22に設けた前記ストッパー31
a,31bに受け止められたシャッタバネ4を先頭に、
その後方から順次供給される複数のシャッタバネ4を隙
間なく整列させるようになっている。
【0010】前記エスケープピン23は、本発明でいう
バネ移動手段にあたり、シャッタバネ4を振動フィーダ
22から姿勢ガイド24、更に前記ガイド部材25に移
行させるためのものであり、図1にP1〜P4で示す位
置の如く略矩形状の軌跡を描くように運動する。前記エ
スケープピン23は、待機位置P1に位置決めされてい
るが、前記シャッタバネ4を移行させる際は次のように
運動する。即ち、位置P1から位置P2に運動させて先
頭にある前記シャッタバネ4の巻部4aを挿通し、その
まま位置P3に運動させることにより前記シャッタバネ
4を前記ガイド部材25まで移行させる。次に、位置P
3から位置P4に運動させて巻部4aから引き抜き、位
置P1に復動させるようになっている。
【0011】前記姿勢ガイド24は前記シャッタバネ4
の一方の端部、例えば端部4bが他方の端部4cに対し
先行するように姿勢を整えるためのものである。この姿
勢を整える作用は図2を参照して説明する。図2に示す
ように前記シャッタバネ4の受入れ側、即ち左方はシャ
ッタバネ4の端部4b、4cが開いた状態で入り込むよ
うになっているが、上側のガイド溝32は進行方向に向
かって、言い換えればP3方向に向けて距離L1が下が
り勾配の斜面に形成されている。一方、下側のガイド溝
33は距離L2が水平に延長した後に上り勾配の斜面に
形成され、距離L1、L2はL1<L2の関係に設定さ
れている。
【0012】前記シャッタバネ4が前記姿勢ガイド24
の入口に移行した段階では、前記シャッタバネ4の各端
部4b、4cはほぼ直立状になっている。しかし、前記
姿勢ガイド24内を移行する間に、前記他方の端部4c
が前記ガイド溝32に当たるので、前記巻部4aを中心
に反時計方向に付勢されたようになり、しかもL2間に
おいては前記端部4bに何等の作用もないので、位置P
3方向に移行するにつれて前記端部4bが前記端部4c
に対し先行するようになる。前記シャッタバネ4の端部
4bを先行させる作用、言い換えれば姿勢を整える作用
は、前記端部4cが前記ガイド溝32の距離L1を抜け
出るまで行われる。そして、前記シャッタバネ4は、次
のガイド部材25に設けた上下一対の前記ガイド溝3
4、35に端部4bから入り込むようになる。
【0013】図1にて前記ガイド部材25はアーム36
に支持され、該アーム36は支軸37を中心に例えば矢
印C方向に往復動するように構成されている。前記アー
ム37は前記ガイド部材25を前記姿勢ガイド24に面
一になる位置と前記フロッピイディスク1に面一になる
位置とに位置決めするものである。前記ガイド部材25
が前記姿勢ガイド24に対し面一に位置決めされた時、
該姿勢ガイド24から前記ガイド部材25に前記シャッ
タバネ4の移行が行われ、前記フロッピイディスク1に
対し面一に位置決めされた時、フロッピイディスク1へ
のシャッタバネ4の挿着が行われる。前記ガイド部材2
5の背面には、図3に示すように例えば永久磁石38が
設けられ、前記シャッタバネ4が移動しないように吸着
するようになっている。なお、吸着手段としては、エア
ーによる吸着機構等を用いてもよい。前記ガイド部材2
5の端面は図2に明示したように斜面25aに形成さ
れ、この斜面25aに沿うように前記フロッピイディス
ク1が位置決めされる。
【0014】次に、前記シャッタバネ4の挿着作用を説
明する。前記シャッタバネ4は、図示を省略した搬送手
段により前記振動フィーダ22に順次供給され、振動に
より整列しつつ前記姿勢ガイド24側に移動する。先頭
のシャッタバネ4が所定位置まで移動すると、位置P1
にあったエスケープピン23が位置P2に駆動され、そ
の先端が前記シャッタバネ4の巻部4aを挿通する。こ
の状態で前記エスケープピン23が位置P2から位置P
3に移動するので、前記シャッタバネ4は前記振動フイ
ーダ22から前記姿勢ガイド24を介して前記ガイド部
材25まで移行する。この移行の間に、前記姿勢ガイド
24の作用により前記シャッタバネ4の一方の端部4b
が他方の端部4cに対し先行するように姿勢が整えられ
る。
【0015】そして、前記エスケープピン23を位置P
3まで駆動することにより、前記シャッタバネ4は前記
端部4bが先行した状態で前記ガイド部材25まで移行
する。前記エスケープピン23が位置P4に駆動され、
巻部4aからエスケープピン23の先端が抜け出るが、
前記シャッタバネ4は前記永久磁石38の吸着作用によ
り位置ずれが抑えられる。前記エスケープピン23は、
位置P1に向けて復動するように駆動される一方、前記
アーム25が回動されるので、前記ガイド部材25は前
記シャッタバネ4を保持した状態で前記フロッピイディ
スク1と面一になるように位置決めされる。この状態を
平面から見ると、図4〜図7に模式的に示すように前記
フロッピイディスク1と前記ガイド部材25とが所望角
度であるバネ挿入角度θ1で斜めに接し、しかも前記挿
着口5と前記ガイド部材25に設けた本発明でいう押し
込みガイド溝であるガイド溝34、35(図3参照)と
が連通するようになる。なお、角度θ1は、例えば60
°以上の角度で90°未満の範囲に設定することができ
る。このようにガイド部材25のガイド溝が前記開口部
5の開口縁部に対して所定の角度傾斜していることによ
り、前記シャッタバネ4の一方の端部4bが該端部4b
を係止する係止部11側に先に挿入されるとき、該端部
4bの屈曲部分が開口部5の縁部近傍に形成された隔壁
(図示しない)に当接して前記係止部11へ導入し易い
力を作用させることができる。また、シャッタバネは先
行する一方の端部から確実に開口部内に差し込まれ、シ
ャッタバネの一方の端部が位置決めされてから他端が弾
かれるのでバネ挙動が安定化し、組み込み速度が高速で
も磁気ディスクカートリッジ内に確実に組み込まれる。
【0016】ところで、前記ガイド部材25の前方(フ
ロッピイディスクとは反対側)には前記ガイド溝34、
35間を挿通するプッシャー41が設けられている。前
記プッシャー41はガイド溝34、35間に嵌合状態で
支持されているシャッタバネ4を挿着口5内に押し込む
ためのものであり、その先端41aはその先端面の押し
込み挿入角度θ2の斜面に設定してある。なお、角度θ
1、θ2は、θ1+θ2≒180°の関係に設定され
る。すなわち、前記先端41aの面は前記開口部5が形
成されたケース縁部とほぼ平行に構成されている。前記
プッシャー41の先端を斜面に形成することにより、前
記シャッタバネ4の端部4cが斜面のいずれに掛かって
も、前記ガイド溝25bとで形成される最深部の角部2
5dに端部4cを位置決めすることができ、シャッタバ
ネ4を安定した状態で挿着口5方向に押し得るようにな
る。
【0017】以下、前記プッシャー41による前記シャ
ッタバネ4の挿着について説明すると、図4に示す状態
からプッシャー41を矢印D方向に駆動し、前記ガイド
溝34、35に嵌合している前記シャッタバネ4を前記
挿着口5の方向に押し出す。この際、前記シャッタバネ
4の端部4bが先行したままで押されるので、図5に示
すように先ず端部4bが挿着口5内に入り込み、次に図
12を参照して説明した係止部11に当接する。この状
態で更に前記プッシャー41を駆動し続けると、端部4
bは前記係止部11に沿って右方に移動し、最奥部で停
止する。更に前記プッシャー41を駆動し続けることに
より、図6及び図7に示すようにシャッタバネ4全体が
挿着口5から内部に差し込まれ、シャッタバネ4全体が
前記フロッピイディスク1内に差し込まれた時点で、前
記シャッタバネ4自体の弾性力により開き、端部4cが
図7に点線で示すように防塵用シャッタ3の一端に係止
して前記シャッタバネ4の挿着、言い換えれば組立が終
了する。
【0018】次に、前記プッシャー41を元の位置に復
動させ、次の組込み作業を行い得るように待機状態にな
る。また、前記アーム36も復動し、前記ガイド部材2
5を前記姿勢ガイド24と面一になる位置に復帰させて
次の組込み作業を行い得るようになる。
【0019】このように、前記磁気ディスクカートリッ
ジ用シャッタバネの組立方法及び組立装置によれば、前
記シャッタバネ4を磁気ディスクカートリッジの開口部
5に移行する経路で、前記姿勢ガイド24により前記シ
ャッタバネ4の一方の端部が他方の端部に対し先行する
姿勢に整えられ、更に前記プッシャー41により前記開
口部5に対し前記ガイド部材25内を所望角度で押され
るので、先行した一方の端部が前記ケース内に設けた係
止部に先ず係止した状態になり、更に前記プッシャー4
1により前記他方の端部を押すことによりシャッタバネ
全体が前記開口部5から前記ケース2内に組こまれ、シ
ャッタバネ自体の弾性により前記他端が前記シャッタ3
の一端に係止して前記シャッタバネ4の組立を完了する
ことができる。
【0020】本発明は上記実施態様に限定されるもので
はなく、例えば前記アーム36は一つのアームが揺動す
る構成としたが、二つのアームを揺動する構造とすると
共にシャッターバネの供給系を2系統にし、一方のアー
ム側でシャッターバネの押し込み動作をしている最中
に、他方のアーム側においてシャッターバネの供給を行
う構造、更には、アームを多数本を円形状に配列して回
転動作する構造など種々変更できるものである。また、
上記実施態様においては前記ケース2を一つ図示したも
のであるが、本発明においては、例えば前記ケース2を
複数列配置するような搬送系を配置することにより、こ
れに対応した複数のアーム構造との併用設備により生産
性を格段に向上することができる。
【0021】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る磁
気ディスクカートリッジ用シャッタバネの組立方法及び
組立装置は、シャッタバネを磁気ディスクカートリッジ
の開口部まで移行させる経路に、前記シャッタバネの一
方の端部を他方の端部に対し先行させる姿勢ガイドと、
姿勢が整えられた前記シャッタバネを所望角度で押して
前記一方の端部を先ず前記開口部内に差し込んで前記磁
気ディスクカートリッジ内に設けた係止部に係止させ、
更に押し続けることにより前記シャッタバネ全体を前記
開口部から挿入するプッシャーとを設けたものである。
従って、シャッタバネは先行する一方の端部から確実に
開口部内に差し込まれ、シャッタバネの一方の端部が位
置決めされてから他端が弾かれるので、バネ挙動の安定
化がはかられ、組み込み速度を極めて高速にした場合で
も磁気ディスクカートリッジ内に確実に組み込まれる。
また、シャッタバネの端部を掴んだり、係止させて押し
込む当の面倒な作業は不要であり、作業性がよくかつ構
造が簡単であることから、組立作業の効率化を図ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるシャッタバネ組立装置の
斜視図である。
【図2】シャッタバネ組立装置の構成を示す要部の側面
図である。
【図3】ガイド部材の構成を示す要部の断面図である。
【図4】シャッタバネの組立作用を示す模式的説明図で
ある。
【図5】シャッタバネの組立作用を示す模式的説明図で
ある。
【図6】シャッタバネの組立作用を示す模式的説明図で
ある。
【図7】シャッタバネの組立作用を示す模式的説明図で
ある。
【図8】磁気ディスクカートリッジの斜視図である。
【図9】シャッタバネの形状を示す平面図である。
【図10】シャッタバネの形状を示す側面図である。
【図11】磁気ディスクカートリッジの平面図である。
【図12】磁気ディスクカートリッジの側面図である。
【符号の説明】
1 フロッピイディスク 2 ケース 3 防塵用シャッタ 4 シャッタバネ 4a 巻部 4b、4c 端部 5 開口部 11 係止部 21 シャッタバネ組立装置 22 振動フィーダ 23 エスケープピン 24 姿勢ガイド 25 ガイド部材 31 ストッパー 32〜35 ガイド溝 36 アーム 38 永久磁石 41 プッシャー 41a プッシャーの先端 P1〜P4 位置 L1、L2 距離 θ1 バネ挿入角度 θ2 押し込み挿入角度

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ディスクを収容するケースと、該ケ
    ースの外側面に摺動可能に設けられたシャッタと、前記
    ケース内に組み込まれ、前記ケースの一端を始点として
    前記シャッタを一方向に弾性的に付勢する略V字状のシ
    ャッタバネと、前記シャッタバネを前記ケース内に挿着
    するための開口部とを備えた磁気ディスクカートリッジ
    に前記シャッタバネを組み込むときに、前記シャッタバ
    ネをケース面の略延長面上に維持しつつ該バネの一部を
    押圧して前記開口部に向かって移行せしめる間に、前記
    シャッタバネの一方の端部でケース側に係合する端部を
    他方の端部に対し先行させ、且つ先行した前記一方の端
    部を前記ケース内の係止部に係止させ、引き続いて押圧
    して前記他方の端部を前記シャッタに係合させるべくシ
    ャッタバネ全体を前記開口部内に押し込んで、該シャッ
    タバネを前記ケース内に組み込むことを特徴とする磁気
    ディスクカートリッジ用シャッタバネの組立方法。
  2. 【請求項2】 磁気ディスクを収容するケースと、該ケ
    ースの外側面に摺動可能に設けられたシャッタと、前記
    ケース内に組み込まれ、前記ケースの一端を始点として
    前記シャッタを一方向に弾性的に付勢する略V字状のシ
    ャッタバネと、前記シャッタバネを前記ケース内に挿着
    するための開口部とを備えた磁気ディスクカートリッジ
    に前記シャッタバネを組み込むシャッタバネの組立装置
    であって、バネ移動手段により供給された前記シャッタ
    バネの一方の端部を他方の端部に対し先行させた状態で
    移動可能としたガイド溝を有した姿勢ガイドと、前記姿
    勢ガイドのガイド溝と連通可能でかつ前記シャッタバネ
    を前記開口部まで移行させる押し込みガイド溝を備えた
    ガイド部材と、前記押し込みガイド溝に進入可能で先端
    面が所望角度をもって前記他方の端部を押すことによ
    り、前記一方の端部を前記開口部に挿入して前記ケース
    内に設けた係止部に係止させると共に、前記他方の端部
    を押し続けて前記シャッタバネ全体を前記開口部から前
    記ケース内に押し込むプッシャーとを備えたことを特徴
    とする磁気ディスクカートリッジ用シャッタバネの組立
    装置。
  3. 【請求項3】 前記押し込みガイド溝が前記ケースの磁
    気ヘッド挿入用の開口部側に倒れるようにバネ挿入角度
    θ1を有しており、該バネ挿入角度θ1と前記プッシャ
    ーの先端面が前記シャッタバネを押圧する押し込み面角
    度θ2との和がほぼ180度になるように構成された請
    求項2に記載の磁気ディスクカートリッジ用シャッタバ
    ネの組立装置。 【0001】
JP35218592A 1992-12-10 1992-12-10 磁気ディスクカートリッジ用シャッタバネの組立方法及び装置 Pending JPH06180962A (ja)

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