JPH09315564A - ワーク切り出し装置 - Google Patents
ワーク切り出し装置Info
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- JPH09315564A JPH09315564A JP13790296A JP13790296A JPH09315564A JP H09315564 A JPH09315564 A JP H09315564A JP 13790296 A JP13790296 A JP 13790296A JP 13790296 A JP13790296 A JP 13790296A JP H09315564 A JPH09315564 A JP H09315564A
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- cutting
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- shutter
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- Granted
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Landscapes
- Branching, Merging, And Special Transfer Between Conveyors (AREA)
Abstract
高めて、装置全体のサイクルスピードの高速化に対応す
る。 【解決手段】 レール1の先端からワークを一個毎に分
離して切り出しステージ15のワーク収容部16に切り
出す分離切り出し機構を備えたワーク切り出し装置であ
って、その分離切り出し機構が、ワーク搬送路R上に出
没可能に配設されたシャッター7と、このシャッター7
の上方にワーク搬送路Rを介して対向状態に弾性支持さ
れ、シャッター7の切り出し動作によって押し上げられ
たワークの上面に圧接しつつ、そのワークをシャッター
7とともに挟持する支持ローラ12と、レール1の厚み
方向において支持ローラ12よりもワーク搬送路R側に
突出した状態で配設され、シャッター7の切り出し動作
によってワーク収容部16に切り出されたワークの浮き
上がりを規制する規制ローラ14とを具備する。
Description
たレールからワークを一個毎に切り出し、整列配置させ
るワーク切り出し装置に関するものである。
Cを処理するICハンドラー、捺印装置、リードスキャ
ナー等では、チューブ状のマガジンに収納されている個
片ICを、一個ずつ分離・整列し、次工程のロボット等
によりピックアップできる位置に移す、いわゆるワーク
切り出し装置が必要となる。そこで従来のワーク切り出
し装置としては、傾斜して設置されたレールの先端から
シャッターの開閉動作(切り出し動作)によって個片I
Cを1個毎に分離して切り出す分離切り出し機構を備え
たものや、この分離切り出し機構から切り出された個片
ICを切り出しステージで受け取り、そのステージを支
持する回転切り出しテーブルの回転動作によって切り出
しステージとともに個片ICを所定のピック位置に移送
する回転切り出し機構を備えたものが知られている。
ーク切り出し装置においては、装置全体のサイクルスピ
ードを速めようとした場合(例えば1サイクルを0.6
〜0.7秒で行おうとした場合)、以下のような問題が
発生する。すなわち分離切り出し機構側では、シャッタ
ーの開動作によって先行の個片ICが所定のワーク受け
渡し位置に送り出された直後にシャッターが閉動作し、
これによって後続の個片ICをシャッターで押し上げた
状態で停止させるため、先行の個片ICと後続の個片I
Cとの突き合わせ部分で、双方のパッケージ部分にバリ
が出ていると、後続の個片ICがシャッターで押し上げ
られたときに、バリ同士の引っ掛かりによって先行の個
片ICまでも持ち上げられてしまい、ワーク受け渡し位
置での個片ICの位置ずれや、ワーク切り出しタイミン
グの遅れが生じるという問題があった。特に、こうした
バリ同士の引っ掛かりによる不具合は、先行の個片IC
のバリの下に、後続の個片ICのバリが入り込んだとき
に起こりやすいものとなっていた。
り出しステージに個片ICが切り出された後に、ステー
ジ上で個片ICを真空吸着しつつ、回転切り出しテーブ
ルの回転動作によって切り出しステージを所定のピック
位置へと旋回させるが、このとき、上記サイクルスピー
ドの高速化に対応して切り出しステージの旋回スピード
を速めると、その分だけ個片ICに大きな遠心力が働く
ため、真空吸着力だけでは個片ICを固定しきれなくな
る。その結果、切り出しステージ上での個片ICの位置
ずれや、切り出しステージからの個片ICの飛び出し事
故が発生するという問題があった。特に、個片ICのパ
ッケージサイズが大きなものになると、個片ICの片側
が切り出しステージからはみ出してセットされるため、
個片IC位置ずれや飛び出し事故が多くなる。
れたもので、その目的は、装置全体のサイクルスピード
を速めるうえでの諸問題を解消し得るワーク切り出し装
置を提供することにある。
成するためになされたもので、ワークの進行方向を案内
するワーク搬送路を形成しかつ所定の角度だけ傾斜して
設置されたレールを有し、このレールのワーク搬送路に
沿って滑り落ちてきた複数のワークを1個毎に分離し
て、レールの先端から所定のワーク受け渡し位置に切り
出す分離切り出し機構を備えたワーク切り出し装置にお
いて、その分離切り出し機構が、レールの先端下方にお
いてワーク搬送路上に出没可能に配設され、レールの先
端位置でワークの切り出し動作を行うシャッターと、こ
のシャッターの上方にワーク搬送路を介して対向配置さ
れるとともに、レールの厚み方向に対して移動可能に弾
性支持され、シャッターの切り出し動作によって押し上
げられたワークの上面に圧接しつつ、該ワークをシャッ
ターとともに挟持する可動支持部材と、レールの厚み方
向において可動支持部材よりもワーク搬送路側に突出し
た状態で配設され、シャッターの切り出し動作によって
ワーク受け渡し位置に切り出されたワークの浮き上がり
を規制する規制部材とを具備した構成になっている。
たワーク切り出し装置では、レールの先端位置でシャッ
ターがワークの切り出し動作を行うと、先行のワークが
所定のワーク受け渡し位置に送り出され、これに続く後
続のワークがシャッターにより押し上げられる。その
際、シャッターの押し上げによって後続のワーク上面が
可動支持部材に圧接し、この状態から可動支持部材の変
位とともに後続のワークがさらに押し上げられる。この
とき、先行のワークと後続のワークとの突き合わせ部分
で、互いのバリが引っ掛かっていると、後続のワークと
一緒に先行のワークも持ち上げられるが、その直後に、
先行のワークの上面が規制部材に突き当たる。これによ
り、互いの引っ掛かり部分が強制的に切り離されて、先
行のワークと後続のワークとが完全に分離された状態と
なる。
の先端から1個毎に切り出されたワークを受け取り、こ
の受け取ったワークを所定のピック位置に順に移送する
回転切り出し機構を備えたワーク切り出し装置におい
て、その回転切り出し機構が、レールの先端位置に対応
して設置された回転切り出しテーブルと、この回転切り
出しテーブル上に、テーブル回転中心を基準に相対的に
対称な位置に1つずつ配設されるとともに、互いの後端
面と側端面とを突き合わせた状態で密に組み込まれ、回
転切り出しテーブルの回転動作により、レールの先端に
連結される連結位置と該連結位置からテーブル回転位相
を所定角度分ずらして設定されたピック位置とに順次配
置される4つの切り出しステージとを具備した構成にな
っている。
たワーク切り出し装置では、回転切り出しテーブル上に
4つの切り出しステージが設けられ、しかもそれらのス
テージがきわめてコンパクトに組み込まれているため、
1回あたりのテーブル回転角度が必要かつ最小の90度
で済むうえ、テーブル回転中心を基準に旋回する切り出
しステージの移動半径も小さくなる。これにより、テー
ブル回転時における切り出しステージの旋回スピードが
最小限に抑えられるため、その分だけワークに働く遠心
力も小さくなる。
て図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明に係
るワーク切り出し装置の第1実施形態を示す要部側面図
である。なお、本第1実施形態のワーク切り出し装置
は、傾斜して設置されたレール上を滑り落ちてきた複数
のワークを一個毎に分離し、上記レールの先端から所定
のワーク受け渡し位置に切り出す分離切り出し機構を備
えたもので、図1ではその分離切り出し機構の主要部を
示している。
が、図示せぬ水平面に対して例えば30〜40°の傾斜
角をもって設置されている。また、レール1の上面側に
はその長手方向に亘り、ワークの形状(図例でば個片I
Cの形状)に対応した案内溝2が形成され、この案内溝
2に沿ってワーク搬送路Rが形成されている。なお、案
内溝2は、レール1上を滑り落ちるワーク(個片IC)
の進行方向を規制するもので、個片ICの端子部分を逃
げられるように、断面が略逆コ字形に形成されている。
さらに、レール1の上面側には、ワーク搬送路Rを塞ぐ
かたちでガイド板3が取り付けられている。このガイド
板3は、ワーク搬送路Rに沿って滑り落ちるワーク(個
片IC)が、その走行途中でレール1上から脱落するの
を防止するためのものである。
ット4がネジ5,5によって取り付けられている。支持
ブラケット4には回動軸6が嵌合されており、この回動
軸6にシャッター7の基端部が固着されている。ここで
シャッター7は、レール1の先端位置でワークの切り出
し動作を行うもので、上記回動軸6の回動動作により、
その先端部分がレール1の先端下方からワーク搬送路R
上に出没し得る構成になっている。ちなみに、シャッタ
ー7を支持する回動軸6には図示せぬ操作レバーが固着
されており、その操作レバーを介して回動軸6を回動さ
せることにより、シャッター7が開方向Aと閉方向Bと
に回転し、ワークの切り出し動作を行うようになってい
る。またシャッター7は、例えばバネ等の引っ張り力に
よって常に閉方向Bに付勢されるとともに、図示せぬス
トッパー機構によって開方向A及び閉方向Bでの停止位
置が規制されるようになっている。
イド板3に連接するかたちで支持板8が取り付けられて
いる。また、支持板8の上面には板バネ9の一端が固定
されており、この板バネ9の他端、つまり自由端側に駒
10が取着されている。さらに駒10の前後には、レー
ル長手方向と直交する方向でそれぞれ支軸11が設けら
れ、これらの支軸11に可動支持部材である一対の支持
ローラ12が回転自在に嵌合されている。これらの支持
ローラ12は、シャッター7の上方にワーク搬送路Rを
介して対向配置され、かつその配置状態においては、レ
ール1の厚み方向(図中上下方向)に対して板バネ9の
バネ性により移動可能に弾性支持されている。また、各
々の支持ローラ12は、シャッター7が開いた状態(ワ
ーク搬送路Rからシャッター12が引っ込んだ状態)の
下で、ワーク搬送路Rに沿って滑り落ちるワークの上面
に接触しないよう、例えばレール1の上面からワーク搬
送路R側に僅かに(0.5mm程度)突出した状態で位
置決め配置されている。
ローラ12との位置的な干渉を回避しつつ、レール1の
先端から外れた位置まで延出しており、その延出端に支
軸13が設けられている。そして支軸13には、規制部
材としての規制ローラ14が回転自在に嵌合されてい
る。ここで、レール1の先端には、そこから切り出され
たワークを受け取るための切り出しステージ15が連結
されている。この切り出しステージ15には、レール1
先端から切り出されたワークを収容するワーク収容部1
6が設けられており、このワーク収容部16の上方に位
置するように上記規制ローラ14が配置されている。ま
た、切り出しステージ15側のワーク受け面15aはレ
ール1側のワーク受け面1aよりも僅かに(0.5mm
程度)低位に配置されている。さらに規制ローラ14
は、ワーク収容部16に向かうワークの進行を妨げない
範囲内で、例えば上記支持ローラ12よりもワーク搬送
路R側(図中下側)に所定量(例えば0.3〜0.5m
m程度)だけ突出する状態に位置決め配置されている。
7が取り付けられており、このノズルホルダ15にエア
ー吹出ノズル18が装着されている。このエアー吹出ノ
ズル18は、図示せぬエアー供給系に接続されている。
またエアー吹出ノズル18の先端側は規制ローラ14の
上を通過したところで略く字形に曲げられ、その端部に
開口した吹出口18aがワーク収容部16に向けて配置
されている。
ワーク切り出し装置の動作について図2及び図3を用い
て説明する。先ず、図2(a)に示すように、シャッタ
ー7を閉じた状態では、レール1のワーク搬送路Rに沿
って滑り落ちてきた複数の個片IC19のうち、先行の
個片IC(以下、先行ICという)19がシャッター7
に当接し、これに連なったかたちで全ての個片IC19
が停止している。この状態から、図2(b)に示すよう
に、シャッター7が開方向Aに回転すると、レール1の
先端位置でワーク搬送路Rが開放されたかたちとなるた
め、先行IC19はレール1上を滑り落ちて切り出しス
テージ15のワーク収容部16、つまりワーク受け渡し
位置に切り出される。このとき、隣接する個片IC19
同士は、互いの突き合わせ部分で接触した状態となって
いる。また、先行IC19に続く後続(2個目)の個片
IC(以下、後続ICという)19は、シャッター7と
支持ローラ12との間に停止している。その際、先行I
C19と後続IC19との突き合わせ部分で、互いのバ
リが引っ掛かっていると、先行IC19の後端側が図示
のごとく若干浮き上がった状態に保持される。
ター7が閉方向Bに回転すると、その回転途中でシャッ
ター7の先端部分が後続IC19の下面に当接し、その
まま後続IC19を所定量だけ押し上げる。このとき、
後続IC19の上面は、支持ローラ12の外周面に板バ
ネ9の撓み力をもって圧接した状態となる。また同時
に、シャッター7と後続IC19との当接部分には、板
バネ9の撓みよる摺動抵抗が生じるため、シャッター7
の回転とともに後続IC19が幾分(1〜2mm程度)
レール後方(図中右側)に押し戻される。この後続IC
19の戻り動作は、これに圧接する支持ローラ12が回
転することでスムーズに行われる。
続IC19との突き合わせ部分で、互いのバリ同士が引
っ掛かっていると、後続IC19の戻り動作とともに先
行IC19の後端側が持ち上げられるが、その直後に、
先行IC19の上面が規制ローラ14に突き当てられ
る。これにより、ワーク受け渡し位置(ワーク収容部1
6)における先行IC19の浮き上がりが規制ローラ1
4によって規制されるため、互いの引っ掛かり部分が強
制的に切り離されて、先行IC19と後続IC19とが
完全に分離された状態となる。
態では、図3(b)に示すように、先行IC19が切り
出しステージ15のワーク収納部16に位置ずれなく受
け渡されるとともに、後続IC19がシャッター7と支
持ローラ12とに挟持されて停止させられる。さらに、
こうして先行IC19が切り出しステージ15に受け渡
されると、エアー吹出ノズル18の吹出口18aからエ
アーが吹き出し、これが先行IC19の上面に吹き付け
られる。これにより、先行IC19のパッケージ表面に
付着したモールドカスやゴミ、粉塵などの異物がエアー
によって完全に吹き飛ばされる。
15の移動とともに別の場所に移送され、再び空の切り
出しステージ15がレール1の先端に連結されると、シ
ャッター7が開方向Aに回転して、それまで挟持してい
た上記後続IC19(この時点では先行ICになってい
る)を切り出しステージ15に向けて強制的に押し出
す。これにより、先の図2(b)に示す状態となり、以
後同様の動作の繰り返しによって、各個片IC19が一
個毎にレール1の先端から切り出されていく。
り出しステージ15のワーク収容部16(ワーク受け渡
し位置)に送り出された先行IC19とこれに続く後続
IC19とが互いの突き合わせ部分でバリにより引っ掛
かっている場合でも、シャッター7の切り出し動作によ
って後続IC19を押し上げた際に、先行IC19が規
制ローラ14に突き当たって両者が強制的に分離され
る。これにより、レール1の先端位置における個片IC
19間の分離性が格段に向上するため、ワーク受け渡し
位置となるワーク収容部16に対しては、迅速かつ位置
ずれなく個片IC19を切り出すことが可能となる。ま
た、ワーク受け渡し位置(ワーク収容部16)に切り出
された個片IC19の上面にエアー吹き出しノズル18
によってエアーを吹き付け、ワーク搬送中や搬送前の工
程で個片IC19に付着した種々の異物を除去するよう
にしたので、特に異物を嫌う後工程、例えばパッケージ
表面にマーキングを行う捺印工程などでは、異物の付着
に起因した不良の発生を未然に防止することが可能とな
る。
支持部材を一対の支持ローラ12で構成するようにした
が、これはシャッター7による後続IC19の戻り動作
が支持ローラ12の回転によってスムーズに行われるよ
うに配慮したもので、可動支持部材としては特にローラ
状の部材でなくてもかまわない。また、後続IC19の
戻り動作をスムースに行うための構成としても、例えば
可動支持部材を自己潤滑性を有する樹脂製部材等で構成
し、シャッター7の先端を高摩擦材料(ゴム等)で構成
するようにすれば、後続IC19を戻り動作させるにあ
たって上記同様の作用効果を得ることができる。さらに
先行IC19の浮き上がりを規制する規制部材の形状と
しても、上述した規制ローラ14に限らず、ピン状や板
状など種々の形状の部材を採用することができる。
置の第2実施形態について図4及び図5を参照しつつ説
明する。なお、本第2実施形態のワーク切り出し装置
は、傾斜して設置されたレールの先端から1個毎に切り
出されたワークを受け取り、この受け取ったワークを所
定のピック位置に順に移送する回転切り出し機構を備え
たもので、図4及び図5ではその回転切り出し機構の主
要部を示している。
となるレール(不図示)の先端位置に対応して回転切り
出しテーブル20が設置されている。そして、この回転
切り出しテーブル20上に、以下のごとく4つの切り出
しステージ21a〜21dが取り付けられている。な
お、回転切り出しテーブル20に対する個々の切り出し
ステージ21a〜21dの取付状態は同様であるため、
ここでは図5(a),(b)に示すように、4つの切り
出しステージ21a〜21dのうちの一つ、すなわち切
り出しステージ21aの取付状態についてのみ説明す
る。
出しテーブル20上に、所定の角度で屈曲した固定台2
2が固定されている。また、固定台22の上には、ガイ
ドレール23とこれにスライド自在に係合した移動ブロ
ック24からなるスライドガイドユニットが取り付けら
れている。さらに、移動ブロック24の上には中間ブロ
ック25が固定され、この中間ブロック25の上に切り
出しステージ21aが搭載されている。
ーム26が取り付けられている。この作動アーム26の
一端側は固定台22の端部から大きく外れた位置まで延
出し、その延出端に回転自在なローラ27が取り付けら
れている。また、中間ブロック25の反対側に位置する
作動アーム26の側面には、ストッパーブロック28が
ネジ29,29によって取り付けられている。さらに、
作動アーム26の先端下面には掛止ピン30が装着され
ており、この掛止ピン30と他の固定台(図4に示す切
り出しステージ21c用の固定台)に装着された掛止ピ
ン31とに引っ張りコイルバネ32の端部が引っ掛けら
れている。
上には略く字形に屈曲した支持プレート33が固定され
ており、この支持プレート33の上部に、上記ストッパ
ーブロック28のストッパー片28aに対向する状態で
ストッパー34が装着されている。さらに、固定台22
の先端面にもガイドレール23から突出する状態でスト
ッパープレート35が取り付けられている。これによ
り、作動アーム26に外部から全く力が加えられていな
い状態では、ストッパーブロック28のストッパー片2
8aが、引っ張りコイルバネ32の付勢力をもってスト
ッパー34の先端部分に圧接状態に保持される。一方、
作動アーム26の延出端(ローラ27)に引っ張りコイ
ルバネ32の付勢力よりも大きな外部力が図中矢印方向
に加えられると、可動ブロック24に連結された各部品
(25、26、28)とともに切り出しステージ21a
がガイドレール23に沿って移動し、その移動先のスト
ッパープレート35に可動ブロック24が突き当たった
ところで停止する。そして、図中矢印方向の外部力が解
除されると、切り出しステージ21aが他の部品(2
4、25、26、28)とともに引っ張りコイルバネ3
2の引っ張り力で先程と反対方向に引き込まれ、自動的
に元の状態(位置)に戻される。
る切り出しステージ21a〜21d相互の配置形態につ
いて図4を参照しつつ説明する。図4においては、先の
図5に示した回転切り出しテーブル20の回転中心CL
を基準に、各々の切り出しステージ21a〜21dが相
対的に対称な位置に配置されている。具体的には、相対
応する二つの切り出しステージ21a,21b及び21
c,21d同士が、上記テーブル回転中心CLを基準と
した直交2軸に隣接するかたちで配置されている。ま
た、各々の切り出しステージ21a〜21dは、互いの
ステージ後端面とステージ側端面とを突き合わせた状態
で密に組み込まれている。すなわち、切り出しステージ
21aの後端面はこれに隣接する切り出しステージ21
cの側端面と突き合わせられ、さらに切り出しステージ
21cの後端面はこれに隣接する切り出しステージ21
cの側端面に突き合わせられている。また、切り出しス
テージ21cの後端面はこれに隣接する切り出しステー
ジ21dの側端面に突き合わせられ、さらに切り出しス
テージ21dの後端面はこれに隣接する切り出しステー
ジ21aの側端面に突き合わせられている。
作動アーム26は切り出しステージ21cの下方を通し
て延出し、その切り出しステージ21cに対応する作動
アーム26(図4では陰に隠れている)は切り出しステ
ージ21bの下方を通して延出している。さらに、切り
出しステージ21bに対応する作動アーム26は切り出
しステージ21dの下方を通して延出し、その切り出し
ステージ21dに対応する作動アーム26は切り出しス
テージ21aの下方を通して延出している。そして、各
々の作動アーム26の延出端にそれぞれ回転自在なロー
ラ27が取り付けられている。
ける各々の切り出しステージ21a〜21dの設置角度
は図5に示すように設定されている。すなわち、ワーク
繰出側のレール(不図示)が図中二点鎖線で示すように
水平面に対し角度αだけ傾いて設置され、その半分に相
当する1/2αの傾きをもって回転切り出しテーブル2
0が設置されていた場合、各々の切り出しステージ21
a〜21dは、それらの差分に相当する1/2αの傾き
をもって回転切り出しテーブル20上に設置される。
の切り出しステージ21a〜21dの構成に以下のよう
な工夫もなされている。すなわち、各切り出しステージ
21a〜21dには、図示せぬレールの先端から切り出
されたワークを収容するためのワーク収容部36が形成
されているが、このワーク収容部36の入口部分に突起
37が設けられている。この突起37は、回転切り出し
テーブル20の回転動作に伴うワークの位置ずれを規制
するためのもので、ステージ厚み方向に所定量(0.3
〜0.5mm程度)だけ突出して設けられている。な
お、ワーク収容部36の中央部に開けられた穴38は、
そこに収容されたワークを真空吸着するために設けられ
たものである。
ワーク切り出し装置の動作について説明する。先ず、初
期状態として、例えば切り出しステージ21bが図示せ
ぬレールの先端に連結され、その連結位置Eから回転切
り出しテーブル20の回転位相を所定角度分(図例では
180度分)ずらして設定されたピック位置Fに切り出
しステージ21aが配置されているものと仮定する。こ
のとき、上述した回転切り出しテーブル20上での各切
り出しステージ21a〜21dの設置角度に従い、連結
位置E側では切り出しステージ21bがレールの傾斜角
度に沿って配置され、その反対側のピック位置では切り
出しステージ21aが水平状態に配置される。また、切
り出しステージ21bのワーク収容部36に設けられた
突起37は、レール先端から切り出されるワークに衝突
しないよう、レール側のワーク受け面よりも僅か(0.
3〜0.5mm程度)低位に配置される。
切り出されるのに先立って、切り出しステージ21bに
対応するローラ27に所定の外部力が加えられる。そう
すると切り出しステージ21bは、可動ブロック24と
ともにガイドレール23に沿ってレール側に接近移動
し、可動ブロック24がストッパープレート35に突き
当たったところで停止する。これにより切り出しステー
ジ21bは、レールの先端に近接したワーク受け位置に
進出した状態となり、この状態でレール先端から最初の
ワーク(本例では個片IC)が切り出される。このと
き、レール側から切り出されたワークは、切り出しステ
ージ21bのワーク収容部36に送り込まれ、そこに設
けられている突起37を完全に乗り越えたかたちでセッ
トされる。
bにワークが受け渡されると、上記ローラ27に加えら
れた外部力が解除される。これにより切り出しステージ
21bは、ワークを載せたままの状態で引っ張りコイル
バネ32(図5参照)の引っ張り力によりレールの先端
から後退し、元の位置に戻る。続いて、回転切り出しテ
ーブル20が図4に示す矢印方向に90度だけ回転す
る。これにより、各々の切り出しステージ21a〜21
dの位置が1ステージ分ずつずれて、上述した連結位置
に切り出しステージ21dが配置され、その反対側のピ
ック位置に切り出しステージ21cが配置された状態と
なる。そしてこの状態でも、上記同様の手順でレールの
先端から切り出されたワークが切り出しステージ21d
のワーク収容部36に受け渡されたのち、回転切り出し
テーブル20が90度だけ回転する。
回転位相が初期状態から180度ずれたかたちとなるた
め、最初にピック位置にあった切り出しステージ21a
がレール先端の連結位置に配置されるとともに、最初に
ワークを受け取った切り出しステージ21bがピック位
置に配置される。このとき、切り出しステージ21a側
では上記同様の手順でレールから切り出しステージ21
aへのワークの受け渡しがなされ、その一方で切り出し
ステージ21b上のワークが図示せぬピックアップアー
ムによって取り出される。以後、上記同様の動作の繰り
返しにより、連結位置とピック位置とに各切り出しステ
ージ21a〜21dが順次配置されるとともに、連結位
置でのワークの受け渡しとピック位置でのワークの取り
出しとが行われる。
しテーブル20上に4つの切り出しステージ21a〜2
1dが設けられ、しかもそれらのステージがきわめてコ
ンパクトに組み込まれているため、1回あたりのテーブ
ル回転角度が必要かつ最小の90度(1/4回転)で済
むうえ、テーブル回転中心を基準に旋回するステージの
移動半径も小さくなる。これにより、切り出しステージ
21a〜21dの旋回スピードが最小限に抑えられるた
め、その分だけワークに働く遠心力も小さくなる。その
結果、各切り出しステージ21a〜21d上でのワーク
の位置ずれや各切り出しステージ21a〜21dからの
ワークの飛び出し事故が皆無となる。
ジ21a〜21bをレールの先端から十分に離した状態
で旋回し得る構成を採用したので、次にレールから切り
出されるワークと各切り出しステージ21a〜21dと
の位置的な干渉についても確実に回避することができ
る。さらに、各々の切り出しステージ21a〜21dの
ワーク収容部36に位置規制用の突起37を設けたこと
により、回転切り出しテーブル20の回転動作に伴うワ
ークの位置ずれや飛び出しをより確実に防止することが
可能となる。
転切り出しテーブル20と各切り出しステージ21a〜
21dの設置角度については、個々の切り出しステージ
21a〜21dが上記連結位置でレールに沿って配置さ
れ、上記ピック位置で水平に配置される条件の下に設定
されていればよく、必ずしもレールの傾斜角度αに対し
て1/2αずつ傾斜させる必要はない。
の第3実施形態について説明する。先ず、本第3実施形
態のワーク切り出し装置は、図6及び図7に示すよう
に、傾斜して設置されたレール40の先端でワークの切
り出し動作を行うシャッター41を有する分離切り出し
機構42と、この分離切り出し機構42によって切り出
されたワークを回転切り出しテーブル43の回転動作に
よって所定のピック位置に移送する回転切り出し機構4
4と、この回転切り出し機構44によって上記ピック位
置に移送されたワークをピックアップしてワーク搬送用
のターンテーブル(後述)に移載するピックアップアー
ム45を有するピックアンドプレイス機構46とを備え
ている。
は上記第1実施形態で述べた分離切り出し機構と同様の
構成を採用し、回転切り出し機構44については上記第
2実施形態で述べた回転切り出し機構と同様の構成を採
用している。これに対して、ピックアンドプレイス機構
46は、図7に示すように、回転切り出し機構44によ
ってピック位置に移送されたワークをピックアップアー
ム5でピックアップし、そのアーム旋回位置に待機して
いるターンテーブル47上のワークステージ48にワー
クを移載するもので、ピックアップアーム45の先端部
分に真空吸着用のバキュームパッド45a(図6)を備
えている。
置では、その特徴部分として、上述した分離切り出し機
構42、回転切り出し機構44及びピックアンドプレイ
ス機構46が、以下に述べる第1〜第3の駆動力伝達機
構により共通の駆動系をもって駆動される構成となって
いる。
に共通する駆動系の主要部として、ベースプレート49
には、支持体51を介して切り出しインデックス51が
搭載されている。この切り出しインデックス51の入力
軸52には、駆動源となる駆動モータ(不図示)がベル
ト伝達機構等を介して連結されている。また、ベースプ
レート49上には、切り出しインデックス51に近接し
て主軸ユニット53が設置されており、この主軸ユニッ
ト53に主軸54が組み込まれている。そして、切り出
しインデックス51の入力軸53と主軸ユニット53の
主軸54とは図示せぬベルト伝達機構によって連結さ
れ、これによって主軸54が上記駆動モータにより回転
駆動される構成となっている。また、主軸54には主動
プーリ55が固着されており、この主動プーリ55と切
り出しインデックス51側の従動プーリ56とがタイミ
ングベルト57で連結されている。
主軸54の回転駆動力を、シャッター41を切り出し動
作させるための直進運動に変換して分離切り出し機構4
2に伝達するもので、上述した切り出しインデックス5
1を中心に以下のように構成されている。すなわち、切
り出しインデックス51には、従動プーリ56に同期し
て回転するカム58が組み込まれている。また、切り出
しインデックス51の上部プレート59下面にはアーム
支持プレート60が取り付けられ、このアーム支持プレ
ート60の下端にリンクアーム61が揺動自在に支持さ
れている。リンクアーム61の一端は上記カム58に当
接しており、同他端にはジョイント部材62を介して作
動レバー63が連結されている。一方、切り出しインデ
ックス51の上部プレート59には複数本の支柱64が
立設されており、これらの支柱64の上端に中間プレー
ト65が取り付けられている。また、中間プレート65
の一方(図中右側)のエッジ近傍には、シリンジホルダ
66が搭載されており、このシリンジホルダ66にシリ
ンダ67がスライド自在に嵌挿されている。そして、こ
のシリンダ67の後端部に上記作動アーム63の先端部
分が連結されている。また、シリンダ67の出力ロッド
には押出パッド68が取り付けられ、この押出パッド6
8が分離切り出し機構42のシャッター41に対向して
近接配置されている。
駆動力を、回転切り出しテーブル43を回転させるため
の回転運動に変換して回転切り出し機構44に伝達する
もので、これも切り出しインデックス51を中心に以下
のように構成されている。すなわち、切り出しインデッ
クス51の出力軸69にはジョイント部材70を介して
ロータリージョイント71が取り付けられている。この
ロータリジョイント71は切り出しインデックス51の
上部プレート59に搭載され、そのロータリジョイント
71の上部に回転切り出し機構44の回転切り出しテー
ブル43が取り付けられている。なお、ロータリジョイ
ント71の側部に接続されたバキュームライン72は、
回転切り出しテーブル43上の各切り出しステージ73
につながっており、このバキュームライン72を通して
切り出しステージ73でのワーク吸着が行われるように
なっている。
駆動力を、ピックアップアーム45を動作させるための
上下・回転運動に変換してピックアンドプレイス機構4
6に伝達するもので、主軸ユニット53を中心に以下の
ように構成されている。すなわち、主軸ユニット53の
近傍にはオシレートインデックス74が配設されてお
り、その入力軸75に固着された従動プーリ76と主軸
54に固着された主動プーリ55とがタイミングベルト
77によって連結されている。また、オシレートインデ
ックス74の出力軸78には、ジョイント部材79を介
してピックアンドプレイス機構47のピックアップアー
ム45が取着されている。ここで、オシレートインデッ
クス74は、その入力軸75に入力された回転力を、出
力軸78の上下・回転動作に変換するもので、入力軸7
5が一回転する間に出力軸78が上下・回転動作を繰り
返し、これに連動してピックアップアーム45がピック
用昇降動作→移送用旋回動作→プレイス用昇降動作→戻
り用旋回動作を行うようになっている。
出し装置では、主軸54の回転駆動力を、上記第2実施
形態で述べたステージ移動ユニット(図4、図5参照)
を動作させるための直進運動に変換して回転切り出し機
構44に伝達する第4の駆動力伝達機構をも具備した構
成となっている。この第4の駆動力伝達機構の構成とし
ては、上述した切り出しインデックス51に内部に、そ
の出力軸69に連動して回転するカム80が組み込まれ
ている。また、切り出しインデックス51の上部プレー
ト59には軸受部材81が取り付けられており、この軸
受け部材81に支持された回転軸82に一対のアーム8
3,84の一端が固着されている。このうち、一方のア
ーム83の他端は上記カム80に当接している。また、
他方のアーム84の他端は押出ロッド85の後端部に連
結されている。この押出ロッド85は、中間プレート6
5の他方(図中左側)のエッジ近傍に搭載されたロッド
ホルダ86にスライド自在に嵌挿され、その先端部分が
回転切り出しテーブル43上の切り出しステージ73に
対応したローラ86(図4のローラ27に相当)に対向
して近接配置されている。さらに、中間プレート65に
はバネポスト87が立設されており、このバネポスト8
7とアーム84側のバネポスト(不図示)とに引っ張り
コイルバネ88が掛止されている。
装置の動作について説明する。先ず、初期状態として、
分離切り出し機構42のレール40上に所定数のワーク
が供給され、これがシャッター41によってレール41
上に停止させられた状態となる。この状態から、図示せ
ぬ駆動モータの駆動によって切り出しインデックス51
の入力軸52とともに主軸54を回転させると、その回
転駆動力が切り出しインデックス51の間欠動作に同期
して以下のように各々の機構(42、44、46)に伝
達される。
力軸69に連結されたカム80によって一対のアーム8
3,84が揺動し、これが押出ロッド85の直進運動に
変換されて回転切り出し機構44のローラ86に外部力
を与える。そうすると、ローラ86に対応する切り出し
ステージ73が移動し、分離切り出し機構42のレール
40先端位置まで進出する。次に、シリンダ67の作動
とともに押出バッド68がシャッター41を開方向に回
転させたのち、切り出しインデックス51のカム58に
当接したリンクアーム61の揺動動作によってシリンダ
67が引き戻され、それとともにシャッター41が閉状
態に戻される。これにより、レール40の先端から一個
目のワークが切り出され、この切り出されたワークがレ
ール40先端から回転切り出し機構44の切り出しステ
ージ73に受け渡される。
ム83,84の揺動動作によって押出ロッド85が引き
戻されたのち、切り出しインデックス51の出力軸69
の回転により回転切り出しテーブル43が90度回転
し、これによって空の切り出しステージ73がレール4
0の先端に連結される。そうすると、カム58の動きに
連動したリンクアーム61の揺動動作によってシリンダ
67が矢印方向に往復移動し、これに伴うシャッター4
1の開・閉動作(切り出し動作)によってレール40の
先端から2個目のワークが空の切り出しステージ73に
受け渡される。以後、同様の手順で分離切り出し機構4
2から回転切り出し機構44へのワークの受け渡しが継
続される。
伝達によって分離切り出し機構42及び回転切り出し機
構44が動作している間、ピックアンドプレイス機構4
6にもオシレートインデックス74を介して主軸54の
回転駆動力が伝達され、これによってピックアップアー
ム75が動作しているが、ピックアンドプレイス機構4
6による実質的なワークの移載作業は、ピックアップア
ーム75のピック位置に1個目のワークが移送された時
点で開始される。
クが移送されると、分離切り出し機構42によるワーク
の切り出しと同時進行で、オシレートインデックス74
の出力軸78とともにピックアップアーム45が昇降動
作し、切り出しステージ73からワークを取り出す。さ
らに、ピックアップアーム45が出力軸78の回転によ
って旋回し、そこで再び昇降動作して、図7に示すター
ンテーブル47上のステージ48にワークを移載する。
そして、2個目のワークを受け取った切り出しステージ
73がピック位置に到達するタイミングに合わせて、先
程と逆方向に旋回し、元の位置に戻る。以後、同様の動
作手順で切り出しステージ73からターンテーブル47
(図7参照)へのワークの移載を行う。ちなみに、ワー
ク移載先のターンテーブル47についても、例えばその
テーブル回転軸と切り出しインデックス51とをベルト
伝達機構等により連結することで、主軸54の回転駆動
力を利用して間欠的に回転駆動させることも容易に可能
である。
し装置では、分離切り出し機構42、回転切り出し機構
44及びピックアンドプレイス機構46を共通の駆動系
をもって駆動し得る構成としたので、各々の機構動作を
正確に同期させた上で、個々の動作速度を速めることが
できる。
を取り扱う場合を例に挙げて説明したが、本発明に係る
ワーク切り出し装置は、個片ICを取り扱うものに限ら
ず、ワークの形状に合わせたレール構造やステージ構造
を採用することで、種々のワークを取扱い対象とするこ
とができる。
ャッターの切り出し動作によってワーク受け渡し位置に
送り出された先行のワークとこれに続く後続のワークと
が互いの突き合わせ部分でバリ等により引っ掛かってい
る場合であっても、後続のワークがシャッターと可動支
持部材とに挟持されて押し上げられる際に、これに伴う
先行のワークの浮き上がりが規制部材によって規制され
る。これにより、先行のワークと後続のワークとが強制
的に切り離されるため、ワーク受け渡し位置に対して
は、迅速かつ位置ずれなくワークを切り出すことが可能
となる。
ル上に4つの切り出しステージが設けられ、しかもそれ
らのステージ同士が互いの後端面と側端面とを突き合わ
せた状態で密に組み込まれているため、1回あたりのテ
ーブル回転角度が必要かつ最小の90度で済むうえ、テ
ーブル回転中心を基準に旋回する切り出しステージの移
動半径も小さくなる。これにより、テーブル回転時にお
ける切り出しステージの旋回スピードが最小限に抑えら
れるため、その分だけワークに働く遠心力も小さくな
る。その結果、切り出しステージ上でのワークの位置ず
れや切り出しステージからのワークの飛び出し事故が皆
無となり、回転切り出し機構の動作信頼性が大幅に向上
する。
態を示す要部側面図である。
説明図(その1)である。
説明図(その2)である。
態を示す要部平面図である。
る図である。
態を示す概略構成図である。
す平面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 ワークの進行方向を案内するワーク搬送
路を形成しかつ所定の角度だけ傾斜して設置されたレー
ルを有し、このレールのワーク搬送路に沿って滑り落ち
てきた複数のワークを1個毎に分離して、前記レールの
先端から所定のワーク受け渡し位置に切り出す分離切り
出し機構を備えたワーク切り出し装置において、 前記分離切り出し機構は、前記レールの先端下方におい
て前記ワーク搬送路上に出没可能に配設され、前記レー
ルの先端位置でワークの切り出し動作を行うシャッター
と、このシャッターの上方に前記ワーク搬送路を介して
対向配置されるとともに、前記レールの厚み方向に対し
て移動可能に弾性支持され、前記シャッターの切り出し
動作によって押し上げられたワークの上面に圧接しつ
つ、該ワークを前記シャッターとともに挟持する可動支
持部材と、前記レールの厚み方向において前記可動支持
部材よりも前記ワーク搬送路側に突出した状態で配設さ
れ、前記シャッターの切り出し動作によって前記ワーク
受け渡し位置に切り出されたワークの浮き上がりを規制
する規制部材とを具備してなることを特徴とするワーク
切り出し装置。 - 【請求項2】 前記分離切り出し機構は、前記所定のワ
ーク受け渡し位置に切り出されたワークの上面にエアー
を吹き付けるエアー吹出ノズルを具備したことを特徴と
する請求項1記載のワーク切り出し装置。 - 【請求項3】 傾斜して設置されたレールの先端から1
個毎に切り出されたワークを受け取り、この受け取った
ワークを所定のピック位置に順に移送する回転切り出し
機構を備えたワーク切り出し装置において、 前記回転切り出し機構は、前記レールの先端位置に対応
して設置された回転切り出しテーブルと、この回転切り
出しテーブル上に、該テーブル回転中心を基準に相対的
に対称な位置に1つずつ配設されるとともに、互いの後
端面と側端面とを突き合わせた状態で密に組み込まれ、
前記回転切り出しテーブルの回転動作により、前記レー
ルの先端に連結される連結位置と該連結位置からテーブ
ル回転位相を所定角度分ずらして設定された前記ピック
位置とに順次配置される4つの切り出しステージとを具
備してなることを特徴とするワーク切り出し装置。 - 【請求項4】 前記回転切り出し機構は、前記連結位置
に配置された切り出しステージを、前記レールの先端に
近接したワーク受け位置と該ワーク受け位置から後退し
た後退位置との間で進退移動させるステージ移動ユニッ
トを具備してなることを特徴とする請求項3記載のワー
ク切り出し装置。 - 【請求項5】 前記切り出しステージは、前記分離切り
出し機構から切り出されたワークを収容するワーク収容
部に、前記回転切り出しテーブルの回転動作に伴うワー
クの位置ずれを規制するための突起を有してなることを
特徴とする請求項3記載のワーク切り出し装置。 - 【請求項6】 傾斜して設置されたレールの先端でワー
クの切り出し動作を行うシャッターを有する分離切り出
し機構と、この分離切り出し機構によって切り出された
ワークを回転切り出しテーブルの回転動作によって所定
のピック位置に移送する回転切り出し機構と、この回転
切り出し機構によって前記ピック位置に移送されたワー
クをピックアップしてワーク搬送用のターンテーブル上
に移載するピックアップアームを有するピックアンドプ
レイス機構とを備えたワーク切り出し装置において、 主軸を回転駆動させる駆動源と、 前記主軸の回転駆動力を、前記シャッターを切り出し動
作させるための直進運動に変換して前記分離切り出し機
構に伝達する第1の駆動力伝達機構と、 前記主軸の回転駆動力を、前記回転切り出しテーブルを
回転させるための回転運動に変換して前記回転切り出し
機構に伝達する第2の駆動力伝達機構と、 前記主軸の回転駆動力を、前記ピックアップアームを動
作させるための上下・回転運動に変換して前記ピックア
ンドプレイス機構に伝達する第3の駆動力伝達機構とを
具備したことを特徴とするワーク切り出し装置。 - 【請求項7】 請求項5に記載された回転切り出し機構
を用いてなる請求項6記載のワーク切り出し装置であっ
て、 前記主軸の回転駆動力を、前記ステージ移動ユニットを
動作させるための直進運動に変換して前記回転切り出し
機構に伝達する第4の駆動力伝達機構を具備してなるこ
とを特徴とするワーク切り出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13790296A JP3767944B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ワーク切り出し装置及びワーク切り出し方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13790296A JP3767944B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ワーク切り出し装置及びワーク切り出し方法 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2005247080A Division JP4012224B2 (ja) | 2005-08-29 | 2005-08-29 | ワーク切り出し方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09315564A true JPH09315564A (ja) | 1997-12-09 |
JP3767944B2 JP3767944B2 (ja) | 2006-04-19 |
Family
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JP13790296A Expired - Fee Related JP3767944B2 (ja) | 1996-05-31 | 1996-05-31 | ワーク切り出し装置及びワーク切り出し方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111661620A (zh) * | 2020-06-15 | 2020-09-15 | 河北智建机械制造有限公司 | 一种用于五机头钢筋弯箍机的钢筋下料盛放装置 |
-
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- 1996-05-31 JP JP13790296A patent/JP3767944B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN111661620A (zh) * | 2020-06-15 | 2020-09-15 | 河北智建机械制造有限公司 | 一种用于五机头钢筋弯箍机的钢筋下料盛放装置 |
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