JP3546007B2 - モータアクチュエータ及びそれを用いた用紙残量表示システム - Google Patents

モータアクチュエータ及びそれを用いた用紙残量表示システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、モータにより回転駆動される出力軸の回転量を検出する検出手段を備えたモータアクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のモータアクチュエータは、モータと、このモータの回転を減速する減速歯車と、この減速歯車を介してモータの回転が伝達される出力歯車と、この出力歯車の出力軸の回転量を検出する検出手段とが収納ケース内に支持されて構成されている。このような構成のモータアクチュエータにおいては、その検出手段は、所定の導体パターンが形成されたプリント基板と、出力歯車の回転に応じてプリント基板の導体パターン面を摺動する複数の接点を有するブラシとから構成されている(特開平9−219957号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来のモータアクチュエータにおいては、出力軸の回転量を検出する検出手段を構成するのに導体パターンを形成したプリント基板と複数の接点を有するブラシとが必要となるため、プリント基板の製作が煩雑になると共に構造が複雑となり、このことがコストアップの要因になるという問題があった。また、ブラシがプリント基板面の導体パターン上を摺動するものであるため、長期間使用すると導体パターンが摩耗し、動作信頼性が低下する虞があるという問題もあった。
【0004】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、検出手段の構成を簡素化してコストダウンを可能にすると共に、動作信頼性にも優れたモータアクチュエータ及びそれを用いた用紙残量表示システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、モータにより回転駆動される出力軸の回転量を検出する検出手段を備えたモータアクチュエータであって、前記検出手段は、固定接点部材と、この固定接点部材に対し接点部が接離可能に配設された可動接点部材と、前記出力軸と共回りすると共に、当該出力軸が所定の回転量に達したときに前記可動接点部材の被操作部を操作して前記接点部の前記固定接点部材に対する接離状態を変更する操作部とを備え、前記出力軸は、前記モータにより回転駆動される出力歯車に一体に設けられたものであり、前記操作部は、前記出力歯車の円盤部に配設され、前記可動接点部材の被操作部を押圧して前記接点部を前記固定接点部材に接触させる突起部からなり、前記出力歯車と前記可動接点部材の被操作部との間に回転ローラが配設され、前記可動接点部材は当該回転ローラを介して前記操作部により操作されるものであって、前記回転ローラは、ローラ支持板に抜け止めされた状態で上下動可能に支持され、前記可動接点部材が前記固定接点部材から離反しているときには当該可動接点部材により上方に押し上げられており、前記操作部により操作されるときに下方に移動して前記可動接点部材の接点部を前記固定接点部材に接触させるものであることを特徴としている。
【0006】
この構成によれば、出力歯車に一体に設けられた出力軸が所定の回転量に達したときに可動接点部材における被操作部が、上下動可能に支持された回転ローラを介して突起部からなる操作部により押圧操作されることで可動接点部材の接点部の固定接点部材に対する接離状態が変更される。すなわち、固定接点部材から離間していた可動接点部材の接点部が回転ローラを介して押圧されることで固定接点部材に接触されることになり、これにより出力軸が所定の回転量に達したことが検出される。
【0007】
また、請求項2の発明は、モータにより回転駆動される出力軸の回転量を検出する検出手段を備えたモータアクチュエータであって、前記検出手段は、固定接点部材と、この固定接点部材に対し接点部が接離可能に配設された可動接点部材と、前記出力軸と共回りすると共に、当該出力軸が所定の回転量に達したときに前記可動接点部材の被操作部を操作して前記接点部の前記固定接点部材に対する接離状態を変更する操作部とを備え、前記出力軸は、前記モータにより回転駆動される出力歯車に一体に設けられたものであり、前記操作部は、前記出力歯車の円盤部に配設され、当該円盤部による前記可動接点部材の被操作部に対する押圧を解除して前記接点部を前記固定接点部材から離脱させる凹部からなり、前記出力歯車と前記可動接点部材の被操作部との間に回転ローラが配設され、前記可動接点部材は当該回転ローラを介して前記操作部により操作されるものであって、前記回転ローラは、ローラ支持板に抜け止めされた状態で上下動可能に支持され、前記円盤部により押圧されるときに下方に移動して前記可動接点部材の接点部を前記固定接点部材に接触させ、前記操作部により操作されるときに前記円盤部による被操作部に対する押圧が解除されて前記可動接点部材により上方に押し上げられるものであることを特徴としている。
【0008】
この構成によれば、出力歯車に一体に設けられた出力軸が所定の回転量に達したときに可動接点部材における被操作部が、上下動可能に支持された回転ローラを介して凹部からなる操作部により操作されることで可動接点部材の接点部の固定接点部材に対する接離状態が変更される。すなわち、固定接点部材に接触していた可動接点部材の接点部が可動接点部材の弾性力で持ち上げられて固定接点部材から離反することになり、これにより出力軸が所定の回転量に達したことが検出される。
【0009】
また、請求項3の発明は、請求項1又は2に係るものにおいて、前記可動接点部材が、第1可動接点部材と第2可動接点部材とを備え、前記操作部が、前記第1可動接点部材の被操作部を操作する第1操作部と前記第2可動接点部材の被操作部を操作する第2操作部とを備え、前記回転ローラが、前記出力歯車と前記第1可動接点部材及び前記第2可動接点部材の各被操作部との間にそれぞれ配設され、前記第1可動接点部材が、前記出力軸が第1回転量に達したときに前記第1操作部による操作が開始され、前記第2可動接点部材が、前記出力軸が前記第1回転量よりも多い第2回転量に達したときに前記第2操作部による操作が開始されるものであることを特徴としている。。
【0010】
この構成によれば、出力軸が第1回転量に達したときに第1可動接点部材に対する第1操作部による回転ローラを介しての操作が開始され、出力軸が第1回転量よりも多い第2回転量に達したときに第2可動接点部材に対する第2操作部による回転ローラを介しての操作が開始される。これにより、出力軸が第1回転量及び第2回転量に達したことが検出される。
【0011】
また、請求項4の発明は、請求項3に係るものにおいて、前記第1可動接点部材及び第2可動接点部材が、各被操作部が前記円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ同一の径方向ライン上に位置するように配設され、前記第1操作部及び第2操作部が、前記円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ第2操作部の第2可動接点部に対する操作開始位置が前記第1操作部の第1可動接点部に対する操作開始位置よりも前記出力軸の回転方向に対し前記第2回転量と第1回転量の差分の回転量だけ後側にずれた位置に存在するように配設されていることを特徴としている。
【0012】
この構成によれば、出力軸が第1回転量に達したときに第1可動接点部材に対する第1操作部による操作が開始され、出力軸が第1回転量よりも多い第2回転量に達したとき、操作開始位置が第1操作部の第1可動接点部に対する操作開始位置よりも出力軸の回転方向に対し第2回転量と第1回転量の差分の回転量だけ後側にずれた位置に存在する第2操作部による第2可動接点部材に対する操作が開始される。これにより、出力軸が第1回転量及び第2回転量に達したことが検出される。
【0013】
また、請求項5の発明は、請求項3に係るものにおいて、前記第1可動接点部材及び第2可動接点部材が、各被操作部が前記円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ前記第2可動接点部材の被操作部が前記第1可動接点部材の被操作部よりも前記出力軸の回転方向に対し前記第2回転量と第1回転量の差分の回転量だけ前側にずれた位置に存在するように配設され、前記第1操作部及び第2操作部は、前記円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ第1操作部の第1可動接点部に対する操作開始位置と第2操作部の第2可動接点部に対する操作開始位置とが同一の径方向ライン上に位置するように配設されていることを特徴としている。
【0014】
この構成によれば、出力軸が第1回転量に達したときに第1可動接点部材に対する第1操作部による操作が開始され、出力軸が第1回転量よりも多い第2回転量に達したとき、第1可動接点部材の被操作部よりも出力軸の回転方向に対し第2回転量と第1回転量の差分の回転量だけ前側にずれた位置に被操作部が存在する第2可動接点部材に対する第2操作部による操作が開始される。これにより、出力軸が第1回転量及び第2回転量に達したことが検出される。
【0015】
また、請求項6の発明は、請求項3に係るものにおいて、前記第1可動接点部材及び第2可動接点部材が、各被操作部が前記円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ前記第2可動接点部材の被操作部が前記第1可動接点部材の被操作部よりも前記出力軸の回転方向に対し所定回転量だけ前側にずれた位置に存在するように配設され、前記第1操作部及び第2操作部が、前記円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ第2操作部の第2可動接点部に対する操作開始位置が前記第1操作部の第1可動接点部に対する操作開始位置よりも前記出力軸の回転方向に対し前記所定回転量から前記第2回転量と第1回転量の差分の回転量を減算した回転量だけ前側にずれた位置に存在するように配設されていることを特徴としている。
【0016】
この構成によれば、出力軸が第1回転量に達したときに第1可動接点部材に対する第1操作部による操作が開始され、出力軸が第1回転量よりも多い第2回転量に達したとき、被操作部が第1可動接点部材の被操作部よりも出力軸の回転方向に対し所定回転量だけ前側にずれた位置に存在する第2可動接点部材に対し、第2可動接点部に対する操作開始位置が第1操作部の第1可動接点部に対する操作開始位置よりも出力軸の回転方向に対し所定回転量から第2回転量と第1回転量の差分の回転量を減算した回転量だけ前側にずれた位置に存在する第2操作部による操作が開始される。これにより、出力軸が第1回転量及び第2回転量に達したことが検出される。
【0017】
また、請求項7の発明は、請求項3乃至6のいずれかに係るものにおいて、前記第1可動接点部材が、前記出力軸が前記第2回転量よりも多い第3回転量に達したときに前記第1操作部による操作が終了し、前記第2可動接点部材が、前記出力軸が前記第3回転量よりも多い第4回転量に達したときに前記第2操作部による操作が終了するものであることを特徴としている。
【0018】
この構成によれば、出力軸が第2回転量よりも多い第3回転量に達したときに第1可動接点部材に対する第1操作部による操作が終了し、出力軸が第3回転量よりも多い第4回転量に達したときに第2可動接点部材に対する第2操作部による操作が終了する。これにより、出力軸が第3回転量及び第4回転量に達したことが検出される。
【0019】
また、請求項8の発明は、請求項7に係るものにおいて、前記第2操作部が、その操作終了位置が前記第1操作部の操作終了位置よりも前記出力軸の回転方向に対し前記第4回転量と第3回転量の差分の回転量だけ後側にずれた位置に存在するように配設されていることを特徴としている。
【0020】
この構成によれば、出力軸が第2回転量よりも多い第3回転量に達したとき、第1可動接点部材に対する第1操作部による操作が終了し、出力軸が第3回転量よりも多い第4回転量に達したとき、第1操作部の操作終了位置よりも出力軸の回転方向に対し第4回転量と第3回転量の差分の回転量だけ後側にずれた位置に存在するように配設されている第2操作部による第2可動接点部材に対する操作が終了する。これにより、出力軸が第3回転量及び第4回転量に達したことが検出される。
【0021】
また、請求項9の発明は、請求項3乃至8のいずれかに係るものにおいて、前記第1操作部及び第2操作部が、前記出力歯車の円盤部を周方向に区画してなる複数の領域にそれぞれ配設されていることを特徴としている。
【0022】
この構成によれば、いずれかの領域の第1操作部及び第2操作部により第1可動接点部材及び第2可動接点部材が操作される。
【0023】
また、請求項10の発明は、請求項3乃至9のいずれかに係るものにおいて、前記モータ及び出力歯車は収納ケース内に支持され、前記固定接点部材と、前記第1可動接点部材及び第2可動接点部材とは、前記収納ケースの内底面に形成された台座を介して配設されていることを特徴としている。
【0024】
この構成によれば、収納ケース内においてモータの回転が出力歯車に伝達され、出力歯車の円盤部に配設されている操作部により収納ケースの内底面に形成された台座に配設されている可動接点部材に対する操作が行われる。
【0025】
また、請求項11の発明は、複写機のコピー用紙を収納するもので、用紙ケースに軸心周りに回動可能に支持された支持バーに固定されたリフトアップ板が支持バーの回動に応じて回動することで前記用紙ケースの底部に配設された用紙載置板がリフトアップされるカセットと、モータにより回転駆動される出力歯車に一体に設けられた出力軸の回転量を検出する検出手段を有するモータアクチュエータとからなり、前記モータアクチュエータの出力軸を前記カセットの支持バーに連結させると共に、前記カセット内のコピー用紙の使用量に応じて当該出力軸を回転させて前記支持バーを回動させることで前記用紙載置板をリフトアップさせ、そのリフトアップ量に応じた前記出力軸の回転量を前記検出手段により検出することで前記コピー用紙の残量を表示部に表示するようにした用紙残量表示システムであって、前記検出手段は、固定接点部材と、この固定接点部材に対し接点部が接離可能に配設された可動接点部材と、前記出力軸と共回りすると共に、当該出力軸が所定の回転量に達したときに前記可動接点部材の被操作部を操作して前記接点部の前記固定接点部材に対する接離状態を変更する操作部とを有し、前記接点部の前記固定接点部材に対する接離状態に応じて前記出力軸の回転量を検出するものであり、前記操作部は、前記出力歯車の円盤部に配設され、前記可動接点部材の被操作部を押圧して前記接点部を前記固定接点部材に接触させる突起部からなり、前記出力歯車と前記可動接点部材の被操作部との間に回転ローラが配設され、前記可動接点部材は当該回転ローラを介して前記操作部により操作されるものであって、前記回転ローラは、ローラ支持板に抜け止めされた状態で 上下動可能に支持され、前記可動接点部材が前記固定接点部材から離反しているときには当該可動接点部材により上方に押し上げられており、前記操作部により操作されるときに下方に移動して前記可動接点部材の接点部を前記固定接点部材に接触させるものであることを特徴としている。
【0026】
この構成によれば、カセット内のコピー用紙の使用量に応じてモータアクチュエータの出力軸を回転させ、それにより用紙ケースに支持された支持バーを回動させることで用紙載置板をリフトアップさせ、そのリフトアップ量に応じた出力軸の回転量を、回転ローラを介して操作される可動接点部材の接点部の固定接点部材に対する接離状態に応じて作動する検出手段により検出することでカセット内のコピー用紙の残量が表示部に表示される。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1実施形態に係るモータアクチュエータの概略構成を示す斜視図であり、2つ割構造の収納ケースを分解して示す図である。また、図2は、検出手段の構成を説明するための要部斜視図である。これらの図において、モータアクチュエータ10は、収納ケース12と、収納ケース12内に支持されたモータ14と、モータ14の回転軸に外嵌されたウオーム16と、収納ケース12内に回転可能に支持され、ウオーム16を介してモータ14の回転が順次伝達される3つの減速歯車18,20,22と、収納ケース12内に回転可能に支持され、減速歯車18,20,22を介してモータ14の回転が伝達される出力歯車24と、収納ケース12の外部で出力歯車24の出力軸242に取り付けられる継手26と、出力歯車24の出力軸242の回転量を検出する検出手段28とを備えている。
【0028】
収納ケース12は、合成樹脂等の絶縁材料で形成され、上面に開口を有する第1ケース121と、下面に開口を有する第2ケース122とからなり、第1ケース121と第2ケース122とがねじ等の締結手段により一体化される2つ割構造を有するものである。これら第1ケース121及び第2ケース122内には、モータ14を支持するための挟持板が突出形成されると共に、減速歯車18,20,22及び出力歯車24の各回転軸を支持する支持ボスが突出形成されているが、これらは周知の構成であるため図示を省略している。
【0029】
また、第1ケース121の内底面には、検知手段28を構成する後述する固定接点板281を支持する第1台座123及び後述する可動接点板283,285を支持する第2台座124が突出形成されている。これら第1台座123及び第2台座124は、出力歯車24の円盤部241に対向する位置に形成されている。また、第1ケース121の内底面には、第1台座123と第2台座124との間にローラ支持板125(図2)が突出形成されている。このローラ支持板125は、上部に第1凹部126と第2凹部127とが互いに隣接して形成されたものである。また、第2ケース122には、外周面に取付支持部129,130が形成されると共に、出力歯車24の出力軸242を収納ケース12の外部に突出させる貫通孔131が形成されている。
【0030】
モータ14は、外部回路から供給されるパルス信号により回転駆動されるもので、第1ケース121及び第2ケース122内に形成されている挟持板により挟持され、底部から引き出された電源線141が収納ケース12の外部に引き出されるようになっている。ウオーム16は、合成樹脂や金属材料等で構成されたものである。また、減速歯車18,20,22は、合成樹脂や金属材料等で構成されたもので、第1ケース121及び第2ケース122内の対向位置に形成されている支持ボスに回転軸の両端が回転可能に支持されている。
【0031】
出力歯車24は、合成樹脂や金属材料等で構成されたもので、第1ケース121及び第2ケース122内に形成されている支持ボスに回転軸が回転可能に支持され、一方の回転軸である出力軸242が第2ケース122の貫通孔131を介して外部に突出するようになっている。この出力軸242の先端部周面には、継手26の軸回りの回転を阻止する複数の凹溝243が軸芯方向に沿って形成されている。また、出力軸242先端の凹溝243部分には鉤部244が形成されている。
【0032】
継手26は、合成樹脂や金属材料等により構成され、外部装置の回転軸等を嵌合させて出力歯車24(すなわち、出力軸242)の回転を伝達するもので、先端面側に外部装置の回転軸等を嵌合させる嵌合溝261が十字状に形成されている。この継手26は、出力軸242に嵌合されたコイルばね262を介して出力軸242の先端に鉤部244により抜け止めされた状態で嵌合され、第2ケース122から離反する方向の付勢力が付与されるようになっている。
【0033】
検出手段28は、第1台座123上に取り付けられた長尺状の固定接点板281と、第2台座124に取り付けられ、先端に接点部282を有する曲尺状の第1可動接点板283と、第2台座124に第1可動接点板283に隣接して取り付けられ、先端に接点部284を有する曲尺状の第2可動接点板285と、出力歯車24の円盤部241の一面側(第1ケース121底面に対向する面側)に突出形成され、第1可動接点板283を押圧操作して接点部282を固定接点板281に接触させる第1操作部286と、出力歯車24の円盤部241の一面側に突出形成され、第2可動接点板285を押圧操作して接点部284を固定接点板281に接触させる第2操作部287とを備えている。
【0034】
固定接点板281は、図2(a)に詳細に示すように、ステンレス鋼等の金属材料で構成されたもので、第1台座123の上面に形成された突起を固定接点板281に形成された孔に挿通して溶融固化させることにより抜け止め状態で固定され、端部に第1信号線288が半田付けされている。なお、この固定接点板281は、第1台座123の上面に取り付けられることで出力歯車24の円盤部241に対向し、第1,第2可動接点板283,285の接点部282,284に対向する位置に配設されることになる。
【0035】
第1可動接点板283は、図2(b)に詳細に示すように、ステンレス鋼等の弾性を有する金属材料で構成されたもので、第2台座124の上面に形成された突起を第1可動接点板283に形成された孔に挿通して溶融固化させることにより抜け止め状態で固定され、端部に第2信号線289が半田付けされている。接点部284は、第1可動接点板283の先端を固定接点板281に向けて略直角に屈曲させることにより形成されている。なお、この第1可動接点板283は、第2台座124の上面に取り付けられることで出力歯車24の円盤部241に対向する位置に配設されることになる。
【0036】
また、この第1可動接点板283は、ローラ支持板125の第1凹部126内に左右に移動不能で上下動可能に嵌め込まれている。また、第1凹部126の上部には、第1回転ローラ133が第1凹部126の左右の支柱134,135に回転軸が上下動可能に支持され、ローラ支持板125の上面から抜け出ないように抜け止めされた状態で取り付けられている。
【0037】
これにより、第1操作部286は第1回転ローラ133を介して第1可動接点板283を押圧操作することになり、第1操作部286が第1回転ローラ133に当接されたときに第1回転ローラ133が下方に移動して第1可動接点板283を下方に移動させ、これにより接点部282が固定接点板281面に接触されることになる。すなわち、第1可動接点板283における第1回転ローラ133による押圧点が第1可動接点板283の被操作部295となる。
【0038】
そして、第1操作部286による押圧操作が解除されると、第1可動接点板283の有する弾性力で接点部282が固定接点板281面から離反し、第1回転ローラ133は第1可動接点板283により押し上げられて上方位置に移動する。このように、第1可動接点板283が第1回転ローラ133を介して押圧操作される構成としているため、出力歯車24が左右どちらの側に回転しても第1可動接点板283を円滑に押圧操作することができることになる。
【0039】
また、第2可動接点板285は、図2(b)に詳細に示すように、ステンレス鋼等の弾性を有する金属材料で構成されたもので、第1可動接点板283と所定の間隙をおいて配設されると共に、第2台座124の上面に形成された突起を第2可動接点板285に形成された孔に挿通して溶融固化させることにより抜け止め状態で固定され、端部に第3信号線290が半田付けされている。接点部284は、第2可動接点板285の先端を固定接点板281に向けて略直角に屈曲させることにより形成されている。なお、この第2可動接点板285は、第2台座124の上面に取り付けられることで出力歯車24の円盤部241に対向する位置に配設されることになる。
【0040】
また、この第2可動接点板285は、ローラ支持板125の第2凹部127内に左右に移動不能で上下動可能に嵌め込まれている。また、第2凹部127の上部には、第2回転ローラ136が第2凹部127の左右の支柱135,137に回転軸が上下動可能に軸支され、ローラ支持板125の上面から抜け出ないように抜け止めされた状態で取り付けられている。
【0041】
これにより、第2操作部287は第2回転ローラ136を介して第2可動接点板285を押圧操作することになり、第2操作部287が第2回転ローラ136に当接されたときには第2回転ローラ136が下方に移動して第2可動接点板285を下方に移動させ、これにより接点部284が固定接点板281面に接触されることになる。すなわち、第2可動接点板285における第2回転ローラ136による押圧点が第2可動接点板285の被操作部296となる。
【0042】
そして、第2操作部286による押圧操作が解除されると、第2可動接点板285の有する弾性力で接点部284が固定接点板281面から離反し、第2回転ローラ136は第2可動接点板285により押し上げられて上方位置に移動する。このように、第2可動接点板285が第2回転ローラ136を介して押圧操作される構成としているため、出力歯車24が左右どちらの側に回転しても第2可動接点板285を円滑に押圧操作することができることになる。
【0043】
ここで、第1可動接点板283及び第2可動接点板285は、各被操作部295,296が出力歯車24の中心からの距離が異なる位置で、かつ、同一の径方向ライン上の位置に存在するようにして台座124上に配設されている。
【0044】
第1操作部286は、出力歯車24の円盤部241の第1ケース121の内底面に対向する側の面に周方向に所定長さを有するように平板状に突出形成されたものである。また、第2操作部287は、出力歯車24の円盤部241の第1ケース121の内底面に対向する側の面に第1操作部286とは出力歯車24の中心からの距離が異なる位置で、かつ、第2可動接点板285に対する操作開始位置(先端位置)287aが第1操作部286の第1可動接点板283に対する操作開始位置(先端位置)286aよりも所定の回転量だけ後側にずれた位置に存在するように平板状に突出形成されたものである。
【0045】
また、この第2操作部287は、第2可動接点板285に対する操作終了位置(後端位置)287bが第1操作部286の第1可動接点板283に対する操作終了位置(後端位置)286bよりも所定の回転量だけ後側にずれた位置に存在するように突出形成されている。これら第1操作部286及び第2操作部287は、図3に示すように、円盤部241の周方向に90°単位で区画された4つの領域にそれぞれ形成されている。これら各領域の第1操作部286及び第2操作部287は、円盤部241の中心部を介して対向する領域の第1操作部286及び第2操作部287が円盤部241の中心部を介して点対称となる位置関係になるように配置されている。
【0046】
なお、本実施形態では、第1操作部286の出力歯車24の回転方向Aに対する後端部側と、第2操作部287の出力歯車24の回転方向Aに対する先端部側とが互いに重なるように形成されており、その重なり部分において互いに一体となるように形成されている。
【0047】
このように構成されたモータアクチュエータ10では、モータ14の回転により出力歯車24(すなわち、出力軸242)が矢印A方向に回転して所定の第1回転量に達すると、第1操作部286により第1回転ローラ133が押圧されて第1可動接点板283が押圧操作される結果、その接点部282が固定接点板281に接触される。さらに、出力歯車24が回転して第1操作部286の後端縁(後端位置)が第1回転ローラ133を通過したとき(すなわち、出力歯車24が第3回転量に達したとき)に押圧操作が解除されて接点部282の固定接点板281への接触が解除される。
【0048】
一方、第1操作部286の第1回転ローラ133に対する押圧途中であって、出力歯車24が第3回転量よりも回転量の少ない第2回転量に達すると、第2操作部287により第2回転ローラ136が押圧されて第2可動接点板285が押圧操作される結果、その接点部284が固定接点板281に接触される。そして、第2操作部287の後端位置(後端縁)が第2ローラ136を通過したとき(すなわち、出力歯車24が第3回転量よりも回転量の多い第4回転量に達したとき)に押圧が解除されて接点部284の固定接点板281への接触が解除される。
【0049】
これにより、出力歯車24が第1回転量に達した位置を第1検知位置とし、第2回転量に達した位置を第2検知位置とし、第3回転量に達した位置を第3検知位置とし、第4回転量に達した位置を第4検知位置とすると、下記の表1に示すように、第1信号線288と第2信号線289間と、第1信号線288と第3信号線290間とがオンオフされることで出力歯車24の4種類の回転量を検出することができ、これにより4種類の信号が出力可能となる。
【0050】
【表1】
Figure 0003546007
【0051】
上記のように構成されたモータアクチュエータ10は、例えば、図4に示すように、複写機のコピー用紙を収納するカセット40の用紙残量表示システムに採用することにより、カセット40内のコピー用紙の残量を検知することが可能になる。
【0052】
すなわち、カセット40は、上面が開口した用紙ケース41と、この用紙ケース41の底部において左右方向の一方端で回動可能に支持された用紙載置板42と、この用紙載置板42の下方であって左右方向の他方端に前後方向に伸びるように配設され、軸心回りに回転可能に支持された支持バー43と、この支持バー43に固定されたリフトアップ板44とから構成されている。
【0053】
この支持バー43は、用紙ケース41の後方側において外部に突出するように支持されており、その端部に係止バー45が取り付けられている。モータアクチュエータ10は、複写機内部に設置されており、その継手26の嵌合溝261に係止バー45が嵌合されるようになっている。なお、カセット40を複写機に装着した当初は、通常は継手26の嵌合溝261の方向と係止バー45の方向とが不一致の状態となるため、継手26は係止バー45により押圧されて収納ケース12側に移動した状態となる。
【0054】
いま、ケース41内にコピー用紙束を収納してカセット40を複写機に装着すると、複写機内のセンサがカセット40の装着を検出することによりモータアクチュエータ10のモータ14に駆動パルスが供給される。これにより、モータ14が回転することにより継手26の嵌合溝261が係止バー45の方向と一致したときに嵌合溝261がコイルばね262によりカセット44側に押し出され、係止バー45が嵌合溝261に嵌り込む。この結果、モータ14の回転が支持バー43に伝達され、リフトアップ板44によりコピー用紙束が上方に押し上げられる。モータ14は、上面のコピー用紙が給紙ローラにより繰り出し可能となる位置に達したときに駆動が停止される。
【0055】
このとき、検出手段28の第1操作部286及び第2操作部287は、コピー用紙が満杯状態となる規定枚数だけ収納されていると、第1,第2可動接点板283,285のいずれも押圧操作しない所定の基準位置に存在するように設定されているため、表1に示す第1検知位置に対応した信号が出力される。これにより、液晶表示器等にコピー用紙の枚数情報が表示されることになる(ここでは、満杯状態に対応した定量表示又は定性表示が行われる。)。
【0056】
なお、継手26の嵌合溝261は出力歯車24の円盤部241の4つの領域に対応して十字状に形成されているため、係止バー45が嵌合溝261に嵌合された状態では、常に用紙ケース41内のコピー用紙量と出力歯車24の基準位置からの回転量とが所定の対応関係を保持するようになっている。
【0057】
複写機が操作されてコピー用紙が減っていくと、使用枚数がカウントされることで得られた情報に基づきモータ14が回転されて順次コピー用紙束が上方に押し上げられる。これにより、検出手段28の第1操作部286及び第2操作部287がモータ14の回転に応じて移動し、表1に示す検知位置に対応した信号が順次出力されることで液晶表示器に表示される枚数情報が残量に対応した内容に変更されることになる。なお、係止バー45の回転量は90°以内であるため、第1操作部286及び第2操作部287は、4つの領域のうちのいずれかの領域のものだけが使用されることになる。
【0058】
図5は、本発明の第2実施形態に係るモータアクチュエータ10′の要部を示す平面図である。この第2実施形態に係るモータアクチュエータ10′については、第1実施形態に係るモータアクチュエータ10との相違点を中心に説明し、同一の構成要素については同一の参照符号を用いることで説明を省略する。なお、出力歯車24については便宜上破線で示している。
【0059】
同図において、固定接点板681は、略半円状に形成されており、出力歯車24の円盤部241の中心部を間にして左右両側に可動接点板の接点部が接触する第1接触部682と第2接触部683とが設けられている。このため、第1接触部682と第2接触部683とを取り付けるための2つの台座684,685が第1ケース121の内底面に突出形成されている。
【0060】
第1接触部682に対応する位置には、第1可動接点板686と第3可動接点板688とが配設され、第2接触部683に対応する位置には、第2可動接点板687が配設されている。これらの第1,第2,第3可動接点板686,687,688は、第1実施形態における第1,第2可動接点板283,285と基本的に同様の構成になるものであり、先端が固定接点板681側に屈曲されて接点部689,690,691が形成されている。第1,第3可動接点板686,688は、第1ケース121の内底面に突出形成さた台座692に取り付けられており、第2可動接点板687は、第1ケース121の内底面に突出形成さた台座693に取り付けられている。
【0061】
また、第1,第2,第3可動接点板686,687,688の各先端部上方には、各可動接点板686,687,688を押圧する第1,第2回転ローラ133,136と同様の取付構造になる第1,第2,第3回転ローラ694,695,696が配設されている。これにより、各可動接点板686,687,688における各回転ローラ694,695,696による押圧点が各可動接点板686,687,688の被操作部697,698.699となる。
【0062】
ここで、第1可動接点板686及び第3可動接点板688は、各被操作部697,699が出力歯車24の中心部からの距離を互いに異にする位置で、かつ、同一の径方向ライン上の位置に存在するようにして台座692上に配設されている。また、第2可動接点板687は、被操作部698が出力歯車24の中心部からの距離を被操作部697,699とは異にする位置で、かつ、180°反対側の径方向ライン上の位置に存在するようにして台座693上に配設されている。なお、固定接点板681には、第1信号線704が接続され、第1,第2,第3可動接点板686,687,688には、それぞれ第2,第3,第4信号線705,706,707が接続されている。
【0063】
一方、出力歯車24の円盤部241には、第1ケース121に対向する面に第1,第2,第3可動接点板686,687,688を第1,第2,第3回転ローラ694,695,696を介して押圧操作する第1,第2,第3操作部701,702,703が平面状に突出形成されている。
【0064】
この第1操作部701は、円盤部241の周方向に所定長さを有するように突出形成されている。また、第2操作部702は、円盤部241の第1操作部701とは出力歯車24の中心からの距離が異なる位置で、かつ、第2可動接点板687に対する操作開始位置(先端位置)702aが第1操作部701の第1可動接点板694に対する操作開始位置(先端位置)701aよりも所定の回転量だけ後側にずれた位置に存在するように形成されている。また、この第2操作部702は、第2可動接点板687に対する操作終了位置(後端位置)702bが第1操作部701の第1可動接点板686に対する操作終了位置(後端位置)701bよりも所定の回転量だけ後側にずれた位置に存在するように形成されている。
【0065】
また、第3操作部703は、円盤部241の第2操作部702とは出力歯車24の中心からの距離が異なる位置で、かつ、第3可動接点板688に対する操作開始位置(先端位置)703aが第2操作部702の第2可動接点板687に対する操作開始位置(先端位置)702aよりも所定の回転量だけ後側にずれた位置に存在するように形成されている。また、この第3操作部703は、第3可動接点板688に対する操作終了位置(後端位置)703bが第2操作部702の第2可動接点板687に対する操作終了位置(後端位置)702bよりも所定の回転量だけ後側にずれた位置に存在するように形成されている。
【0066】
これらの第1,第2,第3操作部701,702,703は、円盤部241の周方向に90°単位で区画された4つの領域にそれぞれ形成されており、円盤部241の中心部を介して対向する各領域の第1,第2,第3操作部701,702,703は円盤部241の中心部を介して点対称となる位置関係になるように配置されている。
【0067】
このように構成されたモータアクチュエータ10′では、モータ14の回転により出力歯車24が矢印A方向に回転して所定の第1回転量に達すると、第1操作部701により第1回転ローラ694が押圧されて第1可動接点板696が押圧操作される結果、その接点部689が固定接点板681に接触される。さらに、出力歯車24が回転して第1操作部701の後端位置(後端縁)が第1回転ローラ694を通過したとき(すなわち、出力歯車24が第4回転量に達したとき)に押圧操作が解除されて接点部689の固定接点板681への接触が解除される。
【0068】
一方、第1操作部701の第1回転ローラ694に対する押圧途中であって、出力歯車24が第4回転量よりも回転量の少ない第2回転量に達すると、円盤部241の中心部を介して対向する領域の第2操作部702により第2回転ローラ695が押圧されて第2可動接点板687が押圧操作される結果、その接点部690が固定接点板681に接触される。そして、第2操作部702の後端位置(後端縁)が第2回転ローラ695を通過したとき(すなわち、出力歯車24が第4回転量よりも回転量の多い第5回転量に達したとき)に押圧が解除されて接点部690の固定接点板681への接触が解除される。
【0069】
また、第2操作部702の第2回転ローラ695に対する押圧途中であって、出力歯車24が第5回転量よりも回転量の少ない第3回転量に達すると、第3操作部703により第3回転ローラ696が押圧されて第3可動接点板688が押圧操作される結果、その接点部691が固定接点板681に接触される。そして、第3操作部703の後端位置(後端縁)が第3回転ローラ696を通過したとき(すなわち、出力歯車24が第3回転量よりも回転量の多い第6回転量に達したとき)に押圧が解除されて接点部691の固定接点板681への接触が解除される。
【0070】
これにより、出力歯車24が第1回転量に達した位置を第1検知位置とし、第2回転量に達した位置を第2検知位置とし、第3回転量に達した位置を第3検知位置とし、第4回転量に達した位置を第4検知位置とし、第5回転量に達した位置を第5検知位置とし、第6回転量に達した位置を第6検知位置とすると、下記の表2に示すように、各信号線704,705,706,707間がオンオフされることで出力歯車24の6種類の回転量を検出することができ、これにより6種類の信号が出力可能となる。
【0071】
【表2】
Figure 0003546007
【0072】
このように構成されたモータアクチュエータ10′では、モータアクチュエータ10と同様に複写機の用紙残量表示システムに採用した場合には、6種類の残量表示を行うことが可能になる。
【0073】
本発明に係るモータアクチュエータ10,10′は、上記実施形態のように、出力歯車の回転量を検出する検出手段が、固定接点板と、この固定接点板に対し接点部が接離可能に配設された可動接点板と、出力歯車が所定の回転量に達したときに可動接点板の被操作部を操作して接点部の固定接点板に対する接離状態を変更する操作部とを備えて構成されている。そして、出力軸がモータにより回転駆動される出力歯車に一体に設けられ、操作部が出力歯車の円盤部に配設されると共に、可動接点部材の被操作部を押圧して接点部を固定接点部材に接触させる突起部からなり、出力歯車と可動接点部材の被操作部との間に回転ローラが配設され、可動接点部材は当該回転ローラを介して操作部により操作されるもので、回転ローラは、ローラ支持板に抜け止めされた状態で上下動可能に支持され、可動接点部材が固定接点部材から離反しているときには当該可動接点部材により上方に押し上げられ、操作部により操作されるときに下方に移動して可動接点部材の接点部を固定接点部材に接触させるように構成されている。
【0074】
また、本発明に係る用紙残量表示システムは、複写機のコピー用紙を収納するもので、用紙ケースに軸心周りに回動可能に支持された支持バーに固定されたリフトアップ板が支持バーの回動に応じて回動することで用紙ケースの底部に配設された用紙載置板がリフトアップされるカセットと、モータにより回転駆動される出力歯車に一体に設けられた出力軸の回転量を検出する検出手段を有するモータアクチュエータとからなり、モータアクチュエータの出力軸を前記カセットの支持バーに連結させると共に、カセット内のコピー用紙の使用量に応じて当該出力軸を回転させて支持バーを回動させることで用紙載置板をリフトアップさせ、そのリフトアップ量に応じた出力軸の回転量を検出手段により検出することでコピー用紙の残量を表示部に表示するようにしたものである。
【0075】
そして、検出手段が、固定接点部材と、この固定接点部材に対し接点部が接離可能に配設された可動接点部材と、出力軸と共回りすると共に、当該出力軸が所定の回転量に達したときに可動接点部材の被操作部を操作して接点部の固定接点部材に対する接離状態を変更する操作部とを有し、接点部の固定接点部材に対する接離状態に応じて出力軸の回転量を検出するようにしたもので、操作部が、出力歯車の円盤部に配設され、可動接点部材の被操作部を押圧して接点部を固定接点部材に接触させる突起部からなり、出力歯車と可動接点部材の被操作部との間に回転ローラが配設され、可動接点部材は当該回転ローラを介して操作部により操作されるものであって、回転ローラは、ローラ支持板に抜け止めされた状態で上下動可能に支持され、可動接点部材が固定接点部材から離反しているときには当該可動接点部材により上方に押し上げられており、操作部により操作されるときに下方に移動して可動接点部材の接点部を固定接点部材に接触させるようにしたものである。
【0076】
このため、従来のようなプリント基板やブラシが不要となる結果、検知手段の構成が簡素化されてコストダウンが可能になると共に、摺動部分が存在しないことから摩耗の虞がなくなって動作信頼性に優れたモータアクチュエータが実現される一方、動作信頼性に優れた用紙残量表示システムが実現されることになる。
【0077】
なお、本発明は、上記実施形態のものに限定されるものではなく、以下に述べるような種々の変形例を採用することができる。
【0078】
(1)上記実施形態では、回転ローラを押圧する各操作部286,287,701,702,703を出力歯車24の円盤部241に突出形成することにより円盤部241に一体に設けているが、これに限るものではない。例えば、円盤部241に溝部(凹部)を形成することにより円盤部241に一体に設けるようにすることもできる。このようにした場合、その溝部からなる操作部が可動接点板の回転ローラ(被操作部)位置に存在しないときに円盤部241の操作部が存在しない領域で被操作部が押圧されることで可動接点板の接点部が固定接点板に接触した状態となるようにしておくと、出力歯車24が回転して操作部が可動接点板の被操作部位置に達したときには被操作部が溝部に嵌まり込んで可動接点板が弾性力で持ち上がることになり、それまで固定接点板に接触していた接点部が固定接点板から離反して接触が解除されることになる。
【0079】
このように、各操作部を円盤部241に溝部(凹部)を形成して設けた場合であっても、各操作部を円盤部241に突出形成して設ける場合と同様に、出力歯車24が所定の回転量に達したときに可動接点板の被操作部を操作して接点部の固定接点板に対する接離状態を変更することになる。また、各操作部を円盤部241から突出させて設ける場合では、一体成形する他に別部材を円盤部241に後付けして構成することもできる。
【0080】
(2)上記実施形態では、固定接点板及び可動接点板を出力歯車24の円盤部241に対向する位置に配設するようにしているが、これに限るものではない。例えば、出力歯車24の円盤部241の対向する箇所から外れた位置に配設するようにしてもよい。このようにした場合、円盤部241から外方に突出する操作板を設け、この操作板に同様の操作部を設けるようにすればよい。
【0081】
また、固定接点板及び可動接点板を出力歯車24の円盤部241に対向する位置に配設する場合でも、操作部を円盤部241に直接形成しないで、出力歯車24と同軸上に出力歯車24と一体回転する操作板を取り付け、この操作板に操作部を設けるようにすることもできる。このように出力歯車24と一体回転する操作板を設ける場合でも、実質的に円盤部241に操作部を設けたものと同一である。
【0082】
(3)上記実施形態では、可動接点板を複数設けるようにしているが、例えば、回転量の検出位置が1個所だけでよいような場合では、可動接点板は1つだけでもよい。この場合、操作部も可動接点板に対応して1つだけでよいことになる。また、可動接点板を複数設ける場合では、各操作部は出力軸242の回転方向に対する長さが互いに同じ値になるように設定されていても異なる値になるように設定されていてもよい。
【0083】
(4)上記実施形態では、操作部を円盤部241の4つの領域に設けるようにしているが、これに限るものではない。例えば、上記係止バー45のような駆動対象物が0〜120°の範囲内で操作する必要のあるものでは円盤部241を3つの領域に区画し、その3つの領域に操作部を設けるようにすればよい。また、駆動対象物が0〜180°の範囲内で操作する必要のあるものでは円盤部241を2つの領域に区画し、その2つの領域に操作部を設けるようにすればよい。この場合、継手26の嵌合溝261を円盤部241の区画数に対応した個数を各領域の基準位置に対応させて設けるようにするとよい。
【0084】
このように駆動対象物の駆動範囲に対応して複数組の操作部を設けるようにすると、継手と駆動対象物との連結を短時間に完了させることができる。また、駆動対象物の駆動範囲とは関係なく、操作部を1組だけ設けるようにしてもよい。この場合でも、必要であれば継手と駆動対象物との連結が完了するまでは間だけモータの回転速度を上げるようにすれば特に不都合が生じることはない。
【0085】
(5)上記第1実施形態では、2つの可動接点板を各被操作部が同一の径方向ライン上に位置するように設けているが、これに限るものではない。例えば、3つ以上の可動接点板を各被操作部が同一の径方向ライン上に位置するように設けてもよい。この場合、操作部を可動接点板に対応した個数だけ設け、各操作部の操作開始位置が所定の回転量だけ順次ずれるようにすればよい。また、各操作部の操作終了位置も操作開始位置が順次ずれのに対応させて順次ずれるようにするとよい。
【0086】
(6)上記第1実施形態では、第1操作部と第2操作部とが円盤部241上において互いに連結した状態で一体に形成されているが、互いに分離して形成することも可能である。
【0087】
(7)上記第2実施形態では、第2可動接点板がその被操作部を第1可動接点板の被操作部が位置している径方向ラインとは180°異なる径方向ライン上に位置するようにして配設されているが、これに限るものではない。例えば、第2可動接点板がその被操作部を回転軸の回転方向に対し180°よりも少ない角度だけ前側に位置する径方向ライン上に位置するようにして配設してもよい。この場合、第2操作部はこれに対応させてずらせるようにし、第2可動接点板に対する操作開始時期を第1可動接点板に対する操作開始時期と異なる(すなわち、第1可動接点部材は、出力軸が第1回転量に達したときに第1操作部による操作が開始され、第2可動接点部材は、出力軸が第1回転量よりも多い第2回転量に達したときに第2操作部による操作が開始される)ようにすればよい。
【0088】
すなわち、第1可動接点部材及び第2可動接点部材は、各被操作部が円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ第2可動接点部材の被操作部が第1可動接点部材の被操作部よりも出力軸の回転方向に対し所定回転量だけ前側にずれた位置に存在するように配設され、第1操作部及び第2操作部は、円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ第2操作部の第2可動接点部に対する操作開始位置が第1操作部の第1可動接点部に対する操作開始位置よりも出力軸の回転方向に対し所定回転量から第2回転量と第1回転量の差分の回転量を減算した回転量だけ前側にずれた位置に存在するように配設されるようにすればよい。
【0089】
(8)上記第2実施形態では、第1可動接点板と第3可動接点板とが各被操作部を同一の径方向ライン上に位置させるようにして配設されているが、これに限るものではない。例えば、この径方向ライン上に被操作部が位置するようにしてさらに別の可動接点板を配設することも可能である。また、第2可動接点板が別の径方向ライン上に位置させるようにして配設されているが、この径方向ライン上に被操作部が位置するようにしてさらに別の可動接点板を配設することも可能である。
【0090】
(9)上記実施形態では、各操作部の操作開始位置を互いにずらせることで各可動接点板に対する操作開始時期が異なる(すなわち、第1可動接点部材は、出力軸が第1回転量に達したときに第1操作部による操作が開始され、第2可動接点部材は、出力軸が第1回転量よりも多い第2回転量に達したときに第2操作部による操作が開始される)ようにしているが、これに限るものではない。例えば、各操作部の操作開始位置を同一の径方向ライン上に位置させるようにし、各可動接点板の被操作部の位置を互いに異ならせることで操作開始時期が異なるようにすることもできる。
【0091】
すなわち、第1可動接点部材及び第2可動接点部材は、各被操作部が円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ第2可動接点部材の被操作部が第1可動接点部材の被操作部よりも出力軸の回転方向に対し第2回転量と第1回転量の差分の回転量だけ前側にずれた位置に存在するように配設され、第1操作部及び第2操作部は、円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ第1操作部の第1可動接点部に対する操作開始位置と第2操作部の第2可動接点部に対する操作開始位置とが同一の径方向ライン上に位置するように配設されるようにすればよい。
【0092】
(10)上記実施形態では、各可動接点板に対する操作開始時期と操作終了時期とが互いに異なるようにされているが、これに限るものではない。例えば、各可動接点板に対する操作終了時期が同じになるようにすることも可能である。また、操作開始時期は同じになるようし、操作終了時期だけが互いに異なるようにすることも可能である。
【0093】
(11)上記実施形態では、各可動接点板は回転ローラを介して被操作部が各操作部により操作されるようになっているが、これに限るものではない。例えば、被操作部に対応する位置に突起部材を取り付けたり、各可動接点板の被操作部に対応する箇所を屈曲させて突起部を形成するようにしたりすることもできる。
【0094】
(12)上記実施形態では、モータの回転を出力歯車に伝達するようにし、これにより出力軸を回転駆動させるようにしているが、出力歯車を用いずに出力軸をベルト等の動力伝達手段により回転駆動させるようにするこも可能である。
【0095】
(13)上記実施形態では、固定接点板及び可動接点板はいずれも板状のものであるが、これに限るものではない。例えば、固定接点板及び可動接点板は少なくともいずれか一方をロッド状の部材で構成することも可能である。
【0096】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1乃至8の発明によれば、出力軸の回転量を検出する検出手段が、固定接点部材と、固定接点部材に対し接点部が接離可能に配設された可動接点部材と、出力軸と共回りすると共に、出力軸が所定の回転量に達したときに可動接点部材の被操作部を操作して接点部の固定接点部材に対する接離状態を変更する操作部とを備え、出力歯車と可動接点部材の被操作部との間に上下動可能に支持された回転ローラが配設されているので、検知手段の構成が簡素化されてコストダウンが可能になると共に、摺動部分が存在しないことから摩耗の虞がなくなって動作信頼性に優れたものとなることに加え、操作部に段差が形成されていても円滑に操作を行うことができ、また、出力歯車が左右両方向に回転可能に構成される場合であっても円滑に操作を行うことができる。
【0097】
また、請求項9の発明によれば、第1操作部及び第2操作部が出力歯車の円盤部を周方向に区画してなる複数の領域にそれぞれ配設されているので、いずれかの領域の操作部を用いることが可能になることから駆動対象物との連結を短時間に完了させることができる。
【0098】
また、請求項10の発明によれば、モータ及び出力歯車が収納ケース内に支持され、固定接点部材と、第1可動接点部材及び第2可動接点部材とが収納ケースの内底面に形成された台座を介して配設されているので、コンパクトに構成することができると共に、塵埃に対する保護が行われて動作信頼性に優れたものとなる。
【0099】
また、請求項11の発明によれば、従来のようなプリント基板やブラシが不要となる結果、検知手段の構成が簡素化されてコストダウンが可能になると共に、摺動部分が存在しないことから摩耗の虞がなくなって動作信頼性に優れたモータアクチュエータが実現されることで、動作信頼性に優れた用紙残量表示システムが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るモータアクチュエータの2つ割構造の収納ケースを分解して示した斜視図である。
【図2】図1に示すモータアクチュエータの要部斜視図で、(a)は固定接点板を示し、(b)は可動接点板を示す図である。
【図3】図1に示すモータアクチュエータの操作部の構成を説明するための出力歯車の平面図である。
【図4】図1に示すモータアクチュエータの使用例を説明するための複写機のカセットの斜視図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係るモータアクチュエータの要部を示す平面図である。
【符号の説明】
10,10′ モータアクチュエータ
12 収納ケース
14 モータ
24 出力歯車
26 継手
28 検出手段
121,122 ケース
123,124,692,693,684,685 台座
133,136,694,695,696 回転ローラ
241 円盤部
242 出力軸
281,681 固定接点板(固定接点部材)
282,284,689,690,691 接点部
283,285,686,687,688 可動接点板(可動接点部材)
286,287,701,702,703 操作部
295,296,697,698,699 被操作部

Claims (11)

  1. モータにより回転駆動される出力軸の回転量を検出する検出手段を備えたモータアクチュエータであって、
    前記検出手段は、固定接点部材と、この固定接点部材に対し接点部が接離可能に配設された可動接点部材と、前記出力軸と共回りすると共に、当該出力軸が所定の回転量に達したときに前記可動接点部材の被操作部を操作して前記接点部の前記固定接点部材に対する接離状態を変更する操作部とを備え、
    前記出力軸は、前記モータにより回転駆動される出力歯車に一体に設けられたものであり、前記操作部は、前記出力歯車の円盤部に配設され、前記可動接点部材の被操作部を押圧して前記接点部を前記固定接点部材に接触させる突起部からなり、
    前記出力歯車と前記可動接点部材の被操作部との間に回転ローラが配設され、前記可動接点部材は当該回転ローラを介して前記操作部により操作されるものであって、前記回転ローラは、ローラ支持板に抜け止めされた状態で上下動可能に支持され、前記可動接点部材が前記固定接点部材から離反しているときには当該可動接点部材により上方に押し上げられており、前記操作部により操作されるときに下方に移動して前記可動接点部材の接点部を前記固定接点部材に接触させるものであることを特徴とするモータアクチュエータ。
  2. モータにより回転駆動される出力軸の回転量を検出する検出手段を備えたモータアクチュエータであって、
    前記検出手段は、固定接点部材と、この固定接点部材に対し接点部が接離可能に配設された可動接点部材と、前記出力軸と共回りすると共に、当該出力軸が所定の回転量に達したときに前記可動接点部材の被操作部を操作して前記接点部の前記固定接点部材に対する接離状態を変更する操作部とを備え、
    前記出力軸は、前記モータにより回転駆動される出力歯車に一体に設けられたものであり、前記操作部は、前記出力歯車の円盤部に配設され、当該円盤部による前記可動接点部材の被操作部に対する押圧を解除して前記接点部を前記固定接点部材から離脱させる凹部からなり、
    前記出力歯車と前記可動接点部材の被操作部との間に回転ローラが配設され、前記可動接点部材は当該回転ローラを介して前記操作部により操作されるものであって、前記回転ローラは、ローラ支持板に抜け止めされた状態で上下動可能に支持され、前記円盤部により押圧されるときに下方に移動して前記可動接点部材の接点部を前記固定接点部材に接触させ、前記操作部により操作されるときに前記円盤部による被操作部に対する押圧が解除されて前記可動接点部材により上方に押し上げられるものであることを特徴とするモータアクチュエータ。
  3. 前記可動接点部材は、第1可動接点部材と第2可動接点部材とを備え、前記操作部は、前記第1可動接点部材の被操作部を操作する第1操作部と前記第2可動接点部材の被操作部を操作する第2操作部とを備え、前記回転ローラは、前記出力歯車と前記第1可動接点部材及び前記第2可動接点部材の各被操作部との間にそれぞれ配設され、前記第1可動接点部材は、前記出力軸が第1回転量に達したときに前記第1操作部による操作が開始され、前記第2可動接点部材は、前記出力軸が前記第1回転量よりも多い第2回転量に達したときに前記第2操作部による操作が開始されるものであることを特徴とする請求項1又は2記載のモータアクチュエータ。
  4. 前記第1可動接点部材及び第2可動接点部材は、各被操作部が前記円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ同一の径方向ライン上に位置するように配設され、前記第1操作部及び第2操作部は、前記円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ第2操作部の第2可動接点部に対する操作開始位置が前記第1操作部の第1可動接点部に対する操作開始位置よりも前記出力軸の回転方向に対し前記第2回転量と第1回転量の差分の回転量だけ後側にずれた位置に存在するように配設されていることを特徴とする請求項3記載のモータアクチュエータ。
  5. 前記第1可動接点部材及び第2可動接点部材は、各被操作部が前記円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ前記第2可動接点部材の被操作部が前記第1可動接点部材の被操作部よりも前記出力軸の回転方向に対し前記第2回転量と第1回転量の差分の回転量だけ前側にずれた位置に存在するように配設され、前記第1操作部及び第2操作部は、前記円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ第1操作部の第1可動接点部に対する操作開始位置と第2操作部の第2可動接点部に対する操作開始位置とが同一の径方向ライン上に位置するように配設されていることを特徴とする請求項3記載のモータアクチュエータ。
  6. 前記第1可動接点部材及び第2可動接点部材は、各被操作部が前記円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ前記第2可動接点部材の被操作部が前記第1可動接点部材の被操作部よりも前記出力軸の回転方向に対し所定回転量だけ前側にずれた位置に存在するように配設され、前記第1操作部及び第2操作部は、前記円盤部の中心部からの距離が互いに異なる位置で、かつ第2操作部の第2可動接点部に対する操作開始位置が前記第1操作部の第1可動接点部に対する操作開始位置よりも前記出力軸の回転方向に対し前記所定回転量から前記第2回転量と第1回転量の差分の回転量を減算した回転量だけ前側にずれた位置に存在するように配設されていることを特徴とする請求項3記載のモータアクチュエータ。
  7. 前記第1可動接点部材は、前記出力軸が前記第2回転量よりも多い第3回転量に達したときに前記第1操作部による操作が終了し、前記第2可動接点部材は、前記出力軸が前記第3回転量よりも多い第4回転量に達したときに前記第2操作部による操作が終了するものであることを特徴とする請求項3乃至6のいずれかに記載のモータアクチュエータ。
  8. 前記第2操作部は、その操作終了位置が前記第1操作部の操作終了位置よりも前記出力軸の回転方向に対し前記第4回転量と第3回転量の差分の回転量だけ後側にずれた位置に存在するように配設されていることを特徴とする請求項7記載のモータアクチュエータ。
  9. 前記第1操作部及び第2操作部は、前記出力歯車の円盤部を周方向に区画してなる複数の領域にそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項3乃至8のいずれかに記載のモータアクチュエータ。
  10. 前記モータ及び出力歯車は収納ケース内に支持され、前記固定接点部材と、前記第1可動接点部材及び第2可動接点部材とは、前記収納ケースの内底面に形成された台座を介して配設されていることを特徴とする請求項3乃至9のいずれかに記載のモータアクチュエータ。
  11. 複写機のコピー用紙を収納するもので、用紙ケースに軸心周りに回動可能に支持された支持バーに固定されたリフトアップ板が支持バーの回動に応じて回動することで前記用紙ケースの底部に配設された用紙載置板がリフトアップされるカセットと、モータにより回転駆動される出力歯車に一体に設けられた出力軸の回転量を検出する検出手段を有するモータアクチュエータとからなり、前記モータアクチュエータの出力軸を前記カセットの支持バーに連結させると共に、前記カセット内のコピー用紙の使用量に応じて当該出力軸を回転させて前記支持バーを回動させることで前記用紙載置板をリフトアップさせ、そのリフトアップ量に応じた前記出力軸の回転量を前記検出手段により検出することで前記コピー用紙の残量を表示部に表示するようにした用紙残量表示システムであって、
    前記検出手段は、固定接点部材と、この固定接点部材に対し接点部が接離可能に配設された可動接点部材と、前記出力軸と共回りすると共に、当該出力軸が所定の回転量に達したときに前記可動接点部材の被操作部を操作して前記接点部の前記固定接点部材に対する接離状態を変更する操作部とを有し、前記接点部の前記固定接点部材に対する接離状態に応じて前記出力軸の回転量を検出するものであり、
    前記操作部は、前記出力歯車の円盤部に配設され、前記可動接点部材の被操作部を押圧して前記接点部を前記固定接点部材に接触させる突起部からなり、前記出力歯車と前記可動接点部材の被操作部との間に回転ローラが配設され、前記可動接点部材は当該回転ローラを介して前記操作部により操作されるものであって、前記回転ローラは、ローラ支持板に抜け止めされた状態で上下動可能に支持され、前記可動接点部材が前記固定接点部材から離反しているときには当該可動接点部材により上方に押し上げられており、前記操作部により操作されるときに下方に移動して前記可動接点部材の接点部を前記固定接点部材に接触させるものであることを特徴とする用紙残量表示システム。
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