JP3545554B2 - 自走縦重列エレベータ式駐車設備 - Google Patents

自走縦重列エレベータ式駐車設備 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベータ式駐車装置が入出庫口側から見て前後に複数基連設され、入出庫時、車両が入出庫口と各々の駐車装置との間を自走するタイプの自走縦重列エレベータ式駐車設備に関し、特に最奥部を除く駐車装置の旋回装置が旋回機能だけを有し、昇降機能を有しないタイプの自走縦重列エレベータ式駐車設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、先に、自走縦重列エレベータ式駐車設備として、入出庫口側から見て手前の駐車装置の乗入れデッキを左右一対の移動デッキで構成した駐車設備を出願している(特開平3−194071号公報参照)。そして、この駐車設備では、手前の駐車装置において入出庫する場合には、左右の移動デッキを互いに離れる方向に移動させて両者間に昇降台停止用の空スペースを形成するとともに、該移動デッキにより歩行路を形成する一方、奥部の駐車装置において入出庫する場合には、上記左右の移動デッキを互いに近付く方向に移動させて該移動デッキにより車路を形成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の自走縦重列エレベータ式駐車設備では、車両の向きを変える旋回装置が水平旋回機能と昇降機能との両機能を有するタイプであるため、車両の向きを変えるには、昇降台を乗入れレベルに位置付け、この状態で旋回装置の旋回台を上昇させて車両をパレットごと昇降台から持ち上げた後、上記旋回台を水平面内で旋回させて車両の向きを変え、今度は、上記旋回台を下降させて車両をパレットごと昇降台に受け渡すようにしている。したがって、移動デッキは、昇降台が乗入れレベルに下降するための空スペースを確保するために水平方向に移動するスライド機能だけを有していればよい。
【0004】
一方、旋回装置として水平旋回機能だけを有し昇降機能を有しないタイプのものがある。このタイプの旋回装置を備えたエレベータ式駐車装置では、車両の向きを変えるには、昇降台を乗入れレベルよりも下方に位置付けて車両をパレットごと旋回装置の旋回台に受け渡し、この状態で該旋回台を水平面内で旋回させて車両の向きを変えた後、上記昇降台を上昇させて車両をパレットごと旋回台から受け取るようにしている。この場合、旋回時にパレットが乗入れデッキに干渉しないように該乗入れデッキを下降させる必要がある。
【0005】
この後者のタイプの旋回装置を上述の如き自走縦重列エレベータ式駐車設備に適用する場合には、移動デッキとして、水平方向のスライド機能だけでなく昇降機能をも備えたものにしなければならず、上記の公報例の自走縦重列エレベータ式駐車設備における移動デッキをそのまま流用することができない。
【0006】
また、上記の公報例の移動デッキに単に昇降機能を付加したとしても、左右2枚の移動デッキを互いに接近又は離間させることにより車路又は歩行路を形成しているため、車路形成時には歩行路がなくなり、奥部の駐車装置を利用する人が入退出するには車路を歩行路として利用しなければならず、手前の駐車装置で内方移動して車路を形成する移動デッキと、その奥部の駐車装置の外側に位置する固定デッキとを車両を避けながら左右に乗り移らなければならず、非常に危険である。
【0007】
なお、この公報例では、手前の駐車装置の乗入れ階の両側方に固定デッキを設けているが、この固定デッキは、移動デッキが車路を形成した時にその側方にピット開口が露呈しないようにするためのものであり、積極的に歩行路として利用するためのものではない。仮に、歩行路として利用するにしても、この固定デッキは移動デッキよりも一段下がった位置に設けられているため、利用者が歩行路として利用し辛く、奥部の駐車装置の固定デッキから乗り移る際につまずいたり脚を踏み外すおそれがあって非常に危険である。また、運転ミスにより車輪が移動デッキからはみ出して一段下がった固定デッキに落ちることも考えられ、非常に危険である。
【0008】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、自走縦重列エレベータ式駐車設備の最奥部を除く駐車装置の旋回装置が水平旋回機能だけを有し昇降機能を有しないタイプである場合において、最奥部を除く駐車装置の乗入れデッキに水平方向のスライド機能と昇降機能とを持たせた場合に入出庫を安全に行おうとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明は、最奥部を除く駐車装置の乗入れデッキをスライドデッキプレートとリフトデッキプレートの2種類のデッキプレートで構成し、該両スライド及びリフトデッキプレートを、旋回装置作動時、上下に重ねた状態で乗入れレベル下方に位置付ける一方、車両乗入れ・乗出し時、水平に並べた状態で乗入れレベルに位置付けるようにしたことを特徴とする。
【0010】
具体的には、本発明は、入出庫時、乗入れ階上方の昇降路を昇降する昇降台と上記昇降路の側方に階層状に設けられた複数の格納棚との間で車両をパレットごと受け渡すとともに、上記乗入れ階のピットに設けられた旋回装置により車両を水平面内で180°旋回させてその向きを退出姿勢になるよう変える下部乗入れ方式のエレベータ式駐車装置が入出庫口側から見て前後に複数基連設され、入出庫時、車両が入出庫口と各々の駐車装置との間の乗入れデッキ上を自走する自走縦重列エレベータ式駐車設備を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0011】
すなわち、本発明の第1の解決手段は、上記複数基の駐車装置のうち入出庫口側から見て最奥部の駐車装置を除く他の駐車装置の旋回装置として、昇降機能がなく水平旋回機能だけを有するものを採用する。さらに、上記複数基の駐車装置のうち入出庫口側から見て最奥部の駐車装置を除く他の駐車装置の乗入れデッキを入出庫口側から見て上記旋回装置の左右両側に一対設ける。また、上記各乗入れデッキを昇降及び水平移動可能なスライドデッキプレートと、昇降可能なリフトデッキプレートとで構成し、これらのスライド及びリフトデッキプレートを共に乗入れデッキ作動装置の作動により昇降及び水平移動するようにする。そして、旋回装置作動時、上記左右のスライドデッキプレートを共に離れる方向に水平移動させながら下降させてリフトデッキプレート裏側に後退させて潜り込ませるとともに、上記左右のリフトデッキプレートを共に上記各スライドデッキプレートに追従させて下降させ、上記左右の乗入れデッキを旋回装置の旋回動作を阻害しない乗入れレベル下方に位置付ける一方、車両乗入れ・乗出し時、上記左右のスライドデッキプレートを共に接近する方向に水平移動させながら上昇させてリフトデッキプレート裏側から進出させるとともに、上記左右のリフトデッキプレートを共に上記各スライドデッキプレートに追従させて上昇させ、上記左右の乗入れデッキを乗入れレベルに位置付けるようにする。加えて、入出庫口側から見てスライドデッキプレートの前後2箇所に2枚のフラップデッキをフラップデッキ作動装置の作動により上下方向に回動可能に設ける。そして、上記各フラップデッキを上記スライドデッキプレートの後退状態で下方に回動させて垂下させ、昇降台を昇降案内するガイド柱と干渉しないようにする一方、上記スライドデッキプレートの進出状態で上方に回動させて水平に保持し、該スライドデッキプレートの入出庫口側から見て手前と奥部との前後2箇所に開口するピット開口を塞ぐようにしたことを特徴とする。
【0012】
上記の構成により、本発明の第1の解決手段では、各駐車装置の乗入れ階で車両を乗り入れたり、あるいは逆に乗り出したりする時には、入出庫口側から見てそれより手前にある駐車装置において左右の乗入れデッキの各々のスライドデッキプレートが共に進出しながら上昇するとともに、各々のリフトデッキプレートがこれに追従して上昇し、上記左右の乗入れデッキが繋がった状態で乗入れレベルに位置付けられる。これにより、上記左右のスライドデッキプレートで車路が形成され、車両が該車路を走行して出入りするとともに、その左右外側のリフトデッキプレートで歩行路が形成され、利用者が該歩行路を歩いて出入りする。
【0013】
一方、最奥部を除く駐車装置の乗入れ階で車両の向きを変えるべく旋回装置を作動させる時には、左右の乗入れデッキの各々のスライドデッキプレートが共に後退しながら下降するとともに、各々のリフトデッキプレートがこれに追従して下降し、上記左右の乗入れデッキが左右に離れた状態で旋回装置の旋回動作を阻害しない乗入れレベル下方に位置付けられる。これにより、上記左右のスライドデッキプレート間に空スペースが形成され、昇降台が該空スペースの乗入れレベル下方に下降してパレットが旋回装置の旋回台に受け渡され、該旋回装置の作動により、パレットに乗り込んだ入庫車両又は既にパレットに搭載されている出庫車両が水平面内で180°旋回してその向きが変わる。
【0014】
したがって、車両乗入れ・乗出し時に左右のスライドデッキプレートを互いに接近させて車路を形成しても、その左右外側にはリフトデッキプレートが乗入れレベルに位置付けられていることから、入出庫口に一直線に続く歩行路が車路の左右両側に確保され、しかもこの歩行路は車路との間に大きな段差がなく、利用者はつまずいたり足を踏み外すことに気を払うことなく平坦な歩行路を直進しさえすればよく、利用者の乗車及び降車、さらには入退場に危険を伴わない。さらに、スライドデッキプレートが進出して車路を形成した状態で、2枚のフラップデッキでその前後に開口するピット開口を塞ぎ、該両フラップデッキで上記車路に続く通路を形成することから、車両の出入りがスムーズに行われる。
【0015】
本発明の第2の解決手段は、第1の解決手段において、左右の乗入れデッキを1台の乗入れデッキ作動装置の作動により連動して昇降及び水平移動させるようにしたことを特徴とする。
【0016】
上記の構成により、本発明の第2の解決手段では、左右の乗入れデッキの作動が1台の乗入れデッキ作動装置で連動して行われることから、左右別々に乗入れデッキ作動装置を設ける場合に比べて設備費用が半減する。
【0017】
本発明の第3の解決手段は、第1の解決手段において、上下方向に高さが異なる前後2つの水平レール部と、該両水平レール部を連絡する傾斜レール部とを複数組備えたガイドレールをピットに入出庫口側から見て手前と奥部との前後2箇所に車両乗入れ・乗出し方向と直交するように設け、上記左右の乗入れデッキを上記両ガイドレールに案内して昇降及び水平移動させるようにしたことを特徴とする。
【0018】
上記の構成により、本発明の第3の解決手段では、左右の乗入れデッキを高低差のあるガイドレールに倣わせることでその昇降及び水平移動が確実にしかも安定して行われる。
【0019】
本発明の第4の解決手段は、第1の解決手段において、リフトデッキプレートの一端側をスライドデッキプレートに下方から支持させるとともに、他端側をピット固定側のサポート部材に昇降可能に支持させ、旋回装置作動時、裏側に潜り込んだ上記スライドデッキプレートにより上記リフトデッキプレートの全体を支持する一方、車両乗入れ・乗出し時、裏側から進出した上記スライドデッキプレートに上記リフトデッキプレートの一端側を下方から支持させるとともに、上記サポート部材上端に上記リフトデッキプレートの他端側を支持させたことを特徴とする。
【0020】
上記の構成により、本発明の第4の解決手段では、リフトデッキプレート一端側がスライドデッキプレートに支持されていることから、その分だけ専用の支持機構がいらず、構造がシンプルになる。しかも、リフトデッキプレートは乗入れ階で左右外寄りにあって歩行路として利用されるため、車路として利用されるスライドデッキプレートに比べて荷重が小さく、このような支持構造であっても問題がない
【0021】
本発明の第の解決手段は、第の解決手段において、前後のフラップデッキを1台のフラップデッキ作動装置の作動により連動して上下方向に回動させるようにしたことを特徴とする。
【0022】
上記の構成により、本発明の第の解決手段では、前後のフラップデッキの作動が1台のフラップデッキ作動装置で連動して行われることから、前後別々にフラップデッキ作動装置を設ける場合に比べて設備費用が半減する。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。
【0024】
図15〜17は本発明の実施の形態に係る自走縦重列エレベータ式駐車設備全体の概略構成を示す。図15〜17において、1は鉄塔からなる建物、2は該建物1の地上階に設けられた入出庫口であって、上記建物1内部には、下部乗入れ方式のエレベータ式駐車装置Dが入出庫口2側から見て前後に2基連設され、この前後2基の駐車装置D,Dでもって、入出庫時、車両Mが入出庫口2と各々の駐車装置Dとの間を自走する自走縦重列エレベータ式駐車設備が構成されている。
【0025】
上記建物1内部の地上階には、各々の駐車装置Dごとに乗入れ階3が構成され、該各駐車装置Dでは、乗入れ階3を1階としてその上方である2階以上(上端部分を除く)を駐車階4とし、建物1内部の上端部分を駆動装置類が設置された機械室(図示せず)としている。上記建物1内部の機械室下方には、昇降路5が上記乗入れ階3に達するように設けられ、上記駐車階4の昇降路5両側方には2条の棚レール(図示せず)からなる多数の格納棚6,6,…が階層状に設けられている。
【0026】
上記各駐車装置Dの昇降路5には、入出庫時、昇降路5を昇降する昇降台7が設置され、該昇降台7は四隅に連結された4本のワイヤロープ8によって吊下げ支持され、該各ワイヤロープ8を上記機械室の駆動装置類の起動によって巻上げあるいは巻戻しすることにより、上記昇降台7を昇降路5に沿って昇降させるようになされている。そして、この昇降台7と各格納棚6との間で車両MをパレットPごと受け渡すようにしている。
【0027】
上記両駐車装置Dの乗入れ階3にはピット9が凹設され、該ピット9の入出庫口2側から見て手前の駐車装置Dに対応する箇所には、昇降機能がなく水平旋回機能だけを有する旋回装置10が、奥部の駐車装置Dに対応する箇所には水平旋回機能と昇降機能との両機能を有する旋回装置10´がそれぞれ設置され、各々の旋回装置10,10´により車両Mを水平面内で180°旋回させてその向きを退出姿勢になるよう変えるようにしている。つまり、車両Mを乗入れ階3で待機中のパレットPに前進運転で乗り入れて入庫する一方、パレットPから前進運転で乗り出して出庫するようになっている。
【0028】
入出庫口2側から見て手前の駐車装置Dの乗入れ階3には、本発明の特徴としての乗入れデッキ11が入出庫口2側から見て上記旋回装置10の左右両側に一対設けられ、奥部の駐車装置Dにおける入出庫時、車両Mが手前の駐車装置Dの乗入れデッキ11上を自走するようになっている。また、奥部の駐車装置Dの乗入れ階3には、従前同様の固定デッキ12が入出庫口2側から見て上記旋回装置10´の左右両側に一対設けられている。
【0029】
図1〜3及び図6〜8に示すように、上記各乗入れデッキ11は、昇降及び水平移動可能な矩形のスライドデッキプレート13と、昇降可能な矩形のリフトデッキプレート14とからなるものである。上記スライドデッキプレート13の前端中央には「コ」の字形に切り欠かれた切欠部13aが形成され、進出状態で旋回装置10の旋回台10aとの干渉を避けるようになっている。また、上記スライドデッキプレート13裏面には、長短6本の角材からなるガイドフレーム15が短辺側に沿って平行に所定間隔をあけて配置され、該各ガイドフレーム15のうち外側の2本と内側の2本の合計4本の後端には、ガイドローラ16がブラケット17に転動自在に取り付けられている。これらの各ガイドフレーム15間には複数本の補強フレーム18が直交するように配置され、該各補強フレーム18と各ガイドフレーム15とでスライドデッキプレート13の剛性を確保している。また、このスライドデッキプレート13裏面の後端及び中程には、上記ガイドフレーム15よりも断面積の大きい2本の角材からなる梁19が長手方向に沿って平行に配置され、該各梁19の両端とスライドデッキプレート13前端両サイドとの6箇所には、下方に延びる脚部20が取り付けられ、スライドデッキプレート13の四隅の脚部20下端にはそれぞれ車輪21が回転自在に取り付けられている。上記スライドデッキプレート13の前後に並ぶ3本の脚部20は、上下2箇所で連結部材22に連結され、上記車輪21が取り付けられていない残り2本の脚部20下端が下側の連結部材22に連結されている(図1参照)。
【0030】
一方、上記リフトデッキプレート14裏面の後端には、長手方向に延びるL形鋼からなる取付フレーム23が配置され、該取付フレーム23には、長短6本の角材からなる支持フレーム24の後端が短辺側に沿って平行に所定間隔をあけて取り付けられ、該各支持フレーム24のうち外側の2本と内側の2本の合計4本の前端には、ガイドローラ25が転動自在に取り付けられている。上記各支持フレーム24は、リフトデッキプレート14裏面に接触せず該リフトデッキプレート14と所定間隔をあけて取付フレーム23に片持ち支持され、かつ上記ガイドフレーム15よりも断面積が小さく該ガイドフレーム15内に挿入可能になっている。この際、図9及び図10に拡大詳示するように、上記ガイドローラ16を支持フレーム24外側下面に接触させて転動させるとともに、ガイドローラ25をガイドフレーム15の内側上面に接触させて転動させ、スライドデッキプレート13の水平移動(進出・後退動作)をスムーズに行うようにしている。なお、図9及び図10中、Gはスライド及びリフトデッキプレート13,14を案内するスライドガイドである。また、上記リフトデッキプレート14後端には、上記ガイドローラ25を有する支持フレーム24に対応して4個のガイドローラ26が取付部材27に転動自在に取り付けられて配置され、該各ガイドローラ26は、ピット固定側であるピット側壁9a上端寄りから上方に延びる4つのサポート部材28を上下方向に転動するようになっている。
【0031】
これにより、上記リフトデッキプレート14は、一端(前端)側がスライドデッキプレート13に下方から支持されているとともに、他端(後端)側がピット固定側9aのサポート部材28に昇降可能に支持され、旋回装置作動時、裏側に潜り込んだ上記スライドデッキプレート13により全体が支持される一方、車両乗入れ・乗出し時、裏側から進出した上記スライドデッキプレート13に一端(前端)側が下方から支持されるとともに、上記サポート部材28上端に他端(後端)側が支持されるようになっている。なお、上記リフトデッキプレート14が上昇した際、その後端から上方に突出する突片14aが乗入れ階3側方の固定デッキ29前端の垂下片からなるストッパ29aに係止してガイドローラ26がサポート部材28から外れないようにしている。
【0032】
これらのスライド及びリフトデッキプレート13,14つまり左右の乗入れデッキ11は共に、1台の乗入れデッキ作動装置30の作動により連動して昇降及び水平移動するようになっている。
【0033】
図4及び図5にも示すように、該乗入れデッキ作動装置30は2条のガイドレール31を備えてなり、該両ガイドレール31は入出庫口2側から見て手前と奥部との前後2箇所に車両乗入れ・乗出し方向と直交するようにピット9に敷設され、該各ガイドレール31は、上下方向に高さが異なる2つの水平レール部31aと、該両水平レール部31aを連絡する傾斜レール部31bとを1組として4組からなっている。これら水平レール部31a及び傾斜レール部31bは、レール長手方向中央を境に左右に2組ずつ線対称になるように設けられ、上記スライドデッキプレート13が後退した状態(図1左側の状態)では下段の水平レール部31aに車輪21を乗せているが、上記スライドデッキプレート13の進出に伴って上記車輪21が傾斜レール部31bを経て上段の水平レール部31aに乗り上げ(図1右側の状態)、これにより、上記左右の乗入れデッキ11が上記ガイドレール31に案内されて昇降及び水平移動するようになっている。また、上記両ガイドレール31の各々の両端側には一対のスプロケット32がそれぞれ配置され、該両スプロケット32にはチェーン33が巻き掛けられ、該チェーン33の上側部分に図1で右側の乗入れデッキ11のスライドデッキプレート13が連結具34aによって連結されているとともに、上記チェーン33の下側部分に図1で左側の乗入れデッキ11のスライドデッキプレート13が連結具34bによって連結されている。さらに、上記両ガイドレール31間にはシャフト35が橋絡され、上記両ガイドレール31側の一方(図4及び図5で右側)のスプロケット32が上記シャフト35の両端側に連結されている。また、一方のガイドレール31の一端側には、第1駆動モータ36が設置され、該第1駆動モータ36の出力軸36aには駆動スプロケット37が連結され、該駆動スプロケット37は上記シャフト35に連結された従動スプロケット38(図3に表れる)にチェーン39によって駆動連結されている。なお、上記各チェーン33の中程には、上下一対のアイドラスプロケット40が配置され、上側のアイドラスプロケット40でチェーン33の上側部分を、下側のアイドラスプロケット40でチェーン33の下側部分をそれぞれ垂れないように支持している。
【0034】
そして、旋回装置作動時、上記第1駆動モータ36を図1及び図5で時計回り方向に作動させ、上記左右のスライドデッキプレート13を共に離れる方向に水平移動させながら下降させてリフトデッキプレート14裏側に後退させて潜り込ませるとともに、上記左右のリフトデッキプレート14を共に上記各スライドデッキプレート13に追従させて下降させ、上記左右の乗入れデッキ11を旋回装置10の旋回動作を阻害しない乗入れレベルL(図1参照)下方に位置付ける一方、車両乗入れ・乗出し時、上記第1駆動モータ36を図1及び図5で反時計回り方向に作動させ、上記左右のスライドデッキプレート13を共に接近する方向に水平移動させながら上昇させてリフトデッキプレート14裏側から進出させるとともに、上記左右のリフトデッキプレート14を共に上記各スライドデッキプレート13に追従させて上昇させ、上記左右の乗入れデッキ11を乗入れレベルLに位置付けるようになされている。
【0035】
図3及び図11〜14に示すように、入出庫口2側から見てスライドデッキプレート13の前後2箇所には、2枚のフラップデッキ41が各々回動軸42によって上下方向に回動可能に取り付けられている。その取付部を図6に符号55を付して示す。この2枚のフラップデッキ41は1台のフラップデッキ作動装置43の作動により連動して上下方向に回動可能になっている。つまり、該フラップデッキ作動装置43は、上記スライドデッキプレート13裏面の前側の梁19両端に出没可能に挿入された角材からなる一対のフラップビーム44を備えてなり、該各フラップビーム44は複数個のローラ45によって出没動作をスムーズに行うようになされている。また、該各フラップビーム44前端の両側には一対の張出片46が外側方に突設され、該張出片46は上記フラップビーム44が没入した状態で上記梁19先端に形成された切欠部19aに係合してそれ以上没入しないようにしている。上記各張出片46には後方に延びるビームキャリア47が連結され、該ビームキャリア47はU字形のガイド部材48に連結されている。該ガイド部材48の両端である上端にはローラ49がそれぞれ転動自在に取り付けられ、該両ローラ49は上記フラップビーム44が出没する際、上記梁19の外側上面に接触して転動するようになっている。さらに、上記梁19の一端側(図3及び図11で右側)には第2駆動モータ50が設置され、該第2駆動モータ50の出力軸50a(図13に表れる)には駆動スプロケット51が連結されているとともに、他端側(図3及び図11で左側)には従動スプロケット52が配置され、これら駆動スプロケット51及び従動スプロケット52にはチェーン53が巻き掛けられている。このチェーン53の上側部分に図3及び図11で右側のガイド部材48が連結されているとともに、チェーン53の下側部分に図3及び図11で左側のガイド部材48が連結されている。なお、上記従動スプロケット52は、長孔54aを有するプレート54(図6参照)に位置調整可能に支持され、チェーン53が垂れ下がらないようにしている。
【0036】
そして、上記第2駆動モータ50を図3及び図11で反時計回り方向に作動させて上記両フラップビーム44を梁19内に没入させ、上記各フラップデッキ41を上記スライドデッキプレート13の後退状態で下方に回動させて垂下させ、昇降台7を昇降案内するガイド柱54(図2に表れる)と干渉しないようにしている一方、上記第2駆動モータ50を図3及び図11で時計回り方向に作動させて上記両フラップビーム44を梁19内から突出させ、上記スライドデッキプレート13の進出状態で上方に回動させてフラップビーム44で下方から水平に保持し、該スライドデッキプレート13の入出庫口2側から見て前後2箇所に開口するピット9開口を塞ぐようにしている。
【0037】
次に、本例の入出庫の要領について説明する。
【0038】
(手前の駐車装置Dにおける入庫)
まず、前後のフラップデッキ41を垂下させた状態で第1駆動モータ36を例えば正転作動させ、左右のスライドデッキプレート13を後退させるとともに下降させ、これに追従して左右のリフトデッキプレート14を下降させ、乗入れデッキ11を乗入れレベルL下方に位置付けるとともに、乗入れ階3中央に空スペースを形成する。
【0039】
次いで、空パレットPを搭載した昇降台7を乗入れ階3の上記空スペースに下降させて乗入れレベルL下方に退避させる。これにより、空パレットPが旋回装置10の旋回台10aに受け渡され、この状態で入庫車両Mを前進させて入出庫口2から上記昇降台7上の空パレットPに乗り入れる。利用者は入庫車両Mから降車し、リフトデッキプレート14を通って入出庫口2から退出する。
【0040】
その後、旋回装置10を作動させて車載パレットPを水平面内で180°旋回させ、入庫車両Mを前進出庫できるようにその向きを変える。この際、乗入れデッキ11が乗入れレベルL下方にあって昇降台7と干渉しない。
【0041】
しかる後、昇降台7を目的の格納棚6側方に上昇させ、入庫車両MをパレットPごと格納棚6に払い出して格納する。
【0042】
(手前の駐車装置Dにおける出庫)
まず、前後のフラップデッキ41を垂下させた状態で第1駆動モータ36を例えば正転作動させ、左右のスライドデッキプレート13を後退させるとともに下降させ、これに追従して左右のリフトデッキプレート14を下降させ、乗入れデッキ11を乗入れレベルL下方に位置付けるとともに、乗入れ階3中央に空スペースを形成する。
【0043】
次いで、出庫車両MをパレットPごと格納棚6から昇降台7に引き込み、該昇降台7を乗入れ階3の上記空スペースに下降させて乗入れレベルL下方に退避させる。これにより、車載パレットPが旋回装置10の旋回台10aに受け渡される。
【0044】
その後、利用者がリフトデッキプレート14を通って出庫車両Mに乗車し、前進運転で入出庫口2から退出する。
【0045】
(奥部の駐車装置Dにおける入庫)
まず、前後のフラップデッキ41を垂下させた状態で第1駆動モータ36を例えば逆転作動させ、左右のスライドデッキプレート13を前進させるとともに上昇させ、これに追従して左右のリフトデッキプレート14を上昇させ、乗入れデッキ11を乗入れレベルLに位置付けるとともに、乗入れ階3中央に空スペースがないようにする。これにより、乗入れ階3の中央に左右のスライドデッキプレート13で車路が形成される。
【0046】
次いで、第2駆動モータ50を例えば正転作動させて前後のフラップビーム44を梁19内から突出させ、上記前後のフラップデッキ41を各フラップビーム44で下方から水平に保持して該両フラップデッキ41で前後のピット開口を覆い、入庫車両Mの進入に支障がないようにする。
【0047】
一方、奥部の駐車装置Dでは空パレットPを搭載した昇降台7を乗入れ階3に下降させ、車載パレットPを旋回装置10´の旋回台に受け渡し、入庫態勢を整える。
【0048】
その後、利用者が入庫車両Mを前進運転で手前の駐車装置Dの左右のスライドデッキプレート13で形成された車路を通り、奥部の駐車装置Dで待機中の空パレットPに乗り入れる。利用者は入庫車両Mから降車し、固定デッキ12及びリフトデッキプレート14を通って入出庫口2から退出する。
【0049】
利用者が通る歩行路としての固定デッキ12及びリフトデッキプレート14は、乗入れレベルLに位置付けられて入出庫口2に一直線に続いており、しかも、両者間に大きな段差がないことから、利用者はつまずいたり足を踏み外すことに気を払うことなく直進で安全に退出することができる。
【0050】
奥部の駐車装置Dでは、旋回装置10´を上昇作動させて車載パレットPを昇降台7から持ち上げ、水平面内で180°旋回させて入庫車両Mを前進出庫できるようにその向きを変えた後、旋回装置10´を下降作動させて車載パレットPを昇降台7に受け渡す。
【0051】
しかる後、昇降台7を目的の格納棚6側方に上昇させ、入庫車両MをパレットPごと格納棚6に払い出して格納する。
【0052】
(奥部の駐車装置Dにおける出庫)
まず、前後のフラップデッキ41を垂下させた状態で第1駆動モータ36を例えば逆転作動させ、左右のスライドデッキプレート13を前進させるとともに上昇させ、これに追従して左右のリフトデッキプレート14を上昇させ、乗入れデッキ11を乗入れレベルLに位置付けるとともに、乗入れ階3中央に空スペースがないようにする。これにより、乗入れ階3の中央に左右のスライドデッキプレート13で車路が形成される。
【0053】
次いで、第2駆動モータ50を例えば正転作動させて前後のフラップビーム44を梁19内から突出させ、上記前後のフラップデッキ41を各フラップビーム44で下方から水平に保持して該両フラップデッキ41で前後のピット開口を覆い、出庫車両Mの退出に支障がないようにする。
【0054】
一方、奥部の駐車装置Dでは、出庫車両MをパレットPごと格納棚6から昇降台7に引き込み、該昇降台7を乗入れ階3の上記空スペースに下降させて乗入れレベルLに位置付ける。
【0055】
その後、利用者がリフトデッキプレート14及び固定デッキ12を通って出庫車両Mに乗車し、前進運転で手前の駐車装置Dの左右のスライドデッキプレート13で形成された車路を通り、入出庫口2から退出する。
【0056】
このように、本例では、左右のスライドデッキプレート13で車路を形成しても、その左右外側のリフトデッキプレート14が乗入れレベルLに位置付けられていることから、入出庫口2に一直線に続く歩行路と車路との間に大きな段差がなく、利用者はつまずいたり足を踏み外すことに気を払うことなく平坦な歩行路を直進して安全に奥部の駐車装置Dに入ったり、入出庫口2から退出することができる。
【0057】
さらに、本例では、左右の乗入れデッキ11及びフラップデッキ41をそれぞれ1台の乗入れデッキ作動装置30及びフラップデッキ作動装置43で連動して作動させるようにしていることから、別々に作動させる場合に比べて設備費用を半減することができる。
【0058】
また、本例では、乗入れデッキ11を高低差のあるガイドレール31に倣って案内するようにしていることから、乗入れデッキ11を確実にしかも安定して昇降及び水平移動させることができる。
【0059】
加えて、本例では、リフトデッキプレート14をスライドデッキプレート13で支持していることから、その分だけ専用の支持機構がいらず、シンプルな構造にすることができる。しかも、リフトデッキプレート14は、車路として利用されるために荷重が大きく掛かるスライドデッキプレート13に比べて荷重の小さい歩行路として利用されるので、このような支持構造であっても何ら支障を来たすことはない。
【0060】
なお、本例では、2基の駐車装置Dを連設した場合を示したが、3基以上の駐車装置Dを連設した自走縦重列エレベータ式駐車設備にも適用することができるものである。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、最奥部を除く駐車装置の乗入れデッキをスライドデッキプレートとリフトデッキプレートとで昇降及び水平移動可能に構成し、旋回装置作動時、スライドデッキプレートを旋回装置の旋回動作の邪魔にならないように後退させるとともに、スライドデッキプレート及びリフトデッキプレートを共に乗入れレベル下方に位置付ける一方、車両乗入れ・乗出し時、スライドデッキプレートを前進させるとともに、スライドデッキプレート及びリフトデッキプレートを共に乗入れレベルに位置付けるようにした。したがって、入出庫口に一直線に続く歩行路を車路の左右両側に確保でき、しかもこの歩行路を車路との間に大きな段差がないようにでき、利用者はつまずいたり足を踏み外すことに気を払うことなく平坦な歩行路を直進して安全に乗車、降車及び入退場することができる。さらに、スライドデッキプレートが進出して車路を形成した状態で、2枚のフラップデッキでその前後に開口するピット開口を塞ぎ、該両フラップデッキで上記車路に続く通路を形成するようにしたので、車両の出入りをスムーズに行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2のI−I線における断面図である。
【図2】自走縦重列エレベータ式駐車設備において入出庫口側から見て手前の駐車装置の乗入れ階の平面図である。
【図3】図2のIII −III 線における断面図である。
【図4】乗入れデッキ作動装置の平面図である。
【図5】乗入れデッキ作動装置の正面図である。
【図6】組付け前の乗入れデッキを裏向きにして示す斜視図である。
【図7】スライドデッキプレートとリフトデッキプレートとの関わりを示す側面図である。
【図8】図1のA部拡大図である。
【図9】図3のB部拡大図である。
【図10】図3のC部拡大図である。
【図11】フラップデッキ作動装置の側面図である。
【図12】フラップデッキ作動装置の要部を拡大して示す斜視図である。
【図13】図11のXIII−XIII線における断面図である。
【図14】図11のXIV −XIV 線における断面図である。
【図15】自走縦重列エレベータ式駐車設備を一部破断して示す側面図である。
【図16】自走縦重列エレベータ式駐車設備を一部破断して示す正面図である。
【図17】自走縦重列エレベータ式駐車設備の乗入れ階の平面図である。
【符号の説明】
2 入出庫口
3 乗入れ階
5 昇降路
6 格納棚
7 昇降台
9 ピット
9a ピット側壁(ピット固定側)
10 旋回装置
11 乗入れデッキ
13 スライドデッキプレート
14 リフトデッキプレート
28 サポート部材
30 乗入れデッキ作動装置
31a 水平レール部
31b 傾斜レール部
31 ガイドレール
41 フラップデッキ
43 フラップデッキ作動装置
54 ガイド柱
D エレベータ式駐車装置
L 乗入れレベル
M 車両
P パレット

Claims (5)

  1. 入出庫時、乗入れ階上方の昇降路を昇降する昇降台と上記昇降路の側方に階層状に設けられた複数の格納棚との間で車両をパレットごと受け渡すとともに、上記乗入れ階のピットに設けられた旋回装置により車両を水平面内で180°旋回させてその向きを退出姿勢になるよう変える下部乗入れ方式のエレベータ式駐車装置が入出庫口側から見て前後に複数基連設され、入出庫時、車両が入出庫口と各々の駐車装置との間の乗入れデッキ上を自走する自走縦重列エレベータ式駐車設備であって、
    上記複数基の駐車装置のうち入出庫口側から見て最奥部の駐車装置を除く他の駐車装置の旋回装置は、昇降機能がなく水平旋回機能だけを有し、
    上記複数基の駐車装置のうち入出庫口側から見て最奥部の駐車装置を除く他の駐車装置の乗入れデッキは、入出庫口側から見て上記旋回装置の左右両側に一対設けられ、
    上記各乗入れデッキは、昇降及び水平移動可能なスライドデッキプレートと、昇降可能なリフトデッキプレートとからなり、これらのスライド及びリフトデッキプレートは共に乗入れデッキ作動装置の作動により昇降及び水平移動するようになされており、
    旋回装置作動時、上記左右のスライドデッキプレートは共に離れる方向に水平移動しながら下降してリフトデッキプレート裏側に後退して潜り込むとともに、上記左右のリフトデッキプレートは共に上記各スライドデッキプレートに追従して下降し、上記左右の乗入れデッキを旋回装置の旋回動作を阻害しない乗入れレベル下方に位置付ける一方、
    車両乗入れ・乗出し時、上記左右のスライドデッキプレートは共に接近する方向に水平移動しながら上昇してリフトデッキプレート裏側から進出するとともに、上記左右のリフトデッキプレートは共に上記各スライドデッキプレートに追従して上昇し、上記左右の乗入れデッキを乗入れレベルに位置付けるようになされており、
    入出庫口側から見てスライドデッキプレートの前後2箇所には、2枚のフラップデッキがフラップデッキ作動装置の作動により上下方向に回動可能に設けられ、
    上記各フラップデッキは、上記スライドデッキプレートの後退状態で下方に回動して垂下し、昇降台を昇降案内するガイド柱と干渉しないようになされている一方、上記スライドデッキプレートの進出状態で上方に回動して水平に保持され、該スライドデッキプレートの入出庫口側から見て手前と奥部との前後2箇所に開口するピット開口を塞ぐようになされていることを特徴とする自走縦重列エレベータ式駐車設備。
  2. 左右の乗入れデッキは、1台の乗入れデッキ作動装置の作動により連動して昇降及び水平移動するようになされていることを特徴とする請求項1記載の自走縦重列エレベータ式駐車設備。
  3. ピットには、上下方向に高さが異なる2つの水平レール部と、該両水平レール部を連絡する傾斜レール部とを複数組備えたガイドレールが入出庫口側から見て手前と奥部との前後2箇所に車両乗入れ・乗出し方向と直交するように設けられ、
    上記左右の乗入れデッキが上記両ガイドレールに案内されて昇降及び水平移動するようになされていることを特徴とする請求項1記載の自走縦重列エレベータ式駐車設備。
  4. リフトデッキプレートは、一端側がスライドデッキプレートに下方から支持されているとともに、他端側がピット固定側のサポート部材に昇降可能に支持され、旋回装置作動時、裏側に潜り込んだ上記スライドデッキプレートにより全体が支持される一方、車両乗入れ・乗出し時、裏側から進出した上記スライドデッキプレートに一端側が下方から支持されるとともに、上記サポート部材上端に他端側が支持されるようになされていることを特徴とする請求項1記載の自走縦重列エレベータ式駐車設備。
  5. 前後のフラップデッキは、1台のフラップデッキ作動装置の作動により連動して上下方向に回動するようになされていることを特徴とする請求項記載の自走縦重列エレベータ式駐車設備。
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