JP3538238B2 - 移動パルスジェット式バグフィルタ - Google Patents

移動パルスジェット式バグフィルタ

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JP3538238B2
JP3538238B2 JP23902894A JP23902894A JP3538238B2 JP 3538238 B2 JP3538238 B2 JP 3538238B2 JP 23902894 A JP23902894 A JP 23902894A JP 23902894 A JP23902894 A JP 23902894A JP 3538238 B2 JP3538238 B2 JP 3538238B2
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工場等において空気中の
粉塵を濾過する移動パルスジェット式バグフィルタに関
し、特にバグに付着した粉塵を払い落とす高圧気体噴出
機構を備えた移動パルスジェット式バグフィルタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】バグ内に高圧気体を噴出してこのバグの
外側面に付着した粉塵を払い落とす機能を備えたパルス
ジェット式バグフィルタは一般的に知られている。この
場合、高圧空気を噴射するノズル(ベンチュリでもよ
い)及びノズルが取り付けられたパルスパイプ(ノズル
に高圧空気を供給するエアパイプ)を、多数配設される
バグの全部に対応して設けると、その数が多くなりすぎ
るので、パルスパイプを移動式にすることが望ましい。
【0003】この移動式にした例としては、回転移動式
のパルスパイプを備えた特開昭62-152512号公報記載の
「パルスジェット式集塵装置」や、摺動移動式のパルス
パイプを備えた特開平2-164411号公報記載の「排ガス清
浄用バグフィルター」や、ベンチュリ(ノズル)のみを
移動させる特開平5-305210号公報記載の「集塵機」等が
ある。
【0004】ところがこれらの場合、高圧空気の供給タ
ンク(アキュムレータ)はノズル(ベンチュリ)から離
した位置に設けられているため、管内圧損が大きく、吹
き出すエア量に限界がある。
【0005】さらに、回転移動式のパルスパイプを備え
た場合は、前記管内圧損等の問題の他に、外周にいくに
従ってバグを配列できないデッドスペースが大きくなっ
てしまうという問題もある。これは、回転する直線状の
パルスパイプに設けられたノズルから高圧空気を噴射さ
せる場合、バグをパルスパイプの回転中心から放射状に
配設しておかないとノズルとバグの位置が整合しないた
めである。仮に、デッドスペースにもバグを配設する
と、ノズルとバグの基端開口とが一致せずに高圧空気が
基端開口の縁に吹き付けられることがある。この場合、
バグの破損、脱落等の問題が生じてしまう。
【0006】これらの問題を解消した例としては、本出
願人が先に提案した特開昭59-22621号公報記載の「バグ
フィルタのダスト払落し装置」がある。
【0007】このバグフィルタのダスト払落し装置を図
3ないし図5に基づいて概説する。
【0008】バグフィルタ1の大まかな全体構成は、図
3に示すように、粉塵の混入した空気が流入する集塵室
2と、仕切り板3で集塵室2と仕切られ粉塵が濾過され
た清浄空気が流入する清浄室4とから構成されている。
集塵室2には多数の外面濾過式バグ5が配設されてい
る。このバグ5はその基端(上端)が開口した長い円筒
状に形成され、開口端側が仕切り板3に取り付けられて
いる。これにより、バグ5は仕切り板3から集塵室2内
に延出した状態になっている。集塵室2内においてはこ
のバグ5の外側面から内部に、粉塵を含む空気が流入し
てこの外側面で粉塵が捕捉され、清浄空気がバグ5内か
ら清浄室4に流入するようになっている。
【0009】清浄室4内には図4及び図5に示す構成の
高圧気体噴出機構7が設けられている。図中の10はケ
ーシングである。このケーシング10内にはその長手方
向に対する左右両側(図4中の上下両側)にそれぞれレ
ール11,12が設けられている。このレール11,1
2には各ローラ13,14を介して高圧気体噴出機構7
が移動可能に据え付けられている。ケーシング10内の
長手方向に対する前後両側(図4中の左右両側)にはレ
ール11,12の延長上に2つずつのスプロケット1
7,18が設けられている。これらのスプロケット1
7,18は回転軸17A,18Aに取り付けられ、チェ
ーン19が掛け渡されている。一方のスプロケット17
は駆動側となっており、減速機20を介して駆動モータ
21に接続されている。この駆動モータ21は制御装置
(図示せず)に接続されている。
【0010】高圧気体噴出機構7は各チェーン19に接
続され、駆動モータ21によって移動されるようになっ
ている。高圧気体噴出機構7の下側には、外面濾過式バ
グ5の基端部が取り付けられた仕切り板3が位置してい
る。これにより、外面濾過式バグ5の基端開口が高圧気
体噴出機構7の移動する全域に亘って配設されている。
図中の22は高圧気体噴出機構7の移動に追従するケー
ブルベヤで、このケーブルベヤ22を介してエア供給ホ
ース23や電磁弁電源(図示せず)等が高圧気体噴出機
構7に接続されている。
【0011】高圧気体噴出機構7は、図6及び図7に示
すように、エア供給ホース23を介して外部供給系(図
示せず)から供給される高圧空気を蓄える円筒状のアキ
ュムレータ25と、このアキュムレータ25と平行に配
設されたパルスパイプ26と、このパルスパイプ26の
下側面にその全長に亘って一定間隔毎に配設されたノズ
ル27と、前記パルスパイプ26とアキュムレータ25
とを接続し必要に応じてアキュムレータ25内の高圧空
気をパルスパイプ26内に供給するダイヤフラム式電磁
弁28とから構成されている。
【0012】パルスパイプ26は、縦横に配設された各
外面濾過式バグ5の横一列分に対応した長さに設定さ
れ、アキュムレータ25と平行に配設された状態で、横
一列の外面濾過式バグ5の基端開口を全部覆うようにな
っている。ノズル27はパルスパイプ26の下側面に、
横一列のバグ5と同じ数だけ設けられ、各バグ5の基端
開口にそれぞれ面している。アキュムレータ25とパル
スパイプ26とは1ヵ所で接続され、1つだけ設けられ
たダイヤフラム式電磁弁28で開閉制御されるようにな
っている。即ち、ダイヤフラム式電磁弁28が開放され
ることで、高圧空気がアキュムレータ25からパルスパ
イプ26内に供給されて各ノズル27から各外面濾過式
バグ5内に同時に噴出され、外面濾過式バグ5の外側面
に付着した粉塵を払い落とすようになっている。
【0013】また、バグ5の破損を検知する例として
は、各バグ5にパイプを臨ませ、このパイプでバグ5内
の空気を採取して粉塵の濃度を検出するものが知られて
いる。この例としては、固定式サンプリングパイプによ
る特開平1-307424号公報記載の「バグフィルタにおける
破損濾布検知装置」が知られている。また、濾布(バグ
5)を通過して清浄室に流入した清浄空気全体の粉塵濃
度を検出する例として特開平4-104808号公報記載の「外
面濾過方式バグフィルタの破損濾布検出方法」がある。
【0014】特開平1-307424号公報記載の「バグフィル
タにおける破損濾布検知装置」では、多数配設された濾
布の全てにサンプリング配管を設けて、濾布の破損を検
知している。
【0015】また、特開平4-104808号公報記載の「外面
濾過方式バグフィルタの破損濾布検出方法」では、バグ
の各列毎に配設されたヘッダ管に順次高圧気体を供給し
て、各列毎にバグを塞ぎ、他のバグを通過した清浄ガス
中の粉塵濃度を測定する。これにより、粉塵濃度が低く
なった列のバグが破損していることを検出することがで
きる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の高圧気体噴出機構7では、アキュムレータ25内の
高圧空気はダイヤフラム式電磁弁28を介して一旦パル
スパイプ26内に供給され、それから各ノズル27を介
して各バグ5に噴射される。このとき、パルスパイプ2
6内では、ダイヤフラム式電磁弁28の開放によるパル
ス波が伝播して往復する空気振動が発生する。これによ
り、干渉が起きて圧力分布が不均一になる。この不均一
な圧力分布はダイヤフラム式電磁弁28が開放される度
に異なり、ノズル27からの高圧空気の噴射量及び噴射
圧にばらつきが生じてしまう。
【0017】このばらつきは外面濾過式バグ5の状態に
大きな影響を及ぼす。即ち、エア量が過大な場合は、外
面濾過式バグ5内に噴射したときに吹き漏れ現象が起こ
り、粉塵が外面濾過式バグ5を通過して清浄室4内に流
入してしまう。これは、大気汚染につながる。
【0018】エア量が少ない場合は、外面濾過式バグ5
に付着した粉塵を効率的に払い落とすことができず、集
塵室2側から清浄室4側へ空気を吸引する場合の圧力損
失が高くなる。これは、清浄室4側への空気の吸引に大
きなエネルギーを必要とすることを意味し、資源の無駄
遣いとなる。
【0019】このエア量が過大な状態と少ない状態は1
つのパルスパイプ26において発生し得る現象であり、
このばらつきに対しては抜本的な対策が必要である。
【0020】また、特開平1-307424号公報記載の「バグ
フィルタにおける破損濾布検知装置」では、多数配設さ
れた濾布の全てにサンプリング配管を設けるので、装置
が大掛かりなものとなり、コストが嵩む。
【0021】さらに、特開平4-104808号公報記載の「外
面濾過方式バグフィルタの破損濾布検出方法」では、バ
グの各列毎に配設されたヘッダ管に順次高圧気体を供給
して、各列毎にバグを塞ぎ、他のバグを通過した二次室
(清浄室4)に流入した清浄ガスの全体の粉塵濃度を測
定するため、バグの破損が僅かな場合には検出が困難
で、測定精度が悪い。
【0022】本発明は上記問題点に鑑みなされたもの
で、高圧空気の噴射量及び噴射圧のばらつきを解消する
と共に、バグ破損の検知を低コストかつ高精度で行なう
ことができる移動パルスジェット式バグフィルタを提供
することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に第1の発明に係る移動パルスジェット式バグフィルタ
は、粉塵の混入した空気が流入する集塵室と、この集塵
室内に配設された多数の外面濾過式バグと、この外面濾
過式バグで粉塵が濾過された清浄空気が流入する清浄室
と、この清浄室内に移動可能に設けられ前記バグ内に清
浄室側から高圧気体を噴出してバグの外側面に付着した
粉塵を払い落とす高圧気体噴出機構とを備えた移動パル
スジェット式バグフィルタにおいて、前記高圧気体噴出
機構が、高圧気体を蓄えるアキュムレータと、このアキ
ュムレータに直接にかつ前記各バグの基端開口に臨ませ
てそれぞれ配設された複数のノズルと、前記アキュムレ
ータ及び各ノズル間にそれぞれ設けられそれらの間を開
閉制御するダイヤフラム式電磁弁と、前記複数のノズル
と同様に前記バグの基端開口に臨ませて配設されたバグ
破損検知用吸気管とを備えたことを特徴とする。
【0024】
【作用】第1の発明においては、ダイヤフラム式電磁弁
の開閉制御により、アキュムレータに直接に取り付けら
れた複数のノズルから各バグの基端開口に直接高圧空気
が噴出される。これにより、不均一な圧力分布を生じる
ような空間がなくなり、高圧空気の噴射量及び噴射圧の
ばらつきを解消することができる。さらに、バグ破損検
知用吸気管を、清浄室内に移動可能に設けられた高圧気
体噴出機構に配設したので、バグ破損検知用吸気管が高
圧気体噴出機構の移動に伴って移動し、各 バグの破損の
有無の検知を1列ずつ行なうことができる。 このバグ破
損検知用吸気管はノズルが臨むバグの隣のバグの基端開
口に臨ませて配設することが好ましい。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。なお、本実施例に係る移動式のパルス
ジェット式バグフィルタの全体構成は、高圧気体噴出機
構を除き、前述した従来のパルスジェット式バグフィル
タとほぼ同様であるため、同一部分には同一符号を付し
てその説明を省略する。
【0026】本実施例の高圧気体噴出機構31は、高圧
気体(高圧空気等)を蓄えるアキュムレータ32と、こ
のアキュムレータ32に直接に接続されたノズル33
と、各ノズル33とアキュムレータ32との間にそれぞ
れ設けられて開閉制御するダイヤフラム式電磁弁34と
から構成されている。
【0027】ノズル33は、縦横に多数配列された外面
濾過式バグ5のうちの一列分に対応して配列され、各バ
グ5の基端開口に向けて臨ませた状態で上下方向にそれ
ぞれ設けられている。この各ノズル33の上端部にそれ
ぞれダイヤフラム式電磁弁34が取り付けられている。
そして、このダイヤフラム式電磁弁34を介して各ノズ
ル33が個別にアキュムレータ32と接続されている。
【0028】各ノズル33のアキュムレータ32側位置
にはバグ破損検知用吸気管35がノズル33と同じ数だ
け設けられている。このバグ破損検知用吸気管35はア
キュムレータ32に一体的に取り付けられ、ノズル33
が臨まされたバグ5の次のバグ5に臨まされて配設され
ている。さらに、バグ破損検知用吸気管35は、ノズル
33と同様に、縦横に多数配列された外面濾過式バグ5
のうちの一列分に対応して配列され、各外面濾過式バグ
5内の空気を吸入する。このバグ破損検知用吸気管35
は高圧気体噴出機構31の移動に伴って移動し、すべて
の外面濾過式バグ5内の空気を吸入して破損の有無を検
査する。
【0029】バグ破損検知用吸気管35の検知装置は図
2に示すように構成されている。図中の36はすべての
バグ破損検知用吸気管35にそれぞれ接続された高濃度
粉塵検出器である。この高濃度粉塵検出器36の下流側
に吸引ポンプ37が設けられている。この吸引ポンプ3
7によってバグ破損検知用吸気管35から各外面濾過式
バグ5内の空気が吸入され、高濃度粉塵検出器36まで
吸引される。この高濃度粉塵検出器36では吸引した空
気中の粉塵の濃度を検知する。吸引ポンプ37で吸引し
た空気は集塵室2側に排出される。高濃度粉塵検出器3
6には制御装置39が接続され、高濃度粉塵検出器36
からの高濃度信号の有無を監視している。制御装置39
は各ダイヤフラム式電磁弁34にも接続され、パルス信
号を出力して各ダイヤフラム式電磁弁34を開閉制御し
ている。このダイヤフラム式電磁弁34の開閉制御は、
各ダイヤフラム式電磁弁34を全部同時に開閉するよう
に行なっても、一側から順に連続して開閉するように行
なってもよい。
【0030】図中の41はカウンタで、制御装置39に
よりダイヤフラム式電磁弁34を開閉するために出力さ
れるパルス信号を検知し、このパルス信号の数をカウン
トして表示するようになっている。このカウンタ41に
はパルス信号の他にカウントした数をリセットするため
のリセット信号が入力されており、それぞれにスイッチ
42,43が設けられている。このスイッチ42,43
は制御装置39によって制御される。即ち、高濃度粉塵
検出器36で空気中から高濃度の粉塵を検出したときに
その高濃度信号が制御装置39に出力され、制御装置3
9で高濃度信号の入力を受けてスイッチ42,43を切
るようになっている。
【0031】このとき、カウンタ41では、バグ5の配
列の最端部から順に高圧空気が噴出される毎に1つずつ
カウントアップする。そして、高圧気体噴出機構31が
バグ5の配列のうち最端部から何列目に位置しているか
をカウンタ41に表示する。これにより、高濃度信号が
出力されてスイッチ42,43が切られると、カウンタ
41でのカウントが停止し、その時点でのカウント数が
バグ5の破損した位置を意味する。
【0032】以上のように構成されたパルスジェット式
バグフィルタでは、駆動モータ21の制御により高圧気
体噴出機構31がレール11,12上を移動され、各ノ
ズル33がバグ5の配列の第1列目から順に移動され
る。まず、第1列目で制御装置39によってパルス信号
が出力されて各ダイヤフラム式電磁弁34が開き、各ノ
ズル33から第1列目のバグ5に高圧気体が噴射され
る。このとき、高圧気体はアキュムレータ32からノズ
ル33を介して直接にバグ5に噴出される。従来のよう
にパルスパイプ26を使用しないので、内部で不均一な
圧力分布が生じる部分はない。
【0033】次いで、制御装置39により駆動モータ2
1が制御され、高圧気体噴出機構31が移動されて各ノ
ズル33がバグ5の第2列目に移動され、パルス信号が
出力される。
【0034】この高圧気体噴出機構31の移動に伴って
バグ破損検知用吸気管35が、ノズル33による高圧気
体の噴射位置の隣の列のバグ5内から空気を吸引し、高
濃度粉塵検出器36によりバグ5の破損の有無を検知す
る。高濃度粉塵検出器36に吸引された空気中の粉塵濃
度が異常に高いときは高濃度粉塵検出器36でバグ5の
破損と判断し、警報を発生させる。なお、各バグ破損検
知用吸気管35は最初はバグ5の1列目に位置してお
り、ノズル33による1回目の高圧空気噴射の前に、1
回目の粉塵濃度検知が行なわれる。
【0035】以上のように、ダイヤフラム式電磁弁34
の開閉制御により、アキュムレータ32に直接に取り付
けられた複数のノズル33から各バグ5の基端開口に直
接高圧空気が噴出され、従来のパルスパイプ26のよう
に内部で不均一な圧力分布が生じる部分を有さないの
で、各ノズル33からの高圧空気の噴射量及び噴射圧の
ばらつきを確実に解消することができるようになる。
【0036】また、バグ破損検知用吸気管35を高圧気
体噴出機構31に設けて一体的に移動させ、各バグ5の
基端開口で破損の有無を直接検知すると共に1列ずつ行
なうようにしたので、検出精度を高く維持した状態で、
バグ破損検知のための装置を簡素にまとめてコスト低減
を図ることができる。
【0037】なお、前記高圧気体噴出機構31が移動す
る位置(ノズル33を外面濾過式バグ5の基端開口の中
心に整合させる位置)の制御としては、位置検出近接ス
イッチを用いることが望ましい。例えば、レール11,
12側であって前記高圧気体噴出機構31の移動位置に
整合させて検出ブロックを設け、高圧気体噴出機構31
側に位置検出近接スイッチを設けて、正確な位置制御を
行なう。
【0038】また、駆動モータ21はインバータ制御と
し、高圧気体の噴出を行なうときは前記検出ブロックに
沿って移動させ、一通り終了した後は検出ブロックで停
止させないで最初の位置まで戻すようにしてもよい。
【0039】さらに、アキュムレータ32の内部を複数
の室に仕切って各室ごとに外部から高圧気体を供給する
ようにしてもよい。こうすると高圧気体の噴射圧力がさ
らに安定するという効果がある。
【0040】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明の移動パル
スジェット式バグフィルタによれば、以下の効果を奏す
ることができる。
【0041】(1) 高圧気体噴出機構のノズルをアキ
ュムレータに直接にかつ各バグの基端開口に臨ませてそ
れぞれ配設し、それらの間にダイヤフラム式電磁弁をそ
れぞれ設けたので、各ノズルからの高圧空気の噴射量及
び噴射圧のばらつきを確実に解消することができるよう
になる。
【0042】(2) 高圧気体噴出機構に、バグの基端
開口に臨ませたバグ破損検知用吸気管をノズルと共に備
えたので、バグ破損検知用吸気管が高圧気体噴出機構と
一体的に移動し、各バグの破損の有無を1列ずつ直接に
検知することができ、検出精度を高く維持した状態でバ
グ破損検知のための装置を簡素にまとめてコスト低減を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動パルスジェット式バグフィル
タの高圧気体噴出機構を示す概略正面図である。
【図2】図1の高圧気体噴出機構をそれに検知装置を備
えた状態で示す概略側面図である。
【図3】従来のパルスジェット式バグフィルタの一般的
な構成を示す概略正面図である。
【図4】従来のパルスジェット式バグフィルタの高圧気
体噴出機構及びその移動系を示す平面図である。
【図5】図4の高圧気体噴出機構びその移動系を示す側
面図である。
【図6】従来のパルスジェット式バグフィルタの高圧気
体噴出機構を示す概略正面図である。
【図7】従来のパルスジェット式バグフィルタの高圧気
体噴出機構を示す概略側面図である。
【符号の説明】
31…高圧気体噴出機構、32…アキュムレータ、33
…ノズル、34…ダイヤフラム式電磁弁、35…バグ破
損検知用吸気管、36…高濃度粉塵検出器。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−132918(JP,A) 特開 昭48−47664(JP,A) 特開 昭64−38121(JP,A) 特開 平5−154321(JP,A) 特開 平7−241424(JP,A) 特開 平3−267105(JP,A) 特開 平6−134230(JP,A) 特開 平7−77487(JP,A) 特開 平7−328363(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B01D 46/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粉塵の混入した空気が流入する集塵室
    と、この集塵室内に配設された多数の外面濾過式バグ
    と、この外面濾過式バグで粉塵が濾過された清浄空気が
    流入する清浄室と、この清浄室内に移動可能に設けられ
    前記バグ内に清浄室側から高圧気体を噴出してバグの外
    側面に付着した粉塵を払い落とす高圧気体噴出機構とを
    備えた移動パルスジェット式バグフィルタにおいて、 前記高圧気体噴出機構が、高圧気体を蓄えるアキュムレ
    ータと、このアキュムレータに直接にかつ前記各バグの
    基端開口に臨ませてそれぞれ配設された複数のノズル
    と、前記アキュムレータ及び各ノズル間にそれぞれ設け
    られそれらの間を開閉制御するダイヤフラム式電磁弁
    前記複数のノズルと同様に前記バグの基端開口に臨ませ
    て配設されたバグ破損検知用吸気管と を備えたことを特
    徴とする移動パルスジェット式バグフィルタ。
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