JP3537988B2 - 無線送信装置 - Google Patents

無線送信装置

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JP3537988B2
JP3537988B2 JP9030697A JP9030697A JP3537988B2 JP 3537988 B2 JP3537988 B2 JP 3537988B2 JP 9030697 A JP9030697 A JP 9030697A JP 9030697 A JP9030697 A JP 9030697A JP 3537988 B2 JP3537988 B2 JP 3537988B2
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q3/00Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system
    • H01Q3/26Arrangements for changing or varying the orientation or the shape of the directional pattern of the waves radiated from an antenna or antenna system varying the relative phase or relative amplitude of energisation between two or more active radiating elements; varying the distribution of energy across a radiating aperture
    • H01Q3/2605Array of radiating elements provided with a feedback control over the element weights, e.g. adaptive arrays

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アダプティブアレ
ーアンテナに対して送信を行う送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アダプティブアレーアンテナ送信
装置は、指向性送信を行うために、同一の信号を振幅と
位相を変えて複数のアンテナから送信するよう構成され
ている。この振幅と位相を変える処理は、アナログ信号
に対する乗算、ディジタル信号に対する乗算のどちらで
も実現できるが、ディジタル信号に対して行う方が精度
が良いため、ディジタル信号に対して、複素乗算回路を
用いて実現する場合が多い。
【0003】図5は、アダプティブアレーアンテナ送信
装置の一例を示すものである。同装置は、図示するよう
に、送信信号Sにベースバンド変調回路501で変調処
理を行った後、ベクトル乗算回路502、503で異な
る複素重み係数W1、W2を用いてベクトル乗算処理し、こ
れを各々D/A変換器504〜507でアナログ信号に
変換した後、直交変調器508、509で直交変調処理
を行って、バンドパスフィルタ510〜513によりフ
ィルタリングした信号をパワアンプ514、515で増
幅し、アンテナA、Bから送信する構成となっている。
【0004】ここで使用される直交変調器508、50
9は、入力信号レベルに対して、図6に示すような変調
特性を有している。つまり、入力信号レベルが、(α-Δ
1)から(α+Δ2)の間で変調精度は実用の範囲であるβ以
上となり、入力信号レベルがαの時に最も変調精度が良
くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、アダプティブ
アレイアンテナ送信では、アンテナ毎に複素重み係数W1
を乗算するために、複素重み係数の振幅|Wm|が小さい場
合には、直交変調器への入力が小さくなり、逆に、複素
重み係数の振幅|Wm|が大きい場合には、直交変調器への
入力が大きくなる。従って、複素重み係数の振幅(|W|)
によっては、直交変調回路への入力が(α-Δ1)から(α+
Δ2)の間に入らなくなるため、送信機の変調精度が劣化
することとなる。
【0006】本発明は、直交変調器入力を適正範囲に補
正して直交変調器を適正動作させることにより、変調精
度の高いアダプティブアレーアンテナ送信装置を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記問題点を
解決するため、以下の構成を採る。
【0008】請求項1記載の発明は、複数のアンテナ
と、前記アンテナの数だけ分岐されたそれぞれの送信ベ
ースバンド変調信号に対して指向性制御のための複素重
み係数を乗算するベクトル乗算手段と、このベクトル乗
算手段の出力信号を直交変調する直交変調手段と、前記
複素重み係数と予め測定した前記直交変調手段の変調精
度特性とから定まる利得により前記直交変調手段への入
力信号を利得制御する利得制御手段と、前記直交変調手
段の出力を増幅して前記アンテナから送信する送信手段
と、を具備する構成とした。
【0009】また、請求項2記載の発明は、利得制御手
段は、ベクトル乗算手段の出力信号に対して利得制御を
実行する構成とした。
【0010】また、請求項3記載の発明は、利得制御手
段は、ベクトル乗算手段へ入力する複素重み係数に対し
て利得制御を実行する構成とした。
【0011】請求項4記載の発明は、送信手段は、直交
変調器への入力信号に対する制御利得の逆数により前記
直交変調手段の出力を増幅した後に送信を実行する構成
とした。
【0012】
【0013】
【0014】これらの構成を採ることにより、直交変調
器への入力信号の利得制御を行うことにより、直交変調
回路への入力信号レベルを(α-Δ1)から(α+Δ2)の範囲
に入れて直交変調器を最適精度で動作させることができ
る。この利得制御は、ベクトル乗算手段の出力信号に対
しておこなってもよいし、ベクトル乗算手段へ入力する
複素重み係数に対しておこなってもよい。更に、その利
得制御により減衰した信号レベルを、送信パワーアンプ
において、適正出力に増幅することにより、各アンテナ
からの送信出力レベルを適正に保つことができる。パワ
ーアンプでの利得制御を行うに際して、直交変調器への
入力信号の制御利得の逆数により利得制御することによ
り、送信出力は最適となる。
【0015】また、請求項5記載の発明は、利得制御手
段は、CDMA送信方式における各コードの送信信号に
対して利得制御を実行する構成とした。
【0016】また、請求項6記載の発明は、送信手段
は、アンテナm(m=2〜M)、ユーザn(n=1〜N)、
複素重み係数Wm,nの場合に、ユーザN分の複素重み係
数の2乗和の平均値により定まる直交変調器入力の平均
値の変化分の推定値に基づいてパワーアンプの利得を制
御する構成とした。
【0017】また、請求項7記載の発明は、送信手段
は、アンテナm(m=2〜M)、ユーザn(n=1〜N)、
複素重み係数Wm,nの場合に、次式により定まる直交変
調器入力の平均値の変化分の推定値に基づいてパワーア
ンプの利得を制御する構成とした。
【数3】
【0018】また、請求項8記載の発明は、利得制御手
段は、複素重み係数と予め測定した前記直交変調手段の
変調精度特性と各コード毎の送信電力制御量とから定ま
る利得により前記直交変調手段への入力信号を利得制御
する構成とした。
【0019】また、請求項9記載の発明は、送信手段
は、アンテナm(m=2〜M)、ユーザn(n=1〜N)、
複素重み係数Wm,n、送信電力制御量Cnの場合に、ユー
ザN分の複素重み係数と送信電力制御量の積の2乗和の
平均値により定まる直交変調器入力の平均値の推定値に
基づいて送信パワーアンプの利得を制御する構成とし
た。
【0020】また、請求項10記載の発明は、送信手段
は、アンテナm(m=2〜M)、ユーザn(n=1〜N)、
複素重み係数Wm,n、送信電力制御量Cnの場合に、次式
により定まる直交変調器入力の平均値の推定値に基づい
て送信パワーアンプの利得を制御する構成とした。
【数4】
【0021】これらの構成により、直交変調器への入力
信号の利得制御をCDMA送信方式において適用するこ
とができる。この際に、各コード毎に送信電力制御を行
う場合でも適用することができる。更に、送信パワーア
ンプの利得は、具体的に、請求項6と請求項7との演算
式および請求項9と請求項10との演算式により求めら
れる。
【0022】また、請求項11記載の発明は、利得補正
手段は、利得制御後の複素重み係数がアンダーフローす
る場合、直交変調器の入力レベル対変調精度特性に基づ
いて制御利得を大きくする利得補正を実行する構成とし
た。また、請求項12記載の発明は、利得補正手段は、
利得制御後の複素重み係数がオーバーフローする場合、
直交変調器の入力レベル対変調精度特性に基づいて制御
利得を小さくする利得補正を実行する構成とした。
【0023】これらの構成により、一旦制御利得を求め
た後、直交変調器が最適動作する入力信号レベルとのず
れ量を補正して制御利得を再設定するため、全ての直交
変調器を全ての入力信号に対して最適動作させることが
できる。更に、制御利得を再設定した場合には、送信パ
ワーアンプにおいて、その再設定した制御利得の逆数に
より利得制御を行った後に送信することにより、適正レ
ベルの信号を送信することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明のアダプティブアレ
ーアンテナ送信装置の実施の形態を図面を用いて具体的
に説明する。
【0025】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の形
態1のブロック図を示す。説明を簡単にするためにアン
テナ数を2本とするが、アンテナ数をM本とした場合も
基本的な動作は同様である。この実施の形態1において
は、図10に示すような直交変調器の入力電圧対変調精
度特性をあらかじめ測定しておく。この直交変調器の特
性情報である信号Gを利得制御回路に入力する。直交変
調器はM本アンテナの場合はM個あるので、それぞれの
特性を測定しておく。
【0026】まず、送信信号S1のレベルをベースバン
ド変調回路101によって送信するための信号点に配置
する。次いで、ベースバンド変調信号S2、S3を、ア
ンテナA側のベクトル乗算回路102とアンテナB側の
ベクトル乗算回路103へ入力し、複素重み係数W1
2とのベクトル乗算を行う。
【0027】アンテナAのベクトル乗算を行った結果
を、利得制御回路105、106において、利得制御量
算出回路104からの利得制御信号G1に従って利得A
1で利得制御を行う。同様に、アンテナBのベクトル乗
算を行った結果を利得制御回路107、108におい
て、利得制御量算出回路104からの利得制御信号G2
に従って利得A2で利得制御を行う。
【0028】これらの信号を、D/A変換器109〜1
12でアナログ信号に変換する。次いで、直交変調器1
13でアンテナAのベースバンド信号を直交変調してIF
周波数信号S4に変換する。同様に直交変調器114で
アンテナBのベースバンド信号を直交変調してIF周波数
信号S5に変換する。
【0029】次いで、ミキサ115でアンテナAのIF
周波数信号S4を送信周波数信号に変換した後、パワー
アンプの利得制御回路117で利得制御量算出回路10
4からの利得制御信号G3に従って利得B1で利得制御を
行ってアンテナAから送信する。同様に、ミキサ116
でアンテナBのIF周波数信号S5を送信周波数信号に変
換した後、パワーアンプの利得制御回路118で利得制
御量算出回路104からの利得制御信号G4に従って利
得B2で利得制御を行ってアンテナBから送信する。
【0030】尚、ミキサ115、116前後のBPF
(バンドパスフィルタ)119、120、121、12
2は、それぞれ直交変調後、ミキサ後の不要信号を取り
除くものである。
【0031】上記アンテナAの利得制御における利得A
1、利得B1及びアンテナBの利得制御における利得
2、利得B2は、利得制御回路104で以下のように算
出される。
【0032】アンテナAに関しては、直交変調器113
の特性情報と複素重み係数W1とに基づき、利得A2と利
得B2とを算出する。直交変調器113の最適な入力電
圧値がα1で、|W1|=1のときのD/A変換器109、1
10の出力がα1となるように調整しているとすると、
利得A1が1/|W1|になるように制御する。このと
き、利得B1はアンテナ出力端で送信信号が|W1|倍され
る必要があるので、|W1|となり、以下の式(数5)に
より決定される。
【0033】同様に、アンテナBに関しては、直交変調
器114の特性情報と複素重み係数W2とに基づき、利
得A2と利得B2とを算出し、利得A2は1/|W2|、利得
2は|W2|となり、以下の式(数6)により決定され
る。
【0034】アンテナ番号をmとすれば、式(数5)と
式(数6)とは以下のようになる。
【数5】
【数6】
【0035】式(数5)、式(数6)について説明す
る。例としてQPSK変調方式を用いる。 QPSK変
調方式では、平均送信電力は、式(数7)となる。ただ
し、式(数7)の第1項はQPSK変調方式の信号点(a,
a)の電力で、式(数7)の第2項はQPSK変調方式の信
号点(a,-a)の電力で、式(数7)の第3項はQPSK変調
方式の信号点(-a,-a)の電力で、式(数7)の第4項はQ
PSK変調方式の信号点(-a,a)の電力である。それぞれ
の信号点数は、k1、k2、k3、k4であり、信号点の総数は
式(数8)のようにKとなる。
【0036】QPSK変調方式で、重み係数Wを乗算し
て送信する場合の平均送信電力は、式(数9)となる。た
だし、重み係数Wが複素数であるから、 QPSK変調
方式の信号点を複素数で表現している。このように、平
均送信電力は重み係数を乗算ことにより式(数7)から式
(数9)へ|W|2倍に変化する。電力の変化量が|W|2倍で
あるから、振幅の変化量は|W|倍である。
【数7】
【数8】
【数9】
【0037】このように、直交変調器への入力信号の利
得制御Amを行うとともに、送信前にもとの信号レベル
に戻す利得制御Bmを行うことにより、直交変調回路へ
の入力信号レベルを(α-Δ1)から(α+Δ2)の範囲に入れ
て直交変調器を最適精度で動作させつつ、高出力の送信
を行うことができる。
【0038】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の形
態2のブロック図を示す。実施の形態1では、D/A変
換器の前に設けた利得制御回路105、106により利
得A1と利得A2とで利得制御を行っているが、実施の形態
2では、利得制御回路205と利得制御回路207とに
より、ベクトル乗算回路202、203に入力する複素
重み係数W1、W2に対して、利得A1、A2による利得制
御を行う。
【0039】利得制御回路205では、複素重み係数W
1を利得制御量算出回路204からの制御情報G1で割っ
て利得制御を行う。同様に、利得制御回路207では複
素重み係数W2を利得制御量算出回路204からの制御
情報G2で割って、利得制御を行う。
【0040】更に、パワーアンプの利得制御回路217
で利得制御量算出回路204からの利得制御信号G3
従って利得B1で利得制御を行い、利得制御回路218
で利得制御量算出回路204からの利得制御信号G4
従って利得B2で利得制御を行う点については、実施の
形態1と同様である。
【0041】利得A1、A2と利得B1、B2とは、アンテ
ナ番号をmとすれば、式(数10)と式(数11)とにより
定まる。
【数10】
【数11】
【0042】このように、実施の形態2においては、予
め複素重み係数W1、W2に対して利得制御を行うことに
より、ベクトル乗算回路202、203における処理
は、振幅は変化させずに位相だけを回転させるだけでよ
く、簡単な回路構成で直交変調器への入力信号の範囲を
一定にすることができる。
【0043】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の形
態3のブロック図を示す。本実施の形態では、CDMA
通信方式のマルチコードを多重して送信する場合のアダ
プティブアレイアンテナ送信装置について説明する。説
明を簡単にするために、アンテナ数を2、コード数を2
としている。尚、アンテナmのコードnの複素重み係数
を一般的にWm,nと表記する。
【0044】利得制御の方法としては、実施の形態1で
示したように、ベクトル乗算を行った後にD/A変換器
の直前で行う方法と、実施の形態2で示したように、ベ
クトル乗算を行う複素重み係数の振幅を補正する方法と
があるが、いずれの方法を採っても効果は同様である。
実施の形態3以降では、実施の形態2と同様に複素重み
係数の振幅を補正する方法で動作を説明する。
【0045】まず、送信信号S1のレベルをベースバン
ド変調回路301a及び301bによって送信するため
の信号点に配置する。次いで、コード1のベースバンド
変調信号S2をアンテナAのベクトル乗算回路302a
とアンテナBのベクトル乗算回路303aへ入力する。
同様に、コード2のベースバンド変調信号S3をアンテ
ナAのベクトル乗算回路302bとアンテナBのベクト
ル乗算回路303bへ入力する。
【0046】次いで、利得制御回路305、306にお
いて、アンテナA、コード1及びコード2の複素重み係
数W1,1、W1,2を、利得制御量算出回路304からの制
御信号G1に従って利得制御行い、ベクトル乗算回路3
02a、302bへ入力する。また、利得制御回路30
7、308において、アンテナB、コード1及びコード
2の複素重み係数W2,1、W2,2を、利得制御量算出回路
304からの制御信号G2に従って利得制御行い、ベク
トル乗算回路303a、303bへ入力する。
【0047】次いで、ベクトル乗算回路302a、30
2b、303a、303bで、ベースバンド変調信号S
2、S3と利得制御を行った複素重み係数WG1、W
2、WG3、WG4とのベクトル乗算を行う。次いで、
アンテナAからの送信信号となる、2系統に分離された
ベクトル乗算回路302a、302bの出力を加算器3
23で加算し、アンテナBからの送信信号となる、2系
統に分離されたベクトル乗算回路303a、303bの
出力を加算器324で加算する。これらを各々D/A変
換した信号を、実施の形態1と同様に、送信周波数帯に
アップコンバートして送信する。その際、パワーアンプ
の利得制御回路317、318の制御利得Bmは、利得
制御量算出回路304により、以下の式(数12)に基づ
いて決定される。
【0048】コード数が2の場合には、一般に、アンテ
ナ1の直交変調器1の入力の平均値の変化量の推定値
は、
【数12】 倍となる。
【0049】QPSK変調方式を例として、式(数12)
について説明する。送信信号はコード1に重み係数W1,1
を乗算した結果と、コード2に重み係数W1,2を乗算した
結果を加算した結果である。コード1のQPSK信号点
は、振幅を■2×aとすると、位相はπ/4、3π/4、5π/
4、7π/4となるので、l1=0,1,2,3の4通りで
あり、コード2も同様にQPSK信号点はl2=0,
1,2,3の4通りである。それぞれが4通りであるか
ら合計16通りとなる。信号数が多いと仮定し、この1
6通りが等しい確率で起こるとすると、電力の平均が、
式(数13)のように算出することができる。この式で
は、コード1とコード2の位相の組み合せ(l1,l2)
は等しい1/16の確率で生じることを利用している。
このように、式(数7)に示した重み係数を用いない場合
の平均電力に対して変化している。従って、振幅の変化
分は式(数12)に示す値になる。このようにして、すべ
ての送信信号について実際に送信電力の平均値を算出す
ることなく、簡便な方法で平均値を推定することができ
る。
【0050】PSK(Phase Shift Keying)変調方式に
ついて説明したが、APSK(Amplitude Phase Shift
Keying)変調方式やQAMM(Quadrature Amplitude
Modulation)変調方式でも同様である。
【数13】
【0051】そこで、実施の形態3では、利得制御回路
305、306において、アンテナAのコード1のベク
トル乗算回路302aへの複素重み係数W1,1とコード
2のベクトル乗算回路302bへの複素重み係数W1,2
を、それぞれ、
【数14】 で割って得た利得A1により、利得制御を行う。これに
対応して利得制御回路317により利得B1
【数15】 分だけ増幅して送信を行う。
【0052】同様に、アンテナBのコード1のベクトル
乗算回路303aへの複素重み係数W2,1とコード2の
ベクトル乗算回路303bへの複素重み係数W2,2を、
それぞれ、
【数16】 で割って得た利得A2により、利得制御を行う。これに
対応して利得制御回路318により利得B2
【数17】 分だけ増幅して送信を行う。
【0053】一般的には、M本のアンテナのm番目のア
ンテナにおいて、コード1に対する利得制御Am,1およ
びコード1に対する利得制御Am,2の利得をAm、利得制
御制御回路317、318の利得をBmとすると、これ
ら利得を以下のように表すことができる。
【数18】
【数19】
【0054】アンテナ数がMで、コード数がNの場合に
ついて定式化すると、平均電力は重み係数のパワを加算
した値となる。従って、直交変調器入力は重み係数のパ
ワを加算して結果の平方根となる。よって、制御利得A
m、Bmは以下のようになる。
【数20】
【数21】
【0055】このように、実施の形態3では、CDMA
通信方式のマルチコードを多重して送信するアダプティ
ブアレイアンテナ送信装置においても、重み係数を乗算
することによる平均電力の増加分を加味した利得制御を
行うことにより、全ての直交変調器を全ての入力信号に
対して最適動作させることができる。
【0056】(実施の形態4)実施の形態3では、m番目
のアンテナ毎のコードnの複素重み係数Wm,nに式(数2
0)に示す係数を掛けて直交変調器への入力を一定に保
つように制御している。すなわち、複素乗算回路の複素
重み係数は次式(数22)に示す値となっている。
【数22】
【0057】しかし、実際のハードウェアでは乗算器の
ビット数は有限である。従って、式(数22)の複素重み
係数の振幅が大きすぎる場合は複素乗算器においてオー
バーフローすなわち桁あふれしてしまい、正しい演算結
果が得られない。逆に、複素重み係数の振幅が小さすぎ
る場合は複素乗算器においてアンダーフローすなわち桁
落ちし、演算性度が不足する。よって、直交変調器の特
性を測定した結果から、所望の変調精度βを実現できる
よう、つまり図10のような特性の直交変調器が(α-Δ
1)から(α+Δ2)の入力範囲で動作するように、式(数2
2)を補正する必要がある。
【0058】実施の形態4の回路構成は、利得制御量算
出回路304の動作以外は実施の形態3と同様であるた
め、図3を参照して説明する。利得制御量算出回路30
4では、直交変調器の特性情報Gと複素重み係数
1,1、W1,2、W2,1、W2,2から利得制御情報G1、G2
を式(数18)に基づいて決定する。
【0059】次に、上記の各複素重み係数について、利
得制御回路305、306、307、308において式
(数22)に示す演算を行うことにより、条件(1)から
条件(3)のいずれに当てはまるか判定し、利得制御情
報G1、G2を算出し直すようにした。
【0060】条件 (1)m番目のアンテナの補正した全ての複素重み係数
の中でオーバーフローする係数がある場合、複素重み係
数を式(数23)のようにする。このため、制御利得を式
(数24)、式(数25)に示す値にする。これらの式は、
直交変調器入力の平均値がαに設定されている場合にお
いて、オーバーフローする複素重み係数をなくし、か
つ、変調精度を維持するために直交変調器入力の平均値
が(α-Δ1)となるように補正している。これにより複素
重み係数は(α-Δ1)/α倍となる。この処理でオーバー
フローが補正されないほど複素重み係数が大きい場合
は、複素重み係数にオーバーフローとならない最大値を
設定する。
【数23】
【数24】
【数25】
【0061】(2)m番目のアンテナの補正した全ての
複素重み係数の中でアンダーフローする係数がある場
合、係数を式(数26)のようにする。このため、制御利
得を式(数27)、式(数28)に示す値にする。
【0062】この式は、直交変調器入力の平均値がαに
設定されている場合において、アンダーフローする複素
重み係数をなくし、かつ、変調精度を維持するために直
交変調器入力の平均値が(α+Δ2)となるように補正して
いる。これにより複素重み係数は(α+Δ2)/α倍とな
る。この処理でアンダーフローが補正されないほど複素
重み係数が小さい場合は、複素重み係数に0を設定す
る。
【数26】
【数27】
【数28】
【0063】(3)m番目のアンテナの補正した全ての
複素重み係数の中でオーバーフローする係数がなく、か
つ、アンダーフローする係数がない場合は補正を行わ
ず、利得制御量を式(数29)、式(数30)に示す値にす
る。
【数29】
【数30】
【0064】この補正を行ったアンテナでは、直交変調
器出力が(α-Δ1)/α倍または(α+Δ2)/α倍されるの
で、それぞれに応じて、送信時にパワーアンプの利得制
御回路で利得をα/(α-Δ1)倍またはα/(α+Δ2)するこ
とにより、適正な信号レベルとする。
【0065】このように、実施の形態4では、複素重み
係数の振幅がオーバーフロー又はアンダーフローする場
合に制御利得を算出し直すことにより、確実に直交変調
器への入力信号を適正な範囲に維持することができる。
【0066】(実施の形態5)無線通信においては、不要
な干渉を押さえる目的や電力使用量を削減する目的で送
信パワアンプの利得を小さくしたり、回線品質を保持す
るためにパワアンプの利得を大きくする場合がある。こ
れを一般的に送信電力制御と呼ぶ。実施の形態5では、
アダプティブアレイアンテナ送信において送信電力制御
を行う場合について説明する。
【0067】図4を用いて実施の形態5の動作を説明す
る。利得制御量算出回路404の動作以外は実施の形態
3と同様である。
【0068】直交変調器の特性情報Gと複素重み係数W
1,1、W1,2、W2,1、W2,2およびコード1の送信電力制
御情報C1とコード2の送信電力制御情報C2とを利得制
御量算出回路404に入力する。利得制御量算出回路4
04では、式(数32)に基づいて利得制御回路405、
406への利得制御情報G1、G2を決定するとともに、
式(数33)に基づいて利得制御回路407、408への
利得制御情報G3、G4を決定する。
【0069】上記の送信電力制御はコード毎に行うた
め、送信電力制御量をCnとすれば、アンテナm、コー
ドnに対して、制御情報は複素重み係数Wm,n、送信電
力Cnとなる。この場合、直交変調器入力は、
【数31】 倍される。
【0070】式(数26)は、式(数5)を導出した際に、
コードnの複素重み係数(Wn,m)に対して送信電力制御の
係数Cnを乗算することによって算出できる。そのため、
複素重み係数に対してアンテナ毎に式(数32)に示す利
得制御量Amで利得制御し、アンテナ毎の送信パワアン
プの利得制御回路の利得を式(数33)に示す利得制御量
mとする。
【数32】
【数33】
【0071】尚、実施の形態4で説明したように、式
(数32)に示す振幅補正を行った複素重み係数が大きす
ぎて複素乗算器がオーバーフローする場合や、逆に、複
素重み係数が小さすぎて複素乗算器がアンダーフローす
る場合は、実施の形態4で示したような補正を行う。
【0072】このように、実施の形態5では、送信電力
制御をコード毎に行うことにより生ずる直交変調器入力
の変動を補正することにより、アダプティブアレイアン
テナ送信において送信電力制御を行う場合においても、
直交変調器を最適精度で動作させつつ、アダプティブア
レイアンテナ送信用の重み係数の乗算の精度を適正に保
った状態で送信を実現することができる。
【0073】(実施の形態6)以上の実施の形態では、パ
ワアンプの利得を制御利得Bmで行ってきたが、パワア
ンプの特性によっては、制御利得Bmの変動に高速に追
従できない場合がある。実施の形態6は、この問題を解
決するものである。
【0074】実施の形態6の回路構成は、利得制御量算
出回路104の動作以外は実施の形態1と同様であるた
め、図1を用いて説明する。
【0075】直交変調器の特性情報Gと複素重み係数W
1、W2を利得制御量算出回路104に入力する。この利
得制御量算出回路104では、仮の利得制御量G1
2、G3、G4を上述の式(数3)、式(数4)に基づいて
算出する。
【0076】次いで、各アンテナの仮に算出した利得制
御量とパワアンプの追従性について判定する。判定手順
は、まず、パワアンプの追従できる利得制御量をしきい
値として設定する。次に、仮に算出した利得制御量がし
きい値未満である場合は、利得制御量にパワアンプが追
従できると判定する。仮に算出した利得制御量がしきい
値以上の場合は、利得制御量にパワアンプが追従できな
いと判定する。
【0077】具体的には、利得制御量Bmの値とパワアン
プの追従性を判定する利得制御量しきい値Pとを比較す
る。利得制御量Bmがしきい値Pより小さい場合はパワ
アンプが追従できるということであるから、利得制御量
をBmをそのまま用いる。利得制御量Bmがパワアンプの
追従性を判定するしきい値Pより大きい場合は、パワア
ンプが追従できないということであるから、利得制御量
を追従可能しきい値Pとする。
【0078】つまり、Bm≦Pの場合には、Bmをそのま
ま使い、Am=1/Bm、であり、Bm>Pの場合には、Bm
=P、Am=1/P、となる。
【0079】このように、実施の形態6では、制御利得
mを段階制御することとし、この制御利得Bmに対応し
て制御利得Amの値を再設定することにより、パワアン
プの利得制御特性を補償するものである。これは、利得
制御を相関を持たせた制御利得Amと制御利得Bmとの双
方により行うことで可能となる。
【0080】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、直交変
調器への入力信号の利得制御を行うことにより、直交変
調回路への入力信号レベルを(α-Δ1)から(α+Δ2)の範
囲に入れて直交変調器を最適精度で動作させることがで
きる。この利得制御は、ベクトル乗算手段の出力信号に
対しておこなってもよいし、ベクトル乗算手段へ入力す
る複素重み係数に対しておこなってもよい。更に、その
利得制御により減衰した信号レベルを、送信パワーアン
プにおいて、適正出力に増幅することにより、各アンテ
ナからの送信出力レベルを適正に保つことができる。パ
ワーアンプでの利得制御を行うに際して、直交変調器へ
の入力信号の制御利得の逆数により利得制御することに
より、送信出力は最適になる。
【0081】また、これらの構成により、直交変調器へ
の入力信号の利得制御をCDMA送信方式方式において
適用することができる。この際に、各コード毎に送信電
力制御を行う場合でも適用することができる。
【0082】また、一旦制御利得を求めた後、直交変調
器が最適動作する入力信号レベルとのずれ量を補正して
制御利得を再設定するため、全ての直交変調器を全ての
入力信号に対して最適動作させることができる。更に、
制御利得を再設定した場合には、送信パワーアンプにお
いて、その再設定した制御利得の逆数により利得制御を
行った後に送信することにより、適正レベルの信号を送
信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアダプティブアレーアンテナ送信装置
の実施の形態1及び実施の形態6のブロック図。
【図2】本発明のアダプティブアレーアンテナ送信装置
の実施の形態2のブロック図。
【図3】実施の本発明のアダプティブアレーアンテナ送
信装置の実施の形態3及び実施の形態4のブロック図。
【図4】本発明のアダプティブアレーアンテナ送信装置
の実施の形態5のブロック図。
【図5】従来のアダプティブアレイアンテナ送信装置
【図6】直交変調器の変調特性の説明図
【符号の説明】
102、103 ベクトル乗算回路 104 利得制御量算出回路 105、106、107、108 利得制御回路 113、114 直交変調器 117、118 利得制御回路 204 利得制御量算出回路 205、207、217、218 利得制御回路 304 利得制御量算出回路 305、306、307、308、317、318 利得制御回路 404 利得制御量算出回路 405、406、407、408 利得制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−274687(JP,A) 特開 平8−102767(JP,A) 特開 昭54−115012(JP,A) 特表 平5−508525(JP,A) 特表 平5−503408(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 27/00 - 27/38

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアンテナと、前記アンテナの数だ
    け分岐されたそれぞれの送信ベースバンド変調信号に対
    して指向性制御のための複素重み係数を乗算するベクト
    ル乗算手段と、このベクトル乗算手段の出力信号を直交
    変調する直交変調手段と、前記複素重み係数と予め測定
    した前記直交変調手段の変調精度特性とから定まる利得
    により前記直交変調手段への入力信号を利得制御する利
    得制御手段と、前記直交変調手段の出力を増幅して前記
    アンテナから送信する送信手段と、を具備することを特
    徴とする無線送信装置。
  2. 【請求項2】 利得制御手段は、ベクトル乗算手段の出
    力信号に対して利得制御を実行することを特徴とする請
    求項1記載の無線送信装置。
  3. 【請求項3】 利得制御手段は、ベクトル乗算手段へ入
    力する複素重み係数に対して利得制御を実行することを
    特徴とする請求項2記載の無線送信装置。
  4. 【請求項4】 送信手段は、直交変調器への入力信号に
    対する制御利得の逆数により前記直交変調手段の出力を
    増幅した後に送信を実行することを特徴とする請求項1
    乃至請求項3のいずれかに記載の無線送信装置。
  5. 【請求項5】 利得制御手段は、CDMA送信方式にお
    ける各コードの送信信号に対して利得制御を実行するこ
    とを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載
    の無線送信装置。
  6. 【請求項6】 送信手段は、アンテナm(m=2〜M)、
    ユーザn(n=1〜N)、複素重み係数Wm,nの場合に、
    ユーザN分の複素重み係数の2乗和の平均値により定ま
    る直交変調器入力の平均値の変化分の推定値に基づいて
    パワーアンプの利得を制御することを特徴とする請求項
    5記載の無線送信装置。
  7. 【請求項7】 送信手段は、アンテナm(m=2〜M)、
    ユーザn(n=1〜N)、複素重み係数Wm,nの場合に、
    次式により定まる直交変調器入力の平均値の変化分の推
    定値に基づいてパワーアンプの利得を制御することを特
    徴とする請求項5記載の無線送信装置。 【数1】
  8. 【請求項8】 利得制御手段は、複素重み係数と予め測
    定した前記直交変調手段の変調精度特性と各コード毎の
    送信電力制御量とから定まる利得により前記直交変調手
    段への入力信号を利得制御することを特徴とする請求項
    5記載の無線送信装置。
  9. 【請求項9】 送信手段は、アンテナm(m=2〜M)、
    ユーザn(n=1〜N)、複素重み係数Wm,n、送信電力
    制御量Cnの場合に、ユーザN分の複素重み係数と送信
    電力制御量の積の2乗和の平均値により定まる直交変調
    器入力の平均値の推定値に基づいて送信パワーアンプ
    利得を制御することを特徴とする請求項8記載の無線送
    信装置。
  10. 【請求項10】 送信手段は、アンテナm(m=2〜
    )、ユーザn(n=1〜N)、複素重み係数Wm,n、送信
    電力制御量Cnの場合に、次式により定まる直交変調器
    入力の平均値の推定値に基づいて送信パワーアンプの利
    得を制御することを特徴とする請求項8記載の無線送信
    装置。 【数2】
  11. 【請求項11】 利得補正手段は、利得制御後の複素重
    み係数がアンダーフローする場合、直交変調器の入力レ
    ベル対変調精度特性に基づいて制御利得を大きくする利
    得補正を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項
    10のいずれかに記載の無線送信装置。
  12. 【請求項12】 利得補正手段は、利得制御後の複素重
    み係数がオーバーフローする場合、直交変調器の入力レ
    ベル対変調精度特性に基づいて制御利得を小さくする利
    得補正を実行することを特徴とする請求項1乃至請求項
    10のいずれかに記載の無線送信装置。
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