JP2002044054A - リミッタ回路付きキャリア合成送信回路 - Google Patents

リミッタ回路付きキャリア合成送信回路

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JP2002044054A
JP2002044054A JP2000224176A JP2000224176A JP2002044054A JP 2002044054 A JP2002044054 A JP 2002044054A JP 2000224176 A JP2000224176 A JP 2000224176A JP 2000224176 A JP2000224176 A JP 2000224176A JP 2002044054 A JP2002044054 A JP 2002044054A
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carrier
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instantaneous
limit
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JP2000224176A
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Kohei Sasaki
宏平 佐々木
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Original Assignee
Hitachi Kokusai Electric Inc
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  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電力増幅部のダイナミックレンジを有効に活
用して送信し、移動局のビット誤り率を低下できるリミ
ッタ回路付きキャリア合成送信回路を提供する。 【解決手段】 この発明のリミッタ回路付きキャリア合
成送信回路100は、基地局からのマルチキャリア送信
時に、リミッタ回路40が全キャリアを多重した信号に
基づいて、その瞬時電力と平均電力との比率を瞬時ピー
クファクタとして算出し、その瞬時ピークファクタを基
準値であるピークファクタ閾値と比較し、その結果に基
づいて、リミット係数演算回路47がクリッピングの必
要程度に適合したリミット係数を出力し、リミット乗算
器25,26がそのリミット係数を用いてクリッピング
を行うことにより、共通電力増幅器32のダイナミック
レンジを有効に活用し、不要なクリッピングを行うこと
なく、移動局におけるビット誤り率を低下させることが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、リミッタ回路付
きキャリア合成送信回路に関し、特に、複数のキャリア
に搬送される信号を合成し、電力増幅部の所定の増幅能
力内で増幅して同時に送信するために、その増幅前に各
キャリアが送信する瞬時電力にそれぞれ必要なクリッピ
ングを与えるためのリミット係数をリミッタ回路が出力
するリミッタ回路付きキャリア合成送信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のDS−CDMA(Direct Sequenc
e Code Division Multiple Access=直接拡散符号分割
多元接続)の移動通信システムの基地局送信機におい
て、多数のユーザが下り回線を占有する場合、送信電力
のピークが平均電力に対して突発的に増加すると、共通
電力増幅部に与えるインパクトが問題となり、それに対
処するために、ピーク電力を抑制するようにしている。
このような従来例として、特開平11−313042号
公報に記載された「無線通信装置」や図5に示されたリ
ミッタ回路付きキャリア合成送信回路がある。この無線
通信装置は、複数のキャリア周波数の送信信号に基づい
てそれぞれのピーク電力を検出するピーク電力検出手段
と、検出されたピーク電力が所定の値を超えたときに、
ピーク電力を電力合成前に補正するピーク電力補正手段
と、それぞれのキャリア周波数の送信信号を合成する合
成手段とを使用することを開示している。図5のリミッ
タ回路付きキャリア合成送信回路200も同様な思想に
よって構成されている。すなわち、図5のリミッタ回路
付きキャリア合成送信回路200においては、キャリア
C1,C2,〜,Cmのそれぞれに対応して同様な変調
回路G1,G2,〜,Gmが配置されている。
【0003】各変調回路において、チャネルCH#1,
CH#2,〜,CH#nに対応して送信データ生成回路
111〜11nが配置されている。チャネル多重回路1
21は、送信データ生成回路111〜11nが生成した
QPSK変調信号の同相成分(以降、I成分と記す)を
加算し、チャネル多重回路122は、送信データ生成回
路111〜11nが生成したQPSK変調信号の直交成
分(以降、Q成分と記す)を加算する。チャネル多重回
路121,122の加算結果は、遅延回路123,12
4およびリミッタ回路140に引き渡される。リミッタ
回路140において、瞬時電力演算回路143は、チャ
ネル多重回路121,122が多重したI/Q振幅成分
をチップレートのサンプリング周波数で電力化し、瞬時
電力を算出する。
【0004】平均電力演算回路144は、瞬時電力演算
回路143からの瞬時電力をチップレートに対して十分
に長い区間重み付け平均を算出する。除算回路145
は、瞬時電力演算回路143および平均電力演算回路1
44の演算結果に基づいて、瞬時電力/平均電力(瞬時
ピークファクタ)を算出する。電力比較回路146は、
除算回路145からの瞬時ピークファクタと、上位から
設定されるリミット電力閾値に対応するピークファクタ
閾値とを比較する。リミット係数演算回路147は、瞬
時ピークファクタとピークファクタ閾値との比較から、
瞬時電力がリミット電力閾値を超えたか否かを判断し、
瞬時電力をリミット電力閾値に保持するための乗算計数
値であるリミット係数を算出する。
【0005】他方、遅延回路123,124は、リミッ
タ回路140のリミット係数演算回路147がリミット
係数を算出するまで、チャネル多重回路121,122
の出力である多重I/Q振幅成分に対する次の処理をバ
ッファリングにより遅延させる。リミット乗算器12
5,126は、多重I/Q振幅成分の位相情報が変化し
ないように、対多重I/Q振幅成分にリミット係数をそ
れぞれ乗算し、必要な場合にはピーク電力をクリッピン
グする。LPF(Low Pass Filter=ローパスフィル
タ)127,128は、リミット乗算器125,126
の出力を濾波し、所望の占有帯域幅に帯域制限する。直
交変調器129は、LPF127,128からのI/Q
振幅成分を直交変調する。キャリア合成器131は、各
キャリアC1,C2,〜,Cmに関する直交変調器12
9からの複数の直交変調信号を合成する。共通電力増幅
器132は、キャリア合成器131が合成した結果を電
力増幅して、アンテナ133から各移動局に向けて送信
する。
【0006】図5のリミッタ回路付きキャリア合成送信
回路200の動作について、さらに説明する。この場
合、シングルキャリア送信、全チャネル等電力と仮定
し、サンプリング時間tにおけるチャネル#nの送信デ
ータをDi(n,t),Dq(n,t)とすると、チャ
ネル#1からチャネル#nの多重I/Q振幅成分Ai
(t),Aq(t)は、下式
【0007】
【数1】
【0008】のように示される。図5のリミッタ回路1
40が無かった場合のコンステレーションを見ると、図
6(a)の円で示すリミット電力閾値を超えるI/Q振
幅成分がランダムに存在することが分かる。この場合、
サンプリング時間に対する瞬時電力の関係を示している
のが図6(b)である。上述の場合、瞬時電力Pint
(t)は、下式
【0009】
【数2】
【0010】のように示される。また、平均電力Pav
g(t)は、フェージングの影響を緩和するために、瞬
時電力をチップレートに対して十分に長い区間Tで平均
化した値であるから、下式
【0011】
【数3】
【0012】のように示される。したがって、サンプリ
ング時間tにおける瞬時ピークファクタPF(t)が平
均電力Pavg(t)と瞬時電力Pint(t)とから
求められる。瞬時ピークファクタの許容値は、共通電力
増幅器の性能を決定する尺度であり、低いほど高効率化
が可能となる。この場合、瞬時ピークファクタPF
(t)は、下式のように示される。
【0013】 PF(t)=10log[Pint(t)/Pavg(t)] [dB] ・・(1・4)
【0014】リミット電力閾値Plimit(t)は、
通常上位レイヤによって制御されるピークファクタ閾値
PFthrsh[dB]によって算出される。すなわ
ち、下式のように示される。
【0015】 Plimit(t)=Pavg(t)×10PFthrsh/10 ・・(1・5)
【0016】リミットレベル係数Coef(t)は、瞬
時電力とリミット電力閾値との大小関係によって決定さ
れる。すなわち、下式のように示される。
【0017】 Coef(t)=1 Pint(t)≦Plimit(t) Coef(t)=Plimit(t)/Pint(t) Pint(t)>Plimit ・・(1・6)
【0018】そして、最終的にリミットレベル係数との
乗算により、リミット電力閾値を超えた瞬時電力は、リ
ミット電力閾値にクリッピングされる。この場合、リミ
ット処理後の多重I/Q振幅成分をAi’(t)とA
q’(t)とにすると、下式のように示すことができ
る。
【0019】 Ai'(t)=Ai(t)×Coef(t) Aq'(t)=Aq(t)×Coef(t) ・・(1・7)
【0020】図7(a)のリミット回路有りのコンステ
レーションで分かるようにリミット電力閾値を超えた多
重I/Q振幅成分は、位相回転せずに原点方向に振幅制
限される。また、図7(b)のサンプリング時間に対す
る瞬時電力の関係から分かるように、リミット電力閾値
が小さくなれば、それだけクリッピングされる瞬時電力
の発生頻度が増加することとなる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の基地局
送信機のリミッタ回路付きキャリア合成送信回路におい
ては、各キャリア毎に独立に瞬時ピークファクタを制御
することが可能であったが、複数キャリア合成の無線周
波数信号に関する瞬時ピークファクタの制御はしていな
かった。したがって、キャリア合成による瞬時ピークフ
ァクタの増加分を想定して、リミットレベルを可能な規
定値より予め低く設定する必要があり、後段の電力増幅
器のダイナミックレンジを有効に活用できないという問
題がある。このようにして、クリッピングする振幅レベ
ルが増加すると、送信データに対するビット誤りを増加
させるので、ひいては、移動局受信部のビット誤り率の
特性を劣化させることとなる。
【0022】この発明は、上記の問題を解決すべくなさ
れてものであって、基地局のマルチキャリア送信時に、
全キャリアを合成した信号に基づいて、その瞬時電力と
平均電力との比率を瞬時ピークファクタとして算出し、
その瞬時ピークファクタを基準値と比較することによ
り、クリッピングの必要程度に適合したリミット係数を
出力し、共通電力増幅部のダイナミックレンジを有効に
活用して高効率化を図ることができ、リミットレベルの
最適化を通じて、隣接チャネル漏洩電力特性の向上およ
び移動局におけるビット誤り率の特性向上を図ることが
できるリミッタ回路付きキャリア合成送信回路を提供す
ることを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ために、この発明は、複数のキャリアに搬送される信号
を合成し、電力増幅部の所定の増幅能力内で増幅して同
時に送信するために、その増幅前に各キャリアが送信す
る瞬時電力にそれぞれ必要なクリッピングを与えるため
のリミット係数をリミッタ回路が出力するリミッタ回路
付きキャリア合成送信回路において、前記リミッタ回路
は、全キャリアを多重した信号に基づいて、その瞬時電
力と平均電力との比率を瞬時ピークファクタとして算出
し、その瞬時ピークファクタを基準値と比較することに
より、クリッピングの必要程度に適合したリミット係数
を出力する。
【0024】このような構成によれば、リミッタ回路
は、全キャリアを多重した信号に基づいて、その瞬時電
力と平均電力との比率を瞬時ピークファクタとして算出
し、その瞬時ピークファクタを基準値と比較した結果に
よって、クリッピングの必要程度に適合したリミット係
数を出力する。そして、リミッタ回路付きキャリア合成
送信回路は、このリミット係数に基づいて、それぞれの
キャリアにおける瞬時電力に必要なクリッピングを行う
ので、クリッピングを行った後の各キャリアを合成した
後の送信信号は、電力増幅部の所定の増幅能力を最大有
効に利用する状態となっている。
【0025】そして、この発明の実施の形態では、複数
のキャリアC1,C2,〜,Cmに搬送される信号をキ
ャリア合成器31で合成して電力増幅器32の所定の増
幅能力内で同時に送信するために、各キャリアC1,C
2,〜,Cmが送信する瞬時電力にそれぞれ必要なクリ
ッピングを与えるリミット係数をリミッタ回路40が出
力するリミッタ回路付きキャリア合成送信回路100に
おいて、前記リミッタ回路40は、全キャリアC1,C
2,〜,Cmを多重した信号に基づいて、その瞬時電力
と平均電力との比率を瞬時ピークファクタとして算出
し、その瞬時ピークファクタを基準値と比較することに
より、クリッピングの必要程度に適合したリミット係数
を出力する。したがって、リミッタ回路付きキャリア合
成送信回路100は、このリミット係数に基づいて、共
通電力増幅器32による電力増幅を行う前に、リミット
乗算器25,26によりそれぞれのキャリアC1,C
2,〜,Cmの瞬時電力に対する必要なクリッピングを
行うので、クリッピングを行った後に、キャリア合成器
31が各キャリアを合成した後の送信信号は、共通電力
増幅部32の所定の増幅能力を最大有効に利用する状態
となっている。
【0026】また、この発明は、複数のキャリアのそれ
ぞれに対応して設けられ、各キャリアによって搬送され
る複数のチャネルの同相信号を多重化し、多重化同相信
号として出力する第1のチャネル多重回路と、各キャリ
アに対応して設けられ、前記複数のチャネルの直交信号
を多重化し、多重化直交信号として出力する第2のチャ
ネル多重回路と、第1,第2のチャネル多重回路の出力
である瞬時電力に基づいて、第1,第2のチャネル多重
回路の瞬時電力に対して加えるべき必要なクリッピング
を指示するリミット係数を出力するリミッタ回路と、各
キャリアに対応して設けられ、リミッタ回路からのリミ
ット係数に基づいて、第1,第2の多重回路の瞬時電力
に対してクリッピングを行うリミット処理回路と、各キ
ャリアに対応して設けられ、リミット処理回路がクリッ
ピングを行った多重化同相信号と多重化直交信号とによ
り直交変調を行う直交変調器と、各キャリアに対応して
設けられた直交変調器からの出力を合成するキャリア合
成器と、キャリア合成器の出力を電力増幅してアンテナ
から送信する共通電力増幅器とを有するリミッタ回路付
きキャリア合成送信回路において、前記リミッタ回路
は、各キャリアに対応してそれぞれ設けられた第1のチ
ャネル多重回路の出力を多重化する第1のキャリア多重
回路と、各キャリアに対応してそれぞれ設けられた第2
のチャネル多重回路の出力を多重化する第2のキャリア
多重回路と、第1,第2のキャリア多重回路の瞬時出力
に基づいて、複数のキャリアに対応するそれぞれのリミ
ット処理回路に与えるリミット係数を算出し、算出した
リミット係数をそれぞれのリミット処理回路に与えるリ
ミット係数出力回路とを有する。
【0027】さらに、この発明において、前記リミット
係数出力回路は、第1,第2のキャリア多重回路の瞬時
出力に基づいて、全キャリアの瞬時出力を演算する瞬時
電力演算回路と、第1,第2のキャリア多重回路の瞬時
出力に基づいて、チップレートに対して十分に長い区間
重み付け平均を算出する平均電力演算回路と、瞬時電力
と平均電力との比率を瞬時ピークファクタとして算出す
る除算回路と、算出された瞬時ピークファクタを基準値
と比較する電力比較回路と、電力比較回路の比較結果か
らリミット係数を演算出力するリミット係数演算回路と
を有する。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて添付図面に基づいて説明する。図1は、この発明の
リミッタ回路付きキャリア合成送信回路の実施の形態を
示す回路ブロック図、図2ないし図4は、図1のリミッ
タ回路付きキャリア合成送信回路の動作を説明するため
の図である。図1のリミッタ回路付きキャリア合成送信
回路100は、DS−CDMAやMC−CDMAの移動
通信システムの基地局送信機等に使用することを目的と
するものであって、複数のキャリアC1,C2,〜,C
mにそれぞれ対応する複数の変調回路H1,H2,〜,
Hmと、それぞれの変調回路H1,H2,〜,Hmにリ
ミット係数を与えるリミッタ回路40と、それぞれの変
調回路H1,H2,〜,Hmからの直交変調出力を合成
してアンテナから送信するキャリア合成送信回路30と
から構成されている。
【0029】図1のリミッタ回路付きキャリア合成送信
回路100は、これに限定されるわけではないが、変調
回路H1,H2,〜,Hmが同じ形式で構成されている
ものとする。例えば、変調回路H1,H2,〜,Hmの
それぞれは、チャネルch#1,ch#2,〜,ch#
nに対応して、同相成分(I成分)と直交成分(Q成
分)とからなるQPSK変調信号である送信データを生
成する送信データ生成回路11〜1nを有している。チ
ャネル多重回路21は、送信データ生成回路11〜1n
が生成した各チャネルのI成分を加算し、チャネル多重
回路22は、送信データ生成回路11〜1nが生成した
各チャネルのQ成分を加算する。チャネル多重回路2
1,22の出力は、遅延回路23,24に与えられると
ともに、リミッタ回路40のキャリア多重回路41,4
2にそれぞれ与えられる。
【0030】リミッタ回路40において、キャリア多重
回路41は、有効なキャリアC1,C2,〜,Cmに関
する変調回路H1,H2,〜,Hmの各チャネル多重回
路21の出力であるI成分を加算(多重)する。同様
に、キャリア多重回路42は、有効なキャリアC1,C
2,〜,Cmに関する変調回路H1,H2,〜,Hmの
各チャネル多重回路22の出力であるQ成分を加算す
る。瞬時電力演算回路43は、キャリア多重回路41,
42がそれぞれ多重したI/Q振幅成分をチップレート
のサンプリング周波数で電力化し、瞬時電力を算出す
る。平均電力演算回路44は、瞬時電力演算回路43か
らの瞬時電力をチップレートに対して十分に長い区間重
み付け平均を算出する。
【0031】除算回路45は、瞬時電力演算回路43お
よび平均電力演算回路44の演算結果に基づいて、瞬時
電力/平均電力(瞬時ピークファクタ)を算出する。電
力比較回路46は、除算回路45からの瞬時ピークファ
クタと、上位から設定されるピークファクタ閾値(リミ
ット電力閾値から算出される)と比較する。リミット係
数演算回路47は、電力比較回路46による瞬時ピーク
ファクタとピークファクタ閾値との比較から、瞬時電力
がリミット電力閾値を超えたか否かを判断し(後述)、
瞬時電力をリミット電力閾値に保持するための乗算計数
値であるリミット係数を算出する。
【0032】他方、変調回路H1,H2,〜,Hmにお
いては、リミット係数演算回路47がリミット係数を算
出するまで、遅延回路23,24がチャネル多重回路2
1,22の出力である多重I/Q振幅成分に対する次の
処理をバッファリングにより遅延させている。リミット
乗算器25,26は、多重I/Q振幅成分の位相情報が
変化しないように、対多重I/Q振幅成分に対し、リミ
ット係数演算回路47からのリミット係数をそれぞれ乗
算し、ピーク電力に対して、必要なクリッピングを行
う。LPF(Low Pass Filter=ローパスフィルタ)2
7,28は、リミット乗算器25,26の出力を濾波
し、所望の占有帯域幅に帯域制限する。直交変調器29
は、LPF27,28からのI/Q振幅成分を直交変調
する。
【0033】キャリア合成送信回路30のキャリア合成
器31は、各キャリアC1,C2,〜,Cmに関する各
直交変調器29からの複数の直交変調出力を合成する。
共通電力増幅器32は、キャリア合成器31が複数の直
交変調出力を合成した結果を電力増幅して、アンテナ3
3から各移動局に向けて送信する。このように、図1の
リミッタ回路付きキャリア合成送信回路100におい
て、リミッタ回路40が全てのキャリアC1,C2,
〜,Cmを合成し、全体をチェックした結果に基づいて
各キャリアにおける瞬時ピークファクタに関する制御を
行っている。したがって、従来のようにキャリアC1,
C2,〜,Cmのそれぞれに対して独立に瞬時ピークフ
ァクタを制御することはしないので、キャリア合成によ
る瞬時ピークファクタの増加分を予め想定して、リミッ
ト電力閾値を規定値より低く設定する必要がなく、後段
の共通電力増幅器32のダイナミックレンジを有効に活
用できる。
【0034】上述のマルチキャリア合成送信回路100
の動作について図2ないし図4を参照してさらに詳しく
説明する。ここでは、説明を簡単にするため、2キャリ
ア送信と仮定する。キャリアC1における、サンプリン
グ時間tのnチャネル送信データをD1i(n,t),
D1q(n,t)とすると、チャネル#1からチャネル
#nの多重I/Q振幅成分A1i(t),A1q(t)
は、下式
【0035】
【数4】
【0036】のように示される。また、キャリアC2の
チャネル多重後の多重I/Q振幅成分A2i(t),A
2q(t)は、下式
【0037】
【数5】
【0038】のように示される。各キャリアC1,C2
の瞬時電力Pint1(t),Pint2(t)は、下
【0039】
【数6】
【0040】のように示される。図1のリミッタ回路付
きキャリア合成送信回路100において、マルチキャリ
アがキャリアC1,C2であるときに、もし、リミッタ
回路40が無いものとすると、キャリアC1およびキャ
リアC2のサンプリング時間に対する瞬時電力の関係は
それぞれ、図2(a)および図2(b)のように示され
る。なお、有効なチャネル数や各チャネルの送信電力値
により、瞬時電力は異なるので、平均電力Pavg1(t) お
よび Pavg2(t) は、各キャリア独立となる。キャリア多
重後の瞬時電力 Pint_comb(t) と、瞬時ピークファクタ
PFcomb(t) と、リミット電力閾値Plimit_comb(t) との
算出方法は、従来のリミッタ回路におけると同様であ
り、瞬時電力は、図2(c)に示されるように変動す
る。なお、キャリア多重後の瞬時ピークファクタの値
は、共通増幅器前段の無線周波数信号における瞬時ピー
クファクタの値と等価となり、ピークファクタ閾値 PFt
hrsh [dB] によりピーク電力の抑制が可能となる。式で
示せば、
【0041】 Pint_comb(t)=Pint1(t)+Pint2(t) ・・(2・4)
【数7】 PFcomb(t)=10log[Pint_comb(t)/Pavg_comb(t)] [dB] ・・(2・6) Plimit_comb(t)(t)=Pavg_comb(t)(t)×10PFthrsh/10 ・・(2・7)
【0042】となる。したがって、キャリア多重後の瞬
時電力とリミット電力閾値との大小関係によって、全キ
ャリア共通のリミット係数 Coef_comb(t) が決定され
る。すなわち、リミット係数 Coef_comb(t) は、下式の
ように示される。
【0043】 Coef_comb(t)=1 ただし、Pint_comb(t)≦Plimit_comb(t) Coef_comb(t)=Plimit_comb(t)/Pint_comb(t) ただし、Pint_comb(t)>Plimit_comb(t) ・・(1・6)
【0044】このようなリミット処理後における多重I
/Q振幅成分をA1i’(t),A1q’(t)および
A2i’(t)とA2q’(t)とにすると、下式のよ
うに示すことができる。
【0045】 A1i'(t)=A1i(t)×Coef_comb(t) A1q'(t)=A1q(t)×Coef_comb(t) A2i'(t)=A2i(t)×Coef_comb(t) A2q'(t)=A2q(t)×Coef_comb(t) ・・(2・9)
【0046】ここで、従来のシングルキャリアに対応し
たリミッタ回路を用いるリミッタ回路付きキャリア合成
送信回路200と、この発明のマルチキャリアに対応し
たリミッタ回路を用いるリミッタ回路付きキャリア合成
送信回路100とを比較すると、従来のリミッタ回路付
きキャリア合成送信回路200においては、図3(a)
および図3(b)のように、キャリア独立に上位レイヤ
によって設定されるピークファクタ閾値(リミット電力
閾値を決定する)で制御可能であるが、キャリア合成器
による複数キャリア合成時には、図3(c)に示される
ように、瞬時電力は、実際に使用可能なリミット電力閾
値より低いピーク値に納まるように制御されている(す
なわち、共通電力増幅器の増幅能力より低く制御されて
いる)。このことは、クリッピングが必要でないI/Q
成分にまで振幅制限を加えていることとなり、全送信デ
ータに対して誤ったビットを挿入する結果となる。
【0047】上述の場合と違って、本発明のリミッタ回
路付きキャリア合成送信回路100によれば、図4
(c)に示されるように、実際に使用可能なリミット電
力閾値を一杯に使用可能としている(すなわち、共通電
力増幅器の増幅能力を十分に利用している)。換言すれ
ば、図4(a)および図4(b)に示されるように、キ
ャリア独立という観点から見れば、図3(a)および図
3(b)で示されるごとく、リミット電力閾値を超える
瞬時電力があるが、複数キャリア(マルチキャリア)多
重後において、使用可能なリミット電力閾値を超える場
合にのみ、個々のキャリアの瞬時電力をクリッピングし
ているので、実際に使用可能なリミット電力閾値を一杯
に使用しているとともに、クリッピングが必要でないI
/Q成分に振幅制限を加えることがない。なお、上記の
リミッタ回路付きキャリア合成送信回路100におい
て、LPF27,28をD/A変換後のアナログ部で構
成すれば、FIRフィルタを用いるような多大なゲート
数を必要とせず、ハード規模の削減が可能である。
【0048】
【発明の効果】この発明のリミッタ回路付きキャリア合
成送信回路は、以上において説明したように構成されて
いるので、MC−CDMA等の基地局のマルチキャリア
送信時に、全キャリアを多重した信号に基づいて、その
瞬時電力と平均電力との比率を瞬時ピークファクタとし
て算出し、その瞬時ピークファクタを基準値であるピー
クファクタ閾値と比較することにより、クリッピングの
必要程度に適合したリミット係数を出力し、共通電力増
幅部のダイナミックレンジを有効に活用して高効率化を
図ることができる。また、このようなリミット係数の最
適化を通じて、隣接チャネル漏洩電力特性の向上および
移動局におけるビット誤り率の特性向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のリミッタ回路付きキャリア合成送信
回路の実施の形態を示す回路ブロック図である。
【図2】(a)は、図1のリミッタ回路付きキャリア合
成送信回路において、リミッタ回路が無かった場合、キ
ャリアC1の瞬時電力がサンプリング時間に対して有す
る関係を示すグラフである。(b)は、図1のリミッタ
回路付きキャリア合成送信回路において、リミッタ回路
が無かった場合、キャリアC2の瞬時電力がサンプリン
グ時間に対して有する関係を示すグラフである。(c)
は、図1のリミッタ回路付きキャリア合成送信回路にお
いて、リミッタ回路が無かった場合、キャリアC1,C
2が多重された後において、多重されたキャリアC1,
C2の瞬時電力がサンプリング時間に対して有する関係
を示すグラフである。
【図3】(a)は、図2におけると同様なキャリアC1
に個別にリミット電力閾値によりクリッピングを行うと
した場合の状態を説明するグラフである。(b)は、図
2におけると同様なキャリアC2に個別にリミット電力
閾値によりクリッピングを行うとした場合の状態を説明
するグラフである。(c)は、(a)および(b)に示
されるようにクリッピングを行ったキャリアC1,C2
を多重した場合に、多重されたキャリアC1,C2の瞬
時電力がサンプリング時間に対して有する関係を示すグ
ラフである。
【図4】(a)は、図1のリミッタ回路付きキャリア合
成送信回路において、キャリアC1の瞬時電力がサンプ
リング時間に対して有する関係を示すグラフである。
(b)は、図1のリミッタ回路付きキャリア合成送信回
路において、キャリアC2の瞬時電力がサンプリング時
間に対して有する関係を示すグラフである。(c)は、
(a)および(b)に示されるようにクリッピングを行
ったキャリアC1,C2を多重した場合に、多重された
キャリアC1,C2の瞬時電力がサンプリング時間に対
して有する関係を示すグラフである。
【図5】リミッタ回路付きキャリア合成送信回路の従来
例を示す回路ブロック図である。
【図6】(a)は、図5のリミッタ回路が無かった場合
のコンステレーションを示す図である。(b)は、
(a)に関し、瞬時電力がサンプリング時間に対して有
する関係を示すグラフである。
【図7】(a)は、図5におけるコンステレーションを
示す図である。(b)は、(a)に関し、瞬時電力がサ
ンプリング時間に対して有する関係を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
11,12,〜,1n 送信データ生成回路、21,2
2 チャネル多重回路、23,24 遅延回路、25,
26 リミット乗算器、27,28 LPF、29 直
交変調器、30 キャリア合成送信回路、31 キャリ
ア合成器、32共通電力増幅器、33 アンテナ、40
リミッタ回路、41,42 キャリア多重回路、43
瞬時電力演算回路、44 平均電力演算回路、45
除算回路、46 電力比較回路、47 リミット係数演
算回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のキャリアに搬送される信号を合成
    し、電力増幅部の所定の増幅能力内で増幅して同時に送
    信するために、その増幅前に各キャリアが送信する瞬時
    電力にそれぞれ必要なクリッピングを与えるためのリミ
    ット係数をリミッタ回路が出力するリミッタ回路付きキ
    ャリア合成送信回路において、 前記リミッタ回路は、全キャリアを多重した信号に基づ
    いて、その瞬時電力と平均電力との比率を瞬時ピークフ
    ァクタとして算出し、その瞬時ピークファクタを基準値
    と比較することにより、クリッピングの必要程度に適合
    したリミット係数を出力することを特徴とするリミッタ
    回路付きキャリア合成送信回路。
  2. 【請求項2】 複数のキャリアのそれぞれに対応して設
    けられ、各キャリアによって搬送される複数のチャネル
    の同相信号を多重化し、多重化同相信号として出力する
    第1のチャネル多重回路と、各キャリアに対応して設け
    られ、前記複数のチャネルの直交信号を多重化し、多重
    化直交信号として出力する第2のチャネル多重回路と、
    第1,第2のチャネル多重回路の出力である瞬時電力に
    基づいて、第1,第2のチャネル多重回路の瞬時電力に
    対して加えるべき必要なクリッピングを指示するリミッ
    ト係数を出力するリミッタ回路と、各キャリアに対応し
    て設けられ、リミッタ回路からのリミット係数に基づい
    て、第1,第2の多重回路の瞬時電力に対してクリッピ
    ングを行うリミット処理回路と、各キャリアに対応して
    設けられ、リミット処理回路がクリッピングを行った多
    重化同相信号と多重化直交信号とにより直交変調を行う
    直交変調器と、各キャリアに対応して設けられた直交変
    調器からの出力を合成するキャリア合成器と、キャリア
    合成器の出力を電力増幅してアンテナから送信する共通
    電力増幅器とを有するリミッタ回路付きキャリア合成送
    信回路において、 前記リミッタ回路は、 各キャリアに対応してそれぞれ設けられた第1のチャネ
    ル多重回路の出力を多重化する第1のキャリア多重回路
    と、 各キャリアに対応してそれぞれ設けられた第2のチャネ
    ル多重回路の出力を多重化する第2のキャリア多重回路
    と、 第1,第2のキャリア多重回路の瞬時出力に基づいて、
    複数のキャリアに対応するそれぞれのリミット処理回路
    に与えるリミット係数を算出し、算出したリミット係数
    をそれぞれのリミット処理回路に与えるリミット係数出
    力回路とを有することを特徴とするリミッタ回路付きキ
    ャリア合成送信回路。
  3. 【請求項3】 前記リミット係数出力回路は、第1,第
    2のキャリア多重回路の瞬時出力に基づいて、全キャリ
    アの瞬時出力を演算する瞬時電力演算回路と、第1,第
    2のキャリア多重回路の瞬時出力に基づいて、チップレ
    ートに対して十分に長い区間重み付け平均を算出する平
    均電力演算回路と、瞬時電力と平均電力との比率を瞬時
    ピークファクタとして算出する除算回路と、算出された
    瞬時ピークファクタを基準値と比較する電力比較回路
    と、電力比較回路の比較結果からリミット係数を演算出
    力するリミット係数演算回路とを有する請求項2記載の
    リミッタ回路付きキャリア合成送信回路。
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