JP3537552B2 - 蒸れの少ない黒色系スエード調人工皮革 - Google Patents

蒸れの少ない黒色系スエード調人工皮革

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面で赤外線を反
射することにより、赤外線による、原反内部および裏面
の温度上昇をおさえ、着用者が蒸れることが少ないこと
を特徴とし、かつ柔軟で適度の伸縮性があり、形態安定
性に優れたスエード調人工皮革に関するものであり、特
にシューズ、手袋、衣料等の用途に適する。
【0002】
【従来の技術】従来、人工皮革はその柔軟性、高級感、
イージーケア性等により、スポーツシューズ、衣料、手
袋等の広範囲の用途に使用されている。人工皮革は、表
面に銀面を有する銀面付きタイプと、表面に立毛を有す
るスエードタイプに大別される。なかでも基体層が極細
繊維と弾性重合体とからなり、その表面に該極細繊維の
立毛を有するスエード調人工皮革は、優美で高級感があ
り、外観、風合いおよび柔軟性に優れることから、各種
用途に使用されている。一方で、商品の感性の多様化、
機能性に対する要求は年々高まり、これまでにない感
性、機能性が要求されている。衣料、手袋等のファッシ
ョン素材に利用されるスエード調人工皮革は、一般に染
色されて用いられるが、その中で、黒色あるいは黒っぽ
い濃色(これらを含めて黒色系と称す)は、ほとんどの
用途に於て使用される色であり、特に、衣料や手袋用途
では、かなりのウェィトを占めている。この場合、染色
のみでは黒度、濃色度、堅牢度に劣るため、あらかじめ
顔料によって基体を着色(原着)し、スエード調人工皮
革とした後に染色する方法が一般に用いられている。そ
してこのような黒色系のスエード調人工皮革の着色に使
用される黒色顔料は、価格、取り扱いの容易さ、耐久性
等の点から、これまでカーボンブラックが主に用いられ
てきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
黒色系スエード調人工皮革は、表面が赤外線を吸収する
ため、衣料や手袋として使用した場合、使用中にその裏
面の温度が上昇し、発により着用者が蒸れを生じる原
因となっていた。しかし、この温度上昇をおさえること
に関しては、従来なんら対策がなされていなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、極細繊維束と
弾性重合体とからなり、表面に極細繊維立毛を有するス
エード調人工皮革において、表面の極細繊維の50重量
%以上が、赤外線を反射する黒色顔料を繊維重量に対し
て5〜20%含み、単繊維繊度が0.1デニール以下の
極細繊維であることを特徴とするスエード調人工皮革に
関するものである。
【0005】本発明のスエード調人工皮革は、例えば、
以下の各工程を組みあわせ行なうことにより製造するこ
とができる。即ち、赤外線を反射する黒色顔料を含む
極細繊維束に変成し得る極細繊維発生型繊維を製造する
工程、該繊維からなる絡合不織布を製造する工程、
必要に応じて不織布を仮固定する工程、該絡合不織布
に弾性重合体液を含浸し湿式凝固する工程、該繊維を
極細繊維束に変成する工程、少なくとも一面に立毛を
形成する工程により、本発明のスエ―ド調人工皮革を製
造することができる。これらの工程において、上記工程
とは順序が逆転していてもよい。
【0006】本発明でいう極細繊維発生型繊維とは、繊
維軸方向に直角となるように繊維断面を観察した場合
に、断面が海島型の多成分系繊維となっている繊維であ
り、かつ島成分が繊維軸方向に長く伸びた形態となって
おり、この繊維から海成分を抽出又は分解除去すること
により島成分が残り、島成分が極細繊維となった極細繊
維束となる。この島成分を構成するポリマーとしては、
例えば、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン610、
ナイロン12で代表されるナイロン類、その他の可紡性
のポリアミド類、ポリエチレンテレフタレートまたはそ
れを主体とする共重合体、ポリブチレンテレフタレート
またはそれを主体とする共重合体、脂肪族ポリエステル
またはその共重合体等の可紡性のポリエステル類、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブチレンなどのポリオ
レフィン類、等の溶融紡糸可能なポリマー類から選ばれ
た、少なくとも1種類のポリマ―が挙げられる。
【0007】また、海成分を構成するポリマ―として
は、島成分と溶剤または分解剤に対する溶解性または分
解性を異にし、かつ島成分との親和性の小さいポリマ―
であって、さらに紡糸条件下で島成分ポリマーの溶融粘
度より小さい溶融粘度であるか、あるいは表面張力の小
さいポリマ―であり、例えば、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリスチレン、エチレンプロピレン共重合体、
エチレン酢酸ビニル共重合体、スチレンエチレン共重合
体、スチレンアクリル共重合体、などのポリマ―から選
ばれた少なくとも1種類のポリマ―が挙げられる。
【0008】島成分となるポリマーには、赤外線を反射
する顔料を極細繊維重量に対して5%以上含有するよう
に顔料を混合する。本発明でいう、「赤外線を反射する
黒色顔料」とは、ポリ塩化ビニル中に顔料を樹脂に対し
て2%練り込み、厚さ100μのフィルムの状態で測定
した場合に、800nmの反射率が70%以上を示す黒
色顔料である。この、赤外線を反射する黒色顔料として
は、例えば、ペリレンブラック(商品名パリオゲンブラ
ック:BASF製)が使用される。この黒色顔料の添加
比率は、少ないと十分な黒度が得られないため、極細繊
維重量に対して5%以上、より好ましくは7%以上であ
る。上限値に関しては特に限定されないが、添加効果お
よび繊維物性の低下を防ぐ点より20%以下である。ま
た、必要に応じて、酸化防止剤等の添加剤や、他の着色
剤、顔料等を本発明の目的を大きく損なわない範囲で添
加してもよい。この際の着色剤としては、染料でも顔料
でもよく、色に関しても黒である必要はない。
【0009】極細繊維発生型繊維中に占める極細繊維成
分(島成分)の比率は、40〜80重量%が紡糸安定性
や経済性の点で好ましい。極細繊維発生型繊維は、従来
公知の方法にて、延伸、捲縮、熱固定、カット、開繊な
どの処理工程を経て繊度2〜10デニールの繊維とす
る。
【0010】極細繊維発生型繊維を構成する極細繊維の
単繊維繊度は0.1デニール以下であることが好まし
い。単繊維繊度は0.1デニール以上になると繊維が太
すぎて柔軟な風合いが得られない。しかし、風合いを損
なわない範囲でレギュラー繊維を混綿することは可能で
あり、極細繊維の平均繊度の異なる極細繊維発生型繊維
を混綿することもできる。好ましくは表面を構成する極
細繊維の50重量%以上が、前記した「赤外線を反射す
る黒色顔料」を含有する極細繊維である。
【0011】極細繊維発生型繊維は、カードで解繊し、
ウェバーを通してランダムウェブまたはクロスラップウ
ェブを形成し、得られた繊維ウェブを所望の重さ、厚さ
に積層する。次いで、公知の方法にてニードルパンチあ
るいは水流絡合処理を行なって絡合不織布とする。この
際、上記の異なる繊維を混綿してもよいし、さらに異な
る繊維からなるウェブを積層してもよい。ニードルパン
チ数および条件は、使用針の形状やウェブの厚みで異な
るが、一般的に200〜2500パンチ/cm2の範囲
で設定される。ニードルパンチ条件が強すぎる場合に
は、繊維の絡合効果よりもむしろ繊維の切断が増加する
ことになり、引裂強力等の物性の低下を招くことにな
る。また、ニードルパンチ条件が弱すぎる場合には、剥
離強力等の物性低下を招く。
【0012】この繊維絡合不織布は、必要に応じて、極
細繊維発生型繊維の海成分を溶融させるといった、不織
布を仮固定する工程を追加することによって、製品の物
性、外観を向上させることができる。もちろんポリビニ
ルアルコールのような水溶性樹脂を用いて不織布を仮固
定してもよい。
【0013】次に繊維絡合不織布に弾性重合体を含浸、
凝固する。繊維絡合不織布に含浸する弾性重合体として
は、例えば、平均分子量500〜3000のポリエステ
ルジオール、ポリエーテルジオ―ル、ポリカ―ボネ―ト
ジオ―ルなどから選ばれた少なくとも1種類のポリマ―
ジオ―ルと、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
―ト、イソホロジイソシアネ―ト、ヘキサメチレンジイ
ソシアネ―トなどの、芳香族系、脂環族系、脂肪族系の
ジイソシアネ―トなどから選ばれた少なくとも1種のジ
イソシアネ―ト化合物と、エチレングリコール、エチレ
ンジアミン、ブタンジオールなどの、2個以上の活性水
素原子を有する、少なくとも1種の低分子化合物とを所
定のモル比で反応させて得たポリウレタンが挙げられ
る。ポリウレタンには、必要に応じて、合成ゴム、ポリ
エステルエラストマ―などの重合体が添加されていても
よい。
【0014】そしてポリウレタンを主体とした重合体を
溶剤あるいは分散剤に分散させて得た重合体液を繊維絡
合不織布に含浸し、重合体の非溶剤で処理して該重合体
を湿式凝固させ、繊維質基体とする。重合体液には必要
に応じて着色剤、凝固調節剤、酸化防止剤、等の添加剤
を配合するが、本発明の効果をより高めるために、前記
した赤外線を反射する黒色顔料をこの重合体液に添加す
ることが好ましい。この場合の、赤外線を反射する黒色
顔料の好適な添加量は、黒度と物性の兼ね合いから、樹
脂(固形分)に対して、0.1〜5重量%の範囲であ
る。着色剤としては染料でも顔料でもよく、色に関して
も黒である必要はない。繊維質基体に占めるポリウレタ
ンあるいはポリウレタン組成物の量は、固形分として重
量比で20〜60%の範囲が好ましい。この範囲を外れ
ると、繊維と弾性重合体とのバランスが悪くなり、製品
の腰がなくなったり、ふくらみ感が得られなくなったり
する。弾性重合体が含浸されていることにより形態安定
性や適度の伸縮性が得られる。
【0015】重合体を含浸、凝固させた繊維質基体は、
極細繊維および重合体の非溶剤または非分解剤であり、
かつ極細繊維発生型繊維の海成分の溶剤または分解剤で
処理することにより、海成分を繊維から除去し極細繊維
発生型繊維を極細繊維束とする。この工程は、前記した
ポリウレタン含浸、凝固工程に先立って行ってもよい。
極細繊維束とすることにより、柔軟性および適度の伸縮
性が得られる。また前記の仮固定工程にポリビニルアル
コールのような接着剤を使用した場合には、ポリウレタ
ン含浸後かつ立毛繊維面を形成する前に、水洗等により
該接着剤を除去する。
【0016】次に、繊維質基体の少なくとも一面に、極
細繊維を主体とした立毛繊維面を形成させる。立毛繊維
面を形成させる方法は、従来公知のサンドペーパーによ
るバフィング、針毛起毛等の方法により行うことができ
る。
【0017】繊維立毛を形成した基体は、必要に応じ
て、染色、揉み、柔軟化処理、撥水処理、ブラッシング
などの仕上げ処理を行い、スエード調人工皮革の製品が
得られる。染色は、黒である必要はなく、たとえば赤、
緑、紺、茶等の色であってもよい。
【0018】
【実施例】以下に本発明を実施により具体的に説明する
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。なお、実施例中の部および%は、断わりの無い限
り、重量に関するものである。
【0019】実施例1 6ナイロン32.5部、ペリレンブラック(商品名パリ
オゲンブラック:BASF製:前記赤外線反射率85
%)を20%含有する6ナイロン17.5部、ポリエチ
レン50部よりなる10デニールの混合紡糸繊維を2.
5倍に延伸し、捲縮を行い繊維長51mmに切断してス
テープルを得た。次いでクロスラップウェバーでウェブ
を作製し、ウェブの両側から交互に合計400パンチ/
cm2のニードルパンチングを行い、目付け約550g
/m2の繊維絡合不織布をつくった。この不織布に、平
均分子量2000のポリテトラメチレングリコール、平
均分子量2000のポリカプロラクトングリコール、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ―ト、エチレ
ングリコールから重合したポリウレタン13部、ペリレ
ンブラック0.1部、ジメチルホルムアミド86.9部
から成るポリウレタン溶液に含浸し、凝固、水洗し、次
いでトルエン中でポリエチレンを溶解、除去して、厚さ
1.2mmの黒色シート状基材を得た。このシート状基
材の、繊維とポリウレタンの重量比は、約70:30で
あった。次いで、基材の厚みを二分割にスライスし、ス
ライス面をサンドペーパーにてバフィングし、厚さ0.
5mmに厚み合わせを行った後、他の面を粒度#400
のサンドペーパーでバフィングして繊維立毛シートとし
た。このシートは、下記の条件にて黒色に染色した。
【0020】染料:カヤカランブラック2RL(日本化
薬) 2%owf 浸透剤:レベランNKD 2g/l 染色温度:92℃ このシートより、直径10cmのサンプルを切り抜き、
12.5cm(5inch)上方から、赤外線ランプに
て赤外線を照射し、サンプル裏面の温度を表面温度計に
より測定した。このときの温度上昇曲線を表1に示す。
なお、このシートを構成する極細繊維の平均繊度は0.
01デニールであった。
【0021】実施例2 海成分として6−ナイロン5部(極細繊維B)とポリエ
チレン35部とを同一溶融系で溶融したものと、島成分
(極細繊維A)として6−ナイロン37.25部と、ペ
リレンブラック(商品名パリオゲンブラック:BASF
製:前記赤外線反射率85%)を20%含有する6ナイ
ロン22.75部を溶融したものとを、別の系から導入
し、紡糸口金部で繊維形状を規定して紡糸する方法によ
り、島本数が50本となるように紡糸し、繊度10デニ
ールの極細繊維発生型繊維を得た。このとき、繊維の断
面を観察すると、極細繊維Bの平均本数は約50本であ
り、極細繊維Aと極細繊維Bとはほぼ均一に分散してい
た。得られた繊維を3.0倍に延伸し、捲縮を付与した
後、繊維長51mmに切断し、カードで解繊した後クロス
ラップウェバーでウェブとした。次に、ニードルパンチ
により、目付550g/m2の繊維絡合不織布とした。
この繊維絡合不織布を、以下実施例1と同じ工程で処理
し、得られたスエード調シートに赤外線を照射して裏面
の温度上昇を測定した。
【0022】比較例1 6ナイロン32.5部、カーボンブラック(大日本イン
キ製ダイラックブラックL1770S:前記赤外線反射
率5%)を20%含有する6ナイロン17.5部、ポリ
エチレン50部よりなる10デニールの混合紡糸繊維を
2.5倍に延伸し、捲縮を行い、繊維長51mmに切断
してステープルを得た。次いでクロスラップウェバーで
ウェブを作製し、ウェブの両側から交互に合計400パ
ンチ/cm2のニードルパンチングを行い、目付け約5
50g/m2の繊維絡合不織布をつくった。この不織布
に、平均分子量2000のポリテトラメチレングリコー
ル、平均分子量2000のポリカプロラクトングリコー
ル、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ―ト、エ
チレングリコールから重合したポリウレタン13部、カ
ーボンブラック0.1部、ジメチルホルムアミド86.
9部からなるポリウレタン溶液に含浸し、凝固、水洗
し、次いでトルエン中でポリエチレンを溶解、除去し
て、厚さ1.2mmの黒色シート状基材を得た。このシ
ート状基材の、繊維とポリウレタンの重量比は、約7
0:30であった。このシート状基材を、以下実施例1
と同じ工程で処理し、得られたスエード調シートに赤外
線を照射して裏面の温度上昇を測定した。
【0023】
【表1】
【0024】表1から明らかなように、実施例1、2は
比較例1に比べ、温度上昇がきわめて低くなっている。
なお上記実施例1、2及び比較例1の人工皮革の柔軟
性、伸縮性等に関しては申し分なく、さらに形態安定性
にも優れており極めて高級感のするものであった。さら
に、上記実施例1、2および比較例1のスエード調人工
皮革を用いて、それぞれブレザーを作製し、5月末の晴
れた日に5人に野外で着用テストを行った結果、実施例
1および2の人工皮革からなるブレザーの場合には、暑
さ及び蒸れを感じなかったが、比較例1の人工皮革から
なるブレザーの場合には、暑さのため長時間着用するこ
とは不快であった。
【0025】
【発明の効果】本発明の黒色スエード調人工皮革は、黒
色にもかかわらず、赤外線による温度上昇が淡色のスエ
ード調人工皮革と同等であった。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極細繊維束と弾性重合体とからなり、表
    面に極細繊維立毛を有するスエード調人工皮革におい
    て、表面の極細繊維の50重量%以上が、赤外線を反射
    する黒色顔料を繊維重量に対して5〜20%含み、単繊
    維繊度が0.1デニール以下の極細繊維からなることを
    特徴とするスエード調人工皮革。
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