JP3254267B2 - 繊維立毛シート状物の製造方法 - Google Patents

繊維立毛シート状物の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シモフリ感を有し、か
つ柔軟で適度の伸縮性があり、形態安定性に優れた繊維
立毛シート状物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリアミド極細繊維やポリエステ
ル極細繊維と弾性重合体からなる染色された立毛シート
状物は数多く提案されており、中でもポリアミド極細繊
維と弾性重合体からなる立毛シート状物は、ポリエステ
ル極細繊維と弾性重合体からなるものに比べてしっとり
とした感触で、発色性や外観、風合いに優れることから
各種用途に使用されている。近年、商品の感性に対する
要求度は年々高まり、これまでにない外観を有し、かつ
柔軟で形態安定性に優れた立毛シート状物が要求される
ようになった。特に単一の色調に着色された単調なもの
から、異なった色調が微妙に混合したシモフリ感のある
繊維立毛シート状物に対する要求も高まって来ている。
このような要求に対して、特開昭59−9280号公報には異
色スポット群を有するシート状物が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のポリアミド極細
繊維と弾性重合体からなる繊維立毛シート状物は、ポリ
アミドと弾性重合体の主成分であるポリウレタンの染色
性が似通っているため、類似の色調にしか染色できず、
単調なものしか得られていなかった。また、ポリエステ
ル極細繊維と弾性重合体からなる繊維立毛シート状物
は、ポリエステルとポリウレタンの染色性は異なるもの
の、ポリウレタンに付着した分散染料の除去のため、還
元洗浄を行わなければならず、実質的にポリウレタンは
染色されておらずシモフリ感を有するものは得られてい
なかった。また、上記の異色スポット群を有するシート
状物は、明度の異なる繊維を混綿して用いるため、シモ
フリ感というよりはむしろメランジ調であり、本発明の
目的とする外観からは程遠いものであった。本発明は、
柔軟で適度の伸縮性があり、しかもシモフリ感を有する
繊維立毛シート状物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、メトリック明
度(L*)が下記(1)〜(3)を満足する極細繊維とポリ
ウレタンを主体とする弾性重合体とからなる立毛シート
状基材を、見掛のメトリック明度が30以上となるよう
に染色することを特徴とする染色された繊維立毛シート
状物の製造方法である。 (1) L*(1)≦25 (2) L*(2)≧45 (3) 0.8L*(2)≦L*(3)≦0.95L*(2) ただし、L*(1):弾性重合体のメトリック明度 L*(2):極細繊維のメトリック明度 L*(3):立毛シート状基材の見掛のメトリック明度
【0005】本発明の繊維立毛シート状物を構成する極
細繊維の束状繊維は、極細繊維成分と溶解あるいは分解
除去可能なマトリックス成分よりなる極細繊維発生型繊
維からマトリックス成分を溶解あるいは分解除去するこ
とによって得られる。極細繊維を構成するポリマーは、
6−ナイロン、66−ナイロンなどのポリアミドやポリエ
チレンテレフタレート、スルホイソフタル酸などで変性
したポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフ
タレートなどのポリエステル、などの公知の可紡性のポ
リマーから選ばれた1種のポリマーである。マトリック
スを構成するポリマ−は、極細繊維成分と溶剤や分解剤
に対する溶解性あるいは分解性を異にし、親和性の小さ
いポリマ−であり、例えばポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレンプロピレン共重合体、エチレン酢酸ビニル
共重合体、ポリスチレン、スチレンアクリル共重合体、
スチレンエチレン共重合体などのポリマ−から選ばれた
少なくとも一種類のポリマ−である。
【0006】極細繊維発生型繊維中に占めるポリアミド
成分の割合は、40〜80重量%であって、繊維断面中の極
細繊維成分は5本以上、好ましくは40〜800本の範囲に
あることが好ましい。また、極細繊維の平均単繊度は、
0.005〜0.05drであることが好ましく、平均単繊度が0.0
05drより細いと発色性に劣り、0.05drより大きくなる
と、発色性には優れるが、立毛の外観がラフな感じとな
り高級感に劣るものとなる。極細繊維成分には従来公知
の方法によりカーボンブラック、着色剤、さらには安定
性向上剤を添加することができるが、極細繊維のメトリ
ック明度を45以上とするためには、上記の繊度の範囲に
おいてはカーボンブラック濃度は1.5%以下とする必要
がある。
【0007】極細繊維発生型繊維は、島成分のポリマー
と海成分のポリマ−のチップを混合し同一溶融系で溶融
した混合溶融物を口金より押し出して紡糸する方法、別
々の溶融系で溶融して分割統合を繰り返すかあるいは紡
糸口金部で極細繊維成分を複数の口金から海成分中へ合
流させ海島状で紡糸する方法により得られるが、本発明
の平均単繊度が0.005〜0.05drの極細繊維束を得るため
には、同一溶融系で溶融紡糸する方法が優れている。極
細繊維の単繊度は、紡糸温度におけるポリアミドと海成
分の溶融粘度差を調節し島数を変更したり、極細繊維発
生型繊維の繊度、海島比率などを変更することにより所
望の太さとすることができる。極細繊維発生型繊維は、
必要に応じて延伸、熱固定、カットなどの処理工程をへ
て、繊度1〜15デニ−ルの繊維とする。繊維はカ−ドで
解繊し、ウエバ−を通してランダムウエブまたはクロス
ラップウエブを形成し、所望の重さ、厚さに積層する。
ついで公知の方法にてニ−ドルパンチあるいは水流絡合
処理を行い、絡合不織布とする。
【0008】次に繊維絡合不織布に弾性重合体液を含
浸、凝固する。繊維絡合不織布に含浸する弾性重合体液
は、ポリウレタンを主体とする弾性重合体の溶液あるい
は分散液である。含浸に用いるポリウレタンとしては、
従来公知のものが使用できるが、柔軟な風合いの製品を
得るためには、乾式皮膜としたときの100%伸長時応力
が0.20〜1.00kg/mm2のポリウレタンであることが望ま
しい。弾性重合体液には、凝固したときの表面のメトリ
ック明度が25以下となるよう着色剤としてカーボンブラ
ックを添加する。メトリック明度が25より大きいと、目
的とするシモフリ感が不足する。カーボンブラックの添
加量は、ポリウレタン固形分に対して通常3%以上必要
である。弾性重合体液には、必要により更に着色剤、凝
固調節剤、離型剤、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、耐光
安定剤、などから選ばれた添加剤を配合して含浸用の重
合体組成液とする。
【0009】繊維絡合不織布に上記含浸用の組成液を含
浸し、重合体の非溶剤で処理し湿式凝固し、必要に応じ
て洗浄し、乾燥する。含浸する弾性重合体の量は、固形
分としてシート状基材の30〜60重量%が好ましい。この
範囲を外れると、繊維立毛と弾性重合体のバランスが悪
くなり、目的とするシモフリ感が得られなくなり、ま
た、製品の腰がなくなったり、ふくらみ感が得られなく
なったりする。次に、極細繊維成分及び基体に含浸され
た弾性重合体に対しては非溶剤であり、かつ極細繊維発
生型繊維の海成分に対しては溶剤または分解剤である処
理液で処理することにより、極細繊維発生型繊維を極細
繊維束に変性し、極細繊維絡合不織布とポリウレタンを
主体とした重合体からなる繊維質基体とする。
【0010】次に繊維質基体は、スライスあるいはバフ
ィングなどにより所望の厚さに厚み合わせを行い、少な
くとも一面に極細繊維を主体とした繊維立毛面を形成さ
せる。繊維立毛を形成させる方法は、サンドペ−パ−に
よるバフィング、針布起毛等既存の起毛方法により行う
ことができるが、立毛面の見掛のメトリック明度が極細
繊維のメトリック明度の0.8〜0.95倍となるように条件
を選択する。例えば、実施例1に記載したように、絡合
不織布の見掛密度を0.26g/cm 3 とし、さらにカーボンブ
ラック濃度1.5%以下の極細繊維とカーボンブラック
が通常3%以上添加された弾性重合体で構成された繊維
質基体が、立毛面の見掛のメトリック明度と極細繊維の
メトリック明度の関係が上記範囲にはいりやすくなるた
め好ましい。そして、L* (3) の値がL* (2) の値
0.8倍より小さいと、染色してもシモフリ調というよ
りもむしろメランジ調となり、目的とする外観から外れ
たものとなる。また、比較例4に記載したように、該絡
合不織布の見掛密度を0.42g/cm 3 とした場合にL*
(3) の値はL* (2) の値の0.95倍より大きくなり、
結果として表面がほぼ繊維立毛で覆い隠されるため、弾
性重合体の黒色が繊維立毛の間から透けて見えず、シモ
フリ感が得られない。
【0011】表面に繊維立毛を形成した立毛シート状基
材は、染色仕上げを行う。染色は、ウインス、ダッシュ
ラインなどの従来公知の方法で行うことができ、染料は
極細繊維成分の染色に適した酸性染料、含金錯塩染料、
カチオン染料、分散染料などから選ばれるが、染色仕上
げ後の繊維立毛シート状物の見掛のメトリック明度が30
以上となる条件で染色する。具体的には、実施例1から
明らかなように、染料濃度owfで1.0%程度で染色す
ることが好ましい。比較例3から明らかなように、ow
fが6.0%と染料濃度が高いと見掛のメトリック明度が3
0よりも小さくなり、式(1)〜(3)の全てを満足して
いても、繊維立毛と弾性重合体の明度差が小さいため目
的とするシモフリ感が得られなくなる。染色後、必要に
応じてソーピングやタンニン処理を行うこともできる。
また、染色後のシートを濡れた状態でブラシ処理するこ
とも堅牢度向上のために好ましい。染色した立毛シート
状基材は、必要に応じて耐光処理、揉み、柔軟化処理、
ブラッシングなどの仕上げ処理を行い、繊維立毛シート
状物の製品とする。本発明の繊維立毛シート状物は、柔
軟で適度の伸縮性があり、しかもシモフリ感を有する繊
維立毛シート状物である。
【0012】
【実施例】次に本発明の実施を具体的に実施例で説明す
るが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでな
い。尚、実施例中の部及び%は断りのない限り、重量に
関するものである。
【0013】実施例1 カーボンブラック1.0%を含有する6−ナイロン50部、
ポリエチレン50部を混合、溶融、押出ししてナイロンが
島成分、ポリエチレンが海成分で、横断面における平均
島数が300、繊度10デニールの多成分繊維を得た。該繊
維を延伸、捲縮、切断して繊維長51mm、繊度4.3デニー
ルの短繊維とした。この繊維の島成分の平均繊度は0.00
7デニール(計算値)である。この繊維をカードで開繊
した後ランダムウエブとし、ニードルパンチを行い絡合
不織布とし、125℃に加熱、ローラープレスして見掛密
度0.26g/cm3、目付800g/m2の不織布とした。この不
織布にポリエステル系ポリウレタン組成物19.0部、凝固
調節剤0.5部、カーボンブラック0.95部(ポリウレタン
の5%)、ジメチルホルムアミド79.55部の組成液を含
浸し、凝固、水洗し、次いでトルエン中でポリエチレン
を溶解除去して、厚さ2.30mm、見掛密度0.33g/cm3
シート状基材を得た。このシート状基材を塩化カルシウ
ムのメタノール飽和溶液を用いてナイロン極細繊維を溶
解除去してポリウレタンシートのメトリック明度L*(1)
を測定したところ22.7であった。
【0014】シート状基材は厚さの中間で2分割し、分
割面をサンドペーパーでバフィングして厚さを1.0mmと
した後、凝固時の表面をエメリーバフ機で処理して立毛
面を形成した。この立毛シート状基材の見掛のメトリッ
ク明度L*(3)は45.0であり、また、ソックスレー抽出器
を用いてポリウレタンをジメチルホルムアミドで抽出除
去した後の極細繊維シートのメトリック明度L*(2)は4
9.3であった。立毛シート状基材は下記の条件で染色し
た。 染料:イルガランイエローGRL(チバガイギー) 1.0%owf ラニールブラウンGR(住友化学) 1.0%owf 均染剤: 1% 染色後、ソーピング、水洗し、乾燥、整毛して厚さ1.0m
m、目付360g/m2の茶色に染色された繊維立毛シート状
物を得た。得られた繊維立毛シート状物の見掛のメトリ
ック明度は38.6であり、表面は均一な繊維立毛の透き間
からポリウレタンの黒色が透けて見え、シモフリ調の外
観を有し、かつ柔軟性に優れたものであった。
【0015】比較例1 実施例1において、カーボンブラック1.0%を含有する
6−ナイロンに代えてカーボンブラック4.5%を含有す
る6−ナイロンを用いる以外は同様にして厚さ1.0mm、
目付360g/m2、見掛のメトリック明度33.7の立毛シー
ト状基材を得た。この立毛シート状基材を実施例1と同
様に染色して得られた繊維立毛シート状物の見掛のメト
リック明度は26.5であり、全体に濃色でシモフリ感は有
していなかった。
【0016】比較例2 実施例1において、ポリウレタン固形分に対してカーボ
ンブラック5.0%を含有するポリウレタン組成液に代え
てカーボンブラック0.5%を含有するポリウレタン組成
液を用いる外は同様にして厚さ1.0mm、目付360g/m2
見掛のメトリック明度49.8の立毛シート状基材を得た。
この立毛シート状基材を実施例1と同様に染色仕上げし
て得られた繊維立毛シート状物の見掛のメトリック明度
は42.7であり、若干のシモフリ感は有しているものの、
明度の差が小さく不十分なものであった。なお、染色前
の立毛シート状基材から極細繊維を除去したポリウレタ
ンシートのメトリック明度L*(1)は45.5であった。
【0017】比較例3 実施例1の立毛シート状基材を下記の条件で染色し、実
施例1と同様に繊維立毛シート状物に仕上げた。 染料:イルガランイエローGRL(チバガイギー) 2.0%owf ラニールブラウンGR(住友化学) 6.0%owf 均染剤: 1% 得られた繊維立毛シート状物は、見掛のメトリック明度
が26.8であり、シモフリ感が不足しているとともにタッ
チがざらついていた。
【0018】比較例4 実施例1の極細繊維発生型繊維を用いて見掛密度0.42g
/cm3、目付1000g/m2の不織布を得た。この不織布に
ポリエステル系ポリウレタン組成物10.0部、凝固調節剤
0.5部、カーボンブラック0.5部、ジメチルホルムアミド
89.0部の組成液を含浸し、凝固、水洗し、次いでトルエ
ン中でポリエチレンを溶解除去して、厚さ2.20mm、見掛
密度0.40g/cm3のシート状基材を得た。実施例1と同
様にして測定したポリウレタンシートのメトリック明度
L*(1)は22.7、であった。シート状基材は厚さの中間で
2分割し、分割面をサンドペーパーでバフィングして厚
さを1.0mmとした後、凝固時の表面をエメリーバフ機で
処理して立毛面を形成した。この立毛シート状基材の見
掛のメトリック明度L*(3)は48.4であり、ポリウレタン
を抽出除去した後の極細繊維シートのメトリック明度L
*(2)は49.2であった。このシート状基材を実施例1と同
様に染色仕上げして得られた繊維立毛シート状物の見掛
のメトリック明度は48.4であり、シモフリ感は有してい
なかった。
【0019】
【発明の効果】本発明の繊維立毛シート状物は、柔軟な
風合いとこれまでにない独特のシモフリ調の外観を有
し、堅牢度や機械的物性などの耐久性にも優れており、
靴、鞄、袋物、衣料、手袋、インテリアなどの用途に好
適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D04H 1/46 D04H 1/46 Z D06N 3/14 101 D06N 3/14 101 D06P 3/00 D06P 3/00 A (56)参考文献 特開 昭50−9280(JP,A) 特開 昭63−315683(JP,A) 特開 昭60−39441(JP,A) 特開 昭61−19889(JP,A) 特開 平2−251682(JP,A) 特開 昭62−85052(JP,A) 特開 昭62−97988(JP,A) 特開 昭62−128743(JP,A) 特開 昭62−128744(JP,A) 特開 昭58−186684(JP,A) 特開 昭54−89002(JP,A) 特開 昭59−53788(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06P 5/00 D06N 3/14 D06P 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メトリック明度(L*)が下記(1)〜
    (3)を満足する極細繊維とポリウレタンを主体とする弾
    性重合体とからなる立毛シート状基材を、見掛のメトリ
    ック明度が30以上となるように染色することを特徴とす
    る染色された繊維立毛シート状物の製造方法。 (1) L*(1)≦25 (2) L*(2)≧45 (3) 0.8L*(2)≦L*(3)≦0.95L*(2) ただし、L*(1):弾性重合体のメトリック明度 L*(2):極細繊維のメトリック明度 L*(3):立毛シート状基材の見掛のメトリック明度
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