JP3410577B2 - スエード調人工皮革およびその製造方法 - Google Patents

スエード調人工皮革およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、染色された立毛と、染
色されていない立毛が混在することを特徴とし、かつ柔
軟で適度の伸縮性があり、形態安定性に優れた繊維立毛
シート状物に関するものであり、靴、鞄等の用途に適す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、染色された立毛シート状物は数多
く提案されており、中でも極細繊維と弾性重合体とから
なる立毛シート状物は、しっとりした感触で、発色性や
外観、風合いに優れることから各種用途に使用されてい
る。特に、短毛で均一な立毛を有し、かつ均一に染色さ
れたシート状物は、優美で高級感があり衣料、装飾品等
広範囲に使用されている。その一方で、商品の感性に対
する多様化の要求は年々高まり、これまでにない外観を
有し、かつ柔軟で形態安定性に優れた立毛シート状物も
要求されるようになった。その中で、異なった色調が混
合したシモフリ感のある立毛シート状物の要求はかねて
からあるが、最近では、染色された立毛と、染色されて
いない立毛が混在する獣毛調立毛シートが強く要求され
ている。
【0003】シモフリ感のある立毛シート状物の要求に
対しては、例えば、特開平6-136671号公報には、メトリ
ック明度の異なる極細繊維と弾性重合体からなる立毛シ
ート状を染色する方法が開示されている。また、特公昭
48-11925号公報には、原着繊維と非原着繊維を混綿して
ニードルパンチを行い、立毛処理した後染色し、まだら
状の外観を得る方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の方法は、明度の異なる繊維を混綿した後に立毛処理を
行うか、明度の異なる繊維と弾性重合体とからシート化
した後に立毛処理を行うため、立毛は均一化され、異な
った色調が微妙に混合したシモフリ感は得られるもの
の、目的とする、染色された立毛と、染色されていない
立毛が混在する繊維立毛シート状物は得られなかった。
さらに、従来の方法では、立毛後染色するため、表面を
濃色にするほど色調が均一化されるという欠点があっ
た。本発明は、柔軟で適度の伸縮性があり、しかも染色
された立毛と、染色されていない立毛が混在する繊維立
毛シート状物を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、主として平均
繊度0.1dr以下の極細繊維とポリウレタン重合体と
で構成された皮革様立毛シートにおいて、内層部は実質
的に染色されておらず、表面は、染色された立毛と、染
色されていない立毛が混在することを特徴とする、スエ
ード調人工皮革に関する。
【0006】本発明のスエ―ド調人工皮革は、例えば、
以下の各工程を組みあわせ行なうことができる。即ち、
極細繊維束に変成し得る極細繊維発生型繊維(たとえば
海島断面繊維)を製造する工程、該繊維からなる絡合不
織布を製造する工程、必要に応じて不織布を仮固定する
工程、該絡合不織布に弾性重合体液を含浸し湿式凝固す
る工程、該繊維を極細繊維束に変成する工程、少なくと
も一面に立毛を形成する工程、得られた繊維立毛スエ―
ドを染色する工程、シート内部の実質的に染色されてい
ない繊維の一部を表面に掻き出す工程により、本発明の
スエ―ド調人工皮革を製造することができる。
【0007】本発明の極細繊維発生型繊維の島成分を構
成するポリマーは、例えば、ナイロン6、ナイロン6
6、ナイロン610、ナイロン12で代表されるナイロ
ン類、その他の可紡性のポリアミド類、ポリエチレンテ
レフタレートまたはそれを主体とする共重合体、ポリブ
チレンテレフタレートまたはそれを主体とする共重合
体、脂肪族ポリエステルまたはその共重合体等の可紡性
のポリエステル類、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リブチレンなどのポリオレフィン類、等の溶融紡糸可能
なポリマー類から選ばれた、少なくとも1種類のポリマ
―である。また、海成分を構成するポリマ―は、島成分
と溶剤または分解剤に対する溶解性または分解性を異に
し、島成分との親和性の小さいポリマ―であって、かつ
紡糸条件下で島成分の溶融粘度より小さい溶融粘度であ
るか、あるいは表面張力の小さいポリマ―であり、例え
ば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、エ
チレンプロピレン共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合
体、スチレンエチレン共重合体、スチレンアクリル共重
合体、などのポリマ―から選ばれた少なくとも1種類の
ポリマ―である。
【0008】極細繊維発生型繊維中に占める極細繊維成
分の比率は、40〜80重量%が紡糸安定性や経済性の
点で好ましい。極細繊維発生型繊維は、従来公知の方法
にて、延伸、捲縮、熱固定、カット、開繊などの処理工
程を経て繊度2〜10デニールの繊維とする。
【0009】極細繊維発生型繊維を構成する極細繊維の
単繊維繊度は0.1デニール以下であることが好まし
い。単繊維繊度は0.1デニールを越えると繊維が太す
ぎて柔軟な風合いが得られない。しかし、風合いを損な
わない範囲でレギュラー繊維を混綿することは可能であ
り、極細繊維の平均繊度の異なる極細繊維発生型繊維を
混綿することもできる。
【0010】極細繊維発生型繊維は、カードで解繊し、
ウェバーを通してランダムウェブまたはクロスラップウ
ェブを形成し、得られた繊維ウェブは所望の重さ、厚さ
に積層する。次いで、公知の方法にてニードルパンチあ
るいは水流絡合処理を行なって絡合不織布とする。この
際、上記の異なる繊維を混綿してもよい。ニードルパン
チ数および条件は、使用針の形状やウェブの厚みで異な
るが、一般的に200〜2500パンチ/cm 範囲で設定され
る。ニードルパンチ条件が強すぎる場合には、繊維の絡
合効果よりもむしろ繊維の切断が増加することになり、
引裂強力等の物性の低下を招くことになる。また、ニー
ドルパンチ条件が弱すぎる場合には、剥離強力等の物性
低下と、立毛繊維不足による外観不良のものとなる。
【0011】次に繊維絡合不織布に弾性重合体を含浸、
凝固する。繊維絡合不織布に含浸する弾性重合体は、例
えば、平均分子量500〜3000のポリエステルジオール、
ポリエーテルジオ―ル、ポリカ―ボネ―トジオ―ルなど
から選ばれた少なくとも1種類のポリマ―ジオ―ルと、
4,4'- ジフェニルメタンジイソシアネ―ト、イソホロジ
イソシアネ―ト、ヘキサメチレンジイソシアネ―トなど
の、芳香族系、脂環族系、脂肪族系のジイソシアネ―ト
などから選ばれた少なくとも1種のジイソシアネ―ト
と、2個以上の活性水素原子を有する、少なくとも1種
の低分子化合物とを所定のモル比で反応させて得たポリ
ウレタンである。ポリウレタンは必要に応じて、合成ゴ
ム、ポリエステルエラストマ―などの重合体を添加した
重合体組成物として使用する。
【0012】次に、ポリウレタンを主体とした重合体を
溶剤あるいは分散剤に分散させて得た重合体液を繊維絡
合不織布に含浸し、重合体の非溶剤で処理して湿式凝固
し、繊維質基体とする。重合体液には必要に応じて着色
剤、凝固調節剤、酸化防止剤、等の添加剤を配合する。
繊維質基体に占めるポリウレタンあるいはポリウレタン
組成物の量は、固形分として重量比で30〜60%の範
囲が好ましい。この範囲を外れると、繊維と弾性重合体
とのバランスが悪くなり、製品の腰がなくなったり、ふ
くらみ感が得られなくなったりする。
【0013】重合体を含浸、凝固した繊維質基体は、極
細繊維および重合体の非溶剤であり、かつ極細繊維発生
型繊維の海成分の溶剤または分解剤で処理することによ
り、極細繊維発生型繊維を極細繊維束とする。
【0014】次に、この基体の少なくとも一面を起毛処
理して極細繊維を主体とした繊維立毛面を形成させる。
繊維立毛面を形成させる方法は、サンドペ―パ―などに
よるバフィング等の公知の方法を用いる。
【0015】次いで、得られた繊維質シートを染色する
が、表面のみを染色することが本発明において必須の要
件である。一般にシートの内部が染まっていないと、裁
断口が白っぽく見えることから、シートの内部まで染色
しようとするのが従来の染色方法であり、例えば、特公
平6-74548号公報には、シートの表面から内部に向かっ
ての染色勾配の小さい染色法が開示されている。しか
し、本発明においては、染色後にシート内部の実質的に
染色されていない繊維を表面に掻き出すため、シート表
面のみを染色する必要がある。
【0016】シート表面のみを染色する方法としては、
シートを構成する繊維がポリアミド、カチオン可染ポリ
エステルである場合には、パディングによる染色、染色
液をグラビア塗布した後にスチーミングして固着させる
方法、プリント等があげられる。また、シートを構成す
る繊維がポリエステル、ポリオレフィン等、常温、常圧
で浸染が困難な場合には、染色液をグラビア塗布した後
にスチーミングして固着させる方法、プリント等の方法
を用いればよい。
【0017】例えばシートを構成する繊維がポリアミド
であって、パディングにより実質的に表面のみを染色す
る場合、染料は、酸性染料、金属錯塩染料などを主体と
した染料を用いるが、濃色化、堅牢度の点から、金属錯
塩染料を用いるのが好ましい。染料浴温度は70℃以
上、好ましくは80℃以上である。70℃未満である
と、均染性のよい染色物が得られるが、本発明の目的に
合わないうえ、シート内部に多量の染料が染着しシート
の風合いを損ね堅牢度が悪くなるため、低温染色は好ま
しくない。染色時間は10秒以下、好ましくは3秒から
5秒である。染色時間が長くなると、染料が多量に表面
に染着しシートの風合い、表面のタッチを損ね、また染
色時間が短いと所望の発色性が得られないことがある。
染色した繊維質シートは、もみ、柔軟化処理などの仕上
げ処理を行なうこともできる。
【0018】次に、シート内部の実質的に染色されてい
ない繊維を表面に掻き出すが、針布起毛機を用いるのが
好ましい。針布の形状、角度、起毛回数等は、所望する
外観に応じて調整する。この際、パターン状に起毛を行
い立毛を形成させることも可能である。起毛した立毛シ
ートは、必要に応じて耐光処理、揉み処理などの仕上げ
処理を行い、繊維立毛シート状物の製品とする。
【0019】本発明の繊維立毛シート状物は、柔軟で適
度の伸縮性があり、しかも、染色された立毛と、染色さ
れていない立毛が不規則に混在する繊維立毛シート状物
である。
【0020】
【実施例】以下に本発明の実施を具体的に実施例で説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定される物ではな
い。なお、実施例中の部および%は、断わりの無い限
り、重量に関するものである。
【0021】実施例1 6−ナイロン(島成分)50部、ポリエチレン(島成
分)50部よりなる10デニールの混合紡糸繊維を2.
5倍に延伸し、捲縮を行い繊維長51mmに切断してス
テープルを得た。この繊維の断面を電子顕微鏡で観察
し、極細繊維の平均繊度(島成分の合計断面積を島本数
で割ることにより求める)を計算すると、約0.01デ
ニールであった。次いでクロスラップウェバーでウェブ
を作製し、ウェブの両側から交互に合計400パンチ/
cm ニードルパンチングを行い、目付け約600g
繊維絡合不織布をつくった。この不織布をポリ
エステル系ポリウレタンエラストマーの13%ジメチル
ホルムアミド溶液に含浸し、凝固、水洗し、次いでトル
エン中でポリエチレンを溶解、除去して、厚さ1.3m
mのシート状基材を得た。この基材を#180と#24
0のサンドペーパーでバフィングし、80℃の温度に保
持された下記染浴に3秒間投入し、乾燥した。 (染浴) 染料:イルガランイエローGRL(チバガイギー) 25g/l カヤカラングレーBL(日本化薬) 15g/l 次いで、得られた被染体を針布起毛機に3回通し、シー
ト内部の実質的に染色されていない繊維を表面に掻き出
した。得られた繊維立毛シート状物は、表面に染色され
た立毛と、実質的に染色されていない立毛が混在してお
り、風合いも充実感に優れた獣毛調のものであった。
【0022】実施例2 10デニールの6−ナイロン原糸と、6−ナイロン(島
成分)50部、ポリエチレン(海成分)50部よりなる
14デニールの混合紡糸繊維とを合わせ、2.9倍に延
伸し、捲縮を行い繊維長51mmに切断してステープル
を得た。この混合紡糸繊維の断面を電子顕微鏡で観察
し、極細繊維の平均繊度を計算すると、約0.015デ
ニールであった。次いでクロスラップウェバーでウェブ
を作製し、ウェブの両側から交互に合計400パンチ/
cm ニードルパンチングを行い、目付け約350g
繊維絡合不織布をつくった。この不織布をポリ
エステル系ポリウレタンエラストマーの13%ジメチル
ホルムアミド溶液に含浸し、凝固、水洗し、次いでトル
エン中でポリエチレンを溶解、除去して、厚さ1.5m
mのシート状基材を得た。この基材を#180と#24
0のサンドペーパーでバフィングし、80℃の温度に保
持された下記染浴に3秒間投入し、乾燥した。 (染浴) 染料:イルガランイエローGRL(チバガイギー) 25g/l カヤカラングレーBL(日本化薬) 15g/l 次いで、得られた被染体を針布起毛機に3回通し、シー
ト内部の実質的に染色されていない繊維を表面に掻き出
した。得られた繊維立毛シート状物は、表面に染色され
た立毛と、実質的に染色されていない立毛が混在してお
り、風合いも充実感に優れた獣毛調のものであった。
【0023】実施例3 海成分として6−ナイロン5部(極細繊維B)とポリエ
チレン35部とを同一溶融系で溶融したものと、島成分
として6−ナイロン60部(極細繊維A)を別の系で溶
融したものとを紡糸口金部で繊維形状を規定して紡糸す
る方法により、極細繊維Aの島本数が50本となるよう
に紡糸し、繊度10デニールの極細繊維発生型繊維を得
た。このとき、繊維のある断面を観察すると、極細繊維
Bの平均本数は約50本であり、極細繊維Aと極細繊維
Bとはほぼ均一に分散していた。得られた繊維を3.0
倍に延伸し、捲縮を付与した後、繊維長51mmに切断
してステープルを得た。この繊維の断面を電子顕微鏡で
観察すると、極細繊維Aの平均繊度は 0.060デニ―ル、
極細繊維Bの平均繊度は 0.003デニ―ルであった。次い
でカードで解繊した後クロスラップウェバーでウェブと
し、ニードルパンチにより、目付650g/ 繊維
絡合不織布とした。この繊維絡合不織布にポリエーテル
系ポリウレタンを主体とするポリウレタンエラストマー
の13%ジメチルホルムアミド溶液に含浸し、凝固、水
洗し、次いでトルエン中でポリエチレンを溶解、除去し
て、厚さ約1.3mmの繊維質基体を得た。この基材を
#180と#240のサンドペーパーでバフィングし、
80℃の温度に保持された下記染浴に3秒間投入し、乾
燥した。 (染浴) 染料:イルガランイエローGRL(チバガイギー) 25g/l カヤカラングレーBL(日本化薬) 15g/l 次いで、得られた被染体を針布起毛機に3回通し、シー
ト内部の実質的に染色されていない繊維を表面に掻き出
した。得られた繊維立毛シート状物は、表面に染色され
た立毛と、実質的に染色されていない立毛が混在してお
り、風合いも充実感に優れた獣毛調のものであった。
【0024】比較例1 実施例3で得られた繊維質基体をウインス染色機を用
い、下記染浴中90℃で1時間染色し、乾燥した。 (染浴) 染料:イルガランイエローGRL(チバガイギー)
2.5%owf カヤカラングレーBL(日本化薬) 1.5%owf 均染剤: 1g/l 浴比: 1:50 次いで、得られた被染体を針布起毛機に3回通し、シー
ト内部の実質的に染色されていない繊維を表面に掻き出
した。得られた繊維立毛シート状物は、風合いは充実感
に優れたものであったが、表面は染色された立毛でおお
われており、目的とする外観は得られなかった。
【0025】比較例2 実施例3で得られた被染体を180番のサンドペーパー
を用いてバフィングを行って立毛を形成したが、毛が立
たず、表面がまだら状になり目的とする外観は得られな
かった。
【0026】
【発明の効果】本発明の繊維立毛シート状物は、表面に
染色された立毛と、染色されていない立毛が不規則に混
在し、堅牢度良好で、充実感に優れた風合いを有し、
靴、鞄等の用途に好適である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−272069(JP,A) 特開 平2−289187(JP,A) 特開 平2−242980(JP,A) 特開 平1−272881(JP,A) 特開 昭57−191371(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06N 3/00 - 3/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主として平均繊度0.1dr以下の極細
    繊維とポリウレタン重合体とで構成された皮革様立毛シ
    ートにおいて、内層部は実質的に染色されておらず、表
    面は、染色された立毛と、染色されていない立毛が混在
    することを特徴とするスエード調人工皮革。
  2. 【請求項2】 主として平均繊度0.1dr以下の極細
    繊維とポリウレタン重合体とで構成されたスエード調シ
    ートを、実質的にシートの表面のみ染色し、次いで、シ
    ート内部の実質的に染色されていない繊維の一部を表面
    に掻き出すことを特徴とする、スエード調人工皮革の製
    造方法。
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