JP2003049371A - ストレッチバック性を有するスエード調皮革様シートおよびその製造方法 - Google Patents

ストレッチバック性を有するスエード調皮革様シートおよびその製造方法

Info

Publication number
JP2003049371A
JP2003049371A JP2001234452A JP2001234452A JP2003049371A JP 2003049371 A JP2003049371 A JP 2003049371A JP 2001234452 A JP2001234452 A JP 2001234452A JP 2001234452 A JP2001234452 A JP 2001234452A JP 2003049371 A JP2003049371 A JP 2003049371A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
leather
suede
fiber
stretch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2001234452A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumihiro Yamaguchi
史洋 山口
Souichi Obata
創一 小畑
Masaru Makimura
勝 牧村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Priority to JP2001234452A priority Critical patent/JP2003049371A/ja
Publication of JP2003049371A publication Critical patent/JP2003049371A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】優美な外観とストレッチ性およびストレッチバ
ック性を有する衣料用皮革様シートの製造方法を提供す
る。 【解決手段】0.5デシテックス以下の極細繊維を主体
とする繊維からなる三次元絡合不織布(A)と高分子弾性
体(B)からなり表面が起毛された基体の裏面に、高分子
弾性体(C)の多孔質シートをメルトブロー法にて積層一
体化することを特徴とするスエード調皮革様シートの製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストレッチバック性を
有する、特に衣料用途および靴用途として好適なスエー
ド調皮革様シートおよびその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から着心地が良い衣料素材を目指し
て皮革様シートにストレッチ性能を付与する方法が提案
されている。例えば、特開平7−216687号公報に
は、加熱により三次元捲縮が発現可能な、捲縮発現能を
内在するコンジュゲートフィラメントが芯部に配置さ
れ、且つ極細繊維化可能な分割型及び/又は海島型複合
繊維が鞘部に配置された芯鞘型2層構造繊維を経糸群及
び/又は緯糸群に用いて製織した後、コンジュゲートフ
ィラメントの捲縮を発現させると共に、分割型及び/又
は海島型複合繊維の少なくとも一部を極細繊維化したス
エード調織物の製造方法が提案されている。
【0003】特公平6−39747号公報には、仮撚り
加工糸又は熱収縮性が異なる2成分以上のポリマーから
なる捲縮糸使いの織物を製織した後、熱水リラックス処
理し、乾燥温度を染色温度より低く設定してセットした
潜在収縮性織物を得、極細繊維交絡体の内部に潜在収縮
性織物を介在させて液流3次元交絡した後、潜在収縮性
織物の熱セット温度よりも高い温度で染色して巾入れさ
せ、織物にストレッチ性能を付与する皮革様シートの製
造法が示されている。
【0004】特公昭62−117884号公報には、2
0〜150個/mの交絡が付与された50〜150デニ
ールの潜在捲縮性のナイロンマルチフィラメント糸又は
ポリエステルマルチフィラメント糸からなる無撚捲縮糸
を経糸及び緯糸群の少なくとも一方に用いた織物を皮革
様シートの断面層の内部に介在させ、皮革様シートの製
造過程で前記糸を熱収縮させてストレッチ性能を有する
皮革様シートを製造する方法が開示されている。
【0005】他にも、特公平3−60945号公報に
は、ポリエステル系、ポリアミド系繊維からなる撚数が
500T/m〜4000T/mの強撚糸を経糸、緯糸に
用いた強撚編織物と、0.8デニール以下で主たる長さ
が20mm以上の極細非弾性繊維を形成する複合繊維の
間に、1.0デニール以下の極細弾性繊維(熱可塑成ポ
リウレタン)を形成する複合繊維を介在させて、絡合処
理した後、熱水中で強撚編織物中の潜在トルクを顕在化
させてから、さらに有機溶剤で抽出処理を行って発生し
た極細弾性繊維を部分的に融着させる柔軟薄物皮革様シ
ートの製造する方法も提案されている。
【0006】前述した様に、繊維の熱収縮力を利用した
皮革様シートの製造方法は、良好なストレッチ性能を達
成する上で有効な方法であり、かかる製法原理に基づく
数多くの製品が市販されている。しかし、最近のファッ
ション意識の高まりに相まってストレッチ素材が市場に
定着し、消費者の目が肥えてくると、より型くずれが起
こり難い商品を求める消費者のニーズが高まってきた。
例えば、婦人アウターの場合、最初はきれいなシルエッ
トが出ているが、着用回数が増えてくると、日常の動作
で生地に力が加わり易い膝、背中、肘、臀部などの部分
で抜け、へたりが発生し、徐々にシルエットが崩れてく
るといった問題がある。
【0007】通常、捲縮発性のコンジュゲートフィラメ
ントを直接用いる織編物の皮革様シートあるいは潜在収
縮性繊維織編物を皮革様シートの芯層として用いた皮革
様シートの場合、共に熱収縮性のポリエステル繊維及び
/又は熱収縮性が異なる変性ポリエステル繊維が用いら
れることになるので、例えばスカートのお尻の下の部分
の様に力が一点に集中する部分に使われたりすると、ポ
リエステル繊維自体のストレッチバック性が小さいため
に、皮革様シートが繰返し力を受けている間に、熱収縮
部分の嵩高構造が徐々に崩れ、その部分で抜け、へたり
が発生してしまう。そして、薄物の皮革様シートでは、
特に抜けやへたりが起きやすい。
【0008】熱収縮による嵩高構造が繰返し伸長で崩れ
ることを防ぎ、ストレッチ性能に耐久性を付与する試み
が今までもなされてきた。例えば、潜在収縮性織物のセ
ット温度を低くして、織物の熱収縮巾を大きくし、嵩高
構造に自由度を与えて、一点に力が集まらないようにす
る試みでは、収縮巾が大きいだけ、織物に肉厚感、地締
まり感が強くなり、風合い、ドレープ性の劣ったものに
なり易く、表面に発生するシボなど考慮すると、熱収縮
させる織物の巾設定にも限界がある。また、織物の巾が
必然的に狭巾になり、広巾織物の展開もできないことに
なる。別法として、太デニールの熱収縮性ポリエステル
繊維を用いる方法がある。しかし、太デニール糸を用い
るので、織物の硬さ感、ごわ感、張り感が強くなりやは
り好ましくない。
【0009】以上の従来の皮革様シートは、いずれの方
法もポリエステル繊維を用いるので、繊維伸長回復性が
小さいために、繰返し伸長時に起こる抜けやへたりの問
題が依然として残されており、また満足なレベルの高耐
久性をもった伸長性能が得られるに至っていない。
【0010】さらに、皮革様シートのストレッチバック
性を向上させるために、伸縮性糸を用いた織布や高分子
弾性体のフィルムを皮革様シートの片面に接着剤を用い
て接着一体化させた商品も上市されている。
【0011】しかし、織布または高分子弾性体と皮革様
シートとの接着時に、両者の伸度の差に起因するシワが
発生し易く、ロスが多くなるという問題が残る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、前述
の問題を解決し、柔軟性が良好で、かつストレッチバッ
ク性に優れた衣料用および靴用皮革様シートを提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに本発明者らは鋭意研究を行い、その結果、優美な外
観と柔軟性が良好なストレッチバック性を有する皮革様
シートを得ることが可能であることを見出した。すなわ
ち本発明は0.5デシテックス以下の極細繊維を主体と
する繊維が三次元絡合されている不織布(A)とその内部
に充填された高分子弾性体(B)からなり、一方の面が立
毛を有する皮革様シートにおいて、他方の面に高分子弾
性体(C)をメルトブロー法にて積層一体化することを特
徴とするスエード調皮革様シートおよびその製造方法で
ある。
【0014】また、本発明における皮革様シートは、以
下の(1)から(8)の工程を順次行うことにより得ら
れる。 (1)0.5デシテックス以下の極細繊維を発生する極
細繊維発生型繊維を主体とするステープルを、カージン
グしてウェッブとする工程、(2)ウェッブを積層し、
ニードルパンチして不織布(A)とする工程、(3)ニ
ードルパンチした不織布(A)をプレスする工程、
(4)高分子弾性体溶液または分散液を含浸し、高分子
弾性体(B)を凝固させる工程、(5)極細繊維発生型
繊維から極細繊維を発生させ、皮革様シート基体を得る
工程、(6)得られた皮革様シート基体表面をサンドペ
ーパーでバフィングして、該表面に立毛を形成させる工
程、(7)染料を用いて染色し、染色スエードを作製す
る工程、(8)得られた染色スエードの裏面に、メルト
ブロー法により直接高分子弾性体(C)の不織布シート
を積層一体化させる工程。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に用いる繊度0.5デシテ
ックス以下の極細繊維を発生させる極細繊維発生型繊維
は、相溶性を有していない2種以上の熱可塑性ポリマー
を複合紡糸または混合紡糸することにより得られる。そ
の代表的な繊維の形態は、いわゆる海島型断面繊維と呼
ばれるものである。
【0016】海島型断面繊維の島成分ポリマーとして
は、溶融紡糸可能で、強度等の繊維物性を十分に発揮す
るポリマーであって、紡糸条件下で海成分ポリマーより
溶融粘度が大きく、かつ表面張力が大きいポリマーが好
ましく、例えば6−ナイロン、66−ナイロン等で代表
されるのポリアミド系ポリマー、およびこれを主体とす
る共重合体、ポリエチレンテレフタート、ポリブチレン
テレフタレート等で代表されるポリエステル系ポリマ
ー、およびこれを主体とする共重合体等が好適に用いら
れる。また海成分ポリマーとしては、島成分ポリマーよ
りも溶融粘度が低く、島成分との溶解性、分解性を異に
し、海成分の溶解除去に用いられる溶剤または分解剤等
への溶解性が大きく、島成分との相溶性の小さいポリマ
ーが好ましい。例えばポリエチレン、変性ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン、変性ポリエステル
等が好適に用いられる。
【0017】本発明における繊度0.5デシテックス以
下の極細繊維を発生させる極細繊維発生型繊維、すなわ
ち海島型断面繊維の好適な海島体積比率は30/70〜
70/30の範囲である。海成分が30%未満では溶剤
または分解剤などで溶解または分解除去する成分が少な
すぎて柔軟性が十分発現できず、海成分が70%を越え
る比率では、溶解または分解除去後の島成分からなる繊
維の絶対量が少なく皮革様シートとしての充分な物性が
確保できず、また溶解または分解除去する成分が多いこ
とは生産性の観点からも好ましくない。
【0018】本発明における海成分を溶解除去した後の
好適な島成分の平均繊維デシテックスは0.5デシテッ
クス以下、好ましくは0.1デシテックス以下、より好
ましくは0.05デシテックス以下である。島の繊維デ
シテックスが0.5デシテックスを超える場合には、基
体の柔軟性が損なわれゴワゴワとした触感となる。特に
0.1デシテックス以下の場合には、高級感ある微細な
立毛繊維に覆われたスエード調皮革様シートとなる。ま
た、風合い、触感を損なわない程度に上記以外の繊維を
用いてもよい。
【0019】極細繊維発生型繊維は、以下従来公知の方
法によって、延伸、捲縮、熱固定、カット等の処理を経
て、ステープルとされる。極細繊維発生型繊維のステー
プルには例えばシリコンなどの油剤を付与してもよい。
その油剤の種類としては、繊維間の摩擦を下げる効果の
あるポリオルガノシロキサンや各種の変性されたシリコ
ン系の油剤、および繊維間をまとめ対金属間の摩擦を下
げる効果のある鉱物油系の油剤、その他帯電防止剤等の
公知の油剤を繊維の特質を考慮しながらブレンドして付
与する。付与する工程としては各繊維の捲縮前、捲縮
後、両繊維の混綿時いずれでもよい。また極細繊維発生
型繊維に種類の異なる油剤を付与してもよい。極細繊維
発生型繊維はカード、ニードル工程での巻き付きや繊維
割れなどのトラブルが起きやすく、したがって繊維に摩
擦係数を軽減する油剤を重点的に付与するのが好まし
い。続いて、極細繊維発生型繊維ステープルを公知の方
法でカード、ウェッバーを通してランダムウェッブまた
はクロスラップウェッブとし、これらのウェッブを積層
する。
【0020】本発明におけるニードルパンチのフェルト
針は公知の物が用いられるが、ウェッブの厚さ方向への
縫いつけを行うには繊維切れの起きにくい1バーブ針が
好適に用いられる。また不織布の表面の比重を上げるた
めには3バーブ、6バーブ、9バーブ等の多バーブの針
が使用できる。目的によってこれらの針を組み合わせて
良い。
【0021】ニードルパンチ工程におけるパンチ数は使
用する針の形状や、ウェッブの厚みにより異なるが、2
00〜2500パンチ/cmの範囲で設定される。一
般的に極細繊維発生型繊維のニードルパンチにおいて
は、ニードルパンチ条件が強すぎる場合には極細繊維発
生型繊維の切断や繊維割れがおこり、絡合が向上せず、
またニードルパンチ条件が弱すぎる場合には厚み方向に
並ぶ繊維数の不足をまねき絡合が向上しないし、美しい
毛羽密度の高い高級感あるスエード面が得られにくい。
【0022】ニードルパンチされた不織布は次に表面を
平滑化し、厚みを規制するため、厚さ方向にプレスす
る。プレスの方法は、複数の加熱ロール間を通す方法、
予熱した不織布を冷却ロール間に通す方法等従来公知の
方法が利用でき、極細繊維発生型繊維中の海成分すなわ
ちポリエチレンなどの低溶融粘度成分の溶融・圧着によ
り、より不織布(A)の平滑化を達成することが出来
る。なおこの工程の際に、テンションやプレス等による
工程の形態変化を抑制する目的でポリビニルアルコール
やデンプン、樹脂エマルジョン等の除去可能接着剤を付
与することは差し支えない。不織布(A)の厚みは、得
られる皮革様シートの用途等によって任意に選択でき、
特に制限されるものではないが、その厚みは0.2〜
3.0mm程度であることが好ましく、0.4〜2.5
mm程度であることがより好ましい。不織布(A)の見
かけ密度は、柔軟な風合いを有する皮革様シートを得る
ためには0.10〜0.60g/cmであることが好
ましく、0.15〜0.50g/cmであることがよ
り好ましい。見かけ密度が0.60g/cmより大き
くなると、得られる皮革様シートの腰がなくなったり、
ゴムの様な風合いとなる傾向がある。一方、見かけ密度
が0.10g/cmより小さくなると、反発性および
腰感が劣り、天然皮革のような風合いが損なわれる傾向
がある。
【0023】面を平滑化した不織布(A)は次に高分子
弾性体溶液または分散液を含浸し、スポンジ状に凝固さ
せる。高分子弾性体(B)としては従来から皮革様シー
トの製造に用いられている樹脂が好適に用いられる。す
なわち、ポリウレタン系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、
ポリアクリル酸系樹脂、ポリアミノ酸系樹脂、シリコン
系樹脂、およびこれらの共重合、これらの混合物等が好
適である。なかでもポリウレタン系樹脂が天然皮革様の
風合い、触感等が得られることから好ましい。これらの
樹脂は水系エマルジョンまたは有機溶剤溶液として前記
不織布(A)に含浸した後、乾式凝固又は湿式凝固等を
行うことによりスポンジ状に凝固する。
【0024】高分子弾性体溶液または分散液を含浸凝固
した繊維質基体は、次に、極細繊維および高分子弾性体
(B)の非溶剤であり、極細繊維発生型繊維の海成分の
溶剤または分解剤である液により該海成分を溶解または
分解除去することにより0.5デシテックス以下の極細
繊維を発生させ、極細繊維不織布(A)と高分子弾性体
(B)からなる皮革様シート基体を得る。
【0025】皮革様シート基体の厚みは用途に応じて任
意に選択でき、特に限定されるものではないが、好まし
くは0.2mm〜3mmであり、0.4mm〜2mm程
度であることがより好ましい。また極細繊維を主体とす
る繊維質材料と高分子弾性体(B)との量比としては、
重量比で35/65〜65/35が好ましい。この範囲
を外れると繊維と弾性重合体とのバランスが悪くなり、
製品としての充実感や柔軟性が得られ難くなる。
【0026】本発明の皮革様シートをスエード調皮革様
シートとする場合には、基体層の表面に立毛を存在させ
る方法として、特に限定されないが、好ましくはサンド
ペーパーなどの研磨材にて表面を研削し、繊維を掘り起
こす方法が高級感のある天然皮革様の面感が得られるの
で好ましい。
【0027】スエード調皮革様シートの染色方法として
は、採用した極細繊維を染色可能である方法であれば特
に限定されず、公知の染料および染色方法により実施す
ることができる。
【0028】こうして得られた皮革様シート基体を使用
したスエード調皮革様シートは、外観および風合は衣料
用途として優れたものとなるものの、ストレッチバック
性が不十分であり、衣料用途としてもちいた場合、肩/
肘/腰/臀部等伸縮が繰り返される部位においてへたり
を生じ、商品価値を下げてしまう。そのため、次に記す
ようなメルトブロー法により、皮革様シートの一方の面
に高分子弾性体(C)を積層一体化させることにより、
ストレッチバック性は飛躍的に向上する。すなわち、高
分子弾性体(C)をメルトブロー法で皮革様シートの一
方の面に積層一体化することによって、高分子弾性体か
らなる織編物のように、織編方向によるストレッチバッ
ク性の偏りやストレッチ性の偏りが発現しないこと、更
に接着剤を介さずに積層一体化することによって風合
い、および充実感に関しても優れたものとなる。
【0029】メルトブロー法により皮革様シートに積層
させる高分子弾性体(C)の原料としては特に限定され
るものではないが、フィルムにしたときの物性が引張強
度250kgf/cm以上、伸度200%以上である
ことが、より好ましくは、引張強度300kgf/cm
以上、伸度300%以上であることが良好なストレッ
チバック性を付与しやすいといった点で好ましい。ま
た、これまでに公知の溶融紡糸可能なものであればすべ
て用いることができる。得られる皮革様シートの風合い
の点から低分子ジオールとジカルボン酸の縮合重合でポ
リエステルジオール、ラクタムの開環重合で得られるポ
リラクトンジオール、ポリオキシアルキレングリコー
ル、ポリアルキレンカーボネートグリコールなどの平均
分子量500〜3000のポリマーグリコール、有機ジ
イソシアネート、活性水素原子を2個有する低分子化合
物とを反応させて得た熱可塑性ポリウレタンを用いるこ
とが好ましい。
【0030】とりわけより好ましい熱可塑性ポリウレタ
ンとしては、炭素数2〜12の脂肪族ジオールまたは脂
環族ジオール、例えば、エチレングリコール、プロパン
ジオール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタン
ジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオールなど
の直鎖状又は側鎖状の脂肪族ジオール、或は脂環族ジオ
ールから選ばれた少なくとも1種類のジオールと、脂肪
族ジカルボン酸、例えば、コハク酸、グルタル酸、アジ
ピン酸、又はそれらジカルボン酸のエステルなどから選
ばれた少なくとも1種類のジカルボン酸或はそのエステ
ルとを反応させて得た平均分子量600〜3000のポ
リエステルジオールと、有機ジイソシアネートとして、
例えば、フェニレンジイソシアネート、トリレンジイソ
シアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネ
ートなどの芳香族又は脂環族のジイソシアネートを主体
とした有機ジイソシアネート、それに必要に応じて脂肪
族ジイソシアネート又はナフタリン環を有するジイソシ
アネートから選ばれた有機ジイソシアネートと、活性水
素原子を2個有する低分子化合物、例えば、ジオール、
アミノアルコール、ヒドラジン、ジアミンなどから選ば
れた鎖伸長剤である。そして、ポリマージオールと有機
ジイソシアネートと鎖伸長剤を所望の組成比で選び、溶
融重合法、塊状重合法あるいは溶液重合法などで重合し
て熱可塑性ポリウレタンとする。
【0031】この熱可塑性ポリウレタンからなる均一性
の良い不織布シートを得るためには、ポリウレタン製造
時の組成において、ソフトセグメントとなるポリマージ
オールの含有量が45〜75重量%となるようにするこ
とが好ましい。又、鎖伸長剤は特に低分子量の脂肪族ジ
オール又はイソホロンジアミンから選ばれた化合物を主
体とした鎖伸長剤を用いて重合したポリウレタンであっ
て、ポリウレタンの固有粘度〔η〕が0.5〜1.5d
l/gの範囲となるように重合度を調整することが好ま
しい。ポリウレタン中のソフトセグメントの含有量が4
5重量%に満たない場合は、溶融ポリマーの紡糸性や極
細化の点では良いが、柔軟化、伸縮性、形態の安定化、
面の平滑性などの点で好ましくない。又、ソフトセグメ
ントの含有量が75重量%を越えて多くなると、柔軟性
の点では良いが、紡糸性、極細化が悪くなる。一方、ポ
リウレタンの固有粘度〔η〕が0.5より小さい場合に
は紡糸性が低下するとともに極細化が困難となる。又、
ポリウレタンの固有粘度〔η〕が1.5より大きい場合
には溶融粘度が高くなり良好な繊維流の形成が得られな
い。
【0032】また、上記ポリウレタンに、ストレッチ性
を損なわない程度に適量のブロッキング防止剤、安定
剤、着色剤、帯電防止剤等の添加剤を加えることもでき
る。
【0033】上記ポリウレタン組成物の本発明の積層体
を得るためのメルトブロー法としては、紡糸温度を22
0〜280℃の範囲内で、ポリウレタンの溶融粘度が5
00ポイズ以下となるように設定し、噴出空気量を1m
幅当たり5〜25Nm3/分の範囲内とする。噴出空気
量が5Nm/分に満たない場合にはポリウレタンのメ
ルトブロー積層体の付着量が少なくなるため十分なスト
レッチバック性が得にくくなる傾向が有り、25Nm
/分を超えた場合にはポリウレタンのメルトブロー積層
体の付着量が過剰となり皮革様シートとの風合いのバラ
ンスが崩れてしまい商品価値を下げてしまう。また、メ
ルトブロー法により得られるポリウレタン不織布シート
と皮革様シートとの積層方法に関しては、ストレッチバ
ック性を付与するために、接着剤等を介してスエード調
皮革様シートの裏面に接着する方法も検討したが、一般
に用いられるグラビア接着法等の手法では、皮革様シー
トと裏材となる不織布シートの伸度(特に縦方向の伸
度)差が大きく、接着一体化後にシワ等を生じ易く安定
した高品位商品を得ることが難しい上に、工程も増加し
コスト増にもつながるため好ましくない。更に接着剤を
介して貼り合せることによって風合いが硬くなる傾向が
有る。よって、メルトブロー法によって得られる不織布
シートすなわちメルトブロー不織布と皮革様シートの積
層方法としては、ノズル先端と皮革様シートとの距離
を、溶融ポリマーの皮革様シート上への接着性の観点か
ら、20cm以内、好ましくは15cm以内に設定し、
スエード調人工皮革様シートの裏面に直接捕集すること
で細化された溶融ポリマー線状体同士が融着した均一性
の良好なポリウレタン不織布シートを積層一体化するこ
とができる。
【0034】ポリウレタンのメルトブロー不織布の付着
量については、皮革様シートの目付けに応じて選択で
き、特に制限はないが、15〜300g/mの範囲が
好ましい。15g/m以下では十分なストレッチバッ
ク性が得られない上に操業時の制御が難しくなるため好
ましくなく、300g/m以上では皮革様シートとし
て重くなるため商品価値を下げてしまう傾向があり好ま
しくない。また、メルトブロー不織布積層体の厚みに関
しては、15〜300μmの範囲が好ましい。15μm
に満たない場合は十分なストレッチバック性が得られな
い上に品質安定性の制御が難しくなるため好ましくな
く、300μmを越えると、皮革様シートとの風合いの
バランスが崩れてしまい商品価値を下げてしまう共に通
気性が下がる傾向がある。
【0035】衣料素材としてのストレッチバック性は、
ストレッチバック率75%以上のものが好ましく、更に
好ましくは85%以上のものである。75%に満たない
場合は、衣料用途として縫製、着用した場合に、膝、肘
部等にへたりを生じ易く、商品価値の観点から好ましく
ない。なお、本発明で言うストレッチバック率に関して
は以下の方法で求めた数値である。 [試料の準備] 300mm×25mmの試験片を縦、横
方向より各2枚採取し、20℃、湿度65%で24時間
以上放置する。 [装置] 荷重伸長記録装置が付属した定速伸長型引張試
験機(島津製作所製:IM-100型)を用いた。 [測定方法]オートグラフのツカミ間隔を200mmとし
初荷重をかけ試験片を取り付ける。引張速度20mm/
分で30%まで引伸し、1分間放置する。次に同じ速度
で除荷重し、3分間放置後再度同じ速度で30%まで伸
長する。記録紙上の荷重伸張曲線より、残留伸びを求
め、次式によりストレッチバック率を算出した。 [算出式] ストレッチバック率(%)=(L−L*)/L×100 L=30%伸張時の伸び(mm) L*=残留伸び(mm)
【0036】
【実施例】次に本発明の実施態様を実施例で具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。なお、実施例中の部数及び%は特に断わりのな
い限り重量に基づくものである。
【0037】実施例1 6−ナイロンとポリエチレンをチップで50/50の重
量比で混合して、押し出し機にて島成分が6−ナイロン
であって、海成分が高流動性低密度ポリエチレン(海成
分/島成分比率=50/50)からなる600島の海島
型繊維を紡糸した。得られた糸を延伸、クリンプ、カッ
トして、3.5デシテックス、カット長さ51mmのス
テープル繊維を得た。該ステープル繊維をカードに通
し、クロスラッパー方式によりウエッブとし、積層し
た。次に針に1箇所のバーブのついたフェルト針を用い
て980P/cm の針刺し密度でニードルパンチした
後120℃で加熱プレスして、表面が平滑な不織布
(A)を得た。得られた不織布(A)は、厚さ1.98
mm、目付624g/m、見かけ密度 0.315g
/cmであった。この不織布(A)に13%のポリウ
レタンのジメチルホルムアミド(DMFと略す)溶液を
含浸し、15%DMF水溶液で凝固し、湯洗し、熱トル
エンで繊維中の海成分であるポリエチレンを抽出除去
し、0.045デシテックスの太さの6−ナイロンの極
細繊維とポリウレタンからなる皮革様シート基体を得
た。得られた皮革様シートは、厚さ1.3mm、目付け
450g/m、見かけ密度0.35g/cmであっ
た。この皮革様シート基体を厚さ方向の中間で2分割
し、分割面をサンドペーパーでバフィングして厚さを
0.35mmとした後、分割面でない面をエメリーバフ
機でバフ処理して立毛面を形成し、2:1型金属錯塩染
料ラニールブルーBW(住友化学製)を用いてウィンス
タイプの染色機にて染色した。染色後、ソーピング、水
洗し、乾燥、整毛して厚さ0.35mm、目付130g
/m2のスエード調皮革様シートを得た。
【0038】ポリブチレンアジペートポリオールと4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネートおよび1,4
−ブタンジオールからなるポリエステル系ポリウレタン
樹脂にブロッキング防止剤として高級脂肪酸ビスアミド
(商品名:アルフローH−50T)を1.0重量%添加
したものを原料とし、1列に配列した直径0.3mmの
ノズルの両側に加熱空気の噴射用スリットを有する溶融
ブロー紡糸装置を用い、ダイ温度240℃、ノズル当た
り毎分0.5gの割合でポリマーを吐出させ、240℃
に加熱した空気をスリットから1m幅当たり15Nm3
/分噴射して細化した。細化した繊維をノズル下方15
cmに設置したコンベア上に置いたスエード調皮革様シ
ートの裏面にて捕集し、積層一体化した。このポリウレ
タン積層体は開繊が良好で繊維の交絡点は互いに自己接
着により接合されていた。ポリウレタン積層体と一体化
されたスエード調皮革様シートの目付は165g/m2
あり、通気性は51cm/cm/秒(JIS L1
096 記載の「ガーレ形法」に準じる)そして、ポリ
ウレタンからなる不織布積層体の付着量は35g/m2
厚さは10μmであった。
【0039】こうして得られたスエード調皮革様シート
は、高級なスエード調外観、柔軟性、通気性を有してい
る上にストレッチバック性においても優れ、衣料用途と
して好適なものであった。
【0040】比較例1 シボ付き離型紙(リンテックTP R−8)の上に表皮
層としてポリエーテル系ポリウレタン(大日精化製 商
品名:ハイムレンY−237)100部、メチルエチル
ケトン30部、DMF30部のポリウレタン溶液をウェ
ットで55g/m塗布し、100℃で5分加熱し、厚
さ11μmの表皮層を得た。その上にポリエーテル系ポ
リウレタン(大日精化製 商品名:ハイムレンY−11
9E)100部、DMF60部、架橋剤(大日精化製
商品名:NE架橋剤)10部、架橋促進剤(大日精化製
商品名:102促進剤)8部のポリウレタン溶液をウ
ェットで65g/m塗布し、70℃で1分加熱し、上
記実施例1における染色後のスエード調皮革様シートの
裏面に貼り合せた。これを60℃、48時間熟成させ、
離型紙をシートから剥離し、スエード調皮革様シートを
得た。こうして得られたスエード調皮革様シートの目付
は164g/mであり、通気性は0.03cm/c
/秒(JIS L1096 記載の「ガーレ形法」に
準じる)であった。高級なスエード調外観、ストレッチ
バック性を有しているものの、通気性が不良である上に
やや風合が硬化し、商品価値の低いものであった。
【0041】比較例2 ポリブチレンアジペートポリオールと4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネートおよび1,4−ブタンジオ
ールからなるポリエステル系ポリウレタン樹脂にブロッ
キング防止剤として高級脂肪酸ビスアミド(商品名:ア
ルフローH−50T)を1.0重量%添加したものを原
料とし、1列に配列した直径0.3mmのノズルの両側
に加熱空気の噴射用スリットを有する溶融ブロー紡糸装
置を用い、ダイ温度240℃、ノズル当たり毎分0.5
gの割合でポリマーを吐出させ、240℃に加熱した空
気をスリットから1m幅当たり15Nm3/分噴射して
細化した。細化した繊維をノズル下方15cmに設置し
たコンベア上に置いた金網にて捕集し、ポリウレタンか
らなる不織布シート(目付け35g/m2、厚さ10μ
m)を得た。接着剤にポリウレタン(大日精化製、SS
TC−4010:ポリエーテル系ポリウレタン)をDM
F/MEK=1/1混合溶媒に溶解したものを用い、グ
ラビアロール140メッシュで接着剤溶液を上記実施例
1における染色後のスエード調皮革様シートの裏面上に
点状塗布(塗布量:固形分3g/m)し、ポリウレタ
ンからなる不織布シートと接着を行い、スエード調皮革
様シートを得た。得られたスエード調皮革様シートは、
高級なスエード調外観、ストレッチバック性、良好な通
気性を有しているものの、やや風合が硬化したものであ
った。
【0042】比較例3 上記実施例1において、ポリウレタンのメルトブロー積
層体を付与しなかったスエード調皮革様シートは、高級
なスエード調外観、柔軟性、通気性を有しているもの
の、ストレッチバック性が不十分であり、婦人用ズボン
として縫製し着用試験を行った結果、膝部に型崩れを生
じ、商品価値の低いものであった。
【0043】
【表1】
【0044】
【発明の効果】本発明により、高級なスエード調外観、
柔軟性、通気性を有している上にストレッチバック性に
おいても優れたスエード調皮革様シートが得られた。本
発明のスエード調皮革様シートは、特に衣料用途および
靴用途として好適である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F055 AA02 BA14 CA18 DA07 EA05 EA07 EA12 EA24 EA34 FA15 GA02 GA18 HA04 HA22

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】0.5デシテックス以下の極細繊維を主体
    とする繊維が三次元絡合されている不織布(A)とその内
    部に充填された高分子弾性体(B)からなり、一方の面が
    立毛を有する皮革様シートの他方の面に高分子弾性体
    (C)からなるメルトブロー不織布が実質的に接着剤を介
    することなく、積層一体化されていることを特徴とする
    スエード調皮革様シート。
  2. 【請求項2】0.5デシテックス以下の極細繊維を主体
    とする繊維が三次元絡合されている不織布(A)とその内
    部に充填された高分子弾性体(B)からなり、一方の面が
    立毛を有する皮革様シートの他方の面に高分子弾性体
    (C)をメルトブロー法にて積層一体化することを特徴と
    するスエード調皮革様シートの製造方法。
JP2001234452A 2001-08-02 2001-08-02 ストレッチバック性を有するスエード調皮革様シートおよびその製造方法 Withdrawn JP2003049371A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234452A JP2003049371A (ja) 2001-08-02 2001-08-02 ストレッチバック性を有するスエード調皮革様シートおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001234452A JP2003049371A (ja) 2001-08-02 2001-08-02 ストレッチバック性を有するスエード調皮革様シートおよびその製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003049371A true JP2003049371A (ja) 2003-02-21

Family

ID=19066060

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001234452A Withdrawn JP2003049371A (ja) 2001-08-02 2001-08-02 ストレッチバック性を有するスエード調皮革様シートおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003049371A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102605529A (zh) * 2012-03-23 2012-07-25 浙江梅盛实业股份有限公司 高仿真小羊皮及其制造工艺

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102605529A (zh) * 2012-03-23 2012-07-25 浙江梅盛实业股份有限公司 高仿真小羊皮及其制造工艺

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4212787B2 (ja) 皮革様シート
KR101317055B1 (ko) 인공 피혁용 기재 및 그 기재를 사용한 인공 피혁
US7132024B2 (en) Artificial leather composite reinforced with ultramicrofiber nonwoven fabric
JP4464119B2 (ja) 人工皮革用基材、これをベースとする各種人工皮革、および人工皮革用基材の製造方法
TWI286175B (en) Suede-finished leather-like sheet and production method thereof
JPH0762302B2 (ja) 繊維絡合体およびその製造法
KR102337556B1 (ko) 시트상물 및 그의 제조 방법
JP2004092005A (ja) 伸縮性積層布およびその製造方法
JP2018003181A (ja) 銀付人工皮革およびその製造方法
KR20170047209A (ko) 시트 형상물과 그 제조 방법
JP3967486B2 (ja) ランドセル用に適した人工皮革
JP4869462B2 (ja) 人工皮革基体
JP3103434B2 (ja) 柔軟なスエード調人工皮革及び製造方法
JP2003049371A (ja) ストレッチバック性を有するスエード調皮革様シートおよびその製造方法
JP2002242077A (ja) 人工皮革基体およびその製造方法
JP3742215B2 (ja) 人工皮革基体
JP4429751B2 (ja) 伸縮性を有する皮革様シート基体およびその製造方法
JP2002180383A (ja) スポーツ手袋用銀付き皮革様シート
JP2022034525A (ja) 人工皮革基材、立毛人工皮革及び人工皮革基材の製造方法
JP2008121132A (ja) 銀付き調皮革様シートおよびそれを用いたスポーツ靴
JP2007204863A (ja) ヌバック調人工皮革の製造方法
JP2003193375A (ja) ストレッチ性人工皮革およびその製造方法
JPH03227461A (ja) 繊維立毛シート状物及びその製造方法
JP2006348434A (ja) 人工皮革用基体
JP2002227078A (ja) 人工皮革基体

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080221

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20090223