JP3537361B2 - 飲料ディスペンサ装置 - Google Patents

飲料ディスペンサ装置

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JP3537361B2
JP3537361B2 JP27248499A JP27248499A JP3537361B2 JP 3537361 B2 JP3537361 B2 JP 3537361B2 JP 27248499 A JP27248499 A JP 27248499A JP 27248499 A JP27248499 A JP 27248499A JP 3537361 B2 JP3537361 B2 JP 3537361B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビール等の飲料を
注出する飲料ディスペンサ装置に関するもので、特に、
飲料供給管路を洗浄水により洗浄し得る機能を有する飲
料ディスペンサ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】飲料ディスペンサ装置の一形式として、
特開平8−11992号公報に示されているように、ハ
ウジングに設けた供給口と注出バルブに各端部をそれぞ
れ接続された飲料供給管路を有しハウジング内に収容さ
れたディスペンサ本体と、ハウジングの供給口およびガ
ス圧源にそれぞれ接続した供給ホースを有し飲料容器に
脱着可能に取付けられるディスペンサヘッドを備えた形
式のディスペンサ装置がある。当該形式のディスペンサ
装置は、飲料容器内の飲料を、飲料容器内に供給される
ガス圧により供給ホースを通して飲料供給管路に供給し
て、注出バルブを通して外部へ注出するもので、飲料の
注出運転終了後には、飲料供給管路を洗浄水で洗浄する
手段が採られている。
【0003】当該形式のディスペンサ装置においては、
装置の飲料注出運転終了後、ディスペンサヘッドを飲料
容器から取外して洗浄水タンクに取付け、飲料を注出バ
ルブから注出する場合と同様に、ガス圧を利用して洗浄
水タンク内の洗浄水を飲料供給管路を通して注出バルブ
から排出する洗浄手段を採るのが一般的である。
【0004】しかして、当該洗浄手段を採る場合には、
洗浄水タンクは通常それほど重くないことから、この洗
浄水タンクにディスペンサヘッドを取付ける場合、洗浄
水タンクは取付作業中に動いてしまってディスペンサヘ
ッドの取付けに手間がかかるとともに、ディスペンサヘ
ッドの取付作業には相当の熟練を要請される。また、当
該洗浄手段においては、飲料供給管路の洗浄終了後にデ
ィスペンサヘッドを洗浄水タンクから取外す際、洗浄水
タンク内の残存ガスが音を立てて吹出すとともに、洗浄
水タンク内のガス圧によりディスペンサヘッドが過剰な
勢いで外れるという問題もある。
【0005】このため、これらの問題に対処すべく、特
開平8−11992号公報に示されている飲料ディスペ
ンサ装置では専用の洗浄装置を配設して、同洗浄装置を
飲料供給管路に接続する手段を採っている。また、特開
平7−89594号公報には、キャビネット(ハウジン
グ)内に飲料水の供給装置と洗浄装置を一体に組込んだ
形式の飲料ディスペンサ装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、これら両飲
料ディスペンサ装置では、飲料供給管路を洗浄する際
に、ディスペンサヘッドを飲料容器から取外す作業が不
要であることから、上記した各問題が解消される。しか
しながら、前者の飲料ディスペンサ装置においては別置
きの専用の洗浄装置が不可欠であって、同洗浄装置が飲
料ディスペンサ装置と同等以上の大型の装置であること
から、運搬に不便であるとともに大きな設置場所の確保
が必要である。また、後者の飲料ディスペンサ装置にお
いては、飲料ディスペンサ装置それ自体が大型となるた
め、前者の飲料ディスペンサ装置と同様に、運搬が不便
であるとともに大きな設置場所の確保が必要である。
【0007】従って、本発明の目的は、飲料供給管路の
洗浄に際してディスペンサヘッドを飲料容器から取外し
て洗浄水タンクに取付けて、飲料供給管路の洗浄を行う
形式の飲料ディスペンサ装置において、当該形式の飲料
ディスペンサ装置が有する上記した各問題を解決するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は飲料ディスペン
サ装置に関するもので、当該発明は、ハウジングに設け
た供給口と注出バルブに各端部をそれぞれ接続された飲
料供給管路を有し前記ハウジング内に収容されたディス
ペンサ本体と、前記ハウジングの供給口およびガス圧源
にそれぞれ接続した供給ホースを有し飲料容器に脱着可
能に取付けられるディスペンサヘッドを備え、前記飲料
容器内の飲料を、同飲料容器内に供給されるガス圧によ
り前記供給ホースを通して前記飲料供給管路に供給し
て、前記注出バルブを通して外部へ注出する形式の飲料
ディスペンサ装置を適用対象とするものである。
【0009】しかして、本発明に係る飲料ディスペンサ
装置は、上記した形式の飲料ディスペンサ装置であっ
て、当該飲料ディスペンサ装置は、前記ハウジングに設
けた洗浄水タンクと、前記ハウジングに設けられて前記
ディスペンサヘッドが着脱可能に取付けられるディスペ
ンサヘッド接続口と、同ディスペンサヘッド接続口と前
記洗浄水タンクに接続された洗浄水管路と、前記洗浄水
タンク内の洗浄水を前記洗浄水管路を通して前記ディス
ペンサヘッド接続口に圧送するポンプを備え、前記ハウ
ジングはハウジング本体と同ハウジング本体の上端開口
部を開閉する上蓋とからなり、前記洗浄水タンクは、前
記ハウジング本体の内部における前記上蓋の直下に位置
して、同洗浄水タンクの流出口側にて前記洗浄水管路の
一端に脱着可能に接続されていることを特徴とするもの
である。
【0010】本発明に係る飲料ディスペンサ装置におい
は、前記洗浄水タンクを上端が開口する構成として、
同洗浄水タンクの上端開口部を同洗浄水タンクに洗浄水
を注ぎ込むための容器にて覆蓋する構成を採ることがで
きる。
【0011】これらの構成の各飲料ディスペンサ装置に
おいては、前記洗浄水タンクを、その流出口側にて前記
洗浄水管路の一端に脱着可能に接続する構成とすること
ができるとともに、前記洗浄水管路における前記ディス
ペンサヘッド接続口と前記ポンプ間に逆止弁または電磁
開閉弁を備えた構成とすることができる。
【0012】また、本発明に係る飲料ディスペンサ装置
においては、前記ハウジングを開閉可能な開口部を備え
た構成として、前記洗浄水タンクを同開口部を貫通した
状態で抜差し可能に組付けて、その流出口側にて前記洗
浄水管路の一端に脱着可能に接続するようにすることが
できる。この場合においても、前記洗浄水管路における
前記ディスペンサヘッド接続口と前記ポンプ間に逆止弁
または電磁開閉弁を備えた構成とすることができる。
【0013】また、本発明に係る飲料ディスペンサ装置
においては、前記ディスペンサヘッド接続口を、前記ハ
ウジングの前面にて前記注出バルブから注出される飲料
を収容する容器の受台の上方に配置すること、前記ディ
スペンサヘッド接続口を前記ディスペンサヘッドの非接
続時にはキャップで覆蓋すること等の構成を採用するこ
とができ、さらには、前記受台を前記注出バルブ、前記
容器、前記ディスペンサヘッド接続口、および同接続口
に接続されているディスペンサヘッドから落下する飲料
を受承する容器状に形成し、または、落下する飲料を受
承する容器と、複数の通水穴を有して前記容器の上端開
口部を覆蓋する受承板を備える構成とすることができ
る。
【0014】
【0015】
【0016】本発明に係る飲料ディスペンサ装置の構
、単一の飲料供給管路、供給ホース、ディスペンサヘ
ッド、および注出バルブからなる1系統の飲料供給系路
を備えている飲料ディスペンサ装置に適用されることは
勿論のこと、それぞれ複数の飲料供給管路、供給ホー
ス、ディスペンサヘッド、および注出バルブからなる複
数系統の飲料供給系路を備えている飲料ディスペンサ装
置にも適用される。
【0017】
【発明の作用・効果】本発明に係る飲料ディスペンサ装
置においては、洗浄水タンクに洗浄水を収容しておき、
注出運転終了後の洗浄作業では、ディスペンサヘッドを
飲料容器から取外してディスペンサヘッド接続口に取付
けて、注出バルブを注出状態に切換えるとともにポンプ
を駆動させる。これにより、洗浄水タンク内の洗浄水が
ポンプにより圧送されて、供給ホースおよび飲料供給管
路を通して注出バルブから外部に排出される。従って、
この洗浄作業では、ガス圧源のガスの無駄および吹き出
しなどの問題もなく、簡単な操作で飲料ディスペンサ装
置を洗浄することができる。また、洗浄水タンクおよび
ポンプをハウジングに設けているので、洗浄機能に必要
な構成部材がディスペンサ本体部と一体的にコンパクト
に構成され、別置きの洗浄装置のために格別な専用スペ
ースを必要としない。
【0018】本発明に係る飲料ディスペンサ装置におい
て、ハウジングをハウジング本体とその上端開口部を開
閉する上蓋を備えた構成として、洗浄水タンクをハウジ
ング本体における上蓋の直下に配置するように構成すれ
ば、洗浄水タンクに洗浄水を補給する際には、上蓋を外
して上方から洗浄水を洗浄水タンクに注ぎ込むだけでよ
いので、飲料ディスペンサ装置の洗浄作業が楽になる。
また、洗浄時以外には上蓋を閉めておけば、ハウジング
内、洗浄水タンク内に埃などが入ることもなくて衛生的
である。
【0019】また、本発明に係る飲料ディスペンサ装置
において、洗浄水タンクを上端が開口する構成として、
この洗浄水タンクの上端開口部を洗浄水タンクに洗浄水
を注ぎ込むための容器にて覆蓋するように構成すれば、
上記した作用効果に加えて、この容器を用いて洗浄水を
洗浄水タンクに注ぎ込むことができるとともに、その
後、この容器を用いて注出バルブから排出される洗浄水
を確実に受けることができるため、飲料ディスペンサ装
置における洗浄機能の使い勝手が良好となる。なお、容
器は、洗浄作業時以外には洗浄水タンクの蓋として機能
させることができて、洗浄水タンク内に埃などが入るこ
ともなくて衛生的であるとともに、容器の紛失も確実に
避けられる。
【0020】これらの飲料ディスペンサ装置において
は、洗浄タンクをハウジングの上面に載置することがで
き、または、ハウジングを開閉可能な開口部を備えた構
成にして洗浄水タンクを同開口部を貫通した状態で抜差
し可能に組付けるようにすることができ、これにより、
ハウジング内に洗浄水タンクの配置スペースを確保する
必要がなくて、ハウジングをその分小型化することがで
きる。
【0021】また、これらの飲料ディスペンサ装置にお
いて、洗浄水タンクをその流出口側にて洗浄水管路の一
端に脱着可能に接続するように構成すれば、洗浄水タン
クを取外した状態で洗浄が可能になるとともに、洗浄水
タンクを取外した状態では機械の点検が簡単に行え、か
つ、洗浄水タンクに直接水道水などを入れて持ち運んで
洗浄に利用することができる。
【0022】本発明に係る飲料ディスペンサ装置におい
ては、ディスペンサヘッド接続口を、ハウジングの前面
にて抽出バルブから抽出される飲料を収容する容器の受
台の上方に配置すること、ディスペンサヘッド接続口を
ディスペンサヘッドの非接続時にはキャップで覆蓋する
こと等の構成を採用することができ、さらには、受台を
抽出バルブ、容器、ディスペンサヘッド接続口、および
同接続口に接続されているディスペンサヘッドから落下
する飲料を受承する容器状に形成し、または、落下する
飲料を受承する容器と、複数の通水穴を有して容器の上
端開口部を覆蓋する受承板を備える構成とすることがで
きる。これにより、ディスペンサヘッドに付着する飲料
や洗浄水、ディスペンサヘッド接続口から落下する洗浄
水等を受台に受承し得て、床側へに流出を防止すること
ができる。
【0023】また、これらの飲料ディスペンサ装置にお
いて、洗浄水管路におけるディスペンサヘッド接続口と
ポンプ間に逆止弁または電磁開閉弁を備える構成とすれ
ば、当該飲料ディスペンサ装置の洗浄作業では、洗浄水
タンクに収容した洗浄水とガス圧源のガスの両方を併用
する洗浄方法を採ることができる。
【0024】当該洗浄方法では、先ず第1段階として、
ガス圧源側を閉鎖した状態で洗浄水タンク内の洗浄水に
て飲料供給管路の洗浄を行い、洗浄水による洗浄終了後
の第2段階として、電磁開閉弁を使用する場合には同開
閉弁を閉鎖した状態で、逆止弁を使用する場合にはその
ままの状態で、ガス圧源側を開放して飲料供給管路にガ
スを供給する。
【0025】当該洗浄方法においては、第1段階の洗浄
水による洗浄によって飲料供給管路の洗浄がほぼ完全に
なされ、第2段階のガスによる洗浄によって飲料供給管
路に残留するわずかな洗浄水を排出して除去する。洗浄
水のみによる飲料供給管路の洗浄では、洗浄水が飲料供
給管路に残留し易く、洗浄水が残留したか否かの確認が
困難であることと、洗浄水が残留した場合には残留水を
除去する適切な手段がなく苦慮するが、当該洗浄方法に
よれば、洗浄水の洗浄で飲料供給管路に残留しがちな洗
浄水を容易にほぼ完全に除去でき、飲料供給管路に対す
る洗浄効果を一層向上させることができる。
【0026】以上の装置の構成および洗浄方法は、単一
の飲料供給管路、供給ホース、ディスペンサヘッド、お
よび注出バルブからなる1系統の飲料供給系路を備えて
いる飲料ディスペンサ装置に適用されて、以上の通りの
作用効果を奏することができるものであるが、それぞれ
複数の飲料供給管路、供給ホース、ディスペンサヘッ
ド、および注出バルブからなる複数系統の飲料供給系路
を備えている飲料ディスペンサ装置にも適用される。こ
の場合には、1台の洗浄機構部によって上記した作用効
果を奏し得るという利点がある。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて説
明すると、図1および図2は本発明に係る第1の飲料デ
ィスペンサ装置を示すもので、図1には、飲料容器(ビ
ール樽)に収容されている飲料(ビール)を冷却して注
出し得る状態の当該ディスペンサ装置が示され、図2に
は、飲料供給管路を洗浄し得る状態の当該ディスペンサ
装置が示されている。当該ディスペンサ装置は、ハウジ
ング10と、ハウジング10内に収容されたディスペン
サ本体20、洗浄機構部30、および制御部40と、デ
ィスペンサ本体20に接続されてハウジング10の外に
位置する飲料供給部50を備えている。
【0028】ハウジング10は、角筒状のハウジング本
体11の上端開口部11aを上蓋12にて開閉可能に覆
蓋してなるもので、ハウジング本体11の前壁の下方に
は飲料用コップの受台13を備えている。ディスペンサ
本体20は、ハウジング本体11内における中央部から
下方の部位に配置され、かつ、洗浄機構部30および制
御部40は、ハウジング本体11内における上方の部位
に配置されている。
【0029】ディスペンサ本体20は、飲料供給管路2
1および冷却器22を備え、冷却器22はコンプレッ
サ、蒸発器および凝縮器等にて構成されている。飲料供
給管路21はコイル状に巻回されているもので、その一
端がハウジング本体11の後壁に取付けた供給口23の
内端に接続され、かつ、その他端がハウジング本体11
の前壁に取付けた接続口24の内端に接続されている。
接続口24には、その外端に注出バルブ25が取付けら
れている。
【0030】飲料供給部50は、ディスペンサヘッド5
1と、ディスペンサヘッド51に接続された導管52、
飲料供給ホース53およびガス供給ホース54とを備え
ているもので、ディスペンサヘッド51は導管52と一
体で、別置きの飲料容器A(ビール樽等)に脱着可能に
取付けられるように構成されている。また、導管52は
ディスペンサヘッド51に対して脱着可能に構成されて
いて、ディスペンサヘッド51と一体に飲料容器Aに取
付けられた状態では、飲料容器Aの底部に臨むようにな
っている。ディスペンサヘッド51に接続されている飲
料供給ホース53は、ハウジング本体11に設けた供給
口23の外端に接続され、かつ、ガス供給ホース54は
当該ディスペンサ装置とは別置きのガスボンベB(炭酸
ガスボンベ等)に接続されている。
【0031】ディスペンサヘッド51は、その操作レバ
ー51aの回動操作により開閉されるバルブ部を備え、
バルブ部が閉鎖状態にある場合には飲料供給ホース53
側およびガス供給ホース54側共に飲料容器A内とは遮
断され、操作レバー51aの回動操作により開放状態に
されると、飲料供給ホース53側およびガス供給ホース
54側共に飲料容器A内に連通する。なお、ディスペン
サヘッド51は、導管52から取外された状態では、バ
ルブ部が閉鎖されるように構成されている。
【0032】当該ディスペンサ装置においては、飲料容
器A内の飲料を注出バルブ25を通して受台13に載置
したコップに注出するには、ガスボンベBのコックbを
開放するとともに、ディスペンサヘッド51の操作レバ
ー51aを回動操作して閉鎖状態にあるディスペンサヘ
ッド51を開放する。これにより、ガスボンベB内のガ
スが飲料容器A内に導入されて飲料容器A内が加圧さ
れ、この加圧力にて飲料容器A内の飲料水導管52を通
って飲料供給ホース53を経て飲料供給管路21に供給
される。この状態で、注出バルブ25の操作レバー25
aを回動操作して注出バルブ25を開放する。これによ
り、飲料水は、飲料供給管路21内で冷却されて注出バ
ルブ25のノズル25bから受台13上のコップに順次
注出される。
【0033】しかして、当該ディスペンサ装置が有する
洗浄機構部30は、洗浄水タンク31、洗浄水管路3
2、および供給ポンプ33を備えている。洗浄水タンク
31、洗浄水管路32および供給ポンプ33は、ハウジ
ング本体11内の上方の部位に配設されて上蓋12の直
下に位置している。洗浄水管路32は、上流側管路32
aと下流側管路32bからなるもので、上流側管路32
aの一端は洗浄水タンク31の流出口側に接続されてい
るとともに、その他端は供給ポンプ33の流入口側に接
続されており、また、下流側管路32bの一端は供給ポ
ンプ33の吐出口側に接続されているとともに、その他
端はハウジング本体11に設けた接続口34に接続され
ている。
【0034】洗浄水タンク31は、洗浄水を収容する樹
脂製の容器であり、その上面には開口部31aが設けら
れている。洗浄水タンク31の底面は洗浄水の流出を確
保するために傾斜しており、同底面の最下端部に位置す
る流出口31bには接続具35aが組付けられている。
この接続具35aは、ハウジング本体11内にて適宜ブ
ラケットに固定された接続具35bに着脱可能に接続さ
れるもので、接続具35bには上流側管路32aの一端
が接続されている。洗浄水タンク31は、その接続具3
5aを上流側管路32a側の接続具35bに接続するこ
とにより、洗浄水管路32に接続されている。洗浄水タ
ンク31は、この接続状態では、ハウジング本体11に
設けた図示しない支持部にてその底部を支持されてい
る。
【0035】なお、接続具35aは、接続具35bとの
接続時にのみ開放されて洗浄水タンク31から上流側管
路32a側への洗浄水の流入を許容するバルブを備える
構成とすることが好ましく、これにより、洗浄水タンク
31内に洗浄水を収容した状態で同タンク31を単独で
持ち運んでも、洗浄水タンク31からの洗浄水の流出が
防止される。
【0036】洗浄水管路32を構成する下流側管路32
bの他端が接続される接続口34の外端部は、ディスペ
ンサヘッド51が脱着可能に取付けられるように構成さ
れているもので、ディスペンサヘッド51が取外されて
いる状態では、図1に示すようにキャップ36にて覆蓋
されていて、接続口34からの下流側管路32b内への
埃等の侵入を防止している。このキャップ36を接続口
34から取外せば、ディスペンサヘッド51を図2に示
す状態に取付けることができる。
【0037】供給ポンプ33は電動モータを内蔵するも
ので、ハウジング本体11内にて図示しない支持部に支
持されている。当該洗浄機構部30においては、飲料容
器Aに取付けた導管52から取外されたディスペンサヘ
ッド51を接続口34に取付けた状態で供給ポンプ33
を駆動させると、洗浄水タンク31内に収容されている
洗浄水が上流側管路32aに吸引されるとともに下流側
管路32bに吐出されてディスペンサヘッド51へ供給
され、飲料供給ホース53および飲料供給管路21を通
って開放状態にある注出バルブ25から排出される。こ
の間、飲料供給管路21は流動する洗浄水により洗浄さ
れる。
【0038】制御部40は、制御ボックス41、始動ス
イッチ42、およびタイマセット操作子43からなるも
ので、制御ボックス41は、供給ポンプ33の駆動およ
び停止を制御する電気制御回路と、電気制御回路を制御
して供給ポンプ33の駆動時間を規定するタイマ回路を
内蔵していて、ハウジング本体11内の上方に設けた支
持部に支持されている。また、始動スイッチ42および
タイマセット操作子43は制御ボックス41に組付けら
れていて、上蓋12の直下に位置しており、上蓋12を
取外した状態で上方から操作可能となっている。始動ス
イッチ42は、供給ポンプ33の駆動開始を指示し、ま
た、タイマセット操作子43は、タイマ回路に対して供
給ポンプ33の駆動時間を設定する。
【0039】当該飲料ディスペンサ装置の図1に示す状
態は、飲料容器A内の飲料をガスボンベB内のガス圧に
て注出し得る状態であり、また、当該飲料ディスペンサ
装置の図2に示す状態は、洗浄水タンク31内の洗浄水
にて洗浄し得る状態である。
【0040】当該ディスペンサ装置において、飲料容器
A内の飲料水を注出バルブ25を通して受台13に載置
したコップに注出するには、ガスボンベBのコックbを
開放するとともに、ディスペンサヘッド51の操作レバ
ー51aを回動操作して閉鎖状態にあるディスペンサヘ
ッド51を開放する。これにより、ガスボンベB内のガ
スが飲料容器A内に導入されて飲料容器A内が加圧さ
れ、この加圧力にて飲料容器A内の飲料が導管52を通
り飲料供給ホース53を経て飲料供給管路21に供給さ
れる。この状態で、注出バルブ25の操作レバー25a
を回動操作して注出バルブ25を開放する。これによ
り、飲料は、飲料供給管路21内で冷却されて注出バル
ブ25から受台13上のコップに順次注出される。
【0041】また、注出バルブ25の操作レバー25a
を回動操作して注出バルブ25を閉鎖すれば、注出バル
ブ25からの飲料の注出は停止される。この間、飲料供
給管路21および飲料供給ホース53内は飲料にて満た
されており、飲料供給管路21内の飲料は冷却器22に
て冷却された状態で注出バルブ25からの注出まで待機
している。従って、この状態で注出バルブ25の操作レ
バー25aを回動操作して注出バルブ25を開放すれ
ば、飲料は飲料供給管路21内で冷却された状態で注出
バルブ25から受台13上のコップに順次注出される。
【0042】当該飲料ディスペンサ装置において、飲料
の注出運転を終了した後には、洗浄運転を開始するが、
洗浄運転を開始するに先だってその準備作業を行う。こ
の準備作業では、先ず、ディスペンサヘッド51を飲料
容器Aに取付けられている導管52から取外して、ハウ
ジング本体11に設けた接続口34に取付ける。図2
は、当該ディスペンサ装置のこの状態を示しており、ま
た、図3は、当該ディスペンサ装置における洗浄回路を
概略的に示している。なお、この時点では、ディスペン
サヘッド51は閉鎖状態に保たれている。
【0043】その後、ハウジング本体11から上蓋12
を外して、洗浄水タンク31内に洗浄水を注ぎ込むとと
もに、バケツ等の容器Cを受台13に載置して注出バル
ブ25のレバー25aを回動操作して同バルブ25を開
放しておく。この状態で、洗浄運転を開始する。運転開
始に当たっては、ディスペンサヘッド51を開放すると
ともに、タイマセット操作子43の操作により供給ポン
プ33の駆動時間をセットした後、始動スイッチ42を
操作する。タイマセット操作子43による供給ポンプ3
3の駆動時間のセットは、洗浄水タンク31内の洗浄水
がなくなる程度の時間に設定しておくものであり、一旦
セットした駆動時間は保存され、その後に駆動時間を変
更する以外にはタイマセット操作子43を操作する必要
はない。
【0044】当該ディスペンサ装置においては、始動ス
イッチ42の操作により、制御ボックス41内の電気制
御回路が作動して供給ポンプ33を駆動させ、同ポンプ
33が洗浄水タンク31内の洗浄水を上流側管路32a
に吸引するとともに、下流側管路32bに吐出してディ
スペンサヘッド51側へ流出させる。これにより、洗浄
水はディスペンサヘッド51および飲料供給ホース53
を経て飲料供給管路21に達し、飲料供給管路21内を
流動して注出バルブ25に至り、同バルブ25から受台
13上の容器C内に排出される。この間、ディスペンサ
ヘッド51、飲料供給ホース53、飲料供給管路21、
および注出バルブ25の内部(飲料供給系路)は、流動
する洗浄水により漸次洗浄される。
【0045】タイマセット操作子43にてセットした駆
動時間が経過すると、制御ボックス41内のタイマ回路
が時間計測を終了して、電気制御回路に駆動時間の経過
を知らせるので、同制御回路は供給ポンプ33の駆動を
停止させる。なお、洗浄水タンク31内に洗浄水が残っ
ていたり、洗浄を途中で中断したい場合には、始動スイ
ッチ42を操作することにより、供給ポンプ33の駆動
を再開させたり、同ポンプ33の駆動を途中で停止させ
たりすることも可能である。これにより、飲料供給系路
であるディスペンサヘッド51、飲料供給ホース53、
飲料流入口21、および注出バルブ25の内部が洗浄さ
れ、この洗浄運転を適宜行うことにより、飲料ディスペ
ンサ装置を常に清潔に保つことができる。
【0046】このように、当該飲料ディスペンサ装置に
よれば、ディスペンサヘッド51を飲料容器Aに取付け
た導管52から取外して接続口34に取付けた後、洗浄
水タンク31内に洗浄水を入れ、注出バルブ25を開放
した状態で始動スイッチ42を操作するだけで、飲料デ
ィスペンサ装置の飲料供給系路の洗浄が可能であるの
で、簡単な操作で飲料ディスペンサ装置を洗浄すること
ができる。また、制御ボックス41内にタイマ回路を設
けるとともにタイマセット操作子43を設け、供給ポン
プ33の駆動時間を設定できるようにして洗浄運転を自
動停止させるようにしたので、洗浄運転状態の飲料ディ
スペンサ装置を常に監視している必要がなくなり、使用
者は洗浄運転中に他の作業を行うこともできる。
【0047】また、当該飲料ディスペンサ装置によれ
ば、ハウジング本体11の内部に洗浄水タンク31、洗
浄水管路32および供給ポンプ33を収容するようにし
たので、洗浄に必要な器具がディスペンサ本体20と一
体的に構成され、洗浄機能のために格別なスペースを必
要としない。また、ハウジング本体11を上蓋12にて
覆蓋して、上蓋12によりハウジング本体11の上端開
口部11aを開放可能とするとともに、洗浄水タンク3
1をハウジング本体11における上蓋12の直下の部位
に配置したので、洗浄水タンク31に洗浄水を補給する
際には、上蓋12を外して上方から洗浄水を洗浄水タン
ク31に注ぎ込むだけでよく、この飲料ディスペンサ装
置の洗浄作業が楽になる。そして、洗浄運転時以外には
上蓋12を閉めておけば、ハウジング10内、洗浄水タ
ンク31内に埃などが入ることもなくて衛生的である。
なお、洗浄運転を行わない場合には、ディスペンサヘッ
ド51の接続口34はキャップ36にて覆蓋されている
ため、接続口34から下流側管路32bへの埃等の侵入
も阻止される。
【0048】また、当該飲料ディスペンサ装置において
は、洗浄水タンク31を、両接続具35a,35bを介
して洗浄水管路32に取外し可能に接続してハウジング
本体11内に収容しているため、洗浄水タンク31を洗
浄水管路32から取外してハウジング本体11から取出
すことにより容易に洗浄することができるとともに、洗
浄水タンク31の取外し状態では機械の点検が簡単に行
えるようになる。また、洗浄水タンク31を取出せば、
これに水道水などを入れて容易に持ち運びができて、こ
れを洗浄に利用することもできる。
【0049】なお、当該飲料ディスペンサ装置において
は、上蓋12における洗浄水タンク31の開口部31a
に対応する部位に給水口を設けて、この給水口を開閉す
る構造とすることができ、これにより、洗浄水タンク3
1への給水を上蓋12を取外すことなく行うことができ
る。また、洗浄水タンク31においては、タンク本体と
その上端開口部を開閉する蓋体とにより構成することが
でき、これにより、洗浄水タンクの洗浄をタンク本体、
蓋体とを個別に行うことができて、特に、タンク本体の
内部の洗浄を容易にすることができる。
【0050】さらに、当該飲料ディスペンサ装置におい
ては、始動スイッチ42およびタイマセット操作子43
等のスイッチ類としてパネル形式のものを採用して、ハ
ウジング10の外面に配設するようにすることができ、
これにより、スイッチ類の操作を容易にすることができ
るとともに、スイッチ類の突出状態を防止し得て誤操作
を防止することができる。
【0051】図4には、当該ディスペンサ装置の洗浄機
構部30を構成する洗浄水タンクを変形した例が示され
ている。当該洗浄水タンクは、タンク本体31Aと、タ
ンク本体31Aの上端部を覆蓋する蓋体31Bからなる
もので、タンク本体31Aは上記した洗浄水タンク31
と同一に形成されている。蓋体31Bは、その内周面が
タンク本体31Aの外周面よりも若干大きい方形を呈す
るもので、タンク本体31Aを上方から嵌合して覆蓋す
る容器状に形成されており、その下端縁の一部には外方
に突出した差し口31cが設けられている。当該洗浄水
タンクにおいては、タンク本体31Aが洗浄水タンク3
1より、少なくとも蓋体31Bの上壁の厚み分だけ下方
に配置されるようになっていて、蓋体31Bで覆蓋され
た状態では、ハウジング本体11を覆蓋する上蓋12が
蓋体31Bに接触しないようになっている。
【0052】このように構成した洗浄水タンクにおいて
は、洗浄運転時以外では、タンク本体31Aは上方から
蓋体31Bにより覆蓋された状態にあり、タンク本体3
1A内への埃等の侵入を確実に防止している。また、洗
浄運転時には、蓋体31Bをタンク本体31Aから取外
し、蓋体31Bで洗浄水を汲んできてタンク本体31A
内に注ぎ込むとともに、蓋体31Bを受台13に載置し
て注出バルブ25から排出される洗浄水を受ける容器と
して利用する。この場合、蓋体31Bに入る量だけの洗
浄水をタンク本体31Aに注ぎ込んでいるので、洗浄運
転時に排出される全ての洗浄水を蓋体31Bにより確実
に受けることができる。このため、当該洗浄水タンクを
装備することにより、当該ディスペンサ装置の洗浄運転
時の使い勝手が良好となる。
【0053】なお、当該飲料ディスペンサ装置において
は、洗浄水タンクのタンク本体31Aを両接続具35
a,35bを介して、洗浄水管路32の上流側管路32
aに取外し可能に接続しているが、両接続具35a,3
5bを省略して、洗浄水タンクのタンク本体31Aを洗
浄水管路32の上流側管路32aに直接取付けて、取外
し不能に構成することもできる。
【0054】図5には、本発明に係る第2の飲料ディス
ペンサ装置の一部が示されている。当該飲料ディスペン
サ装置においては、ハウジング10が第1の飲料ディス
ペンサ装置における上蓋12を廃止した状態に形成され
ているもので、ハウジング本体11の上端はこれと一体
の上壁14で覆蓋されていて、上壁14の上面に洗浄水
タンク31が載置される構成となっている。
【0055】洗浄水タンク31は方形状を呈するもの
で、上面に洗浄水を注ぎ込むための開口部31dを有す
るとともに、同開口部31dは脱着可能なキャップ31
eにて覆蓋されている。洗浄水タンク31の底面には、
第1の飲料ディスペンサ装置における洗浄水タンク31
と同様に接続具35aが取付けられていて、同接続具3
5aと他方の接続具35bとを介して洗浄水管路32に
接続されるようになっている。この場合、接続具35a
を通して洗浄水が流れ出し易いように、洗浄水タンク3
1の底面には、傾斜をつけておくとよい。
【0056】一方、ハウジング10の上壁14には、洗
浄水タンク31の接続具35aが挿入可能な貫通孔14
aが設けられており、この貫通孔14aには、ハウジン
グ10内に設けた図示しないブラケットに支持された他
方の接続具35bが臨んでいる。これにより、当該飲料
ディスペンサ装置においては、洗浄水タンク31を上壁
14の上面に載置した状態で、両接続具35a,35b
を互いに接続することにより、洗浄水タンク31はハウ
ジング10内の洗浄水管路32に接続される。この場
合、始動スイッチ42およびタイマセット操作子43
は、ハウジング10の外部から操作できるように、ハウ
ジング本体11の外部正面に取り付けられている。当該
飲料ディスペンサ装置におけるその他の構成は、第1の
飲料ディスペンサ装置と同様である。
【0057】なお、当該飲料ディスペンサ装置において
は、始動スイッチ42およびタイマセット操作子43を
上壁14に設けるようにしてもよく、また、接続具35
aには、接続具35bとの接続時にのみ洗浄水タンク3
1から接続具35aからの洗浄水の流出を許容するバル
ブを内蔵させておくのがよい。
【0058】このように構成した当該ディスペンサ装置
においては、洗浄運転時以外には、洗浄水の入ってない
洗浄水タンク31を上壁14上に載置して、その開口部
31dをキャップ31eにて覆蓋しておく。これによ
り、洗浄水タンク31内への埃等の侵入が防止されて衛
生的であるとともに、同タンク31の紛失も確実に避け
られる。
【0059】洗浄運転に際しては、ディスペンサヘッド
51を接続口34に取付けるとともに、洗浄水タンク3
1内に洗浄水を収容する。洗浄水を洗浄水タンク31内
に収容するに当たっては、洗浄水タンク31を持ち上げ
て接続具35aを接続具35bから引抜いて上壁14か
ら取外し、キャップ31eを取外した状態の洗浄水タン
ク31内へ、開口部31dを通して水道水等を注ぎ込
む。次に、洗浄水タンク31を、その開口部31dにキ
ャップ31eをかぶせた状態で上壁14の上面に載置し
て、接続具35aを接続具35bに接続する。これによ
り、洗浄運転の準備が完了し、第1の飲料ディスペンサ
装置におけると同様に洗浄運転を行うことができる。
【0060】従って、当該飲料ディスペンサ装置におい
ても、簡単な操作で飲料供給経路を洗浄することができ
る。また、洗浄機構部30においては、ハウジング10
内に洗浄水管路32および供給ポンプ33を収容すると
ともに、洗浄水タンク31をハウジング10の上壁14
の上面に載置するようにしたので、洗浄に必要な器具が
ディスペンサ本体部20と一体的に設けられ、洗浄機能
のために格別なスペースを必要としなくなる。さらに、
洗浄水タンク31を上壁14の上面に載置する構成のた
め、ハウジング10内に洗浄水タンク31の配置スペー
スを確保する必要もなく、ハウジング10をその分だけ
小型にできる。
【0061】図6には、本発明に係る第3の飲料ディス
ペンサ装置の一部が示されている。当該飲料ディスペン
サ装置においては、ハウジング10を構成する上壁14
に開口部14bを設けるとともに、開口部14bの縁部
に蝶番15aを介して開閉蓋15を取付けて、開口部1
4bを開閉蓋15にて開閉できるようにし、開閉蓋15
を開いて開放状態にある開口部14bを通して、洗浄水
タンク31をハウジング10に取付けるように構成した
ものである。洗浄水タンク31は、第2の飲料ディスペ
ンサ装置の洗浄水タンク31に比較して縦長に構成され
ているもので、上面に開口部31fを備えるとともに、
開口部31fをキャップ31gで覆蓋するようになって
いる。
【0062】洗浄水タンク31は、上壁14の開口部1
4bに挿入された状態でハウジング10に取付けられる
が、洗浄水管路32との接続は第2の飲料ディスペンサ
装置と同様に両接続具35a,35bを介して行われ
る。この場合、始動スイッチ42およびタイマセット操
作子43は、ハウジング10の外部から操作できるよう
に、ハウジング10の上壁14に設けられている。その
他の構成は第1,第2の飲料ディスペンサ装置と同様で
ある。なお、始動スイッチ42およびタイマセット操作
子43については、ハウジング10の外部正面に取付け
るようにしてもよい。
【0063】このように構成した当該飲料ディスペンサ
装置においては、洗浄運転時以外の通常時には、洗浄水
タンク31をハウジング10から取外して上壁14の開
口部14bを開閉蓋15にて閉鎖し、開口部14bを閉
鎖された状態の上壁14または開閉蓋15に洗浄水タン
ク31を載置しておく。
【0064】これにより、洗浄水タンク31およびハウ
ジング10内への埃等の侵入を防止できて衛生的であ
る。また、洗浄運転に際しては、洗浄水タンク31に洗
浄水を収容し、洗浄水タンク31を洗浄水を収容した状
態で、上壁14の開口部14bに挿入してハウジング1
0に取付ける。洗浄水を洗浄水タンク31へ収容するに
当たっては、洗浄水タンク31の開口部31fからキャ
ップ31gを取外して、開口部31fから水道水等の洗
浄水を注ぎ込み、その後開口部31fをキャップ31g
にて覆蓋する。これにより、洗浄運転の準備が完了し、
第1、第2の飲料ディスペンサ装置におけると同様に洗
浄運転を行うことができる。
【0065】従って、当該飲料ディスペンサ装置におい
ても、簡単な操作で飲料供給系路を洗浄することができ
る。また、洗浄機構部30においては、ハウジング10
内に洗浄水管路32および供給ポンプ33を収容すると
ともに、洗浄水タンク31をハウジング10の上壁14
の開口部14bに配置するようにしたので、洗浄に必要
な器具がディスペンサ本体部20と一体的に設けられ、
洗浄機能のために格別なスペースを必要としなくなる。
さらに、洗浄水タンク31を上壁14の開口部14bに
挿通した状態で配置載置する構成のため、ハウジング1
0内に洗浄水タンク31の配置スペースを確保する必要
もなく、ハウジング10をその分だけ小型にできる。
【0066】なお、当該飲料ディスペンサ装置において
は、開閉蓋15をハウジング10の上壁14に設けて、
洗浄水タンク31を上方からハウジング10内に挿入し
て取付けるようにしているが、開閉蓋15に代わる開閉
扉などを他の部分、例えばハウジング10の側壁等に設
けて、開閉扉を開いた状態で洗浄水タンク31をハウジ
ング10内に挿入して、洗浄水タンク31を洗浄水管路
32に接続するようにしてもよい。
【0067】図7には、本発明に係る第4の飲料ディス
ペンサ装置が示されている。当該飲料ディスペンサ装置
は、ハウジング10、ディスペンサ本体20、洗浄機構
部30、および制御部40を備えているもので、第1の
飲料ディスペンサ装置を基本構成としているものであ
る。従って、以下には、当該ディスペンサ装置の第1の
飲料ディスペンサ装置とは相違する構成について主とし
て詳細に説明する。
【0068】ディスペンサ本体20においては、冷却器
22の上方に配設されている冷水タンク26を備えてい
て、飲料供給管路21は冷水タンク26内に収容されて
いる。冷水タンク26は、冷却器22に接続されている
図示しない蒸発管を内蔵していて、冷水タンク26内に
収容されている冷却水を冷却し、収容している飲料供給
管路21を冷却するように構成されている。また、冷却
タンク26はオーバフローパイプ26aを備えている。
オーバフローパイプ26aは、ハウジング本体11の前
壁を貫通して外部に臨んでいて、冷却タンク26内から
オーバフローする過剰な冷却水を外部に排出して、冷却
タンク26内の冷却水を一定量に保持すべく機能する。
【0069】洗浄機構部30においては、洗浄水タンク
31はオーバフローパイプ31hを備えているもので、
ハウジング本体11内にてその上端開口部11aより所
定量下方の部位に配設されている。オーバフローパイプ
31hは、洗浄水タンク31の底部を貫通して上下方向
に延びていて、洗浄水タンク31内からオーバフローす
る過剰な洗浄水を冷却タンク26に排出して、洗浄水タ
ンク31への洗浄水の注入時に同タンク31に収容され
る洗浄水が一定量になるように機能する。
【0070】また、洗浄水タンク31に接続されている
洗浄水管路32には、下流側管路32bに逆止弁32c
が介装されている。逆止弁32cは、フロロシリコン等
適度の弾性を有する合成樹脂製のもので、図8に示すよ
うに、円筒状の筒部32c1と、筒部32c1の先端部か
ら漸次扁平状に延びる弁部32c2からなり、弁部32
c2の先端は弾撥的に閉鎖されている。逆止弁32c
は、その弁部32c2が接続口34側に向くように下流
側管路32bに配設されていて、上流側からの流体圧に
より弁部32c2が開いて下流側への流体の流通を許容
し、かつ、下流側からの流体圧により弁部32c2が閉
じて上流側への流体の流通を規制する。
【0071】このように構成した当該飲料ディスペンサ
装置においては、図7に示す状態にて上記した各飲料デ
ィスペンサ装置と同様に、洗浄水タンク31内の洗浄水
を使用して飲料供給系路の水洗浄を行う第1段階の洗浄
と、水洗浄の終了後に、ガスボンベB内のガスを使用し
て飲料供給系路に残留する洗浄水を除去する第2段階の
ガス洗浄とを行うことができる。第2段階のガス洗浄で
は、供給ポンプ33の駆動を停止した状態でガスボンベ
B内のガスをガス供給ホース54およびディスペンサヘ
ッド51を通して飲料供給ホース53および飲料供給管
路21に供給する。これにより、供給されたガスは注出
バルブ25から排出され、飲料供給系路に残留する洗浄
水は、流通するガスとともに注出バルブ25から外部へ
容易に排出される。
【0072】なお、当該ディスペンサ装置においては、
ディスペンサヘッド51の接続口34を、図7の2点鎖
線で示すように、ハウジング本体11内の上端開口部1
1aの近傍に配設して、この接続口34に洗浄水タンク
32の下流側管路32bの先端を接続するようにしても
よい。この場合には、洗浄運転に際しては、ハウジング
本体11から上蓋12を外してディスペンサヘッド51
を接続口34に取付けるようにする。
【0073】図9には、飲料ディスペンサ装置における
2種類の洗浄回路が概略的に示されており、同図(a)
に示されている第1の洗浄回路は当該ディスペンサ装置
が有する洗浄機構部30のものである。当該洗浄回路で
は、ディスペンサヘッド51のバルブ機能を利用して、
ガスボンベBからのガスをディスペンサヘッド51を通
して、飲料供給管路21に供給するものである。
【0074】また、同図(b)に示されている洗浄回路
は、同図(a)に示されている洗浄回路を変形した第2
の洗浄回路であり、当該洗浄回路では第1の洗浄回路で
使用している逆止弁32cに換えて電磁切換弁32dを
使用している。電磁切換弁32dは、非通電時には、下
流側管路32bの供給ポンプ33側を連通させるととも
にガスボンベB側を遮断し、通電時には、下流側管路3
2bの供給ポンプ33側を遮断するとともにガスボンベ
B側を連通させる。これにより、電磁切換弁32dの切
換作用により、洗浄水による第1段階の水洗浄と、ガス
による第2段階のガス洗浄とを行うことができる。この
第2の洗浄回路では、ガスボンベBからのガス供給ホー
ス54を分岐させて、分岐された部位の先端を、電磁切
換弁32d側およびディスペンサヘッド51側にそれぞ
れ接続するようにすることができる。
【0075】図10には、本発明に係る第5の飲料ディ
スペンサ装置の外観が示されている。当該飲料ディスペ
ンサ装置は、第1の飲料ディスペンサ装置を基本構成と
するもので、図10および図11に示すように、飲料供
給部50を構成する飲料供給ホース53の先端部が接続
される供給口23がハウジング10のハウジング本体1
1の側壁11bに設けられている点、および、ハウジン
グ10を構成する上蓋12に開口部12aを備え、この
開口部12aが蓋体12bで開放可能に閉鎖されている
点で第1の飲料ディスペンサ装置とは相違する。
【0076】当該飲料ディスペンサ装置においては、ハ
ウジング本体11の前壁11cの中央部のわずか上方に
接続口24が設けられているとともに、同前壁11cの
上方側部に接続口34が形成され、さらに、同前壁11
cの下方中央部に受台13が設けられている。接続口2
4には、抽出バルブ25が接続されており、接続口34
にはディスペンサヘッド36が離脱可能に接続される。
【0077】受台13は、図10およぶ図12に示すよ
うに、上方が開口する箱状の容器13aと、容器13a
の上端周縁部に掛止されて容器13aの開口部を覆蓋す
る受承板13bとにより構成されている。受承板13b
は、洗浄運転時の抽出バルブ25から排出される洗浄水
を収容する容器Cを受承するもので、全面に多数の通水
穴13cが形成されている。受承板13bの上方には、
接続口24に接続されている抽出バルブ25、および、
接続口34に接続されるディスペンサヘッド51が位置
している。
【0078】ハウジング10を構成する上蓋12に形成
されている開口部12aは、図1および図2に示す洗浄
水タンク31の開口部31aに対向して位置しているも
ので、開口部12aを覆蓋する蓋体12bを取外すと、
洗浄水タンク31の開口部31aが開放される。この状
態で、洗浄水タンク31内への給水が可能である。
【0079】当該飲料ディスペンサ装置においては、デ
ィスペンサヘッド51の接続口34に対する取付け時や
取外し時にディスペンサヘッド51から落下する飲料、
洗浄水等、洗浄時にディスペンサヘッド51や接続口3
4から漏洩して落下する洗浄水等を受台13の容器13
aで受承することができ、また、抽出バルブ25や接続
口24から漏洩して落下する飲料等を受台13の容器1
3aで受承することができる。これにより、落下する飲
料水や洗浄水の床側への流出を防止することができる。
【0080】以上の各飲料ディスペンサ装置は、シング
ルの飲料供給系路を備えたシングル注出式の飲料ディス
ペンサ装置の例であるが、図13に示すダブルの飲料供
給系路を備えたダブル注出式の飲料ディスペンサ装置に
は、図14または図15に示す洗浄回路を採用すること
ができる。
【0081】ダブル注出式の飲料ディスペンサ装置であ
る第6の飲料ディスペンサ装置は、2種類の異なる飲料
を注出するもので、飲料供給管路21、注出バルブ2
5、ディスペンサヘッド51、飲料供給ホース52から
なる飲料供給系路を一対備えている。すなわち、当該飲
料ディスペンサ装置においては、ハウジング10内に飲
料供給管路21が一対並列的または同心的に配設されて
いるとともに、ハウジング10の壁部には一対の供給口
23および一対の接続口24が並列して取付けられてい
て、各供給口23には、各ディスペンサヘッド51に接
続されている各飲料供給ホース53が接続され、かつ、
各供給口24には各注出バルブ25が取付けられてい
る。また、当該飲料ディスペンサ装置は、上記した各飲
料ディスペンサ装置と同様に、洗浄機構部30および制
御部40を備えている。
【0082】当該飲料ディスペンサ装置においては、各
ディスペンサヘッド51は異なる飲料が収容されている
飲料容器Aに取外し可能に取付けられて、各ガスボンベ
Bから供給されるガス圧により、各飲料容器A内の飲料
を2系統の飲料供給系路を通して各注出バルブ25から
注出される。
【0083】しかして、当該飲料ディスペンサ装置にお
ける洗浄機構部30は、図14および図15に示すよう
に、洗浄水タンク31と、洗浄水管路32と、供給ポン
プ33を備えるとともに、一対の接続口34a,34b
を備えている。また、洗浄水管路32は、上流側管路3
2aと下流側管路32bとにより構成されているが、下
流側管路32bには電磁切換弁32dが介装されてい
て、電磁切換弁32dより下流側が2つの分岐管路32
b1,32b2となっている。各分岐管路32b1,32
b2の先端は、各接続口34a,34bに接続されてい
る。また、図15に示す洗浄回路においては、各分岐管
路32b1,32b2にも電磁切換弁32dが介装されて
いる。
【0084】かかる構成の当該飲料ディスペンサ装置に
おいては、洗浄運転に際しては、図14に示すように、
各ディスペンサヘッド51を各接続口34a,34bに
取付けて洗浄運転の準備が完了し、洗浄運転を開始す
る。洗浄運転では、電磁切換弁32dを開放することに
より、洗浄水タンク31内の洗浄水を両飲料供給系路に
供給して、両飲料供給系路を同時に水洗浄することがで
きる。また、両飲料供給系路の水洗浄を終了した後には
電磁切換弁32dを切換えて閉鎖し、ガスボンベBから
ガスを両飲料供給系路に供給して、両飲料供給系路を同
時にガス洗浄することができる。
【0085】また、図15に示す洗浄回路では、各電磁
切換弁32dを適宜切換操作することにより、先ず、他
方の飲料供給系路への洗浄水の供給を停止した状態で一
方の飲料供給系路に洗浄水を供給して一方の飲料供給系
路を水洗浄し、その後、一方の飲料供給系路への洗浄水
の供給を停止した状態で他方の飲料供給系路に洗浄水を
供給して他方の飲料供給系路を水洗浄することができ
る。また、他方の飲料供給系路の水洗浄を行っている間
には、一方の飲料供給系路へガスを供給して同飲料供給
系路をガス洗浄することができる。その後、他方の飲料
供給系路の水洗浄が終了した時点では、上記と同様に同
飲料供給系路のガス洗浄を行うことができる。
【0086】これにより、当該飲料ディスペンサ装置に
おいては、両飲料供給系路を1台の洗浄機構部30によ
り、第1段階の水洗浄と第2段階のガス洗浄とを、短時
間に効率よく行うことができる。
【0087】なお、本発明に係る各飲料ディスペンサ装
置においては、タイマ回路による時間計測、および、始
動スイッチ42の操作により供給ポンプ33の駆動を停
止するようにしたが、洗浄水タンク31の内部または外
部に水位センサ等の洗浄水タンク31内の洗浄水がなく
なったことを検出する検出手段を設けておき、洗浄水が
なくなった際の検出信号に応答して駆動中の供給ポンプ
33を停止させるようにしてもよい。この場合、飲料デ
ィスペンサ装置内のすべての洗浄水を注出バルブ25か
ら確実に排出するために、上記の検出から所定時間後に
供給ポンプ33の駆動を停止させるようにするとよい。
【0088】また、各飲料ディスペンサ装置において
は、供給ポンプ33として吸水式のものを利用するよう
にしたが、エアポンプなどの加圧式のポンプを用いるこ
ともできる。この場合、洗浄水タンク31としてキャッ
プにより密閉できるタンクを用い、加圧式のポンプによ
り圧縮空気を洗浄水タンク31に供給して、同タンク3
1から洗浄水を接続口34側へ押出すようにする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の飲料ディスペンサ装置の注
出運転状態を概略的に示す一部を破断した全体の側面図
である。
【図2】同飲料ディスペンサ装置の洗浄運転状態を概略
的に示す一部を破断した全体の側面図である。
【図3】同飲料ディスペンサ装置における洗浄回路図で
ある。
【図4】同飲料ディスペンサ装置の制御機構部を構成す
る洗浄水タンクの変形例の一部を示す斜視図(a)、お
よぶ同洗浄水タンクを構成する蓋体の底面側からみた斜
視図(b)である。
【図5】本発明に係る第2の飲料ディスペンサ装置の洗
浄運転状態を概略的に示す一部分の側面図である。
【図6】本発明に係る第3の飲料ディスペンサ装置の洗
浄運転状態を概略的に示す一部分の側面図である。
【図7】本発明に係る第4の飲料ディスペンサ装置の洗
浄運転状態を概略的に示す一部を破断した全体の側面図
である。
【図8】同飲料ディスペンサ装置に採用される逆止弁の
縦断側面図(a)、および縦断正面図(b)である。
【図9】同飲料ディスペンサ装置における洗浄回路図
(a)、および同洗浄回路を変形した洗浄回路図(b)
である。
【図10】本発明に係る第5の飲料ディスペンサ装置の
外観を示す斜視図である。
【図11】同飲料ディスペンサ装置の上方部の外観を示
す部分斜視図である。
【図12】同飲料ディスペンサ装置の下方部の外観を示
す部分斜視図である。
【図13】本発明に係る第6の飲料ディスペンサ装置の
正面図である。
【図14】同飲料ディスペンサ装置における洗浄回路の
一例を示す洗浄回路図である。
【図15】同飲料ディスペンサ装置における洗浄回路の
他の一例を示す洗浄回路図である。
【符号の説明】
10…ハウジング、11…ハウジング本体、11a…上
端開口部、11b…側壁、11c…前壁、12…上蓋、
12a…開口部、蓋体12b、13…受台、13a…容
器、13b…受承板、13c…通水穴、14…上壁、1
4a…貫通孔、14b…開口部、15…開閉蓋、15a
…蝶番、20…ディスペンサ本体、21…飲料供給管
路、22…冷却器、23…供給口、24…接続口、25
…注出バルブ、25a…操作レバー、25b…ノズル、
26…冷水タンク、26a…オーバフローパイプ、30
…洗浄機構部、31…洗浄水タンク、31A…タンク本
体、31B…蓋、31a…開口部、31b…流出口、3
1c…差し口、31d,31f…開口部、31e,31
g…キャップ、31h…オーバフローパイプ、32…洗
浄水管路、32a…上流側管路、32b…下流側管路、
32b1,32b2…分岐管路、32c…逆止弁、32c
1…筒部、32c2…弁部、32d…電磁切換弁、33…
供給ポンプ、34,34a,34b…接続口、35a,
35b…接続具、36…キャップ、40…制御部、41
…制御ボックス、42…始動スイッチ、43…タイマセ
ット操作子、50…飲料供給部、51…ディスペンサヘ
ッド、51a…操作レバー、52…導管、53…飲料供
給ホース、54…ガス供給ホース、A…飲料容器、B…
ガスボンベ、b…コック、C…容器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 天野 猶太 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザ キ電機株式会社内 (72)発明者 近藤 滋計 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザ キ電機株式会社内 (72)発明者 山田 耕想 愛知県豊明市栄町南館3番の16 ホシザ キ電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−58973(JP,A) 特開 昭54−58500(JP,A) 特開 平7−89594(JP,A) 特開 平11−193096(JP,A) 特開 平4−294789(JP,A) 特開 平4−239499(JP,A) 特開 平8−11992(JP,A) 特開 平8−53196(JP,A) 実開 平1−63699(JP,U) 実開 昭59−196495(JP,U) 実開 昭63−23358(JP,U) 実開 平6−49398(JP,U) 実開 平6−69199(JP,U) 実開 昭56−54988(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B67D 1/07

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングに設けた供給口と注出バルブ
    各端部をそれぞれ接続された飲料供給管路を有し前記ハ
    ウジング内に収容されたディスペンサ本体と、前記ハウ
    ジングの供給口およびガス圧源にそれぞれ接続した供給
    ホースを有し飲料容器に脱着可能に取付けられるディス
    ペンサヘッドを備え、前記飲料容器内の飲料を、同飲料
    容器内に供給されるガス圧により前記供給ホースを通し
    て前記飲料供給管路に供給して前記注出バルブを通して
    外部へ注出する飲料ディスペンサ装置であり、当該飲料
    ディスペンサ装置は、前記ハウジングに設けた洗浄水タ
    ンクと、前記ハウジングに設けられて前記ディスペンサ
    ヘッドが着脱可能に取付けられるディスペンサヘッド接
    続口と、同ディスペンサヘッド接続口と前記洗浄水タン
    クに接続された洗浄水管路と、前記洗浄水タンク内の洗
    浄水を前記洗浄水管路を通して前記ディスペンサヘッド
    接続口に圧送するポンプを備え、前記ハウジングはハウ
    ジング本体と同ハウジング本体の上端開口部を開閉する
    上蓋とからなり、前記洗浄水タンクは、前記ハウジング
    本体の内部における前記上蓋の直下に位置して、同洗浄
    水タンクの流出口側にて前記洗浄水管路の一端に脱着可
    能に接続されていることを特徴とする飲料ディスペンサ
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の飲料ディスペンサ装置に
    おいて、前記洗浄水タンクは上端が開口していて、同洗
    浄水タンクの上端開口部は同洗浄水タンクに洗浄水を注
    ぎ込むための容器にて覆蓋されていることを特徴とする
    飲料ディスペンサ装置。
  3. 【請求項3】ハウジングに設けた供給口と注出バルブに
    各端部をそれぞれ接続された飲料供給管路を有し前記ハ
    ウジング内に収容されたディスペンサ本体と、前記ハウ
    ジングの供給口およびガス圧源にそれぞれ接続した供給
    ホースを有し飲料容器に脱着可能に取付けられるディス
    ペンサヘッドを備え、前記飲料容器内の飲料を、同飲料
    容器内に供給されるガス圧により前記供給ホースを通し
    て前記飲料供給管路に供給して前記注出バルブを通して
    外部へ注出する飲料ディスペンサ装置であり、当該飲料
    ディスペンサ装置は、前記ハウジングに設けた洗浄水タ
    ンクと、前記ハウジングに設けられて前記ディスペンサ
    ヘッドが着脱可能に取付けられるディスペンサヘッド接
    続口と、同ディスペンサヘッド接続口と前記洗浄水タン
    クに接続された洗浄水管路と、前記洗浄水タンク内の洗
    浄水を前記洗浄水管路を通して前記ディスペンサヘッド
    接続口に圧送するポンプを備え、前記ハウジングは開閉
    可能な開口部を備え、前記洗浄タンクは同開口部を貫通
    した状態で抜差し可能に組付けられて、流出口側にて前
    記洗浄水管路の一端に脱着可能に接続されていることを
    特徴とする飲料ディスペンサ装置。
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