JP3537284B2 - 管の挿口の突部の形成方法およびそのための位置決めローラ - Google Patents
管の挿口の突部の形成方法およびそのための位置決めローラInfo
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Description
成方法およびそのための位置決めローラに関する。
プの管継手がある。このスリップオンタイプの管継手
は、受口内周にシール材を装着し、この受口内に挿口を
シール材を圧縮させながら挿入することにより、受口と
挿口とを接合できるように構成されている。このような
スリップオンタイプの管継手に離脱防止機能を付与した
ものとして、図4に示される構成の離脱防止管継手が提
案されている。
る一方の鋳鉄管1の端部には受口2が形成されており、
この受口2の内周のシール材収容溝3に環状のゴム製の
シール材4が配置され、シール材収容溝3よりも奥側に
ロックリング収容溝5が形成され、このロックリング収
容溝5に周方向一つ割りのロックリング6が装着されて
いる。ロックリング6の外周側とロックリング収容溝5
の内周側との間には、ロックリング6を芯出し状態で保
持するための保持用ゴム輪7が配置され、この保持用ゴ
ム輪7はたとえばロックリング6の外周に接着されてい
る。
は、ロックリング6に受口奥側から係り合い可能な突部
10が形成されている。この突部10を含む挿口9の先
端の外周には、シール材4とロックリング6とが収容さ
れた受口2の内部へ挿口9を挿入するときの案内となる
テーパ面11が形成されている。
用いて遠心鋳造により形成され、鋳造された管は受口側
を引っ張ることによって金型から引き抜かれる。この引
き抜きを行うためには鋳鉄管は受口側から次第に外径が
小さくなる形状であることが必要で、上述のように途中
で外径の大きくなる突部10を遠心鋳造によって一体に
形成すると、金型からの引き抜きが不可能になる。この
ため従来においては、この突部10を、鋳鉄管8の挿口
9の外周にリングを溶接することによって形成してい
る。
に沿った特定の位置に形成すべきであるものの、上述の
ようなリングの溶接に際しては、その位置決めを正確に
行いにくいという問題点がある。
して、挿口の外周にリングを溶接して突部を形成する際
に、軸心方向に沿った正確な位置決めを行えるようにす
ることを目的とする。
本発明の管の挿口の突部の形成方法は、外周溝を有する
リングを管の挿口の外周に装着して溶接するに際し、挿
口の先端面に接する部分と、リングを径方向に押圧する
部分と、リングの外周溝にはまり込む部分とを有した位
置決めローラによって、このリングを挿口に対して軸心
方向に位置決めさせた状態で、上記溶接を行うものであ
る。
外周溝を有したリングを、前記挿口に溶接するために押
圧状態で位置決めさせる本発明の位置決めローラは、挿
口の先端面に接する部分と、リングを径方向に押圧する
部分と、リングの外周溝にはまり込む部分とを有するよ
うにしたものである。
ラのはまり込み部分がリングの外周溝にはまり込むた
め、この位置決めローラとリングとが管の軸心方向に相
対移動不能に掛かり合うことになる。そして、位置決め
ローラにおける挿口の先端面に接する部分が管の挿口の
先端面に掛かり合うため、結局、位置決めローラによっ
て管とリングとが軸心方向に正確に位置決めされ、その
状態でローラによりリングを径方向に押圧しながら挿口
に溶接することが可能となる。
外周に金属製のリング16を装着する。このリング16
は、たとえば周方向一つ割りの締まり勝手に形成され、
挿口9の先端側に向けて先すぼまり状となる外周テーパ
面17と、挿口9の軸心と平行な方向の外周面18とを
有する。外周面18には、横断面が矩形状の外周溝19
が周方向にわたって形成されている。20はその溝底部
である。
1によって挿口9の外面に押圧する。この位置決めロー
ラ21はフランジ部22を有し、このフランジ部22の
側面23が挿口9の先端面24に接するよううに構成さ
れている。また位置決めローラ21はリングの外周面1
8に接するローラ部25を有し、このローラ部25に
は、リング16の外周溝19にはまり込む横断面矩形状
の環状突部26が形成されている。
の幅よりもわずかに小さく形成され、したがって位置決
めローラ21のフランジ部22の側面23が挿口9の先
端面24に接した状態で環状突部26が外周溝19には
まり込んだときには、これにより挿口9とリング16と
が鋳鉄管8の軸心方向に相対移動不能となり、このため
挿口9とリング16とが軸心方向に正確に位置決めされ
るように構成されている。また環状突部26は、その外
周が溝底部20に当たらないように形成されている。
の外周テーパ面17に接するテーパ部27を有する。こ
のテーパ部27とフランジ部22とは、軸部28によっ
て互いに連結され一体化されている。軸部28は、挿口
9の外面に当たらないような寸法の直径で形成されてい
る。
21にてリング16を押圧すると、この位置決めローラ
21のフランジ部22の側面23が挿口9の先端面24
に接した状態で、その環状突部26がリング16の外周
溝19にはまり込むことで、リング16は、挿口9に対
し軸心方向に位置決めされた状態で、ローラ部25によ
り挿口9の外面に押圧されて浮き上がりが防止されるこ
とになる。
まわりにゆっくりと回転させながら、位置決めローラ2
1のローラ部25のすぐ後方で溶接トーチ29によって
外周溝19に溶融金属30を流し込み、溝底部20と挿
口9の表面部とをともに溶融させれば、図1および図2
に示すように、リング16が軸心方向に位置決めされか
つ挿口9の外周面に接した状態でこの挿口9に全周にわ
たって溶接されることになる。31は溶接ビードであ
る。
1はリング16の外方への盛り上がり部32を有するの
で、リング16の外周面19を平滑にするためにこの盛
り上がり部32を削り取り加工する。最後に挿口9をリ
ング16の外周テーパ面17に合わせてテーパ加工し
て、テーパ面11を形成する。
端面に接する部分と、リングを径方向に押圧する部分
と、リングの外周溝にはまり込む部分とを有した位置決
めローラによって、このリングを挿口に対して軸心方向
に位置決めさせた状態で、このリングを挿口の外周の溶
接させるため、位置決めローラによって管の挿口とリン
グとを軸心方向に正確に位置決めさせた状態で、このリ
ングを挿口に溶接することができる。
明するための構成についての要部の断面図である。
図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 外周溝を有するリングを管の挿口の外周
に装着して溶接するに際し、挿口の先端面に接する部分
と、リングを径方向に押圧する部分と、リングの外周溝
にはまり込む部分とを有した位置決めローラによって、
このリングを挿口に対して軸心方向に位置決めさせた状
態で、上記溶接を行うことを特徴とする管の挿口の突部
の形成方法。 - 【請求項2】 管の挿口の外周に装着されるとともに外
周溝を有したリングを、前記挿口に溶接するために押圧
状態で位置決めさせるローラであって、挿口の先端面に
接する部分と、リングを径方向に押圧する部分と、リン
グの外周溝にはまり込む部分とを有することを特徴とす
る管の挿口の突部を形成するための位置決めローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04277497A JP3537284B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 管の挿口の突部の形成方法およびそのための位置決めローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04277497A JP3537284B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 管の挿口の突部の形成方法およびそのための位置決めローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10238665A JPH10238665A (ja) | 1998-09-08 |
JP3537284B2 true JP3537284B2 (ja) | 2004-06-14 |
Family
ID=12645325
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04277497A Expired - Lifetime JP3537284B2 (ja) | 1997-02-27 | 1997-02-27 | 管の挿口の突部の形成方法およびそのための位置決めローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3537284B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104057235B (zh) * | 2014-07-02 | 2015-12-09 | 江苏江扬建材机械有限公司 | 螺旋焊管机插口环定位装置 |
CN106078050B (zh) * | 2016-08-01 | 2018-02-16 | 无锡科技职业学院 | 一种用于装配托布轮滑机构的夹具和方法 |
CN106015780B (zh) * | 2016-08-17 | 2019-01-08 | 上海酷风汽车部件有限公司 | 一种用于汽车空调系统的管路装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09182959A (ja) * | 1995-12-28 | 1997-07-15 | Kubota Corp | 管の挿口リングの溶接方法 |
JPH09250664A (ja) * | 1996-03-18 | 1997-09-22 | Kubota Corp | 管の挿口の突部の形成方法 |
JP3400914B2 (ja) * | 1996-07-11 | 2003-04-28 | 株式会社クボタ | 管の挿口の突部の形成方法 |
-
1997
- 1997-02-27 JP JP04277497A patent/JP3537284B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10238665A (ja) | 1998-09-08 |
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