JP3537284B2 - 管の挿口の突部の形成方法およびそのための位置決めローラ - Google Patents

管の挿口の突部の形成方法およびそのための位置決めローラ

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JP3537284B2
JP3537284B2 JP04277497A JP4277497A JP3537284B2 JP 3537284 B2 JP3537284 B2 JP 3537284B2 JP 04277497 A JP04277497 A JP 04277497A JP 4277497 A JP4277497 A JP 4277497A JP 3537284 B2 JP3537284 B2 JP 3537284B2
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JP
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ring
positioning roller
insertion opening
outer peripheral
groove
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睦雄 内田
裕太郎 高橋
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は管の挿口の突部の形
成方法およびそのための位置決めローラに関する。
【0002】
【従来の技術】管継手の一種として、スリップオンタイ
プの管継手がある。このスリップオンタイプの管継手
は、受口内周にシール材を装着し、この受口内に挿口を
シール材を圧縮させながら挿入することにより、受口と
挿口とを接合できるように構成されている。このような
スリップオンタイプの管継手に離脱防止機能を付与した
ものとして、図4に示される構成の離脱防止管継手が提
案されている。
【0003】すなわち、図4において、互いに接合され
る一方の鋳鉄管1の端部には受口2が形成されており、
この受口2の内周のシール材収容溝3に環状のゴム製の
シール材4が配置され、シール材収容溝3よりも奥側に
ロックリング収容溝5が形成され、このロックリング収
容溝5に周方向一つ割りのロックリング6が装着されて
いる。ロックリング6の外周側とロックリング収容溝5
の内周側との間には、ロックリング6を芯出し状態で保
持するための保持用ゴム輪7が配置され、この保持用ゴ
ム輪7はたとえばロックリング6の外周に接着されてい
る。
【0004】他方の鋳鉄管8の挿口9の先端部の外周に
は、ロックリング6に受口奥側から係り合い可能な突部
10が形成されている。この突部10を含む挿口9の先
端の外周には、シール材4とロックリング6とが収容さ
れた受口2の内部へ挿口9を挿入するときの案内となる
テーパ面11が形成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一般に鋳鉄管は金型を
用いて遠心鋳造により形成され、鋳造された管は受口側
を引っ張ることによって金型から引き抜かれる。この引
き抜きを行うためには鋳鉄管は受口側から次第に外径が
小さくなる形状であることが必要で、上述のように途中
で外径の大きくなる突部10を遠心鋳造によって一体に
形成すると、金型からの引き抜きが不可能になる。この
ため従来においては、この突部10を、鋳鉄管8の挿口
9の外周にリングを溶接することによって形成してい
る。
【0006】ところが、この突部10は管8の軸心方向
に沿った特定の位置に形成すべきであるものの、上述の
ようなリングの溶接に際しては、その位置決めを正確に
行いにくいという問題点がある。
【0007】そこで本発明は、このような問題点を解決
して、挿口の外周にリングを溶接して突部を形成する際
に、軸心方向に沿った正確な位置決めを行えるようにす
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明の管の挿口の突部の形成方法は、外周溝を有する
リングを管の挿口の外周に装着して溶接するに際し、挿
口の先端面に接する部分と、リングを径方向に押圧する
部分と、リングの外周溝にはまり込む部分とを有した位
置決めローラによって、このリングを挿口に対して軸心
方向に位置決めさせた状態で、上記溶接を行うものであ
る。
【0009】また管の挿口の外周に装着されるとともに
外周溝を有したリングを、前記挿口に溶接するために押
圧状態で位置決めさせる本発明の位置決めローラは、挿
口の先端面に接する部分と、リングを径方向に押圧する
部分と、リングの外周溝にはまり込む部分とを有するよ
うにしたものである。
【0010】したがって本発明によると、位置決めロー
ラのはまり込み部分がリングの外周溝にはまり込むた
め、この位置決めローラとリングとが管の軸心方向に相
対移動不能に掛かり合うことになる。そして、位置決め
ローラにおける挿口の先端面に接する部分が管の挿口の
先端面に掛かり合うため、結局、位置決めローラによっ
て管とリングとが軸心方向に正確に位置決めされ、その
状態でローラによりリングを径方向に押圧しながら挿口
に溶接することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すように、まず挿口9の
外周に金属製のリング16を装着する。このリング16
は、たとえば周方向一つ割りの締まり勝手に形成され、
挿口9の先端側に向けて先すぼまり状となる外周テーパ
面17と、挿口9の軸心と平行な方向の外周面18とを
有する。外周面18には、横断面が矩形状の外周溝19
が周方向にわたって形成されている。20はその溝底部
である。
【0012】次に、このリング16を位置決めローラ2
1によって挿口9の外面に押圧する。この位置決めロー
ラ21はフランジ部22を有し、このフランジ部22の
側面23が挿口9の先端面24に接するよううに構成さ
れている。また位置決めローラ21はリングの外周面1
8に接するローラ部25を有し、このローラ部25に
は、リング16の外周溝19にはまり込む横断面矩形状
の環状突部26が形成されている。
【0013】すなわち、環状突部26の幅は外周溝19
の幅よりもわずかに小さく形成され、したがって位置決
めローラ21のフランジ部22の側面23が挿口9の先
端面24に接した状態で環状突部26が外周溝19には
まり込んだときには、これにより挿口9とリング16と
が鋳鉄管8の軸心方向に相対移動不能となり、このため
挿口9とリング16とが軸心方向に正確に位置決めされ
るように構成されている。また環状突部26は、その外
周が溝底部20に当たらないように形成されている。
【0014】さらに位置決めローラ21は、リング16
の外周テーパ面17に接するテーパ部27を有する。こ
のテーパ部27とフランジ部22とは、軸部28によっ
て互いに連結され一体化されている。軸部28は、挿口
9の外面に当たらないような寸法の直径で形成されてい
る。
【0015】したがって、図示のように位置決めローラ
21にてリング16を押圧すると、この位置決めローラ
21のフランジ部22の側面23が挿口9の先端面24
に接した状態で、その環状突部26がリング16の外周
溝19にはまり込むことで、リング16は、挿口9に対
し軸心方向に位置決めされた状態で、ローラ部25によ
り挿口9の外面に押圧されて浮き上がりが防止されるこ
とになる。
【0016】そこで、図2に示すように、挿口9を軸心
まわりにゆっくりと回転させながら、位置決めローラ2
1のローラ部25のすぐ後方で溶接トーチ29によって
外周溝19に溶融金属30を流し込み、溝底部20と挿
口9の表面部とをともに溶融させれば、図1および図2
に示すように、リング16が軸心方向に位置決めされか
つ挿口9の外周面に接した状態でこの挿口9に全周にわ
たって溶接されることになる。31は溶接ビードであ
る。
【0017】図2および図3に示すように溶接ビード3
1はリング16の外方への盛り上がり部32を有するの
で、リング16の外周面19を平滑にするためにこの盛
り上がり部32を削り取り加工する。最後に挿口9をリ
ング16の外周テーパ面17に合わせてテーパ加工し
て、テーパ面11を形成する。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、挿口の先
端面に接する部分と、リングを径方向に押圧する部分
と、リングの外周溝にはまり込む部分とを有した位置決
めローラによって、このリングを挿口に対して軸心方向
に位置決めさせた状態で、このリングを挿口の外周の溶
接させるため、位置決めローラによって管の挿口とリン
グとを軸心方向に正確に位置決めさせた状態で、このリ
ングを挿口に溶接することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の挿口突部の形成方法を説
明するための構成についての要部の断面図である。
【図2】図1に示される部分の側面視の断面図である。
【図3】図2における溶接完了部の縦断面図である。
【図4】挿口リング付きの管を用いた管継手を例示する
図である。
【符号の説明】
8 鋳鉄管 9 挿口 16 リング 19 外周溝 21 位置決めローラ 22 フランジ部 24 先端面 25 ローラ部 26 環状突部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−182959(JP,A) 特開 平10−26271(JP,A) 特開 平9−250664(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 9/00 - 11/18 F16L 21/00 - 21/08 B23K 37/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周溝を有するリングを管の挿口の外周
    に装着して溶接するに際し、挿口の先端面に接する部分
    と、リングを径方向に押圧する部分と、リングの外周溝
    にはまり込む部分とを有した位置決めローラによって、
    このリングを挿口に対して軸心方向に位置決めさせた状
    態で、上記溶接を行うことを特徴とする管の挿口の突部
    の形成方法。
  2. 【請求項2】 管の挿口の外周に装着されるとともに外
    周溝を有したリングを、前記挿口に溶接するために押圧
    状態で位置決めさせるローラであって、挿口の先端面に
    接する部分と、リングを径方向に押圧する部分と、リン
    グの外周溝にはまり込む部分とを有することを特徴とす
    る管の挿口の突部を形成するための位置決めローラ。
JP04277497A 1997-02-27 1997-02-27 管の挿口の突部の形成方法およびそのための位置決めローラ Expired - Lifetime JP3537284B2 (ja)

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