JP2001182876A - 管の挿口突部を形成するためのリング及び挿口突部の形成方法 - Google Patents

管の挿口突部を形成するためのリング及び挿口突部の形成方法

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JP2001182876A
JP2001182876A JP36572299A JP36572299A JP2001182876A JP 2001182876 A JP2001182876 A JP 2001182876A JP 36572299 A JP36572299 A JP 36572299A JP 36572299 A JP36572299 A JP 36572299A JP 2001182876 A JP2001182876 A JP 2001182876A
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Japan
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ring
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JP36572299A
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Mutsuo Uchida
睦雄 内田
Naohisa Akiyama
尚久 秋山
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L21/00Joints with sleeve or socket

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Joints With Sleeves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管の径が異なっても、同一の部材で挿口突部
を形成することを課題とする。 【解決手段】 管挿口9外面に溶接されて挿口突部41
を形成するためのリングであって、挿口端面側の前端部
材41aと該前端部材41aから切り離された状態で該
前端部材より軸方向後端側に配置される後端部材41b
とからなり、前記前端部材と後端部材との間隔hを適宜
調節して挿口管外周に配置し、前記前端部材41aと前
記後端部材41b間に溶接ビード31を盛り付けること
により挿口管外周に溶接可能とされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、管の挿口突部を
形成するためのリング及び挿口突部の形成方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】管継手の一種として、スリップオンタイ
プの管継手がある。このスリップオンタイプの管継手
は、受口内周にシール材を装着し、この受口内に挿口を
シール材を圧縮させながら挿入することにより、受口と
挿口とを接合できるように構成されている。このような
スリップオンタイプの管継手に離脱防止機能を付与した
ものとして、図5に示される構成の離脱防止管継手が提
案されている。
【0003】すなわち、図5において、互いに接合され
る一方の鋳鉄管1の端部には受口2が形成されており、
この受口2の内周のシール材収容溝3に環状のゴム製の
シール材4が配置され、シール材収容溝3よりも奥側に
ロックリング収容溝5が形成され、このロックリング収
容溝5に周方向一つ割りのロックリング6が装着されて
いる。ロックリング6の外周側とロックリング収容溝5
の内周側との間には、ロックリング6を芯出し状態で保
持するための保持用ゴム輪7が配置され、この保持用ゴ
ム輪7はたとえばロックリング6の外周に接着されてい
る。
【0004】他方の鋳鉄管8の挿口9の先端部の外周に
は、ロックリング6に受口奥側から係り合い可能な突部
10が形成されている。この突部10を含む挿口9の先
端の外周には、シール材4とロックリング6とが収容さ
れた受口2の内部へ挿口9を挿入するときの案内となる
テーパ面11が形成されている。上記テーパ面11を有
した突部10は、従来、図6に示すように挿口9の外周
に金属製のリング16を装着し、これを位置決めローラ
21によって押圧しながら溶接することによって取り付
けられていた。
【0005】上記リング16は、たとえば周方向一つ割
りの締まり勝手に形成され、挿口9の先端側に向けて先
すぼまり状となる外周テーパ面17と、挿口9の軸心と
平行な方向の外周面18とを有し、外周面18には、横
断面が矩形状の外周溝19が周方向にわたって形成され
た形状をなす。20はその溝底部である。位置決めロー
ラ21はフランジ部22を有し、このフランジ部22の
側面23が挿口9の先端面24に接するように構成さ
れ、先端側にはリングの外周面19に接するローラ部2
5を有し、このローラ部25には、リング16の外周溝
19にはまり込む横断面矩形状の環状突部26が形成さ
れている。
【0006】位置決めローラ21は、さらにリング16
の外周テーパ面17に接するテーパ部27を有する。こ
のテーパ部27とフランジ部22とは、軸部28によっ
て互いに連結され一体化されている。なお、軸部28
は、挿口9の外面に当たらないような寸法の直径で形成
されている。そして、挿口突部形成の際は、図示のよう
に位置決めローラ21にてリング16を押圧し、フラン
ジ部22の側面23を挿口9の先端面24に当接し、環
状突部26をリング16の外周溝19に嵌合させること
で、リング16を軸方向へ位置決めし、その状態で図7
に示すように挿口9を矢印方向へ軸心まわりにゆっくり
と回転させ、位置決めローラ21のローラ部25のすぐ
後方で溶接トーチ29によって外周溝19に溶融金属3
0を流し込み、溝底部20と挿口9の表面部とをともに
溶融させ、図7、図8に示すように、挿口9に全周にわ
たって溶接する。なお、図中31は溶接ビードであり、
リング16の外周面19を平滑にするためにこの盛り上
がり部32を削り取り加工し、最後に挿口9をリング1
6の外周テーパ面17に合わせてテーパ加工して、テー
パ面11を形成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、管には各種
径のものがあり、挿口突部用の金属製リング16も、当
然、管の径に応じて断面形状が異なるものが使用され
る。具体的には、図8に示すように、金属製リング16
の断面形状における外周面18の軸方向寸法Mが管の径
に応じたものが使用される。
【0008】従って、従来では径の異なる管に応じて寸
法Mの異なる挿口リングを用意し、しかも溝19の加工
が必要で、リングの管理や製造、加工コストが高価とな
る問題があった。この発明は上記問題を解消し、管の径
が異なっても、同一の部材で挿口突部を形成することが
きるリング及び挿口突部の形成方法を得ることを課題と
してなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の管の挿口突部
を形成するためのリングは、管挿口外面に溶接されて挿
口突部を形成するためのリングであって、挿口端面側の
前端部材と該前端部材から切り離された状態で該前端部
材より軸方向後端側に配置される後端部材とからなり、
前記前端部材と後端部材との間隔を適宜調節して挿口管
外周に配置し、前記前端部材と前記後端部材間に溶接ビ
ードを盛り付けることにより挿口管外周に溶接可能とさ
れたものである。
【0010】従って、この請求項1の管の挿口突部を形
成するためのリングによれば、前端部材と後端部材との
間隔を任意に調節することが可能となり、管径に応じた
寸法に容易に調整可能となる。請求項2は、管の挿口突
部の形成方法に関し、請求項1における前端部材と後端
部材とをこれら前端部材および後端部材に係合する段部
を有する位置決めローラにより軸方向に所定間隔隔てて
位置決めしつつ挿口外面に押圧し、前記前端部材と後端
部材間を溶接していくものである。
【0011】従って、前端部材と後端部材とを間隔をあ
けて配置したあと位置決めローラで位置決めしながら溶
接していけば、必要なサイズの挿口突部が形成できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
1〜図4にもとづき、図5〜図8に示したものと同一の
部材には同一の参照番号を付して、詳細に説明する。こ
れら図1〜図4において、41a、41bは本発明にも
とづくリングを示し、41aは前端部材、41bは後端
部材を示す。
【0013】上記前端部材41aは、断面形状が、前端
部は挿口9外面に接する前縁42から径方向肉厚が次第
に増加するテーパ面43、後端部が挿口9の軸心と平行
な方向の外周面43と後端面44とからなる方形断面と
された全体の断面形状が台形状をなす。また、後端側部
材41bは、図示のように、断面が方形状とされてい
る。
【0014】上記リング41a、41bはいずれも挿口
9外面に締まり勝手に嵌合する一つ割りリング状とする
他、帯状の長尺物とし、使用時に挿口9外周に湾曲させ
つつ巻き付けて行くようにしても良い。次に、上記リン
グによる挿口突部の形成方法を説明する。まず、挿口9
の外周に図2に示すように、前端部材41aのテーパ面
43を挿口9の外面に、周方向へ巻回配置し、次いで前
端部材41aの後端側に後端部材41bを前端部材41
aと平行となるように配置する。
【0015】次いで、前端部材41aと後端部材41b
との軸方向寸法Mが、当該径の挿口9に即した寸法とな
るように両者間の軸方向の隙間hを調整し、位置決めロ
ーラ21を両部材41a、41b間に架設されるように
配置する。なお、位置決めローラ21は、図2に示すよ
うに前端部材41aのテーパ部に沿う逆テーパ部27や
環状突部26を有する点は、従来と同じであるが、ロー
ラ部25の先端に位置決めフランジ22aが設けられて
いるのが異なる。
【0016】即ち、位置決めローラ21は、フランジ2
2を挿口9の管端面24に当接することにより全体の位
置決めがされ、他方末端側の位置決めフランジ22aで
後端側リング41bの位置決めを行ない、その間にある
環状突部26によって前後側部材41a、41bの間隔
を所定値に規制するようにされている。また、上記位置
決めローラ21は図3に示すように、一端にフランジ2
2を有する軸心22bに軸部28、テーパ部27、環状
突部26、ローラ部25そして位置決めフランジ22a
を貫通させて着脱自在とされ、環状突部26の軸方向長
さの異なるものを用意しておくことにより種々の管径の
突部に対応可能とされている。
【0017】そして、図7および図8に示したように挿
口9をゆっくり回転させ同時に溶接トーチ29によって
前後端部材41a、41b間に形成される周方向溝19
に溶融金属30を流し込み、挿口9の表面部とともに溶
融させて、挿口9に全周にわたって溶接する。図4は溶
接形成後の挿口突部41の断面図を示し、図4におい
て、31はその時の溶接ビードである。
【0018】そして最終的に溶接ビード31の盛り上が
り部32を研削加工し平坦に加工すれば挿口突部の形成
は終了する。なお、上記製法において、管の径が異なっ
てMの値が変化した場合は、前後端部材41a、41b
の間隔hを調整することにより寸法Mに適合させる。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によると、挿口外面
に挿口突部を形成する場合、その管径に応じた軸方向寸
法Mに対応させて前端部材と後端部材を配置し、位置決
めローラで押圧しながら溶接すれば良いので、管径に応
じた管の挿口突部を形成するためのリングを用意する必
要が無く、ただ一種類のリング部材を用意するだけで任
意の巾Mに対応可能となり、安価に挿口突部を成形可能
となる。
【0020】また、用意するリングの断面形状が単純な
形状をなし、従来のリングのようにコストのかかる溝加
工も不要となり、製造も簡単で安価に提供できるなどの
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態である管の挿口突部を形
成するためのリングの断面図である。
【図2】挿口突部を形成している状況を示す要部断面図
である。
【図3】位置決めローラの構成例を示す分解側面図であ
る。
【図4】形成された挿口突部の要部断面図である。
【図5】耐震継手の説明断面図である。
【図6】従来の挿口突部を形成する工程の説明縦断面図
である。
【図7】従来の挿口突部を形成する工程の説明横断面図
である。
【図8】従来の方法で成形された挿口突部の説明縦断面
図である。
【符号の説明】
9 挿口 21 位置決めローラ 41a 前端部材 41b 後端側部材 42 前端部材前縁 43 テーパ面 44 後端面 M 前端部材と後端部材との寸法 h 前端部材と後端部材との隙間

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】管挿口外面に溶接されて挿口突部を形成す
    るためのリングであって、挿口端面側の前端部材と該前
    端部材から切り離された状態で該前端部材より軸方向後
    端側に配置される後端部材とからなり、前記前端部材と
    後端部材との間隔を適宜調節して挿口管外周に配置し、
    前記前端部材と前記後端部材間に溶接ビードを盛り付け
    ることにより挿口管外周に溶接可能とされた管の挿口突
    部を形成するためのリング。
  2. 【請求項2】請求項1における前端部材と後端部材と
    を、これら前端部材および後端部材に係合する段部を有
    する位置決めローラにより軸方向に所定間隔隔てて位置
    決めしつつ挿口外面に押圧し、前記前端部材と後端部材
    間を溶接していく管の挿口突部の形成方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207741A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Kubota Corp 管の挿口突部の形成方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207741A (ja) * 2005-01-31 2006-08-10 Kubota Corp 管の挿口突部の形成方法
JP4698237B2 (ja) * 2005-01-31 2011-06-08 株式会社クボタ 管の挿口突部の形成方法

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