JP3535315B2 - ポリアミド嵩高加工糸の製造方法 - Google Patents

ポリアミド嵩高加工糸の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2種類の糸条に乱
流処理を行い、糸条表面にループ毛羽のない芯鞘構造の
ポリアミド嵩高加工糸を製造する方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】2種類以上のマルチフィラメント糸条を
異なるフィード量で供給して流体乱流処理を行ない、糸
条にループ毛羽を有する芯鞘構造の嵩高糸を製造する方
法は、タスラン加工法として知られており、広く用いら
れている。
【0003】このような流体乱流処理においては、鞘糸
のオーバーフィード率を過大にして、2糸条間のフィー
ド差を大きくするほどより嵩高な加工糸が得られるが、
オーバーフィード率が増大すると、流体処理ゾーンでの
糸条の自由度が大きくなり過ぎ、得られる糸条にネップ
状の欠点が発生するという問題があった。
【0004】そこで、特開平3-33239号公報には、瞬間
放縮率に差のある2種類のポリアミドマルチフィラメン
ト糸条を用いて、同じオーバーフィード率で流体乱流処
理し、ループ毛羽保持性に優れた芯鞘構造の嵩高加工糸
を製造する方法が記載されている。
【0005】しかしながら、この嵩高加工糸はループ毛
羽を有する繊維であるため、経糸に使用して製織すると
開口不良が生じ、製織性が大きく低下するという問題が
あった。また、この嵩高加工糸を緯糸のみに使用して得
られた布帛は、十分なスパンライク風合を有していない
という問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した問題
点を解決し、糸条表面にループ毛羽がなく、経、緯糸の
両方に用いて製織することが可能であり、しかも、得ら
れる織物は起毛しなくても繊細なタッチや外観を有し、
膨らみ感のあるスパンライクなものとなるポリアミド嵩
高加工糸を、操業性よく得ることができる製造方法を提
供することを技術的な課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するために、鋭意検討の結果、本発明に到達し
た。すなわち、本発明は、ポリアミド未延伸糸を延伸し
た糸条Aと、ポリアミド延伸糸を延伸し、放縮率を糸条
Aの放縮率より1〜6%低く、かつ3%以上とした糸条
Bとを流体処理域に供給して、糸条Aを芯糸、糸条Bを
鞘糸とし、糸条表面にループ毛羽のない芯鞘構造糸とす
ることを特徴とするポリアミド嵩高加工糸の製造方法を
要旨とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明は、ポリアミド未延伸糸を延伸した糸条A
と、ポリアミド延伸糸を延伸した糸条Bとを合わせて流
体乱流処理を行うが、このとき、延伸によって、糸条B
の放縮率を糸条Aの放縮率より1〜6%低く、かつ3%
以上になるようにした後、流体乱流処理を行うものであ
る。
【0009】本発明においては、用いる未延伸糸と延伸
糸をそれぞれ延伸し、特定の放縮率差を有するようにし
た糸条A、Bを合わせて乱流処理を施すことによって、
供給率に差をつけなくても、乱流処理後の糸条に糸長差
を与えることができる。このため、一方の糸条が他方の
糸条を抱き込んで糸全体が集束し、ループ毛羽のない芯
鞘構造の加工糸を製造できる。すなわち、未延伸糸を延
伸した糸条Aは、放縮率が糸条Bより大きいため、流体
処理域で糸条Bより大きく収縮し、糸長が短くなり芯部
を構成する。そして、この芯糸を糸長の長い糸条Bが抱
き込んで鞘部を構成するが、糸条Bは延伸糸を適度に延
伸しているために多少収縮し、これによって糸全体が良
好に集束され、ループ毛羽のない嵩高加工糸を得ること
ができる。
【0010】したがって、本発明において、糸条Bの放
縮率を3%以上で、かつ糸条Aと糸条Bの放縮率の差を
1〜6%にする必要がある。糸条Bの放縮率が3%未満
であると、芯糸となる糸条Aを抱き込んで鞘部を構成し
ても、糸全体が良好に集束されないため、ループ毛羽の
発生した加工糸となる。
【0011】放縮率の差が1%未満であると、乱流処理
後の糸条に糸長差を与えることができないため、嵩高な
加工糸を製造することができず、膨らみ感のあるスパン
ライクな布帛を得ることができない。また、放縮率の差
が6%を超えると、乱流処理後の糸条の糸長差が大きく
なり過ぎ、ループ毛羽の生じた加工糸となり、この糸を
用いて製織すると、製織性が大きく低下したり、スパン
ライクな風合の低下した布帛となる。また、糸条Bの放
縮率の上限は、特に限定されるものではないが、12%程
度とし、糸条Aの放縮率は、4.0 〜13.0%程度とする。
【0012】本発明における未延伸糸には、紡糸した
後、一旦巻取られたものを用いても、高速紡糸して得ら
れた高配向未延伸糸を一旦巻取ることなく用いてもよ
い。そして、複屈折率が15×10-3〜45×10-3程度のもの
の場合、放縮率が4.0 〜13.0%程度の糸条Aとするため
には、延伸時には1.1 〜5.0 倍程度に延伸することが好
ましい。
【0013】本発明における延伸糸とは、紡速 500〜15
00m/分程度で紡糸し、延伸倍率2.0 〜5.0 倍程度で延
伸した後、一旦巻取ったものや高配向未延伸糸を延伸し
たもので、複屈折率が45×10-3を超えるものをいい、放
縮率が3.0 〜12.0%程度の糸条Bとするためには、この
延伸糸をさらに、1.02〜1.35倍程度に延伸することが好
ましい。
【0014】本発明においては、糸条Aの熱水収縮率が
糸条Bの熱水収縮率より大きく、かつその差が1〜18%
の糸条を使用して乱流処理を行えば、異収縮混繊糸とす
ることができ、この繊維を製編織した後、染色等の後工
程で熱を受けると、より膨らみ感の増したスパンライク
な風合を有する布帛とすることができる。
【0015】そして、糸条Aの熱水収縮率の値は6〜25
%、糸条Bの熱水収縮率の値は5〜15%とすることが好
ましい。また、糸条AとBの熱水収縮率をコントロール
するには、延伸時の熱処理条件を種々変更して行った
り、ポリマーの種類を変更すればよい。
【0016】糸条AとBの熱水収縮率の差が1%未満で
あると、異収縮混繊糸とすることができず、熱水収縮率
の差が18%を超えると、膨らみ感の増したスパンライク
な風合を有する布帛とすることができるが、イラツキ感
のある布帛となりやすい。
【0017】本発明におけるポリアミド未延伸糸及び延
伸糸としては、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン1
2、ナイロン46等の単独あるいはこれらの共重合物か
らなる繊維を採用することができ、本発明の効果を損な
わない範囲であれば、艶消剤、改質剤等を含んだもので
もよい。また、これらの繊維の断面形状は丸、偏平、中
空等いずれであってもよい。
【0018】次に、本発明を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施態様を示す概略工程図である。
未延伸糸Y1 は第1ローラ1より供給され、第1ローラ
1と第3ローラ3の間で延伸され、糸条Aとなる。この
場合、必要に応じて延伸ピンやヒータ(いずれも図示せ
ず)を使用してもよい。一方、延伸糸Y2 は第2ローラ
2から供給され、第2ローラ2と第3ローラ3の間で延
伸され、糸条Bとなる。そして、放縮率差が1〜6%と
なったこれらの糸条A、Bを流体噴射ノズル4に供給し
て流体乱流処理を施し、ターンローラ5を経て、巻取ロ
ーラ7でパッケージ6に巻き取る。
【0019】本発明における放縮率とは、常温でフリー
の状態にしたとき、繊維の内部構造変化や糸の形態変化
などによって生ずる糸条の収縮率をいい、図1の工程に
おいては、糸条を第3ローラ3から供給し、流体噴射ノ
ズル4を使用せずに巻取ローラ7で巻取るようにして、
まず、第3ローラ3と巻取ローラ7のローラ速度を等し
くし、巻取ローラ7の速度を徐々に低下させていき、第
3ローラ3と巻取ローラ7間の張力が0gとなる時点
(糸条に弛みが生じる時点)のオーバーフィード率で表
し、次式で算出する。 放縮率(%)=〔(第3ローラ3の速度−巻取ローラ7
の速度)/第3ローラ3の速度〕×100
【0020】流体乱流処理は、糸速100 〜500 m/分、
エアー圧1.0 〜8.0kg/cm2 、オーバーフィード率2〜10
%に設定して行うことが好ましい。オーバーフィード率
が2%未満であると、芯糸と鞘糸がからみ合った形状の
混繊糸とすることができず、オーバーフィード率が10%
を超えると、糸条表面にループ毛羽の発生したものとな
る。ノズルの形状は、タスラン型やインターレース型を
用いることができる。また、図1に示す工程において、
第1ローラ1より供給される未延伸糸Y1 は、一旦巻き
取ることなく、紡糸から連続して供給してもよい。
【0021】本発明で得られた嵩高加工糸は、ループ毛
羽がないため、製織時には経糸、緯糸の両方に用いるこ
とができる。そして、得られる布帛は、繊細なタッチや
外観を有し、膨らみ感のあるスパンライク調のものとな
る。
【0022】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、実施例における各物性値は次のように評価し
た。 (1)放縮率 前記の方法で測定した。 (2)毛羽数 毛羽測定器F−インデックス(敷島紡績株式会社製)を
用いて測定したものであり、糸長1mあたりの高さ0.5m
m 以上のループ毛羽の数をカウントした。 (3)布帛の風合 得られた嵩高加工糸を経、緯に用い、経密度66本/2.54
cm、緯密度50本/2.54cmで製織し、染色した後、得られ
た布帛の風合を次のように評価した。パネラー10人にそ
れぞれ手触りと視覚で膨らみ感のあるスパンライク風合
を10段階(優れたものを10とする)で評価させ、合計点
より次の4段階で表した。 100 〜85点 ◎ 84 〜70点 ○ 69 〜40点 △ 39 〜 0点 × (4)熱水収縮率 乱流処理を行う前のそれぞれの糸条を採取し、JIS
L−1090に準じて測定した。
【0023】実施例1 相対粘度(96%硫酸を溶媒とし、濃度1g/dl、温度25
℃で測定した。)2.51のナイロン6チップを用い、紡糸
温度260 ℃、紡糸速度1000m/分で紡糸したナイロン6
繊維糸条(690d/30f)を一旦巻取り、ポリアミド未延
伸糸として、図1に示す第1ローラに供給した。第1ロ
ーラ1の表面速度90m/分、第3ローラ3の表面速度30
0 m/分とし、延伸倍率3.3 で延伸して糸条A(放縮率
8.8 %、熱水収縮率12.5%)とした。一方、ポリアミド
延伸糸として、同様のチップを用いて、紡糸温度260
℃、紡糸速度1200m/分で紡糸し、延伸倍率3.0 倍で延
伸し、弛緩熱処理(190℃) したナイロン6繊維糸条(14
0 d/96f)を使用し、第2ローラ2の表面速度285 m
/分、第3ローラ3の表面速度300 m/分とし、延伸倍
率1.06で延伸して糸条B(放縮率5.5 %、熱水収縮率5.
2 %)とした。糸条AとBともに流体噴射ノズル4(イ
ンターレース型)に供給し、エアー圧3.0kg/cm2 で乱流
処理した後、ターンローラ5を経て、表面速度280 m/
分の巻取ローラ7でパッケージ6に巻取った。得られた
嵩高糸のループ毛羽数、この嵩高糸より得られた布帛の
風合の評価結果を表1に示す。
【0024】実施例2、比較例1〜3 ポリアミド未延伸糸を第1ローラ1と第3ローラ3間で
延伸する倍率及びポリアミド延伸糸を第2ローラ2と第
3ローラ3間で延伸する倍率を表1に示すように種々変
更し、さらに、ポリアミド延伸糸の弛緩熱処理温度を実
施例2は150 ℃、比較例1は100 ℃、比較例2、3は13
0 ℃とした以外は、実施例1と同様に行った。得られた
嵩高糸のループ毛羽数、この嵩高糸より得られた布帛の
風合の評価結果を表1に示す。
【0025】実施例3 ポリアミド未延伸糸として 100d/24fのものを用い、
ポリアミド延伸糸として40d/68fのものを用い、ポリ
アミド未延伸糸を第1ローラ1と第3ローラ3間で延伸
する倍率及びポリアミド延伸糸を第2ローラ2と第3ロ
ーラ3間で延伸する倍率を表1に示すように種々変更
し、ポリアミド延伸糸の弛緩熱処理を行わなかった以外
は、実施例1と同様に行った。得られた嵩高糸のループ
毛羽数、この嵩高糸より得られた布帛の風合の評価結果
を表1に示す。
【0026】実施例4 ナイロン66を15重量%共重合した、相対粘度(96%硫
酸を溶媒とし、濃度1g/dl、温度25℃で測定した。)
2.49のナイロン6共重合体チップを用い、紡糸温度260
℃、紡糸速度4000m/分で紡糸したナイロン6共重合体
繊維糸条( 30d/6f)を一旦巻取り、ポリアミド未延
伸糸として、図1に示す第1ローラに供給した。第1ロ
ーラ1の表面速度 340m/分、第3ローラ3の表面速度
425m/分とし、延伸倍率1.25で延伸して糸条A(放縮
率11.3%、熱水収縮率24.0%)とした。一方、ポリアミ
ド延伸糸として、上記と同様に得られた高配向未延伸糸
(40d/68f)を延伸倍率1.15倍で延伸し、弛緩熱処理
(温度190 ℃) して得られたナイロン6共重合体繊維糸
条(35d/68f)を使用し、第2ローラ2の表面速度 3
94m/分、第3ローラ3の表面速度 425m/分とし、延
伸倍率1.08で延伸して糸条B(放縮率6.7 %、熱水収縮
率5.0 %)とした。実施例1と同様に、糸条AとBを乱
流処理し、嵩高加工糸を得た。得られた嵩高糸のループ
毛羽数、この嵩高糸より得られた布帛の風合の評価結果
を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】表1より明らかなように、実施例1〜4で
得られた嵩高糸は、糸条Aが芯糸、糸条Bが鞘糸の芯鞘
構造を呈し、ループ毛羽のない嵩高糸であり、製織工程
における張力やしごきによって芯糸と鞘糸の混繊がずれ
たり分離することがなく、良好な形態堅牢性を有するも
のであった。そして、この嵩高糸から得られた布帛は膨
らみ感のあるスパンライク風合に優れるものであった。
比較例1は、糸条Aと糸条Bの放縮率の差が小さ過ぎた
ため、嵩高な加工糸を製造することができず、膨らみ感
のあるスパンライクな布帛を得ることができなかった。
比較例2、3は、糸条Bの放縮率が小さ過ぎ、かつ糸条
Aと糸条Bの放縮率の差が大き過ぎたため、糸全体が良
好に集束せず、ループ毛羽の発生した加工糸となり、製
織性が大きく低下し、得られた布帛もスパンライクな風
合を有しないものであった。
【0029】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、ループ毛羽
のない、良好な形態堅牢性を有する芯鞘構造の嵩高加工
糸を簡易な装置で安価に得ることができる。したがっ
て、得られる嵩高加工糸を経、緯糸の両方に用いて製織
することが可能となり、得られる織物は、繊細なタッチ
や外観を有し、膨らみ感に優れたスパンライクなものと
なる。さらには、乱流処理前の2種類のマルチフィラメ
ントの熱水収縮率の差を1〜18%とすると、この嵩高加
工糸から得られる布帛は、後工程で熱処理することによ
って、さらに膨らみ感に優れたスパンライク織物とする
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造方法の一実施態様を示す概略工程
図である。
【符号の説明】
1 :未延伸糸 Y2 :延伸糸 1 :第1ローラ 2 :第2ローラ 3 :第3ローラ 4 :流体噴射ノズル 5 :ターンローラ 6 :パッケージ 7 :巻取ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 あずさ 京都府宇治市宇治戸ノ内5 ユニチカ株 式会社宇治工場内 (56)参考文献 特開 平3−33239(JP,A) 特開 平3−51335(JP,A) 特開 平1−156529(JP,A) 特開 昭63−315632(JP,A) 特開 昭63−303135(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 1/00 - 3/48 D02J 1/00 - 13/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアミド未延伸糸を延伸した糸条A
    と、ポリアミド延伸糸を延伸し、放縮率を糸条Aの放縮
    率より1〜6%低く、かつ3%以上とした糸条Bとを流
    体処理域に供給して、糸条Aを芯糸、糸条Bを鞘糸と
    し、糸条表面にループ毛羽のない芯鞘構造糸とすること
    を特徴とするポリアミド嵩高加工糸の製造方法。
  2. 【請求項2】 糸条Aの熱水収縮率が糸条Bの熱水収縮
    率より1〜18%大きいことを特徴とする請求項1記載の
    ポリアミド嵩高加工糸の製造方法。
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