JP3532671B2 - 自動車のドライブシャフトブーツ用締付金具 - Google Patents

自動車のドライブシャフトブーツ用締付金具

Info

Publication number
JP3532671B2
JP3532671B2 JP23914595A JP23914595A JP3532671B2 JP 3532671 B2 JP3532671 B2 JP 3532671B2 JP 23914595 A JP23914595 A JP 23914595A JP 23914595 A JP23914595 A JP 23914595A JP 3532671 B2 JP3532671 B2 JP 3532671B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
band
drive shaft
hole
boot
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23914595A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0960651A (ja
Inventor
時彦 倉地
Original Assignee
株式会社新太陽
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社新太陽 filed Critical 株式会社新太陽
Priority to JP23914595A priority Critical patent/JP3532671B2/ja
Publication of JPH0960651A publication Critical patent/JPH0960651A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3532671B2 publication Critical patent/JP3532671B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Clamps And Clips (AREA)
  • Diaphragms And Bellows (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のドライブ
シャフトとホィールのジョイント部とに跨がらせて被着
するブーツを締付固定させる締付金具に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】従来この種のドライブシャフトブーツ用
締付金具として、例えば図10に示すものが有る。この
締付金具は所定長さの帯鋼からなるバンド100の一端
側100a下面に、所定の長さを有しかつバンド100
よりやや厚手の当て板片101をスポット溶接によりバ
ンド100に沿って固着させると共に、該当て板片10
1の後端に突起102を設けている。また、バンド10
0の長手方向の他端側100b下面に、バンド100と
同じ横巾で当て板片101と同じ長さを有し、さらにそ
の長手方向の両側端にそれぞれ上方へ突出する係止爪片
103,103を延設した受止め板片104をスポット
溶接により固着させると共に、該受止め板片104の上
面にバンド100の一部を上面に引き起こして、前記突
起102を係止させる係止孔105を設けて形成されて
いる。 【0003】そして、この締付金具は、自動車のドライ
ブシャフトの左右両端で、ドライブシャフトとホィール
のジョイント部に装着したブーツの両端に巻装される
が、詳しくはバンド100を周回させ当て板片101を
上にして両端部を重ね合せ、突起102を係止孔105
に係止させた状態でバンド100の一端側100aを押
さえ、各係止爪片103を互いに内側へ折り曲げバンド
100の両端側100a,100bを重合させるように
している。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】このように従来の締付
金具は、当て板片101や受止め板片104をバンド1
00とは別部材として形成し、更にそれらを溶接して製
作するようにしているので、その製作が面倒であるばか
りか製作コストも高くなり、さらに、複数の係止爪片1
03,103を折り曲げるなどバンド100の両端の結
合手段が複雑であり、車体の下面の狭い空間では締付作
業がしずらいといった課題が有った。そこで本発明は、
このような従来技術に見られる課題を解決すべくなされ
たもので、製作が簡単で、しかもバンドの締付作業が容
易にできる自動車のドライブシャフトブーツ用締付金具
を提供することを目的としている。 【0005】 【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め本発明に係る自動車のドライブシャフトブーツ用締付
金具は、打抜きにより簡単に成形され、帯鋼からなる所
定長のバンドの一端側に表側へ折り返される折返片部を
形成し、該折返片部と重なる下側重合部にコ形状の切り
込みを設け該切り込みに沿い引き起こして係止爪片を突
設し、前記折返片部に係止爪片が挿通される挿通孔を貫
設すると共に、該折返片部の先端に突起を形成し、ま
た、バンドの他端側には前記突起に係合する係合孔と係
止爪片を挿通する通孔とを設けて形成される。そして、
ブーツに巻回し挿通孔に挿通された係止爪片に通孔を挿
通すると共に、突起に係合孔を係合させて折返片部上面
にバンドの他端側を重ね合せ、この状態で係止爪片を抜
脱不能に折り曲げる。これにより締め付けが完成する。 【0006】 【発明の実施の形態】以下に本発明に係るドライブシャ
フトブーツ用締付金具の実施の形態を図面と共に説明す
る。図1は自動車のドライブシャフト周りの一部を示す
斜視図である。図において1はシャシ、2は該シャシ1
の中央に固着されるギヤボックス、3はタイヤであり、
ギヤボックス2とタイヤ3のホイール4との間にジョイ
ント部5,5を介してドライブシャフト6が横架され
る。そして、ギヤボックス2に伝えられた駆動力によっ
てドライブシャフト6を回転させ、これによりタイヤ3
を回転させる。7はホィール4を支持するサスペンショ
ンアームである。また、前記ドライブシャフト6の左右
両端と各ジョイント部5との間にはグリースを充填した
ブーツ8が被着される。このブーツ8はジョイント部5
側に大径の締付金具Aを、そして、ドライブシャフト1
側に小径の締付金具Bをそれぞれ締め付けて内部を密閉
するようにしている。 【0007】しかして、締付金具Aは帯鋼からなり、図
2に示すように所定長さのバンド状に形成され、該バン
ド9の一端側9aを所定の長さ表側へ折り返して折返片
部10が形成される。また、該折返片部10に重なる下
側重合部9cに長手方向に沿って長いコ形状の切り込み
11が設られけ、該切り込み11に沿ってその内側を引
き起こすことにより係止爪片12が設けられる。折返片
部10には前記係止爪片12に対応位置して該係止爪片
12を挿通させる挿通孔13が貫設されると共に、該折
返片部10の先端に突起14が形成されている。一方、
バンド9の他端側9bには前記係止爪片12を挿通する
通孔15を貫設すると共に、該他端側9bの先端部を内
方へほぼ直角に折り曲げてその折曲部16に前記突起1
4に係合させる係合孔17を貫設している。前記切り込
み11,挿通孔13,通孔15などはバンド9と一緒に
打抜きにより同時に成形される。 【0008】この締付金具Aは、バンド9の係止爪片1
2を引き起こした位置から、他端側9bに貫設した通孔
15に至る長さがブーツ8のジョイント部3に巻装させ
る大径側の外周長さにほぼ一致させて形成される。ま
た、締付金具Bは、図3に示すように前記締付金具Aと
は寸法が異なるのみで全く同じ構造に形成され、係止爪
片12を引き起こした位置から、他端側9bに貫設した
通孔15に至る長さが、ブーツ8のドライブシャフト1
に巻装させる小径側の外周長さにほぼ一致させて形成さ
れている。 【0009】次に、このように形成した締付金具A,B
の使用方法について説明する。前記ブーツ8は図4に示
すようにドライブシャフト6側を小径部8aとし、ジョ
イント部5側を大径部8bとしており、ゴム材により全
体を蛇腹状にして屈撓性を持たせて形成すると共に、長
手方向で一側を直線状に分割している。分割端縁はその
一方で長手方向に凸条18を設けると共に、他方で長手
方向に凸条18を嵌着させる凹溝19を設けて、互いに
密封状に嵌着し得るようにしてある。 【0010】そして、ドライブシャフト6とジョイント
部5の境界にグリスGを適量填めた上に、分割端縁を拡
開させてブーツ8を被せ、凸条18を凹溝19に嵌着し
て封止する。更に、ブーツ8の左右両端に周回させた浅
い凹溝20,21に締付金具A,Bをそれぞれ嵌めて巻
回させることになる。すなわち、先ず図5に示すように
締付金具Aをブーツ8の凹溝20に周回させ、次に図6
のように両端側9a,9bを重ね合せて挿通孔13から
突出する係止爪片12を通孔15に挿通させると共に、
係合孔17を折返片部10先端の突起14に係合させ
る。ついで、図7のように重ねられた他端側9bと折返
片部10を上から押え付けて係止爪片12を突出させ、
最後に該係止爪片12を図8のように折返片部10の先
端側へ抜脱不能に折り曲げる。締付金具Bも全く同じ要
領で凹溝21に嵌めて巻装させる。このようにして締付
金具A,Bを巻装することによりブース8が図9に示さ
れるようしっかりと固定される。 【0011】 【発明の効果】以上述べたように本発明に係る自動車の
ドライブシャフトブーツ用締付金具は、打抜きにより形
成され、帯鋼からなるバンドの一端側に折返片部を形成
し、該折返片部と重なる下側重合部に係止爪片を形成す
ると共に、前記折返片部には係止爪片が挿通される挿通
孔および突起を設け、一方、他端側に前記係止爪片が挿
通され、また突起が係合される通孔および係合孔を設け
た構成からなるものであるから、製作が簡単であり、し
かも製作コストを安くすることができる。また、この締
付金具は締付操作が容易であることから、車体下方の狭
いスペースであっても、取り付け並びに締め付けを極め
て作業性よく行なうことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係わる締付金具の使用状態の斜視図。 【図2】締付金具Aの斜視図。 【図3】締付金具Bの斜視図。 【図4】使用状態を説明する分解斜視図。 【図5】締付金具Aをブーツに装着する状態を示す断面
図。 【図6】締付金具Aをブーツに装着する状態を示す断面
図。 【図7】締付金具Aをブーツに装着する状態を示す断面
図。 【図8】締付金具の装着を完了した状態の断面図。 【図9】ブーツの左右両端に締付金具A,Bを装着した
状態の斜視図。 【図10】従来の締付金具の斜視図。 【符号の説明】 9 バンド 9a 一端側 9b 他端側 9c 下側重合部 10 折返片部 11 切り込み 12 係止爪片 13 挿通孔 14 突起 15 通孔 17 係合孔 A,B 締付金具
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−10312(JP,A) 特開 平7−42841(JP,A) 特開 平6−74249(JP,A) 特開 昭63−190913(JP,A) 実開 昭64−32905(JP,U) 実開 昭63−184205(JP,U) 実開 昭61−1707(JP,U) 実開 昭62−118827(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 3/84 F16J 3/00 - 3/06 F16J 15/16 - 15/52 F16B 2/00 - 2/26 B60K 17/00 - 17/26

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 帯鋼からなる所定長のバンドの一端側に
    表側へ折り返される折返片部を形成し、該折返片部と重
    なる下側重合部にコ形状の切り込みを設けると共に該切
    り込みに沿い引き起して係止爪片を設け、前記折返片部
    に係止爪片が挿通される挿通孔を貫設すると共に前記折
    返片部の先端に突起を設け、一方バンドの他端側には
    前記突起に係合する係合孔と係止爪片を挿通する通孔と
    をそれぞれ設けたことを特徴とする自動車のドライブシ
    ャフトブーツ用締付金具。
JP23914595A 1995-08-23 1995-08-23 自動車のドライブシャフトブーツ用締付金具 Expired - Fee Related JP3532671B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23914595A JP3532671B2 (ja) 1995-08-23 1995-08-23 自動車のドライブシャフトブーツ用締付金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23914595A JP3532671B2 (ja) 1995-08-23 1995-08-23 自動車のドライブシャフトブーツ用締付金具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0960651A JPH0960651A (ja) 1997-03-04
JP3532671B2 true JP3532671B2 (ja) 2004-05-31

Family

ID=17040431

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23914595A Expired - Fee Related JP3532671B2 (ja) 1995-08-23 1995-08-23 自動車のドライブシャフトブーツ用締付金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3532671B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010046034A (ko) * 1999-11-10 2001-06-05 배준집 재사용가능한 체결고정구
KR100707341B1 (ko) * 2006-09-12 2007-04-13 백종만 배관결속용 밴드클립
US20090265896A1 (en) * 2006-09-12 2009-10-29 Occ St Co., Ltd. Band clip for cashing

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0960651A (ja) 1997-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1112790A2 (en) Modified flat hem apparatus and method
JP3316678B2 (ja) 平らな部材の結合装置
JP3532671B2 (ja) 自動車のドライブシャフトブーツ用締付金具
JP2001219960A (ja) 締付バンド
JP2564247Y2 (ja) 結合部の構造
JPH0572314B2 (ja)
JPS635310B2 (ja)
JPH0645374Y2 (ja) 自動車のモール装置
JPH047001Y2 (ja)
JP2798174B2 (ja) 窓 枠
JP2525709Y2 (ja) ウェザーストリップの取付構造
JPH0133369Y2 (ja)
JPH0131840Y2 (ja)
JPH051505Y2 (ja)
JPH049205Y2 (ja)
JPS6164535A (ja) フユエルフイラベ−スの取付部構造
JPH0752967Y2 (ja) グロメット
US7556449B2 (en) Clip for attaching strip member
JP3381347B2 (ja) 自動車のパネル接合構造
JPS6021529Y2 (ja) 金属製結合バンド
JPS645632Y2 (ja)
JPS5823742Y2 (ja) 自動車のレザ−端末固着構造
JPS6241901Y2 (ja)
JPH07269540A (ja) ファスナ
JP2633134B2 (ja) パーティングシールの取付構造

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040304

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees