JP2001219960A - 締付バンド - Google Patents
締付バンドInfo
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- JP2001219960A JP2001219960A JP2000031750A JP2000031750A JP2001219960A JP 2001219960 A JP2001219960 A JP 2001219960A JP 2000031750 A JP2000031750 A JP 2000031750A JP 2000031750 A JP2000031750 A JP 2000031750A JP 2001219960 A JP2001219960 A JP 2001219960A
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- tightening
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- Package Frames And Binding Bands (AREA)
- Clamps And Clips (AREA)
Abstract
ドの外表面から半径外方向に向かって突出する度合を極
力抑制することにある。 【解決手段】金属製の帯状片からなるバンド本体12の
一端部と他端部との間に、ばね要素として機能し、所定
の曲率半径Rからなる複数の曲面が波状に連続して形成
された波形形成部28を設けた。
Description
イントのアウタカップに装着されるブーツ等を締め付け
て固定することが可能な締付バンドに関する。
一方の伝達軸と他方の伝達軸とを連結し回転力を各車軸
へと伝達する等速ジョイントが用いられている。この等
速ジョイントはアウタカップを有し、前記アウタカップ
には該アウタカップの孔部内に充填された潤滑油を封入
するためにゴム製または樹脂製のブーツが装着されてい
る。この場合、アウタカップに対してブーツを固定する
ためにブーツの外周面を緊締するブーツバンドが用いら
れる(例えば、実開平4−106508号公報参照)。
るように、金属製の長尺な帯状片1を有し、前記帯状片
1には、その一端部側に形成された係合孔2と、その他
端部側に形成され前記係合孔2に係止される係止爪3
と、前記係合孔2に近接する部位に形成された突起部4
とが設けられている。
法を概説すると、図示しないブーツの外周面に沿って円
環状に仮止めされた状態において、図11に示されるよ
うに、治具5を用いて突起部4を加締めて略Ω形に塑性
変形させることにより帯状片1が縮径する。この場合、
前記突起部4の加締めは、帯状片1の一端部側に形成さ
れた係合孔2に係止爪3が挿入されるまで行う。この結
果、係合孔2に係止爪3が係止され、緊締された帯状片
1によってブーツの外周面が締め付けられて固定され
る。
は、ばね要素として機能するものであり、前記加締め部
分の弾性力によって、例えば、熱膨張や寒冷縮みに起因
して発生する図示しないアウタカップの直径の若干の変
化を吸収することができる。
ブーツバンドの重なり部分のシール性を確保するため
に、帯状片6の重畳部分7を加圧してその間隙8をなく
している(図12および図13参照)。
術に係るブーツバンドでは、該ブーツバンドを装着した
後、略Ω形に形成された加締め部分が半径外方向に向か
って突出した状態に維持されており、等速ジョイントに
近接して配設された図示しない他の部材が突出した前記
加締め部分に接触して干渉したり、あるいは前記加締め
部分が障害物となるために前記ブーツバンドを使用する
ことが困難な場合がある。
巻回されたブーツバンドの重畳部分の間隙をなくすため
にバンド先端部分を潰して平坦にするプレス作業が必要
となり、製造コストが高騰するという不具合がある。
たものであり、他の部材に干渉することがないようにバ
ンドの外表面から半径外方向に向かって突出する度合を
極力抑制するとともに、製造工程を簡略化して製造コス
トを低減することが可能な締付バンドを提供することを
目的とする。
めに、本発明は、金属製の帯状片を円環状に丸めて使用
し、その一部を重畳させて被締結物を緊締することによ
りシールあるいは固定するバンドにおいて、金属製の帯
状片からなるバンド本体と、前記バンド本体の軸線方向
に沿った一端部側に形成された第1治具用突起部と、前
記第1治具用突起部から他端部側に向かって所定間隔離
間する部位に設けられ、鈎状に屈曲して形成された仮止
め用爪部と、前記仮止め用爪部から他端部側に向かって
所定間隔離間する部位に形成された第1係合用突起部お
よび第2係合用突起部と、前記バンド本体の軸線方向に
沿った他端部側に形成され、前記第1係合用突起部が係
合する係合孔と、前記係合孔に近接する部位に形成さ
れ、軸線方向に沿って所定長だけ延在する長孔と、前記
長孔の一端部に固設された第2治具用突起部と、前記バ
ンド本体の一端部と他端部との間に設けられ、所定の曲
率半径からなる複数の曲面が波状に連続して形成された
波形形成部と、を備えることを特徴とする。
とが当接した際、第1係合用突起部が長孔の端部に係止
され、且つ第2係合用突起部が係合孔の端部に係止され
るように、予めその寸法を設定することにより、締付バ
ンドを被締結物に対して簡便に装着することができる。
たとき、前記バンド本体の一端部が波形形成部を構成す
る一つの波形部分の凹部内に臨むように、予め、所定の
寸法に設定することにより、バンド本体の重畳部分に対
する加圧が不要となり、製造工程を簡略化することがで
きる。
め部分に代替してばね要素として機能する波形形成部を
設けることにより、被締結物に装着された締付バンドの
周方向への伸縮に対して追従可能に形成されている。従
って、従来技術において用いられていた略Ω形の加締め
部分を設けることがなく、バンド本体の外表面から半径
外方向に向かって突出する度合を極力抑制することによ
り、締付バンドに近接して配設された他の部材等が接触
して干渉することを防止することができる。
好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以
下詳細に説明する。
ンドの斜視図、図2は、図1に示す締付バンドの側面
図、図3は、前記締付バンドを直線状に伸ばした状態に
おける一部省略平面図である。
し、長尺な金属製の帯状片に形成されたバンド本体12
を有する。
軸線方向に沿った一端部側には、上面側に向かって僅か
に突出するように形成された第1治具用突起部14と、
前記第1治具用突起部14から他端部側に向かって所定
間隔離間する部位に設けられ、鈎状に屈曲して形成され
た仮止め用爪部16と、前記仮止め用爪部16から他端
部側に向かって所定間隔離間する部位に設けられ、上面
側に向かって僅かに突出するように形成された第1係合
用突起部18および第2係合用突起部20とを有する。
端部側には、前記第1係合用突起部18が係合する断面
略長方形状の貫通する係合孔22が形成され、前記係合
孔22に近接する部位には、上面と裏面とを貫通し軸線
方向に沿って所定長だけ延在する長孔24が形成され、
前記長孔24の一端部には上面側に向かって僅かに突出
する第2治具用突起部26が設けられている。
部側に向かって所定間隔離間する部位には、所定の曲率
半径Rからなる複数の曲面が波状に連続して形成された
波形形成部28が設けられている。
バンド本体12の軸線方向に沿って連続する波形状に形
成されるとともに、各波形部分30a〜30eは伸縮方
向への撓み変形が許容されるように設けられている。従
って、前記波形形成部28は、そのばね力によってばね
要素として機能するものであり、前記ばね力の作用下
に、例えば、熱膨張や寒冷縮みに起因して発生する被締
結物(図示せず)の直径の若干の変化を吸収することが
できる。
径Rを約2.0mm〜5.0mm、最適には曲率半径R
を約3.0mm〜4.0mmに設定すると、より好適に
ばね力を発揮させることができる。
は、基本的には以上のように構成されるものであり、次
にその動作並びに作用効果について説明する。
持し、係合孔22が形成されたバンド本体12の他端部
が外周側となり、第1治具用突起部14が形成されたバ
ンド本体12の一端部が内周側となるように環状に曲折
させ、他端部側に形成された長孔24に対して一端部側
に形成された第1治具用突起部14を挿入することによ
り、図4および図5に示されるような第1仮止め状態を
形成する。
突起部14が係合孔22に近接する長孔24の端部に係
止されることにより第1仮止め状態となる。
治具用突起部14と第2治具用突起部26とにそれぞれ
係合させ、前記治具の付勢作用下に、第1治具用突起部
14と第2治具用突起部26とを相互に接近する方向に
押圧する。実質的には、第2治具用突起部26が長孔2
4の端部に固定されているため、第1治具用突起部14
が長孔24の案内作用下に第2治具用突起部26側に向
かって変位し、しかも、前記第1治具用突起部14と一
体的にバンド本体12の一端部が波形形成部28の内周
面に沿って変位する。前記第1治具用突起部14と第2
治具用突起部26との離間間隔が徐々に縮まることによ
り、バンド本体12は被締結物(図示せず)の外周面を
締め付けて縮径する方向に作用する。
側に形成された仮止め用爪部16が長孔24の端部に係
止されるまで継続され、長孔24の端部に仮止め用爪部
16が係止されることにより、図6および図7に示され
るような第2仮止め状態となる。
6が長孔24の端部に係止されるとともに、第1治具用
突起部14が長孔24内に挿入された状態で第2治具用
突起部26と仮止め用爪部16との中間部位に位置す
る。
してバンド本体12を所定の位置に位置決めする。この
第2仮止め状態では、被締結物に対してバンド本体12
があまりきつく緊締されていないため、被締結物の外周
面に沿ってバンド本体12を周回させることが可能だか
らである。
位置に位置決めした後、再度、図示しない治具を第1治
具用突起部14および第2治具用突起部26に係合さ
せ、前記治具の付勢作用下に第1治具用突起部14と第
2治具用突起部26とを相互に接近する方向に押圧す
る。この場合、長孔24の案内作用下に第1治具用突起
部14が前記長孔24の端部に固定された第2治具用突
起部26に向かって変位するとともに、前記第1治具用
突起部14と一体的にバンド本体12の一端部が波形形
成部28の内周面に沿って変位する。
4および第2治具用突起部26に対する押圧作用は、図
8および図9に示されるように、前記第1治具用突起部
14と第2治具用突起部26とが当接して、第1係合用
突起部18がバンド本体12の他端部側に形成された長
孔24に挿入され、且つ第2係合用突起部20が係合孔
22に挿入されるまで継続され、前記第1係合用突起部
18が長孔24の端部に係止されるとともに、第2係合
用突起部20が係合孔22の端部に係止されることによ
り、被締結物に対する締め付けが完了する。
治具用突起部14と第2治具用突起部26とが当接した
際、第1係合用突起部18が長孔24の端部に係止さ
れ、且つ第2係合用突起部20が係合孔22の端部に係
止されるように、予めその寸法が設定されている。従っ
て、治具の押圧作用下に第1治具用突起部14と第2治
具用突起部26とを当接させることにより締め付け完了
状態となり、第1係合用突起部18が長孔24の端部に
確実に係止され、且つ第2係合用突起部20が係合孔2
2の端部に確実に係止される。
たとき、バンド本体12の一端部は、図9に示されるよ
うに、波形形成部28を構成する一つの波形部分30e
の凹部内に臨むように、予め、所定の寸法に設定されて
いる。このため、本実施の形態では、後加工によってバ
ンド本体12の一端部をプレス加工する作業が不要とな
り、製造工程を簡略化して製造コストを低減することが
できる。
された加締め部分を設けることがなく、バンド本体12
の外表面から半径外方向に向かって突出する度合を極力
抑制することにより、締付バンド10に近接して配設さ
れた図示しない他の部材等が接触して干渉することを防
止することができる。また、何ら障害物となるものがな
いため、締付バンド10に近接する空間を有効利用する
ことが可能となる。
形成された加締め部分に代替してばね要素として機能す
る波形形成部28を設けることにより、被締結物に装着
された締付バンド10の周方向への伸縮に対して追従可
能に形成されている。なお、本実施の形態では、5連の
波形部分30a〜30eによって波形形成部28を形成
しているが、これに限定されるものではなく、バンド本
体12の一部あるいは全部に波形形成部28を形成する
ようにしてもよい。
を構成するアウタカップに限定されるものではなく、種
々のサイズ、材質からなるシール類、ホース類、チュー
ブ等を固定する場合にも適用できることは勿論である。
る。
方向に向かって突出する度合を極力抑制することによ
り、締付バンドに近接して配設された図示しない他の部
材等が接触して干渉することを防止することができる。
また、何ら障害物となるものがないため、締付バンドに
近接する空間を有効利用することが可能となる。
起部と第2治具用突起部とを当接させることにより締め
付け完了状態となり、第1係合用突起部が長孔の端部に
確実に係止され、且つ第2係合用突起部が係合孔の端部
に確実に係止され、被締結物に対して締付バンドを簡便
に装着することができる。
である。
における一部省略平面図である。
状態を示す斜視図である。
締付バンドの第2仮止め状態を示す斜視図である。
締付バンドの締め付け完了状態を示す斜視図である。
面図である。
よって加締めた状態の一部省略縦断面図である。
片の重畳部分を加圧して間隙をなくす状態を示す一部省
略縦断面図である。
ーツバンドの先端部分の一部省略縦断面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】金属製の帯状片を円環状に丸めて使用し、
その一部を重畳させて被締結物を緊締することによりシ
ールあるいは固定するバンドにおいて、 金属製の帯状片からなるバンド本体と、 前記バンド本体の軸線方向に沿った一端部側に形成され
た第1治具用突起部と、 前記第1治具用突起部から他端部側に向かって所定間隔
離間する部位に設けられ、鈎状に屈曲して形成された仮
止め用爪部と、 前記仮止め用爪部から他端部側に向かって所定間隔離間
する部位に形成された第1係合用突起部および第2係合
用突起部と、 前記バンド本体の軸線方向に沿った他端部側に形成さ
れ、前記第1係合用突起部が係合する係合孔と、 前記係合孔に近接する部位に形成され、軸線方向に沿っ
て所定長だけ延在する長孔と、 前記長孔の一端部に固設された第2治具用突起部と、 前記バンド本体の一端部と他端部との間に設けられ、所
定の曲率半径からなる複数の曲面が波状に連続して形成
された波形形成部と、 を備えることを特徴とする締付バンド。 - 【請求項2】請求項1記載の締付バンドにおいて、 前記第1治具用突起部と第2治具用突起部とが当接した
際、第1係合用突起部が長孔の端部に係止され、且つ第
2係合用突起部が係合孔の端部に係止されるように、予
めその寸法が設定されていることを特徴とする締付バン
ド。 - 【請求項3】請求項1または2記載の締付バンドにおい
て、 被締結物に対する締め付けが完了したとき、前記バンド
本体の一端部が波形形成部を構成する一つの波形部分の
凹部内に臨むように、予め、所定の寸法に設定されてい
ることを特徴とする締付バンド。
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- 2000-02-09 JP JP2000031750A patent/JP4318824B2/ja not_active Expired - Fee Related
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