JP3927690B2 - ブーツバンド - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、合成樹脂あるいはゴムなどからなるブーツを締付相手部材に固定するのに用いるブーツバンドに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車等の一部品として、合成樹脂あるいはゴムなどからなるブーツが使われている。この明細書で言うブーツは、ホースあるいはチューブ等の円筒形の部材も含む。このブーツを締付相手部材に固定するために、金属製の帯状部材からなるブーツバンドが従来より用いられてきた。
【0003】
この種のブーツバンドは、例えばUSP.4,622,720 に示されているように、帯状のバンドボディの内側重なり部分に設けた爪と、バンドボディの外側重なり部分に形成されかつ前記爪が係合可能な受け孔と、バンドボディを緊縛する際に塑性変形させる(かしめる)耳部を備えている。このブーツバンドは、バンドボディを締付相手部材に巻き、前記爪を受け孔に引っ掛けたのち、工具によって耳部をかしめてバンドボディの周長を縮めることにより、締付相手部材にバンドボディを固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述した従来のブーツバンドの場合、耳部をかしめることによってバンドボディに緊縛力を与えるため、かしめ後の耳部の形状が多少なりとも戻ろうとする。このため耳部の剛性が低いと緊縛力を維持しにくいという問題がある。またこの種のブーツバンドを締付相手部材にセットする際には、バンドの巻き径がある程度大きい方が作業しやすいため、かしめ前後で巻き径の差を大きくすることが望まれる。そのための対策として、耳部を大きくすることにより、耳部をかしめた時のバンドボディの引締めストロークを大きくすることが考えられる。しかしながら耳部を大きくするとバンド外方への突出量が大きくなるだけでなく、かしめ後の耳部が弛む方向に戻りやすくなり、緊縛力を維持しにくくなる。
【0005】
また従来のブーツバンドは、爪(係止部)と耳部(かしめ部)とが別々に設けられているため、爪を受け孔に引っ掛けるための仮止め作業と、耳部をかしめる作業を同一工具を用いて連続的に行なうことができず、工具を付け替える必要があるなど、組付作業性に改善の余地があった。
従って本発明の目的は、組付作業性が良好でしかも緊縛力が弛むことを抑制できるようなブーツバンドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を果たすための本発明は、請求項1に記載したように、第一端と第二端を有する帯状の開放形の金属製バンドボディからなり、このバンドボディを前記第一端が外側に位置するようにリング状に丸めた状態で締付相手部材に設けるブーツバンドであって、バンドボディの第一端寄りの位置に設けられバンドボディの外側に立上がる第1の脚部およびこの第1の脚部から前記第一端に向ってバンドボディの長手方向に伸びる架橋部とこの架橋部から前記第1の脚部と向き合う側に曲げた第2の脚部を有する第1かしめ部と、この第1かしめ部の第2の脚部の先端に設けた係止爪と、バンドボディの第二端寄りの位置に設けられてバンドボディの外側に突出する第1突出壁およびこの第1突出壁と隣り合うように曲げた第2突出壁とを有しかつバンドボディの巻き径を縮めたときに前記第1かしめ部の内側に入り込む第2かしめ部と、この第2かしめ部の第1突出壁に形成され前記第2かしめ部が第1かしめ部の内側に入り込んだ状態において前記係止爪が嵌合する受け孔とを具備している。
【0007】
このような構成の本発明のブーツバンドは、開放形のバンドボディを締付相手部材に巻き、バンドボディの巻き径すなわち周長を縮めると、まず、第1かしめ部の内側に第2かしめ部が入り込むとともに、係止爪が受け孔に嵌合することにより、仮止め状態になる。以上が仮止め作業である。
【0008】
この仮止め状態から、工具を使って第1かしめ部と第2かしめ部を一体に塑性変形させ、バンドボディの巻き径をさらに縮めることにより、バンドボディが緊縛力をもって締付相手部材に固定される。このかしめ作業と、前記仮止め作業は同一の工具を使って連続的に行なうことができる。
【0009】
この発明は、請求項2に記載したような凸部と仮止め用ストッパ部とを具備するバンドボディも含んでいる。このものにおいては、バンドボディの巻き径をある程度縮めた状態において前記凸部と仮止め用ストッパ部とが当接することにより、バンドボディが適度な巻き径で仮止めされる。
【0010】
この発明は、請求項3に記載したようなガイド溝を有するバンドボディも含んでいる。このものにおいては、バンドボディの巻き径を縮める際に、前記凸部がガイド溝に沿って移動することにより、係止爪を第2かしめ部と受け孔に向ってほぼ真っ直ぐに案内される。
【0011】
この発明は、請求項4に記載したような緊縛保持用ストッパ部を備えたバンドボディも含んでいる。このものにおいては、第1かしめ部と第2かしめ部を塑性変形させてバンドボディを所定の周長まで引締めたとき、凸部と緊縛保持用ストッパ部とが当接することにより、これらストッパ部および凸部と前記かしめ部とによって緊縛力が維持される。
【0012】
この発明は、請求項5に記載したように凸部が垂直壁を有していることを含んでいる。その場合、バンドボディを所定の周長まで引締めた時点で垂直壁がバンドボディの厚み方向に移動して緊縛保持用ストッパ部と係合するようになる。ここでは、前記係止爪と受け孔とが嵌合していることにより、バンドボディの外側重なり部分が内側重なり部分から離れることが阻止されているから、前記凸部と垂直壁との係合が外れることが抑制される。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下に本発明のブーツバンドの一実施形態について、図1から図8を参照して説明する。
この実施形態のブーツバンド10は、図2等に示すように金属(例えばステンレス鋼)製の帯状部材からなる開放形のバンドボディ11を有している。バンドボディ11の長手方向の両端は、開放された第一端13と第二端14となっている。図1等に示すようにバンドボディ11は、第一端13が外側に位置するように締付相手部材17にリング状に巻かれる。締付相手部材17の一例は、自動車の動力伝達系の円筒状の部材18に設ける樹脂ブーツである。
【0014】
リング状に丸めたバンドボディ11は、第一端13側に位置する外側重なり部分21と、第二端14側に位置する内側重なり部分22と、これら重なり部分21,22間に位置する長手方向中間部23(重なり合わない部分)とを有している。バンドボディ11は、予めある程度リング状に成形されている。
【0015】
バンドボディ11の第一端13寄りの位置に、耳状に突出する第1かしめ部30が設けられている。第1かしめ部30は、図3に示すようにバンドボディ11の外側に立上がる第1の脚部31と、第1の脚部31から第一端13に向ってバンドボディ11の長手方向に伸びる架橋部32とこの架橋部32から第1の脚部31と向き合うように曲げた第2の脚部33を有し、側面方向から見てコ字状をなしている。
【0016】
図1等に示すように、第2の脚部33の先端に、内側重なり部分22の方向を向く係止爪34が設けられている。この係止爪34は、第1の脚部31側を向くようにフック状に曲がった形状となっている。図4に示すように係止爪34の幅W1 はバンドボディ11の幅W2 よりも狭い。
【0017】
バンドボディ11の第二端14の近傍部に、第2かしめ部40が設けられている。第2かしめ部40は第1かしめ部30よりも小形であり、バンドボディ11の外側に立上がる第1突出壁41と、この第1突出壁41から第二端14寄りに第1突出壁41と隣り合うように曲げた第2突出壁42とを有し、側面方向から見て逆V状をなしている。第2かしめ部40は、図5に示すようにバンドボディ11をある程度の巻き径まで縮めたときに、第1かしめ部30の脚部31,33間に第2かしめ部40が入り込むようになっている。
【0018】
第2かしめ部40には、第1突出壁41の根元部に受け孔44が形成されている。図5および図6に示すように、バンドボディ11をある程度の巻き径まで引き締めたときに、第1かしめ部30の内側に第2かしめ部40が入り込むとともに、係止爪34が受け孔44に挿入され、受け孔44の周縁45に係止爪34が係合するようになっている。
【0019】
第二端14から数mmないし数cmにわたる範囲は、第二端14に向って板厚が減少するテーパ部50となっている。このようなテーパ部50を設けたことにより、バンドボディ11の長手方向中間部23の内周面と第二端14との間に実用上問題となるような段差が生じることを回避でき、締付相手部材17に対するブーツバンド10のシール性をさらに向上させることができる。
【0020】
なお、図1に示した締付相手部材17は後述する図5,図7,図9,図11,図13において図示を省略したが、実際にはこれらの図においても締付相手部材17がブーツバンド10の内周側に存在することは勿論である。
【0021】
次に、前記ブーツバンド10の組付手順等について説明する。
図1に示されるように予めある程度リング状に丸めておいたブーツバンド10を締付相手部材17の外側にセットする。そして一対のアーム60a,60bを有する工具61あるいは自動かしめ機の開閉アーム等によって、バンドボディ11の巻き径を縮める方向(矢印F1 で示す方向)に工具61を操作する。こうすることにより、外側重なり部分21と内側重なり部分22とが矢印F1 方向に相対移動しつつ、バンドボディ11の巻き径すなわち周長が縮まる。
【0022】
係止爪34が第2かしめ部40の傾斜した第2突出壁42を乗り越えることにより、図5および図6に示すように第1かしめ部30の脚部31,33の間に第2かしめ部40が入り込むとともに、係止爪34が受け孔44に嵌合する。工具61のアーム60aの先端は、受け孔44と対応する位置が開口しており、係止爪34が受け孔44に入る際にアーム60aが干渉しないようにしている。
【0023】
このブーツバンド10は、係止爪34が受け孔44に挿入された状態においてバンドボディ11の弾性復元力によって巻き径が広がろうとするが、係止爪34と受け孔44の周縁45が互いに係合しているため、バンドボディ11はそれ以上広がることができない。すなわちバンドボディ11の内径が締付相手部材17の外径よりも少し大きい状態で巻き径が維持される。
【0024】
第1かしめ部30の脚部31,33を、前記工具61によって、図7および図8に示すように塑性変形させる(かしめる)。こうすることにより、外側重なり部分21と内側重なり部分22とが図7に矢印F2 で示す方向にさらに相対移動するため、バンドボディ11の巻き径すなわち周長がさらに縮まり、バンドボディ11の内周面によって締付相手部材17(図1に示す)が緊縛される。
【0025】
なお、この発明は前記実施形態に制約されることはなく、以下に述べるように種々の形態で実施することができる。なお、下記いずれの実施形態においても、第1の実施形態と共通する部位には第1の実施形態と同一の符号を付して説明は省略する。
【0026】
図9と図10に示す第2の実施形態は、バンドボディ11の内側重なり部分22に凸部71を設け、外側重なり部分21にバンドボディ11の長手方向に延びるガイド溝72を形成している。ガイド溝72は第1かしめ部30の近傍から第二端14の方向に延びている。凸部71は、第二端14と第2かしめ部40との間に設けられてバンドボディ11の外側に突出している。このガイド溝72に凸部71が挿入される。凸部71はガイド溝72に挿入された状態においてバンドボディ11の長手方向に移動自在である。
【0027】
ガイド溝72の一端側すなわち第1かしめ部30寄りの端に、仮止め用ストッパ部75が設けられている。このストッパ部75は、バンドボディ11の巻き径をある程度縮めた状態において、凸部71と当接するようになっている。
【0028】
このような構成の第2の実施形態によれば、ブーツバンド10を締付相手部材17(図1に示す)にセットしてその巻き径をある程度縮めた状態において、凸部71と仮止め用ストッパ部75とが当接し、バンドボディ11自体の巻き径が広がろうとする弾性復元力により、バンドボディ11の巻き径がある程度広がった仮止め状態に維持することができる。この状態から、バンドボディ11の巻き径をさらに縮めることによって、第1の実施形態(図5)と同様に、第1かしめ部30の内側に第2かしめ部40を入り込ませるとともに係止爪34を受け孔44に挿入する。そののち、第1の実施形態(図7)と同様に第1かしめ部30と第2かしめ部40を工具61によって一体に塑性変形させることにより、バンドボディ11に緊縛力を与える。
【0029】
この第2の実施形態では、かしめ部30,40を塑性変形させる前(かしめる前)に、凸部71が仮止め用ストッパ部75に当接することによって、第1かしめ部30の脚部31と第2かしめ部40の突出壁41との間の距離を一定に保つことができる。このため、かしめ作業を行なう際の工具61(図1に示す)のアーム60a,60b間の距離を一定にすることができ、かしめ加工設備の自動化が可能となる。しかもバンドボディ11の巻き径を縮める際に、凸部71がガイド溝72に沿ってバンドボディ11の長手方向に移動できるため、係止爪34を受け孔44に向ってほぼ真っ直ぐに案内させることができ、受け孔44に対する係止爪34の挿入を容易ならしめることができる。
【0030】
図11〜図13に示す第3の実施形態は、バンドボディ11の一部をプレスによって打ち出すことによって凸部81を成形した例であり、それ以外は第2の実施形態(図9,図10)と同様である。この第3の実施形態のバンドボディ11も、図11および図12に示すように巻き径をある程度縮めた状態において凸部81がストッパ部75に突き当たることにより、バンドボディ11を仮止め状態に維持することができる。そしてバンドボディ11の巻き径をさらに縮めることにより、図13に示すように第1かしめ部30の内側に第2かしめ部40を入り込ませるとともに係止爪34を受け孔44に嵌合させる。そののち、第1の実施形態(図7)と同様に第1かしめ部30と第2かしめ部40を工具61によって塑性変形させ、バンドボディ11に緊縛力を与える。
【0031】
図14〜図16に示した第4の実施形態は、前記実施形態のガイド溝72の後方に開口部90を形成し、この開口部90の一端側すなわちガイド溝72寄りの端に、緊縛保持用ストッパ部91を設けている。それ以外の構成と作用は第3の実施形態と共通である。バンドボディ11の内側重なり部分22に設けた凸部81は、バンドボディ11の表面から板厚方向にほぼ垂直に突き出る垂直壁81aと、この垂直壁81aに連なる上面壁81bと、この上面壁81bの両側からバンドボディ11の本体部分11aに一体に連なる側面壁81cを有することで、バンドボディ11の長手方向に加わる荷重(緊縛力)に対して大きな剛性をもたせている。
【0032】
図14に示すようにバンドボディ11をある程度の巻き径まで縮めた状態において、凸部81の垂直壁81aが仮止め用ストッパ部75に当接することによって、巻き径が維持される。この仮止め状態からバンドボディ11の巻き径をさらに縮めることにより、図15に示すように第1かしめ部30の内側に第2かしめ部40が入り込むとともに、係止爪34が受け孔44に嵌合する。
【0033】
そして図16に示すように第1かしめ部30と第2かしめ部40を一体に塑性変形させることにより、バンドボディ11を所定の周長まで引締めたときに、凸部81の垂直壁81aが開口部90に入り込むとともに、垂直壁81aが緊縛保持用ストッパ部91に当接することにより、バンドボディ11が広がろうとする力(緊縛力)を受けるようになる。この明細書で言う「所定の周長」とは、締付相手部材17に対してバンドボディ11の全周が所望の締付力を発揮できる状態までバンドボディ11を引締めた長さを意味する。
【0034】
この第4の実施形態のブーツバンド10は、前述した各実施形態の効果に加えて、緊縛力を凸部81および緊縛保持用ストッパ部91と第1かしめ部30および第2かしめ部40によって受けることになる。そして戻り量の少ない第2かしめ部40によって第1かしめ部30の戻りが規制されることにより、かしめ部30の戻り量も少なくすることができる。
【0035】
そしてこの第4の実施形態では、凸部81の垂直壁81aが緊縛保持用ストッパ部91に当接するようにしているため、バンドボディ11が所定の周長に至った時点でその周長を維持したまま垂直壁81aが緊縛保持用ストッパ部91と係合することができる。このため垂直壁81aと緊縛保持用ストッパ部91とが係合する際にバンドボディ11が弛む方向に動くことが回避される。垂直壁81aの近傍には第1かしめ部30と第2かしめ部40が互いにかしめによって結合されており、外側重なり部分21が内側重なり部分22から離れることが抑制されるため、垂直壁81aとストッパ部91との係合状態を十分維持することができる。
【0036】
【発明の効果】
請求項1に記載した発明によれば、バンドボディが開放形であるため締付相手部材にセットする際にバンドボディの引締めストロークを大きくとることができ組付作業が容易である。しかも第1かしめ部と第2かしめ部側に係止爪と受け孔が設けられているため、係止爪を受け孔に嵌合させるための仮止め作業と、かしめ部をかしめる作業を同一工具によって連続的に行なうことができ、工具を付け替える必要がないなど組付作業を能率良く行なうことができる。また第1かしめ部の内側に第2かしめ部が入るため、バンド外方への突出量が少なくてすむ。
【0037】
請求項2に記載した発明によれば、バンドボディの巻き径が一定の状態で仮止めがなされるから、締付相手部材への組付性が良好となる。この場合、第1かしめ部から第2かしめ部までの距離を一定に保った状態でバンドボディの巻き径が維持されるから、かしめ加工設備の自動化を図る上で有利である。
【0038】
請求項3に記載した発明によれば、バンドボディを所定の周長まで引締める際に、凸部をガイド溝に沿ってバンドボディの長手方向に移動させることができるため、係止爪を受け孔まで確実に案内することができる。
【0039】
請求項4に記載した発明は、凸部と緊縛保持用ストッパ部とが当接することにより、従来のようにかしめ部(耳部)一箇所のみで緊縛力を受けるのではなく、第1かしめ部と第2かしめ部との双方で緊縛力を受けることになるから、従来に比べてかしめ部の板厚や板幅が小さくてすむ。また、戻り量の少ない第2かしめ部によって第1かしめ部の戻りが規制されることにより、かしめ部の戻り量も少なくすることができる。
【0040】
請求項5に記載した発明によれば、垂直壁を緊縛保持用ストッパ部に係合させるため、垂直壁がこのストッパ部に係合する際にバンドボディが一旦引締め方向に動いたのち弛む方向に少し戻るといった挙動を生じることが回避される。このためバンドが弛む原因をさらに減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態を示すブーツバンドをかしめる前の状態の断面図。
【図2】 図1に示されたブーツバンドを展開した状態の平面図。
【図3】 図1に示されたブーツバンドを展開した状態の側面図。
【図4】 図1に示されたブーツバンドの第1かしめ部の正面図。
【図5】 図1に示されたブーツバンドの係止爪を受け孔に嵌合させた状態の断面図。
【図6】 図5に示されたブーツバンドの一部を拡大した断面図。
【図7】 図1に示されたブーツバンドの第1かしめ部と第2かしめ部をかしめた状態の断面図。
【図8】 図7に示されたブーツバンドの一部を拡大した断面図。
【図9】 本発明の第2の実施形態を示すブーツバンドの断面図。
【図10】 図9に示されたブーツバンドの一部の平面図。
【図11】 本発明の第3の実施形態を示すブーツバンドの断面図。
【図12】 図11に示されたブーツバンドの一部の平面図。
【図13】 図11に示されたブーツバンドの係止爪を受け孔に嵌合させた状態の断面図。
【図14】 本発明の第4の実施形態を示すブーツバンドの一部の断面図。
【図15】 図14に示されたブーツバンドの係止爪を受け孔に嵌合させた状態の断面図。
【図16】 図14に示されたブーツバンドの第1かしめ部と第2かしめ部をかしめた状態の断面図。
【符号の説明】
10…ブーツバンド
11…バンドボディ
13…第一端
14…第二端
17…締付相手部材
21…外側重なり部分
22…内側重なり部分
30…第1かしめ部
31…第1の脚部
32…架橋部
33…第2の脚部
34…係止爪
40…第2かしめ部
41…第1突出壁
42…第2突出壁
44…受け孔
71…凸部
72…ガイド溝
75…仮止め用ストッパ部
81…凸部
81a…垂直壁
91…緊縛保持用ストッパ部

Claims (5)

  1. 第一端と第二端を有する帯状の金属製バンドボディからなり、このバンドボディを前記第一端が外側に位置するようにリング状に丸めた状態で締付相手部材に設けるブーツバンドであって、
    前記バンドボディの前記第一端寄りの位置に設けられバンドボディの外側に立上がる第1の脚部およびこの第1の脚部から前記第一端に向ってバンドボディの長手方向に伸びる架橋部とこの架橋部から前記第1の脚部と向き合う側に曲げた第2の脚部を有する第1かしめ部と、
    前記第1かしめ部の第2の脚部の先端に設けた係止爪と、
    前記バンドボディの第二端寄りの位置に設けられてバンドボディの外側に突出する第1突出壁およびこの第1突出壁と隣り合うように曲げた第2突出壁とを有しかつ前記バンドボディの巻き径を縮めたときに前記第1かしめ部の内側に入り込む第2かしめ部と、
    前記第2かしめ部の第1突出壁に形成され前記第2かしめ部が第1かしめ部の内側に入り込んだ状態において前記係止爪が嵌合する受け孔と、
    を具備したことを特徴とするブーツバンド。
  2. 前記バンドボディの内側重なり部分に設けられバンドボディの外側に突出する凸部と、前記バンドボディの巻き径を縮めた状態において前記凸部と当接することによってバンドボディがそれ以上広がることを阻止する仮止め用ストッパ部とを具備した請求項1記載のブーツバンド。
  3. 前記バンドボディの長手方向に沿いかつ前記凸部が前記長手方向に移動自在に挿入されるガイド溝を有し、このガイド溝の一端側に前記仮止め用ストッパ部が設けられている請求項1記載のブーツバンド。
  4. 前記バンドボディの内側重なり部分に設けられバンドボディの外側に突出する凸部と、前記バンドボディの外側重なり部分に設けられ前記第1かしめ部と第2かしめ部をかしめた状態において前記凸部を当接させることによりバンドボディが広がることを阻止する緊縛保持用ストッパ部を有する請求項1記載のブーツバンド。
  5. 前記凸部は、前記緊縛保持用ストッパ部と接する側にバンドボディの表面から垂直な方向に突き出る垂直壁を有する請求項4記載のブーツバンド。
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